日本ユニシス

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日本ユニシス株式会社(にほんユニシス、英文社名:Nihon Unisys, Ltd.)は、大日本印刷の関連会社であり、東京都江東区豊洲に本社を置く、ビジネスソリューションを提供するITサービス企業。また、グループ企業であるユニアデックスなどと、ICT(情報通信技術)サービスの提供や情報システム構築を行うシステムインテグレーターでもある。

概要

1958年に創立。

もとは米国ユニシスの関連会社であり大型汎用コンピュータのベンダーであったが、2006年より同社と資本関係は存在しない[1][2]

現在は、ITソリューションのベンダーとして、日本電気富士通日本IBMNTTデータ日立製作所と並び、金融機関の勘定系システムを構築可能な開発能力を保持するシステムインテグレーターの一つである。

また、同社はエンタープライズ・サーバES7000Windowsを組み合わせた金融機関向けシステムの開発や.NETを利用したソリューションシステムの開発など、マイクロソフトと歩調を合わせた戦略をとっている。近年の例としては、2007年にマイクロソフトのWindows ServerとSQL Serverを基盤とした、世界初のフルバンキングシステムを百五銀行などで稼働させている[3]

金融機関向けシステムをはじめ、アパレル系システム・通販系システム・ERPソリューション・CRMソリューションで強みを持っている。 2008年からは、クラウドサービスに注力している[4]

スポーツ振興にも力を入れており、日本ユニシス実業団バドミントン部は、日本リーグ3連覇 、2006全日本実業団選手権大会優勝の日本一チーム。2007年7月に実業団女子バドミントン部を創設、日本リーグ2009 で1部リーグ昇格。アメリカンフットボール部・BULLSは、2009年シーズンよりXリーグ(社会人アメリカンフットボール1部リーグ)に昇格した。また、日本ゴルフツアー機構日本女子プロゴルフ協会のオフィシャルスポンサーでもある。

他に、東京ディズニーランドの「東京ディズニーランド・エレクトリカルパレード・ドリームライツ」、東京ディズニーシーの「フォートレス・エクスプロレーション」のスポンサーとしても知られる。 2016年には歌手の倉木麻衣とアンバサダー契約を締結する。

沿革

  • 1951年(昭和26年) エッカート・モークリー社、最初の商用電子計算機UNIVAC Iを米人口統計局に設置
  • 1953年(昭和28年) バロース・アディング・マシン社、バロース・コーポレーションに社名変更
  • 1955年(昭和30年) 東京証券取引所野村證券に日本初の商用コンピュータUNIVAC120設置
  • 1955年(昭和30年) レミントン・ランド社とスペリー社が合併、スペリー・ランド社設立
  • 1956年(昭和31年) 尼崎市役所にバロースF500会計機の1号機を納入
  • 1958年(昭和33年) 日本レミントンユニバック株式会社設立(初代社長:宮崎清)
  • 1961年(昭和36年) 東京電力UNIVAC IIを設置
  • 1963年(昭和38年) 野村證券、山一證券UNIVAC IIIを設置
  • 1964年(昭和39年) 東京オリンピック記録予想にUNIVAC IIIが活躍
  • 1964年(昭和39年) 日本初のオンラインリアルタイム処理実験に成功(旧国鉄
  • 1965年(昭和40年) オンライン銀行部を設置、バロース・オンライン・システムを販売開始
  • 1967年(昭和42年) 日本初のオンラインバンキング処理開始(旧富士銀行
  • 1968年(昭和43年) 日本レミントン・ユニバック株式会社が日本ユニバック株式会社に社名変更
  • 1969年(昭和44年) 日本 - スイス間でオンライン・データ処理成功
  • 1970年(昭和45年) 氷川不動産株式会社設立(後の日本ユニシス・ビジネス株式会社)
  • 1970年(昭和45年) 日本ユニバック、東証二部上場
  • 1971年(昭和46年) 日本ユニバック、東証一部上場
  • 1973年(昭和48年) 高千穂バロース株式会社設立(後のバロース株式会社)
  • 1973年(昭和48年) 漢字情報処理システムKANPSが文部省をはじめ一般企業で採用
  • 1973年(昭和48年) 日本ユニバック・サプライ株式会社(後の日本ユニシス・サプライ株式会社)の株式を取得し連結子会社化
  • 1976年(昭和51年) バロース・コーポレーション、バロース(株)に社名変更
  • 1977年(昭和52年) 野村コンピュータシステム、東京証券計算センターのUNIVAC IIIが実働10万時間を突破
  • 1978年(昭和53年) 全日本空輸、新しい座席予約オンラインRESANAを運用開始
  • 1984年(昭和59年) 日本ユニバック株式会社と株式会社SRAとの共同出資により、株式会社ソフト・エクセル設立(後の日本ユニシス・エクセリューションズ株式会社)
  • 1985年(昭和60年) 日本ユニバック・ソフト・エンジニアリング株式会社設立(後のUSOLホールディングス株式会社)
  • 1988年(昭和63年) 日本ユニバック株式会社、バロース株式会社と合併し、日本ユニシス株式会社と改称
  • 1989年(平成元年) 「東京ベイ開発センター」を開設
  • 1989年(平成元年) 増資により株式会社国際システムを連結子会社化
  • 1993年(平成5年) 「札幌テクノセンター」を開設
  • 1994年(平成6年) 米国ユニシスに対するソフトウェアの販売、サービスの提供するNULシステムサービス・コーポレーション設立
  • 1997年(平成9年) 日本ユニシス株式会社のネットワーク関連およびオープンサービス事業を引き継ぐ、ユニアデックス株式会社を設立
  • 1998年(平成10年) 地方銀行向け「共同バックアップセンター」を開設
  • 2000年(平成12年) 株式会社ソフト・エクセル、日本ユニシス・エクセリューションズ株式会社と改称
  • 2000年(平成12年) 日本ユニシスグループから経理事務を受託する日本ユニシス・アカウンティング株式会社を設立
  • 2001年(平成13年) 情報セキュリティ管理の国際標準「BS7799」の認証を日本で初めて取得
  • 2001年(平成13年) 日本ユニシス株式会社、三井物産株式会社、株式会社テプコシステムズの3社共同出資によりエイタス株式会社を設立
  • 2001年(平成13年) 商品先物業界を含めた金融業界向け基幹業務のアウトソーシング・サービスを提供する株式会社トレードビジョン設立
  • 2002年(平成14年) 人材育成専門会社「日本ユニシス・ラーニング」を設立
  • 2004年(平成16年) ユーエックスビジネス株式会社設立
  • 2005年(平成17年) グンゼと合弁でG&Uシステムサービス株式会社を設立
  • 2006年(平成18年) 米国ユニシスが持株の全てを売却(業務提携は継続)
  • 2006年(平成18年) 米ノベルを通じてケンブリッジ・テクノロジー・パートナーズ株式会社を買収
  • 2007年(平成19年)4月 USOLホールディングス株式会社設立
  • 2007年(平成19年)5月 世界初、Windows Server、SQL Server を基盤としたフルバンキングシステムが百五銀行で稼働開始
  • 2007年(平成19年)6月 株式公開買い付けによりネットマークスを連結子会社化
  • 2008年(平成20年)4月 ユニアデックス株式会社、エス・アンド・アイ株式会社の株式を取得
  • 2008年(平成20年)5月 エヌユー知財フィナンシャルサービス株式会社を設立
  • 2008年(平成20年)6月 エイタス株式会社を完全子会社化
  • 2008年(平成20年)6月 株式会社ユニエイドを設立
  • 2009年(平成21年)3月 株式会社エイファスの株式を取得し連結子会社化
  • 2010年(平成22年)5月 株式会社ネットマークスを完全子会社化
  • 2012年(平成24年)8月 大日本印刷株式会社が筆頭株主となる。クラウド、新プラットフォームサービス、マーケティング・販売の3事業で連携を強化
  • 2014年(平成26年)3月 ユニアデックス株式会社が株式会社ネットマークスを吸収合併。
  • 2015年(平成27年)4月 USOL北海道株式会社、USOL東北株式会社、USOL東京株式会社、USOL中部株式会社、USOL関西株式会社、USOL中国株式会社、USOL九州株式会社を吸収合併。
  • 2017年(平成29年)3月 決済系ビジネスに特化したキャナルペイメントサービス株式会社を設立。

歴代社長

製品・サービス

エンタープライズ・サーバES7000
ソリューション
  1. 業種横断ソリューション
  2. 業種別ソリューション
  3. 技術基盤・サービス
ハードウェア
  1. エンタープライズサーバ(ClearPathサーバ)
  2. エンタープライズWindowsサーバ
  3. UNIX
  4. ソリューションサーバ

事業部門・拠点

  • 本社(東京都江東区)
  • 関西支社(大阪市北区)
  • 中部支社(名古屋市中区)
  • 九州支社(福岡市博多区)
  • 北海道支店(札幌市中央区)
  • 東北支店(仙台市青葉区)
  • 新潟支店(新潟市中央区)
  • 北陸支店(石川県金沢市)
  • 静岡支店(静岡市葵区)
  • 中国支店(広島市中区)

グループ企業

  • 日本ユニシス株式会社
  • ケンブリッジ・テクノロジー・パートナーズ株式会社
  • ユニアデックス株式会社
  • エス・アンド・アイ株式会社
  • ネットマークス上海
  • USOLベトナム有限会社
  • 日本ユニシス・エクセリューションズ株式会社
  • 株式会社国際システム
  • G&Uシステムサービス株式会社
  • 株式会社ユニエイド
  • 株式会社エイファス
  • 株式会社トレードビジョン
  • UEL(Thailand)Co., Ltd.
  • NULシステムサービス・コーポレーション(米国)
  • 北京優益天亜信息技術有限公司(UNITY)
  • キャナルペイメントサービス株式会社
  • キャナルベンチャーズ株式会社
  • キャナルグローブ株式会社

所属スポーツ・チーム

  • 実業団バドミントン部
    1989年に創部。[5]過去にシドニー・オリンピック、アテネ・オリンピックの男子シングルス日本代表選手を輩出。北京オリンピックには坂本修一池田信太郎が男子ダブルスの日本代表選手として出場した。
    「日本リーグ」(2005年、2006年、2009年)、「全日本実業団選手権大会」(2006年)で優勝している。
    2007年に女子チームを創設。2010年1月開催の「バドミントン日本リーグ2009」1部リーグ最下位チームとの「入替戦」で勝利し、1部リーグ(現:バドミントンS/Jリーグ)に昇格。実業団女子チームとしては初めての女性監督を起用している。[6]
    2009年に2012年ロンドンオリンピック出場とメダル獲得を目標に、池田信太郎と、潮田玲子が混合ダブルスを結成。
    (潮田玲子は2010年5月16日付けでチームに加入)
    日本リーグで男女アベック優勝(2010年度、2013年度、2015年度)。
    リオデジャネイロオリンピックバドミントン日本代表(9人)に7人を輩出。女子ダブルスで高橋礼華松友美佐紀組が金メダル、女子シングルスで奥原希望が銅メダルを獲得した。
    2017年のバドミントン第23回世界選手権では、奥原希望が女子シングルスで日本人初の優勝を果たした。
  • アメリカンフットボール部
    日本ユニシスグループの社員と、それ以外の企業からの参加メンバーにより構成されるクラブチーム。1981年旧日本ユニバックのチームとして創部。2004年に「日本ユニシスRED SCORPIONS」と「(和光証券)BULLS」の合併により、「日本ユニシスBULLS」となる。2009年シーズンよりXリーグ(社会人アメリカンフットボール1部リーグ)に昇格したが、2014シーズン現在、同社はスポンサーではなくなり、チームはBULLSフットボールクラブとして活動中。

文化事業

社会貢献活動

脚注

関連項目

出身人物

外部リンク