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コニシ



コニシ株式会社(Konishi Co., Ltd.)は、大阪府大阪市中央区道修町東京都千代田区神田錦町に本社を置く接着剤の製造販売をおこなう企業である。接着剤に軸を置く以前は、ワイン製造と製薬を本業としていた。みどり会の会員企業であり三和グループに属している[1]

概要

ファイル:Konishi bond 50g.jpg
木工用ボンド。このボトル形状は日本で立体商標登録(登録商標第5053354号)されている。1979年登場のデザイン[2]

1870年製薬の製造販売をおこなう「小西屋」として創業される。創業当初は製薬だけでなく洋酒缶詰などの食品類を取り扱い、1884年には「アサヒ印ビール」(現・アサヒビールの源流)の製造・販売を開始した[3]。その後アルコール飲料類は子会社「大阪洋酒醸造」に移管。

1912年から問屋に専念し、工業用の薬品や輸入アルコールなどの販売、並びに日本薬局方アルコールの製造販売を展開。1914年合資会社設立。その後1925年に、株式会社小西儀助商店に改組した(同社では同年を法人設立年と見なしている[4]。なお同社は1976年に現在の社名・コニシに変更した)。

1952年に合成接着剤ボンド」(日本では、1952年に出願され、1953年商標登録されている[5][6]。)の発売を開始。その後の日本を代表する接着剤のトップブランドとして成長するようになり、「コニシのボンド」の印象を強く根付かせた。事実、インターネットでのドメイン名も「bond.co.jp」。1970年代以降、東亞合成株式会社と業務提携を結んでおり、強力瞬間接着剤の「アロンアルフア」の一般家庭用ブランドを「ボンド・アロンアルフア」として発売している。 一方、その中で酢酸ビニル樹脂エマルジョン接着剤「ボンド木工用」が同系接着剤の代名詞となった反面、「ボンド」ブランドの中でもこれだけが突出して有名になってしまい、同社のウェブページではその他の製品のPRのため「ボンド木工用だけ有名で、困ってます。」という文句で特設ページを解説している[7]

同社の東京支社は2005年に東京本社に格上げされている。さいたま市桜区の浦和工場跡地に東京本社を移転予定。

小西家住宅

小西屋・小西儀助商店時代の本店は、2006年現在も大阪本社が入居しているビルの北隣に現存しており、関連企業であるボンド興産の本社として使われている。2001年には「小西家住宅」として重要文化財に指定された。

旧小西儀助商店社屋 道修町側  
旧小西儀助商店社屋 堺筋側  

脚注

  1. メンバー会社一覧 - みどり会
  2. 【ボンド】ボンド木工用誕生は下駄がヒント?(男の浪漫伝説 Vol.44) | ドリームメール
  3. 1892年からサントリーの創業者である鳥井信治郎丁稚奉公に入っており、鳥井は酒の取扱いをここで学んだ。
  4. 当時の商法上、法人格を維持したままで合資会社・合名会社から株式会社への組織変更を行うことは認められていなかった。これが認められるようになったのは会社法が施行されてから(2006年5月1日から)である。
  5. ボンド/BONDの二段併記商標として登録されている。登録商標第433890号等。特許電子図書館(IPDL)での調査による。
  6. コニシのブランドについて コニシ株式会社
  7. ボンド木工用だけ有名で、困ってます。

参考文献

関連項目

外部リンク