数学C
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数学C(すうがくシー)は、日本の高等学校における数学の科目の一つである。2012年度入学生から適用の現行学習指導要領下では他科目への統廃合が行われたため、本科目は廃止された。なお、学年進行のため、2011年度までの入学生に対し、全日制高校では2013年度まで授業が実施された。
内容の変遷
各項目の括弧は前学習指導要領における科目名を示している。
1994年4月施行
数学Iを履修した後に履修させ、4項目中2項目以上を選択履修させることとされた。ほとんどの学校で、1と2が選択された。数学Cの科目を範囲とする大学の多くでは1と2を試験範囲とした。
2003年4月施行
原則として数学I及び数学Aを履修した後に履修させ、4項目中2項目以上を選択履修させることとされた。主に高等教育で自然科学・社会科学を学ぶことを希望する者が履修するのが望ましいとされた科目である。実際普通科の理系では履修させる学校が多かった。多くの理系学部において入試でも出題範囲として出題された。一方で看護・医療系学部、薬学部の一部、農学部の一部などで出題範囲から外される大学もあった。そのため、高等学校で理系であっても数学Cを選択しない選択が出来るようになっていた。
- 行列
- 行列とその演算:和、差、実数倍、積、逆行列(数学C)
- 行列の応用:連立1次方程式(数学C)、点の移動(復活)
- 平面上の曲線(数学C)
- 二次曲線:放物線、楕円、双曲線
- 媒介変数表示と極座標:曲線の媒介変数表示、極座標と極方程式、いろいろな曲線
- 確率分布(数学B)
- 統計処理(数学C)
- 正規分布、母集団と標本、推定
2012年4月施行での取扱い
- 平面上の曲線が数学IIIに移行。
- 確率分布(条件付き確率を除く)と統計処理は数学Bに移行。条件付き確率は数学Aに移行。
- 行列は新科目「数学活用」で引用されるだけになり、普通科での履修科目から事実上消滅する。