「コメ兵」の版間の差分
ja>Nissk (加筆) |
細 (1版 をインポートしました) |
(相違点なし)
|
2018/8/8/ (水) 08:24時点における最新版
株式会社コメ兵(コメひょう、英: Komehyo Co., Ltd.)は、愛知県名古屋市中区大須三丁目25番31号に本社・本店を置く、日本最大級のリサイクルショップ(コメ兵、KOMEHYO)を運営する会社である。東京証券取引所第2部と名古屋証券取引所第2部に上場している。
概説
昔の屋号が米兵だったことが社名の由来[1]で、愛知県半田市にある米穀店「米兵」は本家筋に当たる[1]。米軍と関係があるかのように勘違いされる(表記をカタカナに改めた理由の一つとされる)ことがあるが、無関係である。
当初は愛知県内を中心に、中部地区で店舗を運営していた。1990年代後半以降は、関東・関西・中国・九州地区にも順次出店。日本国内でインバウンド消費の動きが高まった2010年代の中盤に業績を伸ばしたほか、2016年12月の時点で41店舗を運営していた。しかし、2016年4 - 12月のインバウンド関連の売上高が前年同期比で4割減少したことなどを背景に、2017年1月から店舗網の再編に着手。中・小規模の不採算店の閉鎖を進めるかたわら、名古屋・東京・大阪の都市部に大・中規模の店舗を新たに出したうえで、商品や人員を新設の店舗に集約させる[2]。
テレビCM
画面に「米兵」の文字を大きく表示して、男声で「いらんものは、コメヒョーへ売ろう!」とナレーションを入れただけの非常にシンプルな5秒CMで愛知県では高い知名度を得る。当初は一枚画だったがその後CGになった。
1980年代末から、CMの構成を徐々に変更。まず「いらんものは」と「コメヒョー…」との間に女声で「ぜ〜んぶ」と入るようになった。次いで、15秒間の、童謡「グッドバイ」冒頭と同じリズム・微妙に異なるメロディで同じ歌詞を歌うCMが登場した(グッド売買という意味。当時店舗はグッド売ショップというキャッチフレーズであった)。この時点ではまだ「コメヒョーへ売ろう!」という文句は健在だった。
1990年代頃は清水アキラや秋野暢子や樹木希林、ニューロティカなどタレントやロックバンドを起用したCMが作られ、話題となった。
その後「米(粒)」と「ヒョウ」を基にしたアニメキャラクターで広告を展開していたが、2010年8月より堤幸彦監督による新CMで「いらんモノはコメ兵へ売ろう!」のキャッチコピーが復活した。名古屋・東京・大阪でバージョン違いのCMが計3パターン作られ堤本人も出演している[3]。
社歴
- 1947年 - 大須に古着屋として出店創業[4]
- 1951年 - 「合資会社米兵」として法人化[4]
- 1979年 - 株式会社に改組[4]
- 1987年 - 現在の社名に変更[4]
- 1996年3月 - 東京に買取センターを出店[4](東京に初めて進出)
- 2003年9月12日 - JASDAQに上場(証券コード:2780)[4]
- 2004年12月21日 - 東京証券取引所第2部と名古屋証券取引所第2部に株式上場[4]
- 2010年2月27日 - 新業態である「LINK SMILE(リンクスマイル)」の1号店を名古屋市緑区にオープン[4][5]。
- 2012年
- 2013年5月 - 株式会社オートパーツKOMEHYOを設立(現・株式会社オートパーツ ジャパン)[4]。
- 2017年
- 4月1日 - この日で創業70周年を迎えることを機に、商品の購入や買取サービスについて、楽天スーパーポイントへの対応を開始[7]。
- 11月7日 - フリマアプリ「KANTE(カンテ)」をリリース[8]。
- 12月15日 - 株式会社イヴコーポレーションおよび株式会社アークマーケティングジャパンを完全子会社化[9]。
店舗
- 名古屋・中部地区
- 名古屋本店(名古屋市中区大須)
- 本館 - 2012年10月19日にリニューアル
- きもの館
- カメラ・楽器館
- Yen=g(エングラム)
- 名駅店(名古屋市中村区、2017年5月27日開店)
- 名駅サンロード店(名古屋市中村区、2013年7月25日開店、名古屋地下街サンロード内)
- 栄セントラルパーク店(名古屋市中区錦、2015年4月29日開店、セントラルパーク地下街内)
- 豊田店(愛知県豊田市、トヨタ生協メグリア本店2F)
- USED MARKET 守山四軒家店(名古屋市守山区)
- USED MARKET 稲沢店(愛知県稲沢市)
- USED MARKET 長野店(長野県長野市、2012年8月4日開店、MEGAドン・キホーテ長野店2F)
- 関東地区
- 新宿店(東京都新宿区、B1F~8Fのフロア構成で買取センターはB1F)
- 新宿店 ANNEX(東京都新宿区、2017年5月19日開店、らんざんビルB1F~4F)
- 銀座店(東京都中央区、2011年1月22日開店、有楽町店からの移転、みゆきビル1F~4F、買取センターは4F)
- 青山店(東京都港区、2011年10月29日開店、南青山橋本ビル1F、買取センターも1F)
- 自由が丘店(東京都目黒区、2015年11月27日開店、芳紫苑御園ビル1F)
- 町田店(東京都町田市、2013年8月2日開店)
- 買取センター新宿南口(東京都新宿区、2016年5月28日開店、森本ビル1F・2F)
- 買取センター渋谷(東京都渋谷区、ANNEX・渋谷三善第3ビル1F・2F・7F)
- 買取センター池袋西口(東京都豊島区、2015年7月17日開店)
- 買取センター有楽町(東京都千代田区、東京交通会館2F)
- 買取センター吉祥寺(東京都武蔵野市、ルルビル2F)
- 買取センター立川北口(東京都立川市、2015年9月18日開店)
- 大宮東口店(さいたま市大宮区、2012年7月20日開店、ライズBLD.1F、買取センターも1F)
- 柏東口店(千葉県柏市、2013年7月25日開店、柏駅前第一ビル2F・3F)
- 買取センター横浜西口(横浜市西区、コウノビル1F・2F)
- 関西地区
- 京都新京極店(京都市中京区、2014年2月6日開店)
- 心斎橋店(大阪市中央区、ラ・シーンビル1F~3F、買取センターは3F)
- ホワイティうめだ店(大阪市北区、2012年8月30日開店、イーストモール新御堂)
- あべの店(大阪市阿倍野区、2014年8月8日開店、阿倍野筋商店街)
- 神戸三宮店(神戸市中央区、2008年7月に旧・神戸元町店から移転、ヨシマツビル1F、買取センターも1F)
- 梅田店(大阪市北区、2017年2月16日開店、OSAKA・UK GATE1F~3F、西日本では最大規模の店舗)
- 中国地区
- 九州地区
- 閉店店舗
- 道玄坂店(東京都渋谷区、2007年6月12日閉店、買取センターのみの店舗)
- 有楽町店(東京都千代田区、2011年1月16日閉店、有楽町インフォス1F、買取センターも1F)
- 名古屋店アメカジ館(名古屋店本館リニューアルに伴い本館5階に移転)
- 買取センター原宿(東京都渋谷区、2016年5月15日開店、ハナエビル1F)
- USED MARKET 大須店(名古屋市中区、2017年1月22日閉店、See-Stepビル1F)
- 買取センター大須(名古屋店本館に統合)
- なんばウォーク店(大阪市中央区、2017年1月31日開店、なんばウォーク2番街北通り)
- 神戸元町店(神戸市中央区、2017年1月31日開店・2代目店舗、フミヤ元町ビル1F・3F)
- 渋谷公園通り店(渋谷区、2014年5月31日開店、アトラス渋谷公園通り1F・2F、かつては1Fに買取センターを設けていた、2016年10月1日からレディースアイテム専門店へ転換したが、2017年3月31日に閉店)
- キャナルシティ博多店(福岡市博多区、2015年10月1日開店、キャナルシティ博多サウスビル2F、2017年5月28日閉店)
LINK SMILE
LINK SMILE(リンクスマイル)は、衣料品を中心に扱う郊外型のリユースショップ。
- 鎌倉台店(名古屋市緑区)
- 日進竹の山店(愛知県日進市)
- 植田山店(名古屋市天白区)
- ウイングタウン岡崎店(愛知県岡崎市)
- 栄スカイル店(名古屋市中区、スカイル6F)
- ラグーナ蒲郡店(愛知県蒲郡市)
- 春日井柏原店(愛知県春日井市)
- 閉店店舗
- イオンモール名古屋みなと店(名古屋市港区)
- ヨシヅヤ名古屋名西店(名古屋市西区)
urca jewel
urca jewel(ウルカジュエル)は、宝石を中心に扱うリユースショップ。
フリマアプリ
「KANTE(カンテ)」は、2017年11月7日にリリースされたフリマアプリ[8]。
ブランド品専門でコメ兵の鑑定士による真贋判定サービスが付帯する[8]。また、買い手がつかなかった商品に関してはコメ兵の買取サービスを利用することで売り切ることができる[8]。
関連会社
- 株式会社KOMEHYOオークション
- KOMEHYO HONG KONG LIMITED(香港)
- 株式会社クラフト
- 株式会社オートパーツ ジャパン
- 株式会社イヴコーポレーション
- 株式会社アークマーケティングジャパン
- 北京華夏高名薈商貿有限公司(中国)
- 米濱上海商貿有限公司(中国)
出典
- ↑ 1.0 1.1 “どうしてこめひょう?”. コメ兵. . 2015閲覧.
- ↑ “コメ兵、店舗2割閉鎖 訪日客の消費失速響く”. 日本経済新聞 (2017年2月10日). . 2017閲覧.
- ↑ “「いらんものは、コメ兵へ売ろう!」映画監督の堤幸彦制作によるコメ兵のCMが放送開始”. RBB TODAY (2010年8月16日). . 2015閲覧.
- ↑ 4.00 4.01 4.02 4.03 4.04 4.05 4.06 4.07 4.08 4.09 4.10 引用エラー: 無効な
<ref>
タグです。 「EDINET
」という名前の引用句に対するテキストが指定されていません - ↑ “コメ兵、郊外に衣料品を中心としたリユースショップを初出店! ~女性にうれしい古着屋さん『LINK SMILE』を2月27日オープン~”. @Press (2010年2月15日). . 2015閲覧.
- ↑ “株式会社クラフトの株式取得(100%子会社化)に関するお知らせ (PDF)”. コメ兵. . 2015閲覧.
- ↑ “楽天ポイントカードの利用開始時期について”. コメ兵 (2016年9月19日). . 2017閲覧.
- ↑ 8.0 8.1 8.2 8.3 “コメ兵、ブランド特化のフリマアプリ「KANTE」を公開--売れなければ買取”. CNET Japan (2017年11月8日). . 2017閲覧.
- ↑ “株式会社イヴコーポレーション及び株式会社アークマーケティングジャパンの株式取得(100%子会社化)に関するお知らせ (PDF)”. 株式会社コメ兵 (2017年12月15日). . 2017閲覧.