みどり会

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みどり会(みどりかい)は、旧三和銀行(現三菱UFJフィナンシャル・グループ)の取引先企業によって構成された企業グループ

概要

日本万国博覧会「みどり館」の責任者であった、三和銀行副頭取・高山義雄のアイデアによって、「みどり館」への共同出展グループを母体とする事業法人として設立された。三和グループ親睦会としては、他に三水会(各社の会長社長が参加)やクローバ会(各社の副社長、専務などが参加)等があるが、みどり会はそれらよりも多くの企業が参加している。三和銀行が大阪に本店を置いていた3つの銀行が合併した銀行だったため、関西系の企業が多い。三菱金曜会白水会などの旧総合財閥系の企業グループと比較して、メンバー企業同士の結束は弱く、三和銀行の融資系列企業のサロン的団体とされた[1]

株式会社みどり会

みどり会のメンバー161社(2016年6月時点)が出資する企業として、株式会社みどり会The Midori-Kai Co.,Ltd.)がある。同社は労働者派遣事業職業紹介事業保険代理店事業などを行う他、メンバー会社の社員、家族向けに各種斡旋サービスや優待販売会、ブライダル事業、ECモールなどを行っている。

大和銀行が主催する大輪会にも参加している企業が多数ある(双日大林組積水ハウス野村證券[脚注 1]など)。三和銀行の後身・UFJ銀行やその親会社・UFJホールディングスがそれぞれ東京三菱銀行三菱東京フィナンシャル・グループと合併して三菱東京UFJ銀行三菱UFJフィナンシャル・グループが誕生してからはMUFG傘下の企業や(MUFG傘下ではないが)田辺三菱製薬三菱グループと重複加盟しており[脚注 2]、他に芙蓉グループ第一勧銀グループにも参加している企業がある(日立製作所など)。

みどり会の取締役会メンバー輩出企業(2008年6月現在)

メンバー企業

メンバー企業には、かつての三和銀行と同様に近畿地方を地盤としている企業が多い。メンバーのうち、宇部興産帝人日立造船の3社は三和御三家と呼ばれていた。

現在のメンバー企業については、公式サイトのメンバー会社一覧を参照。

過去のメンバー企業

参考文献

  • 『国際科学技術博覧会公式ガイドブック』国際科学技術博覧会協会、1985年3月16日第1刷発行、ISBN 4-06-201979-5

脚注・出典

脚注

  1. 厳密には野村證券は大輪会のみに加盟し[2]、みどり会には野村證券の親会社・野村ホールディングスが加盟している[3]
  2. 但しMUFG傘下の各企業や田辺三菱製薬が個々に三和・三菱両グループに参加しているのであり、三和グループと三菱グループが合併して1つの企業グループになったわけではない。三和グループは今も近畿地方を地盤としている企業を中心とする企業集団であり、三菱グループは今も旧三菱財閥系の企業集団である。
  3. 当時は丸紅や東京海上日動も支援協力していた。
  4. 三和・東洋信託の両行が同信金を支援したことから関係が生じた。

出典

外部リンク