港南 (東京都港区)

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港南
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港南の位置
港南
港南の位置
座標: 東経139度45分1.77秒北緯35.6314222度 東経139.7504917度35.6314222; 139.7504917
日本の旗 日本
都道府県 Flag of Tokyo Prefecture.svg 東京都
特別区 Flag of Minato, Tokyo.svg 港区
地区 芝浦港南地区
面積[1]
 - 計 2.19km2 (0.8mi2)
人口 (2017年(平成29年)12月1日現在)[2]
 - 計 20,766人
等時帯 日本標準時 (UTC+9)
郵便番号 108-0075[3]
市外局番 03[4]
ナンバープレート 品川
※座標は港南四丁目交差点付近[5]

港南(こうなん)は、東京都港区町名。現行行政地名は港南一丁目から港南五丁目。芝浦港南地区総合支所管内に属する地域である。郵便番号は108-0075(高輪局管区)[3]

地理

港区南部の東京港に面した沿岸に位置する。ほぼ全域が埋立地であり、「隅田川口改良計画」の東京湾埋立3号地、「東京港修築事業計画」の埋立9号地、品川埠頭埋立地からなる。北で芝浦および海岸、南で品川区北品川および東品川、西で高輪、東で東京港を挟んで対岸に台場と隣接する。内陸側に港南一丁目と港南二丁目、高浜運河を挟んで海側に港南三丁目と港南四丁目、さらにその海側に京浜運河を挟んで港南五丁目が所在する。港区の台場の飛び地を除けば港区の最南端に位置し、東京港の重要埠頭の一つである品川埠頭を擁する。

町域内には戦前より東京市東京都の施設(東京都下水道局芝浦水再生センター・都建設局の倉庫・都再生油工場・都家畜飼育場・都芝浦屠場など)が立ち並び、品川駅に接している割には長い間人通りのほとんどない寂しい場所であった。しかし、貨物ターミナルや新幹線車両基地(旧東京第一車両所、1992年移転)の跡地再開発が始まってからは品川インターシティ2003年品川グランドコモンズがオープンし、オフィスビル商業施設が建ち並ぶようになり、また東海道新幹線品川駅が開業したことで名古屋関西地区とのアクセスが向上したこともあって、企業が次々と本社を移転し、現在では都内でも有数のビジネス街となった。そのため品川駅において、朝のラッシュ時は駅から港南口方面の企業へと出社するたくさんの会社員で駅通路や歩道が埋まり、港南口側から駅を利用する場合、日中に比べると改札口に到達するだけで数分ほど余計に時間が掛かることがある。港区であるが、地域内のビル・マンションなどに、品川駅にちなんだ「品川」を名乗る施設・建築物が多い。

また近年再開発によるタワーマンションの建設ラッシュが進んでいて、。これは昨今の不景気により企業が負債圧縮のため、数多く所有していた倉庫などの敷地を手放し、。このため、現在では人口の増加も著しい地域となっている。

2020年には、港南二丁目の車両基地跡地内に山手線京浜東北線の新駅の開業が予定されている。

歴史

地名の由来

1965年(昭和40年)の住居表示実施の際、港区の南に位置していることから名付けられた。なお、それより前の1963年(昭和38年)には既に港南中学校、都営港南団地があり、そちらを由来とする説もある。

沿革

  • 嘉永6年(1853年)、ペリー来航により危機感を抱いた江戸幕府が、江戸防衛のため現在の港南にあたる地区に台場(品海砲台)を建設する。(台場の歴史についてはお台場を参照のこと)
  • 1912年明治45年)、隅田川口改良工事が始まり、そのとき浚渫された土砂を使って芝浦一帯(現在の港南)の埋め立てが開始される。
  • 1933年昭和8年)11月16日、高輪海岸埋立地に高浜町が起立され、東京市芝区の所属となる。
  • 1943年(昭和18年)4月1日、高浜町地先の埋立地に海岸通五丁目と海岸通六丁目が起立される。
  • 1947年(昭和22年)3月15日、芝区が赤坂区麻布区と合併して港区が成立したため、高浜町と海岸通に「芝」の冠称がつき、それぞれ東京都港区芝高浜町・芝海岸通となる。
  • 1965年(昭和40年)3月1日、港南地区に住居表示が実施され、芝高浜町と芝海岸通五丁目、芝海岸通六丁目の地域が現在の港南一〜四丁目となる。また、品川埠頭埋立地と芝品海砲台(台場)が港南五丁目となる。
  • 1996年平成8年) 臨海副都心開発により新たに港区台場が成立したことに伴い、第三台場・第六台場の帰属が港南五丁目から台場一丁目に変更される。

町名の変遷

現在の町名 変更年月日 旧町名(各町名ともその一部)
港南一丁目 1965年3月1日 芝高浜町
港南二丁目 芝高浜町
港南三丁目 芝海岸通五丁目
港南四丁目 芝海岸通六丁目
港南五丁目 1967年8月1日 品川埠頭埋立地

世帯数と人口

2017年(平成29年)12月1日現在の世帯数と人口は以下の通りである[2]

丁目 世帯数 人口
港南一丁目 138世帯 273人
港南二丁目 1,374世帯 2,649人
港南三丁目 3,177世帯 6,657人
港南四丁目 4,947世帯 10,640人
港南五丁目 333世帯 547人
9,969世帯 20,766人

小・中学校の学区

区立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる[6]

丁目 番地 小学校 中学校
港南一丁目 全域 港区立港南小学校 港区立港南中学校
港南二丁目 全域
港南三丁目 全域
港南四丁目 全域
港南五丁目 全域

交通

鉄道

路線バス

港南四丁目に都営バス港南支所がある。

道路

港湾

主な施設

ファイル:NTT DATA Shinagawa.JPG
NTT品川TWINS/ドコモ品川ビル

政府施設

都施設

教育

企業

宿泊施設

公園

  • 品川北ふ頭公園 - 港南五丁目内に設置された公園。野球広場が主体の公園になっている。(利用に関しては港区スポーツセンターに問い合わせ)1975年12月1日開園。面積5,950.00平米。品川駅よりバス(都営バス 品99系統)「港南大橋」バス停下車。「品川」と名乗るが、港区内に立地する。
  • 芝浦中央公園 - 港南一丁目内にある公園(芝浦水再生センターの上部にあるが、住所は芝浦ではない)。A面・B面・C面からなり、A面は主に遊歩道、B面は芝生広場やドッグラン、C面はテニスコート4面・フットサル場などがある。テニスコートおよびフットサル場は有料で利用登録が必要(利用に関しては港区スポーツセンターに問い合わせ)。その他の施設は無料。ただし夜間はゲートが閉まり、立ち入りは出来ない。芝浦中央公園運動場が併設されている。A面・B面は1980年開園、C面は1988年開園。面積28,720.63平米。品川駅港南口より徒歩5分。または都営バス「芝浦中央公園入口」バス停下車。
  • 港南緑水公園 - 港南四丁目に所在する公園。サウスゲート新設工事が予定されている。かつて、陸上自衛隊芝浦分屯地が所在した。

脚注

  1. 平成22年国勢調査による各総合支所管内別の町丁目別面積・昼夜人口等”. 港区 (2015年2月19日). . 2018閲覧.
  2. 2.0 2.1 各月1日現在の各総合支所管内別の町丁目別人口・世帯数(平成14年~平成29年)”. 港区 (2017年12月6日). . 2018閲覧.
  3. 3.0 3.1 郵便番号”. 日本郵便. . 2018閲覧.
  4. 市外局番の一覧”. 総務省. . 2018閲覧.
  5. Google Earthより
  6. 港区立小・中学校通学区域一覧表”. 港区 (2015年4月1日). . 2018閲覧.

関連項目

外部リンク