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柏市(かしわし)は千葉県北西部の東葛地域に位置する中核市業務核都市に指定されている。人口約42万人(2017年4月時点)で、千葉県内では松戸市に次いで第5位である。東京都特別区部への通勤率は42.3%(平成28年国勢調査)。

地理

利根川を挟んで、北は茨城県との境に位置し、東は我孫子市との境に手賀沼が広がる。市域の大半は下総台地谷津田から構成され、北端の利根川沿いの地域や、東端の手賀沼に近い地域は低地となっている。海抜が最も低い地点は手賀沼周辺低地で約5 m、最も高い地点は市南端(台地部)で約32 mである。

市中央部は東武アーバンパークライン(東武野田線)・JR常磐線、国道6号国道16号が交差する交通の要衝となっており、市北部は首都圏新都市鉄道つくばエクスプレスが通り、大学、研究所、産学連携施設などが置かれ、文教地区としての顔を持つ柏の葉地域が中心。商圏人口は、約252万人[1]テンプレート:柏市の河川等

地名表記

柏市には〜ケ(が)丘という地名が5つあるが、表記は混在する。

  • ケ丘が正式表記
大津ケ丘光ケ丘緑ケ丘
  • が丘が正式表記
つくしが丘ひばりが丘

うち、大津ケ丘は、旧・沼南町の地区である。

歴史

ファイル:Kasi.JPG
柏駅東口。後方のビルは駅西側の「柏高島屋ステーションモール」。2006年9月撮影
ファイル:KASIWA17.JPG
柏駅東口駅前通り。2006年9月撮影

柏の名の由来は不明であるが、河岸(杭の意)場に由来するという説が有力である[注釈 1]東葛地域では明治以前に栄えていたのは水運の便がある松戸流山野田などであり、現在の柏の中心市街地にあたる柏村・千代田村は水戸街道沿いにありながら宿駅ですらない寒村にすぎなかった。

大正時代の北総鉄道(現・東武野田線)開通により柏駅は交通の結節点となり、同駅を中心に市街地が形成される。1960年代より東京のベッドタウンとして人口が急増した。1970年代以降はそごう(2016年9月30日閉店)、高島屋、丸井などの百貨店をはじめ多くの商業施設が進出し、東京の衛星都市的な商業地として栄える。1980年代の前後には柏駅周辺に若者向けの商業施設が次々と開店し、東葛地域(旧東葛飾郡北部)の商業拠点となった。

2005年平成17年)には首都圏新都市鉄道つくばエクスプレスの開通を契機として市北部の柏の葉地域で東京大学千葉大学、産学連携施設を中心とした文教地域が形成され、郊外型ショッピングモールやマンション開発も活発化した。

  • 文明10年12月10日1479年1月2日)市内の境根原(現柏市酒井根)で境根原合戦が行われた。市域の豪族匝瑳氏が戦闘に加わった。
  • 江戸時代 利根川・江戸川の水運が栄えた江戸時代には、川沿いの集落が栄えた。現在の市域北部に位置する布施村(現・布勢)は加村河岸(現・流山市加)と結ぶ鮮魚の輸送ルートとしてにぎわった。
  • 明治時代 旧柏村は明治時代の初めに至るまで水戸街道の小金宿と我孫子宿の間に位置する、旧富勢村史に「見るも苦しき寒村」と書かれる程の村落であった。
  • 1881年明治14年) 水戸街道が国道に昇格したのに伴い駅伝取締所が設置され、ようやく宿駅としての機能を有するようになった。
  • 1889年(明治22年)10月1日 市制町村制施行に伴い、柏村は戸張村・篠籠田村・松ヶ崎村・高田村等の区域を以って千代田村を設置し、同日豊四季村とのあいだに千代田村・豊四季村組合を組織した(豊四季村は士族の開墾村であり合併せずに江戸期以来の村々と距離をおいた。)
  • 1896年(明治29年)12月25日 日本鉄道土浦線(田端〜土浦間)が開業し、柏駅が設置。
  • 1911年(明治44年)5月9日 千葉県営鉄道(柏〜野田町間)が開業。
  • 1914年大正3年)10月10日 千代田村・豊四季村組合の組合を解消し、千代田村となる。
  • 1923年(大正12年)12月27日 旧北総鉄道の柏 - 船橋間が開業、現在に至る柏駅の鉄道交通が整う。
  • 1924年(大正13年)4月10日 千葉県立東葛飾中学校(現在の千葉県立東葛飾高等学校の前身。地元有志による大正年間中頃からの誘致運動が実り[[東葛飾郡]初の旧制中学校)開校。
  • 1926年(大正15年)9月15日 千代田村が町制を施行し柏町となる。柏駅設置後、同駅を中心に新たに市街地が形成されたことから、千代田村内の大字の一つであった「柏」が新町の名称となった。


政令指定都市構想

1990年代以降、周辺市町との合併による政令指定都市移行を目指すべきとの議論が一部から提唱されており、2001年(平成13年)に流山市我孫子市沼南町との合併研究会を設けるも、流山市および我孫子市は相次ぎ離脱し、残る沼南町とは2003年(平成15年)に合併協議会を設置して協議を進め、2005年(平成17年)3月28日に同町を編入した。これにより人口は約38万人、面積は約115 km²に拡大、中核市に移行するための面積要件を満たすことにより、2008年(平成20年)4月1日に千葉県内では船橋市に続く中核市移行をした。なお合併直前の旧柏市の人口は333,519人、面積は72.91 km²であった。

なお現在も、柏市と野田市・我孫子市・流山市・松戸市鎌ケ谷市のいわゆる「東葛6市」での合併による政令指定都市構想があり、この6市で構成されている東葛広域行政連絡協議会が、2006年(平成18年)5月に 政令指定都市問題研究会 を設置し、2006年度(平成18年度)・2007年度(平成19年度)の2ヵ年をかけて、今後の政令指定都市の議論に役立てるため、構成市である6市の基礎データの収集や分析、広域的課題の整理などを行うとともに、政令指定都市制度の研究や東葛地域におけるシミュレーションなどの調査・研究を行ったが、同会は「合併を前提とはしていない」とした。また、2008年(平成20年)7月には、政令指定都市移行による効果や影響、意義等について、より具体的な検証を行うため、松戸市・柏市の2市による 松戸市・柏市政令指定都市研究会 を設立した。一方、船橋市や市川市でも似たような構想があり、松戸市や鎌ケ谷市ではこの方面との合併を模索する動きを見せた。4市合併による政令指定都市移行を研究する「東葛飾・葛南地域4市政令指定都市研究会」が2007年(平成19年)4月に始まり、2009年(平成21年)3月に報告書を出し、終了した。千葉県庁2000年(平成12年)に策定した市町村合併推進要綱では政令指定都市構想に全く言及しなかったが、2006年(平成18年)に策定した市町村合併構想では、枠組みこそ決めなかったが「合併による政令指定都市移行でステップアップを目指すべき地域」とした。

人口

平成27年国勢調査より前回調査からの人口増減をみると、2.46%増の413,954人であり、増減率は県下54市町村中5位、60行政区域中7位。

グラフ・統計

柏市(に相当する地域)の人口の推移
総務省統計局 国勢調査より

行政

行政機関

安全

夕刻に防災行政無線で児童の帰宅を促す放送(「夕焼け小焼け」のイントロ)を流しているが、柏市内では「パンザマスト」という呼称で親しまれている[5]。柏市内の小・中学校で「パンザマストが鳴ったら帰宅」するよう指導するほか、市の広報でも以前は「パンザマスト(防災行政無線)」と記載していた。ただし「パンザマスト」とは本来、防災行政無線機などを設置する柱のことであり、日鐵住金建材が商標登録している名称である[5]

警察
  • 柏警察署(管内は、柏市全域)
    新柏交番、高田原交番、旭町交番、柏駅前交番、北柏駅前交番、豊四季駅前交番、花野井交番、増尾駅前交番、松葉町交番、緑ヶ丘交番、南柏駅前交番、南増尾交番、光ヶ丘交番、大津ヶ丘交番、高柳交番、泉駐在所、手賀駐在所、藤ヶ谷駐在所、富勢駐在所、船戸駐在所
  • 交通機動隊柏分駐隊
  • 第三機動隊(千葉県警察警備部)
  • 東葛地区少年センター
  • 警察庁科学警察研究所
自衛隊施設
保健施設
  • 柏市保健所
  • 健康管理センター
  • 医療センター
  • 中央保健センター
  • 沼南保健センター
消防
  • 柏市消防局
    • 柏市西部消防署
      • 富勢分署(2009年6月29日に、庁舎老朽化および手狭な理由により根戸分署を廃署の上、現在地にて開署)
      • たなか分署(旧:大室分署)
    • 柏市東部消防署
      • 逆井分署
      • 光ヶ丘分署
    • 柏市旭町消防署
      • 西原分署
    • 柏市沼南消防署
      • 高柳分署
      • 手賀分署
    • 柏市消防団本部
      • 消防団5方面42分団
主な病院
  • 柏市立柏病院(柏駅西口、JR北柏駅、つくばエクスプレス柏たなか駅発、市立病院入口バス停下車)
  • 東京慈恵会医科大学附属柏病院(北柏駅から徒歩または慈恵医大柏病院バス停下車)
  • 国立がん研究センター東病院(柏駅西口発、国立がん研究センターバス停下車)
  • 北柏リハビリ総合病院(北柏駅から徒歩または慈恵医大柏病院バス停下車)
  • 岡田病院(柏駅西口から徒歩)
  • 柏厚生総合病院(柏駅西口より無料送迎バス)
  • 聖光ケ丘病院(旧柏光陽病院)(JR南柏駅発、聖光ケ丘病院前バス停下車)
  • 柏南病院(東武逆井駅から徒歩)
  • 巻石堂病院(柏駅東口から徒歩)
  • 千葉・柏リハビリテーション病院(柏駅東口より無料送迎バス)
  • 千葉かしわ・たなか病院(つくばエクスプレス柏たなか駅から徒歩)
  • 手賀沼病院(柏駅東口より無料送迎バス)
  • 名戸ヶ谷病院(柏駅東口発、名戸ヶ谷バス停下車)
  • 初石病院(東武初石駅から徒歩)
  • 深町病院(柏駅東口から徒歩)
  • おおたかの森病院(東武・つくばエクスプレス流山おおたかの森駅、東武豊四季駅から徒歩)
  • 辻仲病院柏の葉(つくばエクスプレス柏の葉キャンパス駅から徒歩)

立法

市議会

  • 議長 : 古川隆史(柏清風)
会派名 議員数 備考
柏清風 11
公明党 7 公明党
日本共産党 5 日本共産党
柏愛倶楽部 4
市民サイド・ネット 3 市民ネットワーク千葉県
護憲市民会議 2
無所属 4
欠員 0
定数 36

千葉県議会(柏市選出)

  • 定数:5名
  • 任期:2015年(平成27年)5月15日~2019年(平成31年)5月14日
議員名 会派名 備考
阿部俊昭 公明党千葉県議会議員団
中田学 千葉民主の会
浜田穂積 自由民主党千葉県議会議員会
加藤英雄 日本共産党千葉県議会議員団
中沢裕隆 自由民主党千葉県議会議員会

衆議院

選挙区 議員名 党派名 当選回数 備考
千葉県第8区(旧柏市地域) 桜田義孝 自由民主党 7 選挙区
千葉県第13区(旧沼南町地域) 白須賀貴樹 自由民主党 3 選挙区
宮川伸 立憲民主党 1 比例復活

経済

市北部に十余二工業団地、東部に根戸工業団地、中部に柏三勢工業団地、柏機械金属工業団地があり、根戸工業団地内には伊藤ハム東京工場、イチカワ(旧・市川毛織)柏工場がある。市南部増尾地区にはニッカウヰスキー柏工場がある。

農業ではカブネギホウレンソウなどの野菜栽培が盛んで、1975年(昭和50年)頃に日本で初めて中国野菜チンゲンサイ、が栽培された。

柏の葉地区には、東大柏ベンチャープラザ、東葛テクノプラザといった先端産業のためのインキュベーター施設があり、ベンチャー企業の育成が行われている。また、柏の葉キャンパスシティとして、公民学の連携で新しい都市づくりが三井不動産の主導により進められている。このユニークなプロジェクトは、2008年に千葉県、柏市、東京大学、千葉大学により発表された柏の葉国際キャンパスタウン構想で構成されている。 一つは、スマートシティ構想で、ITにより社会インフラを管理する環境型都市づくり。太陽光発電スマートグリッドを設置し、次世代環境都市を目指す。 もう一つは、公民学の連携による新たなイノベーションを生みだす国際学術研究都市の創設が目標。UDCK(柏の葉アーバンデザインセンター) をプロジェクトの中心とする実際の街を使ったフィールドテストを段階的に実施中である。

市内に本社のある主要企業

かつては、テレビショッピングで有名だった二光(現:西友リテールサポート)も柏に本社があったが、2008年(平成20年)に東京に移転している。

市内に事業所がある主要企業

商業施設

柏駅前

かつては百貨店のそごうもあったが2016年9月30日に閉店した。

南柏駅前

  • フィールズ南柏
  • キュア・ラ

郊外

姉妹都市・提携都市

  • アメリカ合衆国の旗 トーランス市アメリカ合衆国カリフォルニア州
    1973年(昭和48年)2月20日 トーランス市で両市長が姉妹都市宣言に調印をした。現在、青少年の交換派遣プログラムや市民レベルでの交流が盛んであり、全米国際姉妹都市協会からの表彰を受けている。
  • 中華人民共和国の旗 承徳市中華人民共和国河北省
    1983年(昭和58年)11月1日 承徳市長を団長とする承徳市友好代表団が来訪、友好都市締結の調印を行った。1994年からは、毎年夏休みの期間を利用して、柏市青少年が承徳市を訪問し、承徳市青少年と交流を深めている。
  • グアムの旗 グアム(アメリカ合衆国グアム準州)
    1991年(平成3年)11月30日 友好都市宣言を提携した。 きっかけは柏まつりで、1982年(昭和57年)から副賞としてグアム旅行が与えられた。1985年(昭和60年)、柏まつりにミス・グアムが参加。以来、ミス・グアム及びグアム政府観光局代表が柏まつりに花を添え、柏グリーンライオンズクラブとグアム-マリアナス・ライオンズクラブとの交流へと広がった。現在も青少年の交流も盛んで、毎年春休みに中学生のホームステイ交換派遣が行われている。
  • オーストラリアの旗 キャムデン市(オーストラリア連邦ニューサウスウェールズ州
    1997年(平成9年)4月11日 旧沼南町とキャムデン市の間で友好都市協定を締結。
  • 日本の旗つがる市青森県
    1994年(平成6年)11月19日 柏市と当時の青森県西津軽郡柏村との間にふるさと交流都市提携が交わされた。きっかけは、国内で唯一の同名自治体であり、1993年(平成5年)から柏レイソルの支援交流がきっかけとなり交流が始まった。2005年(平成17年)2月11日、木造町、森田村、稲垣村、車力村と合併し、「つがる市」となった。また、この交流がきっかけで、1994年の柏まつりから「柏ねぶた」が実行され、今や柏まつり最大の目玉企画となっている。
  • 日本の旗只見町福島県南会津郡
    1994年(平成6年)11月19日 柏市と只見町の間にふるさと交流都市提携が交わされた。きっかけは1981年(昭和56年)に柏市の永楽台地区の「永楽台近隣センター」との交流活動である。
  • 日本の旗綾瀬市神奈川県
    1967年(昭和42年)9月9日 旧沼南町と当時の綾瀬町との間に姉妹都市協定を締結。きっかけは、当時、友納武人千葉県知事が神奈川県を訪問した際に時の津田文吾神奈川県知事との間で、地理的・経済的・規模的に近い町同士の親善を図りたいとの提案から、共に自衛隊基地があり、人口規模も同じ沼南町と綾瀬町の姉妹都市協定が実現した。

教育

大学校など
科学警察研究所
大学
ファイル:The University of Tokyo.JPG
東京大学柏キャンパス
東京大学柏の葉キャンパス駅前サテライト - 公・民・学の共同研究と社会実験の全学的拠点。

・UCLAジャパンセンター - 柏の葉スマートシティー内

専門学校
高等学校
  • 公立
  • 私立
  • 中学校
  • 私立
  • 小学校
    • 市立
    • 酒井根小学校
    • 酒井根東小学校
    • 酒井根西小学校
    • 土小学校
    • 土南部小学校
    • 富勢小学校
    • 富勢西小学校
    • 富勢東小学校
    • 松葉第一小学校
    • 松葉第二小学校
    • 十余二小学校
    • 風早南部小学校
    • 手賀東小学校
    • 大津ヶ丘第二小学校
    特別支援学校

    スポーツ

    スポーツ施設
    柏を本拠地とするチーム
    ファイル:Kashiwa 0 - 3 Tokyo.jpg
    柏レイソル(黄) vs FC東京(白)

    その他にJR東日本硬式野球部野球場を含めた新練習場を、日立サンロッカーズ東京は練習ホームコートを市内に置く。

    文化施設

    • アミュゼ柏
    • 柏市民ギャラリー(柏高島屋ステーションモール8階)
    • 柏市民文化会館
    • 柏市中央公民館
    • さわやかちば県民プラザ
    柏の葉地区にある、県立の生涯学習施設

    ・パレット柏

    • 以前は人間国宝の染色家芹沢銈介の作品コレクションを収めた柏市立砂川美術工芸館があったが、2007年(平成19年)6月29日に閉館した。砂川コレクションは、その後柏市郷土資料展示室(柏市沼南庁舎内)に移管されている。
    • 柏プラネタリウム(柏市立図書館2階)
    ドーム直径6 mと公立では全国で2番目に小さく、関東では最も小さいプラネタリウム。

    交通

    鉄道

    東日本旅客鉄道(JR東日本)、東武鉄道首都圏新都市鉄道の駅が設置されている。中心駅は柏駅である。北総鉄道北総線京成成田空港線新鎌ヶ谷駅 - 西白井駅間で旧沼南町の市域を通るが、駅は設置されていない。また、流山市と接する地域では流山市にある東武野田線流山おおたかの森駅初石駅江戸川台駅、南部の松戸市と接する地域では松戸市にある新京成線常盤平駅五香駅なども利用できる。

    JR logo (east).svg 東日本旅客鉄道
    Tōbu Tetsudō Logo.svg 東武鉄道
    25px 首都圏新都市鉄道

    バス

    東武バスイーストが市内全域に、阪東自動車が東部を中心に路線バスを運行する。また市域の一部をちばレインボーバス松戸新京成バスの路線が発着し、京成バスが後述するコミュニティバスを運行している。

    高速バスは、柏駅と仙台駅東京国際空港成田国際空港を結ぶ路線が運行される。

    コミュニティバスとして、南部・沼南地区では上記の路線バスのほかに「かしわ乗合ジャンボタクシー」が運営されている。同じ南部・沼南地区では「かしわコミュニティバス」(東武バスイースト運行受託)も運行されていたが、2013年3月で廃止された。流山市コミュニティバスの流山ぐりーんバスも、主に南柏駅・豊四季駅周辺で乗り入れている(東武バスイーストおよび京成バス運行受託)。

    かしわコミュニティバスの廃止に伴い、沼南地区で交通空白地帯・路線バスの本数が極端に少ない地域がいくつか生じているため、2013年1月15日からはデマンド型交通の「カシワニクル」が提供されている。

    道路

    常磐自動車道が市の北部を南北方向に通り、柏IC国道16号と交差する。JR常磐線に沿って国道6号が通り、市の中東部から北部を通る国道16号と呼塚交差点で交差する。この呼塚交差点は6号線が上を通る立体交差になっており、渋滞情報がしばしば報道されるため、美女木ジャンクション穴川インターチェンジと並んで渋滞の名所として知られる。また、千葉県道8号船橋我孫子線には道の駅しょうなんが置かれている。

    観光

    • 柏駅周辺 - ストリートミュージシャンが多く、連日多くの若者が集まり、若者層をターゲットとした商店も多い。このため「東の渋谷」「プチ渋谷」と表される事もある。特に柏駅東口側(柏神社柏郵便局付近)は個人商店が多く、裏原宿のようになっていることから、それにならって「裏かしわ(通称:裏カシ)」などと呼ばれることもある。
    • 柏まつり - 7月下旬の2日間。柏駅周辺で行われる市最大の祭。約70万人の人出で千葉県最大級。
    • 柏おどり・京北音頭 - 上記の「柏まつり」や市内の盆踊りなどで披露される踊り
    • 手賀沼花火大会 - 8月上旬。1987年以降、柏市と我孫子市が主催する花火大会(合併前は柏・我孫子両市と沼南町の2市1町主催)。2009年、2011年、2012年には中止されたが、2013年からは再び毎年開催されている。
    • 手賀沼トライアスロン - 8月下旬。県協会公認のトライアスロンで、沼南地区を会場に開かれる。
    • 手賀沼エコマラソン - 10月。
    • アートラインかしわ - 11月。街全体を、芸術と音楽をコラボした催し物で賑わせるイベント。

    名所・旧跡

    公園

    植物園、池、柏の葉公園総合競技場、芝生広場、コミュニティ体育館など。
    風車、農業資料館、バーベキューガーデン、アスレチックコース、サイクリングコースなど。
    • 柏ふるさと公園・北柏ふるさと公園
    手賀沼花火大会の柏会場になる。
    • 柏公園
    サクラの名所。
    • 手賀の丘公園
    アスレチックコース、キャンプ場、バーベキュー広場
    • 千葉県立手賀沼自然ふれあい緑道
    • 増尾城址総合公園

    出身著名人

    公人

    スポーツ

    芸能

    学者・クリエイター

    ジャーナリスト

    その他

    • 生食 - 平安末期に活躍した馬

    在住著名人

    その他

    電話番号の市外局番

    旧柏市域の市外局番は04716(市内局番なし)となっていたが、1964年昭和39年)7月26日より、0471(市内局番は67)に変更。2002年(平成14年)2月11日には、柏市を含めた0471区域(柏MA)の市内局番の不足に伴い、04(市内局番は71XX)に変更された。旧沼南町も同様に04となったが、高柳新田・しいの木台の一部は047となっている。これは当該地区が隣接する松戸市と同じ市川MAに含まれ、同MAが1997年1月1日0473から047に変更されたためである。


    マスコット・キャラクター

    • カシワニ - かしわインフォメーションセンターが考案。柏市公認キャラクターではないが、柏市役所が協賛という形を取っている。
    • さかサイ君 - 柏市公認の地域キャラクター(逆井商店会)

    脚注

    注釈

    1. 大阪府大阪市住吉区我孫子の川の対岸には日本書紀にある柏渡に比定される場所がある。

    出典

    外部リンク

    行政
    観光