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石田 ひかり(いしだ ひかり、1972年5月25日 - )は、日本の女優である。本名は訓覇 ひかり(くるべ ひかり)、旧姓は石田。姉は女優の石田ゆり子。姉が社長を務める個人事務所「風鈴舎」に所属する。
Contents
来歴
東京都で誕生。両親は転勤族で、3歳の頃まで兵庫県西宮市で暮らす[1]。
小学校在学中、日本郵船に勤務する父の仕事の関係で台湾で数年過ごす。水泳が得意で、台湾在住の頃に現地の水泳大会で優勝し、現地の新聞に載ったことがある。帰国後、芸能プロダクションボックスコーポレーションに二子玉川でスカウトされる。姉・ゆり子も一ヶ月ほど前に自由が丘で同社にスカウトされている。スカウトマンは両名を姉妹とは知らずに声をかけたという[2]。姉妹はほぼ同時期に契約を結び、芸能活動を開始。アイドル時代の愛称は「ピカ」。
1986年、『妻たちの課外授業II』(日本テレビ)で女優デビュー。その後『花のあすか組!』(1988年)[3]や『ママハハブギ』(1989年)など、テレビドラマに出演。CMにも多く出演した。また、芸能人水泳大会などにも出場、得意な水泳で存分に活躍した。
1987年5月、テイチクからシングル「エメラルドの砂」でアイドル歌手デビュー。その後、シングル10枚、アルバム5枚を発売する。代表曲としては、花王「ピュア」シャンプーのCMイメージ・ソングとなった「く・ち・び・る・♥2」や「恋は確率51%」などがあるが、本人は「全く売れなかった」と自嘲している。
芸能活動と並行して堀越高等学校から亜細亜大学法学部へ進学。大学の卒業論文の内容は少年法に関するもので、少年事件の裁判の傍聴にもよく行っていたことがあった[4]。卒業後、二松學舍大学大学院文学研究科国文学専攻博士前期課程(修士課程)修了。修士論文「恋する言の葉-平安のキムタク・光源氏に愛された末摘花に学ぶ理想の女性像-」[5]。
『さびしんぼう』などの尾道三部作で知られる大林宣彦監督の映画『ふたり』(1991年)、『はるか、ノスタルジィ』(1993年)に主演し、女優として大きく飛躍することになった。1992年、読売テレビ『悪女』でテレビドラマ初主演。続いてNHK連続テレビ小説『ひらり』では大相撲が大好きなヒロインを演じた。その後もフジテレビ『あすなろ白書』に主演。『NHK紅白歌合戦』で、1992年と1993年に2年連続で、紅組司会を務めている。
2001年5月、NHK職員の訓覇圭(当時NHK大阪放送局ディレクター)と結婚、幼児期に住んでいた西宮市に一時在住。2003年、同局制作の連続ドラマシリーズ『かるたクイーン』に出演、同年5月31日に長女を出産。その後、訓覇の転勤に伴い東京へ戻り、2005年1月23日に自宅で次女を出産。2010年3月から鎌倉市に在住[6]。
出演
映画
- ふたり(1991年5月11日、松竹) - 主演・北尾実加 役
- あいつ(1991年8月10日、アルゴプロジェクト) - オノユキ 役
- 咬みつきたい(1991年、東宝) - 石川冴子 役
- はるか、ノスタルジィ(1993年2月20日、東映) - はるか / 三好遥子 役
- ベル・エポック(1998年9月26日、東宝) - 主演・鈴木綺麗 役
- アドレナリンドライブ(1999年6月12日) - 主演・佐藤静子 役
- 東京マリーゴールド(2001年5月12日) - 若い女優 役
- 竜二Forever(2002年3月2日) - 木村幸子 役
- 転校生 -さよなら あなた-(2007年6月23日、角川映画) - 大野光子 役
- くちびるに歌を(2015年2月28日、アスミック・エース) - 仲村静流 役
- 星籠の海 探偵ミタライの事件簿(2016年6月4日、東映)
テレビドラマ
- 妻たちの課外授業II(1986年10月8日 - 1987年3月25日、日本テレビ) - 秋山明子 役
- 花のあすか組!(1988年4月11日 - 9月26日、フジテレビ) - 香月はるみ 役
- ママハハブギ(1989年7月3日 - 9月18日、TBS) - 水谷恵美 役
- 鑑真号物語(1989年10月10日、NHK)
- 野望の国 嵐の章(1989年10月28日 - 1990年2月24日、NHK) - 菊 役
- トップスチュワーデス物語(1990年4月17日 - 6月26日、TBS) - 横山さくら 役
- 南くんの恋人(1990年4月28日、TBS「ドラマチック22」) - 堀切ちよみ役
- 世にも奇妙な物語(フジテレビ)
- 彼女が結婚しない理由(1990年12月26日、日本テレビ「水曜グランドロマン」)
- 1970 ぼくたちの青春(1991年6月21日、フジテレビ)
- ユーミン・ドラマブックス第1章「やさしさに包まれたなら」 (1991年10月11日、TBS)
- ADブギ(1991年10月18日 - 12月20日、TBS) - 小林あかね 役
- AD・リターンズ(1992年10月9日)
- 悪女(1992年4月18日 - 6月27日、読売テレビ) - 初主演・田中麻理鈴 役
- 連続テレビ小説(NHK)
- あすなろ白書(1993年10月11日 - 12月20日、フジテレビ) - 主演・園田なるみ 役
- 輝く季節の中で(1995年4月20日 - 6月29日、フジテレビ) - 主演・藤谷果菜子 役
- 結婚しようよ(1996年4月11日 - 6月27日、TBS) - 唯川美羽 役
- 世界でいちばん優しい音楽(1996年5月12日・19日、関西テレビ「花王ファミリースペシャル」)
- ナチュラル 愛のゆくえ(1996年10月14日 - 12月16日、読売テレビ) - 主演・佐伯志帆 役
- 徳川慶喜(1998年1月4日 - 12月13日、NHK、NHK「大河ドラマ」) - 徳川美賀 役
- ナニワ金融道パート3(1998年1月5日、フジテレビ) - みどり 役
- ラブ・アゲイン(1998年4月16日 - 6月11日、TBS) - 吉野美月 役
- 29歳の憂うつ パラダイスサーティー(2000年4月22日 - 7月1日、テレビ朝日) - 大山栗子 役
- 最後のストライク(2000年7月28日、フジテレビ「金曜エンタテイメント」) - 津田晃代 役
- 人情しぐれ町(2001年1月8日 - 3月26日、NHK) - おもん 役
- 水曜日の情事(2001年10月10日 - 12月19日、フジテレビ) - 天地操 役
- 女刑事ふたりシリーズ(2002年 - 2008年、テレビ朝日「土曜ワイド劇場」) - 川島貴衣子(刑事) 役
- 女刑事ふたり〜眠れる殺意(2002年9月14日)
- 女刑事ふたり〜赤い月連続殺人!!(2008年3月8日)
- スクープ(2002年10月14日、TBS「月曜ミステリー劇場」) - 森島絹香 役
- かるたクイーン(2003年1月6日 - 30日、NHK) - 主演・倉田春香 役
- 弁護士のくず「第8話」(2006年6月1日、TBS) - 湯川みちる 役 ※女優復帰作
- ハケンの品格「第9話」(2007年3月7日、日本テレビ) - 加藤のぞみ 役
- モップガール「第9話」(2007年12月7日、テレビ朝日) - 桜子 役
- トップセールス(2008年4月12日 - 5月31日、NHK) - 柴田真理子 役
- 沈黙の法廷・赤と黒(2010年8月30日、TBS「月曜ゴールデン」) - 黒木梓 役
- 秘密(2010年10月15日 - 12月10日、テレビ朝日) - 杉田直子 役
- 13歳のハローワーク「第3話」(2012年1月27日、テレビ朝日) - 若槻みのり 役
- 奇跡のホスピス(2012年3月28日、毎日放送) - 小池比佐子 役
- 黄昏流星群〜星降るホテル〜(2012年6月26日、関西テレビ) - 関本麻美 役
- ビギナーズ!(2012年7月12日 - 9月20日、TBS) - 竜崎美咲 役
- ラストホープ「第4・7・8話」(2013年2月5日・26日・3月5日、フジテレビ) - 坂崎多恵 役
- 太陽の罠(2013年11月30日 - 12月21日、NHK) - 結城利香 役
- ビンタ!〜弁護士事務員ミノワが愛で解決します〜「第11話・第12話」(2014年12月11日・18日、読売テレビ) - 小野田美佐子 役
- 相棒 season13 元日スペシャル「ストレイシープ」(2015年1月1日、テレビ朝日) - 西田悟巳 役
- 遺品整理人 谷崎藍子5(2015年7月27日、毎日放送「月曜ゴールデン」) - 矢野和美 役
- 邪魔~主婦が堕ちた破滅の道(2015年9月2日、テレビ東京「水曜ミステリー9」) - 主演・及川恭子 役
- コウノドリ「第3話」(2015年10月30日、TBS) - 瀬戸加奈子 役
- 掟上今日子の備忘録「第8話」(2015年11月28日、日本テレビ) - 捜査一課長の奥様 役
- スペシャリスト「第1話」(2016年1月14日、テレビ朝日) - 新宮司朱子 役
- 松本清張スペシャル 一年半待て(2016年4月15日、フジテレビ「金曜プレミアム」) - 須村さと子 役[7]
- 嫌われる勇気(2017年1月12日、フジテレビ系)- 植村彩子 役
- 屋根裏の恋人(2017年6月3日 - 、東海テレビ・フジテレビ系「オトナの土ドラ」) - 主演・西條衣香 役[8]
- 今からあなたを脅迫します(2017年)‐ 金坂七海 役
ラジオドラマ
その他の番組
- 石田ひかりの星(ステラ)伝説 (1988年、ラジオ番組)
- 鶴ちゃんのプッツン5(1988年 - 1992年、日本テレビ) - 西田ひかると共にレギュラー出演
- NHK紅白歌合戦(NHK) - 紅組司会
- 第43回NHK紅白歌合戦(1992年)
- 第44回NHK紅白歌合戦(1993年)
- てれび絵本(2005年、NHK教育テレビ) - 「つんつくせんせい」シリーズの朗読
- ドキュメント72時間(2006年、NHK総合テレビ) - ナレーション
- 幸せの食卓(2008年、日本テレビ) - ナレーション
- 奇跡の地球物語〜近未来創造サイエンス(2010年、テレビ朝日) - ゲストナレーション
- 第42回「鉄道 〜線路が私たちにくれた夢〜」(2010年8月15日)
- 第53回「京都晩秋Part1 〜美しき古都を訪ねて〜」(2010年11月14日)
- 第54回「京都晩秋Part2 〜古都の美味を科学する〜」(2010年11月21日)
- 第61回「巨大カルデラ 〜箱根の絶景が生まれた理由〜」(2011年1月30日)
- 第64回「未来エネルギー 〜太陽への挑戦〜」(2011年2月20日)
- 第84回「西表島 〜生命をつなぐ神秘の力〜」(2011年7月17日)
- 第188回「紅葉鮮やかな秋の高尾山 〜ムササビが飛ぶ東京の大自然に迫る〜」(2013年9月29日)
- リトル・チャロ2 英語に恋する物語(2011年、NHK教育テレビ) - 2月マンスリーゲスト
- Lawson select Sweet Kitchen(2012年、TOKYO FM)
- 日本の老舗 美味を探る旅(2013年、BS朝日) - ナレーション
- SUZUKI HOME SONGS(2013年4月1日 - 2015年9月30日、JFN38局ネット)[9]
- にっぽんの芸能(2016年4月8日 - 、NHK教育テレビ) - 司会[10]
CM
- 江崎グリコ ザ・アーモンド(1986年)
- 花王 ピュア(1987年)
- ろうきん(1988年)
- ボシュロム コンタクトレンズ(1989年)
- 北陸電力(1989年)
- 石田衡器製作所(1991年)
- 三共(現第一三共ヘルスケア) 新ルルA錠(1993年)
- 三菱自動車 ミニカ(1993年)
- セブン-イレブン(1994年)
- 大塚製薬 カロリーメイト(1996年)
- ライオン 植物物語(1997年)
- 松下電器産業(現パナソニック) エオリア(1997年)
- はごろもフーズ(1999年)
- JR東日本 エキナカ 立川駅(2007年)
- ローソン(2011年)
舞台
- 飛龍伝94 いつの日か白き翼にのって(1994年)
音楽作品
シングル
- エメラルドの砂(1987年5月21日)
- (c/w)潮風の秘密
- く・ち・び・る・♥2(1987年8月4日)※花王「ピュア」CMイメージソング
- (c/w)金色のネックレス
- 恋は確率51%(フィフティ・ワン・パーセント)(1987年11月4日)
- (c/w)Lonely Lonely
- 二人の関係(リエゾン)(1988年4月21日)
- (c/w)パステル・メモリー
- 少女・熱風・天然色(1988年7月13日)※「花のあすか組!」挿入歌
- (c/w)一枚の写真
- 恋人達のニュアンス(1988年10月11日)
- (c/w)夢を責めないで
- 恋なのにね(1989年2月21日)
- (c/w)うぬぼれ鏡
- Natural Choice(1989年7月7日)
- (c/w)Nocturne最後の秘密
- 風のヴァレリーナ(1989年10月18日)
- (c/w)もうひとりの悪魔
- Tomorrow(1990年3月21日)
- (c/w)Goodbye 哀愁 Girl
アルバム
- HIKARI-Legend(1987年9月21日)
- Monument(1988年3月9日)※45回転30cmレコードのみでの発売
- White Virgin(1988年6月21日)
- トゥルー(1988年10月21日)
- rendez-vous(ランデヴー)(1989年11月21日)
ベストアルバム
- Lamination(1989年4月21日)
- ゴールデン☆ベスト(2012年1月11日)
- twin very best collection(2013年12月11日)
著書
- 『一度に三品できちゃった!』鈴木薫共著(2002年、幻冬舎)
- 『まぁるい生活』(2006年、幻冬舎) - 大阪日日新聞などに掲載されていた出産・育児体験をまとめたコラム、「石田ひかりのまぁるい子育て」を単行本化。
- 『おひさまぷりん』たちもとみちこ え(2006年、Buono)
- 『しあわせのかたまり 赤ちゃんのちいさくて可愛いものたち』(2007年、Buono)
受賞歴
- 1991年 第46回毎日映画コンクールスポニチグランプリ新人賞『ふたり』『あいつ』『咬みつきたい』
- 1991年 第16回報知映画賞新人賞『ふたり』『あいつ』『咬みつきたい』
- 1991年 第4回日刊スポーツ映画大賞新人賞『ふたり』『咬みつきたい』
- 2011年 第4回ベストマザー賞芸能部門
関連項目
- ジミー大西 - 番組を通じて交友関係がある。
脚注
- ↑ 「人にも環境にもやさしい 魅力あるまち 西宮 (PDF) 」 、『西宮市政ニュース』2004年1月1日号、西宮市、2004年、 6-7頁。
- ↑ 2016年12月9日放送、TBS「ぴったんこカンカン」に出演した石田ゆり子の発言より。
- ↑ 別冊宝島2611『80年代アイドルcollection』p.73.
- ↑ “少年審判について”. OK WAVE (2001年6月30日). . 2014閲覧.
- ↑ (『二松』第15集、2001年)
- ↑ 石田ひかり (2010年9月1日). いつかサーフィン・デビューして、海の側から鎌倉の町を眺めてみたいんです. インタビュアー:森 綾. BRISA. . 2013-7-9閲覧.
- ↑ “菊川怜、5度目の松本清張ドラマは「非常に難しい」石田ひかりと初共演”. マイナビニュース (マイナビ). (2016年3月15日) . 2017閲覧.
- ↑ “石田ひかり、14年ぶり連ドラ主演!今井翼とドロドロ恋愛サスペンス”. SANSPO.COM (産経デジタル). (2017年4月15日) . 2017閲覧.
- ↑ “SUZUKI HOME SONGS - 石田ひかり”. TOKYO FM (2015年9月30日). . 2016閲覧.
- ↑ “石田ひかり 93年紅白以来の司会に緊張も「徹子さん目指す」で笑い”. Sponichi Annex (スポーツニッポン新聞社). (2016年3月10日) . 2016閲覧.
外部リンク