actions

九十九里町

九十九里町(くじゅうくりまち)は、千葉県山武郡(旧山辺郡)にある千葉県東部太平洋岸に位置し、九十九里浜に面している。東金市への通勤率は17.0%(平成22年国勢調査)。

概要

町の中心である片貝の地名は、紀州加太浦(現在の和歌山県和歌山市加太、旧海草郡加太町)の漁民によってかれたことに由来し[1]、九十九里浜いわしの中心地として有名である。

地理

隣接する自治体

沿革

人口

平成27年国勢調査より前回調査からの人口増減をみると、8.30%減の16,510人であり、増減率は県下54市町村中51位、60行政区域中57位。

九十九里町(に相当する地域)の人口の推移
総務省統計局 国勢調査より

産業

漁業

九十九里町における漁業には、主にイワシまき網漁業、小型船舶によるハマグリ漁(地元では貝樰(かいげた)と呼ばれる)、観光遊漁船(釣船)の3種がある。有名な地引き網は、現在では体験型観光としてのみ行なわれている。

水産加工業

観光業

  • 九十九里町における観光には海水浴サーフィン海釣りなどがある。1970年代頃まで九十九里町における観光といえば、夏季の海水浴が中心で、浜沿いには季節民宿が存在していた。しかし、自動車の普及と交通網の整備により、九十九里町は東京都心からの日帰り圏となったため、現在ではほとんど見られなくなった。

ガス事業

工業

  • 昭栄ケミカル株式会社千葉工場
  • 出光ユニテック株式会社千葉工場
  • 菅原工芸硝子株式会社

姉妹都市・提携都市

国内

地域

教育

小学校

  • 片貝小学校
  • 九十九里小学校
  • 豊海小学校

中学校

  • 九十九里中学校

高等学校

交通

1961年までは東金駅と片貝を結ぶ九十九里鉄道があったが、現在は廃止されている。

バス

ちばフラワーバス・小湊鐵道・九十九里鉄道によって路線が運行されており、東京駅や千葉駅と片貝やサンライズ九十九里を結ぶ高速バス、急行バスも運行されている。

道路

有料道路
主要地方道
一般県道
自転車道

名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事

  • 片貝海水浴場 
    夏の行事としては毎年八月の初めにふるさと祭りが行われる。近年ではレゲエナイトが海岸で行われている。
    豊海海水浴場
    ビーチタワー
    国民宿舎・サンライズ九十九里
    伊能忠敬記念公園 
    伊能忠敬の生家跡や銅像などがあり、伊能忠敬出生地として千葉県の史跡に指定されている。伊能忠敬は上総国山辺郡小関村(現在の九十九里町小関)で生まれた。
    関東地方甘藷栽培発祥の地碑 
    享保20年(1735年) 、不動堂村ほか2箇所で青木昆陽によるサツマイモの試作が行われ、関東で初めて成功した。豊海小学校の近くにあり、青木昆陽不動堂甘藷試作地として千葉県の史跡に指定されている。
    海の駅 九十九里 
    2015年4月24日にオープンした片貝漁港の隣接地にある道の駅に類似した博物館・商業施設で、正式な名称は「いわしの交流センター」。農水産物直売所や飲食店、いわし資料館から成る施設であり、約3000匹のマイワシが回遊する水槽を設置するなど、休館が続くいわし博物館の事実上の後継施設となっている。
    • いわし博物館 
      かつて存在した博物館。いわしに関する資料などを展示する、世界唯一の博物館であり、2003年には今上天皇皇后も訪問した。しかし2004年7月30日にこの地域特有の自然湧出する天然ガスを原因とする爆発事故が発生、死傷者2名を出す惨事となった。これにより博物館は屋根や壁が吹き飛ぶほどの損傷を受け、休館した。
    武家屋敷門 
    因州池田家江戸屋敷黒門東京大学赤門と並ぶ、日本三門のひとつ。元々は八重洲にあった岡崎藩本多家上屋敷の門であり、国の重要文化財に指定されている。現在は山脇学園が所有しており、1974年東京都芝白金から山脇学園九十九里臨海学校松籟荘内へ移築された。しかし海岸に近い立地のため塩害による傷みと保全に苦慮し、塩害対策のため東京都港区赤坂の山脇学園敷地内へ再移築されることになった。2016年8月に移築完了し、2016年9月28日に竣工式が行われた[2]。移築前(松籟荘内)は事前予約をすることで見学が可能であった。

出身有名人

観光大使

  • DISH// :6枚目のシングル曲「 イエ〜ィ!!☆夏休み 」の歌詞に「九十九里」が登場する縁で、2015年7月11日より初代・九十九里町観光大使に任命された[3]

その他

  • 九十九里町を限定してモチーフにしたという訳ではないが1990年に女性3人ボーカルユニットのMi-Keが歌った「想い出の九十九里浜」が大ヒットし、九十九里浜の名前が全国的に知れ渡った。翌1991年篠塚満由美と松下佳子2人によるユニット「しじみとさざえ」が「ものまね 想い出の九十九里浜」としてカヴァー。しじみとさざえは、町の知名度向上に寄与したとして九十九里町観光協会より表彰された。
  • 町と観光協会が1964年に制作した九十九里音頭という新民謡がある。作詞は星野哲郎、作曲は米山正夫北島三郎五月みどりの歌唱により日本クラウンからレコード化もされた。現在は夏に開催される、ふるさと祭りなどで聴くことが出来る。
  • 以下の6つの施設が津波避難施設に指定されている(括弧内は住所)[4]
    • サンライズ九十九里(真亀4908-14)
    • メディセオ九十九里研修センター(真亀4085)
    • シャロームII(片貝1629)
    • 妙智會教団千葉聖地(片貝4184-1)
    • 住宅型有料法人ホームシルバーシャドウ(片貝2705-7)
    • 創価学会九十九里会館(片貝3409)

脚注

  1. 『角川日本地名大辞典 12 千葉県』 247頁
  2. 重要文化財 武家屋敷門移設工事が完了しました” (2016年10月20日). . 2016閲覧.
  3. DISH//が初代九十九里町観光大使に就任しました” (2015年7月13日). . 2015閲覧.
  4. 津波避難施設(ビル)の指定について九十九里町(2015年12月18日閲覧)

参考文献

  • 角川日本地名大辞典編纂委員会 『角川日本地名大辞典 12 千葉県』 角川書店、1991年、ISBN 4-04-001120-1

関連項目

外部リンク