明屋書店
株式会社明屋書店(はるやしょてん)は、愛媛県松山市に本社を置く書店である。
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概要
本社所在地は愛媛県松山市湊町四丁目1番地19。資本金は約3千万円。1939年2月11日、松山市千舟町の一角に「明文堂貸本店」を開業、1950年に法人化。以降規模を拡大し、全国有数規模の書店チェーンとなった。売上高は137億円(2014年6月期)。
2012年6月、近年の書店経営を巡る環境の変化に対応する策として、トーハンに資本・業務提携を要請する。これに伴い発行株式40.8%をトーハンが取得し筆頭株主となり、事実上のトーハングループ入りとなった[1]。2013年からはトーハン出身者が代表取締役社長となっており、小島俊一(2013~2017)[2]、酒井修(2017~)と社長が変わっている。なお、創業家一族は引き続き経営陣に残っている。
2014年4月から南海放送ラジオ「明屋書店プレゼンツあなたの本棚」を放送開始[3]。
2014年7月1日、グループ会社である、四国明屋書店・九州明屋書店・山口明屋書店・クリエイト明屋・明文堂を明屋書店に統合する。
2014年10月には、音楽CD店や書店を運営する株式会社イケヤ(静岡県浜松市)の書籍、マルチメディア商品などの販売事業を譲り受け、11月1日以降静岡県内の「イケヤ文楽館」4店舗の営業を引き継ぐと発表。[4]
2015年4月25日、株式会社コッコ・サンと業務提携し、松山市湊町銀天街ショッピングビルGET!3階にあるコッコ・サンの店舗を「えほんの店コッコ・サン with 明屋書店」として全面リニューアルオープンした。
2015年7月から開始したあいテレビ(TBS系列)の情報番組「よるマチ!」のコーナー「明屋書店オススメ本紹介コーナー」を取り上げている[5]。
同年8月26日、「AEL MATSUYAMA」(旧ラフォーレ原宿松山店跡地)2階に、生活者視点の新提案型店舗「SerenDip明屋書店アエル店」をオープンした。[6]
沿革
- 1939年 - 安藤明が貸本店「明文屋」を創業。
- 1946年 - 松山市湊町に古本屋を開業。
- 1947年 - 新刊の扱いを開始。
- 1950年12月 - 「株式会社明屋書店」を設立。
- 2012年6月 - トーハンと資本業務提携[7]。
- 2014年
- 2015年8月 - 生活者視点の新提案型店舗「SerenDip明屋書店」がAEL MATSUYAMA内にオープン。
社名の由来
社名は創業者の名前「安藤明」に由来。「店内は明るくあれ」「社員は明朗であれ」との願いをこめている。「明」は「はる」とも読めるため、「春」や「晴れ」という前向きさもイメージしている。 本社社屋にも「トトビル」という愛称があり、「トト」とは、ギリシャの学問の神の名前である。
店舗
全国13都道府県にフランチャイズを含み86店舗ある。大部分が愛媛県・山口県・広島県・福岡県・大分県にある。(★はフランチャイズ店舗)
四国地方
- 愛媛県(28)
- 松山市
- 松山本店
- SerenDip明屋書店アエル店
- 平井店
- 石井店:2014年3月1日、愛媛県初出店となるセブンイレブン松山北井門2丁目店が併設でオープン。セブンイレブンジャパンにとって、本格的な書籍チェーン店への併設出店は初めてである。
- 空港通店
- MEGA平田店
- 中央通店
- BooksHaruyaSpirits石手店:スーパーマーケット「セブンスター石手店」の1Fにあるインショップ型店舗
- えほんの店コッコ・サン with 明屋書店
- 今治市
- 今治本店
- 今治別宮店
- 喜田村店
- 新居浜市
- 新居浜松木店(もともとは新居浜本店として営業していたが、2007年のMEGA西の土居店開店後、店舗規模と地域密着を考慮し、店名変更した経緯がある。)
- 川東店
- MEGA西の土居店
- 西条市
- 西条本店
- 西条福武店
- 東予店
- 四国中央市
- 川之江店
- 宇和島市
- 宇和島明倫店
- 八幡浜市
- 八幡浜店
- 大洲市
- 大洲店
- 西予市
- 宇和店
- 伊予郡松前町
- 松前店
- 伊予郡砥部町
- 砥部店:2018年5月6日に閉店
- 喜多郡内子町
- 内子店
- 北宇和郡鬼北町
- 広見店
- 南宇和郡愛南町
- 南宇和店
- 高知県(3)
- 徳島県 (1)
- 小松島市
- キダブン★
九州地方
- 福岡県(10)
- 熊本県(4)
- 大分県(10)
- 宮崎県(3)
- 鹿児島県(2)
中国地方
- 広島県(1)
- 安芸郡
- BooksHaruyaSpirits熊野店:スーパーマーケット「フジ熊野店」の1Fにあるインショップ型店舗
- 山口県(17)
- 山口市
- MEGA大内店
- 宮野店
- 小郡店
- 下関市
- 下関長府店
- MEGA新下関店
- 宇部市
- 東岐波店
- 萩市
- 防府市
- 緑町店
- 下松市
- 下松店
- 岩国市
- 南岩国店
- BooksHaruyaSpirits岩国店:スーパーマーケットフジ「フジグラン岩国店」の5Fにあるインショップ型店舗
近畿地方
- 兵庫県 (1)
- 伊丹市
- 野間店
関東地方
- 東京都(1)
中部地方
- 静岡県(5)
過去の店舗
- 北宇和島店:2012年6月頃に閉店[12]。
- 五反田店(東京都):2013年3月19日に閉店。
- 中標津店(北海道):2014年3月に閉店。[13]
- 明野店:2015年2月28日に閉店。
- 大街道店:1951年1月に開店。[14]2015年8月11日に閉店[15]。実質上、SerenDip明屋書店アエル店の前身店舗にあたる。
- セントポルタ店:2015年12月に閉店[16]。
脚注
- ↑ 株式会社トーハンニュースリリース(2012年6月7日)
- ↑ 小島俊一オフィシャルホームページ
- ↑ 南海放送ラジオ「明屋書店プレゼンツあなたの本棚」・アーカイブ(2014年4月)
- ↑ 新文化オンライン(2014年10月9日)
- ↑ 明屋書店ホームページ(よるマチ!)
- ↑ 明屋書店・Seren Dip(セレンディップ明屋書店アエル店グランドオープンのご案内)
- ↑ 明屋書店、トーハンから出資 4割で筆頭株主に - 日本経済新聞(2012年6月7日)、2016年9月17日閲覧。
- ↑ 明屋書店、セブン併設店を本格展開 数年内に十数店舗 - 日本経済新聞(2014年12月11日)、2016年9月17日閲覧。
- ↑ 明屋書店、グループ5社を統合 - 新文化(2014年7月4日)、2016年9月17日閲覧。
- ↑ 明屋書店がイケヤ(浜松)の事業譲受 - 日本経済新聞(2014年10月10日)、2016年9月17日閲覧。
- ↑ 新文化オンライン(2014年4月1日)
- ↑ 日本全国チェーン店書店・古書店マップ
- ↑ 北海道新聞(2013年12月26日)
- ↑ 松山大街道商店街公式ホームページ・アット大街道(明屋書店)
- ↑ 明屋書店(大街道店閉店のお知らせ)
- ↑ 大分合同新聞