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安全保障

security

人間とその集団が自己の安全を確保し,生命と財産を守ること。特に国際政治において,他国から自国が攻撃,侵略される危険を遠ざけ,攻撃を受けた場合には,それをあらゆる手段で排除すること。安全保障の手段は他国との協同動作による場合が多く,通例は国家間の条約を基礎とする。

これらの条約は,条約当事国以外の一国または数国からの攻撃を仮想し,これに対して条約当事国を守ることを目的とする同盟条約と,条約当事国相互間に行なわれる攻撃に対して,ほかの当事国が被攻撃国を守ることを目的とする集団安全保障条約に大別され,安全保障は実質的には,集団安全保障と同義である。安全保障条約の核心は侵略の認定,侵略の防止および制裁にあるが,間接的には,条約の存在が条約当事国に対する攻撃を未然に封じ,戦争を防止することを目的とする場合が多い。これは当事国の一国を攻撃すれば,その国だけでなくすべての条約当事国を敵にまわさねばならなくなるからである。