NHK仙台放送局
放送対象地域 | 宮城県 |
---|---|
所在地 | 〒980-8435 |
総合テレビ | |
開局日 | 1956年3月21日 |
コールサイン | JOHK-DTV |
親局 | 仙台 17ch (キーID 3) |
Eテレ | |
コールサイン | JOHB-DTV |
親局 | 仙台 13ch (キーID 2) |
ラジオ第1 | |
開局日 | 1928年6月16日 |
コールサイン | JOHK |
親局 | 仙台 891kHz |
ラジオ第2 | |
コールサイン | JOHB |
親局 | 仙台 1089kHz |
FM | |
コールサイン | JOHK-FM |
親局 | 82.5MHz |
NHK仙台放送局(エヌエイチケイせんだいほうそうきょく)は、宮城県のNHKの地方放送局のひとつ。所在地は宮城県仙台市青葉区本町。東北6県を管轄するNHK東北ブロックの拠点局でもある。
Contents
沿革
- 1927年(昭和2年)6月9日 - 東北支部(仙台市)設置[1]。
- 1928年(昭和3年)
- 1933年(昭和8年)7月25日 - 札幌-仙台間の中継線開通[1]。
- 1934年(昭和9年)5月16日 - 支部制廃止[1]。本部(東京)の下に置かれた全国6中央放送局の1つとなる[1]。
- 1943年(昭和18年) - 仙台放送合唱団が専属のプロ合唱団として発足。
- 1944年(昭和19年) - 仙台放送管弦楽団が発足。
- 1945年(昭和20年)9月23日 - 局内に進駐軍の放送局であるAFRS仙台(WLKE、1450kc/s 3kW)が開局し、原町ラジオ放送所から送信を開始。同局は、キャンプ・センダイ(仙台城二の丸)に移転後、1953年(昭和28年)10月3日閉局。
- 1950年(昭和25年)6月1日 - 放送法施行に伴い社団法人日本放送協会が解散。特殊法人としての日本放送協会が設立され一切の権利義務を継承。
- 1956年(昭和31年)3月21日 - テレビ放送開始[2][3]。
- 1959年(昭和34年) - NHK仙台少年少女合唱隊が専属の合唱団として発足。
- 1961年(昭和36年)
- 1962年(昭和37年) - 仙台放送合唱団が専属解消し、アマチュア化。
- 1970年(昭和46年)2月1日 - 住居表示が実施され、住所が「宮城県仙台市錦町一丁目11番1号」に変更された[6]。
- 1971年(昭和46年)7月1日 - 地方本部制度導入により日本放送協会東北本部に改称[7]。
- 1980年(昭和55年)7月25日 - 組織改革で地方本部制度が廃止されたため、現在の名称に改称。
- 1989年(平成元年)4月1日 - 仙台市の政令指定都市移行に伴い、住所が「宮城県仙台市青葉区錦町一丁目11番1号」になった。
- 2005年(平成17年)12月1日 - 地上デジタル放送開始(これと同日に、宮城県内民間放送のTBC・OX・MMTも開始)。マスコットキャラクターとして「わらDE」を採用。また、地上デジタルテレビ放送における宮城県内向けデータ放送のタイトルは「デジまさむね」。
- 2011年(平成23年)
- 3月11日 - 東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)発生。仙台市都心部にあり津波の被害は受けなかったが、局舎の一部に被害が出た他、14日ごろまでは電力供給が止まり、非常電源を使って緊急報道を続けた。その中で、その後も被災地取材の拠点となった(東日本大震災における対応参照)。
- 6月15日 - 東日本大震災に伴う地上デジタル放送に係る電波法の特例に関する法律が公布・施行され、地デジ化完全移行が延期された。これにより、アナログ放送完全停波は他地域より8ヶ月遅れとなる2012年(平成24年)3月31日に決定された。
- 9月1日 - 移転計画を発表。
- 2012年(平成24年)3月31日 - この日の正午をもってアナログ放送終了。総合テレビでは谷地健吾アナによる終了の挨拶[† 1]が岩手・福島の3局ネットで放送、Eテレは住所変更手続き案内と、時報までのフィラーとして東京都内の空撮(本来は選抜高等学校野球大会中継の予定だったが雨天中止となったため)が最後に放送された。翌日の午前0時までに完全停波。
- 2013年(平成25年)5月27日 - 当日17時(日本時間)より、「NHKネットラジオ らじる★らじる・仙台」の全国配信を開始(他名古屋、大阪)。
- 2016年(平成28年)の大型連休より祝日のローカルニュース・気象情報はテレビラジオ問わず仙台からのブロック放送にすべて切り替えられた[† 2]。
- 2017年(平成29年)
- 2018年(平成30年)
局舎移転
1961年(昭和36年)3月の完成から50年使用してきた局舎が老朽化していたため、かねてから新築・移転計画があり移転用地を探していたところ、2011年(平成23年)3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)で被災したためさらに計画が進められた[4]。
同年8月30日、移転用地としてホテル仙台プラザおよび斎藤報恩会館(斎藤報恩会自然史博物館)の跡地(合計5,522.47m2)を東京海上ホールディングスの関連会社から35億円で取得し[5]、さらに2012年(平成24年)2月8日、隣接する1,034m2の市有地(1998年まで仙台市武道館、以降、コインパーキングとして使用)を5億円で取得した[14][15]。両取得地は合わせて6,556m2となり、現局舎の敷地面積よりやや広い。
2011年(平成23年)9月1日に発表された計画では、2012年(平成24年)度までに移転先にある建物等を取り壊し、2014年(平成26年)度中に新局舎を着工、2018年(平成30年)度までに移転して運用開始するとしているが、計画の前倒しに努めるとした[4][5]。
2017年(平成29年)6月5日に新会館の竣工式が行われ、2018年(平成30年)2月4日に開館した。総工費は約117億円[9]。公開スタジオや震災を映像で学べるスペース等を設ける予定で、従前の局舎の跡地は売却するとしている[9]。
放送系統
デジタルテレビジョン放送
リモコンキーID | 放送局名 | コールサイン | 物理チャンネル | 空中線電力 | ERP |
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3 | NHK総合テレビジョン | JOHK-DTV | 17ch(497.142857MHz) | 3kW | 24kW |
2 | NHK教育テレビジョン(Eテレ) | JOHB-DTV | 13ch(473.142857MHz) |
アナログテレビジョン放送
チャンネル | 放送局名 | コールサイン | 空中線電力 | ERP |
---|---|---|---|---|
3ch | NHK総合テレビジョン | JOHK-TV(2012年3月31日廃局) | 映像10kW/音声2.5kW | 映像71kW/音声18kW |
5ch | NHK教育テレビジョン(Eテレ) | JOHB-TV(2012年3月31日廃局) | 映像10kW/音声2.5kW | 映像87kW/音声22kW |
AMラジオ放送
局名 | ラジオ第1 | ラジオ第2 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
周波数 (kHz) |
空中線 電力 |
コールサイン | 開局日 | 周波数 (kHz) |
空中線 電力 |
コールサイン | 開局日 | |
仙台 | 891 | 20kW | JOHK | 1089 | 10kW | JOHB | ||
気仙沼 | 1161 | 100W | 1539 | 100W | ||||
鳴子 | 1161 | 100W | 非置局 | |||||
志津川 | 981 | 100W | 非置局 |
- 備考
- 仙台第1ラジオ本局の891kHzは、大韓民国・KBS釜山放送総局の第1ラジオ本局と同じ周波数であるため、特に日本海側と九州地方を中心として混信が激しい状態になっている。このKBS釜山第1ラジオでは、日本での受信状態を踏まえ、NHKラジオ第1放送の深夜放送休止枠があった1962年3月1日から、24時間放送に移行してしばらくしてからの1995年4月3日まで、自由大韓の声→ラジオ韓国(現・KBSワールドラジオ)の日本語放送の番組のうち、前半の1時間[† 4]を放送していたことがあり、冒頭の5分程度はNHKラジオ第1放送の国歌「君が代」の演奏、放送終了のインターバル・シグナル(チェレスタ)が、また台風、地震などの自然災害や有事発生時は終夜放送を行っていたため、混信が激しかった。
- 「ラジオ深夜便」が開始された1990年以後は終夜放送の機会が増えたため、より混信が激しくなったことから1995年4月4日以後、KBSの第1ラジオによる日本語放送の中継は廃止された。
FMラジオ放送
局名 | 周波数(MHz) | 空中線電力 | ERP |
---|---|---|---|
仙台(JOHK-FM) | 82.5 | 5kw | 31kw |
鳴子 | 85.2 | 10w | 8.3w |
気仙沼(垂直偏波) | 84.6 | 100w | 175w |
志津川 | 85.2 | 10w | 16w |
白石 | 84.3 | 1w | 3w |
中継局
デジタルテレビ放送
- 涌谷 総合17ch Eテレ14ch 100W(垂直偏波・デジタル新局)
- 気仙沼 総合15ch Eテレ13ch 30W
- 白石 総合18ch Eテレ16ch 3W
- 栗駒 総合26ch Eテレ30ch 30W
- 志津川 総合22ch Eテレ26ch 3W
- 鳴子 総合25ch Eテレ23ch 1W
- 蔵王遠刈田 総合42ch Eテレ40ch 300mW
ラジオ放送
- ラジオ第1放送
- 鳴子 1161kHz 100W
- 気仙沼 1161kHz 100W
- 志津川 981kHz 100W
- ラジオ第2放送
- 気仙沼 1539kHz 100W
- FM放送
- 鳴子 85.2MHz 10W
- 気仙沼 84.6MHz 100W(垂直偏波)
- 志津川 85.2MHz 10W
- 白石 84.3MHz 1W
支局
情報カメラ
- 仙台市青葉区一番町 仙台第一生命タワービル屋上。市中心部をカバーできる。同じく屋上にはせんだいラジオ3の送信所。ビル内には宮城テレビ放送の事業部が入居。
- 錦町公園 仙台CATV屋上。2017年12月設置。2018年に移転した新・放送会館を映し出す。
- 仙台駅西口 ホテルメトロポリタン仙台屋上。東北放送も同じ屋上にカメラを設置。
- 仙台駅・新幹線ホーム専用 仙台駅の南側にあるビル(仙台新幹線運輸区が入居)から、東北新幹線の発着ホームを捉える。
- 仙台市地下鉄南北線・勾当台公園駅公園1出入口屋根上。2006年11月設置。定禅寺通りやSENDAI光のページェントの映像を低い位置から捉えられる。同時に地下鉄仙台駅北4出入口にあった情報カメラが撤去された。
- 大年寺山送信所 南側の地下鉄長町南駅方向を映す。
- 仙台市泉区 2006年4月、NTT泉ビル屋上鉄塔に設置。隣接する仙台バイパスや、泉中央駅前・ユアテックスタジアム仙台を捉える。
- 仙台宮城インターチェンジ 東北道下り出口付近に設置したカメラから、北方向。主にインターチェンジを出入りする車両を映す。
- 仙台空港 空港ターミナルビルに設置
- 石巻市 日和山公園
- 女川町 東北電力女川原子力発電所も映し出すことができる。別々の場所に2台あり、片方はIP伝送。
- 気仙沼市 気仙沼港に面したホテル気仙沼プラザ屋上。NHK仙台放送局、東北放送、仙台放送、宮城テレビ放送がカメラを設置。
- 亘理町 電源装置に風力と太陽光によるハイブリッド発電システムを採用した情報カメラ。2012年8月29日から試験運用中[16]。
主な仙台局制作番組
2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)に伴い、現在、東北ブロック放送および宮城県向けの番組は震災関連情報を伝えるため休止や差し替えの独自編成を行っている(詳細は後述)。
総合テレビ
- 東北ブロック放送
- ニュース・気象情報(平日 6:55 - 7:00(2018年度から)・15:05 - 15:08、土曜 6:55 - 7:00・20:55 - 21:00、日曜 6:10 - 6:15・6:55 - 7:00・7:40 - 7:45・20:55 - 21:00、祝祭日 12:10 - 12:15・18:45 - 19:00・20:55 - 21:00)
- 震災関連ニュース(震災ニュース、2012年3月30日で終了)(平日12:20~12:43)当該時間に放送されていた「ひるブラ」「金曜バラエティ(2012年3月30日で終了)」はデジタル総合2で放送されていた。
- 気象情報(平日 5:56 - 5:59・6:28 - 6:30(2018年度から)・7:54.40 - 7:58・11:57 - 12:00(2018年度から)・17:56 - 18:00ほか)
- もりすた!(平日11:30 - 11:54、この番組から完全な東北ブロックネット[17][† 5])
- 東北ココから(第1週を除く金曜日 19:30 - 19:55、再放送:土曜日 10:05 - 10:30)
- 東北Z(金曜日 20:00 - 20:43、再放送:土曜日 10:30 - 11:13)
- ウィークエンド東北(土曜日 7:30 - 8:00)
- こんぱす東北の課題(随時金曜日 19:30 - 20:43)
- 被災地からの声(日曜日 13:05 - 13:28) - 東日本大震災を機に放送開始。
- NHK東北番組審議委員会(毎月第1日曜に放送)
- 伊達者音楽闘技場 単発の特別番組。宮城県内で活躍するアマチュアミュージシャンによる演奏を生中継し、視聴者投票でチャンピオンを選出する。2006年は宮城県のみでの放送であるが、2007年より東北ブロックでの放送。2009年3月に第3回の大会が行われた。
- 宮城県域放送(ワンセグは2006年4月1日 - 2007年3月4日まで東北ブロック放送)
- ニュース(平日 12:15 - 12:20 土休日 12:10 - 12:15)
- おはよう宮城(平日 7:45 - 8:00、7:54.40 - 7:58の東北気象情報は東北ブロック放送)
- てれまさむね(平日 18:10 - 18:58、番組内容・NHK総合の番組予告により18:59までの放送もあり)
- ニュースてれまさ845(平日 20:45 - 21:00)
- ニュース645(土休日 18:45 - 18:59、土・日は全国の気象情報あり)
- クローズアップみやぎ(毎月第1金曜日 19:30 - 19:55、2日後の日曜日 8:00 - 8:25に再放送)
- だてもの(深夜に5分間放送)
- ※『ゆうどきネットワーク』を地元局で放送していない盛岡放送局と秋田放送局にも、これにより放送していた(現在は東北6県いずれも放送しているが、青森・福島は金曜を除く)。
- スポーツ中継
- ※東北楽天ゴールデンイーグルス戦 随時、東北ブロックで放送される場合が多く、年一回は土日の昼間に全国放送される[† 6]。
- ※ベガルタ仙台戦 随時、シーズンの開幕戦(ホームの開幕戦になる場合も同)や最終戦。モンテディオ山形との東北ダービーの放映が多い。シーズン最終戦では同時に全国ネットで放送されるJリーグ1部の優勝が懸かった試合よりもベガルタ戦を優先して放映することがある。2001年と2008年のシーズン終盤には水曜日のゴールデンタイムにベガルタ戦を放映したこともある。
- ※2006年12月2日にベガルタ仙台対ヴィッセル神戸戦を放送。全国ネットではJ1『浦和レッズ対ガンバ大阪』の優勝決定戦を放送していたが、仙台局(ワンセグは東北全局)は縮小画面でこの試合を放送。ただし、優勝セレモニーは通常の画面で放送された。2003年(大分トリニータ対ベガルタ、全国ネットでは横浜Fマリノス対ジュビロ磐田)、2005年(アビスパ福岡対ベガルタ、全国放送はセレッソ大阪対FC東京)の最終節でもベガルタ戦を放映。また、2001年11月6日にヴァンフォーレ甲府対ベガルタのアウェイ戦、2008年12月10日にはJ1・J2入れ替え戦1回戦ベガルタ対ジュビロ磐田をいずれもゴールデンタイムで放映。
- ※仙台89ers戦 年2試合ほど、土日の昼間に開催されるホーム戦を放送。bjリーグ時代の2015-16シーズンのプレーオフでは、カンファレンス・セミファイナル、対秋田ノーザンハピネッツ・第2戦を宮城・秋田両県に向けて生中継した。
- ※全国高校野球選手権大会・宮城県大会は準々決勝以降を放映する。
BS1
ラジオ第1放送
- ゴジだっちゃ!(月曜 - 金曜 17:00 - 18:00)
- 東北ラジオ朝一番(月曜 - 土曜 7:40 - 8:00、東北ブロック放送)
- 民謡をどうぞ(金曜日 12:30 - 12:55、東北ブロック放送。FM放送でも同時放送)
ラジオのローカル枠
- ※無印は東北ブロック放送、☆印は平日、土日宮城ローカル、★印は平日は宮城ローカル。祝日・年末年始は宮城ローカルなし。
- ※時間が余ったときには「おしらせ」と称した地域イベントやNHKからの告知を行う。
- 5:55(FMサイマル)
- 6:25
- 6:55(FMサイマル)
- 平日 7:20、土日祝 7:15 ★(FMサイマル、NHKけさのニュース)
- 平日・土曜 7:40(マイあさラジオ東北)
- 8:55 ★
- 9:55 - 東北地方の海上予報
- 10:55 ★
- 11:50(FMサイマル)★
- 12:15(FMサイマル)★
- 12:55 ☆
- 13:55
- 14:55 ☆
- 15:55 - 東北地方の海上予報・道路交通情報
- 16:55
- 17:55 - 祝日は東北地方の道路交通情報、平日はゴジだっちゃ!のワンコーナー。☆
- 18:50(FMサイマル)★
- 19:15(FMサイマル)(土日祝NHKきょうのニュース)☆
- 19:30(平日のみ。NHKきょうのニュース、35分からは宮城ローカル)
- 19:55(土・祝日のみ)
- 21:55
- 23:10(平日のみ、NHKジャーナル)
- ※ 東北ワイドニュース(平日 19:45 - 20:00、19:55 - 20:00は、各局(県)ローカル)が2017年まで存在。
- ※平日20:55にも存在したが、2017年の改編で全国枠に変更された。
FM放送
- MONKEY MAJIKのオンバク(土曜日 18:00 - 18:50) - 東北6県ブロックネット。「NHK交響楽団定期演奏会中継」等、特別番組で休止あり。
- NHK全国学校音楽コンクール 東北ブロック(毎年9月下旬 16:00 - 18:50、東北ブロック放送)
- 東北楽天ゴールデンイーグルス開幕戦中継(13:00 - 試合終了 本来はAMでの放送であるが、高校野球中継を優先させるためFMで放送。2005 - 2007年の3年間はいずれも、東北ブロックで放送。2009年はラジオ第1で全国放送)
※一連の東北6県または宮城県域放送のラジオ番組も『NHKネットラジオ らじる★らじる・仙台』を受信するか、『radiko』で地域選択することにより、全国で聴取することが可能。
※なお、全国放送のテレビ番組は後述の『ふだん着の温泉』の終了に伴い、現在は一切制作されていない。
過去の主な制作番組
総合テレビ
- ニュースワイドみやぎ730
- モーニングワイドみやぎ
- みやぎホットらいん
- まるまるみやぎ
- きょうの宮城
- イブニングネットワークみやぎ
- NEWSほっとみやぎ
- クローズアップ東北
- ワンダフル東北(金曜日 20:00 - 20:43、全国花火競技大会など一部の内容は19:30から放送の場合あり)
- 東北ブロックネットドラマ『お米のなみだ』(2008年9月19日)も19:30スタートであった。
- 2010年度に年数回放送される『おいしい闘技場』では東北地方以外の地域でも地元が出場する該当地域ブロックの放送局でも先行放送または遅れ放送となる場合がある。
- ふだん着の温泉(総合テレビ全国放送) - 東日本大震災以降、長らく無期限の番組休止が続いていたが、2011年度いっぱいで番組ホームページが閉鎖されたため、2011年3月で事実上打ち切りとなった。
- 想いのかけら (総合テレビ全国放送) - 震災5年を機に作られた1話のみの短編アニメ。5分版と25分版が制作され、全国では5分版のみ放映されたが、その後再放送で全国放送開始。
ラジオ放送
- 夕べのひととき(FM放送 月-金曜日 18:00 - 18:50)
- 東北ブロックネット。2011年度から2013年度までは「サバトセーラ東北」として土曜日単日の放送に集約。
- ぬくだまりの宿 みちのく亭(ラジオ第1放送 全国放送 毎月第2火曜日 21:30 - 21:55)
- サバトセーラ東北(FM放送 土曜日 18:00 - 18:50) - 東北6県ブロックネット。「NHK交響楽団定期演奏会中継」等、特別番組で休止あり。
- 仙台音楽倶楽部(月1回土曜日 16:00 - 18:50) - FMリクエストアワーの仙台放送局制作枠を引き継いだもので、年に一度はテレビ用スタジオからの公開生放送を実施。総合テレビ(宮城県域のみ)で後日、深夜枠にその模様を放映したこともあった。東日本大震災以降休止していたが、2011年8月から再開。2011年12月29日に全国放送を行った。2014年3月末をもって終了。
東日本大震災における対応
- 2011年(平成23年)3月11日14時46分ごろ、東北地方太平洋沖地震発生。宮城県で震度7記録。その瞬間[19]より、NHKの全てのチャンネル(BS系、NHKワールドも含む)で地震・津波警報情報の同時放送を開始(八波全中)。テレビ副音声(教育テレビを除く国内放送のテレビチャンネルとNHKワールド・プレミアム。アナログ・デジタルともモノラル二重音声)とラジオ第2放送は英語・韓国語・中国語・ポルトガル語・スペイン語を使って津波警報を断続的に放送。警報情報放送開始後、放送センターからの呼びかけを受ける形で、15時過ぎに谷地健吾が仙台局からの第一報を伝えた。
- 3月13日 津波警報解除。解除後すぐに通常放送に戻したラジオ第2放送を除き、引き続き全チャンネルで震災放送を継続し、教育テレビ・FM放送は今回の震災で被災した人たちの安否確認放送を実施。
- 3月14日 BSハイビジョン放送に限り午前4:30から通常番組編成に戻る。また特別措置として、通常の「衛星によるセーフティーネット」(総合テレビBS291ch、教育テレビBS292ch)とは別に、総合テレビとBS1、教育テレビとBS2の終日同時サイマル放送を実施(教育テレビとBS2は安否確認放送、避難者名簿一覧の放送を展開。さらに今回の震災による計画停電などの省エネ策のため、3月18日(3月19日未明)まで午前0時から午前5時の深夜放送を休止。また教育テレビ<3月14-18日はBS2も同>は視聴者保護の観点から児童向け一般番組についてのみ再開した)。
- 3月19日 段階を追って通常番組を再開。BS2・教育テレビがほぼ通常通りの編成に戻る。総合テレビ・BS1・ラジオ第1・FMでは震災関連番組を中心軸とした番組編成としながら少しずつながら通常番組の体裁に戻すも、全国統一編成のBS1を除く地上波総合放送の各チャンネルでは全国放送とは別に、東北地方向けの震災関連特番「東北ライフライン情報」などをほぼ終日に渡り編成するほか、一部総合テレビ・ラジオ第1同時放送の特別番組も編成される。総合テレビではL字型画面を使い、ニュースを含むほぼ終日を使って東北各地の被災地生活関連情報をロールテロップで挿入。
- 3月22日 第83回選抜高等学校野球大会開始。東北地方向けのテレビ放送は総合テレビが震災関連放送を続けている関係で、当面全試合を教育テレビで放送。(原則として16時までを持って放送打ち切り<関東・甲信越地方も同様。ただし16:55以後試合が継続している場合教育テレビで放送することがある。その場合、17時から総合テレビが全国のニュースを放送しているので、教育テレビは一旦17:00-17:10<または17:15まで>に「東北ライフライン情報」を迂回放送するため、高校野球は一旦中断>。それ以外の地域も、総合テレビの放送を一部縮小して、教育テレビでの放送を増やしている。総合テレビ放送時は東北以外でも随時L字型画面のロールテロップで震災関連文字情報を挿入。ラジオ第1は通常と同じであるが、随時インターバルなどで震災放送を挿入)。
- 東北地方向けテレビローカルニュースのうち、12時台と18時台[† 7]を、インターネットホームページで配信するサービスをしている。また、高校野球が終了した4月4日以後も、原則午前10・11時台と午後13・15・16時台の全国放送が放送されている時間帯も東北地方に限り震災関連の「ニュース」・「ライフライン情報」・「被災地からの声」・「今被災地に伝えたい」などの番組を放送。
- 震災発生から10日ほどが経過した3月21日以後は全国放送でも午前0時台に予定された番組を変更し「クローズアップ現代」「特報首都圏」「福祉ネットワーク」などで、震災関連の題目を取り上げた番組を再放送していたが、4月2日深夜(4月3日早朝)の深夜1時10分から5時までの4時間近くにわたり、総合テレビ東北ブロック向けの差し替えでオールナイトで震災関連番組の再放送を実施(この時間、他の地区はミッドナイトチャンネル・大リーグ生中継を放送)。
- 1:10-2:00 「被災地からの声・総集編」
- 2:00-5:00 「クローズアップ現代」より次の4本を再放送
- 「被災自治体を救え!!」
- 「今、私たちに出来ること」
- 「連鎖する震災ダメージ」
- 「"心の危機"被災者を救え!!」
独自編成を行っている時間帯
現在、東北地方向けに独自編成を行っている主な時間帯は以下の通り。東北地方向けのニュースなどに差し替えている。
- 平日12時台(ひるブラ・金曜バラエティー 9月12日から2012年3月30日までマルチ編成としてそれぞれ放送開始および再開した[† 8]。両番組はサブチャンネルでの放送となっており、メインチャンネル・ワンセグ・アナログ終了が2012年3月31日に延期されたアナログ放送では3月30日まで震災ニュースを放送していた。なお、祝日については震災ニュースが休止となっていたため、地上デジタル・ワンセグ・アナログ放送のいずれもひるブラ・金曜バラエティーが放送されていた。12月29日~翌年1月3日の年末年始特別編成期間中も震災ニュースは休止となっていた)。なお、震災ニュースは2012年3月30日で終了し、同年4月2日以降はメインチャンネル、ワンセグでも平日12時台の番組が視聴可能となっている。なお、木曜日のサラメシ(再放送)は、放送されず、「被災地からの声」を放送(出典:NHK東京・仙台・青森・盛岡・北海道各局ホームページ番組表)していたが、2017年4月の「被災地からの声」放送時間移動で、東北地方でも「サラメシ」(再放送)が視聴可能となった。
- 平日11時台、15時台、16時台は総合テレビで国会中継がある場合はEテレで代替放送し、デジタル放送ではマルチ編成となる。アナログ放送とデジタル放送021chで震災関連番組(東北ライフライン情報・ニュース)を放送し、デジタル放送023chで通常番組が放送されていた(2011年5月16日の放送などが該当した)。
- なお、歌うコンシェルジュ(BSコンシェルジュ)は7月4日[† 9]から、ろーかる直送便は6月15日から、土曜・日曜17時台の番組(のんびりゆったり路線バスの旅・東京カワイイ★TV再放送)は6月25日[† 10]からそれぞれ再開した(出典:NHK仙台・青森両局ホームページ番組表)。
気象情報について
対象地域・海域
- 東北ブロックネットのニュースを伝える場合、気象情報は概況で東北各地の地域ごとに伝えている。気温部分は長年県庁所在地のみの表示であったが、2009年(平成21年)より各地の気温も表示されるようになった(NHKニュースの場合)。
警報・注意報
その他
- 東日本大震災発生後は、東北ブロックニュースで通常の予報の他に、被災地の予報(週間予報含む・2011年いっぱいまで)と東京電力福島第一原子力発電所がある福島県とその周辺(南東北と北関東を中心に)地域のアメダス観測による風向・風力も放送している。2013年度からは風向・風力の情報が南東北と北関東中心から東北全域とその周辺に拡大している。
- 震災後は、電力需要が高くなる夏季と冬季に通常の予報の他に、東北電力発表の「電力の使用予報」も併せて放送されていた。
アナウンサー・キャスター
アナウンサー
氏名 | 前任地 | 主なジャンル | 主な担当番組 | 備考 |
---|---|---|---|---|
男性 | ||||
池野健 | 横浜 | 地域・スポーツ | おはよう宮城・スポーツ中継 | |
勝呂恭佑 | 高知 | 地域 | ウィークエンド東北 | |
金城均 | 京都 | 地域・スポーツ | おはよう宮城・スポーツ中継 | |
打越裕樹 | 長野 | 地域 | ニュース | |
高木優吾 | 大津 | 地域 | ニュース | |
杉尾宗紀 | 宮崎 | 地域 | ゴジだっちゃ! | |
澤岸隆幸 | 福島 | 特になし | ニュースなど | |
津田喜章 | 秋田 | 地域 | 被災地からの声 | 宮城県出身 |
新井隆太 | 熊本 | 地域 | おはよう宮城 | |
島田政男 | 山形 | 特になし | ニュースなど | |
塚本貴之 | G-media出向 | スポーツ | ニュース・スポーツ中継 | |
堀伸浩 | 北見 | 特になし | ニュースなど | |
真下貴 | 日本語センター出向 | 地域 | てれまさむね | |
小寺康雄 | 東京アナウンス室 | アナウンス専任部長 | ニュースなど | 管理業務主体 |
女性 | ||||
石井かおる | 東京アナウンス室 | 地域 | おはよう宮城 | |
森下絵理香 | 福井 | 地域 | もりすた! | |
シニアスタッフ | ||||
相馬宏男 | 元正職員アナウンサー | 特になし | ニュースなど |
キャスター
氏名 | 所属・前職等 | 主な担当番組 | 備考 |
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HK専属 | |||
伊藤友見 | 元徳島局契約キャスター | てれまさむね | |
猪股真衣 | てれまさむね | ||
島影咲織 | 元宇都宮局契約キャスター | てれまさむね | |
関口元朝 | おはよう宮城 | ||
谷崎すずな | 元熊本局契約キャスター | ウィークエンド東北 | |
中條奈菜花 | 元函館局契約キャスター | てれまさむね | |
中原美香 | 元宇都宮局契約キャスター | もりすた! | |
半澤実穂 | 元青森局契約キャスター | てれまさむね | |
藤原由佳 | てれまさむね | ||
星川幸 | 元旭川局契約キャスター | ゴジだっちゃ! | |
松井佐祐里 | てれまさむね | ||
村田奈央 | もりすた! | ||
森本万里奈 | 元奈良局契約キャスター | もりすた! | |
吉田晴香 | てれまさむね リポーター | ||
出演者契約(外部プロダクション所属) |
専属の音楽部門
脚注
注釈
- ↑ 進行フォーマットは、2011年7月24日に放送されたものと同じ。
- ↑ その前から土日祝のNHKニュースおはよう日本や正午のラジオローカル、土日祝845が仙台発に切り替わっていた
- ↑ ただし、番組送出は2月3日まで旧放送会館から行った。
- ↑ 全体では2時間あった
- ↑ ひるはぴまでは、後半部は各県ローカル枠。
- ↑ 2009年10月16日金曜日の「クライマックスシリーズ 第1ステージ 第1戦」のソフトバンク戦と球団創設初のリーグ優勝決定試合となった2013年9月26日の埼玉西武戦はBS-1と同時放送(ただし、実況と解説は別)。なお、後者については、楽天の優勝が決定した瞬間(21時52分頃)は、「ニュースウオッチ9」のスポーツコーナーを通じて実質全国放送となった。2013年10月17日の「クライマックスシリーズ ファイナルステージ第1戦 楽天対ロッテ」は東北地方の総合テレビのみで放送。
- ↑ 通常の18時台は18:10-19:00にてれまさむねが放送されている時間帯であるが、3月一杯は18:45まで全国のニュースを拡大しており、ローカルニュースは土・日・祝日を含め18:45-19:00のみとなっている。
- ↑ これは日本海側の秋田県や山形県など比較的被害の小さかった地域からの要望によるものである(出典:日本放送協会理事会議事録(平成23年11月22日開催分、同年12月9日公表))。
- ↑ ただし、9月第2週は「東日本大震災」発生半年直前という関係に伴い、再び「震災関連番組」を放送している関係で、番組休止となった(出典:NHK青森局ホームページ番組表)。
- ↑ 実際は、「第95回日本陸上選手権(第2日)」とNHKプロ野球放送のため、事実上6月11日から。
出典
- ↑ 1.0 1.1 1.2 1.3 1.4 1.5 日本放送協会総合技術研究所『五十年史』(1981年3月発行。渋沢社史データベース)
- ↑ NHK仙台テレビジョン開局記念の様子(せんだいメディアテーク)
- ↑ 1956年頃のJOHK(NHK仙台放送局)の建物の写真(せんだいメディアテーク)
- ↑ 4.0 4.1 4.2 4.3 NHK仙台放送局が移転、新築 ホテル仙台プラザ跡へ(河北新報 2011年9月1日)
- ↑ 5.0 5.1 5.2 NHK仙台放送局移転へ(NHK仙台放送局 2011年9月1日)
- ↑ 6.0 6.1 旧・新住所対照表(か~こ) (PDF) (仙台市「仙台市の住居表示実施状況」)
- ↑ 日本放送協会総合放送文化研究所放送史編修室 『NHK年鑑'72』 日本放送出版協会、1972年、83頁。
- ↑ “台湾TVで東北PR NHKが映像交換協定”. 河北新報 (2017年5月23日). . 2017閲覧.
- ↑ 9.0 9.1 9.2 “<NHK>仙台局新会館が完成 現地で式典”. 河北新報 (2017年6月6日). . 2017閲覧.
- ↑ NHKラジオ「radiko」に期間限定で配信 10月2日から半年間 ORICON NEWS 2017年9月20日
- ↑ NHKラジオのradiko.jp配信、4月12日正午から全国へ拡大,AV Watch,2018年3月22日
- ↑ ラジコでNHKラジオが聴ける4月12日(木)より、全国を対象に2018年度の実験配信を開始,株式会社radiko,2018年3月22日
- ↑ 放送局情報 (2018年2月3日閲覧)
- ↑ NHK仙台放送局、仙台プラザ跡地移転 18年度運用開始へ(河北新報 2011年9月2日)
- ↑ 仙台市本町の市有地 NHK、さらに取得 18年度に新会館(河北新報 2012年2月9日)
- ↑ 自然エネルギーのみで動作可能なロボットカメラを開発 (PDF) - NHK技術情報(2012年8月29日)
- ↑ 出典:仙台以外の東北5局ホームページ番組表。
- ↑ 2017年3月31日をもって放送終了
- ↑ NHKニュース 地震発生時のNHK仙台放送局 NHK Online