ヤッターマン (2008年のテレビアニメ)
アニメ:ヤッターマン | |
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原作 | タツノコプロ企画室 |
総監督 | 笹川ひろし |
監督 | しぎのあきら(第1話 - 第17話) 菱田正和(第18話 - 第60話) |
シリーズ構成 | 高橋ナツコ |
脚本 | 高橋ナツコ、武上純希ほか |
キャラクターデザイン | 上北ふたご |
メカニックデザイン | 大河原邦男 |
音楽 | 神保正明、山本正之、深澤秀行 |
アニメーション制作 | タツノコプロ |
製作 | 読売テレビ、タツノコプロ |
放送局 | 読売テレビ・日本テレビ系列 |
放送期間 | 2008年1月14日 - 2009年9月27日 |
話数 | 60話 |
テンプレート - ノート |
『ヤッターマン』(英語表記:Yatterman)は、2008年1月14日から2009年9月27日まで、日本テレビ系列で放送されていた読売テレビ、タツノコプロ共同製作のアニメ番組である。限定版を含め、全62話。
1977年から1979年にかけて放送された『タイムボカンシリーズ ヤッターマン』(以下、本項目では「第1作目」と表記)のリメイク作品であるが“タイムボカンシリーズ”と銘打たれてはいない。タイムボカンシリーズ初のリメイク作品となり、同時に最後の地上アナログ放送[1]、そして初の地上デジタル放送かつハイビジョン制作となる。
Contents
概要
探し物が第1作目の「4つのドクロストーン」から、今作では「ある個数集めると願いがかなうドクロリング」に変更され、それを探しに各地を巡る話になっている。このほか、第1作目とは様々な点において相違が見られる。第1作とのストーリーの繋がりはない。
放送形態
2008年1月 - 2009年3月(第1話 - 第35話)
当初は毎週月曜19時00分 - 19時30分(JST)に放映されていたが、2008年10月からは『アニメ☆7』内の番組として『名探偵コナン』と統合され、さらに11月からは放映順とスポンサーがそのまま入れ替わった。これに伴い開始時刻も30分繰り下げの19時30分ごろとされた。『コナン』のラストパートもしくはエンディングテーマ直後にスタートするため、実際には19時30分よりも少し早く開始していた。ただし、時間変更後の初回となる11月10日放送分の番宣CMでは、従来通り「月曜19:00放送」と案内されていた。
地上デジタル放送ではハイビジョン制作となっていて16:9で放送しており、地上アナログ放送では13:9レターボックス放送となる。日テレプラスでの再放送は地上波の時とは異なり、16:9レターボックスで放送している。2008年5月5日放送分よりデータ放送を開始した。
前アニメの『結界師』と同様に、オープニング後の提供読みは登場キャラクターがそれぞれの特徴を踏まえた言い回しで毎週交代で行い、スポンサードCM明けに後半パートの途中で提供クレジットを表示し、その後1回入るCMは各局それぞれ異なるスポットCMであった[2]。日テレプラスでの再放送はスポンサーの表示が一切ないため、本編途中での提供クレジット表示も一切ない。
OPはCGアニメーションを使用。次回予告はEDの最中に表示した。第24話 - 第33話までの間、おしおきタイム専用のパート「今日のおしおきコーナー」がED後に設けられた。回によっては、ED前におしおきが執行されることもあったり、省略、カットされたりする場合もあった。
2009年4月 - 9月(※第36話 - 第60話:最終話まで)
2009年4月より、平日19時台に生放送の帯バラエティ番組『サプライズ』の放送開始(読売テレビは開始当時木曜日の番組制作を担当)に伴い、本番組は4月5日より、2009年3月まで長年一部系列局で『所さんの目がテン!』を放送していた枠である日曜7時00分(正確には7時00分45秒から開始) - 7時30分に移動した。当時間帯に自治体の広報番組・ドキュメンタリー番組等の自社製作番組を放送していた一部の地方局では途中で打ち切られる可能性があったものの、自社制作番組の時間帯を移動する等の措置を行ったことやスポンサーセールスでもネットワークセールス継続となったため、打ち切る局もなく全国同時ネットで放送された。枠移動前最後の放送にあたる第35話が最終回を匂わすタイトルになっているのはその名残り。
最終話を除き当アニメの冒頭で「ドクロベエさまからのおねがい」として、テレビから離れて見るように警告して指令後同様に爆発となるお約束が追加された(第36話のみ「ドクロベエからのおねがい」)。またOPはフルアニメーションに変更され、次回予告はED後のミニコーナー終了後に単独で行うようになった。次回予告のナレーションはオモッチャマとネエトンが行った。提供クレジット表示はBパート途中からED曲前に変更され、Aパート終了時とBパート開始時にアイキャッチが入るようになり、CM前後にオモッチャマのカードを当てるゲーム、ED終了後に週替わりの「オマケのコーナー」が新設された。当アニメで放送されるCMは全てスポンサーCMとなる。
劇場アニメ版の公開(2009年8月22日)直前にあたる第53話 - 第56話は、劇場アニメ版の宣伝に時間を割くため、以下のような特別措置が取られていた。
- 「ドクロベエさまからのおねがい」は中止し、以前のようにAパート開始時に直接テロップ表示での対応
- オモッチャマのカードを当てるゲームは中止
- オマケのコーナーの内容が劇場版に関連した内容(初登場する新メカ・舞台であるトイトイランドの紹介、映画での特典に関する内容)となっていた
- 当アニメの最後にヤッターマン関連グッズが当たる、映画に関連したテレゴングを実施した
ストーリー型式は基本的に1話完結であるが、一部の歴代のタイムボカンシリーズ同様、ストーリー終盤の第58話 - 第60話(最終話)においては連続ストーリーとなっている。終盤での特別措置は以下のとおり。
- オモッチャマのカードを当てるゲーム、オマケのコーナーは第58話をもって終了
- 最終話では、Aパート終了時とBパート開始時のアイキャッチはなし(画面右下に「ヤッターマン」のロゴ表記のみ)
- 最終話のラストで、嘘の次回予告を行った。右上に「※この予告はウソです」と表記されている。なお、「いつになるのか次回のヤッターマン」のタイトルは「エヘッ♥ 水着だらけのビーチバレー対決! 何!? ドクロリングの次はドクロパンツ7枚!? だコロン!」
放送休止
元日や大晦日にも放送していた第1作とは対照的に、2008年1月 - 2009年3月までは本作は非常に放送休止が多かった。
- 年末年始や改編期には、特別番組や『コナン』の劇場版などが放送されるために休止となった。
- 改編期以外でも、2010 FIFAワールドカップ・アジア予選、北京オリンピックや野球中継で3週連続で休止したことが2回ある。
- 2008年シーズンのプロ野球は前年から月曜開催が常態化していたセ・パ交流戦に加え、オリンピックにともなう変則日程でも月曜開催が発生した。
- 2008年9月8日に放送された第24話から11月10日に放送された第25話までの間の2カ月間(8週分)
- 12月15日に放送された第28話から2009年2月2日が放送された第29話までの間にも1カ月半(6週分)放送が無く、年間で5カ月以上も休止されるという異例の編成となった[3]。
このため、1周年を迎えた2009年1月の時点での話数は限定版を含めても30話程度に留まった。限定版第2弾ではドロンボー一味がこの件に対する自虐ネタとも受け取れるセリフを言うシーンがある。一方、時間帯を変更した2009年4月以降で放送を休止した日は『24時間テレビ』を放送した2009年8月30日のみであった。
終了後
終了して約2週間後の2009年10月12日には、早くもとちぎテレビで(実質)再放送を開始した。また、同時期にCS放送の日テレプラスでも再放送を開始した(但し、映像サイズは14:9ではなく16:9レターボックス)。
放送枠を移動して約半年後の2009年10月19日には、かつての枠である『SUPER SURPRISE』月曜の「4コマ劇場」で、最終回に登場した「ドロンジョの素顔」が放送された。
2011年8月29日、ドクロベエ役の滝口順平が死去。本作が最後のタイムボカンシリーズのアニメ出演となった。没後である2015年に放送の『夜ノヤッターマン』では、滝口のものまねを得意とするホリが、ドクロベエ役の後任として担当することになった。また2015年6月18日には、トンズラー役のたてかべ和也が死去。滝口同様本作が最後のタイムボカンシリーズ出演となり、さらにシリーズで一貫して「三悪」を演じていた小原乃梨子・八奈見乗児、そしてたてかべの3名が揃って出演した最後の作品となった[4][5]。2015年稼動の『CRヤッターマン』以降は、オリジナルキャストの高齢化に加えて八奈見の体調不良による休業や前述したたてかべの死去などもあり、『夜ノヤッターマン』でドロンボー一味の子孫を演じた喜多村英梨・平田広明・三宅健太が後発の「三悪」を演じている。
第1作との主な相違点
ドクロストーンがドクロリングになっている以外に、ここでは第1作と異なる点を簡単に紹介(詳しくは各項目を参考)。
ヤッターマンの主な相違点
- ガンちゃんとアイちゃんの関係は、第1作では仲の良い熱々カップルだったのが、今作ではアイちゃんの片想いの傾向になっている。
- 帽子のYマークが第1作と比べて細長くて大きい。コスチュームにも胸ポケット付近から腰ベルト辺りまで細長いYマーク(1号は青色、2号はピンク色)が画かれている。
- 変身シークエンスは3種類存在する。
- 第1 - 23話:ジャンプしながら服を脱ぎ、上から降ってくるコスチュームを身に着ける。
- 第24 - 36話:第23話までのものに「服を脱いだところで一旦着地、服が上空でコスチュームに変形したところで再びジャンプ」という描写が追加され、第1作と同様に服がリバーシブルでコスチュームに変形するという設定が明確になった。アイちゃんの変身中のインナー姿は、第1作目は逆光で不鮮明だったが、今作で赤のレオタードを着ていることが明確になった。画面を左右に分割して二人の変身を同時に見せることが多い。
- 第37話以降:ヤッターメカをヤッタージンベエに搭載させた後、シューターを滑り降りながら服を脱ぎ、前方から射出されるコスチュームを身に着ける(『ゼンダマン』と同じパターン)。脱いだ服はその場で回収され、別ルートを通って二人を先回りしながら変形している。ブーツは床に用意され、着地と同時に履く。裸足に見えるが靴下は、ブーツの中に挿入されている。この時のアイちゃんの変身中のインナー姿が赤のショートトップとボクサーパンツになっている。なお、近場の話では、ジンベエで出動せずシューターを利用しないので、2パターン目の変身シークエンスに戻される。
- 出動するメカ選択は、基本的に出動する場所に応じて決まる。第1作のような、「オモッチャマがサイコロになって決める」「イス取りゲーム」などといった運任せな決め方はほとんど行われない。唯一、限定版第2弾で、ワン・ペリカン・アンコウいずれも深田恭子に会いたいがために、公正を期しオモッチャマがサイコロで決めたことがあり、結局ヤッターワンが出動した。
- 決めゼリフ「ヤッターマンがいるかぎり、この世に悪は栄えない!」は第一作ではガンちゃんのみが言っており、アイちゃんには固定の決めゼリフが存在していなかったが、今作ではガンちゃんが「ヤッターマンがいるかぎり」と言った後アイちゃんが「この世に悪は栄えない!」と二人で分割して言っている。
ドロンボー一味の主な相違点
- マスクの額にある文字が、第1作では全員D(ドロンボーの頭文字)だったのが、ドロンジョはD、ボヤッキーはB、トンズラーはTと各人の名前の頭文字になった。また、ゴシック体から筆記体に変更されている。
- ボヤッキーとトンズラーの出べそが普段は露出しなくなった。逆にドロンジョはヘソを出したコスチュームとなり全体の露出度がアップしているが、一方で乳首の露出などは自粛されている(ボヤッキーいわく「今のテレビはここまでが限界なのよ!!」とのこと)。
- インチキ商売で客に暴力を振るうシーンなどは第1作に比べて減少した。また、インチキ商売の価格相場は、第1作では10万円が多かったが、今作はほとんどが1,000円や1万円と言った金額である(中には、1万円で誘っておいて100万円を請求し、キャンセルできないためにそのまま1万円が儲けになるパターンもあった。さらに、当初の金額が高過ぎると客からクレームがあり、ドロンジョの裁量で100円にした回もあった(第2話、第4話、第15話、第25話)[6]。また、ドロンボーメカが発進する際に店舗を破壊するのは第一作同様だが、第一作では店舗の周辺が無人であったのに対し、第二作では店舗が破壊される寸前、クレームをつけるために店舗の周辺にいた客たちが破壊される店舗の周辺から逃げるシーンがある。
- 第1作のドロンボーメカはインチキ商売にちなんだものをモチーフにしたものが多かったが、本作では基本的に行き先に関連のあるものをモチーフにしたメカを使用する。
- 脱出用のおしおき三輪車(メカのコクピットについている時もある)のドクロマーク(受信機)にターゲットをかざし、ドクロリングかどうかを判定する。本物であれば花火が打ち上がり、ターゲットが本当の姿(ドクロリング)へと変身する(判定後は本物・偽物に関わらず、必ず「ママより怖いおしおきタイム」へ突入する)。
- おしおき三輪車に装備されていた3基の噴射機構のような物は最後尾に1基だけ装備されている。
- おしおきタイムでの「おしおきファンファーレ」「おしおきポーズ」は削除された(但しファンファーレは劇場版で復刻された)。
- インチキ商売・ドクロベエの指令・おしおきがカットされる話がある。
シナリオフォーマットなど、その他の相違点
- 提供クレジット部は、第1作ではブルーバックに提供名をクレジットし、局アナが読み上げていたが、今作ではその回のハイライトシーンに提供名をクレジットし、レギュラー(ヤッターマン、オモッチャマ、ドロンボー一味、ドクロベエ、ナレーター)がローテーションで読み上げる。またその読み上げは、第1作では「この番組は」と始まっていたが、今作では「『ヤッターマン』は」で始まっていた(但し、ドロンボー一味が担当する際は、第1作と同様「この番組は」で始まっていた)。
- サブタイトルシーンは第1作同様シルエット(&オモッチャマの読み上げ)だが、第1作で出たヤッターメカがヤッターワンとヤッターキングのみだったのに対し、今作ではヤッターペリカン登場以後、その回登場するヤッターメカのシルエットが登場する。またそのサブタイトルシーンは、第1作ではプロローグ抜きでいきなり入ったが、今作ではプロローグ後に入るのが多数存在する。また、サブタイトルシーンのBGMは1作目と同じものと、そのBGMに別のBGMを重ねたものの2通りが存在する。
- サブタイトルは、第1作では第1話「ヤッターマン出動だコロン」以外、全て行った場所名や逢った人物名で構成されていたが、今作では場所名や人物名が無い回が過半数を越えており、特に新ヤッターメカ登場の回は、必ずそのメカ名称を入れている(第1作は新ヤッターメカ登場回でも、メカ名を入れていない)。
- ギャグなどでずっこける時は、第1作では「アラァ!!」と平凡なセリフだったのが、今作では「ポペー!!」と叫んで大げさなリアクションでずっこける(他には、「ペポー」「ガピーン」などのパターンもある)。時には『逆転イッパツマン』の「シビビーン」をやること(第14話、第24話、第27話、第58話)もある。2009年(第29話)以降、「ポペー!!」同様に高い頻度で、かつて笹川が担当した『パーマン』の「ヘコー」でこけるようになった。
- 場面転換でアイキャッチが流れる。ヤッターマン側への場面転換はYマーク、ドロンボー側へはドクロマーク、ドクロリングハンター側へはドクハンマークが流れる。
- 第1作ではタイムボカンシリーズでありながら基本的にタイムトラベルをしなかったが[7]、今作ではタイムトンネルに入り、石器時代や江戸時代や昭和30年代、未来の東京へとタイムトラベルしている。
- 第1作では民話や名作文学などを原案にした話が多く、目的地や登場人物の名前のほとんどが実在のものを改変した架空のものを使用しており、話によっては行った場所も、江戸時代まがいの町や古代ローマや古代ギリシャまがいの場所が登場していたが、今作では制作時点で話題に上っている事物を原案にした話が多く、可能な限り実在の地名や人物が実名で登場している。
- ヤッターマン基地の所在地はタツノコプロの本社がある東京都の国分寺となっている。
- 有名人をイメージしたキャラクターやメカが多く、実名でも登場する。
- タツノコプロが過去に制作した『ナースウィッチ小麦ちゃんマジカルて』と並んでパロディが多いのも特徴であり、第1作のような歴史上の人物に関するものではなく、タレントや他のアニメ作品、時には他系列の番組のパロディまで登場する。特にアニメ関連のパロディは多く、ヤッターマン第1作を含むシリーズ作品をはじめ、同じタツノコプロの作品のネタを含むものもある。他系列局のアニメのパロディでは、小原・たてかべが声をかつて担当していた『ドラえもん』に関連したものが目立ち、他にも『ONE PIECE』等のパロディがある。アニメ以外では滝口がナレーションを務めた『ぶらり途中下車の旅』がよくパロディとして扱われた。月曜19時台放送の頃には、当時の裏番組である『関口宏の東京フレンドパークII』、『ネプリーグ』、『NHKニュース7』のパロディもあった。
- ビックリドッキリメカが登場した時、ドロンボーメカが紹介された時にメカの名前が字幕スーパーで表記される。
- 次回予告に関しては、第1作は製作されたものの本放送では放送されない(再放送では放送された)のに対し、今作では、第35話まではEDフィルムに映されるのみで台詞は無く、第36話以降はオモッチャマとネエトン(いずれもたかはし智秋が声を担当)との掛け合いで行った。なお一部とはいえ、悪役が次回予告を担当したのはシリーズ初(三悪は第1作の新番組予告を除けば、未だに行っていない)。
- 第1作ではドロンボーが主役のような扱いで、主役であるはずのヤッターマンは出番が少なかったが、本作では扱いが比較的対等になっている。この形式はシリーズ第1作である『タイムボカン』に近い。
登場キャラクター
ヤッターマン
第1作目と同様にドロンボー一味の悪巧みを阻止するのが目的の他に、今作では一般的なレスキュー活動も行っている。また、今作で2人がヤッターマンになった経緯は明確には語られておらず、第1話から特に説明などはなしに変身している。第1作目のヤッターマンとは完全に別人だが、ドクロベエに記憶を一部奪われたドロンボーに同一人物扱いされることもある。Webアニメ番外編2では初代のヤッターマンの豆知識を聞いていた。
第31話のみにてミユ(声 - 佐藤聡美)というガンちゃんの遠い親戚の少女がゲストキャラクターとして登場。手先が器用な少女で、基地に残されていたヤッターメカのジャンクパーツをヤッターマン変身パーツに改造。自ら4号[8] を名乗っていた。
- 高田 ガン(たかだ ガン) / ヤッターマン1号
- 声 - 吉野裕行(幼少時代 - 滝田樹里)
- 本作の主人公。愛称は「ガンちゃん」で、メカ作りが好きで手先が器用な13歳の少年。一人称は「俺」。
- 作中で改善されていくが、第1作目とは正反対に、普段は怠け者で食いしん坊、優柔不断で乙女心に鈍感な性格。故にドロンボー一味のインチキ商売に乗せられて散財してしまうことすらある。しかし、1度スイッチが入れば、怠け癖は若干残るものの第1作目同様の正義の心溢れるヤッターマン1号に変身する。第1作目に比べ、敵であるドロンボーを「人の命には変わりない」と助けることもある。
- アイちゃんのためにメカの素を軽量化するなど優しさを見せることもある反面、乙女心には鈍感で彼女からデートの誘いがあっても、「面倒くさい」や「興味ない」の一言であっさり却下してしまう。おまけにかわいい女性や芸能人に対しては思わず一目惚れするなど、ミーハーな傾向もあり、その度にアイちゃんからは妬きもちを妬かれる始末で、度が過ぎるとシビレステッキで電撃される事もある。実のところ彼女をどう思っているのかはこれまで不明であったが、最終話で告白するもヤッタードラゴンが割り込む形で最後まで告白できなかった。しかし、勝利のポーズの後ガンちゃんの方からアイちゃんの手を握り、アイちゃんがそれに応えて握り返してきたことでお互いの気持ちが通じ合った。武器のケンダマジックは腰に吊るす形で装備している。
- 第1作目や実写版に見られた電撃は、今作では使用していない。
- 第42話で、食べ物の好みが現代っ子寄りではなく、昭和の子供風であることが判明している。第56話で彼は鉄オタであることが判明している。
- 上成 愛(かみなり あい) / ヤッターマン2号
- 声 - 伊藤静
- 愛称は「アイちゃん」で、ガンちゃんに好意を抱いている13歳の少女。一人称は「私」。第1話で13歳の誕生日を迎え、星占いで山羊座と言っている。第1作目に比べ、真面目でしっかり者で面倒見の良い性格になっている。ドロンボーを世界を混乱に陥れようとする(実際は違うが)悪人だと思い、彼らを敵視するが第1作目のように暴言を吐くことはなく、トンズラーにさん付けする。
- 話す言葉に「100パー感激」、「メガパー大好き」など「○○パー」を付けるのが口癖。家は第1作目と同様の電気屋さん。
- ガンちゃんに好意を抱いているものの、理屈っぽい物言いと素直じゃない気質のために片思い止まりな点が第1作目と大きく異なり、デートに誘って欲しいなど様々なアピールを実行しているが、乙女心に鈍感な彼にはなかなか思いが通じず、やきもきする日々を送っている。本人的には第1作目のようなバカップルになりたいと思っているが(彼女の妄想内のガンちゃんは美化している)結局、他の女の子の方へ行ってしまう。最終話においてガンちゃんからの告白を受け、その後ガンちゃんから自分の手を握られ、それに応える形で握り返したことでついに想いが通じた。用心深い性格で、ドロンボーのインチキ商売や変装、動向などを真っ先に察知することも多い。変身時や決めゼリフの後に目をキラリと光らせる他に1号同様に歯がキラリと光ったり、ウィンクや投げキッスでハートを飛ばしたりと愛らしい一面を覗かせる。
- 武器のシビレステッキは腰に吊るす形で装備している。また、電撃のパワー調節機能が追加された他、第29話以降は変身する前から所持しており、ガンちゃんのミーハーな行為に怒って電撃する場面もある。
- オモッチャマ
- 声 - たかはし智秋
- ヤッターマンをサポートするサイコロ型ロボット。目にサーモグラフィーやホログラムを内蔵している以外に、サイコロの目から様々なアイテムやメカの素を出現させることが可能。口から火を吐くことができる。第1作目と比べると少々僻みやすい性格であり、当初の自分のデザイン画を見つけた際は怒りに震え焼き捨てる場面もあった。一人称は「ボッチ」、語尾に「~だコロン」。第1作目との共通点は多いが、以下のような相違点はある。
- ボディに描かれたサイコロの目が第1作目・『夜ノヤッターマン』では正面が6だったのに対し、本作では5と配置が異なる。実写版では4であり、4作品で差が生じている。
- ガンちゃんからメカ作りの楽しさを教わったアイちゃんによって作られた。ガンちゃんもデザインしているが、かわいくないとの理由でアイちゃんに却下され、アイちゃんデザインのサイコロ型が採用された。第1作目は高田徳兵衛(ガンちゃんの父親)、実写版はガンちゃん、『夜ノヤッターマン』ではボヤッキーの子孫であるヴォルトカッツェの指導の下でガリナが製作しており、シリーズ4作品全てで異なっている。
- 声にエフェクトがかけられている。
- 電源コードがついており、そこから充電可能。電気が切れかけると、目が回る。
ドロンボー一味
ドクロリングを集めるために、第1作目と同様にインチキ商売で資金を荒稼ぎしてドロンボーメカを作り、ドクロリングの持ち主(ほとんどが誤報)から手段を選ばず強引に盗もうとする悪人3人組。午後6時になるとタイムカードを押し、時給は80円[9]。ドクロリングの個数は当初は5個だったが、第35話で実は10個必要だったということが判明した。最終話で一度は解散したが、3人とも涙と共に引き返したため、最終話のラストで再結成してインチキ商売を始めた。さらにドクロベエも引き返して「実はドクロリングは50個必要」と指令を与えた。自らの目的のために悪事を尽くす悪党だが決して人の命を奪うことはせず[10]、劇場版ではパ・ズールと手を組むが、彼の真の目的が世界征服であることを知り離反、パ・ズールの悪事を阻止しようとするなど行動を取る。また、3人とも人間的に妙に真面目な部分もある。またドクロベエの理不尽なお仕置きに対して、前作に比べ、怒りを見せる描写がほとんどなくお仕置きポーズである「ドクポンタン」もなかった。
アジトは当初、CGアニメによる豪勢な造りの部屋で、壁に巨大な歯車がゆっくり回るメカ工場と、壁が巨大な水槽になって巨大なメカ魚が泳いでいる2パターンがあったが、「最近の物価高で家賃が払えず追い出されたため」第24話以降から第一作同様の汚い外観になった。
OVAの設定が残っていたり、ストーリーフォーマットにツッコミを入れたり、第1作目のことを懐かしがるなど、楽屋ネタを挿むことも多い。番組開始当初では、ヤッターマンが登場する掛け声を言う度に「30年前と変わらないね」等と言ったり、第36話で思わずドクボンの前で慌てて控えてしまった際、「31年分染み付いてマンネン」と言ったり、最終話でアルバムメカで第1作目の写真を懐かしく見ていたら「あれ?ワイら何歳だったけ?」などと発言しているが、実際はドクロベエが再びドロンボーを利用しようと企むも過去のこともあり、言うことを聞かない可能性を考え、彼らの記憶を奪ったと発言しているため32年前の記憶や実年齢などが曖昧なのはそのためである。
- ドロンジョ
- 声 - 小原乃梨子
- ドロンボー一味の女性リーダーの24歳。
- 実は30年(最終回で32年)も前から24歳[11]を名乗っており、年齢による衰えを感じ始めており、アンチエイジングに力を入れ、そのことに関しても禁忌となっている。自身がドクロリングを手に入れて叶えたい願いは、「永遠の若さと美貌を手に入れて、イケメンと宝石に囲まれたい」。ペルソナを着用しているため素顔は明らかになっていない(外したのは最終話のみ)。また、根っからの悪党(ボヤッキー談)ゆえにインチキ商売にはプライドを持っており、段ボール肉まん騒動にジェラシーを感じたり、第18話ではインチキ商売で逆に客から喜ばれてしまったために気分が悪くなった。一方で、第11話ではドクロリング候補だった指輪を結婚式を挙げるカップルに返したことで、ヤッターマン1号(ガンちゃん)から「いい人」と言われている。茗荷谷駅近くの学校に丸ノ内線で通っていたと第21話で判明した。35話では1号[12]と結婚する夢を見て頭も打って本当に好きになったことがある。
- 第1作目同様のボンテージ姿のコスチュームに変わりはないが、その露出度は第1作目に比べてアップしている。一方、第1作目に見られた火皿がドクロの形をしたキセルは一応所持はしているものの、喫煙シーンや、乳首の露出は、時代の流れによる放送コードの変化により、見られなくなっている。喫煙しようとしたが思い留まり、ペロペロキャンディを舐めたこともあるなど、悪事はするも人間的に妙に真面目な部分も第1作と変わらず、本作では仕事が終わると別荘である豪邸に帰宅していたことが明らかになった。
- 第1作目同様ネズミが嫌い。
- 一度は永遠の美貌を手に入れるため、未来用ドラム式全自動洗濯機型のタイムマシンで未来に行こうとしたが、引き返している。
- 小原が『ドラえもん』で演じたのび太をイメージするセリフや言動がある。例えば、第24話では、USA学園に『ドラえもん』のしずか風の格好で登場したが、しっくりこなかった。そこで、のび太のような眼鏡をかけようとしたものの、「勘弁して下さい」とナレーターの山寺に止められた。しかし第59話では、のび太のような眼鏡をかけているシーンがある。
- 『ヤッターマン×トウシバ』のwebアニメでは、就寝の際にはネグリジェを着用している。
- ボヤッキー
- 声 - 八奈見乗児
- ドロンボー一味のメカ設計開発・作戦担当の25歳。
- 相変わらず女子高生が好きで、自身がドクロリングを手に入れて叶えたい願いは「今より少しハンサムになりたい」だったが、元々ハンサム(と本人は思い込んでいる)なため願い事から外し、「全国の女子高生に囲まれたい」になった。同じメカ作りが得意のヤッターマン1号(ガンちゃん)をライバル視する傾向があって、白兵戦で彼と対戦することが多い。第1作目同様、ドロンジョに対し、いつもドサクサに紛れてワザと胸を触ったり入浴を覗くなどのセクハラ行為をすることがあるが冗談で、求婚する描写がない。第1作目と同様に出べそだが普段の格好では露出しておらず、指令の後の爆発等で服がボロボロになった際や、インチキ商売で腹を露出する格好などで出べそが現れる。また、今作で「とっかえガン」と呼ばれる銃を腰のベルトに装備した。この銃の先を交換することでレーザー光線銃や火炎放射器になったり、ドクロリングを奪い取るアームにもなる。
- メカに関しても相変わらず変な拘りがあり、どこか欠陥があったり、余計な物を開発し、その弱点をヤッターマン達に見抜かれたり、自爆して敗退することが多いが一方で少ない予算でヤッターメカと互角にやり合うなどの実力はある。
- 第1作目同様に、福島県会津若松市出身であり、故郷におハナを残して、一流の蕎麦屋になるため上京。『王道復古』では自分の店を持つほどの腕前だったが、本作では決して良いとは言えず、失敗続きであちこちの蕎麦屋をクビになり、いつしかドロンボー一味の一員となっていた。現在でも副業として「会津屋」という蕎麦屋で働いているが、腕が未熟なため皿洗いに留まっている。
- 本作では「ボヤタク」や「ボヤゆうじ」などに扮して芸能人のモノマネも披露するが、演じる八奈見乗児はその由来を知らずに行っていた。
- メカ作り以外の得意技は路線バスの降車ボタンを誰よりも早く押すことである。ただし、早過ぎて目的地の手前の停留所で降りてしまうこともあるとのこと。ガンちゃん同様、第56話で10年の鉄オタであることが判明している。
- 最終話で、おハナちゃんのいる会津若松に戻ってやり直すため、E4系に乗車したが、郡山駅で引き返している。
- 『月刊コロコロコミック』では彼が主役のギャグ漫画『ヤッターマン外伝 ボケボケボヤッキー』を連載されていた。
- トンズラー
- 声 - たてかべ和也
- ドロンボー一味の怪力・メカ作り補佐担当の30歳。
- 関西弁の大食い男。もしも自身がドクロリングを手に入れて叶えたい願いは、当初は「美味いものを腹一杯食べたい」だったがヤッターマン2号(アイちゃん)に一目惚れして、「彼女のような素敵なお嫁さんと結婚して、毎日美味しいご飯を作ってもらい幸せな結婚生活を送りたい」。白兵戦では彼女と対戦することが多く、またヤッターマン1号を恋敵にしている傾向がある。ドロンジョには頭が上がらず、ボヤッキーみたいなセクハラ行為はやらないが一緒に覗き見はする。ボヤッキーと同じく出べそだが普段は露出しなくなった。今作で「ポットガン」と呼ばれる機関銃を装備した。普段は筒状の形で腰のベルトに装備されており、伸ばすと銃口とグリップが出てきて機関銃に変形する(肉弾戦を得意としているため、使用頻度は低い)。第32話では『王道復古』同様に副業として芸能プロの売れない演歌歌手のマネージャーをしていることが明らかになった。ボヤッキーを「ボヤヤン」と呼んでいる。ドクロベエも第1作では「ドクベエはん」もしくは「ドクやん」と呼んでいたが、本作では他の二人同様「ドクロベエ様」と呼んでいる。外見とは裏腹に人が良い部分があり、ワダ・アッコーにファーストキッスを奪われたヤッターワンに同情したり、花婿の話に感動するなどの一面を見せている。
- 『ヤッターマン×トウシバ』のwebアニメでは2号への恋煩いで食事が喉を通らず、それによりスリムで6頭身の精悍な外見(一人称も「わい」ではなく「僕」)になったが、想いは受け取られず、食欲に負けて元の体型に戻った。
- たてかべも小原同様『ドラえもん』で演じたジャイアンを彷彿とさせる演出がしばしば見られる。音痴である点も共通で、「ボエー」と歌うシーンが何度かある。第24話ではUSA学園にジャイアンの格好で登場した。
- 最終話で、一度は原始時代でモテモテになるため、ボヤッキーが作ったタイムマシンで原始時代に行こうとしたが、引き返している。その際にドロンジョとボヤッキーのことを、「心の友よ〜」と言った。
- ドクロベエ
- 声 - 滝口順平
- ドロンジョたちに指令を与える謎の人物で黒幕。第35話で第1作目同様、カールした髭が特徴の「世を忍ぶ仮の姿」を現していたが、「実はドクロリングが10個必要だった」と言っただけで、相変わらず謎の人物だった。それ以前にもOPでは影で登場しており、限定版第2弾でもそれらしき人物が登場していた。最終話で第1作目のドクロストーンである本当の正体を現し、第1作目同様XYZ星人だった。
- ドロンボー一味をそそのかし、ほとんどが誤報のドクロリングの所在を指示して取りに行かせている。第1話から第35話までは、指令の後に「ドクちゃんの豆知識」と称してドクロリングがあるとされる場所や今回の話に関係したトリビアを披露してから、第1作目と同様にドロンボー一味の目の前で爆発する。また第1作目と同様、「ママより怖いおしおき」にも趣向を凝らし、ドロンボー一味が本物のドクロリングを手に入れても、「視聴者サービス」「クイズに不正解」などの理不尽な理由や、情報ミスのお詫びと称して親切に振る舞ったフリをして、おしおきを執行するのも、第1作目と同様である。一人称は「我輩」だが、ドクボンが登場して以降は「わし」と呼ぶこともある。
- しかし話によっては、限定版第2弾のように、おしおきを執行せず、ドロンボーの妄想で代わりに挿入された「人間やめて何になる?(『逆転イッパツマン』より)」ではいつものように3人にきつく当たったことや、第31話のようにおしおきタイムが省略されたこともある。
- 第1作目と異なり、ヤッターマンを敵視するどころか存在すら意識しておらず、「ヤッターマンを倒せ」などという指令は一切発しない(ただし、DS版の2作目では、毎回負けっぱなしの彼らを見かねて、ヤッターマンにリベンジせよという指令を出し、成功するとヤッターマンにお仕置きをしてトドメを刺してくれる)。ドクロリングハンターの存在も意識しておらず、敗北したドロンボーの中にドクハンのメンバーが紛れていても、構わずにまとめておしおきをしていた。本来、ドロンボーとは認識があるはずだが、自分の目的を手伝わせるため、3人の自分に関する記憶を奪い、自分やヤッターマン(ただし、本作の彼らは第1作目とは別人となっている)とは初対面となっている(ただし、3人ともドクロベエやヤッターマンに覚えがある節を見せている)。ドロンボーの望みが叶える価値がないと判断し、願いを叶えようとせず(そもそも、ドロンボーの願いが納得できるような願いでも叶えてくれる保証はなかったが)、結果的に彼らは本作でもドクロベエに良い様に利用されただけに過ぎず、ドクボンの望みを叶えるため、この世の欲望を消すため、全世界の人々の願い(心)を奪おうとした。ヤッターマンと直接勝負することになったのは今作(実写を含めれば2度目)が初めて。最終的にアルバムメカが見せた過去の自分たちに涙した。なおその写真には当時の仮の姿も登場している。
- 孫のドクボンを溺愛している。基本的には腹黒く、ドSでドロンボー一味に対しては厳しいが、孫のドクボンに接する際には常にデレデレの表情になる。ドロンジョからは「孫には甘い」「孫の前では普通のおじいちゃん」などと言われている。特に最終話では、全世界の人々の願いを盗もうとしたが、ドクボンがママに会いたいと言い出したため、態度を一変してXYZ星にNASUのロケットで帰ったが、ラストシーンでまた地球に戻っている。ドクボン・ネエトンは指令後の爆発、おしおきを一切受けることはなく、爆発の際に3人の近くにいても、ドクボン・ネエトンを避けるか、バリアを張るので、爆風がかかることすらない。
- 最終話で、捜し求めていたドクロリングは、1年半前に「散歩に行く」とドクボンに言い残して地球に遊びに来た際に忘れてしまった、ドクロ島に隠しておいた正体を出すための鍵であると判明した。その後、判明した「50個のドクロリング」(地球から離れるのが嫌になり、何の意味もなく勝手に増やした)の目的は謎のままである。
- 謎の人物ではあるが、以下のことが判明している。
- ドクボン
- 声 - 三瓶由布子
- 第35話のラストシーンより登場した、ドクロベエの孫で、XYZ星人。
- ドクロベエ同様、語尾に「 - だべぇ」をつけて話すが、一人称に関しては「我」(われ)と呼んでいる。第36話以降よりドロンボー一味と行動を共にし、主にドロンボーの監視やドクロリング探しをしている。手に変声機&ドクロリング鑑定装置付きのマジックハンドを持っており、移動する際にはブタ型メカのネエトンの背中に乗って移動する。ドクロベエの声を使って指令やおしおきをすることもある。炊きたてのご飯とハンバーグと目玉焼きが大好きで、これらを組み合わせたロコモコに近い「ドクボンドン」がお気に入りである。
- ドロンジョたちからは「ボン」「ボンちゃま」などと呼ばれている。幼い姿をしているが、性格はドクロベエと同じく、ドロンボー一味に対してはドSで、祖父であるドクロベエの前では可愛いっ子ぶるなどしたたかな部分があり、第37話ではドロンボーが搭乗する前にメカへ乗り込み、ネエトンと共に目的地へ向かってヤッターマンとの戦いに挑んだり(置き去りにされたドロンボーはお仕置き三輪車で目的地へ来た)、第53話ではドロンボーからメカの操縦指揮を乗っ取って目的地へ向かうという大胆不敵な行動力を見せている。実質後期の黒幕である。
- ヤッターマン2号(アイちゃん)のことを気に入っており、第36話ではほっぺたにキスをした。その後もアイちゃんを「娘」と呼び、会うたびに何かしらのアタックを試みるも、アイちゃんはガンちゃん一筋であるため、通じない。時には、「ポッポポッポーのチュッチュチュッチュー」などと言ってアイちゃんとのあらゆる妄想を楽しんでいるが、ネエトンからは「寒っ」と言われている。アイちゃんにシビレステッキなどの攻撃を受けようとも、それすら満足に感じるほどの熱の入れようで、彼女に対してMな気があるといえる。第58話のラストでアイちゃんを捕らえるが、最終話でアルバムメカに写っていた母親(ドクロベエに似ている)により「ママのハンバーグが食べたい」と気持ちが変わり、アイちゃんを手放した。
- 時には、行った先で「鰻の蒲焼にかける山椒を買う」「ブロードウェイ見物」などの私的行動に走ることもある。そのためにドロンボー一味からは、ドクロベエからの指令そのものが、可愛い孫であるドクボンのためにでっち上げられたのではないかと疑われることもある。
- 第58話で、ドクロリングハンターのボスのドクハンボスであることが判明。
- ネエトン
- 声 - たかはし智秋
- 第36話(正確には、第35話ED)から登場した、ドクボンが乗っているブタ型メカ。
- 一見するとブタ型の貯金箱に酷似した外見をしているものの、身体には服を、さらに両耳にはイヤリングをそれぞれ着用していて、尻尾の先端はハートの形をしている。一人称は「うち」で「ウザい」「マジで超(チョー)ムカつくしぃ〜」などのギャル語で話す。今作におけるメカ系キャラクターでは唯一、声にエフェクトがかけられていない。ドロンボー一味にはネエトンの発言の意図が分かっていないことがある。目から睡眠光線を、鼻からドクロマークの鼻息やミサイルを出し、さらに自らの足を推進用ロケットに応用しドクボンを乗せたまま空中を移動することや自らの尻尾を推進用のプロペラに応用しドクボンを乗せたまま水中を移動することができる。
- ドクボンがアイちゃんを愛していることに関しては、当初(第36話)は「ボンちゃま、マジパね〜モテ男っす〜」と同調していた。しかし後にアイちゃんのことを「芋ギャル」と呼ぶなど否定的になり、第55話ではドクボンとアイちゃんの結婚式を妨害しようとしたガンちゃんに協力したこともある。
- キャラクターのモデルは柳原可奈子とされている。
ドクロリングハンター
略して「ドクハン」。第38話から不定期に登場(正確には5代目OPより、ボスのみ登場)するドクロリングを狙う謎の集団で、本作の第3勢力。ボスはメダチ兄弟などの「エージェント」にドクロリングを集めるよう命じているが、当初その目的は明らかにされていなかった。第58話でドロンボー一味が集めた9個と、ガッテンが取得した1個が合わさり10個になりボスの目的が達成されたこともあって解散した。
登場する際には、「Dokuroring Hunter」の頭2文字「D,H」を人文字で演じる(ミチルは中間のRingのRも行った)。Hの部分には、ビートたけしの「コマネチ」のようなポーズで極める。エージェントたちは冷たい風が吹き抜けるほど恥ずかしいと思っているが、ボスの命令と忠誠の証として仕方なくやっている(しかし、ガッテンは特に恥ずかしがっていない)。
ドクハンマークは、ドロンボー一味が赤いドクロであるのに対し、左側が黄色・右側が水色のドクロマークである。ボス自身は黄色いドクロである。
- ドクハンボス
- 声 - 三瓶由布子
- ドクハンにおける黒幕で、ドクロベエと同様に謎の人物だったが、第58話で正体はドクボンとネエトンであることが判明。
- 第51話に黄色いドクロ姿で登場しているが、その時から声のトーンは異なるものの、「 - だべぇ」と話し、ドクロリングを本物であるかを判定するためのマジックハンドがドクボンのものと同型だった。また、第58話前半で一人称が「我」、九州新幹線(800系)「つばぺ(TSUBAPE)」に興奮するという子供らしさを見せるなど、ドクボンと思わせる行動が見られた。
- セイン・デ・メダチ
- 声 - 岸尾だいすけ
- メダチ兄弟の双子の兄。青い髪が特徴。武器はレイピア。メロンメロン美少年ビームはどんな女の子でもメロンメロンになって何でも言うことをきかせることができるらしいが、ガンちゃん一筋のアイちゃんには通用しなかった。
- 第58話においてボスやレ・オナラブー・ダベンキと共にダベンキメカに搭乗するが、ボスのドクハン解散の一言の後にメカから放り出される。
- ルイ・デ・メダチ
- 声 - 徳本恭敏
- メダチ兄弟の双子の弟。ピンクの長い髪が特徴。兄と同じくイケメン。武器はムチ。普段はマクドナルドでアルバイトをしている。
- チルチル・ミチル・ミチタリーヌ
- 声 - 井上麻里奈
- 第41話で登場。科学者のような格好で、白衣と眼鏡が特徴。ホットパンツにはドクハンマークが入っている。自身の目的はドクロリングの解析で、願いには無関心のようである。ヤッターマンやドロンボー一味に関してほぼ解析済みだが、ガンちゃんに関しては掴み切れていないところがあった。第41話の最後にガンちゃんの完全解析を誓ったが、結局完全解析には至っていないようである。第58話ではヤッターメカを全滅させるための作戦書をつくり、ドロンボー一味に雷が落ちるなど、ミチルの作戦書どおりに事が運んでいった。普段は社長秘書のアルバイトをしている。
- マッスル・ガッテン(マッスル・ガテン)
- 声 - 堀之紀
- 第51話で登場。ムキムキの筋肉が特徴。英語交じりで話す。普段は、その名のとおりガテン系のアルバイト(道路工事)をしており、そのヘルメットにドクハンマークが入っている。調子が良い時に「大胸筋、さわってみる?」のように「○○筋、さわってみる?」と言って、その言っている筋を強調してみせるのが癖。ヤッターマンやドロンボー一味からだけでなく、ボスからも「暑苦しい」と嫌われている。第51話では「パワーショベラー」というパワードスーツを装着して、ヤッターモグラやドロンボーメカ(ブルーザーブルドッグ)と戦い、その結果ドクハンで唯一、本物のドクロリングを手に入れた。
- 第58話では、レ・オナラブー・ダベンキの指示の下でダベンキメカを組み立てており、怪力の特徴と合わせて、トンズラーとほぼ同様の役回りである。なお、第58話では、ワンセグ放送などの字幕で「ガテン」と表記されている。
- バーバラ
- 声 - 一城みゆ希
- 第55話で登場。占い師であり、老女である。背中にリュックサックのようなものをしょっており、そこにドクハンマークが入っている。「バーバラ バーバラ グールグル」という催眠術を唱え、アイちゃんやドロンボーメカ(ウエディングケーキング)を操った。ヤッタージンベエには催眠術が通じなかったものの、電撃攻撃により、ジンベエだけでなく、中にいたワン・ペリカン・アンコウ・モグラを戦闘不能に追い込んだ。普段は竹下通りで占いの母のアルバイトをしている。
- レ・オナラブー・ダベンキ
- 声 - 八奈見乗児
- 第58話で登場。バーバラが召還したルネサンスにまつわる霊で、顔と声がボヤッキーに類似している。ドクハンボスはレオナルド・ダ・ヴィンチの霊と思った。メカのコックピットに座るときもボヤッキーと同様に右側に座る。ダベンキメカを製造してヤッターメカを全滅に追い詰めたが、ドクハンボスに褒められると「ブタもおだてりゃ木に登る、霊もおだてりゃ天にも昇る」と言って成仏した。ダベンキメカもヤッターキングと激闘の末に破壊される。
その他
- ナレーター
- 声 - 山寺宏一
- タイムボカンシリーズ第5代ナレーター。
- シリアスな語り口をしており、おだてブタやゲストキャラクターの声も多く演じており、加えて今作では全てのヤッターメカも演じている。中には第11話の東国原知事(当時)、第28話の美川憲一の役など、芸能人の物真似での出演もある。
- 「説明しよう!」から始まる台詞[13] など、シリーズ初代ナレーターの富山敬から続く従来のナレーションのスタイルをほぼ継承しているが、時折天然でボケまくるドロンボー一味とヤッターマンたちに鋭いツッコミを入れることがあるほか、『ゼンダマン』の「トミー・ヤマケ」の流れを汲む2頭身キャラクター(アフレコ風景が映される時は8頭身で描かれている)として登場したり、ゲスト出演したタレントには「○○さんお疲れ様でした!」とコメントすることもある。
- ドロンボー一味からは山寺の愛称である「山ちゃん」と呼ばれており、自身も2頭身キャラクターとして登場した時は「山ちゃん」と名乗っている他、ドロンボーのインチキ商売に協力するなど親しげでノリが良く善悪問わずに接する中立な一面を見せた。
- 歴代タツノコキャラクター&タツノコメカ
- 限定版第1弾に三船剛&マッハ号やガッチャマンが、第26話に過去の三悪がゲスト出演した[14] 以外にも、時折歴代のタツノコキャラクターが通行人や見物人、看板や石像のオブジェなどに紛れてカメオ出演している場面も度々ある。例えば、第1話ではハクション大魔王の石像があったり、第3話ではキャシャーンが描かれたトラックが画面を横切り、第5話ではドロンジョの妄想の中にヤットデタマンのドンファンファン伯爵に酷似した男性が登場(顔は影になっているなど、描写されず)、第28話ではドテラマンが描かれたクッションが置かれていて、そばでガンちゃんとアイちゃんがドテラマンの格好をしていた。ガッチャマンは限定版第1弾以前にも、第2話でたこ焼きを食べているシーンや、時折インチキ商売の客や見物人で登場しており、登場回数がもっとも多い。第33話では、男前の仮面、「 - なのら」「おかあたま」と話すなど、ヤットデタマンのコマロ王子にキャラクターがそっくりな豊臣秀頼が登場していた。さらに第59話ではオタスケサンデー号が無人島に漂流しているドロンボー一味に彼らが発注したメカ(ドロンキング)を届ける目的で数秒間だけ登場していた。
- ゲストキャラクター
- 毎回のように様々なゲストキャラクターが登場し、その中には実在する有名人を忠実に再現したキャラクターもいる。声についてもほとんどは本人が担当し、出演者には番組で使用した上北ふたごデザインによる本人のイラストがプレゼントされている。また、作中に登場するメカにも有名人をモデルにしたものがある。「ドロンボーメカ」にはワダアッコー、エドハルミヨン、サチコDX(ディーエックス)など、「ビックリドッキリメカ」にはオマカセメカ、パーメカなど。和田に関しては本人自ら出演をしているわけではないが(声はたかはし智秋が担当)、自身の番組『アッコにおまかせ!』(TBS系列)でワダアッコーのことが紹介された時、たいそう気に入って「原画がほしい」と希望したことから大河原直筆のワダアッコーとヤッターワンの原画が後日プレゼントされた[15]。
- 出演した有名人は以下の通り。このうち、叶姉妹、みのもんた、世界のナベアツ、生瀬勝久、深田恭子、ケンドーコバヤシ、エド・はるみ、ルー大柴(第20話のトールーとして)は、第28話でも「紅白メカ合戦」審査員として出演しているが、声の出演はなし。
- エンドロールで表示される役名は、第24話以前では、声は本人が演出されているものの実名を少し改変した架空の人物(パロディ)扱いで以下のように表記されていたが、第25話からは「特別出演」と実名で表記されるようになった。
- 叶姉妹(カノウ姉妹)(第7話)
- みのもんた(みのもんいち、みのもんじろう、みのもんざぶろう)、久本雅美(マチャミ)(限定版第1弾)
- ルー大柴(トールー)(第20話)
- 黒瀬真奈美(黒瀬先生)(第24話)
- 世界のナベアツ(本人役・ヤッターマン3号)、さかなクン(本人役)(第25話)
- 生瀬勝久、深田恭子、ケンドーコバヤシ(実写映画版のドロンボー一味)、笹川ひろし(本人役)(限定版第2弾)
- 松村邦洋(板東英二のものまねをするドロンボーメカ「コーコーQG」、いろいろな人のものまねをする野球解説者)(第26話)
- エド・はるみ(第27話)- 搭乗したドロンボーメカ「エドハルミヨン」は、タツノコプロが制作に関わった『新世紀エヴァンゲリオン』のパロディでもある。
- 小林幸子、西尾夕紀(紅白メカ合戦に参加した女性歌手&タレント)、神谷明(次週放送の『名探偵コナン』スペシャルの番宣を兼ねて出演)(第28話)
- 中山秀征、夏目三久(当時日本テレビアナウンサー)(ドロンボー一味のインチキ商売に騙される客)(第39話) - 2009年4月24日放送の『おもいッきりDON!』にてアフレコ模様が放送された。2人は当時の『おもいッきりDON!』の司会者。
- 風男塾(ドロンボー一味のインチキ商売に騙される男子学生)(第47話)
- この他にも、限定版第1弾では『ズームイン!!SUPER』のズーミン・チャーミンが登場。第28話では、声の出演はしていないものの、OP・EDテーマを担当したmihimaru GTとET-KINGが登場した。第34話では第1作目でアイちゃん(ヤッターマン2号)を演じた岡本茉利が、ボヤッキーの恋人のおハナちゃん役で出演した。第40話では第1作目でヤッターよこづなを演じた緒方賢一が、宇宙飛行士ボーマン役で出演した。
- 第33話では実写映画版の主演を務める櫻井翔が、映画の宣伝を兼ねておしおき執行中にあいさつをした。
- 第55話では、当時主題歌を歌っていた高見沢俊彦らしき人物が、インチキ商売に騙される客として登場しているが、役名は「高見沢さん?」であり、声は高見沢本人ではなく利根健太朗が担当している。
登場メカ
ヤッターマンのメカ
- 声は全て山寺宏一。
第1作目からのメカ
第1作目から継承されたヤッターメカ。第1作目では後期から出番がなくなったヤッターペリカンやヤッターアンコウなどの出番が増え、ヤッターワン以上のインパクトのあるキャラクターとなっている。
- ヤッターワン
- 外見上の相違点があるが、基本的な性能は特に第1作目から変化はなく、チンジャラ砲・放水・骨型メカの素もそのまま継承されている。設計は第1作目同様ガンちゃんの父親・高田徳兵衛。語尾に「 - ワン」と付け、口ごもり気味に話す。
- 本作では「アイちゃんの誕生日までには修理して、一緒にドライブをする」という約束を果たすために復活させられたという設定になっているが、ガンちゃんが約束を忘れていたこともあって誕生日当日になっても未完成のままであったが、アイちゃんのハンカチの匂いで起動した。アイちゃんのことが大好き。初期の公式サイトでは「アイちゃん以外の女の子には興味がない」と説明されているが、劇場版では他の雌犬ロボにデレデレする場面があった。
- 基本的に地上戦用であり、単体での飛行や、水中・地中への潜行は不可能だが、水上航行が可能で、直立姿勢のままかなりの急勾配を登ることもできるため、地球上のどこにでも移動可能。ヤッターペリカンの背に乗っての飛行や、車輪をスペシャルパーツに換装して鉄道の線路上の走行も可能である。汎用性が高く小回りが利くため、他のヤッターメカが登場してからも最も出動頻度が高い。
- ドロンジョから「でかワンワン」や山寺自身が当時司会を務めていた「おはスタ」に引っ掛けて「おはワンワン」と呼ばれている。
- 戦闘ではドロンボーメカの不意を突いた一撃によってパワーダウンし、その後メカの素を食べて逆転することが多い。
- ファンファーレメカ達は時折ヒゲにサングラスを掛けたり、帽子のデザインが変わっていたりとバリエーションが存在。
- 実写版と異なり、高速道路を走行の際ETCを利用できない。
- 拾ってきたスリッパを集め、穴を掘って埋めるのが趣味。
- スペック
-
- 全長3メートル
- 総重量1.1トン
- 最高時速300キロ
- ガソリンと電気をエネルギーとするハイブリッド仕様。
- メモリー
- ヤッターワンの頭部に埋め込まれている緑の宝石のような形をしている正義の心の結晶。ヤッターワンの記憶を司り、これがないと本来の力を発揮することができない。映画で初めてその存在が明かされ、またヤッターゼロにも同様に黒い結晶のメモリーが埋め込まれていた。
- ヤッターペリカン
- 第14話より登場(正確には2代目OPより)。現代のガンちゃんが設計したが、現代の技術では作るのが不可能なため諦めていた。未来のガンちゃんの手で完成され、それを現代のガンちゃんが現代へこっそりと持ち帰った。英語を交えて会話する。初登場時はワイルドな声だったがそれ以降は甲高い声になり、インチキ外国人のような口調で話すようになる。
- 当初は指図されることを嫌い、また、自分が高性能メカであると鼻にかけて旧型であるヤッターワンを見下していたが、自身がドロンボー一味にあっさり騙されたことや、ヤッターワンの持つ正義の心に強く心を打たれたことなどを経て彼を「先輩」と呼ぶようになる。とはいえ、後から作られた自分の方が高性能だと主張してヤッターワンを落ち込ませる姿はその後もたびたび見られる。
- ドロンジョから「ヤッターアヒル(第1作目同様)」「コウノトリ」などと呼ばれて、「ミーはペリカンです!」と激怒した[16]。webアニメに至っては「何度言えばわかるのですか」と嘆いていた。次第に離陸前に坂上二郎のギャグ「飛びます、飛びます」と振り付きで言うようになる。
- 最近、ウイングカッターを利用した盆栽にはまっているらしい。
- デザイン上のディテールに関しては以下の通り、新旧のヤッターワン以上に非常に異なっている。腹部には第1作目と同様、ペリカン型のファンファーレメカを搭載。メカの素はドジョウ型。
- スペック
-
- 全長4メートル
- 総重量2.5トン
- 最高飛行速度マッハ2
- 機能上、宇宙飛行が可能ではあるが、気密性の問題から却下されている。
- 第1作目との相違点
-
- 1作目ではワン同様ガンちゃんの父が作りかけで放置したものをガンちゃんが完成させた物であるが、本作では上記の通りである。
- 羽根やブースターなど、前作と比べ飛行用のアイテムが増えている。
- 飛行モードへ変形可能。
- ヤッターワンを背中に乗せること(ライドオン)もできる。
- 両翼にウイングカッター(主翼先端が刀状になっており、飛行モード時に敵メカを一瞬で切り刻む)を装備。
- 背部に「ペリカン砲(二連装式バズーカ砲)」を装備。
- 水中に潜れて水中戦ができる(だが息が続かない)。
- ヤッターアンコウ
- 第25話より登場(正確にはアニメ7アバンタイトル部分より)。現代のガンちゃんが初めて設計と製作の両方を行ったヤッターメカで、性格はガンちゃんのそれと同じだが、芸人のような口調で話を振るため、初登場時にはガンちゃんから本当に自分の性格か疑われた。語尾に「 - ダスー」を付けて話す。東北弁風の方言訛りの言葉で喋り、時々、方言訛りを交えたラップを披露する。時には、鼠先輩のような感じで登場することもあったり、天津木村のような詩吟(アンコウあるある話)を吟じることがある[17]。
- ドロンジョからは「ナマズ(第1作目と同様)」もしくは「ヤッターヒラメ」と言われ[16]、トンズラーから「田舎もん」と称されて激怒した。ガンちゃんは新メカのモチーフをチョウチンアンコウにした理由について「不機嫌なアイちゃんの顔にそっくりだった」からだと(迂闊にも)アイちゃんに話してしまい、その結果として外からはヤッターアンコウの装甲がゴムのように引き伸ばされて見えるほどコクピット内で叩きのめされた。また、この回のオチとしてナレーターからは「ヤッターアンコウは二人の愛の形でもある」と発言した。
- ヤッターペリカン同様、デザイン上のディテールなどが新旧で以下のとおり大きく異なっている。
- メカの素で登場する腹部のアンコウ型のファンファーレメカの他に、2機のハリセンボンズを搭載している。後部のスクリューを用いた渦巻き攻撃や、提灯からの強烈な光「アンコウフラッシュ」(「ヤッターマン×トウシバ」のwebアニメ第11話では「アンコウライトフィーバー」と呼称される)を得意技にしており、またwebアニメ第12話ではレーザー光線を装備していた。アンパン型のメカの素の与え方は第1作目と同様、コクピット内の口から食べさせる。ただし、他のヤッターメカ同様、アンコウ自身の口から食べさせたこともある。第31話、第35話、第53話が該当する。
- 第40話では、ペットボトル型のウツボブースターを機体下部に2機装着して大気圏を突破し、宇宙航行を行っている。ブースターを装着した状態では大気圏再突入や大気圏内飛行も可能である。ウツボブースターは5代目OPではすでに登場しており、第58話にも登場している。またコクピット内投影機能を披露している。第57話では、昆虫に関連したストーリーにちなみ、「カブトムシヴァージョン」として、カブトムシの格好(アンコウ曰く「おめかし」とのこと)をして登場した。
- 海に出るときのルートは、「ヤッターマン基地」→「ヒミツの水路」→「玉川上水」→「井の頭公園の池」→「神田川の地下調整池」→「新宿の地下鉄(東京メトロ丸ノ内線・副都心線)の下の水路」→「御茶ノ水駅の横(神田川)」→「お台場」となっている。
- スペック
-
- 全長5メートル
- 重さ3.2トン
- 最大潜行深度1万メートル
- ヤッターヨコヅナ
- 第1作目ではレギュラーメカだったが、今作では第27話に限り登場したゲストメカである。名前は「よこづな」から「ヨコヅナ」へとカタカナ表記に変わっている。江戸時代のガンちゃんのご先祖様である高田岩之介(たかだ がんのすけ)(声 - 菅沼久義)が作った巨大からくりとして登場。木と紙だけで作られたからくり仕掛けの張り子に近い作りだったため、鉄製のドロンボーメカ・エドハルミヨンにあっけなく倒されてしまった。
今作のオリジナルメカ
第1作目には登場しない今作オリジナルメカ。
- ヤッタージンベエ
- 第36話より登場。ジンベエザメがモチーフ。ヤッターメカの目的地への到着時間がそれぞれ大きく異なるという弱点を解消するため、ガンちゃんが開発した。超大型飛行母艦の役割を果たし、内部に他のヤッターメカを搭載する事が可能である。これほどの巨体を置ける場所は基地には無かったらしく、このため基地から10キロ程離れた湖付近に格納庫を設置し、普段はそこで待機している。普段は水の中で過ごしていて、出動時には専用の排水溝が開き、排水を行う。排水後に、「出動できて感動だジーン」と(大量の)涙を流してから出動するので、実際には2回排水している。出動時にはヤッターマン基地がせり上がって発射口が開く(その際、風圧で基地周辺の建物・住民に迷惑がかからないよう、周辺の信号機を全て赤にして、電磁ネットを張る)。語尾に「 - ジーン」を付けて話す。非常に涙もろい性格でほとんど戦闘を好まない。これは、実際のジンベエザメが、人を襲うような生態ではないことと同じである。このため、ビックリドッキリメカを作ることはないが、特別な時はせんべい型のメカの素を食べる。腹部のファンファーレメカは、実際のジンベエザメの餌である2匹のオキアミ型で、どちらもトライアングルを鳴らす。戦いは1対1の方が感動するという理由から、基本的にヤッターメカは1機しか出動させてくれない(ただし何らかのサポートはする)。休みの日は太平洋で彼女を探している。
- 第45話では駐車違反でニューヨークの警察に捕まってしまい、オモッチャマの呼び出しに反応しなかった。
- 第36話以降ほとんどの回で登場しているが、出動先が、基地のある国分寺近郊の場合(第43話、第46話、第56話)はヤッターワン(小回りがきかないため)、宇宙の場合(第40話)はヤッターアンコウで出動している(宇宙飛行できないため)。
- スペック
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- 全長70メートル
- 総重量50トン
- 最高飛行速度マッハ3
- ヤッターモグラ
- 第39話より登場(正確には5代目OPより)。モグラがモチーフ。頭にはヘッドライト付きのヘルメットと苦手な光対策用のサングラス、右手にはスコップ、左手にはつるはし、鼻先にはドリル、尻にはシールドマシン、サングラスにはヤッターアンコウと同様のコクピット内投影機能をそれぞれ装備している。第1作目を含め、これまでのヤッターメカが苦手としていた地中戦用に開発されたが、本当は土の中は好きではないし、穴掘りも好きではない。基本的に敬語で話し、語尾に「○○ですが、何か?」を付けて話す癖があり、かなり根暗で、理屈っぽい性格。アイちゃんに頼まれた際はやる気を出すこともある。アンコウ程ではないが訛っていて、茨城弁や栃木弁に近い喋り方である。静かな所が好き。劇場版では他のヤッターメカとともに飛行していた。
- 趣味はゲームと日光浴。ゲームの腕はプロ級(ただし、モグラ叩きは苦手。またその際、手をハンマーに変えている)。
- メカの素で登場する腹部のモグラ型のファンファーレメカの他に、こしょこしょミミズを搭載。メカの素の形状は、グラタンの形をしており、コクピット内の電子レンジにグラタン皿ごと入れて食べさせる。腹部に付いている樽には3匹のモグラ型メカが備わっていて、ファンファーレを鳴らす際にはペリカン、アンコウ同様、口をラッパみたく鳴らす(第54話ではファンファーレが省略されたため、第39話・第48話・第51話でしか聞くことができない)。ガンちゃんは当初、ミミズ型のメカの素という候補も考えていたが、「不気味」という理由で却下し、グラタン型となった経緯がある。
- 第39話で初登場して以来、第51話まで約3か月間出動がなかった。そのためにガンちゃんは、出番が少ないために怒るのではないかと気にかけたのだが、「まっいいか」とあまり問題にはしていない。一方モグラ自身も出番が少ないことを気にしていたが、『ドラゴンクエストIX 星空の守り人』にハマっているのであまり気にしなくなった。
- ガンちゃんは、地中用メカ構想段階で「ヤッターモグラ」にするか「ヤッターオケラ」にするか悩んでいたこともある。
- スペック
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- 全長3.3メートル
- 総重量2トン
- 最高時速90キロ。
- ヤッタードラゴン
- 第50話より登場。ドラゴンがモチーフ。元々は伝説世界の竜神だったが、現実世界で祠に祀られていた自身の壊れた石像をガンちゃんに直してもらい、その優しさに惹かれ伝説世界へとヤッターマンたちを召喚。額の勾玉を狙うドロンボー一味に窮地に追い込まれた時、アイちゃんがとっさに与えた(ヤッターワン用の)メカの素を取り込みヤッタードラゴンへ進化を遂げた。
- 喋り方はかなり古風である。リアクションが大きく、歌舞伎のような言い回しをする。ドラゴン用のメカの素は前作に登場したヤッタードジラの物と同型のどら焼き型である(第55話で登場)。メカの素で登場する腹部のドラゴン型のメカは、ファンファーレの代わりにドラを鳴らす。
- 現実世界では姿は消えていたものの、ガンちゃんがヤッターマンのマークと竜の髭が彫られた勾玉を持ち帰っていた。
- その後はピンチのときにだけ現れるが、いつでもどこでも出られるわけではない。その時々の場所や方角、時間の組み合わせ次第だった。
- 第58話でダベンキメカの攻撃と引き換えに一度消滅したが、最終話で復活し「ヤッタードラゴン2.0(二代目ヤッタードラゴン)」となった。本人によると、ジンベエへの搭載が可能になった。
- ドラゴンが喋るシーンのBGMは、その名前から山本正之のプロデビュー作『燃えよドラゴンズ!』をアレンジしたものが使用される。
その他のヤッターマンのメカ
- ビックリドッキリメカ
- 各ヤッターメカのピンチに際し、「メカの素」を食べさせることによって、ヤッターメカの体内で製造され、口からスロープを降りて出現する小型のメカ。小型のまま集団で攻撃する場合と、変形合体して巨大なメカに変身する場合がある。
- 基本的にアイちゃんが「メカの素」をヤッターメカに与える設定に変更されている。ただし、限定1時間SPではガンちゃんが「メカの素おかわり」と二つ目を、第12話ではオモッチャマが与えるなどの例外もある。
- 第1作目と異なり、名称が最初から「ビックリドッキリメカ」に統一されている。またメカによってビックリドッキリメカのモチーフが決まっている事もない。一度に複数の種類のメカが出現する場合や、複数のヤッターメカが合同で同一種類のメカを出現させる場合もある。
- 今作では、CGによるビックリドッキリメカの製造工程も見ることができる。見ることができるのはヤッターワン・ヤッターペリカン・ヤッターアンコウ(第53話のみ)だが、話によっては尺の都合上省略されることもある。
- 基本的にドロンボーメカにトドメを刺すための存在ではあるが、ドロンボー一味の殺害が目的ではなく、彼らを爆発に巻き込む以外に生命の危険が及ぶほどの危害を加えることはない。第10話では例外的に、ドクロリングとおぼしき物体を拾いに桜島火口におしおき三輪車で侵入したドロンボー一味を救出するため、「シロクマメカ」が出動している。
- ハリセンボンズ
- 声 - 不詳
- ヤッターアンコウに搭載した2機のハリセンボン型メカ。顔がお笑い芸人のハリセンボンに似ていて、「フグじゃねえよ」というツッコミもする。お魚のハリセンボンと同じく膨らむと全身の棘が直立ち、これに刺されたドロンボーメカは、あまりの激痛に水面から飛び出してしまう。
- ウツボブースター
- 声 - 徳本恭敏
- ヤッターアンコウを宇宙に飛ばすために用いられる双子のウツボ型ブースター。2匹で「ウツボ!ウツボ!」と言うのが口癖。ガンちゃんが理科の実験で用いたペットボトルロケットをヒントに製作した。宇宙空間はもちろん大気圏内での運用も可能だが、多少の無理があってコントロールができない。
- こしょこしょミミズ(コショコショミミズ)
- 声 - 不詳
- ヤッターモグラに搭載しているミミズ型メカ。名前の通り「こしょこしょ」とくすぐり攻撃をする。ヤッターモグラにとっては数少ない友達でもある。
- なお、ワンセグ放送などの字幕では「コショコショミミズ」と全てカタカナ表記となることがある。
ドロンボーのメカ
ドロンボーメカ関連の声は、その多くを三浦潤也や徳本恭敏が担当している。第26話では前述のとおり松村邦洋が担当した。
- ドロンボー一味の巨大メカ
- ドロンボー一味が搭乗して目的地に向かい戦闘により毎回破壊されたり、自爆スイッチで爆破したりするメカ。インチキ商売で得た資金を元に、すべてボヤッキーが設計し、トンズラーの協力を得て製作している。第1作目が基本的にその回に行ったインチキ商売をモチーフにしていたのに対し本作のドロンボーメカは行き先を意識したデザインをしたメカが多く、話によっては行先にちなんだダジャレ[18] が元になったメカも存在する。。操縦や攻撃も主にボヤッキーの担当だが、メカによってはドロンジョが攻撃ボタン(時には誤って自爆ボタン)を押したり、トンズラーが武器の動力源(スタミナ切れで次第に攻撃力が落ちる)になっていたりすることがある。ヤッターメカと同様に自我を持ち、独特の掛け声を発するものが多い。その自我故に操縦を受け付けず、独自の習性を発揮することがある。コクピットの背後にはドロンジョ専用のバスルームと、脱出兼ドクロリング鑑定用のおしおき三輪車が常備されている。メカによっては三輪車とは別にドクロリング鑑定機が据え付けられている場合もある。
- ときおり第1作目に登場したメカの復刻版が登場しており、限定版第2弾では第1作目の第1話に登場したダイドコロンが、第40話では第1作目の第35話に登場したスカンタコが復刻され、かつて敗れたヤッターメカと再戦(第40話に関しては、おしおきも第1作目と同じ内容が執行された)している。
- おしおき三輪車
- 噴射機構のような物は最後尾に一基のみ備えている。
- ハンドル部分のドクロマークはドクロベエとの通信機になっている。このマークはドクロリングの真贋を判定する機能も持っている。
- 偽ビックリドッキリメカ
- ビックリドッキリメカに対抗してボヤッキーが作った偽のゾロメカで、第1作目の後期を彷彿とさせる、ゾロメカ同士のアクションが繰り広げられる。初登場の限定版第2弾では、ヤッターワンの骨型「メカの素」を真似た「悪の素」をドロンボーメカに与えると一度シャックリして、これまた真似たファンファーレ担当のドクロメカが小太鼓を鳴らしてから登場する。これらを解説していたナレータの山ちゃんに「もろパクってますけど」とツッコミを入れられ、ヤッターマン1号にも「真似しやがって!」と言われた。番組後期は、悪の素を使わずにボヤッキーが直接スイッチを押して登場させるパターンが多かった。当初の名称はビックリシャックリメカであったが、第34話ではギックリコッキリメカ、第46話と第47話と第57話ではギックリコレッキリメカ、第55話ではチャッカリコッキリメカと、ボヤッキーの気分で変わるようで決まった名称がない。
コクピットメカ
- 第1作目からのメカ
- 第1作目より継承されたコクピットメカ。ボヤッキーによって作られたがいずれも戦いに役に立つことはなく、ほとんどドロンボーの敗北を促している。
- おだてブタ(でブタ)
- 声 - 山寺宏一(予告編第6弾やテレビCM編 - 富山敬[19])
- ヤッターマンでお馴染みのブタ型メカで、第1作目同様にボヤッキーがドロンジョにベタ褒めされて良い気になると、ブタがヤシの木に登って「ブタもおだてりゃ、木に登る(ごくまれに「ブヒー」と言う回もある)」と水を差し、ボヤッキーをずっこかせる。ドロンボー一味全員や、突っ込むこともある。話のテーマで「毛を植える」など台詞が変化する場合もある。第1作目ではヤシの木をゆっくり登るのに対し、今作ではヤシの木を駆け登る。また、今作では首に水色のスカーフを身に着けている。第10話では舞台が鹿児島県だったため、現地の名物の黒豚として登場している。初回から第24話まで毎回欠かさず登場していたが、第25話以降は今作で新たに生まれたオリジナルメカが登場するようになり、登場が不定期になった。中には、エド・はるみや綾小路きみまろなど有名人のモノマネをするバージョンやヤシの木に登らないバージョンがあったり、コックピット以外の場所にも現れるようになった。第46話ではネエトンに一目惚れし、目をハートにしていた。
- 場面転換でブタが色々なこと(寛ぐ、モノマネ、冒険など)をしながら「で?」(「それで?」の略)と言うアイキャッチが流れるバージョンもある(表記は「でブタ」)。場面転換で登場する場合、かつての『逆転イッパツマン』の「くちびるメカ」や『タイムボカン2000 怪盗きらめきマン』の「そのコロ」とほぼ同じ役割を果たしている。
- また、第55話においてエースコックのシンボルマークである「こぶた」に似た格好で、ワンタンメンを持って「ブタもおだてりゃ、木にのぼる。ワンタンメン食べる?」と発言したバージョン(←おだてこぶた)もあった。ドロンボーメカが黒毛和牛ならびに焼肉をモチーフにした「ハラミギュターン」が登場した回(第52話)には、焼豚にされてドロンボーらに食されるのがイヤという理由で登場せず、ヤシの木だけが登場し、そこには置き手紙があった。ただし、でブタの方は登場した。第58話では、Aパート終了のアイキャッチで、ガンちゃんに代わり、でブタがヤッターマン1号のコスチュームで登場、けん玉にも「で」と書いてあった。
- ドッチラケメカ
- 声 - 山寺宏一
- 第1作目の前期でよく登場したメカだが、今作は数えるほどしか登場していない。
- なげきブタ
- 声 - 山寺宏一
- 第1作目とは台詞が異なる。
- アクション予報メカ
- 声 - たかはし智秋
- ドッチラケメカ同様、今作は数えるほどしか登場していない。
- おほめブタ
- 声 - 山寺宏一
- 「この世に生まれて幸せだぁね」という台詞が追加。
- 今作のオリジナルメカ
- 第1作目や、以降のシリーズ作品には登場しない、今作初のコクピットメカ。これらのメカの登場で、おだてブタの登場が不定期になった。なお、ワンセグ放送等の字幕では、括弧内の名前で表記されることがある。
- アフロアヒル(アフダック、アフロダック)
- 声 - たかはし智秋
- 紫のアフロをかぶったアヒル型メカ。おだてブタと同じくボヤッキーをベタ褒めすると登場して、「アッハハハ〜ァ」と笑った後、「あ〜ぁ、その気になってやんの」とため息をついて消え去り、ボヤッキーたちをずっこかせる。おだてブタ・でブタ・さよブタと共演するバージョンもある。
- ドンビキドクロ(リストラドクロ)
- 声 - 山寺宏一
- コートを着て寒がっている中年サラリーマン風のドクロ型メカ。主にドロンジョが寒いギャグを言ったり、ボヤッキーをベタ褒めすると登場して、「寒い、ふところも寒けりゃ、お前らも寒い」と言って消え去り、ボヤッキーたちをずっこかせる。
- ハルウララドクロ(春ウララドクロ)
- 声 - 徳本恭敏
- 桜の木の下で一升瓶片手に寝そべっているドクロ型メカ。おだてブタと同じくボヤッキーをベタ褒めすると登場して、「お前ら見てると悪酔いするわ」などと言って消え去り、ボヤッキーたちをずっこかせる。ドクロ型だが、額にはしわがある。
- 逆さカバ
- 声 - 徳本恭敏
- 逆立ちをしているカバ。おだてブタと同じくボヤッキーをベタ褒めすると登場して、「カ〜バ!」(「バ〜カ!」の反対読み)と言って消え去り、ボヤッキーたちをずっこかせる。
- さよブタ(佐代ブタメカ、佐代ブタ)
- 声 - 山寺宏一
- 赤いスカート姿の三つ編みをしたブタ型メカで、最初からヤシの木に登っているおだてブタのメスバージョン、別名さよちゃん。第1作目のなげきブタと同じく3悪がやられる直前に登場し、「さようなら」と「おなら」をかけた「さよ・おなら」の発言と意味もなくオナラをする。これを自爆スイッチの起動とも言う。でブタ・アフロアヒルと共演するバージョンもある。
- タイムボカンシリーズ他作品からのメカ
- 第1作目以降のシリーズ作品からカメオ出演的に登場するメカ
- ゼンダマンより
- タイムパトロール隊オタスケマンより
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- オハヤシ星人
- 声 - たかはし智秋、伊藤静
- 顔がチャック付きの財布のような2人1組の宇宙人。最初は「やってみろ!やってみろ!やってみろ!」と舞妓さん風に扇子を煽って応援するが、最後に「無駄だと思うけどやってみろ!」と敗北を案じさせる一言を言って、「チャック!」と口のチャックを閉じて消え去っていく。
- ドージョ
- 声 - 徳本恭敏
- ボヤッキーがスイッチ押す際に「ドージョ」と一言言った後に去っていくドジョウ型のメカ。
- お笑いカラス
- 声 - たかはし智秋
- 3悪がやられる直前に「アッハハハハハハハハ」と笑うだけで何も意味がないメカ。初登場は第16話。
- 占いママさん
- 声 - たかはし智秋
- 今後の戦況を天気予報で占うが、決まってドロンボー一味の敗北を案じさせる内容しか言わない。初登場は第7話。
- ヤットデタマンより
- 逆転イッパツマンより
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- ヤカン
- 声 - 山寺宏一
- 目がついたやかん型。3悪がヘマをすると関西弁で「あかん、ヤカン、あかんがなー」と言って沸騰し去っていくメカ。
- 女子高生メカ
- 声 - 伊藤静、たかはし智秋、小原乃梨子
- ドロンボーメカが攻撃する際に、デスティニーズ・チャイルド風のダンスを踊りながら「いいぞ、いいぞ、ボヤッキー!」「ボヤちゃん最近ヤバくなーい?!」などとボヤッキーを励ます3体の女性型メカ。デザインが現代の女子高生(コギャルを彷彿させる)を意識したものとなっている。第28話では羞恥心の格好で登場した(当時、羞恥心が「羞恥心 with Pabo」として『第59回NHK紅白歌合戦』に出場した為)。
- 旧作版のほうも映画版においてハンマーメカから出現した無数のコックピットメカの中にこっそりまぎれて登場している。
オマケのコーナー
第36話から第58話まで登場した、ED終了後約30秒間のミニコーナー。週替わりで、以下の中からいずれかが放送された。 「GGイングリッシュ!」や「ネエトンのギャルゴレ」のように何回も放送されたものもあれば、「ヤッタージンベエだもの」のように1回限りのコーナーもあった。前述のとおり、第53話 - 第56話は劇場版映画に関連した内容であった。
- GG(ゴロゴロ)イングリッシュ!
- ヤッターペリカンによる、得意の英語のコーナー。英単語を語呂合わせで覚えようというもの。このコーナーではペリカンは角帽をかぶっている。通常は「See you next time」で締めるが、「GGイングリッシュ!」最終回となった第57話では「See you again」で締めた。
- ラップステップジャンプ
- ヤッターアンコウによる、得意のラップのコーナー。毎回異なるオリジナルラップを披露する。はじめに「ラップの基本は言葉のおけつを合わせることダス」と言ってからラップを披露し、最後は「さよなら三角まな板四角ダス〜」で締める。このコーナーでは、アンコウはサングラスをしている。
- ヤッタージンベエだもの
- ヤッタージンベエが、感動を分けてあげようというもの。
- 暗号でGO!
- ドクロベエが出題する暗号を、ドロンボー一味が解読する。ドロンボーが解読に成功すると、その暗号にちなんだ「ママより怖いおしおき」が執行される。
- 天才ドロンボーのヤッターマンをやっつけろ!
- オマケのコーナーだけでも、ドロンボー一味がヤッターマンに勝とうというもの。第41話では、当時発売されていたマクドナルドハッピーセットにちなんだ「ハンバーガー早作り対決」で、ガンちゃんとトンズラーが対決したが、トンズラーが材料を全部食べてしまったため敗れている。
- ドロンボーやめて何になる?
- ドロンボー一味が転職を試みるが、結局失敗するオチがつくコーナー。逆転イッパツマンの「人間やめて何になる?」に近い。
- ネエトンのギャルゴレ
- ネエトンによる、得意のギャル語のコーナー。登場キャラの決め台詞を、ギャル語に変換する。変換された側は、ヤマンバなどのギャル風メイクで登場する。このコーナーでは、ネエトンは眼鏡を掛けている。
- 「ネエトンのギャルゴレ」最終回となった第58話は、ドロンジョに諭され、正しい日本語で話すようになった。「日本語は正しく使おうね!」と訴えてコーナーを締めた。
- かってに世界新記録
- ドロンボー一味がおそらく誰も挑戦していないであろう世界記録に挑戦し、簡単に新記録を打ち立てようというコーナー。
スタッフ
一部作画関係者に旧作と共通のスタッフが存在するが、総監督の笹川ひろし、メカデザインの大河原邦男、音楽の神保正明と山本正之以外は、全スタッフが入れ替わった。
- 企画 - 成嶋弘毅(タツノコプロ)
- 原作・アニメーション制作 - タツノコプロ
- チーフプロデューサー - 諏訪道彦(読売テレビ)、田中修一郎(タツノコプロ)
- プロデューサー - 永井幸治(読売テレビ)、栃平吉和(タツノコプロ)
- シリーズ構成 - 高橋ナツコ
- キャラクターデザイン - 上北ふたご
- メカニックデザイン - 大河原邦男
- 美術監督 - 中村光毅
- 色彩設計 - 永井留美子
- 撮影監督 - 入部章
- 編集 - 奥田浩史
- 音響監督 - 清水勝則
- 音響効果 - 加藤昭二、鋤柄務、古宮理恵(アニメサウンドプロダクション)
- 音楽 - 神保正明、山本正之、深澤秀行
- 音楽協力 - ユニバーサルミュージック
- OP絵コンテ・演出・作画監督 - さとうけいいち
- ED絵コンテ・演出 - 羽多野浩平
- 監督 - しぎのあきら(第1話 - 第17話)、菱田正和(第18話 - 第60話)
- 総監督 - 笹川ひろし
- タイトルロゴデザイン - グラパチ、モギシンゴ
- コンテンツプロデューサー - 斎藤朋之(読売テレビ)、渡邊季之(タツノコプロ)
- 制作 - 読売テレビ、タツノコプロ
主題歌
オープニング・エンディング共に定期的に変更された。
オープニングテーマ
- 「ヤッターマンの歌」
- 作詞 - 若林一郎 / 補作詞・作曲 - 山本正之
- 編曲・歌 - 音屋吉右衛門(第1話 - 第10話) / レーベル - ドリーミュージック
- 初代オープニング。原曲とは対照的に、アコースティック・ギター主体のシンプルなアレンジになった。演奏、ボーカルともに一発録りに近く、世良及び野村の細かなミスも修正されることなくそのまま使われている。山本は、主題歌制作の作業は山本が参加しない中で進められ、「主題歌歌唱アーティスト募集」告知は建前的なものだったと主張している。また、録音が完了していた音源を発表された翌日に聞かされた山本は、曲の印象から「デモテープ」的なものという感想を持ったと言う[20]。なお、演奏に使用されたギターはギブソン製で、シングルのジャケットでは、ヤッターマンがそのギターを手にした姿が描かれている。
- 編曲 - NAOKI-T / 歌 - ET-KING(限定版第1弾を含む第11話 - 第17話) / レーベル - ユニバーサルJ
- 2代目オープニング。軽快でアップテンポなラテン調のアレンジが特徴。シングル「ふたりの歌/ヤッターマンの歌」に収録されている。
- 編曲 - 深澤秀行 / オリジナルアレンジ - 神保正明 / 歌 - 西尾夕紀(限定版第2弾を含む第18話 - 第28話) / レーベル - コロムビアレコード
- 3代目オープニング。通常使用されているものは山本正之の歌唱によるオリジナル(原曲)版に限りなく近いアレンジになっているが、第22話ではCDのカップリングに収録されている演歌調にアレンジされたものが使用された[21]。なお、OPアニメ自体の内容は2代目OPアニメと全く共通(第25話よりヤッターアンコウのカットが追加された)。インストゥルメンタル・バージョンがWebアニメの『ヤッターマン×トウシバ』のOPテーマとして使用されている。前述の、第25話『タイムボカンシリーズ 天才ドロンボー』のOPテーマとしても使用された。
- 編曲 - 成田忍 / オリジナルアレンジ - 神保正明 / 歌 - 腐男塾(第29話 - 第35話) / レーベル - インペリアルレコード
- 4代目オープニング。先述のET-KINGバージョン同様、軽快なアップテンポ調のアレンジとなっている。本来は本人たちのマキシシングルである「俺の空」のカップリング・ナンバーとして収録。初登場の第29話はOPアニメは無しでテロップだけ流れていた。本格的にOPアニメが加わったのは第30話からで3代目(第25話以降のバージョン)と同じだが最後の一部分(ドロンボーのやられシーン)はカットされている。
- 編曲・歌 - 高見沢俊彦(第36話 - 第59話) / レーベル - EMIミュージック・ジャパン、ヴァージン・ミュージック
- 5代目オープニング。メタル調のアレンジになっている。OPアニメはこれまでと違い1作目の前期OPにやや類似した映像になっている。
- この楽曲は本人のダブルAサイドシングルである「VAMPIRE 〜誘惑のBlood〜/ヤッターマンの歌」の2曲目に収録されている。
- なお第36話のOPでは、編曲・アーティスト名の表記が高見沢利彦と誤ってクレジットされた。
- また第44話から第46話にかけて、映像の手直しが加えられたが、第44話・第45話のverはDVDには収録されていない。
- 編曲 - 神保正明 / 歌 - 山本まさゆき、少年少女合唱団みずうみ(第60話) / レーベル - JVCエンタテインメント、flying DOG
エンディングテーマ
エンディングテーマは、どれも歌詞中に本作の内容を直接的に表す言葉がほとんど使用されていないタイアップ色の強いものになっている。
- 「diverge」(第1話 - 第10話)
- 作詞 - Hiroko and Mitsuyuki Miyake/Hidemi Ino / 作曲 - Mitsuyuki Miyake / 編曲 - Mitsuyuki Miyake/Takasui Morio / 歌 - mihimaru GT / レーベル - ユニバーサルJ
- 初代エンディング。EDアニメ自体は大変シリアスな内容となっている。
- 「皆既日蝕」(限定版第1弾を含む第11話 - 第17話)
- 作詞 - 秋元康 / 作曲 - 水沢狛江、ババダイスケ / 編曲 - ババダイスケ、JULEPS / 歌 - JULEPS / レーベル - ユニバーサルJ
- 2代目エンディング。EDアニメ自体は哀愁を漂わせる内容となっている。
- 「恋想曲」(第18話 - 第24話)
- 作詞 - 黒瀬真奈美、leonn / 作曲 - 籐子、日比野元気 / 編曲 - 河野伸 / 歌 - 黒瀬真奈美 with 12人のヴァイオリニスト レーベル - ユニバーサルJ
- 3代目エンディング。EDアニメ自体はドロンボー一味の視点で描かれた2代目までと異なり、アイちゃんの視点で描かれている。
- なお、黒瀬本人は第24話に黒瀬先生としてゲスト出演している。
- 「今」(限定版第2弾を含む第25話 - 第28話)
- 作詞 - ET-KING / 作曲・編曲 - ET-KING、NAOKI-T / 歌 - ET-KING / レーベル - ユニバーサルJ
- 4代目エンディング。再びEDアニメがドロンボー視点に戻りコミカルな演出が施されている。
- 「GIVE ME UP」(第29話 - 第35話)
- 作詞・作曲 - P.Nigro、M.Nigro、M.DeSan Antonio / 日本語詞 - Kanano Kato / 編曲 - Susumu Kawai / 歌 - 玉置成実 / レーベル - ユニバーサルJ
- 5代目エンディング。4代目ED同様コミカルな演出が施されている。第35話ではEDのアニメがその回のおしおきとなっていた。
- 「勝つんだ!」(第36話 - 第48話)
- 作詞・作曲 - ジャジィはなわ / 編曲 - 成田忍 / 歌 - 腐男塾 / レーベル - インペリアルレコード
- 6代目エンディング。EDアニメは第35話のものと共通。
- 「ZEROからはじめるストーリー」 (第49話 - 第60話)
- 作詞 - エガワヒロシ / 作曲 - 松井亮太 / 編曲 - 吉田明広 / 歌 - ワカバ / レーベル - 喝采
- 7代目エンディング。EDアニメはガンちゃん視点で描かれている。
挿入歌
- 「天才ドロンボー'08」
- 作詞・作曲 - 山本正之 / 編曲 - 安部潤 / 歌 - ドロンボー(小原乃梨子、八奈見乗児、たてかべ和也) / レーベル - ユニバーサルJ
- 限定版第1弾以降、挿入歌としてたびたび使用された(ただし同曲の前奏部分のメロディは第1話の時点からBGMとして使用されている)。基本的に原曲(オリジナル版)に忠実だが、シナリオフォーマットに合わせて歌詞の一節が「ドクロストーン」から「ドクロリング」に変更されている。タイトルの「'08」は発音しない。
- シングルカットされ、アニメ史上最高齢ユニット誕生としてニュースになった[22]。ジャケットには、ドロンボー一味の「おしおきポーズ」が描かれている。
- 第28話のみ小林幸子の歌唱による特別バージョンが挿入された。
- 最終話のラストシーンにおいても使用された。
- 「マッハゴー・ゴー・ゴー」(『マッハGoGoGo』より)
- 作詞 - 吉田竜夫 / 作曲 - 越部信義 / 歌 - ボーカル・ショップ
- 限定版第1弾で挿入歌として使用された。
- 「ガッチャマンの歌」(『科学忍者隊ガッチャマン』より)
- 作詞 - 竜の子プロ文芸部 / 作曲 - 小林亜星 / 編曲 - ボブ佐久間 / 歌 - 子門真人、コロムビアゆりかご会
- 限定版第1弾で挿入歌として使用された。
- 「地上の星」(『プロジェクトX〜挑戦者たち〜』より)
- 作詞・作曲 - 中島みゆき / 編曲 - 瀬尾一三 / 歌 - 中島みゆき
- 第16話と第26話に挿入歌として使用された。
- 「-さんあく30年- 君を離さない チュッ☆」
- 作詞・作曲 - 山本正之 / 編曲 - 安部潤 / 歌 - ドロンボー(小原乃梨子、八奈見乗児、たてかべ和也) / レーベル - ユニバーサルJ
- アルバム「ドロンボー伝説'08」に収録。基本的に原曲(オリジナルは『タイムボカン王道復古』のED)に忠実だが、今作に合わせて歌詞の一節が変更されている。
- 第59話で挿入歌として使用された。
各話リスト
サブタイトルの語尾の「コロン」は、全て黄文字で表記されている。
遅れネット局がないため、日本テレビ系列の無い佐賀県と沖縄県以外の全国で同時放送となった。
- サブタイトル頭の※印は、衛星放送および独立局で再放送されていない回。ただし、限定版1のみチバテレで再放送あり。
- サブタイトル頭の◎印は、10個(第35話までは5個)のドクロリングが見つかった回。
話数 | 放送日 | サブタイトル | 脚本 | コンテ | 演出 | 作画監督 | 舞台 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
第1話 | 2008年 1月14日 |
ヤッターマン誕生だコロン! | 高橋ナツコ | しぎのあきら | 剛田隼人 | 井口忠一 | 東京・赤坂 |
第2話 | 1月21日 | ナニワのたこ焼王決定だコロン! | 菊池一仁 | 荻原露光 | 西城隆詞 | 大阪 | |
第3話 | 1月28日 | ※◎バカデミー賞を獲るのだコロン! | 加藤陽一 | しのゆきひろ | 高橋和徳 | 米カリフォルニア州 ハリウッド | |
第4話 | 2月4日 | 北の国キャラ2008だコロン! | 平見瞠 | 石屋義畝 | 鈴木清崇 | 草間英興 後藤圭佑 |
北海道・札幌 |
第5話 | 2月11日 | ※王子とチョコレート城だコロン! | 武上純希 | 中村憲由 | 矢花馨 | 古池敏也 | チェコ・プラハ |
第6話 | 2月18日 | 花の都のファッションだコロン! | 本田雅也 | 大庭秀昭 | 高木信一郎 | フランス・パリ | |
第7話 | 2月25日 | セレブ姉妹もつらいよだコロン! | 渡邊大輔 | 鈴木幸雄 | つるやまおさむ | さいとうもも | モナコ |
第8話 | 3月3日 | ◎おだいばテレビに潜入だコロン! | 加藤陽一 | 中村憲由 | 萩原露光 | 西城隆詞 | 東京・お台場 |
第9話 | 3月10日 | オタンカーメンの呪いだコロン! | 平見瞠 | 矢花馨 | 飯田宏義 古池敏也 |
エジプト | |
第10話 | 3月17日 | タイガードラマーアツヒメだコロン! | 武上純希 | しのゆきひろ | 高橋和徳 | 鹿児島 | |
第11話 | 4月14日 | ドロンジョ様はお年頃だコロン! | 高橋ナツコ | 玉川真人 | 井口忠一 | 宮崎 | |
第12話 | 4月28日 | オモッチャマ危機一髪だコロン! | 本田雅也 | 西本由紀夫 | 渡部圭祐 | 米ネバダ州 ラスベガス | |
限定版1 | 5月5日 | ※今夜限りのドロンボーVSみのもんた アナタも一緒に脳力対決! ガッチャマンやマッハ号も登場スペシャルだコロン! |
加藤陽一 | 大庭秀昭、鈴木幸雄 中村憲由 |
大庭秀昭 しのゆきひろ |
宍戸久美子、高橋和徳 高田晃、錠前龍治 |
東京・港区汐留日本テレビ |
第13話 | 5月12日 | ぶらり巣鴨のカリスマだコロン! | 渡邊大輔 | 古川順康 | 萩原露光 | 川口弘明 | 東京・巣鴨 |
第14話 | 5月19日 | ヤッターペリカン登場だコロン! | 武上純希 | 中村憲由 | 鈴木清崇 | 羽山賢二 | 地球・石器時代 |
第15話 | 6月16日 | ヤッターメカが仲間割れ?だコロン! | 高橋ナツコ | 小林浩輔 | 古池敏也 | 神奈川・横浜 | |
第16話 | 6月23日 | 悟空探しはゴクウロウだコロン! | 武上純希 | しのゆきひろ | 高橋和徳 | アノ(中)国 | |
第17話 | 6月30日 | お宝鑑定ならプライスレスだコロン! | 平見瞠 | さいとういたる | 青柳宏宣 | 相坂ナオキ、山崎正和 井口忠一 |
石川・金沢 |
第18話 | 7月7日 | OLD DAYS下町の夕日だコロン! | 武上純希 | 玉川真人 | 上村泰 | 井口忠一 | 東京・ 千住のお化け煙突付近 (昭和30年代) |
第19話 | 7月14日 | ※無人島でブータレキャンプだコロン! | 池田眞美子 | 榎本守 | 中武学 | 無人島 | |
第20話 | 7月28日 | 崖っぷちのトールーだコロン! | 高橋ナツコ | 佐藤照雄 | 戸部敦夫 | 神奈川・江の島 | |
第21話 | 8月4日 | ※はりきりホッター魔法の宝だコロン! | 平見瞠 | しのゆきひろ 鈴木幸雄 |
中島豊秋 | 高橋和徳 | 茨城・つくば |
第22話 | 8月11日 | ご当地ヒーロー大活躍だコロン! | 渡邊大輔 | 山崎和男 | 雄谷将仁 | 川口弘明 | 香川・琴平 |
第23話 | 9月1日 | ※クリスタルスカル発見だコロン![23] | 武上純希 | 中村憲由 | 小林浩輔 | 古池敏也 | 東京・浅草 |
第24話 | 9月8日 | USAの選挙は大接戦だコロン! | 渡邊大輔 | 菱田正和 | 上村泰 | 井口忠一 | 大分・宇佐(USA) |
第25話 | 11月10日 | ヤッターアンコウ登場だコロン! | 高橋ナツコ | 羽多野浩平 | 草間英興 | 海底 | |
限定版2 | 11月24日 | ※今夜限りのドロンボーVSドロンボー! 生瀬・ケンコバ・深キョンにあのヒーローも 登場スペシャルだコロン! |
加藤陽一 | 上村泰 中島豊秋 |
高橋和徳 | 東京・日活スタジオ | |
第26話 | 12月1日 | 歴代三悪オールスター勢揃いだコロン! | 本田雅也 | 中村憲由 | 矢花馨 | 古池敏也 | 兵庫・西宮 甲子園球場(の隣) |
第27話 | 12月8日 | ◎決戦エド・はるみ江戸でグーだコロン! | 武上純希 | 大久保政雄 | 高橋和徳 | 江戸・神田明神下 (江戸時代) | |
第28話 | 12月15日 | 年末SP紅白メカ合戦は大混乱だコロン! | 渡邊大輔 | 山崎和男 | 榎本守 | 中武学 | 東京・渋谷 (エヌマルケーホール) |
第29話 | 2009年 2月2日 |
フィギュアスケート女王決定だコロン! | 本田雅也 菱田正和 |
羽多野浩平 | 井口忠一 | スケート選手権の会場 | |
第30話 | 2月9日 | ◎バレンタインは工場見学だコロン! | 渡邊大輔 | 中村憲由 | 矢花馨 | 古池敏也、細川修平 井口忠一 |
コブタのマーチ [24] 工場 |
第31話 | 2月16日 | アイちゃんに恋のライバル?だコロン! | あかほりさとる | 石踊宏 | 山岡実 | 高橋和徳 | 北海道・マチュー湖 |
第32話 | 2月23日 | 実録!?ドロンボー密着24時だコロン! | 加藤陽一 | 鈴木清崇 | 松尾慎 | 後藤圭佑 | 東京 |
第33話 | 3月2日 | なんでやねん!大阪が首都?だコロン! | 武上純希 | 石平信司 | 鈴野貴一 | 渡辺奈月 | 大阪・大坂城 (大阪夏の陣) |
第34話 | 3月9日 | うそっ!ボヤッキーが引退?だコロン! | 渡邊大輔 | 阿部雅司 | 中島豊秋 | 高橋和徳 | 福島・会津若松 |
第35話 | 3月16日 | ◎さらばドロンボーついに解散だコロン! | 高橋ナツコ | 佐藤真人 | 榎本守 山崎和男 |
中武学 草間英興 |
東京・東京湾 |
第36話 | 4月5日 | 緊急出動!ヤッタージンベエだコロン! | 山崎和男 | 松園公 | 井口忠一 | ドイツ・バイエルン州 フュッセン (ノイシュヴァンシュタイン城の隣) | |
第37話 | 4月12日 | ◎ドクボンのヒマラヤ探検だコロン! | 渡邊大輔 | 中村憲由 | 徳本善信 | 古池敏也 | ヒマラヤ山脈 |
第38話 | 4月19日 | 新たなる敵ドクロリングハンターだコロン! | 武上純希 | 石平信司 | 鈴野貴一 | 渡辺奈月 | イタリア・ヴェネト州 ヴェネツィア |
第39話 | 4月26日 | どうもモグラですが何か?だコロン! | 加藤陽一 | 石踊宏 | 中島豊秋 | 高橋和徳 | ペルー・クスコ県 マチュピチュ遺跡 |
第40話 | 5月3日 | 宇宙飛行士はホームシック?だコロン! | 武上純希 | 江上潔 | 堀内直樹 | 川口弘明 | 宇宙 |
第41話 | 5月10日 | 第2のドクハン!ハワイでアロハだコロン! | 赤尾でこ | 佐藤真人 | 青野厚司 | 米ハワイ州 | |
第42話 | 5月17日 | 巨大スーパーで激安戦争!?だコロン! | 飯田馬之介 | 山崎和男 | 井口忠一 | 巨大スーパー 「スットコ(STCO)」 | |
第43話 | 5月24日 | 運動会でサルカニ合戦だコロン! | 大久保昌弘 | 中村憲由 | 徳本善信 | 古池敏也 | サルカニ町 町内運動会会場 |
第44話 | 5月31日 | 忍者の数は何人じゃ!?だコロン! | 渡邊大輔 | 石平信司 | 佐藤昌文 | 中谷友紀子 | 長野・雲隠忍者の里 |
第45話 | 6月7日 | 七人のハイパーレスキューだコロン! | 武上純希 | 石踊宏 | 中島豊秋 | 高橋和徳 | ニューヨーク ブリックリン区 |
第46話 | 6月14日 | 大相撲ドロンボー場所だコロン! | 本田雅也 | 江上潔 | 堀内直樹 | 川口弘明 | 東京・両国こくご館 |
第47話 | 6月21日 | オーストラリアでポチっとなだコロン! | 武上純希 | 佐藤真人 | 柳屋圭宏 | 武内啓 細川修平 |
オーストラリア北部準州 ウルル=カタ・ジュタ国立公園 (スゲーゼロック) |
第48話 | 6月28日 | ヤッターメカ大図鑑だコロン!(特別編)[25] | 高橋ナツコ 本田雅也 |
羽多野浩平 | 井口忠一 | 東京 ガンちゃんの家 | |
第49話 | 7月5日 | 砂漠にかかる天の川だコロン! | 赤尾でこ | 中村憲由 | 徳本善信 | 古池敏也 | モロッコ |
第50話 | 7月12日 | その名もヤッタードラゴンなり!だコロン! | 高橋ナツコ | 石平信司 | 鈴野貴一 | 中谷友紀子 | 伝説の世界 |
第51話 | 7月19日 | ◎ドクハン!皆既日食でムキムキだコロン![26] | 渡邊大輔 | 石踊宏 | 中島豊秋 | 高橋和徳 | 鹿児島・アクセク島 |
第52話 | 7月26日 | 闘牛バトルはモォーレツだコロン! | 武上純希 | 橋本三郎 | 堀内直樹 | 川口弘明 | スペイン・バルセロナ (サラダガ・パエリア) |
第53話 | 8月2日 | ◎ムフッ♥アフロの女神だコロン! | 赤尾でこ | 佐藤真人 | 柳屋圭宏 | 井口忠一 | 地中海・キプロス島 |
第54話 | 8月9日 | ホラ!穴の秘密だコロン! | 大久保昌弘 | 松園公 | 榎本守 | 雨宮哲 | 富士の樹海の洞窟 |
第55話 | 8月16日 | 最強ドクハン!アイの運勢急上昇!?だコロン! | 渡邊大輔 | 中村憲由 | 徳本善信 | 細川修平 可児里未 |
ドバーン海峡 (ドーバー海峡の隣) |
第56話 | 8月23日 | 寝台特急オリオン出発進行だコロン! | 高橋ナツコ | 佐藤昌文 | 中谷友紀子 | 鉄道アドベンチャーランド | |
第57話 | 9月6日 | ◎ムシゴロウの昆虫王国だコロン! | 本田雅也 | 石踊宏 | 中島豊秋 | 高橋和徳 | 南米・アマゾン川付近 |
第58話 | 9月13日 | ◎ヤッターメカ全滅!だコロン! | 武上純希 | 江上潔 | 堀内直樹 | 川口弘明 | 鹿児島・霧島温泉郷 |
第59話 | 9月20日 | ドクロベエ復活だコロン! | 渡邊大輔 菱田正和 |
菱田正和 | 榎本守 柳屋圭宏 |
中武学 草間英興 |
鹿児島・霧島温泉郷 ↓ ドクロ島 (ドクロベエのアジト) |
第60話 | 9月27日 | さらばドロンボー今度こそ解散だコロン!(最終話) | 高橋ナツコ 菱田正和 |
山崎和男 菱田正和 |
菱田正和 | 羽山賢二 | ドクロ島 |
放送局
放送局 | 放送期間 | 放送日時 | 放送系列 |
---|---|---|---|
読売テレビ・日本テレビ系列 | 2008年1月14日 - 9月8日 | 月曜 19:00 - 19:30 | 日本テレビ系列 |
2008年11月10日 - 2009年3月16日 | 月曜 19:29.45 - 20:00 | ||
2009年4月5日 - 9月27日 | 日曜 7:00 - 7:30 | ||
日テレプラス | 2009年10月23日 - 2010年3月26日 2010年4月22日 - 8月5日 2010年8月8日 |
金曜 19:30 - 20:00 木曜 19:00 - 19:50 日曜 12:00 - 13:20[27] |
CS放送 |
とちぎテレビ | 2009年10月12日 - 2010年11月8日 | 月曜 17:00 - 17:30 | 独立局 |
キッズステーション | 2010年11月18日 - 2011年2月9日 | 月曜 - 金曜 18:00 - 18:27 ほか | CS放送 |
千葉テレビ放送 | 2013年1月21日 - 2014年3月17日 2013年4月1日(限定版1) |
月曜 17:30 - 18:00 月曜 17:00 - 18:00 |
独立局 |
アニマックス | 2013年4月3日[28] - 6月26日 | 月曜 - 金曜 17:00 - 17:30 | CS放送 |
- 2008年11月24日放送の限定版2のみ、DVDに収録されていない。
- CS放送・独立局での放送では、幾つかイレギュラー対応を行っている。
- 著作権の関係で放送されない回が存在する。通常放送5回分と限定版2回全てが放送されておらず、通常放送のみの全55話放送となっている[29]。特に外国映画にまつわる話を中心に放送されていない。放送されなかった回のうち、第3話は初めて本物のドクロリングが見つかった回でもある(上記局で見る場合、初めてのドクロリングは2個目にあたる第8話になり、これは全55回中6回目の放送に該当する)。
- 限定版1(みのもんた登場回)については、千葉テレビ放送のみ2013年4月1日に特番枠(17:00 - 18:00)を編成して放送した。そのため、千葉テレビ放送は全56話の放送となる。
- 第35話では、放送時間変更に関する台詞やテロップのあるシーンでは「この話は日本テレビで2009年3月16日に放送されたものです。」と断り書きのテロップを添えて放送された。
- 実写版・アニメ版両方の映画宣伝部分については、放送局によって対応が分かれている。該当部分をカットして対応したところがある一方、そのまま放送したところもある。第33話での「今日のおしおきコーナー」内での櫻井の挨拶(実写版の宣伝)や、第53話 - 第56話のオマケのコーナー(アニメ版の宣伝)が該当する。
- 著作権の関係で放送されない回が存在する。通常放送5回分と限定版2回全てが放送されておらず、通常放送のみの全55話放送となっている[29]。特に外国映画にまつわる話を中心に放送されていない。放送されなかった回のうち、第3話は初めて本物のドクロリングが見つかった回でもある(上記局で見る場合、初めてのドクロリングは2個目にあたる第8話になり、これは全55回中6回目の放送に該当する)。
- CSの日テレプラスは標準画質のみ(2011年10月にひかりTVを皮切りにハイビジョン化)だったが、ハイビジョン放送は2010年のキッズステーションでの放送以降対応している。
派生映像作品
劇場版
『劇場版 ヤッターマン 新ヤッターメカ大集合! オモチャの国で大決戦だコロン!』
2009年3月に公開された実写版に続き、アニメ版の映画も2009年8月22日に松竹系にて公開[30]。トイトイ王国を舞台に、映画オリジナルを含めヤッターメカ総出演が見どころで、特に映画オリジナルのヤッターキングは後半のクライマックスとして活躍する。またガンちゃんと父親との絆やヤッターワンの誕生についても語られる。
なおタイムボカンシリーズの劇場用新作アニメが上映されるのは、1981年3月14日公開の「東映まんがまつり」内で上映された『タイムパトロール隊オタスケマン アターシャの結婚披露宴!?』以来、実に約28年振りである。上映時間は94分で、シリーズ初の長編映画でもある。
特別出演はオードリー(春日俊彰・若林正恭)。入場者特典としてヤッターマンサンバイザーが貰える。8月21・22日のぴあ映画満足度ランキングで1位に輝いている(2位は『ちゃんと伝える』、3位は『96時間』)。DVDは2009年12月19日に発売。レンタルも同日に開始。
ストーリー
トイトイ王国から招待されたヤッターマン一行は、おもちゃのテーマパーク「トイトイランド」でプラモン王子や国王、そしてパ・ズール大臣と出会う。わがままだが寂しがりのプラモン王子と遊ぶヤッターマンだが、謎のメカ・ヤッターゼロがヤッターワンを襲い大ピンチに陥る。果たして、地球をパズルのように破壊することができる宇宙釘を利用して密かに世界征服を企むパ・ズール大臣の陰謀を阻止することができるのか?
登場キャラクター
- プラモン王子
- 声 - 沢城みゆき
- トイトイ王国の王子。父親と遊べない寂しさを紛らわすためにわがままを言って周りを困らせていた。
- ドクロベエの情報では、プラモン王子のペンダントの中にドクロリングが入っていると言われていたが、入っていたのは巨大な地球型ジグソーパズルの最後のピースだった。
- ブリキン王
- 声 - 緒方賢一
- トイトイ王国の国王で、プラモン王子の父。トイトイランドを作ったが息子と遊ぶ時間を作れないほど忙しい日々を送っている。
- パ・ズール大臣
- 声 - 森川智之
- トイトイ王国の大臣。ブリキン王に忠実な部下だが、その裏では地球を破壊できる宇宙釘を使い、密かに世界征服を企んでいる。6つのボタンに、あらゆる効果音の鳴るサウンドマシン(声 - 春日俊彰)をよく持ち歩いている。
- たいていの場合「ズール」と呼ばれるが、その都度「パ・ズールです!」と訂正する。
- ダンシング・フラワーメカ
- 声 - 若林正恭
- いつもパ・ズールの傍にいるサングラスをかけた花型のメカ。毒舌家で、度々パ・ズールに小突かれている。
- 高田 徳兵衛(たかだ とくべえ)
- 声 - 菅生隆之
- ガンちゃんの父親で、高田玩具店の店長。天才的な科学者でヤッターワンの設計をした人物。名前の由来はTV第1作目のメインスポンサーのタカトクトイスから。初登場時の顔アップシーンはガッチャマンの南部博士のパロディである。
- TV第1作目にもしばしば登場していたが、第1作目では「ヤッターワンやヤッターペリカンの製作を途中で諦める」「インチキ商売に騙され、紙でできたスーツを買う(第20話)、ドロンボー画廊でゴッハの『ひまわり』の偽物を500万円で購入する(第23話)」などのダメ親父ぶりが目立つキャラであった。
- 高田 ひとみ(たかだ ひとみ)
- 声 - 山下亜矢香
- ガンちゃんの母親。本作が初登場(TV第1作目では未登場)。
- 夫と共にトイトイ王国へ赴いていたが、豪華エステに行っていた為、今回の事件のことは全く知らない。
映画オリジナルメカ
- ヤッターゼロ
- 声 - 山寺宏一
- パ・ズール大臣が操る心を持たない戦闘メカ。高田徳兵衛がパ・ズールの企みを知って途中で製作を中止するが、その後ボヤッキーが完成させる。武装は右腕がグレネードランチャー、左腕にマシンガン、尻尾が剣、口に火炎放射器、背中に電撃装置を装備。ステルス機能により姿を消すことも可能(未使用)。ゼロにもヤッターワン同様、正義の心の結晶「メモリー」があり、ヤッターゼロが消滅した後も結晶は残された。
- スペック
-
- 全長3メートル
- 総重量1.5トン
- 最高時速380キロ。
- ヤッターコング
- 声 - 山寺宏一
- 高田徳兵衛が作ったアメフト選手風のゴリラ型メカ。腕に人を掴ませたまま移動ができ、ココングのためなら命がけで行動する。メカの素はバナナ型。勝利のポーズはレイザーラモンHGの「フォー」。
- スペック
-
- 全長3.5メートル
- 総重量4.5トン
- 最高時速180キロ。
- ヤッターココング
- 声 - 山寺宏一
- ココングはオモッチャマ位の大きさで、プラモン王子のボディーガード用に使った小猿型メカ。王子の居場所を探すことができ、オモッチャマに接続することでより広範囲の索敵が可能。コングがメカの素を食べた際には、ファンファーレメカとしてシンバルを鳴らす。
- スペック
-
- 全長90センチメートル
- 総重量40キログラム
- 最高時速70キロ。
- ヤッターキング
- 声 - 山寺宏一
- ヤッターワンとヤッターゼロが融合合体を果たした奇跡の最強形態。名称は第1作目と同じだが、中身や外観は全く別のもの。メカの素はワンと同様に骨型。ファンファーレメカは第1作目同様オーケストラバージョン。2連装のウォーターガンと正義のシールドを装備。ウォータースクリーンで水のバリアを張り[31]、必殺技はホースから出す水流を使ったウォーターサーベル。戦いが終わった後は元のヤッターワンの姿に戻った。登場した際の背景には字が途切れているものの、英語とローマ字で、左に「ヤッターゼロ」、右に「ヤッターワン」、下に「アイちゃん、ラブ」と書かれている。性格は冷静沈着であり、語尾に「-キング」を付けて話す。
- 映画公開前のOPでシルエットが公開されていたが、実際のものとは細かい形状が異なっていた。また、TV版の終盤(第58話 - 最終話)でも登場。ダベンキメカ(声 - 三浦潤也)が召喚した便器に全てのヤッターメカが吸い込まれた際に、ヤッターゼロのメモリーを使って再度ヤッターワンからヤッターキングへと変形している。劇場版同様、戦いが終わった後に元の姿に戻った。
- スペック
-
- 全長6メートル
- 総重量7トン
- 最高時速500キロ。
- 第1作目との相違点
-
- 頭のパトランプの形状。
- 腕やサイレンアンプ、レバーがない。
- 4足形態の他、人型に近い2足形態に変形することが可能。
- 他メカを格納する機能は付いていない。
- アトラークッション
- 冒頭でドロンボーが行なっていたインチキ遊園地『ドロンボーランド』の中央のお城が変形したドロンボーメカ。頭部がクッションなので衝撃に強いほか様々な遊園地にちなんだ攻撃を得意とする。
- 最後はゾロメカから貰った風船により上空へ飛ばされた後、風船が割られ急落下して爆発した。
- ゴールデンバー
- パ・ズールより送られた金の延べ棒を外装として使った延べ棒型ドロンボーメカ。しかし、あくまで移動用と割り切って製作されたため武器を搭載しておらずヤッターワンに手も足もでなかった。
- 最後は後述のハンマーメカに潰され金箔にされてしまう。
- なお、このメカは週刊少年マガジン連載のルポマンガ『もう、しませんから』の担当編集者である小澤記者がテレビ版35話の取材にやってきた際、タツノコプロにプレゼンしたメカが元になっている。
- ハンマーメカ
- パ・ズールに唆される形でボヤッキーが作ったメカで、頭部がハンマー状になったダチョウのような姿をしている。頭部のブースターで加速し宇宙釘を打ち、地球を破壊しようと企んだ。弱点は尻尾の部分に当たるレバーでここを上げられると頭部についたブースターが強制停止してしまう。
- また、1発打ち込んだ後はチャージが必要と言う欠点もあり、ドロンボーを潰すべく無駄な攻撃をしたため、ヤッターマン側に逆転の時間を与えてしまった。
- 操縦席は1人乗りであるが、ゴールデンバーからの外部操作により様々なコックピットメカを出現させることが可能。また、頭部が破壊されても行動できる。
- 最後は宇宙釘ごとヤッターキングに吹っ飛ばされてしまった。
- プレゼントメカ(仮称)
- ハンマーメカを作っていたボヤッキーが息抜きに作ったプレゼントの箱の形をしたメカで、パ・ズールは事情を知らずに脅迫の材料として独自に世界中へと送った。
- パ・ズールはドロンボーの離反に憤慨した際にボタンによる遠隔操作で起動させたが、その中身は巨大なコクピットメカだった。
用語・舞台
- 宇宙釘
- 遥か昔、宇宙の彼方から飛んできて地球に刺さった釘の形をした隕石。この釘が刺さったことによって、かつて一つだった大陸はバラバラとなり、地球は現在の姿になったとされている。もう一度同じ場所に釘を打つと、パズルのように地球がバラバラになってしまう。
- 実はパ・ズールによって、トイトイ王国の中心にそびえ立つトイトイタワーへと偽装されており、最後はヤッターキングによってハンマーメカ諸共、宇宙の彼方へ飛ばされた。
- トイトイ王国
- ブリキン王が治める国。
- トイトイタワー
- トイトイ王国の象徴であるランドマーク。その高さは1キロにも及ぶが、実は宇宙釘そのものだった。
- トイトイランド
- トイトイ王国を中心に、徳兵衛の設計で作られたおもちゃのテーマパーク。全部で7種類のパークが集まっている。
- 近未来宇宙パーク
- 近未来の世界と宇宙をテーマにしたエリア。
- 恐竜パーク
- 恐竜の時代を再現したエリアで、恐竜のぬいぐるみやロボットと遊ぶことができる。
- デジタルパーク
- テレビゲームの世界を再現したエリアで、あらゆるジャンルのゲームを楽しめる。
- アミューズメントパーク
- ガチャガチャやクレーンゲームなどのバラエティに富んだエリア。
- ファンタジーパーク
- 人形や童話の世界を再現したエリアで、体感RPGを楽しむことができる。
- テーブルゲームパーク
- チェスを始めとするテーブルゲームや、世界中のあらゆるゲームをテーマにしたエリア。
- 王宮パーク
- ブロックやパズルをテーマに実物大で実際に動くおもちゃの電車や車がたくさん通っているエリア。
- カラカラタウン
- トイトイ王国の外れにある小さな町。この町に住む子供達はトイトイ王国に入れず、子供も大人も不満を募らせていたが、今回の事件でブリキン王とプラモン王子の勇気ある行動に感動して融和の兆しを見せた。その後、カラカラタウンの大人達はブリキン王やヤッターコング・ココングと共にトイトイ王国の復興に協力し、子供達はプラモン王子と仲良くなった。
スタッフ
- 原作 - 竜の子プロダクション
- 企画 - 丸山公夫、成嶋弘穀、野田助嗣
- キャラクターデザイン - 上北ふたご
- メカニックデザイン - 大河原邦男
- イメージボード - 徳山光俊
- コンセプトデザイン - やまだたかひろ
- 脚本 - 高橋ナツコ、渡邊大輔、菱田正和
- 画コンテ - 松尾慎、阿部雅司、渡辺正樹、山崎和男、菱田正和
- 演出 - 小倉宏文、久城りおん、渡辺正樹、松尾慎、菱田正和
- 作画監督 - 羽山賢二、高田晃、柴田淳、大坪幸麿、中武学
- メカ作画監督 - 城前龍治、鈴木勤
- 美術監督 - 中村典史
- 色彩設計 - 永井留美子
- 撮影監督 - 入部章
- 編集 - 坂本久美子
- 音楽 - 神保正明、山本正之、深澤秀行
- 音楽監督 - 清水勝則
- プロデューサー - 永井幸治、栃平吉和
- チーフプロデューサー - 諏訪道彦
- 総監督 - 笹川ひろし(タツノコプロ)
- 監督 - 菱田正和
- アニメーション制作 - タツノコプロ
- 製作 - 劇場版アニメーション「ヤッターマン」製作委員会(読売テレビ放送、竜の子プロダクション、松竹、電通、読売テレビエンタープライズ、タカラトミー、Yahoo! JAPAN、ソニー・ミュージックエンタテインメント)
- 配給 - 松竹
主題歌
- オープニングテーマ「ヤッターマンの歌」
- 作詞 - 若林一郎 / 補作詞 / 作曲 - 山本正之 / 編曲 - 高見沢俊彦、本田優一郎
- 歌 - タカミーマン(レーベル - EMIミュージック・ジャパン / ヴァージン・ミュージック)
- TVアニメ版のリミックス仕様。
- エンディングテーマ「スマイライフ」
- 作詞・作曲 - AIMI / 編曲 - ステレオポニー、BOND×mw / 歌 - ステレオポニー(レーベル - gr8! records)
- マクドナルドのコラボレーション企画で、エンディングでハッピーセット・ビートスターの楽器をヤッターマンとオモッチャマ、ヤッターメカが弾いている。
- 挿入歌
備考
- モブキャラクターとして科学忍者隊ガッチャマンや、ハクション大魔王、腐男塾、ザクやムサイ似のメカ、黒ひげ危機一発などが見られ、本編終了後のエピローグにおけるドクロベエのおしおきも、黒ひげ危機一発がモチーフになっている。
映像ソフト化
- 本編のDVDは2008年6月13日〜2010年3月26日発売。全21巻。
ヤッターマン×トウシバ
2008年9月までスポンサーの1つだった東芝が、公式サイト内に自社製品をモチーフにした大河原邦男の書き下ろしによるオリジナルメカなどが登場するAdobe Flashを用いたWebアニメ。全12話。ストーリーはアニメと同様であるが、ドクロリングならぬLSIの形をしたドクロチップを手に入れる展開となっており、ヤッターメカのパワーアップアイテムであるメカの素がICチップが組み込まれたセミコンメカの素に変更されている。南明奈が本人役でオモッチャマと共演するバージョンもあり、第8話でもゲスト出演している。また、全12話終了後に番外編が5本作られている。サイトについても、2009年5月29日に1度目の、2009年11月16日に2度目の、2010年9月30日に3度目のリニューアルが行われた。リニューアル後は第1話 - 第11話は「トウシバメカダイジェスト編」として、ビックリドッキリメカとドロンボーメカの対決部分しか見ることができなくなり、第12話(最終話)と番外編1は公開終了した。また、パズルと折り紙はリニューアル後も引き続き公開していたが、ドクロベエとのチャット「ママよりこわーいオーディションだべぇ」は終了した。
2009年11月30日の「東芝1号機を救え!だコロン!」エピローグ公開後、しばらく新作は作られていなかったが、2010年8月24日にタツノコプロホームページ上で「謎かけコロン対決だコロン!」のアフレコが行われたことが発表され[33]、同年9月30日に公開された。
2011年2月で、全コンテンツの公開が終了し、「ヤッターマン×トウシバ」は閉鎖された。
サブタイトル(全12話)
- パワー・メタブレインで高画質だコロン!
- 1台4役のすぐれものだコロン!
- 真空圧縮で輝くゴハンだコロン!
- 夢の二大スター競演だコロン!
- ゲストキャラとして、東芝製の携帯電話のイメージマスコットキャラクターである「トウシバ犬」と骨をモチーフにしたマスコットキャラクターの「ホネ子」が登場する。
- ツイン冷却で新鮮野菜だコロン!
- きれいな空気で大清快だコロン!
- ずっとそっとのサイクロンだコロン!
- マイクロメモリで楽しい思い出(メモリー)だコロン!
- ヒートポンプで純白ふんわり仕上げだコロン!
- 石窯オーブンは恋の味だコロン!
- プライドをかけた戦いだコロン!
- 発見! スンバらしいお宝だコロン!(最終話)
サブタイトル(番外編)
- ビューティフルでフルチェンジだコロン!(番外編1)
- 2009年2月に、実写版映画の公開記念で製作。
- ゲストとして実写版アイちゃん役の福田沙紀が本人役として出演しアニメ版のアイちゃんと協力してドロンボー一味と戦った。
- デンキの街で大決戦だコロン!(番外編2)
- 2009年6月に、上記劇場版映画の公開記念で製作。
- ここでは、全12話及び番外編1で登場した自社製品をモチーフにしたビックリドッキリメカ(トウシバメカオールスターズ)が全て出動している(これらのメカは、ヤッターワンが「ワクチン入りセミコンメカの素」でパワーアップしたことにより出現したもの。しかもヤッターマン基地内でビックリドッキリメカを発生させている。)。TVアニメでは2009年4月(第36話)以降「ドクちゃんの豆知識」がなくなってしまったが、この話限定で「ドクちゃん豆知識」と名前を変えて復活しており、話の核心ともなっている。
- 栄光のエコポイントだコロン!(番外編3)
- 2009年8月に、エコポイントに関するテーマで作成されたもの。
- ドロンボー一味が、無駄使いやリサイクルに逆行した行為をすることで「ドクロポイント」を貯めると、お宝が手に入るというストーリー(だが、カード自体が期限ぎれだった)。今回のビックリドッキリメカは「グリーン家電チーム エコポイント精鋭部隊」と呼ばれ、第1話のレグザメカ、第5話のレイゾウコメカ、第6話のダイセイカイメカが登場している。
- 東芝1号機を救え!だコロン!(番外編4)
- 東芝の歴史をテーマにしたもので、2009年11月16日にプロローグのみ公開し、同年11月30日にミニストーリー8話とエピローグを公開。
- 東芝科学館を訪ねたガンちゃんとアイちゃんが、科学館に展示されている万年自鳴鐘のピンチを聞きつけ、東芝1号機(全部で8体)を救うため、8つの時代へタイムスリップする。恋愛や減量などに悩む東芝1号機たちと共に、トウシバメカオールスターズ[34] も消えてしまった。最初にプロローグを見て、東芝1号機をモチーフにしたメカを助ける8つのストーリーを全部見ると、エピローグを見ることができる仕組みである。登場する時代と東芝1号機メカ・対応するトウシバメカオールスターズは以下のとおり。なお、この話以降、基本的にドロンボー一味およびヤッターメカは登場しない。
- なお、2010年9月30日のサイトリニューアル以後は、8つのストーリーを全部見なくてもエピローグの閲覧が可能である。
- 謎かけコロン対決だコロン!(番外編5)
- 2009年まで、「コロン」といえばおかしの「コロン」、コロンブス、オーデコロン以上にオモッチャマが有名だったが、2010年になってWコロンが有名になった為に、知名度の低さを感じたオモッチャマが、Wコロンを楽屋から連れ出し、なぞかけで対決を挑む。この話ではドロンボー一味はなぞかけのお題で登場しているのみで、ガンちゃん・アイちゃんは登場せず、ナレーションも山寺ではなくWコロンの木曽さんちゅうが務めている。
- この対決がきっかけで、オモッチャマとWコロンで「トリプルコロン」を結成。2010年10月6日には、東芝の合成音声エンジン(Studio ToSpeak)を利用した「トリプルコロンのなぞかけ道場」のサイトを開設し、サイト閲覧者からのなぞかけを募集している。投稿されたなぞかけは、ねづっちの声で再生される。お題は週替わりで7つ設定される(サイト閉鎖に伴い、お題は2011年1月で終了)。
3D映画
- 『ヤッターマン THE 3D』
- 東京タワーフットタウン3階「スペースワックス」で2008年6月28日-2009年12月28日まで開催された3D立体映像アトラクション。上映時間約13分。オリジナルストーリーで、ドロンボーメカとビックリドッキリメカは3D用オリジナルメカとなっている。
プラネタリウム映画
- 『ヤッターマン 星空大作戦だコロン!!』
- コニカミノルタプラネタリウム配給で2009年6月より上映されているプラネタリウム上映作品、上映時間約30分。ダイヤモンドよりも744倍も珍しいドクロスターのために宇宙へと飛び出す。
アラシ★タツノコ
- 『アラシ★タツノコ animation film of Believe』
- 2009年3月4日からドワンゴで着うたフル配信開始された、『ジャニーズ×タツノコ』による嵐の新曲で実写映画版の主題歌でもある『Believe』のPVコラボレーションオリジナルアニメ。2009年10月28日に発売された『5×10 All the BEST! CLIPS 1999-2009』にはノーカット版が収録されている。嵐のメンバーがタイムボカンの主人公達の声を担当しており、ヤッターマン1号とドロンジョ一味の戦いにタイムボカンシリーズの4人のヒーローが助っ人に駆けつけるといった内容で、オリジナルデザインのヤッターワンも登場する[35]。
キャスト
メディアミックス
放送と連動する形で、以下のメディアミックスが展開されている。
コミックス
- ただいま参上!!ヤッターマン - 『コロコロイチバン!』第14号から連載(難波孝が作画)。
- ヤッターマン外伝 ボケボケボヤッキー - 『月刊コロコロコミック』2008年2月号から連載(萬屋不死身之介が作画)。ボヤッキーを主役としたスピンオフ作品である。
- ヤッターマン - 『テレまんがヒーローズ』2008年春号から連載(あおきけい&みかまるが作画)。
- ヤッターマン - 小学館の学年別学習雑誌 『小学一年生』・『小学二年生』・『小学三年生』2008年4月号から連載(こしたてつひろが作画)。
- ヤッターマン デンゲキ大作戦 - 『デンゲキニンテンドーDS』2008年5月から連載。(帯ひろ志が作画)
ゲームソフト
- ヤッターマンDS ビックリドッキリ大作戦だコロン(2008年4月発売。ニンテンドーDS用、タカラトミー)
- ヤッターマンDS2 ビックリドッキリアニマル大冒険(2008年10月発売。ニンテンドーDS用、タカラトミー)
- ヤッターマンWii ビックリドッキリマシンで猛レースだコロン(2008年12月発売。Wii用、タカラトミー)
携帯電話用アプリ
- アクションメカバトル ヤッターマン - 2008年・ケムコ・S!アプリ、iアプリにて先行配信。EZアプリ(BREW3.1)に近日配信予定。ヤッターマンの世界観を再現したバトルシミュレーションゲーム。
- ヤッターマン×ボンバーマン[37] - ハドソン・2008年11月27日よりEZアプリ(BREW3.1/4.0)にて先行配信。のちにiアプリにも配信開始。ボンバーマンとのコラボレーションを実現した対戦型ゲームアプリでBluetoothインターフェイスを搭載したauの一部のKCP+対応端末に限り、対人対戦が可能な「対戦モード」に対応する。本アプリにはモグラ叩きと同じ要領で携帯電話のテンキーを押し、制限時間内に画面上のおだてブタを叩いていくミニゲーム『ドロンボーのピコっとな♪』が付属する。
マクドナルドのハッピーセット
- 2009年5月8日 - 28日の期間にて、ヤッターマンシールが3枚もらえるおまけで、全30種類があった。そのシールとパッケージには、夏に公開するアニメ版の映画の宣伝も兼ねていた。また、この期間内にマクドナルドのウェブサイトでドロンボー一味がマクドナルドを乗っ取るイベントがあって、ドロンボー一味が「押せ!押せ!」とサイト内にあるスイッチを押すように誘い、押すと「ポチッとな!」の台詞と共にドロンボー一味がマクドナルドを乗っ取る展開になる。そして、ヤッターマンと共にウェブサイト内に隠れたドロンボー一味を見つけてやっつけると、期間限定のオリジナル携帯着ボイスと壁紙がプレゼントされた。
- 2009年8月21日 - 9月10日の期間にて、アニメ版映画公開に合わせて、ハッピーセットのおまけで貰えるビートスターにコラボしており、アニメ版映画のエンディングでヤッターマンとヤッターメカ達が、このビートスターで演奏している。また、この期間中にマクドナルドのサイトで再びドロンボー一味がマクドナルドを乗っ取るイベントをやっていた。
- 2009年9月11日 - 10月1日の期間にて、ハッピーセットのおまけでもらえるワンダービークルでコラボしており、9月12-13日の土日に限定で「ヤッターマン キャラメモ」(全4種類)、9月19-23日の連休に限定で「ヤッターマン カード&ペアシール」(全8種類)も一緒に貰えた。また、同じくマクドナルドのサイトでドロンボー一味がマクドナルドを乗っ取るイベントをやっていた。
- 放送終了約5ヵ月後の2010年2月12日 - 3月4日の期間にて、ハッピーセットのおまけで喋ったり転がし走行ができたりする8種類のおもちゃが貰える。またヤッターマンイラストのマックカード(商品券500円)もあわせて販売される。
脚注
- ↑ 2011年(平成23年)7月24日(岩手、福島、宮城では2012(平成24)年3月31日)正午を似てアナログ放送が終了されたため。
- ↑ 本番組を休止して「名探偵コナン」の1時間スペシャルや劇場版が放送されていたときでも本番組の当該スポンサー枠のみ同様の対応をとっていた(2008年1月の本番組開始から「コナン」が土曜日に放送時間帯が移動する2009年3月まで)。
- ↑ 読売TV「ヤッターマン」 休止多すぎる不思議 J-CASTニュース 2008年11月20日
- ↑ 厳密には、2012年12月31日にテレビ朝日系列で放送された『お願い!ランキング』の年越し特番に、『アルプスの少女ハイジ』のハイジや、『機動戦士ガンダム』のアムロ・レイらと共に、番組進行役の「懐かしのアニメキャラクター」として登場したドロンボー一味が最後の出演となる。
- ↑ 実写版では小原・たてかべがインチキ商売に騙される客役で顔出し出演したが、八奈見のみ出演していない。『夜ノヤッターマン』では小原のみ、最終夜(最終回)で子孫であるレパードにご先祖様として語りかける形で出演している。『グッド・モーニング!!!ドロンジョ』には3人とも出演していない。
- ↑ 第50話では500円だった。最高価格は100万円だった(第1話のスーパーカー販売)。
- ↑ ただし第11話で、バキューダ島のタイムトンネルを使って、中世や原始時代にタイムトラベルした。また第38話では安土桃山時代にタイムトラベルしたが、これはインチキ商売でトンズラーに頭を叩かれ気絶したボヤッキーの夢だった。
- ↑ 3号は第25話にて世界のナベアツが自称していたため
- ↑ ボヤッキー曰く「ドクロリングを全部手に入れない限り1円も貰えない」らしく実質、ほぼただ働きである。
- ↑ 第1作目でも「言うこと聞かないと命はない」と脅迫したり、ドロンジョがボヤッキーに「ヤッターマン絶滅マシンを作れ」と発言する場面があるが実際に人の命奪うことはせず、回によっては「子供を虐めたくないよ」と言ったり、自分らより悪い奴には対抗心を燃やさないなどそれなりに節度はある様子。
- ↑ ナレーター曰く「永遠の24歳」らしい。
- ↑ 第1作目でも初代のヤッターマン1号に心を弄ばれる内に本当に惚れる描写があった。
- ↑ ごくまれに「それでは説明しましょう!!」と丁寧語を用いる場合もあった。
- ↑ ただし『怪盗きらめきマン』の3人組「花の刑事トリオ」だけは呼ばれなかった。
- ↑ http://www.ytv.co.jp/yatterman/blog/2008/02/29_1231.html ヤッターマン 広報Nの日記
- ↑ 16.0 16.1 第1作目ではボヤッキーがツッコミを入れていた
- ↑ ガンちゃんによると、設計通りなら、燃える正義の心を持ったかっこいいメカになる予定だったが、面白いので特に問題にはしていないようである
- ↑ 47話では行先がオーストラリアなのでそれにちなみやかんとカンガルーを合わせたヤカンガルーなど
- ↑ 過去作からのライブラリ出演。
- ↑ 消去前の文書
- ↑ このバージョンはテレビ東京系の番組ピラメキーノGのワンコーナー「いぬ奴姉さん」のテーマ曲として使われている。
- ↑ ORICON STYLE - 声優によるアニメ史上最高齢ユニット誕生
- ↑ 丈治くん(インドア派の冒険家)の使っていたパソコンが、当時のスポンサーである東芝のパソコンブランド「Qosmio」であった。シリーズ名は、HK40シリーズ(架空のシリーズ)(ベースは、2008年春モデルのG40シリーズ)
- ↑ ロッテのコアラのマーチを、子ブタ型にした架空の菓子。なおこの回では、ドロンボーメカも、モナ王をモチーフにしたモナオオカミーンであり、「ドクちゃんの豆知識」でも「ロッテリアで、コアラのマーチ味シェーキが発売されたことがある」ことを説明するなど、ロッテ一色の構成だった。工場見学の内容も、実際のコアラのマーチの製造工程に近い内容であった。
- ↑ ヤッターメカ(ワン、ペリカン、アンコウ、ジンベエ、モグラ)のスペックや秘密の紹介、ボヤッキーとネエトンによるお便り紹介からなる特別版。そのため、ドロンジョ、トンズラー、ドクロベエ、ドクボンが登場せず、EDの「声の出演」からも外され、ボヤッキー役の八奈見がヤッターマン側の声優(吉野、伊藤、たかはし)と同じ画面で紹介された。
- ↑ この回においては、ドロンボー一味ではなく、ドクロリングハンターがドクロリングを手に入れている。
- ↑ レギュラー放送より先に『ヤッターマン 全55話一挙放送だコロン!』で第53話 - 第55話が放送された。
- ↑ 4月7日放送の『おまかせ!アニマックスNAVI』4月号内にて第1話を無料放送。
- ↑ とちぎテレビの番組表では全49話となっているが、実際に放送されたのは他と同じ全55話である。
- ↑ 実写版に続きアニメ版『ヤッターマン』も映画化決定! ※なお、このページでは、映画のタイトルが「大決戦」ではなく「大決断」となっている。
- ↑ TV版のみ。
- ↑ ytv アニメーションON THE WEB のアニ民96人目より。
- ↑ Flashアニメ「謎かけコロン対決だコロン!」を制作中!! タツノコプロホームページ、2010年8月24日(2011年1月6日時点の アーカイブ)
- ↑ 8つのストーリーと関連しない、トウシバケンメカ(第4話)、マイクロエスディメカ(第8話)、イシガマオーブンメカ(第10話)、フルチェンケータイメカ(番外編1)は登場しない。
- ↑ タツノコとジャニーズ事務所のコラボ作品としては、本作や映画『ヤッターマン』以前に、2000年秋に放映されたNTT東日本のテレビCMで、SMAPの5人が科学忍者隊ガッチャマンに扮したという例がある。また、本作以降では、2013年にドラマ『ハクション大魔王』で村上信五(関ジャニ∞)がハクション大魔王を演じている。
- ↑ 映画『ヤッターマン』と同じ役柄。
- ↑ 「ヤッターマン×ボンバーマン」11月27日(木)より、EZwebで提供開始 (PDF) ハドソン・報道用資料 (2008年11月27日)
関連項目
外部リンク
読売テレビ制作・日本テレビ系列 月曜19:00 - 19:30枠 | ||
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
ヤッターマン(アニメ第2作)
(第1話 - 第24話) (2008年1月14日 - 9月8日) |
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読売テレビをはじめとする日本テレビ系列 月曜19:29.45 - 20:00枠 | ||
名探偵コナン
(2008年1月14日 - 9月8日) 【30分繰り上げて継続、「アニメ☆7」に内包】 |
||
読売テレビ・日本テレビ 日曜7:00 - 7:30枠 | ||
所さんの目がテン!
(1989年10月1日 - 2009年3月29日) 【日本テレビでは土曜17:00 - 17:30へ移動して継続】 【読売テレビでは日曜10:55 - 11:25へ移動して継続】 【ここまで日本テレビ制作のバラエティ枠】 |
ヤッターマン(アニメ第2作)
(第36話 - 最終話) (2009年4月5日 - 9月27日) 【ここから読売テレビ制作のアニメ枠】 |
夢色パティシエール
(2009年10月4日 - 2010年12月26日) |