コエドブルワリー
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コエドブルワリー(こえどぶるわりー)とは、埼玉県川越市に本社を置く株式会社協同商事のビール事業部門の名称。名称の由来は川越の別名「小江戸」。
主力品種の1つ「Beniaka」は川越芋(紅赤)を使用、サツマイモを原料にした世界初のビールである。
Contents
沿革
- 1982年5月 - 株式会社協同商事設立
- 1994年9月 - 酒類輸入販売免許取得
- 1996年3月 - 発泡酒製造免許取得
- 1996年4月 - コエドブルワリー開設、R&D・エンジニアリング部門開設
- 1997年7月 - ビール・発泡酒販売免許取得、コエドブルワリー三芳工場開設
- 2009年 - アメリカで販売開始
- 2010年 - 上海、オーストラリアで販売を開始
- 2015年5月 - 川越にCOEDO Craft Beer 1000 Labo開設
- 2016年9月 - 東松山にビール工場を移転
ビール
主な製品は以下の通りである。
- 伽羅 -Kyara- : 濃厚でなめらかな伽羅色のビール
- 瑠璃 -Ruri- : プレミアムピルスナービール。さわやかな飲み口が特徴
- 白 -Shiro- : 無濾過の小麦麦芽を使用したビール
- 漆黒 -Shikkoku- : 2種類のブラックモルトの他、6種類の麦芽を配合した、長期熟成ビール
- 紅赤 -Beniaka- : 長期熟成プレミアムラガー。麦芽と薩摩芋を原料とする。さつま芋を原料とするため、酒税法上「発泡酒」に分類されている
- 毬花 -Marihana- : セッション・IPAビール。ホップの爽やかな香りが特徴。樽のみでの提供のため、店舗でしか飲めない。
関連施設
COEDO Craft Beer 1000 Labo(コエド クラフトビール・ワンサウザンド・ラボ)
埼玉県川越市福田にある小規模醸造所。2015年6月に開設[1]。ビアレストラン「香麦 -xiangmai-(シャンマイ)」が併設されている。
受賞
- 農商工連携88選[2] - 2008年に「COEDO 紅赤 -Beniaka-」が入選
- ヨーロピアン・ビア・スターアワード - 2009年から2012年まで4年連続でメダル受賞
- ワールド・ビア・カップ - 2010年に「COEDO 紅赤 -Beniaka-」 がシルバーメダルを獲得
- iTQi[3]品評会 - 2011年、「紅 -Beniaka-」がクリスタル味覚賞(3つ星を3年連続)、「伽羅 -Kyara-」「瑠璃 -Ruri-」「白 -Shiro-」「漆黒 -Shikkoku-」が2つ星を受賞
- モンドセレクション - 2007年に全商品受賞(「COEDO 紅赤 -Beniaka-」「瑠璃 -Ruri-」は最高金賞)。2008年は「漆黒 -Shikkoku-」が最高金賞、「白 -Shiro-」が金賞受賞
脚注
- ↑ “COEDO Craft Beer 1000 Labo 開設のおしらせ (PDF)”. コエドブルワリー カスタマーコミュニケーションチーム (2015年6月). . 2016閲覧.
- ↑ 2008年に経済産業省と農林水産省が協同で、農林水産業と商工業等の連携に取り組んだ事業例を募集・選定したもの。詳細については農商工連携を参照。
- ↑ 国際味覚審査機構(International Taste & Quality Institute)はベルギーのブリュッセルに本部を置き、世界中の食品・飲料品の「味」の審査・表彰・プロモーションを行う機関。詳細についてはSuperior Taste Award (優秀味覚賞)シェフとソムリエが贈る食品・飲料品アワード およびSuperior Taste Awards(英語)参照。