「エース (鞄)」の版間の差分
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2018/9/23/ (日) 23:51時点における最新版
エース株式会社(ACE Co.,Ltd.)は大阪市中央区博労町に本店、東京都渋谷区神宮前に本社を置く各種カバンの製造・販売会社である。自社製品以外も広く収集・展示する「世界のカバン博物館」(東京都台東区駒形)を運営している。
概要
創業者の新川柳作が、1940年(昭和15年)に大阪で創業した、鞄の製造販売を行う「新川柳商店」が始まりである。
かつては、サムソナイト・コーポレーションとライセンス契約を結んで、同ブランドの製品を40年間にわたり製造・販売していた。現在はサムソナイト社完全出資子会社の「サムソナイトジャパン」が日本での販売を継承している。[1][2]。エース自社ブランドとして、現在では、スーツケースのProtecA(プロテカ)やビジネスバッグのACEGENE(エースジーン)などを展開している。
また、業界で初めてナイロン、合成皮革のデラクール素材のカバンを開発し、世に広めた。現代では広く使われる材料であるが、ナイロン素材のカバンがデビューした当時は、バッグの一大革命とも騒がれ、発色性と耐久性、ファッション性を兼ね備えたバッグとして愛されてきた。
アルファベットの小文字のaを図案化したものが、社章として用いられている。過去にはエースバッグとも呼ばれていた。かつてのテレビCMでは「いい旅いっしょに、エースバッグ」のサウンドロゴが流れていた。
1970年代には学生の間で、同社の「マジソンバッグ」が大流行した(マディソン・スクエア・ガーデン参照)。また過去には、朝日放送制作・テレビ朝日系列で放送中の『新婚さんいらっしゃい!』や関西テレビ放送制作・フジテレビ系で放映されていた『三枝の愛ラブ!爆笑クリニック』など、桂三枝(現・六代目桂文枝)が司会を務めた番組のスポンサーを担当したことでも知られている。
アポロ計画でも使用されたゼロハリバートン社を買収し、同社の新製品であるポリカーボネート製スーツケースはエースの赤平工場(北海道赤平市)で生産されている。
沿革
その他の事業所
- 東日本カスタマーセンター:〒111-8655 東京都台東区駒形1-8-10(かつての東京本社)
- 西日本カスタマーセンター:〒541-0059 大阪府大阪市中央区博労町4-5-2(大阪本店と同じ)
関連会社
- エースラゲージ株式会社 - 製造・品質管理
- エース物流サービス株式会社 - 物流
- 株式会社エーストレーディング - OEM
- エースサービス株式会社 - カスタマーサービス
- ACE ITALIA S.R.L
- ZERO HALLIBURTON Inc
- 株式会社トゥミジャパン
※その他、北海道赤平市と中華人民共和国の上海に製造拠点を置いている。
CMタレント
現在
過去
スポンサー番組
- 現在
- がっちりマンデー!!(TBS)
- マスターズ・トーナメントで休止の場合、毎日放送制作・TBS系のテレビ番組などに提供する事がある。
- 家、ついて行ってイイですか?(テレビ東京・2017年4月から)
- 全英オープンゴルフ・全英女子オープンゴルフ(テレビ朝日・2006年大会から)
- 過去
- 新婚さんいらっしゃい!
- 番組提供に留まらず、サムソナイトの旅行バッグを出場記念品として提供していた。ちなみに提供読みは「バッグの総合メーカー、エース株式会社」だった。
- 三枝の愛ラブ!爆笑クリニック - 一時期、後半のスポンサーの一員だった。
- 三枝の国盗りゲーム(朝日放送制作・テレビ朝日系列)
- たけしの万物創世記(朝日放送制作・テレビ朝日系列)
- ソロモン流(テレビ東京) ほか
脚注
- ↑ サムソナイト契約終了のお知らせ。
- ↑ サムソナイトジャパン:カスタマーサポート(修理について)
- ↑ 大輪会(だいりんかい)とは - 泉佐野丘陵緑地公式サイト内のページ。
- ↑ 同社では、これより前の1952年(昭和27年)に「エース商標」が制定、1960年(昭和35年)に製造部門の「エースカバン株式会社」(現・エースラゲージ株式会社)が設立されており、現社名のエースはこれらに由来する。
- ↑ 5.0 5.1 “吉田羊と古川雄輝が「ace.」の初テレビCM起用”. 日刊スポーツ. (2016年3月9日) . 2016閲覧.
関連項目
- サムソナイト・コーポレーション
- ゼロハリバートン
- 竹内海南江 - テレビ番組『日立 世界・ふしぎ発見!』のミステリーハンター(番組レポーター)。世界各国を飛び回った経験を生かし、同社との共同開発商品「Kanana Project」をプロデュースしている。