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川上村 (奈良県)

かわかみむら
川上村
地方 近畿地方
都道府県 奈良県
吉野郡
団体コード 29452-7
面積 269.26km2
総人口 1,209
推計人口、2018年4月1日)
人口密度 4.49人/km2
隣接自治体 吉野郡吉野町黒滝村天川村
上北山村東吉野村
三重県松阪市多気郡大台町
外部リンク 川上村公式ホームページ

― 市 / ― 町・村

ファイル:Kawakami library.jpg
やまぶきホール・川上村立図書館
ファイル:Kawakami main.jpg
川上村業務中心部。手前から順に、奈良県農協川上支店、川上村森林組合、川上村役場、南都銀行川上支店、迫駐在所、川上村商工会館、迫郵便局、道の駅杉の湯川上が並ぶ

川上村(かわかみむら)は、奈良県南東部に位置する吉野杉等を育てる吉野林業の中心地である。

地理

西側に大峰山脈、東側に台高山脈が連なり、吉野川(紀の川)の源流域にあたる。大台ヶ原山の北西側に位置する。吉野川に、大迫ダム大滝ダムが設けられている。2016年には水源地を守る大切さを広めるための村条例の制定にあわせ毎年11月16日を「源流の日」とすることを日本記念日協会に登録している(2014年の奈良県での全国豊かな海づくり大会の開催日にあたる)[1]

村内には天神窟(てんじんくつ)、水晶の窟、不動窟などの鍾乳洞がある[2]

村の南東部に位置する三之公近くの岩の割れ目から、湯が川(三之公川)に湧き出ている。かすかに硫化水素の臭いがする。入之波(山鳩湯)と迫(湯盛温泉)は源泉温度が30度以上ある。山鳩湯は茶色に濁ったお湯で39度ある[3]

歴史

縄文時代のものとされる宮の平遺跡(大滝ダムに水没)などが発見されたことからも、川上村はかなり古い時代から知られていたことがわかる。奈良時代には惟喬親王がこの地の人々に木地師の技術を伝えたという。室町時代後南朝自天王(北山宮)・忠義王(河野宮)が本拠地としていた場所のひとつ三之公(神之谷)があり、ここで長禄の変が起きた。これをしのび、自天王が用いたと伝えられる兜などを拝する「朝拝式」が年に一度行われている[4]

沿革

  • 1889年明治22年)4月1日 - 町村制の施行により、東川村・西河村・大滝村・寺尾村・北塩谷村・迫村・高原村・人知村・白屋村・井戸村・武木村・下多古村・上多古村・神之谷村・柏木村・北和田村・中奥村・上谷村・大迫村・伯母谷村・入之波村・白川渡村・碇村の区域をもって発足。

村域の変遷

明治22年 現在
奈良県
吉野郡
川上村

行政

なお、衆議院議員選挙の選挙区は「奈良県第3区」、奈良県議会議員選挙の選挙区は「吉野郡選挙区」(定数:2)となっている[5]

経済

産業

吉野林業の中心地。長い歴史を有す。

金融機関

農業協同組合

なお、村内にはJAバンクATMは設置されていない。

日本郵政グループ

(※2014年6月現在)

  • 大滝郵便局(大滝) - 集配局。
  • 迫 郵便局(迫)
  • 柏木郵便局(柏木) - 集配局。

各郵便局にはゆうちょ銀行のATMが設置されており、大滝郵便局ではホリデーサービスを実施。

※川上村内の郵便番号は「639-35xx」(北部地域=大滝郵便局の集配担当)「639-36xx」(南部地域=柏木郵便局の集配担当)となっている。

地域

やまぶきホール(村立総合センター)や村立図書館など、近年公共施設が整いつつある。

教育

吉野林業高等学校が同村にあったが、吉野高校に統合され、1980年3月に廃校となった。また、奈良県立川上高等学校川上分校も同村にあったが、1954年廃止。

人口

川上村(に相当する地域)の人口の推移
総務省統計局 国勢調査より

川上村の人口

  • 人口増加率(2002年→2007年) : -22.5%

交通

公共交通機関

  • R169ゆうゆうバス(コミュニティバス)大淀バスセンターまたは近畿日本鉄道大和上市駅から樫尾(ただし大和上市駅から西河までノンストップ)経由下桑原まで運行されている。(年末年始は運休)また湯盛温泉杉の湯までは下記スマイルバス、大迫ダムまではまぶきバスと同じ経路で運行している。
  • やまぶきバス(川上村コミュニティバス)が大和上市駅(一往復は吉野病院)から国栖または樫尾経由で入之波(一部は柏木)まで運行されている。(日・祝日・休日は運休)
  • スマイルバス吉野村コミュニティバス)が吉野病院(一往復は大和上市駅)から国栖または中道(湯盛温泉杉の湯行き1便のみ)経由で湯盛温泉杉の湯まで運行されている。(年末年始は運休)
  • 村内においてのスクールバスへの混乗も可。[6]

道路

国道

  • 24px国道169号
    • 隣接する吉野町からは五社トンネルで入り吉野川沿いを進んで、伯母谷川・山葵谷を経て新伯母峰トンネルを抜けて上北山村へと至る。
    • かつては険しい山間部を通過するため道路事情が悪かったが、大滝ダムの建設に伴って整備された。また2003年には大迫ダム・新伯母峰トンネルの間にはループ橋などからなる伯母谷道路が完成し、村域全体では通行困難な区間はなくなった。
    • 大滝ダムより川下から川上へ車で5分ほど進むと迫地区に至る。迫地区には村役場、道の駅杉の湯 川上、各金融機関があり村の中心部である。
    • 大滝ダムの地滑り対策工事のため吉野町側から迫地区まで平日の日中は多数のダンプカー等工事車両が行き交っている。

県道

その他

  • 林道洞川高原線 - 役場のある迫地区より五番関トンネルを経て天川村洞川に至る大峰山系を越える林道

名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事

名所・旧跡

観光スポット

  • 入之波温泉
  • 湯盛温泉ホテル杉の湯
  • 大滝ダム・学べる防災ステーション
  • 大迫ダム・ダム釣り公園
  • 森と水の源流館
  • あきつの小野スポーツ公園
  • 白川渡オートキャンプ場
  • 井氷鹿の里(釣堀・キャンプ場)
  • 匠の聚(たくみのむら)

祭事

  • 朝拝式 - 自天王を偲び、命日の2月5日に金剛寺で毎年開かれる式典。500年以上続く。[7]

催事

まるごと吉野杉フェア 川上の材PR運営委員会主催  住まい創りセミナーや地元での間伐ツアーなどさまざまな催しを実施 2009年11月11日~13日には、東京ビッグサイトでの「ジャパンホームショー2009」に出展。

  • 全日本そまびと選手権大会

かつて第1回の際には、桂南光(当時桂べかこ)が司会をした。第4回の際には、原田大二郎TKO等がチームを組んで参加したこともある。

出身有名人

関連項目

脚注

  1. “源流の日 日本記念日協会に登録 - 県内市町村で初/「川上の森と水守っていくのが使命」”. 奈良新聞. (2016年2月5日). http://www.nara-np.co.jp/20160205093715.html . 2016閲覧. 
  2. 大和大峰研究グループ著『大峰山・大台ヶ原山 -自然のおいたちと人々のいとなみ-』築地書館 2009年 93ページ
  3. 大和大峰研究グループ著『大峰山・大台ヶ原山 -自然のおいたちと人々のいとなみ-』築地書館 2009年 86、89ページ
  4. 奈良県川上村観光サイト | 【2月5日】 朝拝式(ちょうはいしき)
  5. 選挙区と定数 奈良県選挙管理委員会
  6. 参照:川上村地域公共交通活性化協議会
  7. 朝拝式 - 奈良県立図書情報館

外部リンク