クリスチャン・ロック
クリスチャン・ロック (Christian Rock) とは、ロック音楽の形態の一つ。CCM(コンテンポラリー・クリスチャン・ミュージック)の一形態。
概要
おもにキリスト教徒で構成されるバンドや歌詞などがキリスト教に特化している音楽を指すが、歌詞やヴィジュアルにイエス・キリストやキリスト教を讃えたフレーズやイメージを(直接的だったり、間接的だったりするものの)ふんだんに織り込むものもあれば、単にキリスト教を篤く信仰しているだけで、音楽にはあまり持ち込まないグループ(個人)もある。後者はクリスチャン・ロックと呼ばれることに抵抗する場合もある。共通した特徴は、歌詞カードの『SPECIAL THANKS(感謝をささげる人々)』欄の最初に『GOD(神)』を書き込むことである。
ロック音楽はセックス、ドラッグ、悪魔主義などを好む傾向があり、そのアンチテーゼとして作り出された。ジャンルはさまざまで、ヘヴィメタル、パンク・ロック、ハードコアなど多岐にわたるが、それらを総合して『CCM』ジャンルに分ける場合が多い。
歴史
ロックンロールの由来は黒人のスラングで性行為を意味する語であり、クリスチャン・ロック・ミュージックを訳すとキリスト教ロック音楽となる。(が、クリスチャン・ロック・ミュージックというジャンルにおいては本来の意味を含ませて、「ロック」という言葉を用いていることはないと言える。)
批判
福音派と聖霊派には「クリスチャン・ロック」に対する反対論が強くある。マリア福音姉妹会、デイヴィッド・ウィルカーソン、ジェームズ・ドブソンらは悪魔崇拝や性的逸脱と結びついたロックを福音化することはできず、クリスチャンはそれを用いるべきではないとしている。[1][2][3][4]
マリア福音姉妹会の祈りの本には、「ロックに惑わされている若者のための祈り」があり、悪魔的なロックから若者たちが助け出されるよう祈っている。[5]
主なクリスチャン・ロックアーティスト
- アンバーリン (Anberlin)
- Barlow Girl
- Brave Saint Saturn
- Chariot
- David Crowder Band
- D.C.トーク (D.C. Talk)
- デーモン・ハンター (Demon Hunter)
- decyfer down
- Disciple (band)
- Emery
- Falling Up
- Fireflight
- Five Iron Frenzy
- フライリーフ (Flyleaf)
- FM Static
- Further Seems Forever
- Haste the Day
- Hawk Nelson
- Jars of Clay
- Jeremy Camp
- KJ-52
- Kutless
- クリスタル・マイヤーズ (Krystal Meyers)
- ライフハウス (Lifehouse)
- Leeland
- メイ (Mae)
- Mute Math
- MxPx
- Newsboys
- Number One Gun
- ノーマ・ジーン (Norma Jean)
- P.O.D.
- Pillar
- Plumb
- RED
- リライアントK (Relient K)
- セブンスデー・スラムバー (Seventh-day Slumber)
- シャドウス・オブ・アンタキヤ (Shadows of Antioch)
- スキレット (Skillet)
- ストライパー (Stryper)
- Superchick
- スウィッチフット (Switchfoot)
- デヴィル・ウェアーズ・プラダ
- The O.C. Supertones
- サウザンド・フット・クラッチ
- Third Day
- TobyMac
- アンダーオース (Underoath)
- Zoegirl
クロアチア
- トンプソン (Thompson)
日本
- Dragon Ash / Kenji Furuya
- ナイトdeライト
- GaGaalinG
- Glad of Death Revive (G.O.D.R.)
- Hide-c
- Joshua
- STAND WAVE
- サルーキ=
- 神山みさ
- 山本香織 / Sunshine Gospel Choir
- 塩谷達也
- 重延勇矢 / シゲノブ イサヤ
- MANNA / 入江新一郎
- Michiru
- 小坂忠
- 岩渕まこと (バンド)
- 伊万里トーン(IMARi ToNES)
- Robinson Crew
- 遼花 -haruka-
脚注
外部リンク