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アフリカ

ラテン語:Āfrica、英語:Africa

赤道を中心に南北両半球にまたがる世界第2の大陸。東はインド洋,西は大西洋,北は地中海,北東は紅海に囲まれるが,幅約 115kmのスエズ地峡によってユーラシア大陸とつながる。面積 3031万3000km2(島嶼部分を含む)。東部を南北にアフリカ大地溝帯が通り,タンガニーカ湖マラウイ湖など多くの湖を出現させている一方,陥没の影響で,アフリカ最高峰のキリマンジャロ山(5895m)をはじめ,ケニア山,ルウェンゾリ山など 5000m級の火山がある。これらと北部のアトラス山脈を除けば,先カンブリア時代以来,著しい地殻変動もあまりなく安定した陸地であったため,全体的に台地状をなし,ほかのどの大陸よりも高山や低地,平野が少ない。気候は,温帯気候の地中海沿岸地方と南端部のほかは,熱帯および乾燥気候帯が広く分布し,砂漠,サバナ,熱帯雨林地帯が大部分を占める。ほかの大陸に比べ動物が豊富だが,近年,野生動物は激減,ほとんど動物保護区にしかみられなくなった。

古くは各地に部族王国が盛衰したが,のちヨーロッパ人が進出,19世紀後半から 20世紀初期にかけて植民地分割が行なわれ,大陸のほとんどがヨーロッパ列強の植民地となった。しかし 1950年代初めから独立の機運が高まり,1960年代前半までに約 40ヵ国が独立,1990年までに全植民地が独立した。2011年には島嶼部分も含めて独立国は 54ヵ国となった。人種的にはサハラ砂漠以北の「白アフリカ」と,以南の「黒アフリカ」に区分され,前者は地中海人種系のアラブ人ベルベル人などが居住するイスラム文化圏で,言語はハム=セム系の諸言語。後者は黒色人種を主とする地域で,中部および南部の大部分ではバンツー諸語,西部の大部分では西スーダン語群と総称される多種の言語が用いられる。農牧業を主とし,経済発展はまだ初期の段階にある地域が多いが,地下資源が豊富で,金,ダイヤモンド,コバルトなどは世界一の産出量をもつ。鉄鉱石,銅などの産出も多い。高い人口増加率,主要輸出品である農鉱産物価格の低迷,経済運営の失敗などにより,1980年代から経済危機が深刻化した。1968年頃からのサハラ南縁地域の砂漠化,1991年から1992年にかけての南部アフリカの干魃は多くの難民を生んだ。