深夜アニメ

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深夜アニメ(しんやアニメ)とは、主に深夜番組として放送されるテレビアニメ全般の呼称である。

概要

この呼称は明確に定義が完全ではない上に正確な登場時期が不明で、また命名者ないし提唱者が知られているわけではないが、公式に用いられている例としては、ソニー製のDVD/BDレコーダースゴ録/BDZシリーズ)の番組予約のジャンルに「深夜アニメ」の項が[1]、2016年4月に配信サービスを開始したインターネットテレビ局・AbemaTVのチャンネルの1つに「深夜アニメチャンネル」があった[2](2018年4月の改編でこのチャンネル名は消滅)。

また「深夜アニメ」の対義語として、本項では「全日アニメ」という用語を「便宜上」使用するが、0時(24時)よりも前に放送される深夜アニメはその両方に該当する(=深夜アニメでもあり、かつ全日枠アニメでもある)点に留意する必要がある。

当項では主に地上波およびBSテレビ局各局で23時-翌4時台に本放送されたもの、および、放送局や製作元などによって深夜アニメであると称されているものを対象とする。なお、主に独立局TOKYO MXなど)で放送される新作テレビアニメ全般については「UHFアニメ」という通称があるが、本項では独立局において主に深夜帯に放送するアニメを便宜上「独立局系深夜アニメ」と取り上げることにする。

ただし独立局においては22時台(プライムタイム)に放送の新作アニメも、23時台以降のアニメ枠(および関連番組枠)と連続した編成となったり、製作・放送体制も深夜アニメに準ずる形態となっている事例が多いため、以上に該当するケースについても便宜上これに含めるものとする[注釈 1]。なおTOKYO MX公式サイト内のアニメ番組表における時間帯別ゾーンの色分けについては、23時を境に分別されている[3]

日本では1990年代後半から深夜帯の青年向けアニメが広まり始めた[4]。1998年頃から需要を見込んだ深夜アニメの採算性が注目されるようになり[5]、テレビアニメの放送形態として一般化していった。この動きには、1990年代に製作委員会方式がアニメでも採用されだしたことが一因であると言われる。製作委員会方式はその性質上、出資する企業(アニメ制作会社出版社、ゲームメーカー、玩具メーカーなど)の多さが資金調達には有利とされているが、出資企業の立場から見れば、1社が1作品から得られる利益は相対的に小さくなるため、より多くの作品からの利益を求めるようになった結果だというわけである[6]。製作側にとっては映像ソフトの販売による収益が見込めることに加えて、深夜枠で放送することでそのコストを安くあげることができ、テレビ局側にとっても深夜枠を有効に活用できるというメリットがあることが製作本数の増加に繋がった[4]

2000年代半ば頃には少子化子供向けアニメの需要が低下する中、アニメファン向けの映像ソフトなどの販売や世界展開などを見込み、製作委員会側がスポンサーをつけたうえで放送局の枠を買い取る形[注釈 2]での深夜アニメが数多く作られ、アニメバブルとも形容された[7]。その結果、2006年には全日帯のアニメ製作分数と深夜帯のアニメ製作分数がほぼ互角となるほどにまで深夜アニメが広がることとなった[6][注釈 3]。また製作本数の観点では、2006年には深夜帯アニメが全日枠アニメを越えていると分析しているものもある[8]

その後は粗製乱造やインターネットによる違法配信の広がり、さらに2010年代半ばに入ると本数増加による制作スケジュールの逼迫もあり[4]、2007年頃を境に増減を繰り返す傾向にある[6][4]

特徴

現在の関東圏民放局(在京キー局、独立局)の詳細な放送動向については、本項次節を、BS放送の状況については民間BS放送における深夜アニメの状況を参照。

インターネットにおける深夜アニメ配信の状況については、テレビアニメのインターネット配信などを参照

主にアニメファンや一般若年層を対象として放送されている。後日発売されるDVDBlu-ray Discおよび関連商品の販売促進を主な目的としており、製作費回収の収益源でもある[4]番組スポンサーも原作単行本や原作ゲームなどといった関連商品を販売する出版社やソフトメーカーなどのコンテンツ系会社が多くを占める。

地上波では、ローカル局の場合は一部の深夜アニメの放送を継続している局や、フジテレビ系列で放送されている「ノイタミナ」レギュラーネット局(後述)などを除いて、広範囲にネットされた作品[注釈 4]のみなどといった放送実績が非常に少ない局が大半を占めている。

放送期間は1クール(3か月、11 - 13回)~2クール(6か月、22 - 26回)がほとんどであり、中には計3回の超短期作品も存在する。連続して3~4クール以上放送された作品は数えるほどに過ぎないが、(時間帯不問で)2000年代半ば以降増加した分割クール制によって「シリーズ合わせて3クール以上になった」作品は、ある程度存在する(テレビ東京系列夏目友人帳』シリーズ、『黒子のバスケ[注釈 5]など)。

視聴率は深夜であるため[注釈 6]、2.0%以上もあれば「合格点」であるといわれ[10]、4.0%以上で「高視聴率」といわれる[11][12][13]。しかしフジの『ノイタミナ』枠[14][15][12]毎日放送 (MBS) 土曜深夜の『アニメシャワー』枠[11][16]では高視聴率の番組も見られる。

深夜番組放送でのブロック編成に名称商標)を付けるように、アニメ番組を集中編成するなどして独自の名称をつけることがある。2018年現在では上記の他に

が存在する。

歴史

日本の深夜アニメ第一号は、1963年から1964年にかけて水曜夜23時40分 - 23時55分にフジテレビ系列で放送された『仙人部落』(小島功原作の、週刊アサヒ芸能の連載漫画)である(第1-8話。第9話よりプライムタイムに移行)。1969年の『六法やぶれクン』(名古屋テレビ。史上初のローカル局製作深夜アニメ。当時はクロスネットの関係で日テレ系列で放送)の後、15年以上途絶えていた[17]

1980年代に入ると1986年の『ハートカクテル』(日本テレビ)、1987年の『レモンエンジェル』(18禁OVAくりいむレモン』の流れを汲むライトアダルトアニメ。フジテレビ)、1989年の『小松左京アニメ劇場』 (MBS)、『セイシュンの食卓』(よみうりテレビ、『11PM』枠内)、1992年の『スーパーヅガン』(フジテレビ)、1995年の『行け!稲中卓球部』(TBS)などが製作された[17]。これらの作品は話題とはなったものの、すべて単発の試みに留まっている。アニメ評論家藤津亮太は、元々OVAとして発売された『銀河英雄伝説』が1990年テレビ東京の深夜帯で放送されたことや、再放送枠ではあるが1992年に開始された毎日放送 (MBS) の『ヒーローは眠らない』枠の存在も、「テレビアニメにおける深夜枠開拓の先駆けの一つ」という見解を示している[17]

1990年代後半に入り、1995年テレビ東京系列水曜夕方枠で本放送され大人気を博した『新世紀エヴァンゲリオン』が、テレビ東京の深夜帯において数度再放送された際の視聴率が(深夜帯としては)驚異的な数字を叩き出したこと[17]や、その他系列局や系列外の地方局で再放送ないし遅れネットにおいても異例の高視聴率[18]や、人気漫画を原作とする『逮捕しちゃうぞ』の放送(製作局のTBSでは土曜夕方枠での放送だったが、一部地域では深夜帯に放送されていた[注釈 7])が大きな反響を呼んだ。テレビ東京でかつてアニメ部門のプロデューサーを務めた東不可止は、『新世紀エヴァンゲリオン』の1997年における再放送の反響が大きかったことを挙げている[18]

そんな中、テレビ東京は1996年に放送された『エルフを狩るモノたち』を皮切りに深夜アニメ枠の開拓を進めるようになった[17]。当時、大量生産に有利なデジタルアニメの実用化や、ビデオソフト会社主導で結成される製作委員会方式の確立で資金調達が容易になったことも相まって、首都圏の地上波における新作テレビアニメの放送数が急増し、深夜アニメ枠はちょうどその受け皿として機能することとなった[17]

それを受けて他の在京キー局や、在阪局在名局なども次々と深夜アニメ事業に参入するようになる[5]

1998年には当初から独立局での深夜帯放送を念頭に製作された『LEGEND OF BASARA』が放送されたのを皮切りに、独立局各局でも深夜アニメの展開が開始され、その後深夜アニメの有力な担い手となる[19]

2002年時点での深夜アニメは、その後に比べれば大きな盛り上がりではなかったともいわれ、本格的な活性化はその直後頃からとなる[20]

また、2000年代前半には、フジテレビやテレビ朝日を中心に放送トラブルが相次ぐなど、様々な事情から深夜アニメの総放送本数は一進一退を繰り返すようになっている[21]

その後、2007年12月より放送を開始したBS11が開局当初から(無料放送局ながらも)積極的に深夜アニメを放送を始めたのを皮切りに、その他無料BS民放各局でも深夜アニメの放送本数が拡大傾向に入り、さらに主にBS11やBSフジが製作委員会への参加にも積極的になっている。MBSにてかつてアニメプロデューサーを務めた竹田青滋デジタルハリウッド大学の講演にて『アニメ番組が地上波からBSへシフトするのは間違いなくトレンドとなる』と語っている[22]

また、2000年代半ばに入るとインターネット配信を併用する作品が増加傾向にあり、特にKADOKAWA・DWANGOが運営するニコニコ動画2010年代に入るとニコニコチャンネルにおいて公式配信(ニコニコ公式アニメ)に力を入れているほか、海外市場も視野に入れてネットフリックスhuluAmazonプライム・ビデオdアニメストア、AbemaTVなど、次々と深夜アニメなどアニメ番組を多く公式配信するサービスが誕生している。

現在の関東圏民放局における地上波での動向

アニメの制作に従事する、キー局アニメ制作会社出版社レコード会社広告代理店などの企業および本社が集中し、同時に地上波で深夜アニメを発信する際に重要なキー局の拠点地である、関東圏における現況、子会社のBS・CSデジタル放送に関しては複雑にして多量な記述が必要なため、節を独立して解説する。

日本テレビ

2012年4月改編で1997年以来長年続いた水曜未明(火曜深夜)枠から木曜未明(水曜深夜)枠へ移動し6月で放送終了。以後深夜アニメの編成は断続的な休止も目立つほか、放送日時が一定していない傾向が強い。2017年7月期に半年のブランクから新たにゾーン枠『AnichU』に新設により『ナナマル サンバツ』を放送。2014年頃よりBS日テレでも一部番組が遅れネットされている。

NNS系列局

ytv 読売テレビ
その他系列局
  • 日本テレビ製作の深夜アニメ作品は基本的に番組販売によるネットのため、作品によってはytvや中京テレビ (CTV) などの主要基幹局や、子会社のBS日テレでも未放送[注釈 8]の事例も目立つほか、遅れネットの時差も大きい傾向も目立つ。

そんな中、青森放送(RAB)は地元青森県を舞台にした『ふらいんぐうぃっち』、西日本放送(RNC)は地元香川県を舞台にした『うどんの国の金色毛鞠』、の製作委員会にそれぞれ参加している(両作はBS日テレでも放送された)。

変則的な放送パターン (NNS)

以下、他系列でのパターンを含めて、三大都市圏での独立局や、異系列局で放送されるなどのパターンに関しては基本的にテレビアニメ#変則的な事例を参照。本項では端的で異質さが際立っているパターンを紹介する

テレビ朝日

2007年以降は単発的に放送。現在のTOKYO MXを含めた在京民放テレビ局で唯一、継続した「深夜アニメのレギュラー放送枠」を設けていない。

ANN系列局

ABC
朝日放送テレビ(ABCテレビ)は2012年秋より深夜アニメ事業に本格的に参入、2016年7月よりアニメ事業全体を子会社のABCアニメーションに分割。
メ〜テレ
名古屋テレビ(メ〜テレ)は、短編帯番組ながらテレ朝(旧:NETテレビ)よりも約30年も早く『六法やぶれクン』を製作した(当時はクロスネット関係にあった日テレ系列で放送された)。これは在名局のみならず、在京キー局以外が手掛けた史上初の深夜アニメでもある。
2007年4月期、テレビ朝日からのネット作品消滅以降は38年ぶりの単独製作およびハイビジョン制作・放送作品となる『ウエルベールの物語 〜Sisters of Wellber〜』を放送開始し、関東圏ではTOKYO MXで放送。しかしメ〜テレの深夜アニメ製作はわずか1年で終わる。
2018年1月期の『ダーリン・イン・ザ・フランキス』に、ABCアニメーション・TOKYO MX・BS11と共同で、約9年ぶりに深夜アニメの製作委員会に参加している。
その他の局の放送事例

変則的な放送パターン (ANN)

TBS

TBSテレビの深夜アニメは長年にわたり、金曜未明(木曜深夜)にTBS製作作品を(一部の例外あり)、土曜未明(金曜深夜)に毎日放送(MBS)製作作品(『アニメイズム』)を各2番組放送。改編期には過去に放送した作品の特別編を放送することがある。TBS・MBS製作作品は字幕放送を実施(一部作品・一部ネット局を除く)。TBS製作枠では2018年4月期より『アニメリコ』と言う枠名が設定されている。

JNN系列局

MBS

小松左京アニメ劇場』(1989年)で深夜アニメの製作に参入した。TBSが深夜アニメの製作に参入するのは1995年のことなので、MBSはTBSより先に参入したことになる。また、オリジナルアニメ作品にも非常に意欲的な姿勢である[23]

TBSへの逆ネット作品に関しては2006年より金曜未明(木曜深夜)にて定期放送(のちに『アニメイズム』と制定)。

CBC

中部日本放送(現・CBCテレビ)は2002年の『最終兵器彼女』で参入。2006年4月開始の『ウィッチブレイド』は、JNN系列局製作深夜アニメ逆ネット作品第1号である。しかし『琴浦さん』を最後にCBC製作テレビアニメ自体が途絶えている。2016年10月期より、TBS(木曜深夜)・MBS(アニメイズム)のネットが各2本から各1本へと半減され、2018年1月期にはそれぞれ未ネットとなった(他に水曜深夜の独立局枠1 - 2本もあるが、2017年以降は休止状態にある)。

MBS・CBCにおける放送形態・品質

当初はTBS製作作品同様、画面サイズを16:9で製作していたが、放送時には画面の両端をカットし、4:3のアスペクト比にして放送していた(当時、地上デジタル放送が地方へ普及していなかったことへの配慮による)。2007年4月以降、TBSに先がける形で両局が製作に関る作品においては「16:9フルサイズ放送」が基本フォーマットとなっている(TBS製作作品は2009年10月以降)。

番組連動型データ放送に関しては、2007年に放送されたCBC製作『ロミオ×ジュリエット』においてCBCとTBSで実施、これは深夜アニメ史上初の事例であった(その後、『ラストエグザイル-銀翼のファム-』において、CBCのみ実施)。またMBSでも『革命機ヴァルヴレイヴ』シリーズ、『鬼灯の冷徹』・『悪魔のリドル』で実施している。

なお、MBS製作作品においては2012年以降開始のTBS逆ネット作品(2012年4月期より『アニメイズム』枠作品)を対象にBS-TBSでの放送も開始している[注釈 10]。インターネット期間限定無料配信に関してもMBS製作作品は2000年代後半以降のほとんどの作品で実施、CBC製作作品もおおむね実施している。

その他の局の放送現況

MBS・CBC以外ではRKB毎日放送・北海道放送(HBC)・東北放送(TBC)・中国放送(RCC)がCBCとの共同製作という形で深夜アニメの製作参加の実績があるが、これらの作品は関東圏では全て独立局で放送された。これらの主要系列局では深夜アニメが断続的に放送されている。

熊本放送(RKK)では主に番組販売によって月曜2時(日曜未明)前後の枠で深夜アニメ(特にBS民放各局で未放送番組[注釈 11]や、テレビ東京製作番組[注釈 12] など)をほぼ定期的に放送し続けている(隣接する在福局でも未放送番組も珍しくない)。

静岡放送(SBS)も地元・静岡県を舞台にした番組[注釈 13]などを積極的にネットしているほか、チューリップテレビ(TUT)では2014年7月以降断続的に放送している[注釈 14]

そのほか北陸放送(MRO)や長崎放送(NBC)[注釈 15]南日本放送(MBC)も断続的にではあるが深夜アニメを放送している。さらに『けいおん!!』終了後にごく一部の地方系列局が、一時的に深夜アニメ枠を設定したことがあった。

変則的な放送パターン (JNN)

MBS製作番組の場合

MBS製作深夜アニメにおいては、第1期と第2期(続編や番外編等)のネット局(関東圏、BS放送も含む)が異なったり、放送時間も全国ネット枠(日中)とローカル枠(深夜)を行き来する事例も少なくない。詳細は『アニメイズム』『アニメシャワー』『土6日5アニメサタデー630(第1部)』各ページを参照。

その他

テレビ東京

  • かつてはテレビ東京自身が製作不関与で放送する番組も少なくなかったが、2017年現在では放送本数は減ったものの(クールごとに本数の変動が見られる傾向があり、2015年4月期は一時的に新作深夜アニメが全く放送されなかった)、ほぼ全て製作委員会に関与している。
  • 三大都市圏(テレビ東京・テレビ大阪(TVO)・テレビ愛知(TVA))以外の系列局(テレビ北海道 (TVh)・テレビせとうち (TSC)・TVQ九州放送)の各局は、未放送の作品が多数ある(各局の実績はまちまち)。
  • TXN系列外の(東海・関西の)独立局(三重テレビ放送(MTV)にぎふチャン (GBS) や奈良テレビ (TVN) など)や他系列局で遅れネットされることもある。2010年代初期にはびわ湖放送(BBC)が積極的に遅れネットを行っていた時期がある。
  • テレビ東京で放送された深夜アニメは(一部の例外を除いて)スカパー!ではAT-Xで初出となるが、テレビ東京より先行して放送された番組は未だない。
    • AT-Xが製作委員会に参加し、なおかつテレビ東京が製作不関与の番組の場合、同局最速で放送される事も多い。
  • BSジャパンでの深夜アニメの放送実績は未だ少ない(2000年代で継続的に放送されたのは、かつて存在した小学館原作漫画枠作品程度である)が、2015年以降は新作が毎クール1-2本程度放送されるようになる。
    • 2010年代に入るとAT-X製作委員会参加の独立局系深夜アニメ番組がBSジャパンではなく、BS11やBSフジで遅れネットされる事例が主流となった(その場合、地上波と同レベルのバージョンを放送)。
  • 過去には一度だけ系列外であるMBS製作の深夜アニメを約半年以上遅れて放送したことがあった(『フォーチュン・クエストL』)[17]

TXN系列局

かつてTVO製作で、第2・3期は日曜朝9時30分枠で放送されていた『ギャラクシーエンジェル』の第4期を深夜アニメとして放送した。その後、長らくテレビ東京以外のTXN系列局が手掛けた深夜アニメは無かったが、2016年7月期に『orange』TVAが製作委員会に参加、2017年4月期の『王室教師ハイネ』ではTVOが久しぶりに深夜アニメの製作委員会に参加している。

TXN各系列局ではソフトメーカー・アニメ視聴者からのニーズに応える形で独立局系深夜アニメも放送している。

  • TVAは中京圏における実質的な独立局の代替的な存在となっており、特に2000年代半ばには相当数の作品を放送していた。テレビ東京系列作品もほとんど放送していることから、深夜アニメ放送本数は国内でトップクラスを誇っていた。ただ、2010年代からTVAを含めた東海地区では未放送番組が増加傾向にある。
  • TVOでは2007年頃からTVA程ではないが放送作品が増えた時期もあった(現在は主に博報堂DYメディアパートナーズ広告代理店を担当する作品を断続的に放送するに留まる)。
  • TVQは福岡県内に於ける独立局系深夜アニメのネット局になることが多い(現在は主に角川メディアハウスが広告代理店を担当する作品をはじめKADOKAWAのブランドの1つである角川書店製作番組を放送する固定枠があるほか、1クール中独立局深夜アニメが定期的に放送されている)。
  • テレビ北海道(TVh)でも1クール中独立局深夜アニメが少数定期的に放送されているが、2000年代後半からテレビ東京製作分を含めて角川書店関連の深夜アニメは全く放送されていない(同じKADOKAWAでもアスキー・メディアワークスメディアファクトリー関連番組などはその限りではない)。
  • テレビせとうち(TSC)は独立局系深夜アニメを断続的にしか放送していない(そもそも同局におけるテレビ東京系深夜アニメも放送されない作品が少なくない)現状である。

変則的な放送パターン (TXN)

  • 全日枠作品の続編が深夜帯に放送されるパターン
ハヤテのごとく!』シリーズ(第2期以降)・『スレイヤーズREVOLUTION』・『スクールランブル二学期』・『ギャラクシーエンジェル』(第4期)・『銀魂(2017年以降のシリーズ)』など
  • 上記とは逆に深夜アニメの続編が全日枠で放送されるパターン
マリア様がみてる〜春〜[注釈 19]・『ネギま!?
  • 内容を一部変更し、全日枠と深夜帯の両方で放送されるパターン
ソウルイーター』・『あにゃまる探偵 キルミンずぅ』・『ケロロ軍曹(7thシーズン)[注釈 20]・『斉木楠雄のΨ難(第1期)』[注釈 21]
  • 深夜アニメを全日枠で再放送するパターン
夏目友人帳』・『神のみぞ知るセカイ』・『ケロロ軍曹乙』(『ケロロ軍曹アンコール!』)・『けものフレンズ
  • 独立局系深夜アニメの続編をキー局系列深夜アニメとして放送するパターン
まりあ†ほりっく あらいぶ
  • 独立局系深夜アニメをTXN系列局で(実質)再放送
魔法少女リリカルなのはStrikerS』・『ガールズ&パンツァー[注釈 22]
  • 関西圏では異系列局 (MBS) で放送
貧乏神が!

フジテレビ

  • 2000年代前半に放送トラブルが相次ぎ(以下便宜的に“フジショック”と呼ぶ)、その"フジショック"の苦い経験を踏まえ、フジテレビ自身も製作委員会の幹事役として積極的に関わり[25]、『ノイタミナ』枠はキー局製作の深夜アニメとしては比較的浅い時間帯で、かつ1クール当たりの放送本数もおよそ11話と少なめに設定している。「ノイタミナ」枠は2011年10月期以降、一部の系列局でもスポンサーがつく形で放送が拡大されつつあるが、いまだFNS全系列局での放送には至っていない。
  • 2013年3月を最後に、ノイタミナのBSフジでの放送を打ち切り、2016年4月以降はAmazonプライム・ビデオ独占で新作が有料配信されている(放送から一定期間が経過した過去作は他の配信サイトでも配信される例もある)。
  • 2018年10月より新たに『+Ultra』枠を新設予定[26]

FNS系列局

カンテレ
  • 関西テレビ (KTV・カンテレ)は現時点で唯一単独製作となる深夜アニメ『ギルガメッシュ』を放送したが、30分の深夜アニメ作品としてはテレビ東京系列以外で全系列局へのネット放送を果たした初の作品であり、2013年現在、FNS全系列局でネットされた唯一の深夜アニメ作品でもある、後にBSフジでも放送された。
    • 同局での『ノイタミナ』枠放送枠を一時期『アニメわ〜く!』と言うブランドで放送していた時期があった。
    • 更に2014年秋新規開始作品から『冴えない彼女の育てかた♭』までフジテレビ製作深夜アニメ全ての製作委員会に参加。
    • 2017年4月期からは同局で放送の一部の独立局系深夜アニメにも製作参加を開始している。
その他

変則的な放送パターン (FNS)

  • 製作局(フジテレビ)にてシリーズ途中で深夜帯放送に変更
  • BSフジでは全日枠にてネット

独立局

1998年に放送された『LEGEND OF BASARA』を皮切りに独立局各局でも深夜アニメが多数放送されている。

2018年現在ではTOKYO MXが積極的に製作委員会に参加しているほか、その他の独立局も細々ながら製作参加するケースが増加傾向にある。TOKYO MX・サンテレビKBS京都での放送が多く、未放送地域は主にBS11やBSフジなどのBS各局にAT-Xなどのアニメ専門チャンネル、インターネット配信で補完するケースが主流である。

民間BS放送における深夜アニメの状況

BSデジタル放送局開局以後、BS民放局でも深夜アニメの放送が若干増加しつつある。

またBSデジタルチューナー内蔵のテレビやブルーレイレコーダーの普及により、2012年には深夜アニメの放送が増加傾向にあり、主に土日に各局が相次いで放送している。この影響で、同時間帯でアニメ番組が競合することがあり、その影響で一部のスポンサーが共通になることもある。

民放BS各局の動向

BSデジタル放送開始前からWOWOWが上記のような商品販売促進の目的のため、あえて無料で視聴可能なノンスクランブルで放送の作品が多かった。かつては平日夕方枠での放送が多かったが、次第に深夜帯へとシフトしていった。しかし2008年以降の新作は2012年にスクランブル枠で放送された『カイバ』のみの状態が続いていたが、2016年4月期より地上波深夜アニメを金曜22時30分枠で最速先行放送する『アニメプライム』枠を開設。

BS日テレは、かつては日テレもしくは系列局製作作品の放送はほとんどなかったが、2014年4月期以降は日テレ製作の深夜アニメを一部を除いて継続的に遅れネットしている。なお、独立局系深夜アニメは以前より断続的に放送している。2017年7月期の『ひとりじめマイヒーロー』で初めて独立局系深夜アニメの製作委員会に参加した。

BS朝日は2016年10月期に『ユーリ!!! on ICE』(テレビ朝日製作)が放送されるまでは、テレビ朝日もしくはANN系列局関連の深夜アニメを放送した実績が全くなかった(テレビ朝日で関東ローカル放送された『ZOMBIE-LOAN』はBS日テレで本放送時は未放送だった回と合わせて遅れネットされた)。一方で独立局系深夜アニメに関しては『アニメ魂(アニメスピリッツ)』枠を2008年4月まで持っていた(後にBS日テレに移籍)ほか、それ以外の作品を少数ながら放送した実績がある。2012年12月 - 2013年3月の間は同局製作委員会参加にして独占放送の短編アニメ『僕の妹は「大阪おかん」』を放送した。

BS-TBSでは2001年から2007年までは(旧名の)BS-i独占放送番組も放送していた(現在ではテレビシリーズの特別編を断続的に独占放送する程度である)。

また2000年代以降、先述のようにTBS製作番組のほとんどを遅れネットしているほか、2012年1月期からは系列準キー局であるMBS製作番組の同時期遅れネットを開始している(2015年10月現在ではMBS『アニメイズム』枠は地上波レギュラーネット局より1日、TBS製作作品はTBSより2日、とそれぞれ遅れネットとなっている)。

BSジャパンでは開局当初からテレビ東京(系列)製作の深夜アニメ番組の放送は極めて少なかったが、2015年10月期から一時の休止を挟んで毎クール1-2本をネットしている。それ以外にも準新作を断続的に放送している(2018年4月期からは毎週2枠放送)。独立局系深夜アニメに関しては2008年10月期の『かんなぎ』および2009年7月期の『化物語』の2作品(いずれもアニプレックス製作)のみである[注釈 23]

BSフジは土曜深夜枠NOISE枠→ノイタミナ枠をレギュラーネットしていたが、2013年3月をもって打ち切りとなってからは、2015年1月期の自社製作委員会参加の『暗殺教室』までフジテレビ製作深夜アニメの放送は途絶えていた。独立局系深夜アニメに関しては後述のBS11に次いで積極的に放送しており、自らそれの製作委員会に参加し、2017年4月改編で『アニメギルド』枠[27]を新設、親会社のフジテレビとは一線を画する路線を取っている。

BS11は開局当初から深夜アニメの放送に積極的で、2011年末頃より新作アニメの放送が徐々に増加傾向を見せ、2014年4月期には合計27枠の大台になった結果、現在では独立局系深夜アニメの大半を放送するに至っている。また『迷い猫オーバーラン!』や『ぬらりひょんの孫』シリーズ、『黒子のバスケ』シリーズなど製作委員会にも積極的に参加しているほか、断続的に無料テレビ放送において深夜アニメを独占放送する事例がある。

TwellVは同時に開局したBS11とは対照的に長らく新作深夜アニメの放送実績は無かったが、2013年1月期から4月期まで独立局系深夜アニメ『問題児たちが異世界から来るそうですよ?』と『デート・ア・ライブ[注釈 24]の2作品を放送した。

Dlifeは2012年の開局以来新作深夜アニメの放送実績はなかったが、2014年7月期から独立局系深夜アニメ『東京喰種トーキョーグール』シリーズ[注釈 25]を放送。その後は他局で放送したアニメ番組を実質再放送する形で深夜アニメを放送している。

2011年秋からBS放送を開始したスカパー!アニマックスは、2012年7月期より毎週土曜22時台にて新作深夜アニメの遅れネットをノンスクランブルで放送していた時期があった(BS11とBSアニマックスノンスクランブル枠で放送した一部番組で同時期にネットすることがあり、どちらかの放送局が遅れ日数次第で、実質再放送になる事例もあった)。

NHKにおける深夜アニメの状況

NHKでは2008年4月からBS2の深夜帯アニメ枠「衛星アニメ劇場」で新作テレビアニメが放送された(第1弾は『今日からマ王!(第3シリーズ)』と『アリソンとリリア』)。2011年3月にBS2が閉局後、その代替チャンネルとして新設されたBSプレミアムにて1年間BS深夜アニメ館枠で過去作を再放送。2012年4月以降は別の時間帯に本放送する番組の再放送などを実施。2013年6月からは約2年半ぶりに新作の深夜アニメ『キングダム(第2シリーズ)』を放送。

なお上記の事例の他、過去には主に教育テレビ(Eテレ)やBS2で本放送した番組が再放送されることがあった[注釈 26]

総合テレビでは2011年4月に『もしドラ』を(冒頭5分間は全日帯(プライムタイム)からのフライングスタートを実施)放送し、2014年8月には『目玉焼きの黄身 いつつぶす?』、2015年4月には『英国一家、日本を食べる』が放送された。

2016年10月からは新作深夜アニメ枠が設定され、2018年3月までは土曜23時台で放送された。翌4月より日曜0時10分 - 0時35分枠(土曜深夜)に移動して放送が継続されているものの、関西地区(NHK大阪管轄エリア)のみこの時間に『まちけん参上!』が放送されているため、0寺50分 - 1時15分枠での遅れネットとなっている。


民放製作・NHK地方局ローカル編成のケース

いずれも舞台となった県のローカル編成で放送[28]。NHKではCM放送が放送法により禁じられているため、下記のように紀行コーナーを設ける形で本来CMを放送する時間を穴埋めしている。

  • たまゆら〜もあぐれっしぶ〜』 - AT-X→広島。『hitotose』はテレビ新広島で深夜帯に放送。本編終了後に「たまゆら紀行」を放送。同局では全日帯であった。
  • 『Free!-Eternal Summer-』 - ABC→鳥取。本放送開始前に第1期の連続放送が行われた。本編終了後に「岩美紀行」を放送。同局でも深夜帯であった。

深夜アニメの各種問題

なお、下記に挙げている作品についての具体的な概要は、各作品の記事を参照のこと。

表現規制

テレビアニメでの全体的な傾向に関しては、テレビアニメ#表現規制を参照。

一般的に深夜番組は性的描写や暴力描写などへの表現規制規制が緩い傾向が見られるが、1990年代後半以降、深夜アニメに関しては日本国内の放送局は厳しい自主規制を行っている。一方、オンエア時には隠していた表現をBD/DVDソフト化時に「無修正」化することで、逆にソフトの販売促進の手段として活用するケースも多く見られる。

在京キー局における現状

特にテレビ東京は1997年暮れの「ポケモンショック」を起こした経験を機に、各種の規制に厳格になりつつある。ただし、2010年代に入ると『トリニティセブン』などのようにお色気描写に対して規制を最小限に抑えた作品も放送されるようになっている。

TBSでもかなり厳格な規制が見られ、同局製作のアニメではそれらの描写をほとんど削除する傾向が見られる(ただし系列局のMBSではその限りではなく、時間帯を問わずMBS製作アニメがTBSで放送される場合、TBS独自の規制が入るということは基本的にはない)。

代表的な例

本作放送までは比較的この種の表現に寛容と考えられていたフジテレビ系で放送することを念頭において製作され、本来は入浴シーンを始め、各種お色気描写がかなり満載となっている。
しかし、フジはこの作品の本放送開始と時を同じくして規制を厳格に転じ、その影響で放送版では大幅な修正を余儀なくされ、肝心の入浴シーンは濛々たる湯気で真っ白となった。性的描写の問題が最も先鋭化した問題の一つとして知られている。(この件に関してはGIRLSブラボー#アニメを参照)。なお、本作の続編『GIRLSブラボー second season』はWOWOWへ移籍の上で「R-15指定相当(年齢制限というわけではない)」で放送された[注釈 27]
2010年代後半に入ると規制は緩やかになり、『クズの本懐』では過激過ぎる描写が問題視されるに至ったほどである。
本来AT-Xでの放送を念頭においた作品だったこともあるが、地上波の放送において女子小学生(相当)キャラクターの裸体および入浴シーン(エロティックなものではなく、作劇上必要かつ自然なもの)に対して修正が入り、物議を醸した(詳細は別項を参照)。
原作では流血シーンやパンチラなどお色気描写が多々存在するが、テレビアニメ版ではその類の描写がほとんど削除され、流血絡みの作品設定も変更を余儀なくされた(後にOVA化された際にはこの種の表現規制は無くなっている)。
通行人やクラスメイトなどが惨殺される場面において、流血表現が光や影の挿入で規制されている[29][30]。一方でヒロインが裸身を晒す場面ではほとんど規制が行われなかった[30]。全般的に規制が緩いMBS製作作品でこのような規制が入るのは珍しい。
物語終盤に東日本大震災が発生し、報道特別番組が暫く放送された事に加え、震災を想起させる場面が含まれていたことから、レギュラー放送が続行不可能となる事態となり。未放送回は翌月に一挙放送の形で対処した[31]

制作トラブルとその影響

フジテレビでは第7話(未放送回を含めると「EPISODE 8」に該当)放送予定回を、当初は「2003年5月28日16時」に局に納品予定だったが、制作が遅れ、実際に納品されたのは翌日の「0時35分」になった。このため、局の判断で前週分の再放送に踏み切った[32]
2クールで20話放送したが、改編期を迎えたためシリーズ途中で打ち切られ、後日各アニメ専門チャンネルで全話放送された。
制作スケジュールが逼迫していた影響で、予定されていた全25話のうち2話を総集編に充てざるを得なかった結果、本放送では第23話の段階で終了、約4ヶ月後に残り最終2話が特別編成で順次放送された。
同様のケースは同じMBS製作『エウレカセブンAO』でも発生している[33]
TBS・BS-TBSで2017年10月から放送が予定されていた[34]が、同年9月22日、制作上の都合により2018年4月開始予定への放送延期が発表された[35]
これを受けてTBSではかつて自社製作UHFアニメとして放送した『中二病でも恋がしたい!』を、BS-TBSではその第2期にあたる『戀』をそれぞれ代替放送する事を決定した[36]

放送版とパッケージ版の差異

ネットワーク局では低視聴率の深夜帯に放送されることや、独立局ではゴールデン・プライムタイム帯で放送されても視聴率が見込めないためキー局系各局と比べて広告料の単価が段違いに安く、スポンサー料収入だけではビジネスとして成立しないことから、パッケージ版での各種商法で視聴者の購入意欲を高めて行く手法を多く採られているのが現状である。

ただ、近年ではパッケージ売上の頭打ちから、内外問わずネット配信権ビジネスを活発化する事によって収益を補完させるケースが増え、有料配信、それも特定サイト独占配信(配信サイト企業が製作委員会に参加するなど)の番組も増えている。

参照: テレビアニメ#視聴層の二極化とパッケージ販売(ビデオソフト化)による制作費回収システム

深夜アニメの一覧

参照: 深夜アニメ一覧

脚注

注釈

  1. 過去にキー局系列でネットワークセールス枠にて22時台に放送されたテレビアニメは通常「全日枠アニメ」に区分され、深夜アニメとは扱われない。
  2. 逆のパターンで、ローカル局側でスポンサーのつかない「番組販売」の形で放送することもある。
  3. 2006年においては、全日帯が68,794分、深夜帯が66,736分。なお、「全日枠」と「全日枠以外」を区分する時間帯の境界線は24時であるが、本項の集計における時間帯の境界線は23時としている[6]
  4. 深夜アニメの総数に比較し、ごくわずかに留まる。日本の民放5系列のうち全系列局放送を果たしたのが最も遅かったのはテレビ朝日系列であり、『タイガーマスクW』でようやく果たした。
  5. 2015年春季に放送された3期を含め、それぞれ2クールずつ放送した。
  6. 平日の標準的な全局合計視聴率は24時の時点で約33%(プライムタイムの約半分)、26時では約12%となる[9]
  7. 製作局では全日枠放送の作品が一部ネット局では深夜帯放送のパターンは、この『逮捕しちゃうぞ(第1期)』や『HUNTER×HUNTER(日本テレビ版)』が代表的な事例として挙げられる。ただし、後者の『HUNTER×HUNTER』は2013年10月改編で日テレ含めて全ネット局で深夜枠に降格。
  8. 2017年現在で比較的放送している系列局は、ミヤギテレビ(MMT)、福島中央テレビ(FCT)、テレビ信州(TSB)など。
  9. ただしHTBとtvk以外は全日枠放送だった。
  10. それ以前の一部の作品はBS-TBSもしくはBS11で放送。また、木曜深夜以外での放送作品もBS11かBSアニマックスノンスクランブル枠で放送するケースが出ている。
  11. 断裁分離のクライムエッジ』『南鎌倉高校女子自転車部』など。
  12. めだかボックス』(1期・2期)『Wake Up, Girls!』『蒼の彼方のフォーリズム』など。
  13. 静岡市を舞台とした『ハルチカ』、浜松市を舞台とした『ガヴリールドロップアウト』、掛川市を舞台にした『勇者になれなかった俺はしぶしぶ就職を決意しました。』、沼津市を舞台とした『ラブライブ!サンシャイン!!』、伊東市を舞台とした『あまんちゅ!』、下田市を舞台とした『夏色キセキ』など。また、同局の深夜編成担当者による公式Twitterは「アニメ不毛の地を開梱すべく」と意思表明している
  14. 主な放送作品は、地元のアニメ制作会社・ピーエーワークス制作作品(『Angel Beats!』、『SHIROBAKO』、『サクラクエスト』など)であり、その他にも地元・富山県舞台番組やTBS製作番組が放送されることもある。現在は日曜2時(土曜未明)前後に枠が設定されているが、それ以前にも一時的に深夜アニメ枠を設定したこともあった。
  15. 地元出身の作者が原作を手掛けた『弱虫ペダル』や『まじもじるるも』など。なお、2016年に『アニメイズム』枠で放送された『91Days』はフジテレビ系列テレビ長崎(KTN)で放送された。
  16. MBSでは『R2』放送前に土曜夕方枠でローカル再放送を実施。
  17. 『中二病でも恋がしたい!』(第1期)・『To LOVEる -とらぶる- ダークネス』以降の作品はBS放送ではBS-TBSではなくBS11で放送。
  18. 関西圏では1975年3月まで腸捻転ネット関係にあったABCでの放送。
  19. 第3期『マリア様がみてる 4thシーズン』は独立局系深夜アニメとして放送された。
  20. それぞれ『ソウルイーター レイトショー』・『あにゃまる探偵 キルミンずぅ+』・『ケロロ軍曹乙』のタイトルで全日枠とは別に深夜での連動放送実績もある。
  21. おはスタ』で各日放送されたショート版をまとめて主題歌・次回予告を加えたものが深夜枠で放送された。
  22. 『ガルパン』の本放送は地上波ではMX・TVO・TVAで実施。舞台となった茨城県東茨城郡大洗町などではテレビ東京にて地上波初放送。結果的にテレビせとうちを除くTXN5局で放送される形になった。
  23. 『かんなぎ』に関しては当初はBS11での放送予定が急遽変更になったことによるものであり、『化物語』に関しては続編の『偽物語』はBS11で放送された。なお、『かんなぎ』に関しては2012年4月期に改めてBS11で放送された。
  24. 第2期はBS11で放送された。
  25. 後にBS11でも放送された。
  26. 例として定時枠では『今日からマ王!(第1・第2シリーズ)』(教育)、『SAMURAI 7』(総合)など
  27. ただしDVDソフトでは映像倫理協議会によってR指定を受けているため中学生以下は視聴できないことになっている。

出典

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関連項目