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須磨区

すまく
須磨区
地方 近畿地方
都道府県 兵庫県
神戸市
団体コード 28107-7
面積 28.93km2
総人口 159,414
推計人口、2018年4月1日)
人口密度 5,510人/km2
隣接自治体
隣接行政区
神戸市長田区垂水区北区西区
外部リンク 神戸市須磨区役所HP
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ファイル:KOBE,SUMA,TOMOGAOKA.jpg
人口が集中する須磨ニュータウン
ファイル:Shirakawa 下測地 Suma-ku Kobecity Hyogopref.JPG
北区と西区の境目に残る農村地帯
白川字下測地で撮影

須磨区(すまく)は、神戸市を構成する9区のうちのひとつで、同市の西部に位置する。南部の板宿を中心とする旧市街地、北部の妙法寺や名谷を中心とする新興市街地など様々な街の景色を持つ。

平安時代末期に起きた一ノ谷の戦いの舞台でもある。また、須磨海岸は古来より白砂青松の美しい砂浜を持つ海岸として有名で、近年は京阪神地域随一の海水浴場でもある。

2014年(平成26年)5月8日に「日本創成会議・人口減少問題検討分科会」が発表した2040年人口推計結果で、20歳から39歳までの若年女性の減少率が2010年(平成22年)比で51.4%となり、「消滅可能性都市」の1つとされた[1]

地理

六甲山系西端の鉢伏山鉄枴山が海近くまで迫り、また平地の端にもあたる。山の西に流れる垂水区との境を流れる小川を境川と呼ぶが、これは境川が古くから畿内摂津播磨の境であったためで、須磨の地名は隅っこの「スミ」が転訛し、それに当て字したものといわれている。他の説としては州浜から州間になった説や住まいなどの意味の栖間(スミマ)が簡略されたものや、諏訪神社のスワがなまったものなどの説がある。現在用いている須磨の字は鎌倉時代ごろからの自治、須磨村(江戸時代に東須磨と西須磨に分割)からあてられており他にも須末・州磨・須麻・周麻・周間・珠馬・為間などといろいろな字があてられていた。[2]

「須磨」の名は、『源氏物語』や治承・寿永の乱(源平合戦)の一ノ谷の戦いなどに見える。歴史に因んだ町名や、古くは溜池が多かったため池の付く町名も多い。

由緒ある地域ではあるが、基本的には関西圏の近郊住宅地という要素が強い。また大阪湾内では有数の海水浴場があり、多くの行楽客が訪れる。区中央部に位置する高取山、横尾山をへだてて、南部が古くからの住宅地、北部がニュータウンという構成。人口の分布ではニュータウンの比率が高い。[2]

北部の住宅地開拓においては、宮崎辰雄市制の「山、海へ行く」のスローガンの元、山麓の大量の土砂が14.5kmにもおよぶベルトコンベヤ須磨ベルトコンベア)と運搬船によって2005年9月まで神戸沖へと輸送され続け、それらは海上のポートアイランド神戸空港の礎になっている。

山(六甲山系
鉢伏山、鉄拐山、旗振山高倉山(おらがやま)、栂尾山、横尾山、東山(須磨アルプス)、桂尾山、高取山(鷹取山、神撫山)
須磨海岸、須磨の浦、須磨浦漁港、須磨港(須磨ヨットハーバー)
河川
妙法寺川、天井川、横谷川、落合川、奥妙法寺川、獅子堀川、禅昌寺川、千森川、赤旗谷川、市の子川、一ノ谷川、伊川、滝ヶ谷川、福田川、小川、塩屋川、白川
湖沼
獅子ヶ池、その他にも池がある

地名の由来

白川
古くは古神戸湖の底であったため、蓄積された石灰質などが雨がふると川に流れ白濁したことからつけられた。
関守町
和歌などにでてくる須磨の関屋・関守があったとされることから。実際には関屋跡は不明で、関屋跡の標石は明治時代現光寺から出土したものを兵庫県が関守稲荷の境内に立てたものがある。
飛松
菅原道真大宰府へ左遷されるとき、ここに立ち寄ったとき、京にいたとき慕っていた松が飛んできたという伝説から。または、下記の「板の宿」への返礼として大宰府から飛来したという説もある。
板宿
左遷途上の菅原道真一行が当地で宿に困り、近隣住民が有り合わせの板で臨時の宿を作って助けたという伝説による。
中落合・北落合・南落合・東落合・西落合
須磨ニュータウンを造成する際、名谷駅北側にある落合池を中心に、落合池がある中落合、その北を北落合、その南を南落合、その東を東落合、その西を西落合とした。

歴史

ファイル:Shigehira.JPG
須磨寺附近にある平重衡捕らわれの遺跡

沿革

地域

町名

須磨地区

古くからある街であり、一ノ谷の戦いなどの史跡、須磨海岸神戸市立須磨海浜水族園などの文化施設・観光施設が集中している[2]


北須磨地区

ファイル:KOBE,SUMA,TOMOGAOKA.jpg
北須磨地区の新興住宅地
友が丘で撮影

大半は須磨ニュータウンであるが、農地が残されている箇所もある。また、神戸総合運動公園などの公園施設がある[2]。白川は農村地帯である。また、垂水区名谷町から編入している地区がある。


消滅した大字・町丁

消滅前の大字・町丁 誕生年月日 消滅年月日 現在の大字・町丁
山畑町[3] 1923年5月[3] 1969年 若木町[3]
上細沢町[4] 1924年5月[4] 1969年 若木町[4]
東細沢町[4] 1924年5月[4] 1969年 若木町[4]

大字・町丁の変遷

  • 1923年3月 - 板宿字戎田・同字下平田・同字庄ノ池西・同字笹ノ子・同字績路・同字黒土・同字常ノ加市・西代字トサキから戎町が誕生する。[5]
  • 1923年5月 - 東須磨字奥山畑・同字口山畑から山畑町が誕生する。[3]
  • 1923年12月 - 板宿字河原・同字前・同字辺良町・同字坂千代・同字東所・同字得能・同字上野山・同字西所・同字馬草谷・同字小屋ヶ谷から板宿町が誕生する。[6]
  • 1923年12月 - 東須磨字大池から分離して大池町が誕生する。[5]
  • 1923年12月 - 東須磨字大田から分離して大田町が誕生する。[5]
  • 1923年12月 - 須磨字大手前・同字大手後・同字大手東・同字観音林・同字寺ノ東・同字寺ノ西・同字閑田寺・同字鐘鋳場・同字北ノ所・同字中ノ所・同字西ノ所・同字東ノ所・同字子守前・同字竹ノ花・同字上庄条・同字下庄条・同字三ノ井、板宿字加古・同字鶴ノ池・同字坂千代から大手町が誕生する。[3]
  • 1923年12月 - 板宿字北ケ市・同字土佐・同字川ノ平から川上町が誕生する。[4]
  • 1924年5月 - 東須磨字荒堀・同字不毛・同字松ノ下・同字替地・同字仲ノ前・同字法花・同字坊敷・同字山ケ坪・同字平松・同字堂田尻から、磯馴町が誕生する。[7]
  • 1924年5月 - 東須磨字西細沢・同字寺ヶ畑・同字兼広から細沢町が誕生する。[4]
  • 1924年5月 - 東須磨字西細沢・同字椎木谷・同字東小作・同字下り畑ケから東細沢町が誕生する。[4]
  • 1924年 - 稲葉町が誕生する。[8]
  • 1930年5月 - 奥山畑町が誕生する。[3]
  • 1930年7月 - 西須磨字一ノ谷東・同字一ノ谷中東上・同字一ノ谷中・同字一ノ谷西・同字二ノ谷西・同字二ノ谷上・同字二ノ谷下・同字三ノ谷草苅場・同字三ノ谷西平・同字三ノ谷・同字堀切・同字宗兵衛新田から一ノ谷町 が誕生する。[6]
  • 1936年9月 - 西代字中ノ庄池下・同字鬼ヶ平、板宿村土佐から永楽町が誕生する。[8]
  • 1966年6月 - 上手崎町・下手崎町の一部から青葉町が誕生する。[7]
  • 1977年 - 垂水区名谷町奥畑字神ノ谷から当区に編入され神の谷が誕生する。[3]

(制定不明) -東細沢町が誕生する。[4]

役所・出張所

  • 須磨区役所
  • 須磨区役所北須磨支所

健康

教育

大学

高等学校

中学校

小学校

小中校区一覧

校区一覧[28]

隣接している区

交通

鉄道路線

※都道府県庁への連絡…須磨区海岸部からは、JR神戸線にて須磨駅→元町駅山陽電鉄にて山陽須磨駅→花隈駅。須磨区南中部・北部からは神戸市営地下鉄を利用→県庁前駅

路線バス

道路

阪神高速道路

一般有料道路

一般国道

主要地方道

一般県道

神戸市道

名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事

ファイル:Suma-umiduri1.JPG
須磨海づり公園
ファイル:Muroyatei01.JPG
室谷邸(現存せず)

博物館・公園など

社寺・旧跡

主な西洋館

温泉

須磨区に本拠を置く企業

[35]

伝統芸能

出身有名人

ゆかりの人物

  • 石原慎太郎(作家、政治家・元東京都知事) 
    父の仕事の関係で神戸・須磨で生まれ幼少期を過ごす。園田学園女子大学名誉教授田辺眞人によれば、「私の祖母が、そのあたり一帯のかつての地主につながる家柄だったんですが、その祖母が、石原慎太郎さんが作家デビューして有名になった頃、こんなふうにいっていたのを記憶しています。“あの人は昔、大手に住んでいたんや。大手で慎太郎も裕次郎も生まれたんよ。あのへんは明治くらいまで一本松という大きな立派な松の木があって、石原一家はその松の木の南側の家に住んでいたんよ。山陽電鉄の東須磨駅と板宿駅の間に、昔は大手という駅があって、そのすぐそばやった。”(父親の潔さんは)そこから電車で会社に行ってはったようですよ。家は山下汽船の社員寮で、一見長屋風だったらしい。あの辺は比較的階層が高い人が住んでいて、いわゆる中産階級より少し上のクラスの人が住むところでした。だから社員寮もかなり立派で、造りは長屋風といっても、それぞれ独立した一軒家だったようです。もうその家はとっくにとりこわされていますし、当時のことを知る人もまずいないでしょうね」という[36]
  • 大橋翠石(日本画家、動物画家) - 大正から昭和まで須磨に住する。
  • 佐川満男(歌手・俳優) - 神戸市立須磨高等学校卒業
  • 八木かなえ重量挙げ選手) - 兵庫県立須磨友が丘高等学校卒業

脚注

  1. 久保聡、神足俊輔、丸井康充(2014年5月9日). “人口推計:県内2040年、21市区町「消滅可能性」 若年女性、新温泉で7割減”. 毎日新聞 (毎日新聞社)
  2. 2.0 2.1 2.2 2.3 2.4 須磨区の概要”. 神戸市須磨区. . 2012閲覧.
  3. 3.0 3.1 3.2 3.3 3.4 3.5 3.6 神戸 町名 p221
  4. 4.0 4.1 4.2 4.3 4.4 4.5 4.6 4.7 4.8 4.9 神戸 町名 p222
  5. 5.0 5.1 5.2 神戸 町名 p220
  6. 6.0 6.1 神戸 町名 p218
  7. 7.0 7.1 神戸 町名 p217
  8. 8.0 8.1 神戸 町名 p219
  9. 神戸市立高倉中学校
  10. 神戸市立だいち小学校
  11. 神戸市立西須磨小学校
  12. 神戸市立北須磨小学校
  13. 神戸市立多井畑小学校
  14. 神戸市立板宿小学校
  15. 神戸市立妙法寺小学校
  16. 神戸市立白川小学校
  17. 神戸市立高倉台小学校
  18. 神戸市立菅の台小学校
  19. 神戸市立東落合小学校
  20. 神戸市立竜が台小学校
  21. 神戸市立西落合小学校
  22. 神戸市立横尾小学校
  23. 神戸市立若草小学校
  24. 神戸市立松尾小学校
  25. 神戸市立花谷小学校
  26. 神戸市立南落合小学校
  27. 須磨浦小学校
  28. 神戸市須磨区内 校区一覧”. 神戸市 (2013年3月31日). . 2013閲覧.
  29. るるぶ.com
  30. 華の湯公式サイト
  31. チムジルバンスパ神戸
  32. 日本経済新聞会社情報(株)G-7ホールディングス
  33. シャルレ公式サイト会社概要
  34. バス・コーポレーション公式サイト
  35. Ullet-経審
  36. 佐野眞一著『てっぺん野郎─本人も知らなかった石原慎太郎』45-46頁

参考文献

  • 『神戸の町名 改訂版』 神戸史学会、神戸新聞、2007-12-10、第一冊発行。ISBN 978-4-343-00437-6。
  • 『兵庫県の難読地名がわかる本』 神戸新聞総合出版センター・編、のじぎく文庫、2006-12-28、第一冊発行。ISBN 4-343-00382-5。

関連項目

外部リンク