間組
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株式会社間組(はざまぐみ、英称:Hazama Corporation)は、日本の建設会社。通称「土木の名門」、「ダムハザマ」。建設業界では「青山」と呼ばれていた。一般には会社名を片仮名表記のハザマとしている。
概要
東京都港区虎ノ門に本社を置く中堅ゼネコン。売上高における土木と建築の比率は5:5。
古くからダム、トンネル工事の名門として知られており、日本国内では黒部ダムや御母衣ダムなど数多くの実績を持つ。一方建築分野でも、1997年から2001年まで世界一の高さを誇ったマレーシアのペトロナスツインタワーなどを手がけた。また特殊建築としては、日本国内の江戸期城郭建築の復元工事に定評があり、鉄筋コンクリート構造の名古屋城、会津若松城や、伝統工法による木造復元の白石城、伊予大洲城などが知られている。
1992年のピーク時には準大手規模の7000億近い売上高を誇っていたが、バブル期の経営失敗が祟り財務が悪化。2003年に安藤建設と資本業務提携するなどして経営を再建。
2012年5月には、さらなる収益力の強化を目指し、2013年4月1日付で資本業務提携先である安藤建設と対等な精神に基づいた合併をする計画を発表した[1][2]。吸収合併の方式による合併(存続会社は間組)で、商号は株式会社安藤・間となる[1][2]。
沿革
- 1889年 間猛馬(はざまたけま)が福岡県で間組を創業
- 1920年 本社を東京に移転
- 1925年(大正14年) 鶴見騒擾事件起こる。(清水組と間組の下請けの喧嘩)
- 1930年 法人改組
- 1962年 東証二部上場
- 1974年 東証一部上場
- 1975年 本社ならびに大宮工場(埼玉県)が爆破される(間組爆破事件)
- 1992年 呼称をハザマに変更
- 2000年 「新ハザマ創生計画」策定
- 2003年 不動産部門と建設部門で会社を分割。不動産部門を継承した旧間組を青山管財に社名変更。建設部門として間組(新会社としたため、東証一部のコード番号も変わる)を設立。
- 2013年 4月1日付で安藤建設と合併。安藤ハザマ(登記上社名「安藤・間」)となる。
主な施工実績
脚注
- ↑ 1.0 1.1 安藤建設株式会社と株式会社間組の合併契約締結に関するお知らせ {{{1}}} (PDF) 間組側から発表されたリリース。2012年5月24日掲載・閲覧。
- ↑ 2.0 2.1 安藤建設株式会社と株式会社間組の合併契約締結に関するお知らせ {{{1}}} (PDF) 安藤建設側から発表されたリリース。内容は前掲の間組からのリリースと同じである。2012年5月24日掲載・閲覧。