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草津町(くさつまち)は、群馬県の北西部に位置し、吾妻郡に属する町。地元では「くさづ」とも読まれることも。
Contents
地理
隣接自治体
気候
草津は標高1,130mから1,260mの高原性盆地に位置し、自然環境は厳しく[1]、ケッペンの気候区分では亜寒帯(冷帯)湿潤気候に該当する[2]。まれに日中でも-10度以下になり、1984年2月7日には最高気温-12.0を記録した。
国土交通省気象庁の測候所が設置され、気象が継続観測されている。標高は1,223mで標高1,000m以上の地点で気象庁が気象を継続観測しているのは全国で29地点、本州では草津を含めて24地点が存在する[3]。
草津町(草津)の気候資料 | |||||||||||||
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月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 年 |
平均最高気温 °C (°F) | -0.5(31.1) | 0.1(32.2) | 4.1(39.4) | 11.3(52.3) | 16.6(61.9) | 19.3(66.7) | 22.9(73.2) | 24.0(75.2) | 19.5(67.1) | 14.1(57.4) | 8.7(47.7) | 3.0(37.4) | 11.9(53.4) |
日平均気温 °C (°F) | -4.2(24.4) | -3.9(25) | -0.6(30.9) | 6.0(42.8) | 11.1(52) | 14.7(58.5) | 18.5(65.3) | 19.5(67.1) | 15.4(59.7) | 9.5(49.1) | 4.1(39.4) | -1.1(30) | 7.4(45.3) |
平均最低気温 °C (°F) | -7.9(17.8) | -7.8(18) | -4.7(23.5) | 1.2(34.2) | 6.3(43.3) | 10.9(51.6) | 15.1(59.2) | 16.1(61) | 12.1(53.8) | 5.6(42.1) | 0.3(32.5) | -4.7(23.5) | 3.6(38.5) |
降水量 mm (inches) | 60.8(2.394) | 71.3(2.807) | 92.1(3.626) | 103.9(4.091) | 150.4(5.921) | 213.6(8.409) | 265.2(10.441) | 239.0(9.409) | 262.3(10.327) | 134.6(5.299) | 64.7(2.547) | 54.7(2.154) | 1,728.7(68.059) |
降雪量 cm (inches) | 169(66.5) | 161(63.4) | 147(57.9) | 38(15) | 0(0) | 0(0) | 0(0) | 0(0) | 0(0) | 0(0) | 8(3.1) | 115(45.3) | 638(251.2) |
出典#1: 気象庁[4] | |||||||||||||
出典#2: 気象庁[5] |
歴史
地名の由来は硫黄臭の強い草津温泉を表した「くさみず」「くそうづ」により、室町時代後期に「草津」、戦国時代に「草生津」「九相津」、江戸時代に「草津」と書かれた[6]。江戸時代の延宝年間には草津温泉の利用者を取り締まる「草津村御法度の次第」が制定されている[7]。戦国時代以来、傷病者、特にハンセン病患者で賑わい、明治期の大火を経て医学博士のエルヴィン・ベルツとコーンウォール・リーによりハンセン病に効く湯治場としての地位が確立された[8]。
年表
- 1889年(明治22年)4月1日 - 町村制施行に伴い、吾妻郡草津・前口・赤岩・小雨・生須・太子・日影・入山の8箇村が合併し、草津村が成立。
- 1900年(明治33年)7月1日 - 草津村のうち、草津・前口が草津町として分立する。他の地区は六合村(現・中之条町)となる。
人口
草津町(に相当する地域)の人口の推移 | |
総務省統計局 国勢調査より |
警察
- 長野原警察署
消防
- 吾妻広域消防本部
- 西部消防署(吾妻郡草津町草津449-1)
都市提携
- 神奈川県三浦郡葉山町 - 1969年3月29日姉妹都市提携
- 滋賀県草津市 - 1997年9月8日友好都市提携
- ビーティヒハイム・ビッシンゲン(ドイツ バーデン=ヴュルテンベルク州) - 1962年10月11日姉妹都市提携
- ノイシュティフト・イム・シュトゥーバイタール(オーストリア チロル州) - 1986年3月21日姉妹都市提携
- スノーウィー・リヴァー(オーストラリア ニューサウスウェールズ州) - 1991年7月10日姉妹都市提携
- カルロヴィ・ヴァリ(チェコ ウエストボヘミア州) - 1992年5月20日姉妹都市提携
交通
鉄道
町内に鉄道路線は通っていない。主にJR吾妻線の長野原草津口駅か北陸新幹線軽井沢駅が利用される。
- 関連項目
道路
バス
国鉄バス時代からの自動車駅である草津温泉駅が第三セクター「草津バスターミナル株式会社」により運営されており、草津町の玄関口の役目を果たしている。
- ジェイアールバス関東
- 東急トランセ・京王バス東・上田バス
- 【高速バス】 渋谷駅(マークシティ) - 軽井沢・草津線
- 草軽交通
- 軽井沢駅~草津温泉駅
- 草津温泉駅~白根火山
- 西武観光バス(浅間白根火山線)
- 長電バス:長野県側から白根火山まで乗り入れる。(夏季のみ)
- 草津温泉町内巡回バス
道の駅
教育
- 草津町立草津中学校
- 草津町立草津小学校
観光
名所・旧跡
祭事・催事
- 5月 - 花祭り
- 6月 - 草津国際男子テニス(2005年 - )
- 7月 - 白根神社祭り
- 8月 - 温泉感謝祭
- 8月 - 草津国際音楽アカデミー&フェスティバル
- 不定期開催 - 草津国際女子テニス大会(2002年 - )
人物
出身著名人
- 中村俊介(俳優)
- 中山律子(プロボウラー)
- 荻原健司(元スキーノルディック複合選手、元参議院議員)
- 荻原次晴(スポーツコメンテーター・タレント、元スキーノルディック複合選手)
- 山本富雄(元農林水産大臣)
- 山口鶴男(元総務庁長官・元日本社会党書記長)
- 川上弘明 (ファッションモデル)
- 山本一太(元内閣府特命担当大臣)
- 進音(シンガーソングライター)
草津にゆかりのある著名人
- エルヴィン・フォン・ベルツ:草津温泉を再評価し、世界に紹介した。
その他
- 二等三角点「白根山」TR25438743201(北緯36度37分06.0337秒東経138度31分40.0897秒)以北、長野県境までは、嬬恋村との境界未定地域である。
- その嬬恋村との間で、地熱発電所建設を巡り、双方で意見が対立している。発電所を建設・運用する事によって源泉地の熱が発電用に回され、結果的に温泉の枯渇を招きかねないというのが町側の考えである。
- ザスパクサツ群馬 - 2005年に日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)へ加盟。前橋市を含めた全県による広域ホームタウンとなる。元々は草津町のみを本拠とした「ザスパ草津」であったが、全県ホームタウンの意識を強めるため、2013年2月1日付でチーム名を変更し「草津」を愛称部分に変更し、上記チーム名となった
- 東京工業大学の火山流体研究センターが町内にあり、白根山の監視・観測を行っている。
- 居住地の平均標高が1,188.9mと町としては日本一高い(現在、居住地の平均標高が1,000m以上の町は当町と長野県南佐久郡小海町のみである)[9]。また、町役場の標高も1,171mで日本一高い町役場である。
脚注
外部リンク
典拠レコード: