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十津川村

とつかわむら
十津川村
地方 近畿地方
都道府県 奈良県
吉野郡
団体コード 29449-7
面積 672.38km2
総人口 3,239
推計人口、2018年4月1日)
人口密度 4.82人/km2
隣接自治体 五條市
吉野郡上北山村下北山村野迫川村
三重県熊野市
和歌山県新宮市田辺市東牟婁郡北山村
外部リンク 村公式サイト

― 市 / ― 町・村

十津川村(とつかわむら)は、奈良県の最南端に位置する紀伊半島内陸にある山村で、三重県和歌山県県境を接する。

概要

奈良県の最南端に位置する、同県最大の面積を有する村である。日本の施政権が及んでいる範囲において最大の面積を持つ村でもある[1]琵琶湖(669.23km²)や東京23区(621.98km²)よりも広い。鉄線吊り橋(谷瀬の吊り橋)の長さ、村を通る路線バスの距離(八木新宮特急バス)でも日本一を誇る。

実質公債費比率が奈良県内で最も低い市町村でもある。

地理

気候

風屋(十津川村風屋、標高301m)の気候資料
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
最高気温記録 °C (°F) 16.3(61.3) 20.9(69.6) 25.5(77.9) 31.6(88.9) 34.5(94.1) 35.8(96.4) 37.8(100) 39.4(102.9) 36.0(96.8) 30.4(86.7) 23.6(74.5) 21.7(71.1) 25.5
平均最高気温 °C (°F) 7.7(45.9) 8.9(48) 12.7(54.9) 18.8(65.8) 23.1(73.6) 25.9(78.6) 29.7(85.5) 30.8(87.4) 27.0(80.6) 21.0(69.8) 15.5(59.9) 10.2(50.4) 19.3(66.7)
日平均気温 °C (°F) 3.2(37.8) 3.8(38.8) 7.0(44.6) 12.3(54.1) 16.7(62.1) 20.3(68.5) 24.0(75.2) 24.6(76.3) 21.4(70.5) 15.6(60.1) 10.2(50.4) 5.3(41.5) 13.7(56.7)
平均最低気温 °C (°F) −0.4(31.3) −0.2(31.6) 2.2(36) 6.8(44.2) 11.5(52.7) 16.1(61) 20.2(68.4) 20.7(69.3) 17.7(63.9) 11.6(52.9) 6.0(42.8) 1.3(34.3) 9.4(48.9)
最低気温記録 °C (°F) −6.0(21) −7.2(19) −4.4(24.1) −1.9(28.6) 2.1(35.8) 8.2(46.8) 13.0(55.4) 13.8(56.8) 8.9(48) 1.6(34.9) −1.6(29.1) −4.8(23.4) -7.2
降水量 mm (inches) 78.6(3.094) 98.5(3.878) 166.2(6.543) 160.4(6.315) 219.1(8.626) 321.7(12.665) 356.8(14.047) 270.5(10.65) 282.7(11.13) 167.9(6.61) 111.1(4.374) 69.4(2.732) 2,314.0(91.102)
日照時間 96.2 98.0 122.8 145.1 142.0 108.1 130.6 147.9 112.9 114.6 109.6 105.6 1,429.5
出典#1: 気象庁[3]
出典#2: 気象庁[4]

隣接する自治体

歴史

ファイル:Totsukawa I power station aqueduct03.JPG
平成23年台風第12号による災害で被災した村営住宅の跡地

山間の農耕に適さぬ地形のため、古来免租の地域としてその時々の権力者の支配を受けずに半ば独立した村落共同体として存在し続けた。免租の特権を保証してくれる実力者側に常に出兵し、古くは壬申の乱以来幕末までこの政策は変わらなかったが、明治維新後に免租特権が廃止された。南北朝の抗争時は楠木正勝南朝側がここを拠点とした。以来、尊王の姿勢を明治維新まで貫いた。周囲とは隔絶した地域だったため、独特の文化・気風があり、十津川郷士を輩出した。

村域の変遷

明治22年 明治23年 現在
奈良県
吉野郡
北十津川村 十津川村
十津川花園村
中十津川村
西十津川村
南十津川村
東十津川村

行政

県の機関

経済

二津野ダム

産業

林業、農業、鮎など川魚の養殖・加工が主たる産業になっている。主な特産物は鮎の加工品、山菜、ゆうべし等。

なお、十津川第二発電所は村内ではなく、十津川村に隣接する新宮市にある。

金融機関

農業協同組合

なお、村内にはJAバンクATMは設置されていない。

日本郵政グループ

2014年6月現在。

  • 日本郵便株式会社
    • 上野地(うえのじ)郵便局(上野地)
    • 風屋(かぜや)郵便局(風屋)
    • 小原(おはら)郵便局(武蔵)
    • 折立(おりたち)郵便局(折立)
    • 平谷郵便局(平谷)
    • 重里郵便局(重里)
    • 瀞(どろ)郵便局(神下=こうか)

これらの郵便局はすべて集配局となっている。また各郵便局にはゆうちょ銀行のATMが設置されており、小原郵便局ではホリデーサービスを実施。

十津川村の郵便番号は以下の通り(番号右隣の括弧内は集配担当の郵便局)。

  • 637-11xx」(上野地)=沼田原(ぬたのはら)、長殿(ながとの)、旭、上野地、宇宮原(うぐはら)、谷瀬(たにぜ)、林、高津(たこうつ)。
  • 637-12xx」(風屋)=内原(ないばら)、滝川、風屋、野尻、山崎(やまさき)、池穴、川津、内野、三浦、五百瀬(いもぜ)、山天(やまてん)、杉清(すぎせ)。
  • 637-13xx」(小原)=大野、小井、小森、湯之原、小原、武蔵。
  • 637-14xx」(折立)=小川、高滝、樫原(かしわら)、込之上(こみのうえ)、折立、山手谷。
  • 637-15xx」(平谷)=那知合(なちあい)、谷垣内(たにがいと)、山手、平谷、猿飼(さるかい)、桑畑、七色、出谷(でたに)、上湯川。
  • 637-16xx」(重里)=重里、永井、玉垣内(たまがいと)、西中、今西、小山手(こやまて)、小坪瀬(こつぼせ)、迫西川(せにしがわ)。
  • 647-15xx」(瀞)=上葛川(かみくずがわ)、東中、玉置川(たまいがわ)、神下。
  • また、竹筒(たけとう、647-1271)は日足(ひたり)郵便局(和歌山県新宮市熊野川町日足)の集配担当となっている。

なお十津川村の大字としてその他「大谷」もあるが、無住のため大字単位での郵便番号が設定されていない。村内に「63」「64」の2つの地域区分が併存している。

姉妹都市・提携都市

国内

地域

区と大字

村内は下記7区の55大字に分かれている[13]

  • 中野村区(なかのむらく)

大字長殿 大字旭 大字宇宮原 大字谷瀬 大字上野地 大字林 大字高津

  • 神納川区(かんのがわく)

大字山天 大字三浦 大字五百瀬 大字杉清

  • 二村区(ふたむらく)

大字風屋 大字滝川 大字内原 大字野尻 大字山崎 大字池穴

  • 三村区(みむらく)

大字湯之原 大字小森 大字小原 大字武蔵 大字大野

  • 東区(ひがしく)

大字小川 大字上葛川 大字東中 大字神下 大字竹筒 大字玉置川 大字折立 大字山手谷

  • 四村区(よむらく)

大字込之上 大字樫原 大字那知合 大字谷垣内 大字山手 大字猿飼 大字桑畑 大字七色

  • 西川区(にしがわく)

大字重里 大字永井 大字玉垣内 大字今西 大字西中 大字小山手 大字小坪瀬 大字迫西川 大字上湯川 大字出谷

人口

十津川村(に相当する地域)の人口の推移
総務省統計局 国勢調査より

十津川村の人口

  • 人口増加率(2002年→2007年):-10.8%

教育

高等学校
歴史上継続性のある前身を含めると創立が1864年元治元年)という県内最古の高等学校であり、十津川郷士が孝明天皇の勅許によって創った。
中学校
小学校
廃校

名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事

有形の文化遺産

自然資源

温泉

以下の3温泉を総称して十津川温泉郷という。

祭事・催事

  • 1月上旬 - 十津川村駅伝大会
  • 1月下旬 - 十津川温泉郷「昴の郷」マラソン大会
  • 3月の初午の日 - 玉置神社「初午祭」
  • 6月 - 源泉かけ流し温泉感謝祭
  • 8月4日 - つり橋まつり・揺れ太鼓(谷瀬の吊り橋)
  • 8月中旬 - 盆踊り(村内各地)
    • 8月13日 - 小原の大踊り - 十津川の大踊として国の重要無形民俗文化財に指定されている。
    • 8月14日 - 武蔵の大踊り - 同上
    • 8月15日 - 西川の大踊り - 同上
    • 8月中旬 - 昴の郷ふれあい物語(村内の盆踊りを一堂に)
  • 10月中旬 - 小辺路 TRAIL JOURNEY in 十津川
  • 10月24日 - 玉置神社秋季大祭
  • 10月最終日曜または11月第1日曜 - 国王神社大祭
  • 11月上旬 - 十津川村文化祭
  • 12月31日 - 除夜太鼓

出身・ゆかりの人物

出身者
ゆかりの人物

脚注

  1. ロシアが実効支配している北方領土留別村紗那村留夜別村蘂取村に次いで日本で5番目に大きな面積を持つ村である。
  2. 【謎解きクルーズ】奈良・十津川村 なぜ「東京弁」険しい峡谷 関西弁阻む日本経済新聞サイト(2014年10月4日)
  3. 風屋 年・月ごとの平年値”. 気象庁. . 2018閲覧.
  4. 風屋 観測史上1~10位の値”. 気象庁. . 2018閲覧.
  5. 5.0 5.1 5.2 5.3 『年表 十津川120年』 十津川村役場総務課、十津川村、2010-08、第4版。
  6. 『図典 日本の市町村章』 小学館辞典編集部、小学館、2007-01-10、初版第1刷。ISBN 4095263113。 p165
  7. 読売新聞 2011年9月6日34面 新十津川町「十津川村救え」奈良から北海道 120年前に移住
  8. 連合の沿革”. 「日本で最も美しい村」連合. . 2017閲覧.
  9. 台風12号及び15号に関する被害情報等について”. 奈良県 防災統括室 (2011年9月29日). . 2011閲覧.
  10. II-6 姉妹都市提携の状況北海道空知総合振興局 PDF)
  11. 新十津川町、「母村」支援へ義援金や職員派遣決める(2011年9月10日 北海道新聞 2011年9月24日閲覧)
  12. 県、十津川村及び新十津川町による連携協定奈良県庁ホームページ(2017年8月14日、2017年9月7日閲覧)
  13. 十津川村 > 緊急・災害情報 > 十津川村ハザードマップ(2016年11月7日閲覧)
  14. 14.0 14.1 14.2 14.3 十津川村観光協会 (2009年1月31日). “さだまさしさんが十津川村観光大使に!!” (日本語). . 2017-1-11閲覧.
  15. 「おかげさまで」 松井絵里奈オフィシャルブログ (2016年1月3日). “十津川村の旅〜” (日本語). . 2017-1-29閲覧.

関連項目

外部リンク