伊勢崎駅
伊勢崎駅（いせさきえき）は、群馬県伊勢崎市曲輪町（くるわちょう）にある、東日本旅客鉄道（JR東日本）・東武鉄道の駅である。
JR東日本の両毛線と、東武鉄道の伊勢崎線が乗り入れ、接続駅となっている。伊勢崎線は当駅が終点である。
Contents
歴史
- 1889年（明治22年）11月20日 - 両毛鉄道の前橋駅 - 桐生駅間が開通し[1][2]、開業[3]。
- 1897年（明治30年）1月1日 - 日本鉄道が両毛鉄道を買収[1]。
- 1906年（明治39年）11月1日 - 日本鉄道が国有化され、官設鉄道に移管[2]。
- 1910年（明治43年）7月13日 - 東武伊勢崎線の太田駅 - 当駅間が開通し、開業[3][4]。
- 1934年（昭和9年）7月22日 - 二代目駅舎改築竣工[3]。
- 1968年（昭和43年）9月1日 - 小山 - 前橋駅間が電化[1]。
- 。
- 1987年（昭和62年）4月1日 - 国鉄分割民営化により国鉄部分を東日本旅客鉄道（JR東日本）が承継[5][6]。
- 2000年（平成12年）10月 - 自動改札機稼動開始。
- 2001年（平成13年）11月18日 - JR東日本でICカード「Suica」の利用が可能となる。
- 2006年（平成18年）3月18日 - 太田 - 伊勢崎間のワンマン運転開始[7]。朝夕の特急「りょうもう」を除き当駅発着の列車は全て太田発着となる。
- 2007年（平成19年）3月18日 - 東武鉄道でICカード「PASMO」の利用が可能となる[7]。同時にJR東日本⇔東武連絡用および東武入・出場用の簡易ICカード改札機稼動開始。
- 2010年（平成22年）
- 2012年（平成24年）3月17日 - 東武線に駅ナンバリングが導入される[9]。（TI 25[10]）
- 2013年（平成25年）10月19日 - 東武伊勢崎線高架化工事完成し、新駅舎（東武伊勢崎線側）の使用を開始[11]。接近チャイムを導入。
駅構造
伊勢崎駅周辺連続立体工事により、JR部分は2010年（平成22年）5月30日に[8]高架新駅舎の供用を開始した[11]。 この両毛線の高架駅への切り替えに伴い、北口と南口を結ぶ自由通路も設置された[8]。
東武部分はJR側と一体的に整備され、2013年10月19日に高架新駅舎の供用を開始した[11]。
高架駅の供用開始後、南口には中央に駅構内の自由通路と繋がる歩行者通路を配置し、その東側部分にバスやタクシー用のロータリー、西側に自家用車など一般車両向けのロータリーを分けて整備する事業が進められている[12]。。
改札の運営
。
2013年（平成23年）10月19日に東武部分の高架下駅舎が完成した[11]。。
JR東日本
JR東日本ステーションサービスが業務を受託する業務委託駅で、島式ホーム2面3線を持つ高架駅である[13]。2018年3月10日からは、始発から午前6時30分までの間は遠隔対応のため改札係員は不在となり、一部の自動券売機のみ稼働している。2010年（平成22年）5月30日に[3]高架ホームの使用が開始された[11]。
高架化された際に1階が改札で2階にホームが設置される形になり、エスカレーター4基とエレベーター2基を設置した[8]。。。
のりば
| 番線 | 路線 | 方向 | 行先 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 1・2 | ■両毛線 | 上り | 前橋・高崎方面 | 2番線は当駅始発 |
| 3・4 | 下り | 桐生・小山方面 | 3番線は一部列車のみ |
- JR伊勢崎駅ホーム.JPG
高架化前のホーム（2008年8月）
- Isesaki-Sta-JR-Gate.JPG
JR改札口（2011年9月）
東武鉄道
2013年（平成23年）10月19日に東武部分の高架駅になり[11]、島式ホーム1面2線を有する[14]。東武鉄道全駅中、最も西に位置する[15]。駅番号はTI 25[10]。
のりば
| 番線 | 路線 | 行先 |
|---|---|---|
| 1・2 | _symbol.svg.png){kind=small} 伊勢崎線
|
太田・足利市・館林・_symbol.svg.png){kind=small} 東武スカイツリーライン北千住・とうきょうスカイツリー・浅草方面 |
- 。
- 。
- ホーム長は約7両分ある。これは夜間滞留時に3両編成の車両を直列に2編成留置する為である。（入線するのはりょうもう号の6両編成が最長である。伊勢崎線太田駅 - 当駅間は普通列車の浅草直通時代の6両編成まで各駅対応している。同時に完成した新伊勢崎駅高架ホームも6両対応で、ホーム長も6両分である）[16]
- TobuIsesaki.jpg
改札口（2016年8月）
- Isesaki Station Tobu platforms 20160813.jpg
ホーム（2016年8月）
- Tobuisesaki Line Isesaki Station Temporary Entrance 1.JPG
仮設駅舎（2012年12月）
- Tobuisesaki Line Isesaki Station Station Gate 1.JPG
仮設改札口（2012年12月）
- Tobuisesaki Line Isesaki Station Platform 1.JPG
仮設ホーム（2012年12月）
連続立体交差化
2000年（平成12年）度に着手し[8][12]、JR両毛線 (約2.5km) と東武伊勢崎線 (約2.2km) の連続立体交差化（高架化）された[12]。
事業主体は群馬県・伊勢崎市・東日本旅客鉄道・東武鉄道の4者で[8]、道路渋滞や市街地の分断の解消を目指してJR両毛線7か所と東武鉄道伊勢崎線13か所の合計20か所の踏切が廃止された[12]。
2010年（平成22年）5月30日に[8]両毛線が先行して高架化され[11]、東武伊勢崎線は2010年（平成21年）に着工して[11]2013年（平成23年）10月19日にの高架駅も供用開始となった[11][12]。
なお、両毛線が高架駅に切り替わる際に南北の駅前広場を連絡する自由通路も設置されることになった[8]。
駅周辺の土地区画整理事業も並行して行われ、駅につながる道路や駅前広場の整備に加えて、駅前広場に隣接地を含む周辺への商業施設や事務所機能の誘導が進められた[12]。
当初は東武伊勢崎線の車両を留置する有効長230m（約10両分）の引き上げ線を着発線西側に設置する予定であったが、館林(2013年3月より)太田 - 本駅間の運転合理化（特急りょうもう1往復を除く浅草直通の廃止、普通列車は全てワンマンの区間運転のみとした）により車両を着発線に留置することとしたため、引き上げ線は設置しないことになった[17]。
利用状況
| 年度 | JR東日本 | 東武鉄道 |
|---|---|---|
| 一日平均 乗車人員 |
一日平均 乗降人員[20] | |
| 1998年（平成10年） | ||
| 1999年（平成11年） | ||
| 2000年（平成12年） | 5,144[21] | |
| 2001年（平成13年） | 4,966[22] | |
| 2002年（平成14年） | 4,844[23] | |
| 2003年（平成15年） | 4,929[24] | 5,308 |
| 2004年（平成16年） | 4,923[25] | 5,378 |
| 2005年（平成17年） | 4,833[26] | 5,356 |
| 2006年（平成18年） | 4,792[27] | 5,333 |
| 2007年（平成19年） | 4,793[28] | 5,337 |
| 2008年（平成20年） | 4,931[29] | 5,444 |
| 2009年（平成21年） | 4,909[30] | 5,372 |
| 2010年（平成22年） | 5,118[31] | 5,607 |
| 2011年（平成23年） | 5,193[32] | 5,690 |
| 2012年（平成24年） | 5,406[33] | 5,998 |
| 2013年（平成25年） | 5,608[34] | 6,206 |
| 2014年（平成26年） | 5,595[35] | 6,115[10] |
| 2015年（平成27年） | 5,808[36] | 6,367 |
| 2016年（平成28年） | 5,825[37] | 6,561 |
| 2017年（平成29年） | 5,987[18] | 6,738 |
駅周辺
本駅は古くからの市街地の北端にある。市街地中央部には東武伊勢崎線の新伊勢崎駅がある。
伊勢崎市は幹線道路沿いに大規模な商業施設が立地し、旧来の中心市街地が衰退するという日本の地方都市に多く見られる状況下にある。。
北口
- 華蔵寺公園遊園地
- 桐生工業伊勢崎工場（旧・スバルカスタマイズ工房）
- 伊勢崎寿町郵便局
- 伊勢崎市立北第二小学校
- 寿モール
- Kezouji kouen yuuenchi 001.JPG
華蔵寺公園遊園地
- 富士重工業群馬製作所伊勢崎工場 001.JPG
富士重工業群馬製作所伊勢崎工場
南口
- ベイシア伊勢崎駅前店
- 群馬中央バス 伊勢崎営業所
- 伊勢崎大手町郵便局
- 伊勢崎市立北小学校
- 伊勢崎市立図書館
- 伊勢崎郵便局
- 伊勢崎ショッピングモール
- 伊勢崎神社
- ベイシア 伊勢崎店
- 群馬銀行 伊勢崎支店
- 足利銀行 伊勢崎支店
- 東和銀行 伊勢崎支店
- 伊勢崎陣屋 001.JPG
同衆院武家門と武家門通り
- Isesaki Shrine 001.JPG
伊勢崎神社
- 織物会館（伊勢崎市） 001.JPG
織物会館
- 旧時報鐘楼 001.JPG
旧時報鐘楼。1915年（大正４年）建造。
- いせさき明治館 001.JPG
いせさき明治館
バス路線
南口発着
- 伊勢崎市コミュニティバス「あおぞら」（国際十王交通に委託）
- 市内各地方面
- 市民病院方面
- 上記系統番号[1 - 5・9]路線。各地から本駅に到着後に市民病院を廻る。
隣の駅
脚注
- ↑ 1.0 1.1 1.2 丑木幸男 宮崎俊弥 『県民100年史 10 群馬県の百年』 山川出版社、1989年1月。ISBN 978-4-634-27100-5
- ↑ 2.0 2.1 『明治工業史 鉄道篇』 日本工学会明治工業史発行所、1930年6月25日。
- ↑ 3.0 3.1 3.2 3.3 『伊勢崎市史 通史編 3 近現代 付録年表 索引』 伊勢崎市、1991年4月1日。
- ↑ 『群馬の20世紀 上毛新聞で見る百年』 上毛新聞社、2000年2月。ISBN 978-4880587653
- ↑ 『交通年鑑 昭和63年版』 交通協力会、1988年3月。
- ↑ 今村都南雄 『民営化の效果と現実NTTとJR』 中央法規出版、1997年8月。ISBN 978-4805840863
- ↑ 7.0 7.1 “会社の沿革 平成11年～20年”. 東武鉄道. . 2015-8-31閲覧.
- ↑ 8.0 8.1 8.2 8.3 8.4 8.5 8.6 8.7 8.8 “来月 30日に高架化”. 上毛新聞 (上毛新聞社). (2010年4月15日)
- ↑ “会社の沿革 平成21年～”. 東武鉄道. . 2015-8-31閲覧.
- ↑ 10.0 10.1 10.2 引用エラー: 無効な
<ref>タグです。 「tobu-isesaki-station-2015-8-31」という名前の引用句に対するテキストが指定されていません - ↑ 11.0 11.1 11.2 11.3 11.4 11.5 11.6 11.7 11.8 丸山公太(2013年10月20日). “空から拝景 伊勢崎駅 地域に活気導く高架化”. 読売新聞 (読売新聞社)
- ↑ 12.0 12.1 12.2 12.3 12.4 12.5 『伊勢崎駅付近連続立体交差事業について』 政策広報・関東の窓 第92号 (国土交通省関東地方整備局) (2014年2月)
- ↑ JR東日本アプリにて駅構内図を確認（2016年2月1日閲覧）
- ↑ 引用エラー: 無効な
<ref>タグです。 「tobu-isesaki-station-insidemap-2015-8-31」という名前の引用句に対するテキストが指定されていません - ↑ なお、2番目は新伊勢崎駅ではなく寄居駅(東経139度11分40.22秒)である。当駅からほぼ真南に位置している。
- ↑ 始発列車は通常の3両停止位置に滞留車両がある為、ホーム新伊勢崎寄りより出発する
- ↑ http://www.mlit.go.jp/road/ir/ir-hyouka/18sai/2_h18_161.pdf
- ↑ 18.0 18.1 引用エラー: 無効な
<ref>タグです。 「jreast-passenger-2017-3」という名前の引用句に対するテキストが指定されていません - ↑ 東武鉄道 駅情報（乗降人員）
- ↑ 各種報告書 - 関東交通広告協議会
- ↑ “JR東日本 各駅の乗車人員 2000年度”. 東日本旅客鉄道. . 2016-7-25閲覧.
- ↑ “JR東日本 各駅の乗車人員 2001年度”. 東日本旅客鉄道. . 2016-7-25閲覧.
- ↑ “JR東日本 各駅の乗車人員 2002年度”. 東日本旅客鉄道. . 2016-7-25閲覧.
- ↑ “JR東日本 各駅の乗車人員 2003年度”. 東日本旅客鉄道. . 2016-7-25閲覧.
- ↑ “JR東日本 各駅の乗車人員 2004年度”. 東日本旅客鉄道. . 2016-7-25閲覧.
- ↑ “JR東日本 各駅の乗車人員 2005年度”. 東日本旅客鉄道. . 2016-7-25閲覧.
- ↑ “JR東日本 各駅の乗車人員 2006年度”. 東日本旅客鉄道. . 2016-7-25閲覧.
- ↑ “JR東日本 各駅の乗車人員 2007年度”. 東日本旅客鉄道. . 2016-7-25閲覧.
- ↑ “JR東日本 各駅の乗車人員 2008年度”. 東日本旅客鉄道. . 2016-7-25閲覧.
- ↑ “JR東日本 各駅の乗車人員 2009年度”. 東日本旅客鉄道. . 2016-7-25閲覧.
- ↑ “JR東日本 各駅の乗車人員 2010年度”. 東日本旅客鉄道. . 2016-7-25閲覧.
- ↑ “JR東日本 各駅の乗車人員 2011年度”. 東日本旅客鉄道. . 2016-7-25閲覧.
- ↑ “JR東日本 各駅の乗車人員 2012年度”. 東日本旅客鉄道. . 2016-7-25閲覧.
- ↑ “JR東日本 各駅の乗車人員 2013年度”. 東日本旅客鉄道. . 2016-7-25閲覧.
- ↑ “JR東日本 各駅の乗車人員 2014年度”. 東日本旅客鉄道. . 2016-7-25閲覧.
- ↑ “JR東日本 各駅の乗車人員 2015年度”. 東日本旅客鉄道. . 2016-7-25閲覧.
- ↑ “JR東日本 各駅の乗車人員 2016年度”. 東日本旅客鉄道. . 2017-7-22閲覧.
関連項目
- 日本の鉄道駅一覧
- 群馬県道75号伊勢崎停車場線 - 駅前通り
