オープントップバス

提供: miniwiki
2018/9/4/ (火) 22:07時点におけるAdmin (トーク | 投稿記録)による版 (1版 をインポートしました)
移動先:案内検索

オープントップバスは、開放感と眺望を確保するために屋根の一部または全部を取り払ったバスオープンカーの一種と考えられる。2階建てバスから改造された事例が多い。

概説

ファイル:AmberleyLeyland.jpg
1920年代のレイランド・バスのN型2階建てバス(オープントップ)。イギリス動態保存されているもの。

1920年代まで、2階建てバスの多くは平屋根のバスの屋上にデッキと客席を設けたものであり、2階部分には元々屋根がつけられていなかった。これがオープントップバスの始まりである。現在でも一般バスの改造により製造されたものが大半である。

近年使用される例としては、眺望を売りにした貸切バス定期観光バスに使用されるのがもっぱらであり、その構造も昔ながらのデッキ構造であったり、純粋に屋根部分のみがない(雨の時などは幌がかぶせられる構造となっている)ものなど様々である。屋根がないため、温暖な地域においては路線バスに使用される例も散見される。

このほか、優勝パレードの際に選手が乗車する際に用いられたり、車両自体をイベントのアトラクションとして使用する事例も多く見られる。変わった使用例では、ダービーステークス(エプソムダービー)で仮設の客席代わりに用いられたこともあるという。

日本におけるオープントップバス

日本においては昭和40年代にはとバスがスーパーデラックスバスを改造したオープントップバスを運行していた。

1998年には横浜市営バスが廃車直前の一般車(路線バス車両)をオープントップバスに改造し、地元プロ野球チームの横浜ベイスターズの優勝記念パレードに使用した。翌1999年には西鉄が同様の方法で改造したオープントップバスを福岡ダイエーホークスの優勝記念パレードに使用し、翌2000年のリーグ連覇の際にも使用した。これらはパレード用であり一般客の乗用に使用されたことはない。この後のプロ野球チームの優勝パレードでは特装車や「スカイバス東京」(後述)などのオープントップバスを使用するようになり、一般路線バス改造のオープントップバスは使用されなくなっている。

2000年代より日本国内各地で一般客の乗車できるオープントップバスの運行が開始されている。

スカイバス東京は年齢制限がないが、それ以後に開設されたFUKUOKA OPEN TOP BUSなどでは事故防止のため3歳以下の乳幼児の乗車を禁止していることが多い。

ギャラリー

脚注

  1. バスラマ・インターナショナルNo.145 P.22 - 23、ぽると出版 2014年8月25日発行、ISBN 978-4-89980-145-0
  2. バスラマ・インターナショナルNo.147 P.6 - 7、ぽると出版 2014年12月27日発行、ISBN 978-4-89980-147-4
  3. バスライフ』No.5 p.6 笠倉出版社 ISBN 978-4-7730-5732-4
  4. 大阪観光振興、周遊バスで 市内13名所に訪日客誘う(ひと最前線)”. 日本経済新聞社 (2016年4月7日). . 2018閲覧.

関連項目