ココカラファイン

提供: miniwiki
移動先:案内検索


株式会社ココカラファイン英語: cocokara fine Inc.)は、神奈川県横浜市港北区に本社を置くドラッグストアチェーンを展開する企業の持株会社である。

概説

2008年(平成20年)4月に、大阪市東成区に本社を置くセガミメディクス株式会社と東京都府中市に本社を置く株式会社セイジョー株式移転による経営統合により、株式会社ココカラファイン ホールディングスを設立。「ココカラファイン」の社名は、「ココロ」と「カラダ」を元気(ファイン)にしたいとの願いが込められている。

2010年(平成22年)10月に株式会社ジップドラッグと株式会社ライフォートを傘下に持つ株式会社アライドハーツ・ホールディングスと合併し、商号変更した。この合併により、マツモトキヨシホールディングススギホールディングスに続くドラッグストア業界3位となる。

グループ会社

持株会社であるココカラファインの他に、子会社6社で構成されている(2018年(平成30年)5月現在)。

沿革

  • 2006年(平成18年)11月20日 - セガミメディクスとセイジョーが資本・業務提携の基本合意書を締結。
  • 2007年(平成19年)
    • 2月28日 - 両社が経営統合に向けた協議を開始。なお、基本合意書を締結した際に両社が互いの株式を保有する資本提携は一歩踏み込んだ経営統合に向けた協議を開始したことにより中止した。
    • 11月15日 - 両社の株式移転による経営統合を発表。
  • 2008年(平成20年)
    • 3月26日 - 株式移転による経営統合に先立ち、ジャスダック証券取引所に上場していたセガミメディクス株式並びに東京証券取引所に上場していたセイジョー株式が共に上場廃止。
    • 4月1日 - 株式移転により、共同持株会社株式会社ココカラファイン ホールディングスを設立。東京証券取引所第一部に上場。
  • 2009年(平成21年)12月21日 - 株式会社サークルKサンクス(現・株式会社ファミリーマート)と、コンビニとドラッグストア融合の新業態開発・共同出店・共同販促などで業務提携。
  • 2010年(平成22年)
  • 2011年(平成23年)
    • 1月31日 - SOファーマ株式会社の株式84.5%を取得し、子会社化(後に完全子会社とした後、2013年4月1日に株式会社ココカラファインネクストに商号変更)。
    • 8月16日 - 有限会社メディカルインデックス(北海道旭川市、調剤薬局事業)の株式50%を取得し、子会社化。
    • 10月1日 - 株式会社スズラン薬局(北海道、ドラッグストア・調剤薬局事業)の株式すべてを取得し、完全子会社化。
    • 12月1日 - 有限会社リハワークス(東京都府中市、デイサービス・訪問介護事業)の株式すべてを取得し、完全子会社化。
  • 2012年(平成24年)
    • 2月1日 - 株式会社セイジョーの子会社だったタカラケア株式会社を子会社化し、同時に株式会社ファインケアに商号変更。
    • 4月1日 -
      • 子会社の株式会社セイジョーが運営していたインターネット通信販売事業を当社へ移管。16日には当社が運営するインターネットショップ「ココカラファイン.ネット」を開設(同時に「ココカラファイン.ネット」のセイジョー店・ドラッグセガミ店・ジップドラッグ店・ライフォート店も開設)。
      • 介護事業の再編を行い、子会社の株式会社ファインケアが同じく子会社の株式会社セイジョーのライフサポート部が運営していた介護事業を吸収分割により継承させ、同時に有限会社リハワークスとその子会社の株式会社元気を吸収合併する。
    • 11月1日 - 新潟県を中心にドラッグストアや調剤事業を展開する株式会社コダマの全株式を取得し、完全子会社化。
  • 2013年(平成25年)
    • 4月1日
      • 販売子会社の再編を行い、セガミメディクス株式会社を存続会社として、株式会社セイジョー・株式会社ジップドラッグ・株式会社ライフォート・株式会社スズラン薬局・有限会社メディカルインデックスを吸収合併し、株式会社ココカラファイン ヘルスケアに商号変更。併せて、新たなポイントカードとなる「ココカラクラブカード」の発行を開始。
      • シンボルマークを従来の四葉のクローバーから、ブランドの頭文字である「C」とすなわちを表す「;(コロン)」を組み合わせ、ブランドカラーである「Cコーラル」で表現された「Cコロン」に変更(「Cコロン」は子会社のココカラファイン ヘルスケアでも使用され、「ココカラファイン」の店舗ロゴもこのロゴに変更された)。
      • 「ココカラファイン.ネット」で展開するインターネット通信販売事業を同年2月に設立した子会社の株式会社ココカラファインOECへ移管(併せて、「ココカラファイン.ネット」の各店舗ブランド店を閉鎖し、本店のみに集約)。
    • 6月1日 - 北海道栗山町を中心にドラッグストアや調剤事業を展開する有限会社くすりのえびなの全株式を取得し、完全子会社化。
    • 8月1日 - 東京都世田谷区に調剤薬局を展開する株式会社光慈堂の全株式を取得し、完全子会社化。
    • 10月1日 - 子会社の株式会社ココカラファイン ヘルスケアが同じく子会社の株式会社コダマと有限会社くすりのえびなを吸収合併。また、「Kitaca」「Suica」、「PASMO」、「nanaco」、「QUICPay」、「TOICA」「manaca」「ICOCA」「SUGOCA」「nimoca」「はやかけん」「iD」、「PiTaPa」、「楽天Edy」等の電子マネーの取り扱い開始する。
    • 11月1日 - 山口県を中心にドラッグストア事業を展開する株式会社岩崎宏健堂の株式の一部及び株式会社アイ・システムの全株式を取得し、子会社(株式会社アイ・システムは完全子会社)化。
  • 2014年
    • 3月1日 - 子会社の株式会社岩崎宏健堂が同じく子会社の株式会社アイ・システムを吸収合併。
    • 4月1日 - 店舗運営や事務のサポート業務を担う完全子会社として、株式会社ココカラファイン アソシエを設立。
    • 7月31日 - 医療周辺事業を手掛けるクオール株式会社と業務提携[1]
    • 8月 - 子会社の株式会社ココカラファイン ヘルスケアが同じく子会社の株式会社光慈堂を吸収合併。
    • 12月25日 - 株式会社ココカラファイン ソレイユを設立(2015年4月に特例子会社認定)。
  • 2015年
    • 2月23日 - 日本郵便株式会社との間で医薬品等の通販事業を連携することを発表し、同日より、同社の通販サイト「郵便局のネットショップ」にドラッグストア専用ページを開設(販売は当社子会社の株式会社ココカラファインOECが担当)[2]
    • 8月21日 - 長崎県佐世保市にあるテーマパークハウステンボス」との協業を発表し、その第1弾として同年8月22日に「ハーバータウン」内に「ココカラファインハウステンボス店」を出店。
  • 2016年
    • 4月1日 - 東京都世田谷区を中心に介護事業を展開する株式会社山本サービスの全株式を取得し、完全子会社化。
    • 10月1日 - 子会社の株式会社ココカラファイン ヘルスケアが同じく子会社の株式会社ココカラファインOECを吸収合併。
  • 2017年
    • 2月28日 - 有限会社東邦調剤の全株式を取得し、完全子会社化[3]
    • 4月3日 - 有限会社古志薬局の全株式を取得し、完全子会社化。
    • 7月3日 - 東京都で調剤薬局や介護事業を行う株式会社シニアコスモスの全株式をテスコ株式会社からの株式譲受により取得し、完全子会社化[4]
    • 9月1日 - 東海地方を中心に福祉用品の販売やレンタル、住宅改修などを展開する株式会社愛安住の全株式を株式譲受により取得し、完全子会社化[5]
    • 10月1日 - 子会社の株式会社ココカラファイン ヘルスケアが同じく子会社の株式会社シニアコスモスを吸収合併。
    • 12月11日 - 保険外サービス「脳梗塞リハビリセンター」や介護保険「アルクル」の運営を行う株式会社ワイズと資本業務提携[6]
  • 2018年
    • 1月1日 - 子会社の株式会社ファインケアが同じく子会社の株式会社山本サービスを吸収合併。
    • 1月31日 - 株式会社バローホールディングスと業務提携[7]
    • 4月1日 - 子会社の株式会社ココカラファイン ヘルスケアが子会社の有限会社東邦調剤、有限会社古志薬局、株式会社ココカラファイン ネクストの3社を吸収合併。
    • 4月27日 - 予防医療プラットフォームの開発・運営を行う株式会社メドケアが行う第三者割当増資を当社が引き受け、資本提携したことを発表[8]

グループ内における展開店舗

セガミメディクスとセイジョーが経営統合して当社が設立された当時のグループ内の店舗は関東地方甲信地方関西地方の一部、中国地方の一部、四国地方九州地方の一部、沖縄県に展開しており、埼玉県千葉県東京都神奈川県愛知県は両社がそれぞれ展開されていた。

2010年10月にアライドハーツ・ホールディングスと合併し、ジップドラッグとライフォートが当社傘下となったことで、セガミメディクス及びセイジョーでは未出店で且つ、ジップドラッグ・ライフォートでは出店している三重県和歌山県鳥取県島根県が補完されるとともに、東海地方・関西地方におけるグループ内の店舗数が大幅に増加した。

また、これまでグループ内で未展開だった地域へも進出しており、2011年6月にセイジョーがフィール旭川店(店舗ブランドを「ココカラファイン」に変更後、現在は閉店)の開業に伴って北海道へ進出し、同年10月にスズラン薬局を子会社化したことで北海道でのグループ店舗数が大幅に増加。北陸地方へは2012年10月にジップドラッグが「ココカラファイン アピタ敦賀店」の開業により福井県へ進出し、同年11月にはコダマを子会社化したことで、グループ内では未展開だった新潟県が補完され、長野県のグループ店舗数が増加。同時に、東北地方南部への進出も果たした。また、2013年4月30日にコダマが「ココカラファイン小国店」を開業したことより、山形県へ進出し、同年8月9日にはココカラファイン ヘルスケアが「ココカラファイン イータウン砺波店」の開店により富山県に進出した。

同年10月1日にココカラファイン ヘルスケアがコダマを吸収合併。翌月には岩崎宏健堂を子会社化したことで広島県・山口県の店舗網が補完された。

2015年4月24日にはココカラファイン ヘルスケアが「ココカラファイン ラスパ白山店」を開業したことにより、石川県へ進出し、北陸地方への全県出店を果たした。

2018年5月時点において、グループ全体で1,438店舗(ココカラファイン ヘルスケア:1,372店舗、岩崎宏健堂:66店舗)を展開している。

注釈

  1. 株式会社ココカラファインとクオール株式会社との業務提携に関する基本合意のお知らせ (PDF) - ココカラファイン・クオール 2社連名によるリリース(配信元:株式会社ココカラファイン) 2014年7月31日(2015年2月11日閲覧)
  2. 日本郵便株式会社と株式会社ココカラファインの連携による医薬品等の通販事業の開始 (PDF) - 日本郵便・ココカラファイン 2社連名によるリリース(配信元:株式会社ココカラファイン) 2015年2月23日
  3. ココカラファイン、東邦調剤を買収日本経済新聞 2016年11月30日
  4. “調剤薬局・介護事業を展開する株式会社シニアコスモスの株式取得に関するお知らせ” (PDF) (プレスリリース), 株式会社ココカラファイン, (2017年6月5日), http://corp.cocokarafine.co.jp/news/pdf/20170605_TD01.pdf . 2017閲覧. 
  5. “福祉用具のレンタル・販売、住宅改修等を展開する株式会社愛安住の株式取得に関するお知らせ” (PDF) (プレスリリース), 株式会社ココカラファイン, (2017年8月1日), http://corp.cocokarafine.co.jp/news/pdf/20170801_TD01.pdf . 2017閲覧. 
  6. “株式会社ワイズとの資本業務提携に関するお知らせ” (PDF) (プレスリリース), 株式会社ココカラファイン, (2017年12月11日), http://corp.cocokarafine.co.jp/news/pdf/20171211_TD01.pdf . 2018閲覧. 
  7. “株式会社バローホールディングスと株式会社ココカラファインとの業務提携に関するお知らせ” (PDF) (プレスリリース), バローホールディングス、ココカラファイン(2社連名), (2018年1月31日), http://corp.cocokarafine.co.jp/news/pdf/20180131_TD02.pdf . 2018閲覧. 
  8. “メドケア株式会社との資本提携に関するお知らせ” (PDF) (プレスリリース), 株式会社ココカラファイン, (2018年4月27日), http://corp.cocokarafine.co.jp/news/pdf/20180427_TD02.pdf . 2018閲覧. 

外部リンク