安平町
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安平町(あびらちょう)は、北海道胆振総合振興局管内の勇払郡の町。
Contents
概要
町名はアイヌ語であるが諸説あり、「アラピラペッ[1]」(一面・崖の・川)、「アラピラ」(片側・崖[2])、あるいは「アビラ」(光る崖)などがある[3][4][5]。
地理
胆振総合振興局管内北東部に位置し、勇払平野から夕張山地・馬追丘陵へと続く丘陵地である。南西は遠浅川で苫小牧市と隔てられ、北西は千歳市、北から東へは由仁町、南東は厚真町に接する。安平川が町の中心部を流れている。太平洋に近い南部は海洋性の気候で、一年を通して温暖である。北部は内陸性の気候で、夏は気温が高く、冬は厳しい寒さとなる。積雪量は共に少ない。
- 山 : 熊ノ頭山(155m)、シアビラヌプリ(364m)
- 河川 : 安平川
- 湖沼 : 瑞穂貯水池
隣接している自治体
歴史
- 1900年(明治33年) : 安平戸長役場を設置。
- 1900年(明治35年) :安平町鹿公園の開設。
- 1906年 : 二級町村制施行、安平村に。
- 1923年(大正12年) : 一級町村制施行。
- 1952年(昭和27年) : 安平村から追分村が分村。
- 1953年 : 追分村が町制施行。
- 1954年 : 安平村が早来村に改称。
- 1957年 : 早来村が町制施行。
- 1994年(平成6年) : ノーザンファーム開設。
- 2006年(平成18年) : 早来町と追分町が新設合併、安平町が成立。
経済
産業
農業が基幹産業。特に遠浅地区での乳牛生産は有名で、ここで改良された牛は全国へと送り出されている。メロンも特産。「アサヒメロン」のブランド名で知られる。また早来富岡の吉田牧場、早来源武のノーザンファームなど競走馬生産も盛ん。中央競馬で活躍し、種牡馬としても多くの産駒を送り出したマルゼンスキーや2005年に三冠を達成したディープインパクトもこの町で生産された。
- 新千歳空港や苫小牧東部工業地域に隣接していることから、工業誘致にも積極的。
- ゴルフ場が多い。
- 1986年から売り出されたふるさと小包「雪だるま小包」でも知られる。
立地企業
- アイリスオーヤマ株式会社 北海道工場
- ソフトバンク苫東安平ソーラーパーク
農協
- とまこまい広域農業協同組合(JAとまこまい広域)早来支所・追分支所
郵便局
- 早来雪だるま郵便局(集配局)
- 追分郵便局(集配局)
- 遠浅郵便局(集配局)
- 安平郵便局
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早来雪だるま郵便局
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追分郵便局
宅配便
公共機関
警察
- 苫小牧警察署早来駐在所・追分駐在所・安平駐在所・遠浅駐在所
地域
人口
安平町(に相当する地域)の人口の推移 | |
総務省統計局 国勢調査より |
教育
- 高等学校
- 北海道追分高等学校(道立)
- 中学校
- 追分、早来
- 小学校
- 追分、早来、安平、遠浅
エリア放送
安平町は、地上一般放送局の免許を取得しあびらチャンネルとしてエリア放送を実施している。ワンセグのみではなくフルセグとしても放送している。[6]
交通
空港
- 新千歳空港(千歳市)が近い。
鉄道
バス
タクシー
- 早来ハイヤー
- 追分ハイヤー
道路
名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
安平町指定文化財
出典:北海道市町村指定文化財一覧[7]
- 木造サイロ - 老朽化が進み倒壊の恐れがあるため2015年に文化財指定が解除され解体[8]。
- 蒸気機関車D51-320号機 - 鉄道資料館
- 蒸気機関車D51-241号機ナンバープレート - 鉄道資料館
- 1890年代の軌道レール - 鉄道資料館
- 小型消防ポンプ車 - 安平消防支署追分出張所
- 火災消火椀用ポンプ - 安平消防支署追分出張所
- 消防半鐘 - 安平消防支署追分出張所
- 石倉 2件
- 勇払電灯株式会社の跡
- 開拓の碑(早来町開基の地) - 早来富岡
- 水田発祥の地(記念碑) - 安平
- 開拓記念碑 - 早来瑞穂
- 開拓の碑 - 早来緑丘
- 記念碑 - 早来北進
- 名馬テンポイントここに眠る(記念碑)
- チーズ発祥の地(記念碑)
- 灌漑溝記念碑
- 明春辺灌漑溝記念碑
- 教育発祥の地 - 1893年(明治26年)、町の有志により寺小屋方式による教育が始まった場所。
- 学校施設建設の地
- 北海道炭鉱鉄道骸炭所(コークス工場跡)
- 追分機関区跡地
- 日本初の保健保安林として指定。(安平町鹿公園周辺)
- 郵便局の始まりの地 - 1896年(明治29年)、現在のJA追分支所の付近に追分郵便局が開設された場所。
- ニレの大木 - 追分ファーム
- 富士酒造合名会社の跡
観光
出身の有名人
- 遠藤ミマン(画家)
- 小野塚勝(北海道テレビ放送(HTB)解説委員)
- 谷村志穂(作家)
- 中尾則幸(元参議院議員、現北海道メディアポート社長)
- 橋本聖子(元スピードスケート選手、参議院議員)
- 松浦昭(政治家)
- 正木はじめ(演歌歌手)
脚注
- ↑ アイヌ語ラテン翻字: ar-pira-pet
- ↑ アイヌ語ラテン翻字: ar-pira
- ↑ 書籍『北海道鉄道駅大図鑑』(著:本久公洋、北海道新聞社、2008年8月発行)117ページより。
- ↑ “アイヌ語地名リスト ア~イチ P1-10”. アイヌ語地名リスト. 北海道 環境生活部 アイヌ政策推進室 (2007年). . 2017閲覧.
- ↑ 書籍『北海道の駅878ものがたり 駅名のルーツ探究』(監修:太田幸夫、富士コンテム、2004年2月発行)58ページより。
- ↑ エリア放送一覧 電波技術協会
- ↑ “市町村指定文化財一覧 (PDF)”. 北海道. pp. 21-23 (2017年5月1日). . 2018閲覧.
- ↑ “約80年の歴史に幕 (PDF)”. 広報あびら. 安平町 (2016年2月). . 2018閲覧.
- ↑ 鉄道資料館 - 安平町
- ↑ 瑞穂ダム - あびら観光協会
外部リンク
- 安平町 公式サイト (日本語)
- 北海道勇払郡安平町 (01585A2006) | 歴史的行政区域データセットβ版 - Geoshapeリポジトリ
典拠レコード: