ハイデルベルグセメント
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ハイデルベルグセメント(HeidelbergCement、FWB: HEI)は、ドイツに本社を置くセメント会社である。セメントメーカーとしては世界第4位(2007)。ラファージュホルシム、セメックスなどと並び、セメントメジャーの一角に挙げられる。2009年現在、ヨーロッパ、アジア、北米、アフリカなどの50カ国以上で事業を行っており、年間セメント生産量は約8000万トンに上る。
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歴史[1]
1874年、ハイデルベルクでJohann Philipp Schifferdeckerが創業。1896年の年間セメント生産能力は8万トンであった。1914年以降ドイツ国内の企業を買収しつつ規模を拡大していき、1936年の年間生産能力は100万トンに達した。しかしながら1960年代末まで、同社の営業領域はドイツ南部のみに留まっていた。
1970年代以降、積極的なM&Aを繰り返し世界的なセメントメジャーの座に上り詰めた。主なM&Aは以下の通り。
- 1972年、フランスのVicat Cementの一部を買収、同年の年間生産能力は830万トンとなった。
- 1977年、アメリカのLehigh Cementを買収。
- 1993年、ベルギーのSA Cimenteries CBRの一部を買収、その後完全買収。
- 1995年、China Century Cement Ltdを通じて中国に進出。
- 1999年、ノルウェーのScancemを買収。
- 2001年、インドネシアのIndocementを買収。
- 2007年8月、イギリスの骨材大手ハンソン(en:Hanson plc)を140億ユーロで買収。
2007年、アドルフ・メルクル一族が同社の主要株主となった。