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松原市(まつばらし)は、大阪府南河内地域に位置する市である。
Contents
地理
大阪府の中南部に位置し、大阪市・堺市等に隣接している。2017年現在の大阪府の地域区分では南河内地域に含まれるが、丹南・河合の2大字以外は旧中河内郡の町村である。
隣接している自治体・行政区
歴史
- 5世紀頃、反正天皇が「丹比柴籬宮」(たじひしばがきのみや)を置いたとされている(現・松原市上田)。
- 江戸時代には丹南藩の陣屋が置かれていた(現・松原市丹南)。
- 1955年(昭和30年)2月1日 - 中河内郡松原町・天美町・布忍村・恵我村・三宅村が合併して発足。大阪府下で21番目の市制施行。
- 1957年(昭和32年)
- 1964年(昭和39年)4月1日 - 大字若林・大堀の一部(大和川右岸の北若林地区)を八尾市に編入。
- 2013年 (平成25年) 11月16日 - セーフコミュニティ国際認証都市となる。
人口
平成22年国勢調査より前回調査からの人口増減をみると、2.26%減の124,400人であり、増減率は府下43市町村中34位、72行政区域中57位。
松原市(に相当する地域)の人口の推移 | |
総務省統計局 国勢調査より |
地域
市面積としては大阪府の中ではそれほど大きくなく街も中規模。幹線道路沿いの商業施設、商店等、生活に必要な施設はそろっている。また、大阪のほぼ中央にあり大阪市と堺市に隣接しており、その為大阪中心部へは距離的に近いため、ベッドタウンとして発展してきたしかし、鉄道は近畿日本鉄道が、市内の北西部から南中部に斜かけてL字で路線を敷いている(近鉄南大阪線)のみで、沿線部以外の地域に住む場合には、同じく近鉄が運営する路線バスや、自動車やバイクなどの利用が必要となる。現在、市の財政はこれといった基幹産業もなく自主財源比率は大阪府下でも最低ランクである。
松原市では、一部の区域で住居表示に関する法律に基づく住居表示が実施されている。 テンプレート:未完成の一覧
町名 | 町名の読み | 設置年月日 | 住居表示実施年月日 | 住居表示実施直前の町名 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
丹南一〜六丁目 | たんなん | 1969年12月1日 | 年月日 | ||
岡一〜七丁目 | おか | 1969年12月1日 | 年月日 | ||
新堂一〜五丁目 | しんどう | 1969年12月1日 | 年月日 | ||
立部一〜五丁目 | たつべ | 1969年12月1日 | 年月日 | ||
上田一〜八丁目 | うえだ | 1966年10月1日(一・二) | 年月日 | ||
1969年12月1日(三〜八) | 年月日 | ||||
阿保一〜七丁目 | あお | 1966年10月1日 | 年月日 | ||
西大塚一・二丁目 | にしおおつか | 1969年12月1日 | 年月日 | ||
柴垣一・二丁目 | しばがき | 1969年12月1日 | 年月日 | ||
田井城一〜六丁目 | たいじょう | 1966年10月1日(一〜五) | 年月日 | ||
1979年10月1日(六) | 年月日 | ||||
河合一〜六丁目 | かわい | 1973年7月1日 | 年月日 | ||
高見の里一〜六丁目 | たかみのさと | 1966年10月1日(一・二) | 年月日 | ||
1969年12月1日(三〜六) | 年月日 | ||||
松ケ丘一〜四丁目 | まつがおか | 1966年10月1日(一〜三) | 年月日 | ||
1994年5月9日(四) | 年月日 | ||||
天美我堂一〜丁目 | あまみがどう | 1969年12月1日 | 年月日 | ||
天美東一〜九丁目 | あまみひがし | 1967年10月1日 | 年月日 | ||
天美南一〜六丁目 | あまみみなみ | 1967年10月1日 | 年月日 | ||
天美西一〜八丁目 | あまみにし | 1967年10月1日 | 年月日 | ||
天美北一〜八丁目 | あまみきた | 1967年10月1日 | 年月日 | ||
大堀一〜五丁目 | おおぼり | 1994年5月9日 | 年月日 | ||
別所一〜九丁目 | べっしょ | 1994年5月9日 | 年月日 | ||
一津屋一〜六丁目 | ひとつや | 1994年5月9日 | 年月日 | ||
小川一〜六丁目 | おがわ | 1994年5月9日 | 年月日 | ||
若林一・二丁目 | わかばやし | 1994年5月9日 | 年月日 | ||
東新町一〜五丁目 | ひがししんまち | 1973年7月1日 | 年月日 | ||
南新町一〜六丁目 | みなみしんまち | 1973年7月1日 | 年月日 | ||
北新町一〜六丁目 | きたしんまち | 1973年7月1日 | 年月日 | ||
三宅東一〜七丁目 | みやけひがし | 1979年10月1日 | 年月日 | ||
三宅中一〜八丁目 | みやけなか | 1979年10月1日 | 年月日 | ||
三宅西一〜七丁目 | みやけにし | 1979年10月1日 | 年月日 | ||
西野々一・二丁目 | にしのの | 1994年5月9日 | 年月日 |
行政
歴代市長
代 | 氏名 | 就任 | 退任 |
---|---|---|---|
初代 | 保田俊一郎 | 1955年 | 1959年 |
2代 | 森井新造 | 1959年 | 1963年 |
3代 | 保田俊一郎 | 1963年 | 1967年 |
4代 | 長谷川正彦 | 1967年 | 1974年 |
5代 | 土橋忠昭 | 1974年 | 2001年 |
6代 | 中野孝則 | 2001年 | 2009年 |
7代 | 澤井宏文 | 2009年 | 現職 |
市議会
定数は18人。欠員1名。2016年6月20日時点での会派構成は以下の通り。
会派名 | 議席数 | 所属党派 |
---|---|---|
公明党 | 4 | 公明党 |
自由民主党 | 4 | 自由民主党 |
日本共産党 | 4 | 日本共産党 |
まつばら未来 | 3 | |
松原会 | 2 |
経済
全体としてこの地域の経済構造はスーパーマーケット、食料品店、その他生活必需品関係等が中心をしめる。また製造業も中小企業がいくらか発展しており、金属機械、繊維関連業などがその中心を占める(約1000事業所)。
松原市に本社を置く主な企業
- 近商ストア - 近鉄系スーパー
- 藤本製薬 - 医薬品の製造・販売・輸出入
- ワールドダイブ - ウェットスーツ・ドライスーツの製造・販売
- 犬印本舗 - マタニティ衣料・用品の製造・販売
- 宇治森徳 - お茶等の製造・販売
- リブウェルヤマザキ - 住設機器・建材等の販売・卸し
- マツバラ金網 - 金網の製造・販売
- アサダメッシュ - 金網の製造・販売
産業
- 山崎製パン大阪第二工場
- 河内鴨
金融機関
- 三菱UFJ銀行松原支店・天美出張所 ※ 松原市指定金融機関
- 三井住友銀行松原支店
- りそな銀行河内松原支店・天美出張所
- 近畿大阪銀行松原支店・岡出張所
- 関西アーバン銀行布忍支店
- 池田泉州銀行松原支店
- 大正銀行高見の里支店
- 大阪シティ信用金庫松原支店
- 大阪信用金庫松原支店・天美支店
- 成協信用組合松原支店・天美支店
- 大同信用組合松原支店
日本郵政グループ
(2012年12月現在)
- 松原郵便局(上田) - 集配局。
- 松原駅前郵便局(上田)★
- 松原三宅郵便局(三宅中)
- 松原天美(あまみ)郵便局(天美南)
- 松原天美南郵便局(天美南)
- 松原天美北郵便局(天美北)
- 松原天美西郵便局(天美西)
- 松原天美東郵便局(天美東)★
- 松原別所郵便局(別所)
- 松原高見郵便局(高見の里)★
- 松原新町郵便局(南新町)
- 松原岡郵便局(岡)
- 松原一津屋(ひとつや)郵便局(一津屋)
- *大阪支店 松原出張所(上田/松原郵便局と併設)(ATMはホリデーサービス実施)
- *大阪支店 近鉄河内松原駅内出張所(上田)(ATMのみ/ホリデーサービス実施)
- その他、各郵便局にATMが設置されており、★印の郵便局ではホリデーサービスを実施。
※ 松原市内各区域の郵便番号は「580-00xx」(松原郵便局の集配担当)となっている。
姉妹都市・提携都市
国内
教育
大学
(私立)
高校
(公立)
(私立)
中学校
(公立)
(私立)
小学校
- 松原市立松原小学校
- 松原市立松原北小学校
- 松原市立松原南小学校
- 松原市立松原西小学校
- 松原市立松原東小学校
- 松原市立天美小学校
- 松原市立天美南小学校
- 松原市立天美西小学校
- 松原市立天美北小学校
- 松原市立布忍小学校
- 松原市立恵我小学校
- 松原市立三宅小学校
- 松原市立中央小学校
- 松原市立河合小学校
- 松原市立恵我南小学校
幼稚園
(公立)
- 松原市立松原幼稚園
- 松原市立松原西幼稚園
- 松原市立天美幼稚園(松原市立四つ葉幼稚園に統合され廃園)
- 松原市立布忍幼稚園(松原市立四つ葉幼稚園に統合され廃園)
- 松原市立恵我幼稚園
- 松原市立三宅幼稚園
- 松原市立あまみが丘幼稚園(松原市立四つ葉幼稚園に統合され廃園)
- 松原市立まつかぜ幼稚園
- 松原市立中央幼稚園(松原市立四つ葉幼稚園に統合され廃園)
- 松原市立四つ葉幼稚園
(私立)
- 松原ひかり幼稚園
- 美和幼稚園 (日本語)
- 木の実幼稚園
- 星の光幼稚園
交通
鉄道路線
中心となる駅:河内松原駅
※ 松原市内の駅ではないが、都心直結で便利なOsaka Metro御堂筋線北花田駅(堺市北区)を利用する市民もいる。
路線バス
- 近鉄バス:河内松原駅から市内および隣接各市への路線を運行する。河内松原駅近くに松原営業所がある。(河内天美駅からの路線は2017年3月末日で廃止[1])
- 南海バス:河内天美駅と河内松原駅に発着。堺東駅・堺駅方面への路線がある。
- 北港観光バス:大和川沿いの天美北から大阪市住吉区のOsaka Metroあびこ駅までの路線を運行。2016年6月まで日本城タクシーが運行。
- 大阪シティバス:大阪市平野区との境界付近の三宅中と大堀に2路線が通っている。
- ぐるりん号:公共施設循環バス。松原市の自家用バスで運行する(MK観光に委託)。無料。
- 堺市ふれあいバス:堺市のコミュニティバス(2013年6月末日廃止[2])。堺市との境界付近の南新町に1路線が通っていた。
※堺市の美原公共施設循環バス(みはらふれあい号)は市内に停留所はなかったが、堺市との境界付近の丹南を通っていた(2013年6月末日廃止[2])。
道路
- 高速道路
- 松原ジャンクション(近畿自動車道・西名阪自動車道・阪和自動車道・阪神高速14号松原線)
- 阪和自動車道 : 松原ジャンクション - 松原インターチェンジ
- 阪神高速14号松原線 : 松原ジャンクション - (大阪市) - 三宅ジャンクション - 三宅出入口
- 阪神高速6号大和川線(建設中) : 三宅ジャンクション - 三宅西出入口
- 一般国道
- 府道
公共施設等
- 松原市文化会館
- まつばらテラス
- 道夢館
名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
- 柴籬神社 (丹比柴籬宮跡)
- 布忍神社 (本殿 府指有形定文化財)
- 屯倉神社
- 河合神社
- 阿麻美許曽神社
- 我堂八幡宮
- 阿保神社
- 大林寺 (河内西国霊場第5番)
- 大塚山古墳
- 中山家住宅(主屋・寝部屋・瀬戸物蔵・炭蔵綿蔵・長屋・長屋門・湯殿・南蛮蔵・二階蔵・塀・米蔵・二階蔵・本蔵及び裏門が国の登録有形文化財)
- 丹南陣屋跡
その他
- 市の木は「マツ」で、市の花は「バラ」である。あわせて「マツバラ」と言う洒落た発想である。そのためマンホール・各種公共桝にはマツとバラが綺麗にデザインされたもので、平仮名で「まつばら おすい」と表示されている。
- 2010年に、「マツ」と「バラ」をイメージしたゆるキャラ「マッキー」が誕生した[1]
- 2015年、松原市市制施行60周年を記念して、flumpoolが松原市観光親善大使に就任。[3]
- 2015年、インターネットアニメ「まつばらくん」が市制60周年記念として制作され、ゆるすぎるゆるキャラとして話題になった。監督は岡崎体育の「MUSIC VIDEO」や自主制作アニメ「寿司くん」監督でありバンド「ヤバイTシャツ屋さん」ボーカルの小山拓也、イラストは「寿司くん」作画担当の朝倉チサト。
出典・脚注
関連項目
外部リンク