高知県

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こうちけん
高知県
地方 四国地方
中国・四国地方
団体コード 39000-3
ISO 3166-2:JP JP-39
面積 7,103.86km2
総人口 708,182
推計人口、2018年4月1日)
人口密度 99.7人/km2
隣接都道府県 徳島県愛媛県
県の木 ヤナセスギ
県の花 ヤマモモ
県の鳥 ヤイロチョウ
他のシンボル 県の魚:カツオ
県の歌:高知県民の歌(1953年制定)
県のキャラクター : くろしおくん
高知県庁
所在地 780-8570
高知県高知市丸ノ内一丁目2番20号
北緯33度33分34.9秒東経133度31分51.7秒
高知県庁
外部リンク 高知県
高知県の位置

高知県行政区画図

― 市 / ― 町 / ― 村

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高知県(こうちけん)は、日本の一つ。四国太平洋側に位置する。県庁所在地高知市

全国では鳥取県島根県に次いで3番目に人口が少ない県でもある。

概要

令制国では土佐国に当たり、県庁所在地の高知市の大半は土佐国の土佐郡に属していた。日本最後の清流といわれる四万十川(しまんとがわ)のほか、水辺利用率全国一の仁淀川物部川安田川など四国山地に源を発する清流が多く流れる。室戸岬足摺岬龍河洞四国カルストなど多くの天然の観光資源を有する。

近年は、輸入野菜や徳島県宮崎県などに押されがちであるが、ピーマンなすトマト高知市の「徳谷トマト」が有名で、東京など大都市の高級レストランに出荷している)をはじめとする野菜類の促成栽培でも有名で、県中央部の沿岸部(土佐市芸西村付近)は、ビニールハウスが多く並んでいる。

地理・地域

高知県は東西に長い四国の南部、太平洋から四国山地の尾根までの範囲で「海の国」としてのイメージが強いが、高知市から香南市香美市土佐山田町南部に至る香長平野と南西部の四万十市周辺がやや広い平野となっているほかは、そのほとんどが海の近くまで山が迫る典型的な山国である。

山地率は89%にも及び、全国平均の54%と比べてもその険しさがよく分かる。最高峰は三嶺で(山頂が高知県単独の場合は手箱山)、地質的には四万十帯と呼ばれる堆積岩が多い地域でもあり、土砂災害がきわめて多い。その一方で県西部を流れる四万十川、石鎚山から土佐湾に南下する仁淀川、県北部から徳島県へと流れる吉野川など水量豊富な河川が多くあり、近年はカヌーでの川下りをする人が増えてきている。

水不足に悩まされることはほとんどないが、治水は古くからの課題となっており江戸時代初期の土佐藩奉行野中兼山による大規模な河川改修は県下主要河川のほとんどで実施されている。

高知県沖の太平洋黒潮が流れており、冬の朝などは海面から湯気が立っているのが見える。気候は温暖多雨で台風の襲来も多く、1951年(昭和26年)以降の台風上陸数は鹿児島県に次いで2番目に多い。太平洋に突き出た足摺岬、室戸岬は強風でも知られる。

県南西部の山間は大きく開発されることが無く、豊かな山林とダムの無い大きな川が残されている。四万十川は最後の清流として有名である。

広袤(こうぼう)

高知県の東西南北それぞれの端、及び重心は以下の位置である[1][2]。北端はちち山、南端は沖の島 (高知県)、東端は甲浦港沖に浮かぶ葛島、西端は鵜来島にある。また統計局の平成22年国勢調査によると、人口重心は土佐市新居付近にある[3]

重心
北緯33度25分28秒東経133度21分51秒

北端
北緯33度53分00秒東経133度38分39秒
人口重心
北緯33度27分27.21秒東経133度27分46.77秒
西端
北緯32度47分59秒東経132度28分47秒
高知県庁舎所在地
北緯33度33分35秒東経133度31分52秒
東端
北緯33度32分17秒東経134度18分50秒

南端
北緯32度42分09秒東経132度32分35秒

地形

主な海
主な河川


主な平野
主な山岳
主な島

隣接している自治体

徳島県の旗徳島県
愛媛県の旗愛媛県

気候

高知県の年間日照時間は2000時間を越え、全国1-2位が定位置となっている一方、年間降水量も平野部で2500mm前後、山間部では3000mmを超え、東部山間部の魚梁瀬は4100mm程度と日本有数である[4]。よく晴れるが降る時には一気に降る気候であり、このことはあっけらかんとした土佐人の気質に影響を与えているとする説もある。夏は蒸し暑く、連日のように熱帯夜が続くが昼間は比較的過ごしやすい。しかし西部側の地域は北西風が四国山地を超えてフェーンを起こし、本州内陸部にも匹敵する暑さとなることがある。四万十市江川崎では、2013年8月12日に日本の歴代最高気温記録(当時)である41.0℃を観測している。

平野部での積雪はまれであるが、山間部や豊後水道側に開けた県西部の幡多地域平野部では大雪に見舞われることもあり、剣山系、石鎚山系の高い山では厳冬期に根雪が見られる地域も存在する。冬は晴れ間が多い為、放射冷却が強まった朝などは高知市でも氷点下になることも多いが、日中は暖かい。その反面、室戸岬や足摺岬などの半島部や沿岸部では無霜地帯が存在する。その温暖な気候を求め、スポーツチームが多数キャンプを設置する。春は宇和島と並び、ソメイヨシノの開花前線が全国でも早く訪れることで知られる。だが、夏から秋は頻繁に台風の直撃を受けることがあるほか、台風本体が東シナ海から日本海側を通過する際も南からの温かい湿った風が四国山地に遮られて大雨になることもある。

高知県各地の平年値(統計期間:1971年 - 2000年、出典:気象庁・気象統計情報
平年値
(月単位)
西部沿岸部 中部沿岸部 東部沿岸部
宿毛 土佐清水市
清水
四万十市
中村
黒潮町
佐賀
四万十町
窪川
須崎 高知 南国市
後免
南国市
南国日章
安芸 室戸市
室戸岬
平均
気温
(°C)
最暖月 26.7
(8月)
27.2
(8月)
26.6
(8月)
26.3
(8月)
25.5
(8月)
26.7
(8月)
27.2
(8月)
26.5
(8月)
26.9
(8月)
25.8
(8月)
最寒月 6.9
(1月)
8.6
(1月)
5.6
(1月)
6.1
(1月)
3.9
(1月)
6.5
(1月)
6.1
(1月)
5.5
(1月)
7.3
(1月)
7.5
(1,2月)
降水量
(mm)
最多月 321.2
(6月)
346.8
(9月)
434.9
(9月)
386.9
(6月)
479.4
(9月)
379.5
(9月)
404.3
(9月)
335.0
(9月)
280.5
(6月)
331.0
(9月)
最少月 55.3
(12月)
70.3
(12月)
61.5
(12月)
54.5
(12月)
59.0
(12月)
47.9
(12月)
52.0
(12月)
48.6
(12月)
47.3
(12月)
70.2
(12月)
平年値
(月単位)
内陸部
四万十市
江川崎
梼原 いの町
本川
本山 香美市
大栃
平均
気温
(°C)
最暖月 26.2
(8月)
23.9
(8月)
22.8
(8月)
24.8
(8月)
25.4
(8月)
最寒月 4.6
(1月)
2.4
(1月)
1.3
(1月)
3.1
(1月)
4.2
(1月)
降水量
(mm)
最多月 343.0
(7月)
420.3
(8月)
534.2
(8月)
407.1
(9月)
408.8
(6月)
最少月 54.8
(12月)
69.5
(12月)
62.8
(12月)
54.9
(12月)
65.7
(12月)

自治体

以下の11市6郡17町6村がある。町はすべて「ちょう」、村は「むら」と読む。


以下、7つの広域市町村圏ごとに記述する。

中部

高知市地域
嶺北地域
物部川地域
仁淀川地域

市町村合併

  • 2004年(平成16年)10月1日: 本川村+伊野町+吾北村=いの町(新設)
  • 2005年(平成17年)
    • 1月1日: 高知市+鏡村+土佐山村=高知市(編入)
    • 2月1日: 東津野村+葉山村=津野町(新設)
    • 4月10日: 中村市+西土佐村=四万十市(新設)
    • 8月1日: 池川町+吾川村+仁淀村=仁淀川町(新設)
  • 2006年(平成18年)
    • 1月1日: 中土佐町+大野見村=中土佐町(新設)
    • 3月1日: 赤岡町+香我美町+野市町+夜須町+吉川村=香南市(新設)
    • 3月1日: 土佐山田町+香北町+物部村=香美市(新設)
    • 3月20日: 窪川町+大正町+十和村=四万十町(新設)
    • 3月20日: 佐賀町+大方町=黒潮町(新設)
  • 2008年(平成20年)1月1日: 高知市+春野町=高知市(編入)

歴史

古代

  • 『古事記』の国産み神話に「土佐国は、健依別(たけよりわけ)と謂う」とあって、雄々しい国とされてきた
  • 天武天皇13年(684年)10月14日の条に「亥の刻(午前9時〜11時頃)になって、大地震があった。このとき伊予温泉(道後温泉)は埋没してでなくなり、土佐国の田畠120ヘクタールが沈下して海になった。」と『日本書紀』の最古の地震記録である。白鳳南海大地震である。
  • 平安時代には、土佐は日本国の辺境とされてきた。 紀貫之の名著『土佐日記』は、女性に仮託された主人公の家族が国司としての勤めを終えに帰る旅立ちの場面から始まる。
  • 土佐に土着した人は中央から追われてきた人、逃れてきた人が住み着いた場合が多いと言われている。例えば、戦国時代に四国に覇を唱えた長宗我部氏飛鳥時代蘇我氏の支流が長岡郡に定着したもの。長宗我部氏に滅ぼされた香宗我部氏は、同族(秦氏との説もある)で香美郡に住み着いた人。同じく京都の公家である一条氏応仁の乱を逃れて自分の荘園のあった中村に移り住んだ(土佐一条氏)。
  • 「陸の孤島」「遠流の国」と呼ばれ隠岐佐渡などと並んで流刑地とされてきた地域である。これは同時に中央の政争の影響が少ない地域でもあるため、中央の戦乱を避け逃れてきた人も移り住んだ。

中世

  • 戦国時代末期、土佐中央の長宗我部氏は、農民を戦力にするため一領具足の制度を作り、戦力を充実させて強大になった。一度は滅ぼされたが復活し、安芸氏・本山氏・一条氏を討ち土佐を統一、さらに四国制覇を達成した。しかし4か月で豊臣秀吉に敗れ、土佐一国に戻された。
  • 関ヶ原の戦いで西側についた長宗我部氏は領地を召し上げられ、代わりに掛川から移った山内一豊が土佐一国を支配した。その際に『一領具足』は全て武士以下の『郷士』となった。

近世

近・現代

  • 1871年(明治4年)明治維新廃藩置県により、土佐藩を廃止して高知県が設置される。林有造が初代大参事(現在の県知事)に就任する。
  • 1876年(明治9年)8月21日 名東県が分割されると、おおよそ現在の徳島県にあたる阿波国部分が高知県に編入される。
  • 1880年(明治13年)3月2日 阿波国部分が徳島県として分離され、現在の高知県となった。
  • 1946年(昭和21年) 吉田茂内閣総理大臣に就任した。戦後の政治家である吉田は実父の竹内綱(旧土佐藩士)が高知県の出身であったが地元の鉄道敷設の陳情に対し、『私は日本の総理大臣であり、高知県の利益代表ではない。』趣旨の返事をしたと言われている。

人口

ファイル:Growth rate map of municipalities of Kochi prefecture, Japan.svg
高知県市町村人口増減率分布図(2005年度と2010年度国勢調査から算出)
増加
  0.0 - 2.49 %
減少
  0.0 - 2.5 %
  2.5 - 5.0 %
  5.0 - 7.5 %
  7.5 - 10.0 %
  10.0 % 以上
高知県(に相当する地域)の人口の推移
総務省統計局 国勢調査より

都市

政治

国政

衆議院小選挙区が2だが、2012年(平成24年)第46回衆議院議員総選挙以前は3だった。参議院では高知県選挙区として全県で1区を構成していたが、2016年(平成28年)の第24回参議院議員通常選挙より徳島県選挙区と合区され、徳島県とともに1区を構成する合同選挙区として徳島県・高知県選挙区が創設された。

県政

歴代公選知事

財政

平成19年度(2007年度)
  • 財政力指数 0.24
    • IVグループ(財政力指数0.3未満)6自治体中5位
平成18年度(2006年度)
  • 標準財政規模 2398億9600万円
  • 財政力指数 0.23
    • IVグループ(財政力指数0.3未満)10自治体中9位
  • 経常収支比率 97.4%(都道府県平均 92.6%)
  • 実質収支比率 1.3
  • 実質公債費比率 16.9%(都道府県平均14.7%)注:平成16年度から平成18年度の3ヵ年平均値
  • 人口一人当たり人件費・物件費 18万3023円(都道府県平均 12万4759円)
  • 人口100,000人当たり職員数 1,788.88人(都道府県平均 1,173.11人)
  • ラスパイレス指数 95.6 (都道府県平均 99.6%)
    • 財政力指数が0.300未満のIVグループ(10自治体)に分類されている。

地方債残高

  • 普通会計分の地方債残高 7889億2800万円
  • 上記普通会計以外の特別会計分の企業債(地方債残高) 547億4000万円
  • 一部事務組合分の地方債 208億9700万円
  • 第3セクター等の地方債(債務保証等にかかわる債務残高等) 214億3200万円
  • 地方債等の合計 8859億9700万円 (連結会計)
  • 高知県民一人あたり地方債等残高 113万0666円
平成17年度(2005年度)
  • 財政力指数 0.22
    • IVグループ(財政力指数0.3未満)14自治体中13位
平成16年度(2004年度)
  • 財政力指数 0.21
    • IVグループ(財政力指数0.3未満)15自治体中14位

警察

医療・福祉

災害拠点病院
保育所

姉妹自治体・提携自治体

国内

提携自治体

経済

ファイル:Solanum melongena ja001.jpg
四万十市でハウス栽培されたベイナス
高知市繁華街の帯屋町

平成21年度(2009年度)の県内総生産額は2兆1408億円(全国第46位)、1人当たり県民所得は約201.7万円で、全国最下位である(全国第47位)。経済規模の小さな自治体であり、財政力指数も全国最下位である。

第一次産業

農業

温暖な気候を利用した早場米の産地で、[6]大半の田が8月には刈り入れを終わる。特に早期なのはとさぴか南国そだちなどの品種で7月20日ごろには収穫できる。ビニールハウスによる野菜や花木の栽培も盛んで「園芸王国」と称されることもある[7]昭和後期に栽培され始めた花きの「グロリオサ」は世界最大の花き品評会で金賞に輝くなど[8]、園芸業界におけるブランドの価値が高まっている。近年では土佐赤牛土佐ジローなどのブランドで知られる畜産も見られる。古くから愛玩鶏の産地として知られ、長尾鶏東天紅鶏土佐矮鶏などが挙げられる。

漁業

カツオ一本釣りが行われている。そうだがつお類の漁獲量は日本国内で1位である[9]。カツオの他に、びんながまぐろかじき類の漁獲量も上位を占めている[9]

林業

日本三大美林の一つ魚梁瀬杉が有名で、森林率 (84%) は日本国内1位であるが林業従事者の減少により山地の荒廃が進んでいる。そのため、法定外目的税として森林環境税を導入し保全政策を行っているほか、企業との協働による環境先進企業との協働の森づくり事業を展開し県内外の27社と森づくりに取り組んでいる。

第二次産業

高知県は全般的に集積度が低いのが特徴であり、大規模な工業地帯等は皆無である。

  • 農産品加工業
馬路村ゆず飲料をはじめ、鰹節すのこ家具類など
  • 鉱業
石灰岩の山が多くセメント産業が盛んで、鳥形山仁淀川町)は日本最大級の露天掘り石灰鉱山として知られる
  • 工業
高知龍馬空港周辺に、高知県ゆかりの企業であるカシオ三菱電機系の工場があるほか、高知市の浦戸湾内には長宗我部元親時代から続く造船所がある

第三次産業

商業

高知県は「陸の孤島」と称されるほど長年にわたり陸路交通が不便な土地であり、高速道路の整備が1990年代にまで遅れたことからその商業は県域で循環する性格が強い傾向にあった。

高知自動車道高知インターチェンジの開通後は、1999年(平成11年)のイオン高知ショッピングセンター(現・イオンモール高知)の出店やコンビニエンスストアローソンの進出が1997年(平成9年)の夏頃であり、それまで県内にはスパーなどのコンビニエンスストアしかなかった。)の急激な増加が見られるようになり、2003年(平成15年)頃からは帯屋町をはじめとする中心市街地の衰退傾向が明らかとなりつつある。

2002年(平成14年)には、目抜き通りのはりまや交差点に接する高知西武が撤退し、2005年(平成17年)11月にはダイエーも撤退した。その後2009年(平成21年)をめどに高知西武跡地については商業系ビルの建設が予定され、2006年(平成18年)6月中旬までに解体作業も完了していた。しかし計画は個人消費低迷や原油高における資材高騰の影響により担当企業が白紙撤回を発表して撤退。その後敷地は2009年(平成21年)11月に大阪の不動産業者に転売され、パチンコ店が建設された。

なお、ダイエーショッパーズ高知店の跡地は長らく有料駐車場となっていたが2014年7月に跡地東端に装飾雑貨の「ほにや」及び「サークルK帯屋町2丁目店」がオープン、翌年の2015年7月31日には複合施設「帯屋町チェントロ」が完成した。

その他

県内の主要企業
県内に店舗 / 工場等がある主要企業

交通

航空

鉄道

とさでん交通は全線電化されている。残りの鉄道路線は非電化。

過去の鉄道路線

バス

県内に本社、営業所を置く主な事業者

道路

港湾

高知港からは、最近まで大阪高知特急フェリー(大阪南港行き)やマリンエキスプレス(川崎 / 宮崎)などが運航されていたが、原油価格の高騰に加えて、明石海峡大橋や高知自動車道などの開通の影響に伴う乗船者数の減少により相次いで廃止された。大阪高知特急フェリーの廃止は特に影響が大きく、野菜などの特産品運送に支障が生じている状況である。そのため、現在県内でフェリーが発着しているのは宿毛港だけである。

航路

マスメディア

新聞

※産経新聞は、高知県下で発売されているものの県域版については非掲載である
※各紙販売所、販売店における他紙・誌の配達・販売に関する取り扱いは以下のパターンが多い
高知新聞の販売所…デイリースポーツ
読売新聞の販売店…スポーツ報知
毎日新聞の販売店…日本経済新聞スポーツニッポン週刊将棋
産経新聞の販売店…競馬エイト週刊Gallop

放送

県域放送局

※ エフエム高知は、中継局の少なさから山間部では放送を受信できない地域が多い。また高知さんさんテレビについても、これまでのアナログ放送については山間部ではやはり中継局の少なさから放送を受信できない地域が多かったが、デジタル新局で中継局を順次開局して2010年(平成22年)に先発局と並んで事実上100%県内全域カバーを果たしたことから、受信できない地域も大幅に減り、ごくわずかに残るのみとなった。
※ 高知県にはANN及びTXN系列が存在しない。ANNに関しては取材拠点として、大阪・朝日放送(ABC)が高知支局を設置している。

ケーブルテレビ

高知県の電波事情

高知県は弓なりの地形の北側ほぼ全域を四国山地に囲まれているため、近隣府県の放送局の電波の受信は非常に困難であり、近隣府県の電波が容易に受信できる他の四国3県とは大きく事情が異なっている。 西部の大月町宮崎県愛媛県の放送、東部の室戸市の一部(室戸岬町、佐喜浜町)、東洋町で徳島県(FM徳島の日和佐中継局)、近畿広域圏和歌山県の放送(主に御坊中継局)が受信可能な地域があるがそれ以外の地域ではケーブルテレビに加入しない限り、高知県を放送対象地域とする放送事業者の放送しか受信できない地域が大半である。

2018年現在下記のケーブルテレビに加入できる地域ではケーブルテレビを通じて高知県外のラジオ、テレビ放送が受信可能である。

2011年(平成23年)2月18日からは、瀬戸内海放送を試験放送としてデジタル放送限定で区域外再放送を開始した。かつてはテレビせとうちサンテレビのアナログ放送の区域外再放送を実施していたが、2011年(平成23年)7月24日のアナログ放送終了とともに終了した。そのほか、FM OSAKAFM802の区域外再放送を実施中。
瀬戸内海放送の区域外再放送を実施中。
瀬戸内海放送の区域外再放送を実施中。
愛媛朝日テレビの区域外再放送を実施中。
愛媛朝日テレビの区域外再放送を実施中

アマチュア無線FM中継局(レピータ)設置場所・周波数

標高が約1,500mあり、四国において最高峰にある計画レピータ

日本アマチュア無線連盟 (JARL) を免許人とするアマチュア無線用中継局が県内各所に設置されている。高知県のレピータは山地率が高く、また、太平洋に向かって県土が開けている地形から、標高の高い箇所や海沿いの都市・集落間の通信確保のため設置されているところに特徴がある[10]

教育

小学校卒業時に私立あるいは県立等の中学受験をする者が多く、中学・高校の学力は全体的に私立の方が公立より高い私高公低型と言える。 全国学力テストでは小学生は全国44〜46位、中学生は三年連続で46位である。 中学の学力が低いことの理由に成績の良い子が私学に抜けるためという意見もあるが、高知県教育委員会が発表した私学の成績を含めた推計値では、国語でやや45位の大阪府より勝るものの、合計では大阪府と同等かやや劣るとしている。2010年(平成22年)度結果では小学生は全国21位と大きく改善が見られたが、中学生は46位のままであった。震災の影響で2年ぶりとなり、理科が調査対象に追加された2012年(平成24年)度結果でもやはり中学生(公立)は46位のままであった。 2008年(平成20年)度から始まった全国体力・運動能力テストでも小学生は全国最下位の47位、中学生は男子45位、女子46位で全国最低レベルであった。

大学

国立
公立
私立

短期大学

専修学校

特別支援学校

高等学校

中学校

小学校

幼稚園

文化

方言

食文化

郷土料理
B級グルメ
名産品など

伝統工芸

経済産業大臣指定伝統的工芸品
伝統工芸品

その他

観光

高知城(国の史跡・重要文化財)
よさこい祭り

高知県では日本最後の清流として知られる四万十川や龍河洞、ホエールウォッチングなど自然を売り物にしたものが多く、近年はエコツーリズムにも力を入れつつある。

一方で大型の集客施設に乏しく、観光客数も年間約500万人(県外客のみ)とやや低位であるが重要文化財高知城や古社寺の名所旧跡、室戸岬足摺岬といった自然景勝地をはじめ、牧野植物園坂本龍馬記念館などの充実した博物館群、黒潮本陣(中土佐町)やオーベルジュ土佐山(高知市)など小規模の特徴を生かした宿泊施設が多いのも特徴である。なお、全国へと波及したよさこい祭りは毎年2万人余りの踊り子が高知市内各地を乱舞する一大イベントとなっている。

有形文化財建造物

国宝
重要文化財
重要伝統的建造物群保存地区

自然公園

足摺宇和海国立公園
石鎚国定公園剣山国定公園室戸阿南海岸国定公園
手結住吉県立自然公園、奥物部県立自然公園、白髪山県立自然公園、横倉山県立自然公園、横浪県立自然公園、入野県立自然公園、宿毛県立自然公園、龍河洞県立自然公園、中津渓谷県立自然公園、須崎湾県立自然公園、興津県立自然公園、安居渓谷県立自然公園、四国カルスト県立自然公園、北山県立自然公園、魚梁瀬県立自然公園、梶ヶ森県立自然公園、鷲尾山県立自然公園、工石山陣ヶ森県立自然公園

観光スポット

寺院・神社
(土佐の霊場めぐりは修行の道場と呼ばれる難所が続く)
最御崎寺(室戸市)(土佐東寺) - 津照寺(室戸市)(津寺) - 金剛頂寺(室戸市)(土佐西寺) - 神峯寺(安田町) - 大日寺(香南市) - 土佐国分寺(南国市) - 善楽寺(高知市) - 竹林寺(高知市、名勝庭園、よさこい節で簪を買った僧純信のいた寺) - 禅師峰寺(南国市) - 雪蹊寺(高知市) - 種間寺(春野町) - 清瀧寺(土佐市) - 青龍寺(土佐市) - 岩本寺(四万十町) - 金剛福寺(土佐清水市) - 延光寺(宿毛市)
名勝
史跡
高知市内:坂本龍馬板垣退助濱口雄幸後藤象二郎福岡孝弟山内容堂武市半平太植木枝盛大町桂月ら幕末〜明治に活躍した人物の生誕地、邸宅跡など
博物館・美術館等
スポーツ施設
自然体験
その他

祭事・催事

高知県を舞台とした作品

※発表年順

文芸
映画
テレビドラマ
演劇
音楽
漫画・アニメ
ゲーム

出身者

幼児体育指導者教範幼児体育・基礎編等多数の書籍を著作・監修する
幼児体育の創始者であり、高知県の伝統文化である鳴子を全国へ広めた

脚注

関連項目

外部リンク

行政
観光

自然保護

先代:
高知藩
名東県の一部(阿波国
行政区の変遷
1871年 -
次代:
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徳島県(阿波国)