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キト

キト
Quito
エクアドルの旗
位置
エクアドル内のキト (Quito) の位置の位置図
エクアドル内のキト (Quito) の位置
座標 : 西経78度31分南緯0.217度 西経78.517度-0.217; -78.517
歴史
建設 1534年12月6日
行政
エクアドルの旗 エクアドル
  ピチンチャ州
 市 キト
地理
面積  
  市域 372.39 km2 (143.78 mi2)
  都市圏 4,217.95 km2 (1,628.56 mi2)
標高 2,850 m
人口
人口 (2011年現在)
  市域 1,619,146人
    人口密度   4,300人/km2(11,000人/mi2
  都市圏 2,239,191人
    都市圏人口密度   530人/km2(1,400人/mi2
公式ウェブサイト : http://www.quito.gov.ec/

キトスペイン語: Quito)は、エクアドル共和国首都グアヤキルに次いで人口が多い。南米有数の世界都市。人口は2,671,191人(2014年国勢調査)。キトの北23kmに赤道記念碑ミッター・デル・ムンドがあり、線で赤道の位置が示されているが、実際の赤道とは誤差がある。

歴史

キトの発祥は紀元1000年以前までさかのぼることができる。当時、その一帯は遊牧民たちの遊牧する土地であったが、その後今のキトの位置に市が開かれた。

15世紀末にはインカ帝国の支配下に置かれ、11代インカ皇帝ワイナ・カパックの母親が当地の出身だったため、帝国の第二の首都として整備されることとなる。第一の首都であるクスコからキトまでは、インカ道が通された。しかしその後、帝国ではクスコ派とキト派との対立が深まり、ワイナ・カパックの死後、帝国は2人の息子により分けられ、ワスカルがクスコを中心に帝国の大部分を、そして、アタワルパがキトを中心に北部を治めることとなる。

その後起こった内戦で勝利を収めたアタワルパは、キトからクスコへ向かう途中、侵略してきたスペイン人の捕虜となり、処刑される。そしてキトは、スペイン軍の侵略を防ぐために、アタワルパの武将であったルミニャウィによって破壊された。

結局、インカ人の反乱は制圧され、フランシスコ・ピサロは1534年、キトへの殖民を開始。街は「サン・フランシスコ・デ・キト」と名づけられた。 地元民は改宗させられ、教会の建設などに酷使された。そしてその後300年にわたり、キトはスペインの植民地として支配されることとなる。

1800年代初頭には人口1万人を数える都市に成長していたキトだが、そのころにはスペインからの独立の気運が高まってきていた。1809年8月10日には独立を宣言をするに至った。しかし、その運動は、1810年にリマから派遣されたスペイン軍により鎮圧されることになる。

にもかかわらず、その後も運動は続き、救援に来たアントニオ・ホセ・デ・スクレが1822年にスペイン軍にピチンチャの戦いで勝利したことで、スペインからの独立を勝ち取り、大コロンビアの一部となる。1830年にはそこから独立したエクアドルの首都となる。

地理

キトは新市街と旧市街(セントロ)からなる。このうち坂道に沿って古い建物が並ぶ旧市街は「キトの市街」の名で世界遺産に登録されており[1]、サン・フランシスコ教会・修道院や大統領府、パネージョの丘にある聖母像など観光地も多いが、治安は良くなくスリも多いとされるので、訪問の際には注意が必要である。また、露天市などもある。

新市街は商業地と住宅地が混在しており、ホテルやレストランの店舗も多い。また競馬場の跡地を1980年代に整備したラ・カロリーナ公園は、緑に溢れた市民の憩いの場となっている。

気候

赤道直下に位置しているが、アンデス山脈の中腹に位置し、標高2850メートルとかなりの高地にあることから、一年を通じて冷涼な気候になっている。6-8月を除くと、概ね降水量は多い。

キトの気候資料
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
平均最高気温 °C (°F) 17.8(64) 18.3(65) 18.3(65) 18.3(65) 18.3(65) 18.3(65) 18.9(66) 19.4(67) 19.4(67) 19.4(67) 18.9(66) 18.3(65) 18.67(65.6)
平均最低気温 °C (°F) 9.4(49) 9.4(49) 9.4(49) 10(50) 9.4(49) 8.9(48) 8.9(48) 8.9(48) 8.9(48) 9.4(49) 8.9(48) 9.4(49) 9.28(48.7)
降水量 mm (inches) 73.6(2.898) 114.1(4.492) 126.9(4.996) 149.3(5.878) 98.2(3.866) 37.1(1.461) 26.2(1.031) 32.0(1.26) 79.3(3.122) 115.3(4.539) 78.9(3.106) 82.9(3.264) 1,013.8(39.913)
平均降水日数 10 11 15 15 13 7 5 5 11 14 11 11 128
出典#1: [2]
出典#2: WMO[3]

交通

陸上交通

専用レーン上を走る路線バスのほか、トロリーバスの路線が整備されており、旧市街と新市街を結んでいる。またタクシーの数も多い。また各地を結ぶ高速バスのターミナルが旧市街にある。

鉄道路線は、キトに駅があり、バストラックを改造したレールバスのほか、観光用に蒸気機関車牽引の客車列車が発着しているが、交通機関として利用しづらい。

空港

2013年2月に開港したマリスカル・スクレ国際空港(新キト国際空港)が近郊のキト郡español版内にあり、国内各地および、南米各国やアメリカスペインなどに就航便がある。同空港の開港までは軍民共用の同名の空港が使われていたが、街中にあって手狭なこともあり、新たな空港が建設された。

ギャラリー

Guápulo スペイン語

姉妹都市

キトはSister Cities International, Inc. (SCI)によって指定された、3つの姉妹都市を有している。

関連項目

脚注

  1. デジタル大辞泉の解説”. コトバンク. . 2018閲覧.
  2. Climate information for Quito in Ecuador”. Climate Zone (2011年8月). . April 30, 2010閲覧.
  3. World Weather Information Service - Quito”. . 2010年8月閲覧.

外部リンク