熊本県民テレビ

提供: miniwiki
2018/7/28/ (土) 23:48時点におけるja>Ihimutefuによる版 (外部リンク: 体裁を調整。)
(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)
移動先:案内検索


熊本県民テレビ
放送対象地域 熊本県
ニュース系列 NNN
番組供給系列 NNS
略称 KKT
愛称 kkt!
呼出符号 JOQI-DTV
呼出名称 くまもとけんみんデジタルテレビジョン
開局日 1982年4月1日
本社 〒862-8504
熊本県熊本市中央区大江2丁目1番10号
演奏所 本社と同じ
リモコンキーID 4
デジタル親局 熊本(金峰山) 47ch
アナログ親局 熊本(金峰山) ※22ch
ガイドチャンネル ※22ch
主なデジタル中継局 ほか
主なアナログ中継局

ほか
公式サイト http://www.kkt.jp/
特記事項:
アナログ放送は、2011年7月24日停波時点の情報
テンプレートを表示

株式会社熊本県民テレビ(くまもとけんみんテレビ)は、熊本県全域を放送対象地域とし、テレビジョン放送事業を行っている特定地上基幹放送事業者。略称及び通称はKKT[1]で、正式社名を記載する時は「くまもと県民テレビ」と、ひらがな表記になることが一般的である[2]

コールサインJOQI-DTV日本テレビ系列に属しており、九州地方の同系列のフルネット局としては1969年に開局した福岡放送に続く、2局目である。

概要

1982年4月1日に開局した、熊本県内では熊本放送(RKKテレビ)、テレビ熊本 (TKU) に次ぐ3番目の民間放送局。また、日本テレビ系列局としては昭和年代最後の開局となった。

開局時にテレビ熊本からNNN・NNS加盟を引き継ぎ、番組も熊本放送とテレビ熊本からそれぞれほぼ同数移行された。開局当初からマストバイ局(フルネット)であったが、当時熊本朝日放送 (KAB) が未開局であったため、ローカル時間帯に一部テレビ朝日系列の番組も入る編成だった。

マスコットキャラクターとして、両目がk、口がtの形をしたテレビたんを採用している。現在のキャッチコピーは「心にとどけ KKT」。自社番組として夕方ワイド番組の『てれビタ』が知られる。

送信所・中継局の大半は、後発局の熊本朝日放送と共同で使用している。

本社・支社

本社・演奏所
支社

新社屋について

ファイル:Kumamoto KKT.JPG
くまもと県民テレビ 旧社屋(2009年12月)

1982年4月1日の開局以来、本社は熊本市中央区世安町7番地にあったが社屋が築35年と老朽化が激しかったため、2017年夏の開局35周年に合わせ、2017年7月24日に本社を同区大江二丁目に移転した[3]

新社屋は、鉄筋コンクリート地上3階建て(塔屋部分1階)で、延べ床面積が5795m2。別館が385m2。総工費は約60億円で、設計は三菱地所設計、施工は大成建設[4]

本社移転に先駆け、2017年1月よりCIを導入し、ロゴを「kkt!」に変更した。なお、ホームページにて着工前に完成予定図が公開されていた当時は新ロゴ作成がまだ予定されていなかった事もあり、完成予定図の外観には旧ロゴが掲げられていた[5]

沿革

ファイル:Kkt logo.svg
旧ロゴ(1982年~2016年)

1978年12月15日に熊本県への民放第3局のチャンネル割り当てが決定し、1979年3月までに40社の免許申請があった。1979年2月より一本化調整を開始、当初の基本方針として「地元資本中心」「クロスネット局として開局すること」が掲げられたが、その後の進展は見られなかった。1981年3月24日、日本テレビ・フジテレビ・テレビ朝日の3社の会談により、熊本県の第3局が日本テレビ系列局(KKT熊本県民テレビ)、鹿児島県の第3局がテレビ朝日系列局(KKB鹿児島放送、1982年10月開局)とすることと、熊本県の第4局(テレビ朝日系列局)の早期開局に含みを持たせることが決定された[6]

  • 1978年12月15日 - 熊本県へ民放第3局のチャンネル割り当てが決定される。
  • 1981年
    • 3月24日 - 日本テレビ・フジテレビ・テレビ朝日の3社により熊本の民放第3局を日本テレビ系列局とすることが決定される。
    • 11月26日 - 「株式会社 熊本県民テレビ」設立。
  • 1982年
    • 3月27日 - 正午にサービス放送開始[7]。期間中は6時から24時までの放送。同時に、熊本県内で最初に音声多重放送も開始する。
    • 3月29日 - 『ズームイン!!朝![8]および『11PM』の放送開始。前者は事実上の初ネット(開局当日には熊本からの中継もあった)、後者は前年末にテレビ熊本でネットが打ち切られて以来3か月ぶりのネット再開であった。
    • 4月1日 - 熊本県3番目(全国で98番目)の民間テレビ局として開局(コールサイン:JOQI-TV)。同時開局した中継局は、高森(後の南阿蘇局)・人吉・河浦・牛深・水俣の5局。本来は阿蘇・阿蘇北・小国・矢部中継局も同時開局の予定だったが、1か月延期された。当時の本社は、熊本市手取本町8-1の仮事務所(現在は鶴屋百貨店東館が立地)[9]。但し、番組送出・制作の為のスタジオや設備は外装などを工事中の本社屋に設置して開局に間に合わせた。
    • 7月頃 - 熊本市世安町の社屋が完成。
  • 1997年3月31日 - 熊本初の夕方ワイド情報番組『本橋馨の情報わいど『テレビタミン』放送開始。
  • 2005年1月 - 『テレビタミン』でヤラセが発覚。3月に総務省から厳重注意を受ける。
  • 2006年
  • 2011年7月24日 - 地上アナログ放送終了、デジタル放送に完全移行。
  • 2012年4月1日 - 開局30周年を迎えた。
  • 2016年11月14日 - 熊本市中央区大江二丁目の新社屋が竣工[10]
  • 2017年
    • 1月1日 - CI導入により、ロゴを「kkt!」に変更。同時にコーポレートカラー(水色と黄色)を制定。更に和文ロゴも一新した[11]。放送では順次置き換えが進められ、2017年1月末時点で旧ロゴが見られるのはメンテナンスによる放送休止時のカラーバーや同局イベント情報の主催・後援テロップとなっている。
    • 7月24日 - 本社を熊本市中央区大江に移転。
    • 8月14日 - 新聞のラテ欄の表記が現ロゴに変更される。
  • 2018年4月16日 - 臨時取締役会に於いて、前社長の梅原幹が社内でのセクハラ行為を含む複数のハラスメント行為を理由として、梅原を社長職から事実上解任して平取締役に降格させる人事が決定した。なお、ハラスメントの詳細についてはプライバシーを理由として公表しておらず、公式サイト上でも前社長退任に関する発表は行われていない[12]。報道では「解任」以外にも「退任[13]」や「解職[14]」等の表現を用いている場合がある。後任の社長は会長の片岡朋章が代行する。

ケーブルテレビ再送信局

以下のケーブルテレビではテレビが再送信されている。
太字は、2011年7月24日正午以降も再送信が実施されている局

資本構成

企業・団体の名称、個人の肩書は当時のもの。出典:[15][16][17]

2015年3月31日

資本金 授権資本 1株 発行済株式総数 株主数
20億円 50億円 5万円 40,000株 30
株主 株式数 比率
日本テレビホールディングス 7,980株 19.95%
読売新聞グループ本社 7,960株 19.90%
讀賣テレビ放送 6,660株 16.65%
熊本日日新聞社 3,370株 08.42%
肥後銀行 1,550株 03.87%
西日本新聞社 1,280株 03.20%
テレビ西日本 1,260株 03.15%

過去の資本構成

主な番組

自社制作番組

終了した番組

日本テレビ系列番組

他系列番組

テレビ東京系列

その他

過去に放送した番組

テレビ東京系列

その他

熊本朝日放送開局まで

開局時の他局からの移行番組

熊本放送から

テレビ熊本から

アナウンサー

●は元アナウンス部長。

現在

異動

男性

女性

  • 1988年 久保里美(営業局事業部、2004年〜2007.6は編成企画室(広報担当)→制作部(ディレクター)に所属)
  • 1993年 佐藤史依(報道デスク)

過去

男性

女性

KKT退社[24]の3日前に、実家の火災に巻き込まれ急死。なお、死去のニュースは『ズームイン!!朝![25]』の中で全国放送された。

オープニング・クロージング

一日の放送開始・終了時に放送される局名告知。NNN24(現・日テレNEWS24)の開始による終夜放送の実施後、地上デジタル放送開始、新社屋移転と、放送に関連する節目ごとに内容は変更されている。ただし、一時期を除き開局から一貫してイメージソング『きょう熱くライブ』を使用し続けている。

サービス放送開始(1982年3月)〜終夜放送開始前(2000年3月頃)まで

スキャニメイトを使用。

  • 宇宙→アンドロメダ→日本列島が点滅しながら→九州→熊本へズームイン→炎の赤→草の緑→川の青→流れ星→KKTのロゴがズームしていくのち解体→風車や円方体などのスキャニメイト映像→白バックにKKTのロゴ画面→ブルーバックになり、画面中央にJOQI-TVと表示→周波数・出力一覧→送信所と中継局のチャンネル一覧→再びKKTのロゴ画面
    • BGMは、イメージソング『きょう熱くライブ』(作詞:望田市郎、作曲:坂田晃一、歌:三井誠
    • クロージングでは二回目のKKTのロゴ画面が出ると画面が宇宙空間に吸い込まれて消える。BGMもインストゥルメンタルとなり、ゆっくりとした曲調になった。
    • 中継局一覧はのちにロールテロップとなり、最後にはキャラクター「Kぞう君」が下から現れるが、末期にはBGMの放送時間が長くなり、「Kぞう君」を省略したバージョンを放送していた。

終夜放送開始後(2000年4月頃~2002年3月)

  • オープニング
    • 緑の背景に、NNN24のロゴと、KKTと表示し、アナウンス。
  • クロージング
    • 開局当初からの映像を、炎以前の映像を省き、最後の画面は、KKTの文字に、NNN24が始まるようなことを伝える文字列を表示。

日曜深夜から月曜早朝にかけてはNNN24は放送しない。放送終了時および放送再開時に前作OPの短縮版(風車や円方体などのスキャニメイト映像をカットし、白バックにKKTのロゴ画面にすぐ変わると、右下に青字でコールサインが出てくるもの)を流す。アナウンスはそれぞれ違っている。

テレビたん採用後(2002年4月~2007年6月)

  • オープニング
    • マスコットキャラクター「テレビたん」の絵に「日テレNEWS24を終了します。引き続きKKTの番組をお楽しみください。」と表示される。
    • 同時に「おはようございます。番組の途中ですが、日テレNEWS24はここで終了します。今日もKKTの番組をお楽しみください。」というアナウンスが流れる。
    • 日テレNEWS24を放送しない月曜日〜木曜日は、熊本県庁のプロムナードのイチョウ並木の映像がアナウンスとともに流れ、放送を開始する。
  • クロージング
    • マスコットキャラクター「テレビたん」の絵に「このあとは日テレNEWS24をお送りします。引き続きKKTの番組をお楽しみください。」と表示される。
    • 同時に「ここからは日テレNEWS24をお送りします。引き続きKKTの番組をお楽しみください。」というアナウンスが流れる。

金曜日、土曜日および日曜日深夜に限り日テレNEWS24を放送する。月曜日〜木曜日は放送せず、阿蘇の風景をクロージングとして放送する。

2007年7月~社屋移転前(2017年7月23日)

日テレNEWS24を放送しない月曜日から木曜日の映像が更新された。映像は同一ソースで、金峰山周辺の上空(空撮)から始まり、山鹿の千人灯籠踊り阿蘇白川水源カルデラなどが流れ、最後は熊本市内上空(空撮)の映像で終わる。最後に流すアナウンスはそれぞれ異なる。

音楽も同一で、開局当初から使われていたイメージソング『きょう熱くライブ』が再び使われている。

なお、2008年7月24日からは、アナログ放送のみオープニング・クロージングとも30秒に短縮され、残った時間に地上アナログ放送終了告知画面を放送している。(30秒、アナウンスと局名告知からのきょう熱くライブのBGM付き)

2009年10月からは放送設備の点検・整備による放送休止の場合を除き、毎日終夜放送が実施されている(日テレNEWS24に入る直前に「アナログ放送終了のお知らせ」(前述のクロージングの映像にアナウンスと局名告知、きょう熱くライブのBGM付き)とマスコット採用後のクロージングの映像とアナウンスが流れる。また日曜深夜は「アナログ放送終了のお知らせ」の後、アナログ放送終了の告知(字幕スーパーのみ、BGM付き、アナウンス無し)の付いた熊本県内の風景映像を約10分程度流し、マスコット採用後のクロージングの映像とアナウンスが流れた後、日テレNEWS24に入る。)。

なお、放送設備の点検・整備による放送休止(同局では年に1〜2回ほど大規模工事が行われ、数週間連続で終夜放送休止になることがある。この場合、同社ホームページで公表される。)となる場合、日テレNEWS24は放送されない。Oha!4 NEWS LIVEも放送休止となることがある[26]

2017年1月のロゴ変更後は、旧ロゴの部分の上に新ロゴを表示して差し替えた。

社屋移転後

2017年7月24日から、社屋移転に伴い映像の大半を変更。空撮とドローンによる撮影を多用した。 新社屋の外観→熊本送信所の空撮→新社屋の空撮・内部の映像(サブ・報道制作フロア・マスター)→球磨川を走る特急「かわせみ やませみ」→万田坑(荒尾市)→阿蘇 米塚→熊本城(熊本地震の被害を受け修復工事中のため、この部分のみ地震前に撮影された1世代前のものを流用)→新社屋の空撮の順。

音楽は『きょう熱くライブ』を継続使用しているが、オープニングとクロージングでアレンジが異なっている。うち、クロージングについては、北海道を拠点にする同人音楽サークル兼有限会社「IOSYS」(イオシス)のメンバーである、Void(コバヤシユウヤ名義で担当)によるインストアレンジが使用されている[27]

歴代マスコットキャラクター

※テレビタミンの「めくってはい&ろー」のカードの図柄のひとつして使用されているため、2012年5月現在もその存在を確認できる。このコーナーでは、テレビたんのカードもあるため、新旧のキャラクターが共演している状態となっている。


関連施設

  • KKT総合住宅展示場NEO(荒尾市本井手)
  • KKT総合住宅展示場エコラス(熊本市南区島町)
  • KKT合志総合住宅展示場アンビーハウジングパーク(合志市竹迫)

その他の熊本県の放送局

脚注・出典

  1. ロゴ表記は2017年1月よりkkt!となっている。
  2. 公式ウェブサイトを始め、西日本新聞西日本スポーツなどのテレビ欄にみられる。
  3. 本社新社屋のご案内|KKTくまもと県民テレビ(2017年6月19日閲覧)
  4. 総工費約60億円で新社屋の建設に着手・・・熊本県民テレビ くまもと経済
  5. 中京テレビでも、完成予定図作成段階ではまだ「CHUKYO TV」のロゴが作成される予定がなかった事もあり完成予定図の外観には旧「中京テレビ」のロゴが掲げられていた。
  6. 30年史編纂委員会『テレビ熊本30年史』テレビ熊本、2001年 pp.88-89
  7. 『熊本日日新聞』1982年3月27日朝刊3面(広告)。
  8. 4月1日の開局時のクレジットは、「熊本・熊本県民テレビ」ではなく、「熊本・県民テレビ」と表示された。
  9. 「KKT きょうから本放送」『熊本日日新聞』1982年4月1日朝刊20面。
  10. 「大江2丁目の新本社ビルは11月14日に完成・・」・・熊本県民テレビ くまもと経済
  11. すでに公式サイトのトップページは新ロゴ変更されている。
  12. “日テレ系熊本県民テレビ 梅原幹社長の退任を正式発表 ハラスメント行為が倫理規定違反 本人反省”. Sponichi ANNEX. スポーツニッポン新聞社. (2018年4月16日). https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2018/04/16/kiji/20180416s00041000223000c.html . 2018閲覧. 
  13. 日テレ系熊本県民テレビの梅原社長、セクハラで退任 - 日刊スポーツ、2018年4月20日閲覧。
  14. 熊本県民テレビの社長解職 「ハラスメントあった」 - 朝日新聞、2018年4月20日閲覧。
  15. 日本民間放送連盟 『日本民間放送年鑑2015』 コーケン出版、2015-11-20、445。
  16. 日本民間放送連盟 『日本民間放送年鑑'92』 コーケン出版、1992-11、441。
  17. 日本民間放送連盟 『日本民間放送年鑑2003』 コーケン出版、2003-11、473。
  18. 熊本県民テレビ 取締役会長
  19. 19.0 19.1 熊本県民テレビ 代表取締役社長
  20. 20.0 20.1 熊本県民テレビ 非常勤取締役
  21. 熊本県民テレビ 非常勤取締役相談役
  22. 2016年は直前に発生した熊本地震の影響で大会が中止された。
  23. その一方で、1982年3月までNNSに加盟していたTKU当大会に参加していない。(他にNNSに加盟しながら当大会に参加しなかった局はNSTKTSである。)
  24. 1988年3月31日に退社する予定だった
  25. 沼川も、KKT初代中継キャスターとして出演していた
  26. 2011年4月以降、平日放送設備の点検・整備による放送休止となる場合は5:20まで放送を休止し、「Oha!4 NEWS LIVE」は5:20〜5:50の30分間だけの放送となる。
  27. 2017年7月31日19時19分投稿のIOSYS公式ツイッター(@IOSYS_OS)のツイートによる

外部リンク