緑区 (名古屋市)

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みどりく
緑区
地方 中部地方東海地方
都道府県 愛知県
名古屋市
団体コード 23114-2
面積 37.91km2
(境界未定部分あり)
総人口 244,990
推計人口、2018年4月1日)
人口密度 6,462人/km2
隣接自治体
隣接行政区
名古屋市南区天白区
大府市東海市豊明市日進市
愛知郡東郷町
外部リンク 名古屋市公式ウェブサイト:緑区
特記事項 世帯数:81,652世帯(2016年1月1日)
外国人登録者数:3,398人(2004年10月1日)
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緑区(みどりく)は、名古屋市を構成する16区のうちのひとつである。名古屋市の南東部に位置する。

概要

  • 1963年4月1日、愛知郡鳴海町が名古屋市に編入されたとき新設された区である(1964年12月1日、知多郡有松町大高町も名古屋市に編入)。
  • 2004年8月1日現在の人口推計において中川区を抜き、名古屋市の区の中で最も人口の多い区となった。

伝統工芸の「有松・鳴海絞り」で有名な有松があり、織田信長軍が今川義元を倒したことで知られる1560年の桶狭間の戦いの舞台のひとつが、有松町桶狭間である。鳴海には東海道鳴海宿があった。大高伊勢湾岸自動車道新東名高速道路)・名古屋高速道路知多半島道路の交わる高速道路の要衝である。昭和40年代(1965年 - 1974年)以降、区の北東部の開発(土地区画整理事業)が進み、これが人口急増の原因となっている。

地理

天白川をはじめとする河川に沿った平地とゆるやかな丘陵地で形成され、大高緑地公園に代表される公園および緑地が多い。 緑区南部に位置する大高町に氷上山がある。またそこには熱田神宮の元宮である氷上姉子神社がある。昔は氷上ではなく、火上であった。大火事があり、火上から氷上に変更されたという噂がある。 従来から区南部にはJR東海道本線名鉄名古屋本線が通っており、住宅も区の南部に多く、区の北部は里山が多かったが、2011年3月に地下鉄桜通線が区の北部に延伸したのちは、北部も住宅街の発達が著しくなった。

山地

主な山

河川

主な河川

湖沼

主な池

  • 四郎曽池
  • 新海池(にいのみいけ)
  • 琵琶ヶ池

区内の町名

名古屋市の地名#緑区を参照。

隣接自治体・行政区

名古屋市の行政区

他の市町村

歴史

江戸時代、現在の区域はすべて尾張藩の領地であった。家老の志水家が大高に1万石で館を構える。

沿革

  • 1889年(明治22年) 愛知郡鳴海村が愛知郡鳴海町になる。
  • 1892年(明治25年) 知多郡有松村が知多郡有松町になる。
  • 1893年(明治26年) 知多郡有松町が知多郡共和村大字桶狭間を併合する。
  • 1895年(明治28年) 知多郡大高村が知多郡大高町になる。
  • 1927年(昭和2年)10月17日 愛知郡鳴海町に鳴海球場が開場。
  • 1936年(昭和11年)2月9日 鳴海球場にて日本初のプロ野球試合(同年2月5日に発足した日本職業野球連盟に属するチーム同士の対戦)である「東京ジャイアンツ(巨人軍)vs名古屋金鯱軍」が行われる。
  • 1953年(昭和28年)、町村合併促進法が施行され、名古屋市と周辺町村との合併が議論され始める。各町村(愛知郡鳴海町・豊明村・猪高村・天白村・海部郡富田町・南陽町・十四山村・飛島村・西春日井郡山田村・楠村・知多郡有松町)議会や名古屋市議会が合併を次々と承認するが、愛知県の合併阻止活動が活発化しはじめる(県は、農業の衰退や役場職員の失職などが起こるとするビラまで作って配布した)。鳴海町は議会が合併推進であったが、反対運動がエスカレートし、賛成派議員の拉致や賛成派住民に対する傷害事件も発生、更には反対派による町長のリコール運動も起こった。有松町では一部に反論があったものの議会が合併を承認した。一方、大高町は名古屋市と愛知県の対立や鳴海町の傷害事件を踏まえ、合併賛成から一転見送りになる。こうした中、鳴海町は合併を県に申請するも県議会はこれを否決した。
  • 1955年 (昭和30年)鳴海町・有松町の両議会が、内閣総理大臣へ審査請求提出(これに名古屋市や富田町・南陽町・十四山村・飛島村・山田村・楠村も付随)。しかし、両町編入を否定する内閣総理大臣裁定が出されるに至り、1度目の合併構想は頓挫した。これ以降も鳴海町などで合併運動が巻き起こるも、反対派の抵抗が続き、実らない。
  • 1963年(昭和38年)4月1日 合併に向けての3度目の動きが高まり、先行して愛知郡鳴海町が名古屋市に編入され、14番目の区として緑区となる。旧鳴海町役場がそのまま緑区役所となる。
  • 1964年(昭和39年)12月1日 一部に合併反対の動きが残っていた知多郡有松町および大高町が名古屋市緑区に編入される。両町の旧役場はそれぞれ区役所の有松支所・大高支所となる。
  • 1974年(昭和49年)1月21日 区役所が現在地に移転。同時に有松・大高の両支所が廃止される。2007年(平成19年)現在、旧区役所は緑生涯学習センター、旧有松支所は有松・鳴海絞会館、旧大高支所は江明公園となっており、いずれにもそこに(合併前の)役場が存在したことを示す碑が建てられている。
  • 1984年(昭和59年)有松町の旧東海道沿いの町並みが名古屋市の「有松町並み保存地区」に指定される。
  • 1992年(平成4年)「有松町並み保存地区」が名古屋市の都市景観重要建築物等に指定される。
  • 2010年(平成22年)5月6日 緑区役所徳重支所が開設される。
  • 2011年(平成23年)3月27日 桜通線の野並-徳重間の開通により緑区に初めて地下鉄の駅が設置される(相生山駅神沢駅徳重駅)。
  • 2016年(平成28年)7月25日 「名古屋市有松伝統的建造物群保存地区」が国の重要伝統的建造物群保存地区として選定される[1]

施設

警察

本部

交番

  • 桃山交番(桃山3丁目)
  • 徳重交番(亀が洞1丁目)
  • 平手交番(大清水3丁目)
  • 東陵交番(鳴海町字細根)
  • 有松交番(有松)
  • 大高交番(大高町字下熊瀬)
1984年設置
  • 桶狭間交番(桶狭間森前)
  • 鳴海交番(鳴海町字本町
  • 鳴子交番(鳴子町1丁目)
  • 滝ノ水交番(滝ノ水4丁目)
  • 南大高交番(南大高4丁目)
2015年(平成27年)2月、住民の設置要望に応じて、大高交番より独立新設された。敷地面積は189平方メートル、間口9メートル、奥行き21メートル、鉄筋2階建ての建物。

消防

本部

消防署

出張所

  • 大高(緑区大高町字下塩田41-1)
  • 徳重(緑区鳴海町字神ノ倉3-1244)
  • 鳴海(緑区鳴海町字乙子山85-11)
  • 有松(緑区有松町大字桶狭間字生山48-27)

医療

主な病院

郵便局

主な郵便局

図書館

主な図書館

文化施設

運動施設

その他

行政機関

  • 緑区役所
  • 緑保健センター
  • ユメリア徳重
    • 緑区役所徳重支所

水道局

経済

商業

主な繁華街

主な商業施設

区内に本社を置く主な企業

上場企業

交通

鉄道

東海旅客鉄道東海旅客鉄道(JR東海)

東海道本線:(大府市)- 南大高駅 - 大高駅 -(名古屋市南区)

名古屋鉄道名古屋鉄道(名鉄)

名古屋本線:(豊明市)- 中京競馬場前駅 - 有松駅 - 左京山駅 - 鳴海駅 -(名古屋市南区)

※区の西部に名鉄常滑線が通っているが、駅はない(天白川橋梁上を、数十mのみ通る)。また、東海道本線に並行して東海道新幹線が通っているが、駅はない。 名古屋市交通局 名古屋市交通局(名古屋市営地下鉄)

15px 桜通線:(名古屋市天白区)- (S19)相生山駅 - (S20)神沢駅 - (S21)徳重駅

区の中心駅は鳴海駅と徳重駅であるが、利用者は分散している。区役所への最寄駅は左京山駅となる。また、上記に掲げた区内所在の駅の他に、徒歩圏内の駅として地下鉄野並駅と地下鉄鳴子北駅(いずれも天白区所在)がある。

バス

営業所

路線バス

交通広場

道路

自動車専用道路

一般国道

主要地方道

一般県道

幹線道路の道路通称名 <南北の道路>

<東西の道路>

教育

専修学校

私立

高等学校

県立

市立

中学校

市立

小学校

市立

自動車学校

観光

名所・旧跡

主な城郭

主な寺院

鳴海地区

  • 誓願寺
  • 浄蓮寺
  • 桂林寺
  • 光明寺
  • 長翁寺
  • 功徳院
  • 東福院
  • 圓道寺
  • 如意寺
  • 円龍寺
  • 万福寺
  • 浄泉寺
  • 瑞泉寺
  • 善明寺
  • 金剛寺

大高地区

主な神社

鳴海地区

  • 浅間社
  • 津島神社
  • 緒畑稲荷神社
  • 成海神社
  • 鳴海八幡宮
  • 諏訪神社
  • 神明社
  • 天満社
  • 熊野神社
  • 明神社
  • 篭山社
  • 豊藤稲荷神社
  • 古鳴海八幡社
  • 秋葉社

大高地区

観光スポット

主な公園

文化施設

温泉

その他

祭事・催事

主な催事

出身人物

文化

名物・名産

脚注

  1. 平成28年7月25日文部科学省告示第104号

外部リンク


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