春秋航空
春秋航空 | |
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各種表記 | |
繁体字: | 春秋航空 |
簡体字: | 春秋航空 |
拼音: | Chūnqīu Hángkōng |
発音: | チュンチュウ ハンコン |
英文: | Spring Airlines |
春秋航空(しゅんじゅうこうくう、テンプレート:SSE)は、中国・上海市に本社を置く中国の航空会社である。正式名称は、春秋航空公司 (SPRING AIRLINES CO.,LTD. ) 。略称は、春航。上海虹橋国際空港(第1ターミナル)を拠点としている。中国語コールサインは、春秋 (Chunqiu) 。
沿革
- 2004年5月26日 : 中国民用航空総局の認可により、中国で初めての民間資本系航空会社「春秋航空公司」を設立。資本金は8,000万元。母体は1981年発足の旅行会社である上海春秋国際旅行社である。
- 2005年7月18日 : 午前9時15分に1番機が上海/虹橋から煙台に向けて離陸。
- 2009年
- 2010年
- 2011年7月15日 : 上海/浦東 - 高松線が定期チャーター便として就航開始[5]。
- 2012年
- 2014年
- 2015年
- 3月3日 : 関西国際空港の拠点化を発表。同社にとって初の海外拠点となり、2020年までの間に同空港発着路線を大幅拡張するとしている。なおそれに伴い、同空港での使用ターミナルを2015年度中に、現在の第1ターミナルから格安航空会社用の第2ターミナルに移転する予定。[14]
- 6月29日:中部国際空港(名古屋)に乗り入れ開始。上海/浦東、石家荘経由フフホト(内モンゴル自治区)、合肥、ハルビンの4路線を開設。
- 7月26日:春秋航空が日本で初開設となる観光ツアーと連携する自社運営ホテルを、愛知県常滑市の中部国際空港に隣接する土地に建設する見込みとの報道があった。同年6月から新規就航した中部国際空港空港島内に、愛知県企業庁が分譲している整備用地を取得する見込みで、14階建て約250室から300室程度で2016年末頃の開業を目指すと報じられた。
- 8月5日:上海/浦東 - 東京/羽田線を就航開始。
- 10月28日:日本国内でホテル事業に参入することを発表。同社が設立する投資会社と「サンフロンティア不動産」の合同事業として「スプリング・サニー」のブランド名で展開、愛知県に1号店を2016年6月までに開業するのを皮切りに、今後3~5年で15~20か所程度の開業を目指すとしている。[15]
就航都市
- 中国 - 上海浦東、上海虹橋、武漢、長春、常徳、長沙、成都、重慶、大連、広州、桂林、貴陽、揚州、東営、長白山、杭州、ハルビン、フフホト、淮安、懐化、掲陽(汕頭)、昆明、蘭州、洛陽、福州、合肥、北海、張掖、綿陽、南寧、南京、黔江、青島、泉州(晉江)、三亜、汕頭、瀋陽、深圳、石家荘、常州、銀川、塩城、満州里、唐山、天津、ウルムチ、アモイ、西安、鄭州、湛江、張家界、張家口、珠海、遵義、寧波、シーサンパンナ、恩施、敦煌、十堰
- 香港 - 香港国際空港
- マカオの旗 マカオ - マカオ国際空港
- 日本 - 東京/羽田、東京/成田、大阪/関西、札幌/新千歳、名古屋/中部、茨城、佐賀、高松、旭川
- タイ - バンコク/スワンナプーム、プーケット、チェンマイ、クラビ、スラートターニー
- 韓国 - ソウル/仁川、済州
- マレーシア - サバ(コタキナバル)、クアラルンプール、ジョホールバル
- カンボジア - シェムリアップ、プノンペン
- 台湾 - 台北/桃園、高雄
- ベトナム - ダナン、ホーチミン
- シンガポール - シンガポール・チャンギ国際空港
2017年5月現在[16]
航空券販売
ウェブサイト、またはコールセンター(日本からの通話料は有料)で予約ができる。中国民航ネットワーク販売システムを利用しておらず、中国内各地にある民航售票処では購入できない。上海春秋国際旅行社のネットワークを利用しなくてはならない。
キャンペーン
日本各地への路線開設時には就航記念で特別格安運賃を設定しており、2010年8月の上海/浦東 - 茨城線の定期チャーター便開設時には1便あたり18席限定で、4,000円で販売され[17]、2011年7月の上海/浦東 - 高松線の定期チャーター便開設時にはが1便あたり18席限定で、3,000円で販売された[18]。
2012年9月11日に日本政府による尖閣諸島の国有化後、日中関係の悪化を背景に利用客が急減しており、著しく落ち込んでいた搭乗率を挽回するため、翌10月15日、16日立て続けに上海/浦東 - 佐賀線、高松線の定期チャーター便の航空券を1円で販売するキャンペーンを打ち出した[19]。当初は12月20日まで約2ヶ月間、販売を続ける予定だったが、中国国内の反日世論が想像を遥かに上回ることもあり、外部圧力をかけられ僅か2日間の10月18日に打ち切るという結果で終了した[20]。
保有機材
- エアバスA320-200型機(180席) : 68機
春秋航空日本
春秋航空が、2012年9月7日に関係会社の「春秋航空日本株式会社」を設立。2014年8月1日から成田国際空港を拠点に国内線に就航開始した[23][24][25][26][27]。
その他
- 上海発の一部国内線では乗務員の制服にメイド服・執事服を採用している。[28]
脚注
- ↑ びっくり仰天!飛行機も立ち乗り可能に?!格安の春秋航空が意欲―中国
- ↑ 中国格安航空、国際線に参入 民営初、上海万博までに第1便 日本経済新聞
- ↑ 茨城空港:上海便、7月末に就航…春秋航空と県が合意 毎日新聞 2010年6月6日付
- ↑ 茨城-上海、就航決定 春秋航空 今後の利用促進、課題 産経新聞 2010年6月8日
- ↑ 春秋航空、3月末から高松/上海線を週4便に増便 FlyTeam 2014年2月16日付
- ↑ 春秋航空の茨城=上海路線が定期便になります! 茨城県 2012年6月20日
- ↑ 春秋航空、3月15日から関西/上海・浦東線に就航へ FlyTeam 2014年1月15日付
- ↑ 春秋航空、大阪/関西〜上海/浦東線に2014年3月15日就航! Traicy 2014年1月15日付
- ↑ 関西国際空港の国際定期便運航計画について 新関西国際空港㈱
- ↑ 10.0 10.1 10.2 中国LCC 「春秋航空」 中国路線を大幅拡充 新関西国際空港㈱ 2014年5月28日付
- ↑ 中国LCC 「春秋航空」 関西=武漢線に就航 新関西国際空港㈱ 2014年5月21日付
- ↑ 春秋航空が中国3路線就航 NHK NEWS WEB 大阪放送局 2014年7月18日付
- ↑ 春秋航空 来月から上海―札幌線就航:日本経済新聞
- ↑ 春秋航空、関空を初の海外拠点に-20年に20都市週100便めざすトラベルビジョン 2015年3月3日閲覧
- ↑ 中国・春秋、日本でホテルチェーン 15~20カ所日本経済新聞 10月28日報道 11月6日閲覧
- ↑ 時刻表 - 春秋航空
- ↑ 茨城-上海便、片道4000円=中国・春秋航空 時事通信
- ↑ “上海線、片道最安3000円に/春秋航空会長が会見”. 四国新聞 (2011年2月11日). . 2011閲覧.
- ↑ “「1円航空券」高松便でも発売へ 中国・春秋航空”. 朝日新聞デジタル (2012年10月16日). . 2012閲覧.
- ↑ “春秋航空「片道1円」中止 中国で「売国奴」と批判殺到”. 朝日新聞デジタル (2012年10月18日). . 2012閲覧.
- ↑ Spring Airlines fleet details - AirlineFleets.net
- ↑ Spring Airlines Fleet Details and History - PlaneSpotters.net
- ↑ 春秋航空について会社概要
- ↑ 国内LCCの低価格競争過熱 中国・春秋航空、日本参入を正式発表
- ↑ 春秋航空日本、東京/成田〜高松・広島・佐賀線に2014年6月27日就航! ダイヤを発表! Traicy 2014年3月25日付
- ↑ 中国系LCCの「春秋航空日本」も就航延期 パイロット不足で8月まで Sankei Biz 2014年6月6日付
- ↑ 春秋航空日本、成田拠点の国内3路線を就航 YOMIURI ONLINE 2014年8月1日付
- ↑ http://j.people.com.cn/94638/94659/8220698.html
関連項目
外部リンク
- 春秋航空(中国語)(英語)(日本語)