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ランタン


ランタン: Lanthan [lanˈtaːn]: lanthanum [ˈlænθənəm])は、原子番号57の元素元素記号La希土類元素の一つ。4f軌道を占有する電子は0個であるが、ランタノイド系列の最初の元素とされる。白色の金属で、常温、常圧で安定な結晶構造は、複六方最密充填構造(ABACスタッキング)。比重は6.17で、融点は918 °C沸点は3420 °C

空気中で表面が酸化され、高温では酸化ランタン(III) La2O3 となる。ハロゲン元素と反応し、水にはゆっくりと溶ける。には易溶。安定な原子価は+3価。

モナズ石(モナザイト)に含まれる。

用途

La2O3セラミックコンデンサや、光学レンズの材料に使われる。また、LaNi5水素吸蔵合金として注目されている。炭酸ランタンが腎不全患者のリン吸収阻害薬(腸管内でリン化合物を形成し吸収を阻害する)として使用されている。

ヨハネス・ベドノルツカール・アレクサンダー・ミュラーが最初に発見(発表)した高温超伝導物質(この時点では転移温度は、それほど高温ではなかった)がランタンを含む銅酸化物セラミックスだった。

歴史

1839年にスイスカール・グスタフ・モサンデルが発見[1]ギリシャ語で「人目を避ける」と言う意味の lanthanein が語源。これは、セリウムの影に隠れてなかなか見付からなかったからである。

ランタンの化合物

同位体

出典

  1. 桜井弘 『元素111の新知識』 講談社1998年、259頁。ISBN 4-06-257192-7 

関連項目


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