南海電気鉄道
南海電気鉄道株式会社(なんかいでんきてつどう、英: Nankai Electric Railway Co., Ltd.)は、大阪ミナミの難波と和歌山・関西国際空港・高野山などを結ぶ鉄道を経営する大手私鉄。総営業キロは154.0km。一般的には「南海」もしくは「南海電鉄」と略されるほか、「南海電車」の呼称がある。
本社は大阪市浪速区の今宮戎駅北西側に立地する南海なんば第1ビルに所在。鉄道との相乗効果が大きい観光・小売・不動産開発といった多角化事業においても、本社やターミナル駅があるミナミ地区に重点を置いている[1]。
東証一部に上場している[2][注釈 1]。高野山への路線を運営していることから全国登山鉄道‰会に加盟している。
純民間資本としては現存する日本最古の私鉄である。社名の「南海」は、堺 - 和歌山間の出願時に紀伊国が属する律令制の南海道に因んで名づけられたことに由来し、のちに淡路・四国航路との連絡も果たした。2015年に迎えた創業130周年を機に定めたブランドスローガンは「愛が、多すぎる。」[4]。かつてはプロ野球球団(南海ホークス、後の福岡ダイエーホークス、福岡ソフトバンクホークス)や、野球場(大阪スタヂアム〈大阪球場〉や中百舌鳥球場、いずれも後に解体)を経営していたが、1988年に撤退した。
Contents
歴史
1884年に関西経済界の重鎮であった藤田伝三郎、松本重太郎、田中市兵衛、外山脩造らによって大阪堺間鉄道として設立され、1885年に難波 - 大和川(後に廃止)間を開業した阪堺鉄道を始まりとしている。阪堺鉄道は日本鉄道(半官半民)、東京馬車鉄道に次いで日本で3番目の私鉄として設立され、1883年に廃止された釜石鉱山鉄道の資材を用いて建設された。
1898年に新設会社の南海鉄道が阪堺鉄道の事業を譲り受け、以後も合併により営業地域や規模を広げた。1909年には競合路線を有していた浪速電車軌道を、1915年には同じく阪堺電気軌道を、そして1922年には根津嘉一郎から譲られる形で大阪高野鉄道を、1940年には日中戦争激化に伴う交通統制(陸上交通事業調整法)で競合会社の阪和電気鉄道を、太平洋戦争開戦後の1942年には加太電気鉄道を合併した。
1944年に、元阪和電気鉄道の路線を戦時買収で運輸通信省に譲渡(阪和線となる)した後、上記の陸上交通事業調整法による戦時企業統合政策で関西急行鉄道(関急)と合併し、近畿日本鉄道となり[注釈 2]、鉄道線は難波営業局、軌道線は天王寺営業局の管轄となった。しかしこの合併は、殆ど接点のない、経緯や社風が全く異なる者同士のものであって、当初から体制に無理が生じていた。当時の関急側の代表者であり、関急成立の立役者である種田虎雄でさえ、「南海との合同だけは、政府から無理強いされたもので、自分が望んだものではなかった」と語っていた。そういう理由もあって、終戦後に難波営業局員主導で分離運動が起こり、1947年に高野下 - 高野山間を運営していた高野山電気鉄道へ旧・南海鉄道の路線を譲渡する形で、南海電気鉄道が発足した(このため法人としての南海電気鉄道の設立日は高野山電気鉄道の設立日である1925年3月28日となっている)。1961年には、貴志川線(2006年に和歌山電鐵へ譲渡)や和歌山軌道線(1971年廃止)を経営していた和歌山電気軌道も統合している。
なお、浪速電車軌道と(初代)阪堺電気軌道の路線については、1980年に南海子会社の(2代)阪堺電気軌道へ譲渡された。
他の在阪の大手私鉄は2016年4月までに阪急阪神ホールディングス、近鉄グループホールディングス、京阪ホールディングスといった純粋持株会社に移行した。南海は2018年5月時点、在阪の大手私鉄では唯一、純粋持株会社制度を取っておらず、移行の予定もない。
年表
- 1884年(明治17年)
- 1885年(明治18年)12月29日 阪堺鉄道が難波 - 大和川(後に廃止)間を開業[注釈 3]。
- 1895年(明治28年)8月25日 南海鉄道設立。
- 1898年(明治31年)10月1日 阪堺鉄道が南海鉄道に事業譲渡。
- 1900年(明治33年)10月26日 天下茶屋 - 天王寺間(天王寺支線)を開業。
- 1903年(明治36年)3月21日 難波 - 和歌山市間全通。
- 1909年(明治42年)12月24日 浪速電車軌道を合併。上町線とする。
- 1911年(明治44年)11月21日 難波 - 和歌山市間の全線電化完成。
- 1915年(大正4年)6月21日 (初代)阪堺電気軌道を合併。阪堺線、大浜線、平野線とする。
- 1922年(大正11年)
- 1925年(大正14年)3月28日 高野山電気鉄道設立。
- 1938年(昭和13年)
- 1934年(昭和9年)11月17日 国鉄紀勢西線(現・紀勢本線)直通列車「黒潮号」運転開始。
- 1940年(昭和15年)12月1日 阪和電気鉄道を合併。山手線とする。
- 1942年(昭和17年)2月1日 加太電気鉄道を合併。加太線とする。
- 1944年(昭和19年)
- 1947年(昭和22年)
- 3月15日 高野山電気鉄道が南海電気鉄道に社名変更。
- 6月1日 近畿日本鉄道が、旧・南海鉄道の路線を南海電気鉄道へ分離譲渡。
- 1949年(昭和24年)5月 東京・大阪・名古屋の各証券取引所に上場。
- 1951年(昭和26年)7月7日 高野線で特急「こうや号」運転開始。
- 1954年(昭和29年)3月 東証を上場廃止(大証・名証への上場は維持)。
- 1957年(昭和32年)4月1日 みさき公園開園。
- 1958年(昭和33年)8月1日 高野線でズームカー 21000系電車営業運転開始[5][6]。
- 1961年(昭和36年)
- 1962年(昭和37年)12月 高野線ステンレスカー 6000系電車が製造[5][6]。
- 1963年(昭和38年)10月 南海線 7000系が製造[5]。
- 1966年(昭和41年)12月1日 北島支線廃止。
- 1967年(昭和42年)
- 4月1日 南海本線 男里川橋梁で列車脱線転落事故発生(「男里川橋梁列車脱線転落事故」参照)。
- 7月24日 南海本線 箱作駅で貨物列車と急行列車の衝突事故発生。
- 1968年(昭和43年)1月18日 天下茶屋駅構内で高野線回送列車と南海線急行列車の衝突事故発生(「天下茶屋駅列車衝突事故」参照)。
- 1971年(昭和46年)
- 1972年(昭和47年)6月1日 新社章を制定。
- 1973年(昭和48年)10月 貴志川線を除く鉄道線全線の架線電圧1500Vへの昇圧が行われる。
- 1980年(昭和55年)
- 1982年(昭和57年)4月16日[7] 高野線で界磁チョッパ制御車8200系電車営業運転開始。
- 1983年(昭和58年)6月26日 高野線の特急「こうや号」で30000系電車営業運転開始[7][6]。
- 1984年(昭和59年)11月18日 天王寺支線の天下茶屋 - 今池町間が廃止。大阪市営地下鉄堺筋線の延伸工事、第2次大阪市内立体交差化工事の本格化に伴う。
- 1985年(昭和60年)
- 1987年(昭和62年)8月1日 自社専用の磁気式プリペイドカード「マイチケット」の販売開始。
- 1990年(平成2年)
- 1992年(平成4年)
- 1993年(平成5年)
- 1994年(平成6年)
- 1995年(平成7年)
- 9月1日 高野線河内長野 - 橋本間の複線化が完成。同線難波 - 橋本間の愛称「りんかんサンライン」使用開始(命名経緯)。
- 11月1日 大阪市内連続立体交差化が全面完成。
- 1999年(平成11年)
- 3月1日 高野線の特急「こうや」「りんかん」で31000系電車営業運転開始[6]。
- 3月31日 磁気式プリペイドカード「マイチケット」の販売終了。
- 4月1日 貴志川線を除く全線でスルッとKANSAIを導入。「南海コンパスカード」を発売開始。
- 2000年(平成12年)4月1日 さやま遊園閉園。
- 2001年(平成13年)10月1日 バス部門(南海電鉄バス)を南海バスに分社。
- 2002年(平成14年)5月26日 和歌山港線の和歌山港 - 水軒間が廃止。
- 2005年(平成17年)
- 2006年(平成18年)
- 2007年(平成19年)4月19日 大阪球場再開発事業(なんばパークス)全面開業。
- 2008年(平成20年)
- 2009年(平成21年)
- 2010年(平成22年)10月1日 南海都市創造を吸収合併。
- 2011年(平成23年)
- 2012年(平成24年)4月1日 全線(乗り入れ先の泉北高速鉄道線、子会社の阪堺電気軌道も含む)で駅ナンバリングを導入。南海本線に走っていた自由席のみの特急を廃止。
- 2013年(平成25年)
- 2014年(平成26年)
- 2015年(平成27年)
- 2017年(平成29年)
- 3月25日 南海電鉄各駅でICOCA、およびICOCA定期券(南海線内定期券、および泉北高速・阪神・京阪・近鉄・JR西日本などとの連絡定期券)の発売を開始[20][21]。
- 4月1日 前照灯の終日点灯を開始(泉北高速鉄道も同日から実施)。
- 10月22日 台風21号により、南海本線樽井 - 尾崎間の男里川橋梁で橋脚傾斜、高野線上古沢駅構内で道床流出が発生し、南海本線樽井 - 尾崎間と高野線高野下 - 極楽橋間が不通となる[22][23]。
- 10月24日 スイスのモントルー・オーベルラン・ベルノワ鉄道 (MOB) と姉妹鉄道協定を締結[24]。
- 11月1日 南海本線樽井 - 尾崎間の男里川橋梁の上り線について、安全に運行できることが確認でき、単線運転により運行を再開[25]。
- 11月23日 南海本線樽井駅 - 尾崎駅間の男里川橋梁下り線が復旧し、上下線での運行を再開[26][27]。
- 2018年(平成30年)3月31日 高野線高野下 - 極楽橋間が復旧し、運行再開[28][29]。
路線
以下の各路線を有し、南海本線とその支線群(本線群扱いである空港線を除く)を南海線と総称している。南海線の各支線は「高師浜支線」というように「…支線」と称していたが、天王寺支線が廃止された1993年から空港線が開業した1994年頃より単に「…線」と呼ばれることが多くなった。なお、国土交通省監修の『鉄道要覧』には「…線」と記載されている。路線の総延長は154.8km。
現有路線
駅ナンバリングの路線記号はすべて (NK)
- 南海線(ラインカラーはテンプレート:Legend2)
- 空港線(ラインカラーはテンプレート:Legend2): 泉佐野 - 関西空港 8.8km
- 高野線(ラインカラーはテンプレート:Legend2)
廃止・譲渡路線
- 南海線
- 高野線
- 紀ノ川口支線:妻信号所 - 紀ノ川口 0.6km
- 山手線:(国有化され阪和線となる)
- 貴志川線: 和歌山 - 貴志 14.3km(岡山電気軌道が出資する和歌山電鐵が継承)
- 大阪軌道線
- 和歌山軌道線
- 海南線:市駅前 - 海南駅前 13.4km
- 新町線:公園前 - 国鉄和歌山駅 1.6km
- 和歌浦支線:和歌浦口 - 新和歌浦 1.1km
計画路線
なにわ筋線
- 新今宮 - (仮称)西本町 - (仮称)北梅田
新大阪と難波を結んで関空アクセスの利便性を高める路線として1980年代から構想のあったなにわ筋線について、2017年3月、大阪府と大阪市、JR西日本、南海電気鉄道、阪急電鉄の5者が新たな事業計画で大筋合意したと報じられた[30]。
同年5月には、JR難波駅 - (仮称)西本町駅 - (仮称)中之島駅 -(仮称)北梅田駅間および、南海新今宮駅 - (仮称)南海新難波駅 - (仮称)西本町駅 - (仮称)中之島駅 - 北梅田駅間を第三セクターが整備(建設)し、南海新難波駅、西本町駅、中之島駅および北梅田駅の4駅を新設すること、JR難波 - 北梅田間をJR西日本、新今宮 - 北梅田間を南海が営業主体となって営業する(西本町 - 北梅田間はJR西日本・南海が共同営業)こと、2031年春の開業を目標としていることが5者から発表された[31][32]。大半が地下線で、南海は新今宮駅から南海本線に乗り入れる[31]。阪急も北梅田駅 - 十三駅間を結ぶなにわ筋連絡線の新設を調査・検討するとしており[32]、なにわ筋線と直通運転する協議を進める[31]。
南海は過去3度、梅田までの延伸を申請しているが、いずれも大阪市に却下されている。なにわ筋線計画が実現の運びとなったことから、ようやく念願がかなった格好である。
優等列車
南海電鉄では優等列車として特急列車を運行しており、系統に応じて下記の愛称がある。
- 「ラピート」 南海本線・空港線を走る関西国際空港への連絡列車。
- 「サザン」 南海本線・和歌山港線での速達列車。南海フェリー徳島航路との接続列車でもある。
- 「こうや」 高野線を走る高野山への観光列車。
- 「りんかん」 高野線を走る近郊特急。
- 「泉北ライナー」 高野線と泉北高速鉄道線とを結ぶ直通特急。準大手私鉄5社での有料特急運転は初の事例となった。
- 「ラピート」「こうや」「りんかん」「泉北ライナー」は全車座席指定、「サザン」は一部座席指定である。
- 2005年以降、車掌の携帯端末で特急券(座席指定券)の情報を確認するため、車内改札は原則として行われない。
特急料金
「サザン」と「天空」は座席指定料金、他は特急料金。大人料金(小児は特記のない限り半額・10円未満切り上げ)。2014年4月1日改定[33]。
列車 | 料金(円) | 備考 | |
---|---|---|---|
「サザン」(座席指定料金) | 510 | 自由席車は料金不要。 | |
「ラピート」(レギュラーシート) |
| ||
「泉北ライナー」 | 南海線・泉北線を通して、どの区間を利用しても均一料金。 | ||
「天空」(座席指定料金) | 自由席車は料金不要。 | ||
「こうや」 「りんかん」 |
乗車キロ 45 kmまで |
510 | |
46 km以上 | 780 | 「こうや」のみ(「りんかん」は全運行区間が45 km以下)。 |
なお、乗り継ぎ料金制度はなく、座席指定特急同士を乗り継ぐ場合(例:天下茶屋駅、新今宮駅または難波駅で「りんかん」から「ラピート」に乗り継ぎ)は、各列車の料金がそれぞれ必要となる。
特急券(座席指定券)の発券方法
前述の通り、南海の特急は「サザン」の自由席車を除き、すべて全車座席指定なので、乗車には乗車券のほかに特急券(座席指定券)が必要になる。
「ラピート」「こうや」「りんかん」の特急券、「サザン」の座席指定券は1か月前から駅窓口(窓口でも定期券を発売している駅のみ)のほか、南海国際旅行や日本国内の主要旅行代理店で購入可能である(「泉北ライナー」については南海国際旅行や主要旅行代理店での購入はできない)[34]。なお、全特急列車とも、「南海鉄道倶楽部」(旧「NATTS鉄道倶楽部」)の会員であれば、インターネット上および携帯電話からも購入可能である(特急チケットレスサービス)ほか、同サービスによる特急券購入の代金として充当可能な「特急ポイント」の還元という特典も受けられる。なお、駅窓口での発券方法はJR線のマルスと違い、係員が空席情報を見て発券時に一番良いと思われる席を指定する方式である(空いていれば購入者自身で指定できる)。難波駅ではグループ会社の南海国際旅行が特急券・座席指定券の発売を南海より委託されている。
ホーム上には特急用の自動券売機が設置されている。自動券売機での発売開始は列車発車の20分前で、その時点で満席の場合は発売されずその列車には乗車できない。また、自動券売機では現金のみの取り扱いで、紙幣も千円札以外は使えない。ただし、難波駅では通勤の乗車が多くなる夕方以降は係員が一部の特急券自動販売機の側に特急の発車10分前に立って両替や誤購入等旅客の対応にあたっている。
「天空」の座席指定券は上記各列車とは異なり、乗車希望日の10日前から前日まで「天空予約センター」で電話のみの予約受付となっている。
列車種別
南海電鉄における列車種別は以下の通りである。
- 南海本線 - 特急(ラピート・サザン)・急行・-急行-(通称:白線急行)・空港急行・区間急行(区急)・準急行(準急)・普通車(普通)
- 空港線 - 特急(ラピート)・空港急行・普通車
- 和歌山港線 - 特急(サザン)・急行・普通車
- 高野線 - 特急(こうや・りんかん・泉北ライナー・天空[注釈 4])・快速急行(快急)・急行・区間急行(区急)・準急行(準急)・各駅停車(各停)
上記以外の路線では普通車のみの設定である。-急行-は急行の停車駅の他に、春木駅に追加で停車している。南海本線では空港急行と-急行-および区間急行は行先が違うだけで難波 - 泉佐野駅間の停車駅は同じである[注釈 5]。
方向幕・種別幕などの案内表示では、快速急行は「快急」、区間急行は「区急」、準急行は「準急」、普通車は「普通」、各駅停車は「各停」と略して表示される。また一部の案内では空港急行も「空急」と略される。
南海本線系統各線が「普通車」、高野線が「各駅停車」となっているのは、両線の列車が複々線の線路を並行して走る南海本線難波駅 - 天下茶屋駅間において、高野線の列車が走る東側2線の線路にしか今宮戎駅・萩ノ茶屋駅のホームがなく、西側2線を走る南海本線の列車はこの2駅をすべて通過するためである。1970年以前は南海本線からの各駅停車(東線ローカル)や高野線からの普通車も存在した。
詳しくは各列車種別および路線の記事を参照。
列車種別の表示
車両先頭の方向幕・種別幕の表示のほか、列車識別灯(通過標識灯)でも大方判別できる。
列車種別の案内色は快速急行以外京阪と同じだが、区間急行と準急行の停車駅の方式が京阪とは逆転している。区間急行が南海の準急行の停車駅方式に準じ、準急が南海の区間急行の停車駅方式に準じている。英語表記も京阪の準急と南海の区間急行が「SUB EXPRESS」、京阪の区間急行と南海の準急行が「SEMI EXPRESS」というように逆転している。
車両
- 参照: 南海電気鉄道の車両形式
車両基地
南海線検車区
高野線検車区
工場
乗務員区所
南海線列車区
- 堺支区(南海本線・空港線・高師浜線)特急担当区
- 泉佐野支区(南海本線・空港線・多奈川線)
- 和歌山支区(南海本線・空港線・加太線)
高野線列車区
- 難波支区(高野線 難波 - 橋本・極楽橋、岸里玉出 - 汐見橋、難波 - 和泉中央)特急担当区
- 中百舌鳥支区(高野線 難波 - 橋本、難波 - 和泉中央)
- 橋本支区(高野線 難波 - 橋本、橋本 - 極楽橋、難波 - 和泉中央)
駅管区
- 出典:ハンドブック南海2015 (PDF)
駅長所在駅と管轄駅
南海線
- 難波駅(単駅管理)
- 新今宮駅(今宮戎駅 - 岸里玉出駅)
- 堺駅(粉浜駅 - 石津川駅)
- 泉大津駅(諏訪ノ森駅 - 忠岡駅、高師浜線各駅)
- 岸和田駅(春木駅 - 二色浜駅)
- 泉佐野駅(鶴原駅 - 樽井駅、りんくうタウン駅)
- 和歌山市駅(尾崎駅 - 和歌山市駅、多奈川線各駅、和歌山港駅)
- 関西空港駅(単駅管理)
- 加太駅(加太線各駅)
高野線
- 住吉東駅(汐見橋駅 - 西天下茶屋駅、帝塚山駅 - 我孫子前駅)
- 堺東駅(浅香山駅 - 白鷺駅)
- 北野田駅(初芝駅 - 金剛駅)
- 河内長野駅(滝谷駅 - 天見駅)
- 橋本駅(紀見峠駅 - 高野下駅)
- 高野山駅(下古沢駅 - 高野山駅)
運賃
大人普通旅客運賃(小児半額・10円未満切り上げ)。2014年4月1日改定[33]。
- 鉄道線
キロ程 | 運賃(円) | キロ程 | 運賃(円) |
---|---|---|---|
初乗り3km | 150 | 55 - 59 | 830 |
4 - 7 | 210 | 60 - 64 | 870 |
8 - 11 | 260 | 65 - 69 | 920 |
12 - 15 | 330 | 70 - 74 | 960 |
16 - 19 | 380 | 75 - 80 | 1,000 |
20 - 23 | 440 | 81 - 86 | 1,040 |
24 - 27 | 490 | 87 - 92 | 1,080 |
28 - 31 | 550 | 93 - 98 | 1,130 |
32 - 35 | 590 | 99 - 104 | 1,170 |
36 - 39 | 640 | 105 - 110 | 1,210 |
40 - 44 | 690 | 111 - 116 | 1,250 |
45 - 49 | 740 | 117 - 122 | 1,300 |
50 - 54 | 790 | 123 - 128 | 1,340 |
- 空港線内または空港線と他線を跨って乗車する場合は、上表による全乗車区間の金額に、空港線内の乗車区間に応じて以下の金額を加算する。
- りんくうタウン - 関西空港間 (6.9km) だけを乗車する場合は、370円の特定運賃(この区間を共用するJR西日本も同額)。
- 鋼索線
- 390円
郊外型に近い路線体形で、京阪神間を走る大手私鉄と比べ利用客が少なめのため、中距離以上の運賃は近鉄などと同じように高めに設定されている。
かつて南海の路線だった貴志川線とそれ以外の鉄道線は運賃体系が別々で、乗車キロの通算制度がなかったため、貴志駅 - (南海貴志川線)→和歌山駅 - (JR紀勢線) - 和歌山市駅 - (南海線) - なんば、のように利用するとかなり高くなってしまうという問題があった(この区間の例では、和歌山電鐵移管直前の2006年3月時点で貴志川線(14.3km)360円+JR紀勢線(3.3km)180円+南海線(64.2km)890円=1,430円。仮に運賃体系が同じで通算制度があれば当時の運賃額で南海(78.5km)970円+JR紀勢線(3.3km)180円=1,150円となる)。
また、相互直通運転している泉北高速鉄道線の各駅と南海の各駅(中百舌鳥駅除く)間を中百舌鳥駅を経由して利用する場合の運賃はそれぞれの運賃を合算したものから100円(大人)を割り引いた額である。泉北高速鉄道線の運賃体系は南海と別であるが、割引額が大きいことから、乗車キロを通算して南海の運賃体系に当てはめた場合とほぼ変わらない。ただし、通勤定期運賃は南海に比べ割高である。乗継割引額引き上げ前は、泉北高速線の通学定期運賃も割高であり、通学1か月は中百舌鳥 - 和泉中央間 (14.3km) が泉北7,910円に対し、同じ距離に相当する南海(難波 - 白鷺間14.4km)の通学1か月は5,290円と約1.5倍の開きがあったが(普通運賃は泉北が320円、南海が330円)、2015年3月1日に南海・泉北高速線間の乗継割引額の20円から100円への引き上げと、泉北高速線内の通学定期旅客運賃の値下げが行われ、中百舌鳥 - 和泉中央間の通学1か月は5,940円となった[35]。
さらに分岐駅通過の特例として、南海本線と高野線との分岐駅である岸里玉出駅と、南海本線と加太線の分岐駅である紀ノ川駅には、いずれも優等列車が停車しないため(ただし後者は普通のほかに区間急行も停車する)、天下茶屋駅 - 岸里玉出駅間(天下茶屋駅#南海天下茶屋駅の項も参照)と紀ノ川駅 - 和歌山市駅間(南海加太線#運行形態の項も参照)ではそれぞれ、重複(折り返し)乗車が認められている。
特急料金(座席指定料金)については、「特急料金」の節を参照。
乗車カード・企画乗車券・特急券
以下の各項目を参照。
- 南海グループカード minapita - 南海発行のPiTaPaカード
- ICOCA - IC乗車カード。2017年3月25日発売開始。
- DAY5特急回数券
- ラピート得10きっぷ
- 定期特別急行券・定期座席指定券
- 高野山・世界遺産きっぷ
- 高野山・立里荒神きっぷ
- 和歌山おでかけきっぷ
- 好きっぷ2000(とくしま好きっぷ2000・なんば好きっぷ2000・こうや好きっぷ2000・かんくう好きっぷ2000)
- みさき公園わくわくきっぷ
- みさき公園ウキウキきっぷ(夏季に発売)
- 高野山1dayチケット
- 奈良・斑鳩1dayチケット
- 京都 宇治・洛南1dayチケット
- 関空・りんくうプレミアムきっぷ
- Peach・なんばきっぷ
- 関西1デイパス
- 2009年よりJR西日本との共同企画商品として発売。JR西日本のアーバンネットワークエリアの一日乗車券に、南海電気鉄道・京阪電気鉄道、および近畿日本鉄道(2012年度より)のいずれか一社の一日乗車券への引換クーポンが付属したものである。これまでに「関西1デイ納涼パス/夏の関西1デイパス」・「秋の関西1デイパス」・「冬の関西1デイパス」・「春の関西1デイパス」が発売されている。
過去に発売されていたもの
- マイチケット - 自動券売機で切符に引き換えができるカード。
- 南海コンパスカード - 南海発行のスルッとKANSAI対応カード。カードに印字される符号はNKである。
- 3・3・SUNフリーきっぷ - 2006年8月発売終了。近畿日本鉄道・名古屋鉄道との3社間の鉄軌道路線が利用できた乗車券。
- ワイド3・3・SUNフリーきっぷ - 2006年3月発売終了。南海・近鉄・名鉄の3社間に加え各社の関連会社・沿線付近の交通機関も利用できた乗車券。
- サービック - 2009年4月からこの名称は使用されていない。「→」以下は後継の乗車券。
- 高野山フリーサービック →高野山・世界遺産きっぷ、
- 高野山・立里荒神サービック →高野山・立里荒神きっぷ
- 和歌山万葉きっぷ →和歌山おでかけきっぷ
- 徳島とくとくサービック →とくしま好きっぷ2000
- 浪花なみなみサービック →好きっぷ2000
- みさき公園1日遊園の旅サービック →みさき公園わくわくきっぷ
- みさき公園ぷ〜るらんどRioサービック →みさき公園ウキウキきっぷ(夏季に発売)
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社章
当初の社章は「羽車」と呼ばれ、車輪に羽根(翼)が生えたものであった。このデザインはヨーロッパ諸国の国営鉄道の紋章によく見られるものだが、南海がヨーロッパから車両を輸入した際この紋章の「車輪に羽根が生えれば速い」との意匠を気に入り、車輪の向きのみ変えて採用したとされる[36]。1947年6月1日、グレートリングから改称した南海ホークスの球団名も、この「羽根=鳥」にちなんだといわれる[37]。現在でも難波駅の北側入口上には、羽車をかたどったモニュメントが飾られている。
また、南海の各駅に広告が掲示されている「羽車ソース」のマークも、南海の旧社章をモチーフとしたものである[38]。
1972年6月1日に制定された2代目の社章(作者・信貴徳三)は、旧社章の「羽車」の意匠を残しつつ、当時のコーポレートカラーであった緑色を取り入れ、より直線的なデザインとなった。後述の3代目のロゴマーク制定後も株主優待乗車証・社員証や土地境界標などにおいて、正式な社章として使用が継続されている。
関西国際空港の開港を翌年に控えた1993年4月1日に、CI導入による「NANKAI」を表した3代目のロゴマークを制定した(作者・レイ吉村)。コーポレートカラーも、緑色からファインレッドとブライトオレンジの組み合わせへ変更した。イメージとしては、総合生活企業として未来に向けて力強く羽ばたいていく姿勢を表現している[39]。阪堺電気軌道・和歌山バスなどの子会社に関しても、導入時期は多少遅れながらもこのロゴマークを親会社に追随して導入している。ただし、阪堺電気軌道の正式な社章は、現在も親会社の2代目の社章に近いデザインとなっている。
- Nankai logo.png
1993年制定のコーポレートシンボルマーク (CI)
- Nankai Railway's logo.jpg
車両に掲出されたコーポレートシンボルマーク
- Nankai corporate mark old.svg
1972年制定の2代目の社章
- Old Trademark on Nankai 10000 Series.jpg
10000系電車(創業130周年記念復刻塗装)に掲出された2代目の社章
旅客案内
車内放送
南海では元来、標準語ではなく大阪弁(泉州弁や河内弁)、もしくは和歌山弁のアクセントや発音による車内放送が行われていた。ところが関西国際空港の開港を控えた1990年代初頭から、これらの放送が空港連絡鉄道として相応しくないとの批判が増え始めたため、アナウンサーによるイントネーション講習会の開催や手本となるカセットテープの配布、社内の「案内放送用語例」の改訂などを行い、現在のスタイルの原型を作り上げた[40]。
さらに2004年6月1日からは、「もてなしの気持ちを表現しながら、より簡潔・明瞭な情報をお伝えする」[41]ため、車内案内放送が一部変更されている。また、これに伴い、車掌などアナウンスに関わる業務に携わる全従業員を対象に、発声等に関する全社的な研修が行われた[42]。
駅の案内サイン
南海電鉄の駅では、CIを導入した1993年より、非常に多種多様なピクトグラム(図記号)を用いた案内サイン看板を使用し始めるようになった。その見易さや分かり易さから、社団法人日本サインデザイン協会が主催するコンテストで表彰を受けるなど、高い評価を受けている。近年設置されている駅サインのうちの一部のピクトグラムは、財団法人交通エコロジー・モビリティ財団が制定した「一般案内用統一図記号ガイドライン」に準拠したものも使われ始めているが、一方で、独特の斬新なデザインを取り入れた矢印の記号などは現在でも使われている。これらの駅サインに関するマニュアルは、1989年に同社内で制定されたが、このマニュアルに沿った駅サインが設置されている駅は、2010年代前半までは同社の厳しい財政事情が影響し、主要駅を中心にまだ少数に留まっていたが、その後はプリンタで出力するという安価に更新できる方式で駅サイン(特に駅名標)を更新している。南海が2008年3月28日に発表した『2010年までの3か年事業計画(堅進126計画)』において、提供するサービスの品質向上の一環として「案内サイン及び放送等の多言語化の推進」に取り組むとしている[43]。韓国語・中国語を併記した案内表示や交通エコロジー・モビリティ財団の標準案内記号の導入に関しては、バリアフリー等の改良工事が終わった駅から順次導入されている。また2013年度から難波駅を皮切りにLED照明への切り替えを随時進めている。
駅名標などにおける、固有名詞のローマ字表記については、多数の鉄道事業者で小文字混じりの表記方法(例:「Ōsaka」「Umeda」など)が採用されている中、2017年10月現在でもすべて大文字表記(例:「NAMBA」「WAKAYAMASHI」など)の、旧・国鉄などが採用していた鉄道掲示規程に準じた表記方法となっている。
最新の駅名標のデザインは1993年にCIを導入した際にリニューアルしたものがベースとなっている。このため、1994年に開業した空港線では最新タイプのみしか存在していない。
2012年4月1日に駅ナンバリングが全駅で導入されたが、大部分の駅では駅名標の改修は行われず既存のものにシールで貼り付ける形になっていた。しかし2013年以後は大半の駅で駅名標の交換が行われており、旧式の駅名標は数を減らしている。
2013年から一部の駅を除いて改札口に16:9サイズのディスプレイを設置、通常時はCMを流している。各線で運行支障があった場合はこのディスプレイで運行情報が表示(主要駅では路線図で)される。また南海各線の運行情報のみならず、徳島航路や金剛山ロープウェイ(オフシーズンは除く)の運行情報、また沿線の海水浴場の遊泳禁止情報(夏場のみ)も流している。
- Nankai Mikkaichicho.jpg
ローマ字が大文字表記の駅名標(三日市町駅)
その他特記事項
軌間
全線がJRの在来線と同じ軌間1,067mmの狭軌であり、関西の大手私鉄では唯一標準軌(軌間1,435mm)の路線を有していない。なお、近畿日本鉄道からの旧南海鉄道路線の譲り受け以前の例をのぞくと、過去には阪堺線・上町線(1980年に阪堺電気軌道へ譲渡)、平野線・大浜支線(廃止)の各軌道線が標準軌であった。
軌間がJR在来線と同一であることから、総合車両製作所横浜事業所(旧・東急車輛製造)で製造した新製車両をJR線を走行して搬送(甲種輸送)[注釈 6]することや、空港線のりんくうタウン - 関西空港間でJR西日本の関西空港線と、また建設予定のなにわ筋線でJR西日本と同一の線路を共用する、といったことが容易に可能である。その一方、狭軌であるがゆえに、標準軌である大阪市営地下鉄堺筋線への相互乗り入れ計画が頓挫した(後述)。
地下鉄乗り入れ計画
1963年の大阪市交通事業基本計画で策定された[44]大阪市交通局高速電気軌道6号線(現在の大阪市営地下鉄堺筋線)と相互乗り入れを行う計画があった。6号線には、京阪神急行電鉄(現在の阪急電鉄)も天神橋付近での相互乗り入れ希望し、それぞれの規格が異なっていたことから激論となった。
大阪市は御堂筋線などの既設路線で1,435mm軌間(標準軌)、直流750V 第三軌条方式を採用していたことから、6号線についても当初はトンネル断面を最小限に抑えられ、また自局他線との車両融通が容易なこの規格による路線建設を希望していた。そのため、それぞれ規格の異なる両社との相互乗り入れには消極的で、特に軌間、集電方式、電圧(当時、直流600V)の規格が全く異なる南海との乗り入れに対しては、当初から冷淡であった。
但し、管轄する運輸省としては、阪急側には1,067mmへの狭軌化を、南海側には1,500Vへの昇圧を行わせて、それぞれ歩み寄らせた上で3社直通運転を行う算段があったようである。
最終的には、日本万国博覧会の開催決定や千里丘陵の宅地開発を考慮し、当時の運輸省大阪陸運局長の裁定によって、堺筋線を軌間1,435mm、直流1,500V架空電車線方式で建設し、阪急千里線と相互乗り入れとすることで決定。南海への乗り入れは実現しなかった。
1971年12月8日都市交通審議会第13号答申では、堺筋線の動物園前 - 天下茶屋間が緊急整備区間に挙げられた[45]。この区間の計画時にも大阪市と南海の協議が続けられ、南海は大阪市から標準軌に改軌して相互直通運転を行うことと、天王寺支線の廃止を求められた[46]。南海はいずれも困難として交渉が難航したが、両者の歩み寄りにより南海が天王寺支線を廃止し、大阪市が南海との相互直通運転を断念することで合意した[46]。
ダイヤ・臨時列車
- お盆期間中(原則として8月13日 - 15日)の平日は、関西の私鉄や地下鉄ではほとんどの路線が土曜・休日ダイヤ(または土曜ダイヤ)で運行されるが、南海は平日ダイヤで運行される。これは、空港線内のりんくうタウン - 関西空港間がJRと共用になっているため、JRの平日ダイヤに合わせざるを得ないからである。なお、高野線や泉北高速鉄道線も平日ダイヤで運行される。この関係で、土曜・休日ダイヤで運行されている各社局で使用できる土休日回数券も、南海では使用できない。
- 近年はやや増加傾向にはあるが、催し物による臨時列車の本数や頻度が少ない。特に岸和田だんじり祭・春木だんじり祭の開催日(毎年敬老の日直前の土曜・日曜日)や正月三が日(この時は特急以外の昼間時間帯の全列車が住吉大社駅に停車する。一部時刻変更あり)においては南海線を中心に激しく混雑するものの、大晦日から元日にかけての終夜運転の列車を除いて臨時列車をほとんど走らせない(ただし、南海線では2扉車の普通電車を4扉車に変更(加えて編成両数を4両から6両に変更する場合もあり)する。また、関西国際空港開港以前には、岸和田だんじり祭・春木だんじり祭の2日間、泉大津 - 羽倉崎間で臨時の普通列車を走らせていたことはある。このため、岸和田駅上り線ホームのフラップ式行先表示機には「普通 泉大津」「各駅にとまります」と書かれたパターンが残っている)。2008年には、沿線で行われた野外コンサート「a-nation'08」への対応で、難波 - 高石間の臨時準急が多数運転された。また、泉大津フェニックスでの野外ロック・フェスティバル(「RUSH BALL」や「OTODAMA 音泉魂」など)開催時には特急サザンを泉大津駅に臨時停車する場合がある。
- 近年はお盆に臨時列車として難波 - 極楽橋間に特急(全車自由席の一般車で運行・特急料金不要)を、橋本 - 極楽橋間に各駅停車やノンストップの列車を運転している。またPL花火大会(毎年8月1日)の時には近鉄南大阪線・長野線での激しい混雑を敬遠して高野線の利用客が増加する傾向であることから臨時列車を出すことがある。
他社との共同PR
- 2008年に東証一部へ再上場してからは、首都圏でも積極的にPRするようになった。東京の南青山で「高野山カフェ」を行う時期がある。また首都圏の鉄道事業者(東京都交通局、京浜急行電鉄、箱根登山鉄道、京成電鉄)とのコラボレーションも展開し、互いに吊り広告などで割引切符や沿線にある名所のPRを行っている。
- 関西圏でも、2008年から「KEIHAN NANKAIええとこどり」キャンペーンとして、京阪電気鉄道やその子会社である叡山電鉄と展開している。2009年の阪神なんば線開業時から、阪神電気鉄道との間でも同様のPRを展開している。
- 2009年から同じ山岳路線を持つ私鉄会社(富士急行・神戸電鉄・大井川鐵道・箱根登山鉄道・叡山電鉄)で全国登山鉄道‰(パーミル)会を結成し、こちらでもコラボレーションによるPRを展開している。
- 2011年からは、近鉄との間でも「Nan×Kinめぐるーと」キャンペーンを行っている。
- 2012年は通天閣開業100周年の年ということもあって「新世界キン肉マンプロジェクト」が開催され、子会社の阪堺電気軌道のほかJR西日本とも共同PRが行われている。
- また首都圏各社や九州の大手民鉄である西日本鉄道の鉄道ファン向けイベントでも積極的に出店し、PRを行っている。
- 2014年にはラピート運行開始20周年記念と、劇場版『機動戦士ガンダムUC episode 7 「虹の彼方に」』の公開記念でタイアップ行事を実施[47]。「ラピート」を赤い外装の50000系電車で運行。
- 2014年9月7日から2015年8月31日の間、Peach Aviationとの共同プロモーション、「Peach×ラピートハッピーライナー」を実施し、「ラピート」をPeach カラーの特別デザインの50000系電車で運行[48]。2015年8月23日には和歌山港線にも入線[49]。
- Keihan at Sakai.JPG
南海電鉄の駅(写真は堺駅)に掲出されている京阪電鉄の広告
その他
- 地下駅がなく、地下鉄乗り入れ対応車両も保有していない。大手私鉄でこの両方が該当するのは、南海のほかには西日本鉄道のみである[注釈 7]。将来的には、計画中の地下線であるなにわ筋線(前述)が完成すれば、少なくとも新難波駅(仮称)が自社管理下の地下駅となる。
- 1987年から2005年の間(ただし一時期発売されていないときもあった)、南海時刻表が発売されていた。2007年のダイヤ変更より時刻表は無料配布の形に変更となっている。ただし、従前の南海時刻表と違い南海線・空港線系統と高野線系統で別々となっており、沿線案内や南海バスの主要路線や阪堺電気軌道の時刻表は掲載されていない。
- 1995年に泉北高速鉄道の車両を含む全車両の運転席の運行スタフ(時刻表)が、タッチパネル式ディスプレイ表示(乗務行路指示の内容が記録されたICカードを読み込んで表示する方式)に統一された。全車両の運転席の運行スタフがディスプレイ化されるのは関西民鉄初である。なお、この装置は、列車選別装置(停車駅通過防止装置)を兼ねており、列車が停車駅に近づいた時に、「●●駅 停車」というディスプレイ表示の点滅とともに、運転士側・車掌側の双方で警告チャイム音が鳴る。このため、停車駅直前の車内放送の時にこのチャイムがスピーカを通じて客室内に聞こえることがある。
- 2007年より駅の便所に無水小便器(米国ファルコン・ウォーターフリー・テクノロジーズ社製)を設置している。これにより水道使用量の削減、それに伴い二酸化炭素排出の削減を実現させている[50]。この無水小便器は、2011年に新造された12000系の車内トイレにも設置された[51]。
- 昭和30年代から40年代には、「♪なぁーん なぁーん 南海電車…」というフレーズで知られる、三木鶏郎作詞・作曲、唄・伴久美子によるコマーシャルソング「南海電車の歌」が使用されていた。なお、同じ三木鶏郎の作品としては、「京阪特急」や「近鉄特急」など、他の民鉄各社でもそれぞれ使用された。
- 2015年には、創業130周年記念のプロモーション「愛が、多すぎる。NANKAI」を展開している[4]。イメージソングは田原俊彦の「愛が、多すぎる。」[52]。2016年にはプロモーション用のマスコットとして「黒い鳥」がお目見えし、名前は公募により「大杉愛多(おおすぎあいた)」に決定している。
- 関西大手私鉄では唯一、系列に百貨店を持っていない。難波駅(南海ビルディング)には(系列外の)高島屋が入居しているほか、なんばCITYの開業にあたってセゾングループの支援を受けた。
- 2017年4月1日より全列車昼間時でも前照灯を点灯(昼間点灯)するようになった。
- みどり会の会員企業であり三和グループに属している[53]。このため、南海のメインバンクは三和グループもルーツの一つになっている三菱UFJ銀行である。
- 関西の大手私鉄では京阪神の起点・終点となる駅の案内放送では「大阪難波」「大阪梅田」「京都河原町」「神戸三宮」など大阪、京都、神戸などの大都市名が頭に付くが、南海のターミナル駅である難波駅は「大阪」を付けていない。単に「なんば」で案内している[54]。
- Nankai2000 2195F.jpg
昼間点灯を実施した車両の一例(2000系)
南海とゆかりのある人物
- 松本重太郎
- 藤田伝三郎
- 田中市兵衛
- 根津嘉一郎 (初代)
- 寺田甚吉 - 元社長で近畿日本鉄道設立時に会長
- 川勝傳 - 社長・会長、日本民営鉄道協会会長、南海ホークスオーナー(1968年 - 1988年死去まで)
グループ会社
- 参照: 南海グループ
南海と関連する企業
- 大阪市交通局 - 不定期であるが車内広告を相互に掲示したりと広告面で協力関係がある。また子会社の南海商事と東急グループの東急不動産と共同で天王寺駅・なんば駅・梅田駅の駅ナカ施設「ekimo」のディベロッパーも展開。
- 近畿日本鉄道(近鉄グループホールディングス) - 戦時中統合されていた。なお、2011年からは共同観光誘致キャンペーン「Nan×Kinめぐるーと」を展開している。
- 阪和電気鉄道 - 南海のライバル会社で阪和線の前身。戦時中南海が買収して「山手線」に改称した。
- 泉北高速鉄道 - 唯一、相互直通運転を行っている会社。大阪府都市開発という大阪府が出資する第三セクターだったが、2014年5月15日に大阪府が南海に株式を売却する契約を締結、同年7月1日に南海の傘下に入り[55][15]、社名を運営する路線(泉北高速鉄道線)と同名の泉北高速鉄道と改めた。
- 京阪電気鉄道 - コンビニエンスストア「アンスリー」を共同経営しているほか、駅配布のフリーペーパー「Kプレス」を南海の駅に置いたり、南海発行のフリーペーパー「NATTS」を京阪の駅(淀屋橋駅・天満橋駅・香里園駅・枚方市駅・樟葉駅)に置いたり、不定期であるが車内広告を相互に掲示したりと広告面で協力関係がある。また難波駅の駅ナカ(「SWEET BOX」・ユニクロ)のディベロッパーも行っている。戦前は和歌山水力電気の買収や阪和電気鉄道への資本参加などで南海の営業エリアである和歌山にも影響力を持っていた。
- 阪神電気鉄道 - 過去にコンビニエンスストア「アンスリー」を共同経営していたほか、ウォーキングイベントなどを共同開催する関係がある。また阪神なんば線開業後は、難波駅乗換の連絡定期や、フリーチケットを設定したり、沿線をPRするポスターを共同制作し、車内や駅などに掲出している。
- 名古屋鉄道 - かつて共同で「3・3・SUNフリーきっぷ」を発行していたほか、共同で沿線情報紙上でのプロモーションを展開している[56]。
- 東京都交通局・東武鉄道・西武鉄道・京成電鉄・京浜急行電鉄・西日本鉄道 - 共同で沿線情報紙上でのプロモーションを展開している[57]。
- 和歌山電鐵 - 元々南海が所有していた貴志川線(和歌山 - 貴志)の運営を引き継いだ。両備ホールディングスのグループ会社。
- Peach Aviation - 関西国際空港を拠点とする格安航空会社(LCC)。機内で難波駅までの特急「ラピート」の特急券付きの割引切符を発売している。
- 東急車輛製造・総合車両製作所 - 南海が所有するほとんどの車両はここで製造されている。1968年に、それ以前のほとんどの車両を製造していた帝國車輛工業(堺市、跡地にアリオ鳳が2008年開店)を東京急行電鉄のグループ会社である東急車輛製造が吸収合併したことによる。
- 近畿車輛 - 南海が所有する車両のうち、7000系・7100系および8300系はここで製造されている[58]。
- 日立製作所 - 一部の例外を除き制御装置を納入している。
- 新日鐵住金(旧・住友金属工業) - 一部の例外を除いて台車を納入している。1984年2月まで和歌山製鉄所向けに加太線・和歌山港線で貨物列車が運転されていた。
- ダイキン工業 - 日本初の鉄道車両用冷房装置を堺工場(堺市北区)で製造したことが縁で、近くを走る南海に納入した。
- ダイエー - 所有していた球団(南海ホークス)の譲渡先
- ソフトバンク - 所有していた球団の現在の所有者
- アバン - 女性乗務員の業務の委託先。
- 高島屋 - 主要株主の一社で、南海沿線の難波駅に大阪店、堺東駅に堺店、和歌山市駅に和歌山店(2014年8月閉店)、および高野線と相互乗り入れしている泉北高速鉄道泉ケ丘駅に泉北店(パンジョ)を出店。
- 551蓬莱 - 主要駅の駅構内を中心に店舗を展開。駅構内での初出店が難波駅だった。
- 北欧フードサービス - 設立当初は南海の子会社だった。
- MBSメディアホールディングス - 主要株主の一社で、傘下の毎日放送でのホークス戦試合中継数が南海ホークス時代から他局より多く繋がりが深かった。ちなみに2003年まで、南海は当時の毎日放送の第10位の大株主でもあった(コーナン出版『日本民間放送年鑑2003』より)。また、南海ホークスの本拠地だった大阪スタヂアム(大阪球場)跡地のなんばパークスに傘下の毎日放送(MBSラジオ)のサテライトスタジオがあった。
- テレビ大阪 - かつては20:55のニュースの後に「南海スポットナウ」のタイトルが入ったCM(インフォマーシャル形式)が流れていた。
- 東京スター銀行 - 2013年まで主要駅構内に、ATM網「駅の銀行ATM・ひきだし上手」を展開していた。
- 泉州銀行(現・池田泉州銀行) - 南海電鉄がかつて大株主であった(現在は池田泉州ホールディングスの完全子会社)。
- ステーションネットワーク関西 - 阪急系の会社ではあるが、2013年以降南海の駅に設置されているATM「PatSat(パッとサッと)」を展開している。上記の池田泉州銀行が幹事行となっている。
- 紀陽銀行 - 南海電鉄がかつて大株主であった(現在は紀陽ホールディングスの完全子会社)。
- テレビ和歌山 - 同局のみで流れる、和歌山県内向け独自の、南海グループのCMが放送されている。
- 和歌山放送 - 南海電鉄が筆頭株主となっている。
- テレビ和歌山・和歌山放送では空港特急「ラピート」のCMは流していない。
脚注
注釈
- ↑ 1954年の東証上場廃止以来、長きにわたり東証には上場していなかったが、2008年3月21日をもって東京証券取引所第一部市場に再上場した。かつては大証一部にも上場していたが、東京証券取引所との現物株統合に伴い2013年7月12日をもって上場終了となった。また、名証一部についても南海電鉄独自の判断により2013年12月15日をもって上場終了となった[3]
- ↑ 2.0 2.1 後述の南海分離後、2015年に持株会社に移行して近鉄グループホールディングスとなり、新設の近畿日本鉄道に鉄道事業を分割した。
- ↑ 南海電気鉄道車両部・井上広和『日本の私鉄9 南海』(保育社、1981年)などでは12月27日としているが、『日本鉄道史 上編』(鉄道省、1921年、国立国会図書館デジタルコレクションより)p.762によると12月27日は開業式を行った日で、営業開始は12月29日からとある。国土交通省鉄道局監修『鉄道要覧』では12月29日が運輸開始年月日となっている。
- ↑ 運行開始時点では臨時列車の扱いであった。
- ↑ すなわち関西空港駅発着の-急行-を空港急行と呼んでいることになる。
- ↑ 沿線の堺に所在し長年車両を発注していた帝國車輛工業が東急車輛製造に吸収合併され、かつ同社大阪製作所となった旧帝國車輛工業での車両製造が打ち切られたため、以後は東急車輛製造横浜製作所および後身の総合車両製作所横浜事業所で製造された車両を輸送している。また、6000系製造当時はライセンスの関係で東急車輛製造以外にはオールステンレス車を製造できなかったことも影響している。
- ↑ 相互乗り入れ先である泉北高速鉄道線(中百舌鳥 - 深井間)に地下トンネルがあるため、南海の車両が「地下線に全く乗り入れない」という訳ではない。なお、東武鉄道は唯一の地下駅である押上駅が東京メトロの管理のため、自社管理の地下駅が存在しない。
出典
- ↑ 【記者の目】南海、株価を占う大阪・ミナミ流再開発『日本経済新聞』電子版2018年4月4日(2018年5月12日閲覧)
- ↑ “東京証券取引所市場第一部上場承認に関するお知らせ” (PDF) (プレスリリース), 南海電気鉄道, (2008年3月14日)
- ↑ 名古屋証券取引所における株式の上場廃止申請に関するお知らせ (PDF) - 南海電気鉄道、2013年10月31日 と 上場廃止等の決定について<東レ(株)、旭化成(株)、コスモ石油(株)、南海電気鉄道(株)> - 名古屋証券取引所、2013年11月14日
- ↑ 4.0 4.1 ブランドイメージ向上プロモーションを展開します (PDF) - 南海電気鉄道、2015年3月31日
- ↑ 5.0 5.1 5.2 5.3 南海電気鉄道車両部・諸河久・岩堀春夫『日本の私鉄11 南海』〈カラーブックス811〉保育社、1981年、p.149
- ↑ 6.0 6.1 6.2 6.3 6.4 6.5 6.6 『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線・大手私鉄』16号 南海電気鉄道、朝日新聞出版、p.25
- ↑ 7.0 7.1 7.2 7.3 南海電気鉄道車両部・諸河久・岩堀春夫『日本の私鉄11 南海』〈カラーブックス811〉保育社、1981年、p.149
- ↑ 8.0 8.1 『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線・大手私鉄』16号 南海電気鉄道、朝日新聞出版、p.15
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- ↑ 3月31日(木)からの営業運転開始を記念して 「2300系デビュー記念乗車券」を発売します (PDF) - 南海電気鉄道、2005年3月28日
- ↑ 世界遺産登録の高野山へ、いよいよ発車します! 新型車両「2300系」の営業運転開始が3/31(木)に決定しました! (PDF) - 南海電気鉄道、2005年3月7日
- ↑ 「サザン・プレミアム」運行開始記念セレモニーを開催します (PDF) - 南海電気鉄道、2011年8月25日
- ↑ “難波C街区オフィスビルの概要および大阪府立大学の誘致について” (PDF) (プレスリリース), 南海電気鉄道, (2011年2月15日)
- ↑ 南海電鉄・会社概要 - 2012年3月4日閲覧。
- ↑ 15.0 15.1 大阪府都市開発株式会社の株式の取得(子会社化)に関するお知らせ (PDF) - 南海電気鉄道、2014年5月15日
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- ↑ 南海7000系が定期運用から離脱 - 鉄道ファン・railf.jp 鉄道ニュース、2015年10月1日
- ↑ 住ノ江検車区で南海7000系の引退記念撮影会開催 - 鉄道ファン・railf.jp 鉄道ニュース、2015年10月4日
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- ↑ 台風第21号による被害状況等について(第4報) (2017/10/24 7:00現在) (PDF) - 国土交通省
- ↑ 台風21号の影響による列車の運休区間について - 南海電気鉄道、2017年10月24日
- ↑ 南海、スイスの鉄道会社と姉妹協定 記念ヘッドマークを贈呈 - なんば経済新聞、2017年10月24日
- ↑ 台風21号で線路グニャリ…南海本線11月1日運転再開も「復旧費用は算定できない」 高野線は運行めど立たず - 産経新聞、2017年11月1日
- ↑ 11月23日から上下線とも通常ダイヤ…南海本線の男里川橋りょうが仮復旧 - レスポンス、2017年11月21日
- ↑ 台風で線路ゆがんだ南海本線、1カ月ぶり通常運行 - 日本経済新聞、2017年11月23日
- ↑ 南海高野線の不通区間、31日再開 上古沢の列車交換設備移設で一部ダイヤ修正 - 乗りものニュース、2018年3月22日
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- ↑ 32.0 32.1 なにわ筋線の整備に向けて (PDF) - 南海電気鉄道、2017年5月23日
- ↑ 33.0 33.1 4月1日(火)から鉄道運賃・料金を改定します (PDF) - 南海電気鉄道、2014年3月4日
- ↑ きっぷに関するご案内#特急券の発売場所 - 南海電気鉄道公式ホームページ
- ↑ 3月1日(日)に「南海・泉北連絡普通旅客運賃」および「泉北線内通学定期旅客運賃」の値下げを実施します (PDF) - 南海電気鉄道、2015年1月29日
- ↑ 南海電気鉄道車両部・井上広和 『南海』 保育社〈カラーブックス日本の私鉄〉、1981年。
- ↑ “球団ニックネームAtoZ”. 綱島プロ野球研究所. 綱島理友事務所. . 2012閲覧.
- ↑ “ロゴマークの由来”. ハグルマ株式会社. . 2012閲覧.
- ↑ “企業理念”. 南海電気鉄道. . 2012閲覧.
- ↑ 朝日新聞. (1991年5月24日)
- ↑ 「ニュース南海」、『NATTS』2004年6月号、南海電気鉄道、2004年。
- ↑ 2004年末頃(日付失念)の朝日新聞大阪版の記事に詳細あり
- ↑ “新3か年経営計画「堅進126計画」について” (PDF) (プレスリリース), 南海電気鉄道, (2008年3月28日)
- ↑ 『大阪市交通局百年史(本編)』大阪市交通局、2005年、p.338
- ↑ 『大阪市交通局百年史(本編)』大阪市交通局、2005年、pp.345-346,350
- ↑ 46.0 46.1 『大阪市交通局百年史(本編)』大阪市交通局、2005年、pp.388-389
- ↑ 「機動戦士ガンダムUC×特急ラピート 赤い彗星の再来 特急ラピート ネオ・ジオンバージョン」4/26(土)発進! (PDF) - 南海電気鉄道、2014年4月10日
- ↑ 「出逢えたらラッキー Peach×ラピート ハッピーライナー」を運行します (PDF) - 南海電気鉄道、2014年8月7日閲覧
- ↑ ありがとう企画「Peach×ラピート ハッピーライナー」で和歌山港へ行こう! (PDF) - 南海電気鉄道、2015年7月15日(2015年12月29日閲覧)
- ↑ “日本で初めて「無水小便器」を大量に導入します” (PDF) (プレスリリース), 南海電気鉄道, (2008年3月19日)
- ↑ “新型特急「サザン」12000系を導入します” (PDF) (プレスリリース), 南海電気鉄道, (2011年1月17日)
- ↑ 愛が、多すぎる。 NANKAI 南海電鉄
- ↑ メンバー会社一覧 - みどり会
- ↑ 京阪でも2003年までは「大阪淀屋橋」「京都出町柳」と案内していたが現在は大阪と京都は付けていない。ただし、2017年8月から電光掲示板や一部車両の行き先案内表示では淀屋橋と出町柳に限り大阪と京都をそれぞれ付けている。
- ↑ 大阪府都市開発株式会社(OTK)の株式売却について - 大阪府、2014年5月15日
- ↑ 名鉄と南海が相互の情報誌でコラボ企画を展開 (PDF) - 南海電気鉄道、2013年8月30日
- ↑
- 東京都交通局と南海電鉄の「沿線ガイドブック」を設置します (PDF) - 南海電気鉄道、2014年7月17日
- 東武鉄道&南海電鉄が沿線情報誌で初コラボ! (PDF) - 南海電気鉄道、2014年6月23日
- 西武鉄道&南海電鉄が沿線情報誌で初コラボ! (PDF) - 南海電気鉄道、2014年3月28日
- 京急&南海が沿線情報誌でコラボ企画を展開! (PDF) - 南海電気鉄道、2013年11月29日
- 京成&南海が沿線情報誌でコラボ企画を展開! (PDF) - 南海電気鉄道、2013年10月22日
- 西鉄&南海 情報誌でのコラボ企画第2弾 (PDF) - 南海電気鉄道、2013年6月28日
- ↑ 近畿車両、南海から新型車両受注―40年ぶり、「8300系」30億円規模 - 日刊工業新聞、2015年04月27日
関連項目
- NATTS
- P+natts
- 福岡ソフトバンクホークス - 南海ホークス時代からの歴史など
- 大阪スタヂアム(大阪球場)
- 住之江競艇場
- 大阪府立体育会館(大阪府大阪市浪速区) - 南海電鉄が大阪府から委託を受け、指定管理者となっている。
- 大阪府立臨海スポーツセンター(大阪府高石市) - 同上。
- アンスリー - 京阪電気鉄道と共同経営のコンビニエンスストア。
- 南海グリーン - 南海の車両に使用された緑色。
- 紀ノ川橋梁(南海本線・高野線)
- 紀見トンネル(高野線) - 紀見峠トンネルという通称がある。
- 友ヶ島 - 戦前は由良要塞があったところで、戦後に南海が観光地として開発した。
- 藤谷文子 - 「ラピート」運行開始後にイメージキャラクターとして起用された女優。
- 田原俊彦 - 南海創業130周年記念で製作された歌「愛が、多過ぎる」を歌唱した歌手。
外部リンク