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製作本数はスペシャルを含め185本。金八が[[定年]]となるのを理由に<ref group="注">金八は昭和25年(1950年)8月8日生まれの設定で、定年の年齢(満60歳)に達したため。</ref>、2011年3月27日放送のファイナルをもって物語の幕を閉じた。番組終了後は、[[赤坂サカス]]の「[[夏サカス]]2011〜笑顔の扉〜」イベントで3年B組の教室が再現され『金八』の歴史が展示されたほか、[[2012年]][[1月]]、[[ユーキャン]]の[[コマーシャルメッセージ|CM]]で金八が出演している。ただし、教壇の名簿の生徒名は[[ごくせん]]の人物になっていた。断続的ではあったが、放送期間32年間という歴史が物語るように、『[[水戸黄門 (パナソニック ドラマシアター)|水戸黄門]]』や『[[渡る世間は鬼ばかり]]』とともに、TBSを代表するドラマ作品となった。
 
製作本数はスペシャルを含め185本。金八が[[定年]]となるのを理由に<ref group="注">金八は昭和25年(1950年)8月8日生まれの設定で、定年の年齢(満60歳)に達したため。</ref>、2011年3月27日放送のファイナルをもって物語の幕を閉じた。番組終了後は、[[赤坂サカス]]の「[[夏サカス]]2011〜笑顔の扉〜」イベントで3年B組の教室が再現され『金八』の歴史が展示されたほか、[[2012年]][[1月]]、[[ユーキャン]]の[[コマーシャルメッセージ|CM]]で金八が出演している。ただし、教壇の名簿の生徒名は[[ごくせん]]の人物になっていた。断続的ではあったが、放送期間32年間という歴史が物語るように、『[[水戸黄門 (パナソニック ドラマシアター)|水戸黄門]]』や『[[渡る世間は鬼ばかり]]』とともに、TBSを代表するドラマ作品となった。
 
== ストーリー ==
 
[[ストーリー]]の主要部は1時間枠の[[連続ドラマ]]として放送され、第1シリーズから第8シリーズまでのレギュラー放送があった。このほか、連続ドラマの各シリーズ間に挿入される形で、単発のスペシャルドラマが12作品放送された。
 
 
各シリーズは週1回で放送され、期間は10月開始の翌年3月終了の原則2[[クール (放送)|クール]](半年)だが、第3シリーズのみ12月終了の1クール(3か月)となっている。近年の連続ドラマでは「1クール(3ヶ月)」完結が多い中で、きわめて少ない2クールの部類である。
 
 
ドラマで扱われるテーマには時勢も反映され、教育現場においての時代に応じた課題が扱われることも多かった。
 
 
== 登場人物 ==
 
生徒とその家族・親戚については他クラス生徒も含めて「[[3年B組金八先生の生徒一覧]]」を参照のこと。坂本家と親族関係でない限りは基本的に名字で記載する事。兄弟姉妹や保護者は基本的に記載しないが、複数作に渡り出演している者に限る。
 
:キャスト横の()欄の出演した作品については
 
*本編、スペシャル、特番、他作品の順に記載。数字はシリーズ、漢数字はスペシャルを示す。
 
*特番については同は金八25周年同窓会、直はファイナル直前スペシャル、Fはファイナルへの出演
 
*他作品への出演については新は新八、仙は仙八、貫は貫八への出演とする
 
=== 坂本家 ===
 
; 坂本 金八
 
: 演 - [[武田鉄矢]]
 
: 本作の主人公で、国語担当。初期のシリーズはロン毛でオールバック。SP1以降は短髪。
 
: [[福岡県]][[福岡市]]出身。[[1950年]](昭和25年)[[8月8日]]生まれ<ref>第2シリーズ『入試直前面接心得』より。3B生徒達による金八への模擬面接の中で生年月日を質問され、「昭和25年(=1950年)8月8日生まれ」と答えた。</ref>。[[福岡教育大学]][[教育学部]]を卒業し、[[東京都]]の[[教員採用試験]]を受け、[[中学校]]の[[国語 (教科)|国語]][[教員]]となる<ref group="注">武田は実際に同校に[[在学]]、[[中退]]している(実際には[[除籍]]。その後、2008年9月12日に同校より[[名誉学士]]の称号を受け、事実上の卒業を果たしている)ものの[[教育実習]]を行った経験がある。</ref>。学生時代は[[柔道]]をしていた。[[坂本龍馬]]を尊敬している。喫煙者。
 
:基本的には「坂本先生」と呼ばれているが、 [[愛称]]は「'''きんぱっつぁん'''」で、柴崎のみが「'''ハッチ'''」と呼んでいた。旧友(宇部、河野)からは「'''金ちゃん'''」と呼ばれていた<ref>第2シリーズ『心を病む子供達』より。</ref>。第7シリーズで桜中に復帰した当初、自己紹介で黒板に名前を書いた際、中村に「'''かねはち'''」と読み間違えられた<ref>第7シリーズ『史上最低の3B』より。</ref>。
 
: 第1、2シリーズでは、福岡出身であることもあり[[博多弁]]で喋るシーンも散見されたが、第3シリーズ以降は露骨に博多弁を喋るシーンはほぼ登場しなくなっている。好きなタイプは[[かたせ梨乃]]。得意料理は[[焼きそば]]<ref>第2・5シリーズで作っている。</ref>、好物は[[プリン]]<ref>ファイナルでの大川のお見舞い品と発言より</ref>。
 
:道徳に反する行動や成すべきことから目を背けることを嫌い、第6シーズンではソーラン節の講義を蔑ろにした生徒たちを怒鳴って謝るように促したり、第8シーズンでは家庭での問題から欠席が目立つ北山や、父との対立が原因で一時期引きこもっていた里中に「逃げない」ことの重要性を厳しく解き、立ち直るきっかけを与えている。
 
: [[晴天乱気流|エアポケット]]が苦手で、「[[ジュラルミン]]のでっかい奴が空を飛ぶのが未だに理解できない」という理由で[[飛行機]]嫌い。第2シーズンで福岡の病院を訪れた際は、当時博多まで7時間かかった[[新幹線]][[ひかり (列車)|ひかり]]で行き、帰りは最終の東京行きひかりに乗り遅れ、まだ時間的に飛行機であれば当日の帰京が可能だったにも関わらず、あえて[[寝台特急]]([[なは (列車)|明星]])から翌朝[[新大阪駅]]でひかりに乗り継ぐ方法を選択、月曜朝の出勤時間に遅刻して戻ったほど。
 
: 劇中では、桜中学校と松ヶ崎中学校を舞台としており、ほぼ毎年3年B組を担任している<ref group="注">3年B組以外のドラマの中では「1年B組」(三)、「2年B組」(四九・7)などB組ばかり担任しており、このことはストーリー中でも言及されている。</ref>。
 
: 桜中学赴任当初は[[狛江駅]]近隣の[[アパート]]で一人暮らしをしていたが、吉村の失踪事件<ref>第1シリーズ『3年B組金八先生』より。</ref>を機に、君塚から[[下宿]]先として池内商店を紹介され<ref>第1シリーズ『内申書』より。</ref>、以降はこの池内家で生活<ref group="注">第2シリーズまで。</ref>。第二シリーズでは生徒から「天路と田沢のどっちがタイプ?」と聞かれている。その後、天路里美と結婚し<ref group="注">第2シリーズ終了 - スペシャル1の間。</ref>、2人の子供を授かる。のちに妻に先立たれ<ref group="注">第4シリーズ『3年B組金八先生』で[[年忌|三回忌]]の設定。</ref>、子供達と3人で暮らすようになるが、再婚はしていない。ファイナルでは子供が全員独立したため、再び一人暮らしになっている。子供である乙女・幸作は共に桜中学校の出身である。
 
:父兄からの[[お中元]]や[[お歳暮]]は受取拒否をしており全て返却している。
 
: 結婚後は池内家からアパートに引っ越し、妻の死後は団地に移り、第5シリーズでは教え子に紹介してもらった荒川土手近くの中古の一軒家を購入している。
 
: 第2シリーズで我が子の成績を過小評価されていると思い込んだ保護者が学校を訪れ成績資料を開示するよう求めてきた際、どの教員も拒否したのに対し、金八が以前参加した「[[教育研究全国集会|教研]]」で類似の実践発表があったことを話し、成績の開示を勧めている場面がある<ref>第2シリーズ『父の死と高校進学』より。</ref>。
 
: 第5シリーズでは大西の誠意を侮辱したばかりか負傷させたことについて「人の心を踏みにじった者は殴る」という公約のもと数名の生徒を殴り、責任を取って辞表を提出するが、市村と山田は「叩かれて嬉しかった、初めて真剣に叱ってくれた」と感謝している他、戸田は初めて褒めてくれた先生だと言っている。過去は吉村、加藤、松浦の3人だけと語っているが、第2シリーズでは佐々木、SPでは岩沼、山本のことも殴っている他、伊丸岡の尻を叩く、興奮する立見の尻を棒で叩くと言った軽度の叩きは多い。また、第5シリーズで兼末らを殴った後、桜田友子に殴られ、辞表を提出しようとしていることを彼女に看破された。前述の件以外にも、辞表を提出するシーンが2回あり、いずれも同僚や生徒の訴えにより、辞表は受理されていない。
 
: 生徒を色眼鏡で見ることはなく、ファイナルの景浦の様な生徒でも信用し、「香坂死ね」と書いた生徒を字を見れば特定出来ると景浦では無いと看破したり、給食残飯をカバンに詰めた事も看破している。景浦が香坂を殴った事については真相を知った後に未だに素行の悪さを理由に景浦を受け入れようとしなかった宮崎と柴崎に、「景浦が助けて庇ってくれた」と諭してる。
 
: スペシャル9では、[[オヤジ狩り]]に遭い、救急搬送される。その時、大森は本官の友人と語っている。中高生の頃、不良をやっていた経験があり、長ラン着た星野清と一緒に街を徘徊し楓中のヤンキーを叩きのめした他、ディスコでは伊東と一緒に踊る、荒谷二中に生徒と殴り込みに行く、深川の野宿を小田切、大森、道政利行と付き合う、一緒に[[インターネットカフェ]]に寝泊まりする、松ヶ崎中時代は3人で一緒に女装して記念撮影するなど、生徒ととことん付き合ったり、ヤクザに絡まれた生徒を命懸けで助けたりなど、男気がある性格である。また、第6シリーズでは、今井儀の家が火事になった際、小鳥を命懸けで救出した。後年、星野は「あの時の出来事は宝物。あの時のきんぱっつぁん強かったなぁ」と言っている。
 
: 第1 - 第3シリーズでは、金八が武田鉄矢のもとに出向いて武田(一人二役)と対面するシーンが設けられていた。
 
: 金八がシリーズ内で卒業させた生徒は240名<ref>{{Cite web |url=http://www.oricon.co.jp/news/84915/full/ |title=金八を定年退職…武田鉄矢、“先生役”イメージに「感謝」 |publisher=[[ORICON STYLE]] |date=2011-02-17 |accessdate=2016-08-22}}</ref>。スペシャルVII『第3シリーズ卒業スペシャル』以外の単発スペシャルで唯一卒業までを描いたスペシャル12の生徒25名を含めると265名の生徒が卒業している。金八の定年を描いたファイナル『最後の贈る言葉』では、桜中学校の卒業生が金八の卒業式を企画し、松ヶ崎中学校が舞台となった第3シリーズ以外の各シリーズで生徒役を演じた150名と、金八の最後の生徒となったファイナル生徒役25名の合わせて175名が出席した<ref group="注">金八の卒業式では、広島と佐藤が司会を担当し、伊丸岡が『[[仰げば尊し]]』をピアノ伴奏した。なお、第3シリーズの生徒・ファイナル以外の単発スペシャルの生徒(スペシャル4〜6・8・9に出演した150名)は出演していない。</ref>。
 
:; 金八の職歴
 
:: [[世田谷区]]立世田谷第一中学校(1972年(昭和47年)4月<ref group="注">現実では1950年(昭和25年)8月8日生まれで現役で4年制大学を卒業した年に中学校教諭になった場合は1973年(昭和48年)4月からである。</ref> - 1979年(昭和54年)9月)<ref group="注">教員になった時期は本編では描かれていないが、第5シリーズ『金八涙の体罰…3B騒然辞表提出』において「27年間の教師生活で」と語る場面がある。</ref>
 
:: [[足立区]]立桜中学校(1979年10月 - 1988年(昭和63年)3月)
 
:: 足立区立松ヶ崎中学校(1988年4月 - 1995年(平成7年)3月)
 
:: [[文部省]]教材研究課(1995年4月 - 1995年10月)
 
:: 足立区立桜中学校(1995年10月 - 2002年(平成14年)3月)
 
:: 足立区[[教育委員会]]事務局改革推進課(2002年4月 - 2004年(平成16年)3月)
 
:: 足立区立桜中学校(2004年3月 - 2011年(平成23年)3月)
 
; 坂本 里美(旧姓・天路)
 
: 演 - [[倍賞美津子]](1 - 4、壱 - 九、新、4以降は遺影・声のみ)
 
: 金八の妻。養護教諭であり、保健室の先生。豪放磊落な性格で、独身時代から苗字をもじって「アマゾネス」と生徒から恐れられるほど男勝りだった。その反面、人一倍涙もろく、金八赴任以前の卒業式で感極まって号泣、その事が原因で式の進行を妨げてしまい翌年以降は卒業式には臨席せず、職員室や保健室で待機していた。第1シリーズでは、「愛の授業」の必要性を訴える金八に賛同し、自らも女生徒に対する授業を行った。第2シリーズとスペシャル1の間に金八と結婚し、楓中学校へ転任。スペシャル1の時には乙女を、スペシャル2のときには幸作を身ごもっていた。スペシャル8と第4シリーズ第1回の間に[[乳癌]]<ref>第7シリーズ『命とは何だろう…?金八先生、涙の授業』より。</ref>のため病死する。結婚、死去ともに設定のみでストーリー中は描かれていないが、第7シリーズ『命とは何だろう…?金八先生、涙の授業』で里美を看取った様子を金八が涙ながらに生徒に話すシーンがある。
 
; 坂本 乙女
 
: 演 - 大路明日香(弐参)→江口美穂(四 - 八、3)→星野真理(4)→[[星野真里]](九5以降)
 
: 金八の長女。[[東京都]][[足立区]]出身で、[[1982年]]生まれ。桜中学校→[[東京都立晴海総合高等学校]]→[[千葉大学]][[教育学部]]を卒業し、樫の木養護学校教諭になる。幼少期から明るくしっかり者。かなり気が強いが、外面は良い。4期生の伊丸岡とは公私で交流があるほか、杉山・坂田・遠藤に一目惚れされており、この3人が乙女のことで喧嘩したこともある<ref group="注">第4シリーズでは杉山が坂本家にラーメンや餃子を自分の小遣いで届けた事で坂田と殴り合いの喧嘩にまで発展した。第5シリーズでは一度だけ金八の同僚の小田切と噂になったことがあるが、実際は2人が一緒にいるのを目撃した遠藤が勝手に勘違いしただけだった。第6シリーズでは遠藤と杉山が口論している</ref>。その他、第4シリーズの他の男子生徒からも「猿が白雪姫を産んだ」とか「本当に金八先生の娘?」などといわれ、カワイイともてはやされていた。赤ん坊の頃、[[腸重積]]を患い病院に運ばれたことがあり、Rh-AB型という稀少な血液型のために輸血が困難になり、危篤状態になるが岩沼幸一郎からの輸血で一命を取り留めた<ref>スペシャル2『イレ墨をした教え子』より。</ref>。ファイナルでは青沼のプランの元、湯山と結婚・挙式したが、金八は「杉山にやっとけば良かった」発言している。第5シリーズで[[宇多田ヒカル]]のファンであることが語られている。SP9では、4期生が作ったタコヤキお守りを合格祈願お守りとして4期生から送られているが、杉山と坂田のは縁起が悪いからと金八が受取拒否している。
 
: 名前は[[坂本乙女]]から。
 
; 坂本 幸作
 
: 演 - 江口雄大(四 - 八、3)→[[佐野泰臣]](4以降)
 
: 金八の長男。[[東京都]][[足立区]]出身で、[[1984年]]生まれ。桜中学校→東京都立青嵐高等学校→[[埼玉大学]][[教育学部]]を卒業。第5シリーズでは当初3年B組に在籍していたが、当時の担任・中野の入院に伴い、父の担任就任で3年C組に組替えされる。3B生徒による中野への集団暴行時は教室にいなかったため関与していなかったが、中野の事は不快に思っていた。兼末や安井とは幼馴染。第5シリーズでは父の担任就任まで3年B組に在籍していたため同級生からは親しまれており、2学年後輩の6期生からも慕われていた。小野寺のような発達性障害を持っている者や不登校児の面倒見が良い。第6シリーズでは[[悪性リンパ腫]]を発症し、一時は生死の境を彷徨ったが克服する。この時倉田正子([[麻里也|伊藤麻里也]])と親しくなるがその後の動向は不明。長期入院で留年と一浪しているので兼末らとは2年離れていることになる。第7シリーズでは大学受験に失敗し浪人していたが、その後埼玉大学教育学部に合格。第8シリーズ第7回から第11回まで教育実習生として教育実習を受けていた<ref group="注">幸作は英語担当として矢沢の授業で実習した。遠藤の3年A組を担当したが、金八の補助として3年B組の国語の授業で実習している姿も見られる(第7回『金八生徒女形競艷』内の「便所掃除」の詩朗読の場面)。</ref>。英語が苦手な茅ヶ崎がキング牧師の演説を正確にスラスラと読めた事に驚愕し、茅ヶ崎の為に英語の時間にキング牧師に関する社会の授業をやってしまっている。この事は矢沢と遠藤から叱責を受けたが、本田と乾は「やりますね、金八のDNAを受け継いでいる」と感心している。第7シリーズまでは安井に惚れていたが、第8シリーズでは同じ大学の[[沖縄県]]出身の1つ学年が上の女性と交際している。当初は結婚を前提に交際しており、彼女の地元で暮らすために沖縄の教員採用試験を受けようとしていたが破局し、[[東京都]]の[[教員採用試験]]を受けようと考えた。結局は[[群馬県]]の中学校教員となった。佐野自身も教員免許を取得している。3年B組の一員として扱われており、謝恩会や同窓会にも出席しているが、兼末には「あれ?3年C組北先生でしょ?」とつっこまれる。坂本家内では幸作が調理することが多い。
 
: 名前の由来は、岩沼幸一郎から一文字をとったもの。「幸せを作る人」という意味で名付けられている。
 
:書籍上では4期生の佐藤賢治と交流がある。
 
; 湯山 朋弘
 
: 演 - [[蟹江一平]] (8、F)
 
: 樫の木養護学校教師で乙女の先輩で交際相手。[[バツイチ]]子持ちで、娘との約束を果たすために乙女との結婚を拒んでいたが、金八の後押しもありファイナルで結婚した。金八は乙女を杉山の嫁にやっとけば良かったと言っている。
 
 
=== 地域 ===
 
; 大森 巡
 
: 演 - [[鈴木正幸]]
 
: 金八同様、SP・特番・姉妹作も含めた全作に出演。千住東警察署北千住派出所勤務<ref group="注">「桜中学音楽大全集」の特典DVDにて、本人が自己紹介している。</ref>の[[巡査]]で、[[津軽弁]]で口うるさくおせっかいで主人公に絡む。スペシャル2では血液型がB型であることが明らかになる。深川の件では彼を職質した足立警察署管内の警官から庇っている他、成迫の件では金八に直接連絡を入れている。金八と知り合ったキッカケは[[痴漢]]の[[誤認逮捕]]だった。以後、毎朝荒川土手で金八と口論をくりひろげる「ケンカ友達」であるが、「喧嘩する程仲が良い」という証拠で、SP9では金八のことを上司に「友人」と公言している。正義感が強く根は悪くないが単純で、すぐ地域の人々の問題に首を突っ込む。第4シリーズでは生い立ちと警官になった理由が語られ<ref group="注">出身地は東北。高校卒業と同時に警視庁に採用となり上京した。</ref>、これに感化された北郷が警察官を目指すきっかけとなった<ref>第4シリーズ『ボク何になるの?』より。</ref>。出世は望んでおらず、地域勤務であることを誇りに思っている。[[津軽弁]]で話し、自転車「ホワイトアロー号」を愛用。ただ、愛用している自転車にも拘わらず、なかなか上手く乗りこなすことができない。不審者を発見した時など大事なシーンに限って、運転を誤りよく転倒する。普段は拳銃を発砲しないが、SP9で金八が[[オヤジ狩り]]に遭った際、金八に暴行を加えた少年に対し威嚇発砲をし、そのせいで危うく謹慎処分となりかけた<ref>SP9『道は遠くとも〜子供を救え!大人達よ立ち上がれ』より。</ref>。また金八らを追いかけようとした直後に三輪車に乗った幼児と衝突し、その幼児を泣かせてしまったこともある。第5シリーズでは、兼末雄一郎を追いかけている最中に、道政利行の運転する車にはねられる。ファイナルでは、定年する金八と時を同じくして大森自身も定年となり、[[交番相談員]]として今後も地域のために活躍することが語られた。SP3では安恵の義母が起こした交通事故では横暴な態度を取っていた。池内シカには「バカお巡り」、星野には変な奴、SP10では室岡の隣人からヘボ巡査と言われている
 
: 巡の名は、本来作中では設定されておらず、第5シリーズ当時公式ウェブサイトのインタビューで鈴木本人が答えたものである<ref>[http://www.tbs.co.jp/kinpachi/series5/oomori/02.html 拝啓大森巡査より Vol.2]</ref>。
 
; 道政 利行
 
: 演 - 山木正義(4以降全て)
 
: 大川明子の夫で[[スーパーマーケット]]「スーパーさくら」の経営者。第4シリーズから登場。入院時に世話になった明子に惚れて結婚した。坂本家とは親密な交流があり、スーパーの常連でもある。
 
; 安井
 
: 演 - [[柴俊夫]](5 - 7、F)
 
: 安井病院→安井総合病院長。娘はちはるで、現在は当病院の看護師。兼末麻美の兄とは高校の同級生であり、兼末家とは家族ぐるみの付き合いをしている。健次郎たちのことも幼いころから知っており、兼末家の家庭事情を知る数少ない人物でもある。第6シリーズでは、悪性リンパ腫を発症した幸作の事で金八の相談に乗ったりもしたほか、第7シリーズでは覚醒剤問題の事で金八に協力し、ファイナルでは狭心症となった金八の検査をした。
 
; 池内 シカ
 
: 演 - [[都家かつ江]](1、壱、遺影)、[[千石規子]](2)、[[大路三千緒]](弐)
 
: 池内友子の母で雑貨店を経営していた。愛称は「おシカばあさん」。第1シリーズでは妊娠が発覚した浅井雪乃の強い信念に感銘し、君塚や友子らと共に[[教育委員会]]と[[福祉事務所]]を説得、実家から見放された浅井を自宅に引き取り出産まで面倒を見た<ref group="注">第1シリーズ『15歳の母その3』</ref>。SP3で故人。第2シリーズでは、通学途中に公園で倒れた高橋を助け、大森に救急車を呼ばせておきながら、大森を「バカお巡り」呼ばわりしている。第3シリーズ3話で三浦の飲酒事件が起きた際、彼女は年齢を聞いてから酒を売ることが明らかになった。基本的には面倒見のいい世話好きで、金八が下宿する前も数名の桜中教師を下宿させていた他、成迫も下宿させている。
 
; 池内 一郎
 
: 演 - 木村雄(1、2、4、参)
 
: 池内友子の息子。昭和44年度生まれ。中学時代は成績は良いが、中川に母親からテスト内容を教えて貰っている発言で、中川と殴り合いのケンカばかりしていた問題児だったが、安恵の義母の交通事故では黒い服の男が飛び出して、中川鉄鋼の従業員が立ちションしていたと発言するなど正義感は強い。第4シリーズでは桜小学校の教師となっている。
 
; 兼末雄一郎
 
: 演 -[[須藤公一]](5、6、SP10)
 
: 兼末健次郎の兄。[[東京大学]]に一発で合格できる程の秀才であるが、元々人付き合いが苦手だったこともあり、入学後人間関係に悩み始める。アメリカ留学を勧める母とそれに反対する姉の板挟みに耐えかね、部屋にひきこもり[[家庭内暴力]]を振るうようになる。その後は深夜になると度々家を抜け出して町を徘徊しており、大森からは「怪物」と呼ばれて追われていた。金八、道政家も夜道で遭遇しているが、当初は正体に気付かなかった。また2年以上も自室に閉じこもって偏った食生活をしていたため、[[過食症]]になっていたほか、嘘発覚後に病院を抜け出して満腹亭に通っていた。周囲にはアメリカに留学したことになっていたが、大森から逃げる際に彼と共に道政の車にはねられたことで嘘がばれてしまう。それからは家を出て一人暮らしを始めようとするも、息子を手放したくない一心で[[心中]]を仄めかし包丁を持ち出した母と揉みあいになり、止めに入った健次郎が麻美を刺してしまう結果となってしまう。その後家族と和解し、新聞配達のアルバイトをしながら、フリースクール「風」を手伝うことになる。引きこもっていた頃は暴力的な性格だったが、根は弟思いの優しい性格であり、友人との確執で悩む健次郎を励ましたりした他、フリースクールの子供たちからも慕われていた。第6シリーズでも「風」の手伝いは続けており、成迫が悪質な出版社を相手に訴訟を起こす際に、自身の体験を成迫に話し、服部たちと共に彼を応援する。
 
; 氏家
 
: 演 -[[加藤満]](8)
 
: 足立区教育委員会の教育委員。
 
;[[中牟田俊男]]・[[千葉和臣]](1・2・3・音・同)
 
:[[海援隊 (フォークグループ)]]、福岡在住の金八の旧友(宇部・河野)、ギタリスト等多数の兼役で所々で出演。
 
 
=== 桜中学校教員 ===
 
劇中では地域住民との交流を活発に行っている様子が度々見られ、第5~7シリーズでは空き教室にデイサービスセンターが開設している。その一方で宮沢と浅井(第1シリーズ)、加藤と松浦(第2シリーズ)、兼末(第5シリーズ)、丸山(第7シリーズ)が起こした騒動や事件が原因で学校選択制が導入されて以降は生徒数が減少傾向にあり、ファイナルでも父兄の間では「伝統的に問題児の多い学校」という認識が広まっている。
 
 
第6シリーズ以降は[[健康増進法]]制定に伴い、校内禁煙化の煽りで喫煙シーンがなくなった。<ref>http://web.nosmokeworld.com/gakkou/tuuti.htm</ref>
 
; 乾 友彦<ref group="注">第2シリーズまでの自宅の表札は「'''S.INUI'''」となっていた。</ref>
 
: 演 - [[森田順平]]<ref>{{Cite news |title=森田順平 「金八先生」嫌われ役より…「もてる先生やりたかった」 |newspaper=[[スポニチ Sponichi Annex]] |date=2014-07-04 |url=http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2014/07/04/kiji/K20140704008502320.html |accessdate=2016-08-22}}</ref>(3、七八を除く全作品、F同直貫)
 
: 金八の盟友で一番の理解者。数学担当。普段は車で通勤しており、同僚や生徒の送り迎えをすることもしばしばあるが、スペシャル5では廊下で転び捻挫したため、杖を突きながら電車で通勤していた。
 
: 第4シリーズでは学年主任、第5シリーズから第7シリーズまで3年A組担任で、第8シリーズでは担任を外れ再び学年主任を担当するが、後半では週刊誌問題から金八を守るために3年B組担任を外された金八に代わり、3年B組担任となる。松ヶ崎中学校が舞台になった第3シリーズ以外には全作出演しており、全編を通じて金八の次に登場回数が多い。何度か桜中学校を離れている金八に対し、彼は第1シリーズから一貫して桜中学校に在籍している。基本的にクールな性格だが、その生真面目さが災いしてトラブルに発展することも多く、九十九らに殴られる<ref>第1シリーズ『数学が好きになる法』と第2シリーズ『白紙の答案の波紋』の松浦の台詞より。</ref>、中井の命令により山本に高級靴を雨天の校庭に放り出されるなどトラブルも絶えなかった他、授業放棄もしたが、これについては左右田と国井と君塚から叱責された。
 
: 初期シリーズで、趣味は帆船モデル製作と音楽鑑賞となっているが、第4シリーズ以降では趣味については描かれていない。第4シリーズ以降の数学の授業は2人体制でじっくりコースと頑張りコースに分かれている。
 
: あだ名は「カンカン」。理由は乾が「カン」とも読める他、短気で怒りっぽい、上野動物園のパンダみたいに発情している事から付けられた。第2シリーズで金八は「愛嬌があっていいニックネーム」と言っているが、自身は「パンダじゃあるまいし不愉快」と怒っていた<ref name="risha">第2シリーズ『東京は理社に弱い』より。</ref>。しかし、第4シリーズでは田沢に電話越で自ら「数学のカンカンです」と言い<ref>第4シリーズ『ふくらみ過ぎた夢』より。</ref>、第6シリーズでは「結構気に入っている」と千田に対して語ってもいる。しかし、第7シリーズ以降は、あだ名で呼ばれてはいない。逆に第8シリーズでは生徒をあだ名で呼ぶようになった。
 
: 初期のシリーズではことあるごとに金八と対立し、生徒を低能やサル呼ばわりし、数学の成績悪い10名を「ピーマン10」と晒したり<ref>第1シリーズ『数学が好きになる法』より。</ref>、わざと落とし穴的問題を試験に出題したり<ref>第2シリーズ『白紙の答案の波紋』より。</ref>、残業を嫌って早々に帰宅するなど、傲慢な言動が目立ち、金八に教師になった理由を「安定株だから」などと答えていたが、第8シリーズでは川瀬が教師になりたいとい発言で補習を行う。
 
: SP4 - 5は体罰教師の河田に賛同していたが、星野は「今はカンカンのが物分かりが良い」と言っており、SP6の宮沢の結婚式をきっかけに金八親派となり、第4シリーズから徐々に丸くなっていった。また、「[[ツッパリ]]山田麗子や腐ったみかんの加藤・松浦らとやりあってた頃が懐かしい」と発言したり<ref>第4シリーズ『3Bにもイジメ?』より。</ref>、授業にギャンブル要素を取り入れたりもしている<ref group="注">第5シリーズ『さよなら金八先生』内の授業冒頭で、出題した問題を最初に正解した者に、留置所に入っていた兼末へ差し入れしようとしていたリンゴを与えるという事を行った。なお、この問題は小野寺が正解し、貰ったリンゴを持って授業を抜けデイケアセンターへ持って行った。</ref><ref group="注">第6シリーズ『ガン告知の時…』内での授業では、[[確率]]を教えるにあたり、[[サイコロ]]を生徒にふらせ、「出た目の数に大差が付いた時は[[スカート]]を履いて授業をする」とまで発言している</ref>。成迫政之も知っており「立派な教師」と評価している。今では金八の一番の理解者で、彼と共に生涯一担任として過ごす決意をする。第7シリーズの丸山の覚醒剤問題では、服部の所に相談に行ったりしながら、辞表を提出する金八を必死に説得した<ref>第7シリーズ『揺れる金八、大揺れの3B』より。</ref>。第5シリーズ終了後、小椋と結婚、自宅で長男を出産したあとの3年B組の授業では、生徒から祝福され感動している姿があった<ref>第6シリーズ『ワタシは男?それとも女?』より。</ref>。第8シリーズでは新しく娘・メグミがおり<ref>第8シリーズ『父親はウザイか?』より。</ref>、現在は3人の子<ref group="注">うち1人は英子の連れ子で、乾の実子ではない。</ref>を持つ父でもある。
 
: 国語力低下について嘆いており<ref group="注">第2シリーズ『白紙の答案の波紋』で、落とし穴的問題を試験に出題した理由も、生徒の国語力を試すためであった。</ref>、第5シリーズの「朝の読書」には賛成していた。
 
; 国井 美代子
 
: 演 - [[茅島成美]](38七八を除く全作品、同仙F)
 
: 理科担当(後に教頭)。初期のシリーズでは、生真面目すぎる性格とヒステリックな言動で、乾と同様に生徒とのトラブルも多かった。第2シリーズの5年前、3年A組の担任だった際、冬休み明けに見るからに悪いグループに入ったと思わしき髪型服装に変わった生徒に過剰な説教をしたことで、生徒が仲間を連れて学校に乗り込むという事態を招いたことから、不良生徒に対し極端な拒否反応を見せるようになった<ref group="注">第2シリーズ『腐ったミカンの方程式その1』池内の証言。</ref>。。一方で、山本に内職を注意している最中、加藤に「漫画読んでたわけじゃなく学校の本を読んでいたんだから、あんましケツの穴の小さいこといいなさんな、オバハン」と言われた時だけは、何も言い返せずに職員室に引っ込んでいる<ref name="risha"/>。この5年前には、金髪の生徒を叱り付けすぎた為、暴走族に乗り込まれるという事件に巻き込まれている。スペシャル4では病気で入院していた。
 
: 第4シリーズでは3年A組の担任。岩崎が卒業生全員を覚えてる事を感心するが、「卒業生全員は覚えてないけど、加藤優は特別な生徒だから覚えている」と言っている<ref>第4シリーズ『オ受験母子の対決』より。</ref>。スペシャル9より教頭に就任。教頭就任後は管理職という立場から口うるさく言うことも多いが、以前よりは容姿も含めて多少丸くなり、長い付き合いの金八の手腕を高く買っていて信頼を寄せている。千田が校長だった時期は、校長と教職員との対立の板挟みに遭い悩む姿が多かった。定年間近になっても校長昇進の夢が諦めきれなかったが、ついに叶わなかった<ref group="注">スペシャル10で「次期校長は国井が良い」と和田に言われたが、和田は6-22で金八に彼女の校長昇進を検討するよう頼まれた際、断固たる態度で否定した。</ref>。また桜中学への愛校心も強く、荒谷二中との統廃合の話が持ち上がった際には反対しており、大西の遺影の前で「桜中がなくなったら歴代の校長先生方に申し訳ない」と涙を流したこともある<ref>スペシャル10『友を信じる心』より。</ref>。乾と同様、第1シリーズより一貫して桜中学勤務だったが、スペシャル11を最後に勇退。 ファイナルでは乙女の結婚披露宴に参加。道政の差入れも、校外で食べれば問題無いと受け入れている。
 
: 千田の病気療養から板橋が就任するまでの間は校長代理として桜中を取り仕切った他、第6シリーズでは研修中の遠藤に代わり、理科の教鞭を執った。板橋が校長として赴任してきた当初は彼女に嫉妬しきつい態度を取っていたが、丸山が逮捕されて以降は彼女をサポートする立場となった。
 
; 服部 肇(はっとり はじめ)
 
: 演 - [[上條恒彦]](1 - 2、4 - 7、壱弐九拾、同F新)
 
: 社会科担当。第1シリーズ3年A組担任で学年主任、第2シリーズは2年担当。野球部顧問。桜中時代のアダ名は「髭ダルマ」。第4シリーズは梅園中学オープン学級、SP9以降は公立フリースクール「風」園長になっている。不登校の友達の面倒を見るために、幸作も出入りしている。風では「肇さん」と呼ばれている。当初「愛の授業」には否定的だったが、結局は自らの体験も交えた授業を男子生徒に対し行った。問題に体当たりでぶつかる金八の教育への情熱を認め、先輩教師として暖かく見守り、今でも金八の良き相談相手。オヤジ狩りに遭った金八を即日退院させるよう院長に直談判するなど、力強い一面を見せた。髭がトレードマーク。SP10では乙女の依頼で一緒に合格発表を見に行き、ファイナルでは乙女の結婚披露宴に出席している。授業中の内職は大目に見ている。
 
; 田沢 悦子
 
: 演 - [[名取裕子]](124、壱弐参九F)
 
: 美術担当。生徒たちのマドンナ的存在で、天路と結婚するまで金八と乾の他、沢村も想いを寄せていた。池内友子の従妹で、第1・2シリーズでは金八と共に池内商店に住む。その後退職し画家として活動。個展を開くなどし、後に金八とも再会する。スペシャル2では血液型がB型であることが明らかになる。ファイナルではスケジュールの都合で結婚式には出られなかったが、後に金八と会い、絵をプレゼントした。授業中の内職は黙認しているが、その分卒業製作に打ち込む様に指導している。
 
; 池内 友子(いけうち ともこ)
 
: 演 - [[吉行和子]](124567、壱弐参六九拾同F)
 
: 家庭科担当でバツイチの[[シングルマザー]]。自宅は雑貨屋「池内商店」で、独身時代の金八を下宿させた<ref group="注">年末の繁忙期には金八も店を手伝っていた。</ref>。穏やかな性格で服部らと金八を暖かく見守る。基本的に穏やかな性格だが、越智が自殺騒動を起こした時など時には生徒を殴る厳しさもある。第2シリーズでは3年D組担任。一郎が生徒の時は心配もしている。第4シリーズでは宮沢歩を一晩宿泊させ、また、第6シリーズでは、成迫政則を自宅に下宿させ、保護者代理として世話をする。成迫正之とはかつては職場の同僚だった。第7シリーズでは子供からの電話相談を受ける「あだちチャイルドライン」勤務、丸山しゅうと対話している。ファイナルでは乙女の結婚披露宴に出席。
 
; 北 尚明
 
: 演 - [[金田明夫]](45678、九 - 拾壱、同直F)
 
: 社会科担当(後に副校長)。職員室のムードメーカー。生徒の間では「北風小僧」「カン太郎」と呼ばれている。現実主義者であるため、金八の大胆なやり方に苦言を呈し、普段は金八を信頼する他の教師とは一歩引いた立場にいる。しかし、影ではその教育手腕を認めていて、時には熱い言動で金八を擁護することもある。
 
: 第4シリーズでは生徒指導主任兼務。異動直後から問題ばかり起こす3年B組と金八に対して、石川や国井と共に批判的であったが、徐々に理解を示す言動も増え、卒業直前のインドカレーの特別授業では自ら感動し涙ぐむ場面も。第5シリーズでは優秀な兄に引け目を感じコギャルになってしまった娘・瑠美が心配で、授業がおろそかになったこともある<ref group="注">第4シリーズ『3B文部省へ行く』で、娘は私立中を受験する予定であることが語られた。</ref>。娘を探すために渋谷でギャルに片っ端から声をかける場面を生徒に目撃され淫行ではないかと疑われるが、金八の提案で生徒たちの前で涙ながらに真相を語ったことで生徒たちの誤解を解くことができた。さらに第5シリーズでは、金八が3年B組担任になったことで自身のクラスに回ってきた幸作は数か月しか担任をしていなかったが、彼が高校入試で合格した際には抱き合って喜んだり、その後も第8シリーズで桜中に教育実習にやってきた際にも喜んでいるなど自分の教え子として誇りに思っている模様。第7シリーズでは、歴史の年号の覚え方の新しい語呂合わせを生徒から教えて貰い感心している。
 
: 第6シリーズでは、義母の病気などの家庭問題を抱えていたため、千田が敵視する金八の味方をして他校に異動させられるのを恐れ、千田に同調することもたびたびあった。しかし内心は葛藤を抱えていて、金八の味方をする他の教師に同調できないことを涙ながらに金八に詫びた。さらにその後の卒業式で金八の異動が発覚して、式を中断して行った緊急会議では「人間を作る、坂本先生に賛成です」と千田を前に毅然と発言し、彼を裏切った。 第7シリーズでは、生徒が覚せい剤で逮捕された責任を感じ辞表を出した金八に、目を潤ませながら辞表撤回を訴えた<ref>第7シリーズ『25年目の贈る言葉』より。</ref>。
 
: 「廊下は走らない!!」が口癖。学生時代は陸上部に所属<ref group="注">スペシャル11「麻薬撲滅チャリティーラン」で、本人が発言している。</ref>。第5シリーズ後から管理職試験を受け教頭を目指し、少しでも良い印象を与えるために千田にゴマをすったりして腰巾着的な立ち位置だった。校長不在時には自称「教頭代理」として口うるさい言動が多くなった。第4 - 7シリーズは3年C組担任であった。第8シリーズより副校長に就任。鹿島田にゴマをすったり、学校の評判を気にするなど管理職として言動が多くなったが、今でも金八の手腕は認めている。
 
: ファイナルでは乙女の結婚式で幸作と再会し喜び合う場面があった。
 
; 本田 知美
 
: 演 - [[高畑淳子]](45678、九 - 拾壱、同F)
 
: 養護教諭。優しくサバサバした性格で生徒からの信頼も厚い。金八の良き理解者で相談に乗ることも多く、様々な問題に金八と二人三脚で立ち向かうが、第4シリーズでは息子の件で感情的になった石川を同情した他<ref>第4シリーズ『3B文部省へ行く』より。</ref>、第8シリーズでは喧嘩の多い3年B組に対して呆れていた。また、遊び半分で性行為をしようとする生徒に対しては厳しい態度で接する。保健に関する特別授業<ref group="注">時に「過激な[[性教育]]」を行う場面もあった。</ref>を行うこともある。第1シリーズの「愛の授業」の事も知っている。復活した「愛の授業」では、自身の初体験の話を生徒に聞かせた<ref>第5シリーズ『ガラスの少年・4』より。</ref>。第8シリーズでは、生徒数減少による桜中学の存続の危機をどうするかの教員会議で、金八が生徒を大事にしなければ教育ではないといった持論を展開していったことに対し、「坂本先生の言っていることは理解できますが、このまま生徒数が減少するのであれば、3年B組がなくなってしまうのも事実です」といって桜中学存続のため何でもやると宣言した。その後、第8シリーズ後半で生徒数が増加したことで「3年B組がなくならなくてよかったですね、坂本先生」とコメントしている。また、立花が「カオリン」と呼ばれているのを聞いて、「トモリンって呼ばれたい」という発言をしていたが、金八は「ホンちゃんって感じ」と突っ込まれていた<ref>第8シリーズ『赤い私服の転校生』より。</ref>。
 
; 遠藤 達也(えんどう たつや)
 
: 演 - [[山崎銀之丞]](第5 - 8シリーズ、スペシャル10 - 11、同・語り手、F)
 
: 理科担当。福岡県出身。登場当初は無気力教師だったが、文化祭のソーラン節指導をきっかけに暴走気味の熱血教師に変貌。単純かつ喧嘩っ早い性格。今では本屋への出向や「夜回り隊」など校外で活動的に動く。空手部顧問→スポチャン同好会顧問(7)であり、「エンちゃん」・「ブルース・リー」とよばれることもある。第8シリーズを除く卒業式ではトラブル<ref group="注">主にマイクの音が出ない、マイクスタンドが落下する、パイプ椅子に足を引っ掛けるなどがある。</ref>に見舞われる「お約束」が存在する。普段は単純な性格だが今井の部屋を掃除したほか、押し掛けてきたチンピラを空手で撃退し、家宅捜索に入った刑事のやり方を非難するなど男気を見せることもある。幸作によると、解剖が大好き。乙女は「変な先生」と発言している。卒業式で金八の異動が発覚した際には兼末ら卒業生の先頭に立って千田に抗議をした。3年B組がソーラン節を踊る際には毎回指導しているが、第5シリーズでは無茶な指導が原因で心臓に持病のある山田が倒れてしまったり、第7シリーズでは半纏を下駄箱に突っ込んだ生徒を注意しに来た田中の「どアホ」発言にキレて取っ組み合いの喧嘩に発展するなど熱くなりすぎるあまりトラブルになることが多い。運転免許を持っていない為、車の知識は疎く、バイオディーゼルの実習では小田切のバイクを使用しようとして小田切に止められ、「本当に理科教師?」と言われてしまう。
 
: [[ソーラン節]]の件で坂本家を訪問した際、夕食をご馳走になり乙女に一目惚れする。北に一日中「素敵なお嬢さん」と話しており、北は「[[ロリコン]]」と言っており、心を奪われた様子と言っている。翌日、乙女に薔薇の生地をプレゼントするが、乙女は嬉しくないと言ったので金八がマフラーにし、山田にあげてしまう。以後、坂本家によく入り浸っているうえ、金八のことを勝手に「お義父さん」と呼んで突っ込まれている。また、教育実習に来た幸作の担当をした際は、「湯山のことを話さなかったら点数を下げる」と脅した。杉山と青木とは口論になったこともあるが、杉山とは一緒に夜回り隊に参加している。
 
:入院中の幸作へのお見舞い品は飲食物も花もダメということで小児癌に関する本を贈っている。
 
: 第8シリーズから3年A組担任<ref group="注">本人は「3年生の担任を受け持つのは今年が初めてだ」と言っていたが、スペシャル10では担任を外れた金八に代わり、3年B組の担任を受け持っていた。</ref>とともに生徒指導主任にもなるが、校則のあり方で金八とよく衝突を起こしたり、権力をかさに高圧的な態度もとることが多く、これまでのシリーズにおけるコミカルさは徐々に少なくなっているが、徐々に生真面目な部分を残しつつコミカルさも見られるようになり、3年B組の生徒が自分のクラスの生徒の自殺を阻止した際には話を詳しく聞かずにヒーロー扱いしたこともある。鹿島田や北と同様金八の手腕は認めており、有名高校の合格者が自分のクラスからは1人しか出なかった際には教師としての自信を無くし、金八の元に相談に訪れた他、自身の軽率な発言が原因で金八が3年B組の担任を外されてしまった際には責任を感じて髪を切って坊主頭したこともある。
 
: ファイナルでは荒谷二中へ異動し教頭に就任しているが、金八のために桜中学へ駆け付け、影浦の補習を担当した。
 
: 小田切、矢沢、木村は女子生徒からバレンタインチョコをもらえるのに対し、彼はもらえない<ref group="注">第7シリーズ『中3は巣立ちの時だぞ!!』でシルビアからチョコレート受け取った際は、「教員が校則違反をしてはならない」という理由で、国井に没収された。</ref>。
 
; 左右田
 
: 演 - [[財津一郎]](第1シリーズ、SP9、F)
 
: 英語担当。3年C組の担任を務め、授業放棄した乾を叱責した事もある。何事にも大袈裟で奇声を発するなど桜中学教員のボケ役。金八を「ゴールドエイト」・「ゴールデンエイト」と呼ぶことがあった。[[焼酎]]を[[牛乳]]割りで飲むのを好む。「愛の授業」では男性教員ながら女生徒に授業を行った。SP9では地域教育協議会に参加している。息子・洋を中学1年生で亡くし<ref group="注">「愛の授業」を行った日が3回忌、かつ「生きとりゃ彼らと同じ中学3年」と金八に語っている。</ref>、その後妻と別れて長らく独り身だったが、ファイナルでは乙女の結婚式に出席し、フィンランドの学校講師をしており現地の人と再婚したことを発表した。
 
; 遠藤 伊知子
 
: 演 - 宇田川智子(1)
 
: 保健体育担当。
 
; 伊東
 
: 演 - [[室積光|福田勝洋]](第1 - 2シリーズ、SP1 - 3、5 - 6、9、同)
 
: 保健体育担当。3年B組女子の[[ディスコ]]事件で、華麗なステップを披露する<ref>第1シリーズ『女生徒軍団朝帰り』より。</ref>。体育大学時代は[[応援団]]で、金八に長ランを貸す。SP5‐6では別の中学校へ転勤するが、川村とともに金八を援護する。スペシャル9で桜中学へ復帰。
 
; 川村
 
: 演 - [[三木弘子]](第1 - 2シリーズ、SP1 - 3、5 - 6、新、仙)
 
: 学校用務員(用務主任)。第1シリーズでは、3年B組の中で最後まで進路が決まらなかった中尾友行のために、都立2次試験まで毎日お百度参りした<ref>第1シリーズ『さよなら金八先生』より。</ref>。
 
;渡辺
 
: 演 - 渡辺三枝子(2)
 
:音楽担当
 
; 上林
 
: 演 - [[川津祐介]](第2シリーズ、SP2、貫)
 
: 英語担当。第2シリーズの3年A組担任で学年主任。物静かで筋の通った人物で、親は住職な為、朝の学活は座禅を行っている。かつて荒谷二中で教鞭をとっていた経験があり、当時受け持っていた岸森ら不良たちからも信望があり、音羽とも面識がある。加藤優の問題には卒業生とのパイプ役となるなど金八と共に奔走する。あだ名は「宇宙人」。給食時間帯以外で職員室での教師同士の飲食については生徒に悪影響があると批判している。入試直前に風邪をひく。
 
; 石津
 
: 演 - 平沢公太郎(2)
 
: 事務職員(主任)。
 
; 森村
 
: 演 - [[南果歩]](SP4 - 6)
 
: 理科担当。国井の病気療養をきっかけに桜中に赴任。乙女や幸作を坂本家に送り届けて食事の世話もしている。スペシャル4では辞職覚悟で臨んだ金八最後の特別授業を見て感動する。
 
; 河田
 
: 演 - [[加藤善博]](SP4 - 6)
 
: 保健体育担当。生活指導担当でもあり、すぐに生徒の頭を[[竹刀]]でたたく暴力教師だが、自分なりに生徒のことを考えており、スペシャル5では生徒の前で金八と教育論を闘わせたが敗北。
 
; 佐々木
 
: 演 - [[大方斐紗子]](SP4)
 
: 英語担当。
 
; 広瀬
 
: 演 - [[室井滋]](SP6)
 
: 養護担当。やや軽率で無責任な所があり、天路に注意される。同じ室井が演じている田原麻知とは正反対。
 
; 八木 宏美
 
: 演 - [[城之内ミサ]](第4 - 7シリーズ、スペシャル11)
 
: 音楽担当。文化祭と卒業式(最終回)のみの出演。第4シリーズ『涙の大合唱』では、熱血の生徒指導を展開。第5シリーズ『生きる事・死ぬ事』では、大西の葬儀で桜中学校歌の指揮者を担当した。
 
; 阿部 一智(あべ かずとも)
 
: 演 - [[前田淳 (俳優)|前田淳]](4)
 
: 数学TT。3-A副担任。菅久美子に好意を持たれ、菅が日記に「元旦に阿部と[[亀戸天神]]でデートした」と書いた為に騒動が起きるが、年末年始は友人と[[安比高原スキー場]]に行っており、そこで撮影した日付入りの写真提出、友人も呼んでアリバイ証言してもらう。[[スキー]]や[[キャンプ]]などの[[アウトドア]]が趣味。[[スポチャン]]同好会の顧問を務めるが、1・2年の参加を断った者が居た事には金八から叱責される。2時募集合格に向けて杉山と坂田の補習も行う。[[前田吟]]は実父であるが、役上は無関係。
 
; 岩崎 恵(いわさき めぐみ)
 
: 演 - [[児島未散]](第4シリーズ、SP9)
 
: 英語担当。SP9では1-Bの担任教師となった。阿部と共に3Bの肩を持ち協力的。タコ焼きお守りや旗製作時には数名の生徒が抜け出した事で石川から大目玉を食らった他、北郷の下品な発言に頭を叩いた事がある。国井が卒業生を覚えていることにも感心する。対応が丁寧すぎると伊藤に言われてしまう。
 
; 三宅 範正
 
: 演 - 平山陽佑(第4、6シリーズ)
 
: 保健体育担当。後に安井病院の院内学級の講師となる。
 
: 問題ばかり起こす3年B組と金八に対して批判的な態度を取ることもあるが、金八の手腕は評価している。竹刀を持ち歩いているが、普段は職員室で素振りをしており、生徒に体罰を加えるために持ち歩いているのではない。カラオケについてはストレス発散に良いと奨励している。学校を抜け出し、スーパーさくらにパンツ買いに行った時に学校抜けだした大畑と桜木を見つけ連れ戻した。
 
: 加藤優に融通の効かない分からずやと一蹴されている。
 
; 中野 明
 
: 演 - [[ラサール石井]](第5シリーズ)
 
: 国語担当。元楓中学勤務で、生徒に対する締め付けが強く、贔屓や差別があり、言うことを聞かない生徒には暴力を振るうことも辞さないため、初期の乾同様「損得感情で授業している」と批判された。太田や落合が騒いでいても叱らないのに深川や日野らには些細な事で叱りつけていた事から、幸作も含め大半の生徒と小田切からあまり良く思われていなかった<ref group="注">とはいえ小田切は、造花の葬式花を贈られたことに関しては中野に同情し、「花を贈った奴、ぶっ飛ばしてやります!」と憤っていた。</ref>。そのことが原因で兼末らに暴行を受け、さらに静養中に兼末の命令により市村(葬式花とは知らない送ってしまったが、知ってたら送らずに不登校を選んでたと発言)に葬式花を贈られたことにショックを受ける。しかし、金八の勧めでフリースクール「風」の手伝いをすることで心を癒し、さらに反省した市村が、後には兼末自身が謝罪に出向いたことで復帰を決意。直後に3年B組の生徒全員からがかつての暴挙を謝罪されたことで、自身も横柄な態度を詫び生徒達と和解する。卒業式では3年B組担任として生徒の名前を読み上げる金八の隣で生徒を見守っていた。[[柔道]]の学生チャンピオンであったらしい。妻・節子([[深浦加奈子]])曰く、やや常識知らずな面があるとのこと。遠藤は、風で荒くれ3人衆と喧嘩してしまうと予想していたが、トラブルはなかった。
 
; 小田切 誠
 
: 演 - [[深江卓次]](第5 - 7シリーズ、スペシャル10 - 11、同)
 
: 英語担当。バイクで通勤する熱血教師。通称「[[GTO]]」<ref group="注">第5シリーズ『不登校第一号!』では、「あれは[[フジテレビ]]ですから」と金八や本田に言った。</ref>「ギリ様」。女子生徒に人気。第7シリーズでは遠藤・シルビアと「夜回り隊」の一員になる。バイクに乗りたい生徒がいれば乗せるなどしている他、市村の件では毎日彼を乗せてツーリングしており、市村がレーサーになりたいと言い出す。その後騒動が起き、国井に「バイク通勤禁止」と命令されたが、バイク通勤は止めなかった<ref>第5シリーズ『不登校第一号!』より。</ref>。風に初訪問した際は[[カルチャーショック]]を受け、感動している。
 
: スペシャル10では「問題児は可愛い」と第5シリーズの生徒に対して言っており、その直後、桜田を佐伯と間違えた。
 
: 朝の10分間読書には当初反対していたが、第6シリーズでは「朝読書のおかげで教室がざわつかなくなった」と言っている。
 
: 男女別名簿の復活に関しては、男女同権の精神を阻害するという信念から、作り替えなかった<ref>第7シリーズ『からだという本』より。</ref>。
 
; 小林 花子(旧姓:渡辺)
 
: 演 - [[小西美帆]](第5 - 7シリーズ、スペシャル10 - 11、同)
 
: 家庭科担当。バレー部の顧問をしている。生徒に人気の新任教師として、第5シリーズから登場。第6シリーズでは2年A組担任、終了後に小林昌義と結婚。第7シリーズでは、2年B組<ref group="注">後の3年B組。</ref>を受け持ち、生徒からは慕われていたものの、学級崩壊に近い状態で産休・育児休暇に入ってしまう。復帰直前に育児[[ノイローゼ]]になり、休暇延長となった為、復帰はシリーズ後半となった。第5シリーズでは新任であるため失敗することが多かったが、第6シリーズでは千田に堂々と意見を言うといった面も見られるようになる。
 
; 小林 昌義
 
: 演 - [[黒川恭佑]](第6 - 7シリーズ、同)
 
: 非常勤の数学教師。笠井に好意を持たれ、付きまとわれたことから騒動に発展した際には、千田に掴みかかるほど感情的になったこともある。放送終了後、渡辺花子と結婚する。第7シリーズでは楓中学校に常勤教諭として赴任。その後も楓中や妻の愚痴を言いに金八のもとを度々訪れている。
 
; ジュリア・ローソン
 
: 演 - サリマタ・ビビ・バ(第6シリーズ)
 
: 英語実習助手。歌を唄うことが得意<ref>第6シリーズ『ガン告知の時…』より。</ref>。日本語は片言である。
 
; シルビア・マンデラ
 
: 演 - マリエム・マサリ(第7シリーズ、スペシャル11)
 
: 英語実習助手。セネガル出身<ref>第7シリーズ『金八遂に大激怒!』より。</ref>。走りが早く、第7シリーズで地域におきていたある事件を解決するきっかけを作る<ref>第7シリーズ『車掌がトラメガを捨てたワケ』より。</ref>。ジュリアと比べ、日本語は流暢である。
 
; 矢沢 亮
 
: 演 - [[山田純大]](第8シリーズ、ファイナル)
 
: 英語担当。現実主義者ではあるが、授業に対する姿勢においてはプロ意識を持っており、桜中学の英語レベルを上げてきた功績<ref group="注">模試レベルの成績上位とされている。</ref>は鹿島田からも評価されている。思っていることはすぐに口走る上、会話をしていてもすぐに英語で話をする癖がある。そのため金八から「あなた、ここは日本の学校なんですから、日本語で話しかけてくださいよ」と言われている<ref group="注">遠藤が坊主頭にした際、英語で彼のことを「似合っている」と褒めたが、英語が分からない本田は「似合わないって言っているんじゃないですかね」と、間違った通訳をした。</ref>。後に金八に多少は協力するようになる。[[琉球大学]]出身で、[[柔術]]の心得もある。父親を想う茅ヶ崎のスピーチに涙したり、北山の母親が息子や夫と別れ、別の男性と暮らすようになった話を聞いた際には必要以上に感情的になるなど、自身も両親と複雑な親子関係があったことを暗に匂わせている<ref group="注">茅ヶ崎のスピーチを聞いて涙したことを幸作が職員室で話した際にはその場にいた全員に驚かれ、北山の母親に対して感情的になった際には遠藤から「珍しくクールじゃないですね」と言われていた。</ref>。茅ヶ崎のスピーチを聞いてからは、彼に父親への手紙を書く時には相談に来るように告げたり、入試前にはエールを送るなど彼のことを気にかけている。
 
; 川口 董子
 
: 演 - [[明星真由美]](第8シリーズ、ファイナル)
 
: 社会科担当。保育園に通う子供を持つ母親でもあるため、子供が体調を崩したときは仕事を休んだり早退したりしている<ref group="注">額を触っただけで体温がわかるという特技がある。</ref>。このことから教育熱心とは言えない一面も。なお、彼女が不在の際の代役は元社会科担当である北が行っている。
 
: 竹刀を持ち歩き、質問に答えられないとペナルティを課している(「覚えるまでその項目をノートに書く」「校庭を3周走る」など<ref group="注">「覚えるまでその項目をノートに書く」は『親の希望子供の夢』で川瀬に、「校庭を3周走る」は『金八生徒女形競艷』で漆田にそれぞれ課している。なお、川瀬は実際にノート書き取りのシーンがあるが、漆田の校庭走りは映像化されていない。</ref>)。子育ても忙しいが、熱心に頑張ろうとする生徒の熱意に負け、補習を行うなど協力的な面もうかがえる。
 
; 立花 かおり
 
: 演 - [[藤澤恵麻]](8、F)
 
: 新任美術教師。一部の生徒からは「カオリン」と呼ばれて親しまれている。東京都教育委員会主催の教育美術展への風景画の出展をめぐっては長谷川の絵は[[玄人]]が書いた絵だと見抜いたが、黙っていた。保護者から理不尽なクレームをつけられ悪い評判を広められるが<ref group="注">『ぎらりと光るダイヤのような日!』で、長谷川の母親から言いがかりをつけられる場面がある。</ref>、金八の助言もあり教師としての自信を取り戻す。目標は「教師だけど生徒目線」。
 
; 木村 正
 
: 演 - [[瀬川亮]](第8、F)
 
: 保健体育担当で、サッカー部顧問。鹿島田が招いた関口による理不尽な指導の影響でサッカー部の1・2年生が退部するという事態に追い込まれる<ref>第8シリーズ『広がる私服登校』より。</ref>。表立って反対もしないタイプであるが、北が強引に持ち物検査を実施した際には矢沢、川口と共に彼を非難していた。
 
; 香坂 保
 
: 演 - [[加藤虎ノ介]](F)
 
: 理科担当。生徒を見下す態度を取り、たとえテストで高得点を取っても自身のやり方に従わない生徒には良い成績をつけないため、多くの生徒から嫌われている。黒板に自身を中傷する落書きが書かれた際に真っ先に景浦を犯人扱いし、真犯人の生徒が名乗り出ても景浦に謝罪しなかった挙句、その生徒を電流実験の実験台にしようとするなど非常に陰険な性格。そのことで景浦に殴られてしまい、金八が景浦を桜中に復帰させたいと言い出した時には他の教師が賛成する中最後まで反対した。しかし結局は景浦の受験勉強の頑張りを認め、入試用の予想問題集を作り手渡した。
 
 
==== 管理職 ====
 
; 君塚 美弥子
 
: 演 - [[赤木春恵]](第1・2・4・7シリーズ、SP1 - 6、9、F、新、仙、貫)
 
: 当時は珍しい女性校長。喫煙者である<ref group="注">第1シリーズ『15歳の母その3』で校長室での喫煙シーンが放送された。</ref>。時折事件に巻き込まれる金八の理解者であり、第2シリーズでは『卒業式前の暴力』で金八や自治会の面々と共に警察との折衝に当たり、警察側にいたかつての教え子である滝田の問題行動に目をつぶった、という過去を持ち出しての文字通りの「捨て身の説得」によって、逮捕された加藤や松浦らを注意のみで即日放免させている。[[神風特別攻撃隊]]の一員として戦死した兄がおり、同シリーズの学習発表会では劇「[[雪女|雪の夜ばなし]]」を成功させた後、[[特攻服]]を着て登壇した3B生徒とそれを持て囃した他の生徒らに対し、壇上から涙ながらに苦言を呈したこともある<ref group="注">この際に大正13年生まれと判明する。</ref>。兄の件もあり、九十九が自衛隊に入隊することを反対していた。
 
: 専門教科は数学で、第2シリーズで加藤の学力を計る特別授業の際、拒否した乾に代わり担当した。定年退職直後のSP4では[[教育110番]]の[[テレホンオペレター]]勤務で、3B生徒からのいじめ告発の電話内容を金八に知らせるなど協力しており、第4シリーズでは金八を桜中に復帰させるよう教育委員会に頼んだ。スペシャル9では「金八オヤジ狩り事件」の取材から乙女と幸作を守るため、2人を池内家に匿った。第7シリーズで再登場し、和田に板橋のアテンドを頼まれたことで桜中学にやってくるが素性を知らない生徒にデイサービスに連れて行かれたが、楽しかったと言っている。退職後の今でも金八の良き理解者である。ファイナルでは乙女の結婚式で祝辞を述べた。乾英子と聞いたらすぐに乾の妻と看破する。
 
; 野村 孝一郎<ref group="注">SP9では校長室の写真に「野村武司」と表記されていた。</ref>
 
: 演 - [[早崎文司]](第1・2・4シリーズ、SP1 - 6、新、仙、貫)
 
: 教頭(後に校長)。大阪出身であるため関西弁も話すこともあった。教頭時代は何より世間体を気にする小心者であり、金八の大胆な行動と、彼を容認する君塚にハラハラさせられていた。また、第1シリーズでは息子が受験生で[[横浜国立大学]]に合格する。第2シリーズで加藤が転校して来た際は、教育委員会に対し「教育の限界を超えた場合、本校では加藤優についての責任は取りかねる」と君塚に無断で報告した。
 
:第4シリーズでは校長に昇進し、金八を桜中学校に呼び戻す。主な校長の決定として体操着と女性制服をリニューアルし、出席簿は男女混合にし、第5シリーズから本格的な男女混合名簿となった。尚、千田の男女別名簿復活案は、彼の病気療養で話がなくなった。病気がちという設定で影は薄かったが<ref group="注">実際に早崎自身、体調に問題があったため、体調不良という設定にした上、補聴器をつけたままの状態で出演していた。第4シリーズを見届けるかのように最終回放送当日(1996年3月28日)に早崎は他界し、生徒たちに最後の授業を行った第21回『印度カレーの神秘』が遺作となった。第22回『卒業直前スペシャル』では職員室で金八や石川と話していたが、第23回『卒業スペシャル』では保健室で休養を取り、卒業証書授与や式辞はすべて石川に任せた。</ref>、教頭時代とは違って金八に全幅の信頼を寄せ、穏やかに教員生活の最後を迎える<ref group="注">第4シリーズ『印度カレーの神秘』では、復帰した金八に「戻って来てくれてありがとう」と礼を言った。</ref>。第4シリーズ劇中で昭和4年度生まれという設定がつけられ、生徒達に専門教科が保健体育であると語る。また小学生の頃東京に疎開した際に、当時の担任があまりにもひどい教師だったため、生徒を思いやれる教師になろうと教員を目指したが、管理職に昇進し生徒を締め付けるような立場になってしまったことを生徒に詫びた<ref>第4シリーズ『印度カレーの神秘』より。</ref>。「キンキン声は石川のが上」と発言し、石川に「都合のいい耳」と言われている。
 
; 本田<ref group="注">スペシャル9では校長室の歴代校長写真の所に飾られていなかった。</ref>/ 大西 豊
 
: 演 - [[織本順吉]](SP4 - 6)/(第5シリーズ)
 
: 織本はSPと第5シリーズで違う役柄で出演。SPでは現役の校長本田として、第5シリーズではケアセンターの利用者大西として出演、書籍上は同一人物とされている。
 
: 本田は君塚の後の校長。徹底的な管理体制・河田らのおこなう暴力的指導などに賛同するが、いじめなどには事なかれ主義がみられる。金八と対立を続けていたが、部活動の強化に取り組む面もみられる。
 
: 大西は君塚の前任で、国井が新卒時の校長。第5シリーズにデイサービスセンターの利用者として登場。足が悪く車椅子を使用していた。小野寺からは「'''じっちゃん'''」と呼ばれて慕われている。妻と息子に先立たれており、孫は息子の嫁の再婚先の北海道に住んでいる。金髪やバイク通勤に苦言を呈すなど、多少気難しい面もあるが、話好きかつ世話好きで、3年B組の生徒たちとも親しくなり、金八も自宅に招き入れたこともあり、幸作は一緒に入浴までしている。しかし、3学期始業式当日に兼末が仕組んだことで3年B組生徒との間で揉め事が発生し、塩沢に「死ね」と言われ激怒。塩沢に詰め寄り、突き飛ばされ、頭と肋骨を強く打って入院。後に塩沢とは和解するが、直後に肺炎で病死。葬儀では、桜中学の職員・全校生徒、息子の妻や孫、服部や池内、デイセンターの職員・利用者など大勢の人々が集まり、桜中学の校歌で送り出されたあと、富士見斎場で[[荼毘]]に付された。<ref group="注">第5シリーズ『生きる事・死ぬこと』より。実際は[[秦野斎場]]でロケが行われ、桜中学校の教師一同、塩沢と小野寺が金八とともに[[野辺送り]]をしている。</ref>なお、彼の[[遺骨]]は比留間の寺院に埋葬されることになる。スペシャル10内で一周忌の法要があった。
 
; 石川 千春
 
: 演 - [[李麗仙]](第4シリーズ)
 
: カタブツ系の教頭だが[[思秋期]]。病気がちの野村に代わり桜中を厳しく取り仕切り、生徒からも教師からも恐れられていたが、実際は金八の手腕も評価しており、シリーズ後半から徐々に金八や3年B組に理解を示すようになった。影では野村を尊敬しており、野村の体調を心配するあまり涙を流すことすらあった。かつて一流企業に入ったものの、退社して[[セネガル]]で井戸掘りをし、現地の女性との結婚した息子がいる。その事でいつも以上に感情的になった事もある。野村は自身の教頭時代とは異なり、彼女をなだめる立場となった。カタブツな人物とは裏腹に、編み物が趣味で、生徒がたこやきお守りを作るときに不足していた毛糸を与え、不思議な目で見られたが、その出来栄えに感心することもあった<ref>第4シリーズ『タコヤキお守り』より。</ref>他、第21回ではインドの服装や生活などについて説明した<ref>第4シリーズ『印度カレーの神秘』より。</ref>。
 
: 校長に昇進することを目指している<ref>第4シリーズ『3B文部省へ行く』より。</ref>他、「男女」という言葉を使った金八に対し、「女男という日本語はないのか」と質問した<ref>第4シリーズ『男が得?女が得?』より。</ref>。
 
; 山屋
 
: 演 - [[石田太郎]](スペシャル9)
 
: 歴代校長の中で彼の写真のみ校長室に飾られていない。石田は第7シリーズで、土橋町会長の役を演じた。
 
; 和田 政伸
 
: 演 - [[長谷川哲夫]](第5 - 7シリーズ、スペシャル10、同)
 
: 第5シリーズでは校長としてデイサービスセンターを開設させた他、ルーズソックスや女子のズボン着用を許可した<ref group="注">女子のズボン着用は教育長昇進後のこと。しかし第7シリーズ以降、ズボンを着用している女子は校内で見られない。</ref>。同シリーズでは教頭の国井に押されることが多かったが、不登校となった市村がレポートを提出することで出席と認めたり、生徒に対する体罰の責任を取って辞表を提出した金八の処遇を謹慎1週間と減俸1ヵ月とするなどした。温厚な性格だが、大西が負傷したことで動揺する3年B組には毅然とした態度で接した。第6シリーズ第1回で松村区教育長が亡くなったことに伴い、後任の区教育長として転出。水と油な千田と金八とを公平に評価し、金八の教育委員会への転出を勧め、金八異動が発覚した卒業式では「地域全体の金八先生になってもらいたい」と説明し、混乱を鎮めた。その後も金八と共に板橋の校長就任に尽力するなど、ことあるたびに登場している
 
: 全シリーズの校長の中でも特に金八の手腕を高く評価しており、彼に全幅な信頼を寄せていた。
 
; 千田 喜朗
 
: 演 - [[木場勝己]](第6 - 7シリーズ、同)<ref group="注">第5シリーズでは、桜田勝男(桜田友子の父)役として出演</ref>
 
: 和田の区教育長就任に伴い松ヶ崎中学校より着任した校長。短気で頑固な性格であり、傲慢で尊大な言動が目立つ。系統主義的な教育観から学力低下を危惧し、携帯電話やゲーム機の持込禁止をはじめ、鶴本のロングスカートを自ら指導するなど、それまでの桜中学校の伝統を覆す学力第一主義。学校行事の削減や卒業証書製作のための[[ケナフ]]の栽培<ref>第6シリーズ。</ref>、文化祭の等級の廃止<ref>第7シリーズ。</ref>を独断で通達する<ref group="注">ケナフに関しては和田の尽力で廃止は免れているが、文化祭に関しては第7シリーズ以降の詳細は不明。</ref>など、デイサービスセンター・地域交流の軽視などの方針をとった。
 
: 「男は男らしく、女は女らしく」が口癖で、本田が高鳥から預かっていた過激な性教育用人形を問題視したり、他の教員の机に性の本があれば無断で没収したり、男女別名簿の復活などを唱えたりと、行き過ぎた「[[ジェンダーフリー]]」に歯止めをかけようとしたりする保守派の校長でもある。また、自分の意向に従わない教諭を大胆に更迭するなど、校長として豪腕ぶりを他の教師や生徒に見せ付けた。: 第7シリーズ『悪魔のささやき』では天野に暴行を加えた園上に対し、天野の父親への土下座を強要したが、金八に「未成年に土下座をさせることはできない」と言われ、結局は金八と小田切と国井が土下座をした。
 
: 性同一性障害などの障害に対する理解が低い反面、発達障害のある飯島を普通学級に在籍させることは容認しており、第7シリーズ『踊れ!魂のソーラン』では文化祭に特別支援学校の生徒達を招待した他、和田に対し、「本校の生徒にも、ハンデのある生徒に対しての理解が深まってくれたとしたら何よりだ」と話している<ref group="注">特別支援学校の生徒を文化祭に招待することに関しては金八は安全上の問題から難色を示していたが、和田ら地域教育委員会に相談すればどうかという幸作の提案で納得している。</ref>。また外国人教師に対しては蔑視的な態度を取っていた他、小林を「非常勤のくせに」と見下していた。小椋の出産で教員一同が大騒ぎをした際は「くだらない」と見下げていた他、小林の出産の際も彼女を「腹のでかい女」と呼んでおり、妊婦が職場にいることを快く思っていない性格である。また、第6シリーズ最終回では卒業生の出入りを制限するような発言も見られたが、第7シリーズでは普通に3年B組の卒業生が桜中に出入りしている。
 
: その一方で教員同士が[[ファーストネーム]]で呼び合うことを禁止した割には渡辺を「花子先生」と呼んだり、ゴミ箱を蹴飛ばして足をぶつける、北と一緒に帰宅する際に暴走族に驚いて北に抱き着いてしまうこともあった。また、第7シリーズでは給食費を入学時から未納の狩野の給食費を2年半立て替えるといった面も見られた。第6シリーズ終盤、衝突を繰り返す金八を区教育委員会へ異動させることに成功するが、卒業式で鶴本をはじめとする卒業生・在校生、全教師・全保護者、来賓者など全員に集中非難され、ついには味方につけていた北にも裏切られる。第7シリーズでも金八やデイセンターと対立するが、民間校長の件でストレスを抱えており、[[精神安定剤]]などの薬を常用し、薬物依存状態だった。そのため同シリーズ第6回にて[[狭心症]]の発作で倒れ休養したために自己流のリハビリを行うもそれが原因で体調が悪化し、退院が延びてしまう。結局は板橋が後任の校長に就任することになったため、最後まで桜中に復帰することはなかった。
 
; 板橋 香奈
 
: 演 - [[木野花]](第7シリーズ、スペシャル11)
 
: 桜中学を日本で初めての「理事会制度」の学校とするため、金八と和田に懇願され、休養を取ることになった千田の事実上の後任として出版社勤務より[[民間人校長]]に就任。「学校は子供が主役であるべき」を理由に、丸山の問題に立ち向かう金八を後押しする。本来は第7シリーズの翌年から校長となる予定であったが、千田の急な入院により研修として桜中に赴任する事になる。その後スペシャル11で正式に校長に就任する。
 
; 鹿島田 浩二
 
: 演 - [[浅野和之]](8、F)
 
: 主な校長の決定としてデイケアセンターを廃止した他、女子の靴下をハイソックスに指定した。学校選択制導入により、生徒のことより先に学校の評価をとても気にする。少しでも学校の評判を上げるため、弱小サッカー部に関口をコーチとして招いたり、生徒の個別補修を認めたりしている。第8シリーズ中盤では北山の面接の練習の際に彼の気に障る質問をして彼から「クソ校長」「バカ」呼ばわりされたことがある。その際に「バカじゃない」とムキになったり、そのことを職員から咎められ森月から抗議を受けた際には怒って校長室に引っ込んでしまうこともあった。その一方で森月の父親が[[国会議員]]と聞いてビビるなどやや短気かつ小心者な一面も見せるようになる。終盤では悪質な週刊誌<ref group="注">この週刊誌を発行している出版社は、作中では第6シリーズで成迫の事件を事実無根の報道をした出版社と同名である。森月の母親によれば、業界でも有名なゴロツキ記者が多いらしい。</ref>の報道から金八や生徒たちを守るため、やむを得ず森月の父親の圧力に屈し金八を3年B組の担任から外し、卒業式の出席を辞退させるが金八が森月の父親を説得し、さらに生徒や教職員の説得で金八の担任復帰を認める。ファイナルでは、香坂を殴って警察に捕まった景浦の復帰を当初は渋っていたが、金八が保護者への説明会で父兄を説得したため、景浦の復帰を認める。教育熱心な金八とは意見があわず、衝突も多いが、手腕は認めている。ちなみに金八(役年齢では50年生まれ)より年下の校長である。
 
 
=== 老人デイサービスセンター ===
 
第5 - 7シリーズに登場。
 
; 田中
 
: 演 - [[堀内正美]]
 
: センター長。地区協議会にも参加している。温厚な性格だが、第7シリーズではソーラン節の衣装を下駄箱につっこんだ生徒に厳しく注意し、そのことで遠藤と取っ組み合いの喧嘩をしたこともある。千田がデイサービスセンター・地域交流を軽視した態度をとり、「[[老人ホーム]]」呼ばわりしたため、意見が対立していた。
 
; 乾 英子(旧姓:小椋)
 
: 演 - [[原日出子]]
 
: 主任。第5シリーズでは未亡人だったが、後に乾友彦の妻となる。第5シリーズでは金八との結婚も予感させたが、後に乾と結婚した。第6シリーズでは乾との長男を自宅で出産した。センター長と同様センターを桜中の居候扱いする千田とは対立していた。第7シリーズでは産休中の渡辺と互いの夫に対する愚痴を言い合ったりするなど彼女と親しくなっている他、桜中を訪れた君塚を利用者と勘違いしたこともあった。
 
; 高橋 良雄
 
: 演 - [[山田アキラ]]
 
: [[介護福祉士]]。モットーは「気は優しくて力持ち」。第5シリーズの文化祭では、お年寄りが製作した紙の鶴の寸法を間違えるというミスをした。
 
; 木村 トキ江
 
: 演 - [[幸田直子]]
 
: 栄養士・給食担当。第6シリーズでは今井にバッグをひったくられたが、その後和解した。
 
; 沢野 洋造
 
: 演 - [[守田比呂也]]
 
: 第5シリーズ『金八涙の体罰…3B騒然辞表提出』で学校とセンターとの合同[[餅つき]]大会で[[餅]]を喉に詰まらせ危険な状態に陥るも、金八や職員の応急処置で一命を取り留める。『特別授業は大混乱』では、戦争中の話を交えながら紙すきの演示を行った。
 
; 松崎 キヨ
 
: 演 - [[町田博子]]
 
: センターの利用者。当初は飼犬のタローを一人ぼっちにはできないとセンターに連れてきて一騒動起こるが、桜中の2年生が犬小屋を製作したことでセンターにタローを連れてくることができた。第5シリーズ『ギャルの父は先生』では風邪をひいたタローを徹夜で看病をしていたが、逆に自分が倒れ、入院してしまう。
 
; 三木 サヨ
 
: 演 - [[戸川暁子]]
 
: 第5シリーズのセンターの利用者。他人から「おばあちゃん」呼ばわりされることを嫌っている。息子が大西が校長をしていた頃の桜中の卒業生であり、当時から気難しい性格の大西を良く思っていなかった。
 
 
=== 松ヶ崎中学校教員 ===
 
第3シリーズ、SP7 - 8における金八の勤務校。第4シリーズで金八が桜中に復帰した際、石川が「松ヶ枝中学校」と呼び間違えていた<ref>第4シリーズ『3年B組金八先生』より。</ref>。また、千田の前任校でもある。
 
 
; 田原 麻知(たはら まち)
 
: 演 - [[室井滋]](3、七)
 
: 数学担当で、3年C組の担任。性格はサバサバしており、無駄なものを排除する傾向がある。サイン色紙やネックレスを没収するため、生徒から恐れられ、評判は芳しくない。ただし、ネックレスについては山田に「先生だってぶら下げてる」と批判されている。また保健室においてわかりやすく算数(リンゴによる分数の考え方)を教えていた養護教員に嫉妬するシーンもあった<ref>第3シリーズ『穴があったら入りたい』より。</ref>。その反面、寺尾の授業放棄事件では慰め役となっていた。
 
; 真野 明
 
: 演 - [[石黒賢]](3、七八)
 
: 英語担当で、3年B組副担任。情熱を持った熱血教師ではあるが時に空回りもし、食べ残しゼロを目指すあまり苦手な生徒へ給食を強制し一気食いをさせた事で、生徒を泣かせ不登校にさせたり<ref>第3シリーズ『新人先生は1年生』より。</ref>、生徒の成績を[[通信簿]]を渡す前に教えてしまうこともたびたびある。後にテニス部顧問に就任する。[[チェッカーズ]]のファン。
 
; 石田 久志
 
: 演 - 岩下浩(3、七)
 
: 理科担当で3年A組の担任。年代のせいもあるが「そんなにがんばらなくてもいいのに…」といった現代の教育事情に対する嘆きを語ることもある。[[足白癬|水虫]]を患っており、職員室内でその治療をしたりする。教育論についてベテランらしいアドバイスを送る場面も。
 
; 寺尾 純子
 
: 演 - [[岡本舞]](3、七八)
 
: 社会科担当で3年D組の担任。落ち着いた穏やかな雰囲気をもっており、職員室の中でもアイドル的な存在であるが、授業中生徒の私語がひどく、静かにならないときに怒鳴ってしまい、泣き出しながら職員室に帰ってしまう事件があった<ref>第3シリーズ『三年二学期・期末テスト』より。</ref>。
 
; 村井 剛
 
: 演 - 白石貴網(3、七八)
 
: 保健体育担当。スペシャル8では、朝のひと声運動に率先して参加。柿野と大喧嘩したことを反省し、金八と3人で一緒に正座する。ツッパリの滑降した葉山を追返が、金八の説得で葉山を追返は辞めるが、化粧してきた高村を追返。
 
; 三上 良子
 
: 演 - [[樫山文枝]](3・6、七八)
 
: 養護教諭。第6シリーズではひかり高校定時制に異動
 
; 青山
 
: 演 - [[鷲尾真知子]](八)
 
: 数学担当。生活指導を担当しており、ヒステリーな性格。他作品にも出演し、西野・高峰・日下・日野のヒステリックな保護者を演じた。
 
; 屋敷
 
: 演 - [[沼田爆]](八)
 
: 理科担当。第4シリーズ以降、杉山修一の父親を演じる。
 
; 杉山 泰三
 
: 演 - [[内藤武敏]](3、七)
 
: 校長。優柔不断な性格。
 
; 山津 茂
 
: 演 - [[橋爪功]](3、七八)
 
: 教頭。典型的な学力重視の教育方針。杉山と一緒に夜回隊をやっている。柿野を不良と決めつけ目の敵にしている。
 
; 校長
 
: 演 - 入江正徳(八)
 
 
=== 荒谷二中学校教員 ===
 
荒くれ3人衆以外は第2シリーズに出演。作中、荒谷二中と楓中学校は相当な[[不良]]校とされているが、第8シリーズでは前年に校舎が新築され、冷暖房完備となったことで保護者からの人気が高くなっている。ファイナルでは遠藤達也が勤務している。
 
; 飯田
 
: 演 - [[増田順司]]
 
: 校長。加藤たちが卒業式に乗り込んできた際には冷静に対処しようとしていた。彼らが放送室で討論している時でも終始冷静な態度だったが最後には彼らに謝罪する。不良少年らからは清水や音羽と共に恨まれているが、実際は校内暴力の嵐に心身ともに疲れ果て、やむを得ず強引な措置を取っていた事が判明した。実際に不良生徒や河津から米倉、大山は先生と呼ばれているのに対して校長、音羽、清水の3名は呼び捨てされている。
 
; 清水
 
: 演 - [[上田忠好]]
 
: 体育教師。常に[[竹刀]]を持ち歩き、生徒に竹刀で過剰な体罰を加える暴力教師。加藤や神津も被害を受けた。米倉が倒れてからは横暴さが増した。
 
; 音羽
 
: 演- [[稲垣昭三]]
 
: 暴力的な清水と違い、こちらは陰険な教師。実は加藤を放り出した張本人であり、加藤が校長、清水らとともに放送室に立て籠った際に「一番のワルの音羽」と表現したほど。「卒業式前の暴力」の際には警察に通報した張本人でもあり、加藤らが補導された後の警察での話し合いの際も最後まで自分達の対応の正当性を主張し譲らなかった。「[[ヤクザ]]の○○」が口癖。
 
; 米倉
 
: 演 - [[浜村純]]
 
: 加藤の2年時の担任。不良少年らから信頼があり、加藤の家庭環境を理解する誠実な性格で、弁護士の知人に相談して[[消費者金融|サラ金業者]]とも話を付けた。激化する校内暴力に己の力の限界を感じ、加藤を放り出してしまったことに責任を感じていた。後半で過労で倒れ入院、不良少年らからは嘆きの声が聞かれた。最終回、桜中の卒業式の日の朝に死去。
 
; 大山
 
: 演 - [[久米明]]
 
: 物分かりの良い教師。清一らも信頼を寄せている。「スナックZ」の常連客の一人。第2シリーズ最終回で定年退職する。
 
; 鈴木
 
: 演 - [[深谷みさお]]
 
: 物分かりの良い女性教師。荒川西高校の野村優の声でも出演。
 
; PTA会長
 
: 演 - [[中島元]]
 
: 塚辺大造とは幼馴染の同級生。塚辺と上野と一緒に警察に抗議する。
 
; 岸森敏雄
 
: 演 - [[古尾谷雅人]]
 
:OBで暴走族「魑魅怒呂」の元リーダー。現在は暴走族を卒業しているが、神津や他の隊員からも信望がある。中学時代は上林の教え子で、応援団長に祭り上げられたことで更生した。スナック「Z」のオーナー。加藤、神津を説得するために金八がZを訪れた際は立会人となり、最終的に「魑魅怒呂」への撤収を指示した。その後は、レストラン経営の勉強のため、店を神津に頼み、自身は海外に留学する。自分には上林がいたが 、神津らには金八のようにカッカしてくれる先生がいてくれなかったと発言している。
 
; 神津清一
 
: 演 - 田浦智之
 
: OBで「魑魅怒呂」のリーダー。元番長で、加藤の先輩。当初は金八の事を他の教師同様に毛嫌いしていたが、徐々に慕うようになる。その後海外視察に行った岸森からスナック「Z」を預かる。加藤や椎野の面倒を見ていたほか、自殺を考えていた青木を助けたこともある。金八と大山と松浦が常連客となる。在学中は清水から体罰を受けていた。墨東工業の常連客。伊東は落ちこぼれに寛大だと評している。川北に魑魅怒呂の連中だけではやって行けないと反論。
 
; 荒くれ3人衆(金子一也、河原二郎、若山三郎)<ref>『[[学校へ行こう! (バラエティー番組)|学校へ行こう!]]』内の「3年B組金八先生 不良生徒役オーディション」に合格出演</ref>
 
: 演 - [[秋元三佳]]、大竹博之、斉藤勝俊
 
: 第5シリーズに登場。スーパーさくらの前を散らかしたことで道政明子にも叱られ、威圧負けしている。直後に太田から誘惑されるが小田切や大森の邪魔が入る。他の先生らの前では非常にガラ悪く言葉使いも乱暴だが、金八や服部の前では敬語を使う。金八を慕って桜中学に転校を希望するが断られ、デイサービスの手伝いの後、金八が荒谷二中側と話を付けたことで[[フリースクール]]「風」に通うことになるが、子供の面倒見が良く子供たちと荒っぽく沢山遊んでくれることから、風の不登校児が減るきっかけになり、服部に「カワイイもんだよ」と言われる。当初は「子守かよ」とぼやいていたが、風を気に入り「荒谷二中には戻りたくない」とまで発言している。
 
 
== 第1シリーズ==
 
* [[1979年]][[10月26日]] - [[1980年]][[3月28日]]の金曜日20:00 - 20:55
 
* 主題歌:[[海援隊 (フォークグループ)|海援隊]]「[[贈る言葉]]」
 
* 挿入歌:[[チャンピオン (曲)|チャンピオン]]、[[JODAN JODAN]]、風景詩、[[母に捧げるバラード]]、道標ない旅、[[さよなら]]
 
* キャッチコピー:「'''みんな一緒だ、とことんやろう。みんな一緒に大きくなろう。'''」
 
* 受賞歴:第17回[[ギャラクシー賞]]、昭和55年日本民間放送連盟賞・テレビ娯楽部門優秀賞(『十五歳の母 その3』)
 
=== 概要 ===
 
: 第1シリーズは、[[高度経済成長]]を終えて、第二次[[オイルショック]]の影響時の[[日本]]の教育を舞台とする作品である。世田谷第一中学校から桜中学校に転勤になった金八が非行・不登校・いじめ・親子の絶縁など、学校が抱える様々な問題を真正面から受け止め、生徒と一緒に涙を流しながら奮闘する。6話にわたった「十五歳の母」では生徒の妊娠出産を描いたほか、東京大学を目指す高校生の自殺を取り上げ、命の大切さを訴えた。
 
=== テーマ ===
 
* 15歳の[[妊娠]] 『愛の授業』 『十五歳の母』 『十五歳の母出産』
 
* [[入学試験|受験戦争]]、[[非行少年]](家出)、家庭不和
 
* 命の大切さ(青少年の[[自殺]]) 『受験戦争に消えた命』
 
=== ゲスト ===
 
* ボクシングジムのトレーナー - [[輪島功一]]
 
* 新田八郎太 - [[岸田敏志|岸田智史]]([[1年B組新八先生]])
 
* ディスコの少年 - [[松原秀樹]]
 
* 浅岡達也(OB) - [[古尾谷雅人]]
 
* ライブハウスの歌手 - [[友川かずき]]
 
* カメラマン - [[大地康雄|大地つね夫]]
 
* 篠原久美子 - [[遥くらら]]
 
;楓中関係
 
:荒谷二中に並ぶ不良校。中野の前任校、天路と小林の転勤先。
 
*大石 -[[関山耕司]]
 
: 体育教師。ヤンキー4人組に手を焼いているが彼らから恐れられている。「生徒を締め付けるだけでなく付き合ってやる事も大事、坂本先生の長ラン姿を見たかった」と言って[[合気道]]の道着姿で謝礼しに来校する<ref>『学ラン長ラン大混ラン』</ref>。
 
 
=== 放送日程 ===
 
太字は[[放送ライブラリー]]に保存されている。
 
{| class="wikitable" style="text-align:center"
 
|-
 
!各回!!放送日!!サブタイトル!!脚本!!演出!!視聴率
 
|-
 
|第1回||style="text-align:right"|1979年10月26日||3年B組金八先生||rowspan="13"|小山内美江子||竹之下寛次||16.6%
 
|-
 
|第2回||style="text-align:right"|11月2日||内申書||佐藤虔一||16.3%
 
|-
 
|第3回||style="text-align:right"|11月9日||君は裸のビーナス||高畠豊||16.9%
 
|-
 
|第4回||style="text-align:right"|11月16日||十五歳の母 その1||rowspan="2"|竹之下寛次||19.6%
 
|-
 
|第5回||style="text-align:right"|11月23日||十五歳の母 その2||17.9%
 
|-
 
|第6回||style="text-align:right"|11月30日||'''十五歳の母 その3'''<ref>昭和55年日本民間放送連盟賞・テレビ娯楽部門優秀賞を受賞</ref>||佐藤虔一||18.4%
 
|-
 
|第7回||style="text-align:right"|12月7日||学ラン長ラン大混ラン||生野慈朗||19.9%
 
|-
 
|第8回||style="text-align:right"|12月14日||子供の喧嘩に親が||高畠豊||{{color|blue|16.0%}}
 
|-
 
|第9回||style="text-align:right"|12月21日||数学が好きになる法||竹之下寛次||21.2%
 
|-
 
|第10回||style="text-align:right"|12月28日||女生徒軍団朝帰り||佐藤虔一||19.7%
 
|-
 
|第11回||style="text-align:right"|1980年1月4日||母に捧げるバラード||生野慈朗||17.2%
 
|-
 
|第12回||style="text-align:right"|1月11日||入学決定第一号!||高畠豊||23.4%
 
|-
 
|第13回||style="text-align:right"|1月18日||入試一ヶ月前心得||竹之下寛次||24.6%
 
|-
 
|第14回||style="text-align:right"|1月25日||十五歳の母 その4||岡本克己||佐藤虔一||25.9%
 
|-
 
|第15回||style="text-align:right"|2月1日||受験勉強一万時間||重森孝子||高畠豊||22.5%
 
|-
 
|第16回||style="text-align:right"|2月8日||入試十日前心得||rowspan="3"|小山内美江子||生野慈朗||24.9%
 
|-
 
|第17回||style="text-align:right"|2月15日||十五歳の母出産 その1||rowspan="2"|竹之下寛次||31.2%
 
|-
 
|第18回||style="text-align:right"|2月22日||十五歳の母出産 その2||29.7%
 
|-
 
|第19回||style="text-align:right"|2月29日||合格発表の長い日||重森孝子||佐藤虔一||32.7%
 
|-
 
|第20回||style="text-align:right"|3月7日||卒業十日前の初恋||rowspan="4"|小山内美江子||生野慈朗||33.1%
 
|-
 
|第21回||style="text-align:right"|3月14日||受験戦争に消えた命||高畠豊||34.9%
 
|-
 
|第22回||style="text-align:right"|3月21日||卒業・贈る言葉||rowspan="2"|竹之下寛次||38.0%
 
|-
 
|最終回||style="text-align:right"|3月28日||さよなら金八先生||{{color|red|39.9%}}<ref name="oricon86007" />
 
|-
 
!colspan="6"|平均視聴率 24.4%(視聴率は[[ビデオリサーチ]]調べ、[[関東地方|関東地区]]・世帯)
 
|}
 
=== 補足 ===
 
* 当時、同時間帯の[[太陽にほえろ!]]と熾烈な視聴率争いを行った。生徒の妊娠・出産を描いた「十五歳の母」のエピソードは大きな反響を巻き起こし、1980年初頭にはを逆転する視聴率を記録。「太陽にほえろ!」も対抗し、第1シリーズの最終回に合わせ、400回記念として放映したが視聴率(18.5%)は当番組の視聴率の半分以下であった。
 
* 11話で武田が海援隊と共に本人役で出演した。
 
 
==第2シリーズ==
 
* [[1980年]][[10月3日]] - [[1981年]][[3月27日]]の金曜20:00 - 20:55
 
* 主題歌:[[人として]]
 
* 使用楽曲:[[モルダウ]]、[[ツッパリHigh School Rock'n Roll (登校編)]]、[[世情]]、[[青い珊瑚礁]]、[[村祭り]]、[[ヤングマン]](書籍上は[[365歩のマーチ]])、スキー、[[水戸黄門]]のテーマ、[[兄弟仁義]]
 
* キャッチコピー:「'''先生も走るぞ、君らも走れ!みんな仲間だゴールは同じ。'''」
 
=== 概要 ===
 
: 第2シリーズは、荒れる中学生や暴力による[[いじめ]]などに焦点をあてた作品である。このシリーズでは、放送当時に教育現場で問題となった、[[生徒]]の[[ストレス (生体)|ストレス]]などを原因とする非行や校内暴力を初めとする問題に視点をあて、当時のシビアな世相が描かれるとともに、「腐ったミカンの方程式」や中学生が手錠をかけられるシーンは社会に大きな衝撃を与えた。
 
=== テーマ ===
 
* [[校内暴力]] 『腐ったミカンの方程式』 『卒業式前の暴力』
 
* [[非行少年]]、[[思春期]][[心身症]] 『心を病む子供達』
 
* 受験戦争 『白紙答案の波紋』 『母と子の受験戦争』 など
 
* 家庭不和、集団[[いじめ]]
 
===出演者===
 
* 取立て屋 - [[岡田正典]]
 
* 試験官 - '''[[須永慶]]'''
 
*上野 - [[高城淳一]]
 
: 墨東工業上野製作所(自動車修理工場)の社長。56歳。調理師や栄養士、ボイラー技師や溶接工等、16の資格を所持している。[[キャバレー]]『フラワーボックス』通いをしているので土屋珠子からは「スケベ社長」と呼ばれているものの、金八と同様に、間違ったことをすれば自ら頭を下げ謝罪するほか、筋を通す、残業なしで[[定時制高校]]に通う事も認めているなど、神津清一に、「修理するならピカピカに磨いてから持ってこい」と叱りつけるものの、「おやっさん」と呼ばれ、加藤も彼の迫力に圧倒されるなど、不良少年らからの信頼も厚く、荒谷二中の騒動・逮捕には、[[保護司]]として塚辺やPTA会長と共に警察に抗議している。
 
* 玉村吾朗 - [[下條アトム]]
 
:土屋珠子に弟の高校[[裏口入学]]斡旋[[詐欺]]を働き、荒川西高校の国語教師「野村優(まさる)」と名乗る 。本物の「野村優(ゆう)」(声のみ・[[深谷みさお]])は女性で君塚が会いに行っており、こちらは金八が相手をし、逮捕される
 
* 瀬口房代 - [[高林由紀子]]
 
 
* 川北 - [[松山照夫]]
 
:滝田の上司の刑事で、スナックZを暴走族の溜まり場でまともな店じゃないと酷評、同店にいた3B生徒を補導、加藤にも荒谷二中時代から桜中転校後も執拗に疑いを掛ける。
 
*滝田トシキ -鈴木慎
 
: 加藤、松浦、沢井らを逮捕した刑事で、君塚のかつての教え子。中学時代に警察沙汰寸前の問題を起こし、君塚に見逃してもらったことを「最大の教訓であった」と、君塚が出席した自らの結婚式で述べた<ref>第2シリーズ『卒業式前の暴力』より。</ref>。
 
*司会者・柳原[[評論家]]・TV局員 - [[吉村光夫]]・[[松村彦次郎]]・加賀沢純一
 
:TVで臨時ニュースを読み上げる
 
;若杉病院関係者
 
:思春期心身症の専門病院。なお[[福岡県]][[篠栗町]]に[https://www.nishieikai.or.jp/wakasugi/index.php 同名の総合病院]が実在するが、当シリーズで取り上げられた思春期外来は、1981年に同県内の[[北九州津屋崎病院]]に移設(若杉病院では[https://www.nishieikai.or.jp/wakasugi/about/outline/index.html 1983年に思春期内科廃止])された。
 
*斉村高男・昌代母子 -[[高野浩幸|高野浩之]]・[[柳川慶子]]
 
: 世田谷一中時代の教え子。優等生で生徒会長だった。金八が担任を受け持っているクラスの生徒ではない。
 
: 思春期心身症により同院で[[監禁]]療法中。中学時代に金八に言われた言葉を思い出し、病院に金八を呼んだ。
 
*井出英一母子 - 宮田正臣・[[北村昌子]]
 
:入院する為に来るが、躊躇い横浜に帰宅。母親は過保護。
 
*小林 - 院長 - [[風間杜夫]]
 
*京子 - 看護師 - '''[[木村理恵]]'''
 
*友瀬 - 長井道徳
 
*中田 - 酒井晴人
 
*和子 - 大久保由美
 
*達也 - 川上伸之
 
:金八が教師であることを耳にした際に激昂、冷やかし面会と喧嘩を売る。それまでは入院後もほぼ無口だった。
 
*大橋 - 内堀和晴
 
:高校時代、[[東京大学]]文科一類を目指していたが、高校2年時に思春期心身症を発症し8年患い当院に入院、その後[[スナックバー|スナック]]で働いている。入院患者の登山の際には弁当配達を担当。
 
 
=== 放送日程 ===
 
{| class="wikitable" style="text-align:center"
 
|-
 
!各回!!放送日!!サブタイトル!!脚本!!演出!!視聴率!!主要生徒
 
|-
 
|第1回||style="text-align:right"|1980年10月3日||心を病む子供達・その1||rowspan="25"|小山内美江子||rowspan="2"|竹之下寛次||27.2%||斉村
 
|-
 
|第2回||style="text-align:right"|10月10日||心を病む子供達・その2||23.3%||斉村
 
|-
 
|第3回||style="text-align:right"|10月17日||まんじゅう騒動||生野慈朗||{{color|blue|22.4%}}||梶井
 
|-
 
|第4回||style="text-align:right"|10月24日||人助けカンパ事件||和田旭||23.2%||塚辺
 
|-
 
|第5回||style="text-align:right"|10月31日||腐ったミカンの方程式・その1||rowspan="2"|竹之下寛次||23.7%||rowspan="2"|加藤<br/>松浦
 
|-
 
|第6回||style="text-align:right"|11月7日||腐ったミカンの方程式・その2||25.9%
 
|-
 
|第7回||style="text-align:right"|11月14日||3B学習発表会・その1||大岡進||25.1%||rowspan="2"|岩沼<br/>立見
 
|-
 
|第8回||style="text-align:right"|11月21日||3B学習発表会・その2||和田旭||24.0%
 
|-
 
|第9回||style="text-align:right"|11月28日||受験と恋と勘違い||生野慈朗||23.4%||松江・赤上
 
|-
 
|第10回||style="text-align:right"|12月5日||白紙答案の波紋||竹之下寛次||24.8%||石川
 
|-
 
|第11回||style="text-align:right"|12月12日||クソまみれの英雄達||大岡進||25.0%||平尾・青木
 
|-
 
|第12回||style="text-align:right"|12月19日||三者面談始まる||柳井満||24.1%||椎野
 
|-
 
|第13回||style="text-align:right"|12月26日||同窓会・贈る言葉||竹之下寛次||28.7%||九十九
 
|-
 
|第14回||style="text-align:right"|1981年1月9日||東京は理社に弱い||大岡進||25.8%||山本
 
|-
 
|第15回||style="text-align:right"|1月16日||生きることは学ぶこと||生野慈朗||24.6%||
 
|-
 
|第16回||style="text-align:right"|1月23日||親と子・進路で対決||竹之下寛次||25.3%||
 
|-
 
|第17回||style="text-align:right"|1月30日||母と子の受験戦争||和田旭||24.6%||高橋
 
|-
 
|第18回||style="text-align:right"|2月6日||入試直前面接心得||大岡進||26.1%||
 
|-
 
|第19回||style="text-align:right"|2月13日||入試前夜||生野慈朗||25.9%||松浦
 
|-
 
|第20回||style="text-align:right"|2月20日||頑張れ! 敗者復活戦||竹之下寛次||28.6%||
 
|-
 
|第21回||style="text-align:right"|2月27日||不正を憎む心を持て!||大岡進||30.3%||土屋
 
|-
 
|第22回||style="text-align:right"|3月6日||父の死と高校進学||生野慈朗||31.0%||
 
|-
 
|第23回||style="text-align:right"|3月13日||卒業式前の暴力1||大岡進||29.1%||rowspan="2"|加藤<br/>松浦
 
|-
 
|第24回||style="text-align:right"|3月20日||卒業式前の暴力2||生野慈朗||31.5%
 
|-
 
|最終回||style="text-align:right"|3月27日||サヨナラ金八先生||竹之下寛次||{{color|red|34.8%}}<ref name="oricon86007" />||全員
 
|-
 
!colspan="7"|平均視聴率 26.3%<ref name="oricon86007" />(視聴率は[[ビデオリサーチ]]調べ、[[関東地方|関東地区]]・世帯)
 
|}
 
*1981年1月2日は『[[超豪華!番組対抗かくし芸|超豪華!番組対抗かくし芸 スターが競う!クイズ100人に聞きました]]』(19:00 - 20:55)のため休止されたが、武田鉄矢を初めとする番組出演者たちは同番組に参加した。
 
 
=== 補足 ===
 
{{出典の明記|section=1|date=2017年3月}}
 
* 大反響を呼んだ第1シリーズの放送終了半年後に制作されたこのシリーズは、『腐ったミカンの方程式』『クソまみれの英雄達』『卒業式前の暴力』などの名エピソードが数多くあり、平均視聴率26.3%というシリーズ歴代最高の数字を記録した。
 
* 第24話で加藤と松浦が友人3名と荒谷二中に殴りこみ(但し[[暴力行為]]や[[器物損壊]]はしていない)、過去の非を校長に詫びさせたあと、学校側の通報で駆けつけた刑事に取り押さえられて連行されるシーンでは、スローモーションの映像でセリフを一切用いずに、代わりに[[世情]]([[中島みゆき]])をフルコーラスで流すという演出が行われ、金八が放送室のドア越しに「加藤!松浦!」と絶叫したり、加藤らが逮捕されるシーンでの「俺の生徒になんばすっとか。きさん」、警察署での緊急会議の際に「我々はミカンや機械を作ってるんじゃないんです。我々は毎日、人間を作ってるんです。人間の触れ合いの中で我々は生きてるんです。」と語るシーン、釈放された加藤、松浦をビンタした後、号泣する2人の頭を抱き寄せるシーン等は、シリーズのみならずドラマ史に残る名場面となった。
 
 
==SP壱==
 
* 1期生がメイン。
 
* 主題歌:海援隊「贈る言葉」
 
* 挿入歌:[[オフコース]]「生まれ来る子供たちのために」
 
; 主要生徒
 
:* 吉村、山田
 
; 出演者
 
:* 倉本(聖林高校教師)- 泉竜
 
:* 吉澤健
 
:* 烏山京子
 
:{| class="wikitable" style="text-align:center"
 
|-
 
!放送日時!!サブタイトル!!脚本!!演出!!視聴率
 
|-
 
|1982年10月8日19:00 - 20:54||贈る言葉||小山内美江子||生野慈朗||33.0%
 
|}
 
 
==桜中学大音楽会==
 
*1983年4月1日放送。金八・新八・仙八・貫八の出演者138名が集まり、音楽活動をしている者たちが集結した歌番組。唄った者は[[直江喜一]]、[[ひかる一平]]、[[川上麻衣子]]、[[伊藤つかさ]]、[[沖田浩之]]、[[本田恭章]]、[[三田寛子]]、[[宮崎美子]]、[[川口雅代]]、[[シブがき隊]]、[[さとう宗幸]]、[[岸田敏志|岸田智史]]、[[本田恭章]]、[[斉藤康彦]]、[[遠藤響子|遠藤京子]]、[[川谷拓三]]、[[三原じゅん子]]、[[つちやかおり]]、[[近藤真彦]]、[[野村義男]]、[[田原俊彦]]、武田鉄矢、[[海援隊]]
 
 
==SP弐==
 
* 使用楽曲:「人として」・「贈る言葉」
 
; 出演者
 
:* 笈川 - [[木村元]]
 
:* 倉沢(ヤクザ・岩沼の所属組事務所員) - [[阿藤快|阿藤海]]
 
:* 山田徳次郎(元ヤクザ・屋台店主で岩沼を助けた) - [[田村高廣]]
 
:* 高校教師(岩沼の担任) - [[不破万作]]
 
:{| class="wikitable" style="text-align:center"
 
|-
 
!放送日時!!サブタイトル!!脚本!!主要生徒!!視聴率
 
|-
 
|1983年10月7日19:00 - 20:54||イレ墨をした教え子||小山内美江子・横田与志||岩沼幸一郎||24.6%
 
|}
 
 
==SP参==
 
* 1期生と中学時代の池内一郎がメイン。
 
* 主題歌「贈る言葉」
 
; 出演者
 
:* スーパーヨシダの社長 - [[神山卓三]]
 
:* 柳原警察署係官 - [[上田忠好]]
 
:* 黒沢 - [[冷泉公裕]]
 
:{| class="wikitable" style="text-align:center"
 
|-
 
!放送日時!!サブタイトル!!脚本!!主要生徒!!視聴率
 
|-
 
|1984年10月5日19:00 - 20:54||小さな嘘||小山内美江子・横田与志||安江・梶浦・池内・中川||21.6%
 
|}
 
 
==SP四==
 
* 主題歌「贈る言葉」
 
;出演者
 
:* 香取主事 - [[八木光生]]
 
:* PTA役員 - [[前沢保美]]、[[池田和歌子]]
 
:{| class="wikitable" style="text-align:center"
 
|-
 
!放送日時!!サブタイトル!!脚本!!主要生徒!!視聴率
 
|-
 
|1985年12月27日19:00 - 20:54||イジメられっ子金八先生||小山内美江子・横田与志||市田・山本・北沢・中井||24.4%
 
|}
 
 
==SP伍==
 
* 主題歌:「贈る言葉」
 
; 出演者
 
:* 岡田PTA会長 - [[小鹿番]]
 
:* 向井民生委員 - 石見栄英
 
:* スカウトマン - [[上杉祥三]]
 
:{| class="wikitable" style="text-align:center"
 
|-
 
!放送日時!!サブタイトル!!脚本!!主要生徒!!視聴率
 
|-
 
|1986年12月26日19:00 - 20:54||先生の暴力・生徒の暴力||小山内美江子・横田与志||星野・佐藤・日野||19.7%
 
|}
 
 
==SP漆==
 
* 主題歌:「贈る言葉」
 
; 出演者
 
:* 医師 - [[田山涼成]]
 
:* 運転手 - [[内田忠男]]
 
:* 事務員 - [[片岡聖子]]
 
:{| class="wikitable" style="text-align:center"
 
|-
 
!放送日時!!サブタイトル!!脚本!!主要生徒!!視聴率
 
|-
 
|1987年12月25日20:00 - 21:48||新・十五歳の母||小山内美江子||川野・西野兄弟||23.8%
 
|}
 
 
==第3シリーズ・SP睦==
 
* [[1988年]][[10月10日]] - [[12月26日]]の月曜21:00 - 21:54
 
* 主題歌:武田鉄矢「声援」
 
*挿入歌:[[大きな栗の木の下で]]
 
* キャッチコピー:「'''昭和六十三年度 三年B組 担任 坂本金八先生'''」
 
=== 概要 ===
 
: 第3シリーズは、昭和末期の[[バブル景気]]の最中に製作された作品である。このシリーズでは、物語の舞台を桜中学校から松ヶ崎中学校に移し、生徒の無気力に焦点を当て、心身ともに健康であることの大切さが説かれた。中間管理職の立場となった金八が新任の教師を指導しながら、保健室登校を続ける生徒との心のふれあいや、酒乱の父親と二人で暮らす生徒との関わりなど[[現代社会]]の影の部分についての問いを投げかけるとともに心温まる話が多かった。このシリーズのみ卒業式がない。
 
=== テーマ ===
 
* 生徒の[[無気力]]、教師の[[権力]]、[[いじめ]]、[[不登校]]、保健室登校
 
* 家庭不和 - [[リストラ]]、新人[[教員]]の[[教育]]、成績不振
 
* [[食事|食]]と[[健康]]、[[学校給食]]
 
=== ゲスト ===
 
* スーパーの店長 - [[田山涼成]]
 
* 山田のアパート住人 - [[川俣しのぶ]]・[[夏川加奈子]]
 
* 医師 - [[岸野一彦]]
 
=== 放送日程 ===
 
* 最終回の放送時間は21:00 - 22:24。
 
{| class="wikitable" style="text-align:center"
 
|-
 
!各回!!放送日!!サブタイトル!!脚本!!主要生徒!!視聴率
 
|-
 
|第1回||style="text-align:right"|1988年<br/>10月10日||'''ウンコの旅'''||rowspan="13"|小山内美江子||||{{color|red|27.3%}}
 
|-
 
|第2回||style="text-align:right"|10月17日||新人先生は一年生||辻村||25.2%
 
|-
 
|第3回||style="text-align:right"|10月24日||穴があったら入りたい||三浦||23.8%
 
|-
 
|第4回||style="text-align:right"|10月31日||金八の掃除戦争||||22.8%
 
|-
 
|第5回||style="text-align:right"|11月7日||男は心だ!!||鶴田・梅田||22.9%
 
|-
 
|第6回||style="text-align:right"|11月14日||先公なんか信じない!||||23.3%
 
|-
 
|第7回||style="text-align:right"|11月21日||プッツン・ママ||柴田||22.3%
 
|-
 
|第8回||style="text-align:right"|11月28日||三年二学期・期末テスト||||21.0%
 
|-
 
|第9回||style="text-align:right"|12月5日||俺の仕事||渡辺・柿野||22.3%
 
|-
 
|第10回||style="text-align:right"|12月12日||進路決定・三者面談1||||22.6%
 
|-
 
|第11回||style="text-align:right"|12月19日||進路決定・三者面談2||山田||22.8%
 
|-
 
|最終回||style="text-align:right"|12月26日||最終回スペシャル<br />思いっきり3年B組||倉橋||{{color|blue|20.2%}}
 
|-
 
|SP7||1989年<br/>3月29日||卒業スペシャル||三浦||19.5%
 
|-
 
!colspan="6"|平均視聴率 23.2%(視聴率は[[ビデオリサーチ]]調べ、[[関東地方|関東地区]]・世帯)
 
|}
 
 
=== 補足 ===
 
* 第2シリーズ以降、毎年スペシャル版は放送されていたが、シリーズとしては7年ぶりに製作された。放送回数は、武田などキャストの都合で、2学期の途中から学期末までのストーリーとなる本編と「卒業スペシャル」を合わせて12回(本編)+1回(スペシャル)であり、ほかのシリーズに比べて少なかった。舞台が松ヶ崎中学である、3ヶ月の放送である、桜中学を舞台にしたファイナル(SP12)ではこのシリーズだけ別の学校が舞台であるため紹介されず、生徒や先生など一切出演がなかったなど、他のシリーズに比べて異彩を放っているが、25周年記念同窓会SPには出演している。また、シリーズで唯一番組タイトルに丸数字がついている。
 
 
==SP8==
 
* 主題歌:「贈る言葉」
 
; 出演者
 
:* オカマ - '''[[出光元]]'''
 
:* 大学生 - [[楠大典]]
 
:* 写真屋 - [[斉藤暁]]
 
:{| class="wikitable" style="text-align:center"
 
|-
 
!放送日時!!サブタイトル!!脚本!!主要生徒!!視聴率
 
|-
 
|1990年12月28日19:00 - 20:54||卒業アルバム||横田与志||葉山・高村||13.7%
 
|}
 
 
== 第4シリーズ==
 
* [[1995年]][[10月12日]] - [[1996年]][[3月28日]]の木曜21:00 - 21:54
 
* 主題歌:海援隊「[[スタートライン (海援隊の曲)|スタートライン]]」
 
*挿入歌:[[JET BOY JET GIRL]]、[[かえるの歌]]、[[大地讃頌]]、[[若い翼は]]
 
* キャッチコピー:「'''また会えたね。'''」
 
=== 概要 ===
 
第4シリーズは、前のシリーズから7年ぶり(スペシャル版からは約5年ぶり)に制作された、[[失われた10年|ポストバブル時代]]初の作品である。このシリーズでは、一見平和に見える学校生活に潜むいじめ・不登校の問題や、現在は廃止となっている偏差値と受験の問題を、金八が生徒たちと対話し、高く数多いハードルを乗り越えていく。金八は生徒をいじめる子、いじめられる子に割り振り、いじめのロールプレイを行い、いじめがいかに無意識に行われるのかを問いかける。また、第1シリーズで放送された「十五歳の母」について再考も兼ねて、「十五歳の母と父」(第10・11回の前後編エピソード)が放送され話題となった。
 
=== テーマ ===
 
* [[いじめ]] 『3Bにもイジメ?』 『十五歳の母と父』
 
* [[複合不況]]([[バブル崩壊]])の影響による経済停滞期
 
* 家庭不和 - [[離婚]]問題 『入試前日親が離婚』
 
* [[不登校]]、[[発達障害]] - [[学習障害]](LD)
 
* [[白血病]]と[[骨髄バンク]] 『ラップで合格祈願』
 
* ジェンダー、[[阪神・淡路大震災]]からの復興 『十五歳の母と父』
 
* ディベート([[討論]]) 『男が得?女が得?』
 
* ティームティーチング、[[スポーツチャンバラ]] 『先生!またクビ?』
 
* [[PTA]]、[[文部省]]、総合学科高校、観点別評価の影響(関心・意欲・態度)
 
* 教員による[[体罰]]、周りに合わせる生徒、[[皆勤賞]]の是非 『卒業直前スペシャル』
 
* 個人ノート、[[業者テスト]]廃止 『3B文部省へ行く』
 
 
=== ゲスト ===
 
* 沢田 - [[伊藤幸純]]
 
* 柳田PTA副会長 - [[鶴田忍 (俳優)|鶴田忍]]
 
* 寺本(文部省の課長) - [[大和田獏]]
 
* 玉井 - '''[[田山涼成]]'''
 
* 岸田 - '''[[柳家小三治]]'''(特別授業の講師)<ref group="注">「[[3年B組貫八先生]]」では小泉仙吉</ref>
 
*友野マミ・飯田照子 - [[阿部光子]]・[[橘雪子]]
 
:[[給食]]の[[調理師]]。家庭科教諭が欠勤の為、調理実習の代理指導。
 
*[[メロンマン]] - コンサートで出演。挿入歌<ref>3Bの生徒たちやクラス内でいじめやケンカ等のトラブルが発生した際の挿入歌として使用された</ref>にも使用
 
*中里ミチル -  [[岡本綾]]
 
:悪性リンパ腫で入院中に佐藤と知合、17回の入退院を繰り返し完治<br/>その後、大学に入学し佐藤と交際を得て婚約。卒業後に結婚予定<br/>。佐藤の招待と金八の了承を得たので謝恩会にも参加し、第6シリーズにも出演
 
 
=== 放送日程 ===
 
* 第22回と最終回の放送時間は21:00 - 22:54。
 
{| class="wikitable" style="text-align:center"
 
|-
 
!各回!!放送日!!サブタイトル!!脚本!!演出!!視聴率
 
|-
 
|第1回||style="text-align:right"|1995年10月12日||'''3年B組金八先生'''<!--当初、この回のサブタイトルは無題となっていたが、2011年11月26日発売のDVDコンプリートボックスには『3年B組金八先生』のタイトルがついている。-->||rowspan="23"|小山内美江子||生野慈朗||21.3%
 
|-
 
|第2回||style="text-align:right"|10月19日||3Bにもイジメ?||竹之下寛次||21.3%
 
|-
 
|第3回||style="text-align:right"|10月26日||イジメの輪||rowspan="2"|生野慈朗||19.5%
 
|-
 
|第4回||style="text-align:right"|11月2日||イジメ問題大討論||22.4%
 
|-
 
|第5回||style="text-align:right"|11月9日||先生! またクビ?||柳井満||23.4%
 
|-
 
|第6回||style="text-align:right"|11月16日||涙の大合唱||鈴木早苗||19.5%
 
|-
 
|第7回||style="text-align:right"|11月23日||正常と異常の間||生野慈朗||22.3%
 
|-
 
|第8回||style="text-align:right"|11月30日||恋の花二つ咲いた||鈴木早苗||20.0%
 
|-
 
|第9回||style="text-align:right"|12月7日||3B文部省へ行く||竹之下寛次||21.5%
 
|-
 
|第10回||style="text-align:right"|12月14日||十五歳の母と父1||rowspan="2"|生野慈朗||18.9%
 
|-
 
|第11回||style="text-align:right"|12月21日||十五歳の母と父2||{{color|red|23.5%}}
 
|-
 
|第12回||style="text-align:right"|1996年1月11日||口紅をした受験生||鈴木早苗||16.2%
 
|-
 
|第13回||style="text-align:right"|1月18日||ボク何になるの?||生野慈朗||19.2%
 
|-
 
|第14回||style="text-align:right"|1月25日||オ受験母子の対決||竹之下寛次||18.1%
 
|-
 
|第15回||style="text-align:right"|2月1日||タコヤキお守り||鈴木早苗||15.8%
 
|-
 
|第16回||style="text-align:right"|2月8日||入試前日親が離婚||福澤克雄||18.3%
 
|-
 
|第17回||style="text-align:right"|2月15日||合格直後の悲劇||鈴木早苗||18.8%
 
|-
 
|第18回||style="text-align:right"|2月22日||ラップで合格祈願||福澤克雄||18.1%
 
|-
 
|第19回||style="text-align:right"|2月29日||ふくらみ過ぎた夢||鈴木早苗||19.0%
 
|-
 
|第20回||style="text-align:right"|3月7日||男が得? 女が得?||生野慈朗||17.3%
 
|-
 
|第21回||style="text-align:right"|3月14日||印度カレーの神秘||福澤克雄||15.8%
 
|-
 
|第22回||style="text-align:right"|3月21日||卒業直前スペシャル||竹之下寛次||{{color|blue|15.0%}}
 
|-
 
|最終回||style="text-align:right"|3月28日||卒業スペシャル||生野慈朗||19.6%
 
|-
 
|特番||1996年4月26日<br/>[[金曜テレビの星!]]||colspan="4"|出演者のスタートラインとして4期生のその後のドキュメント
 
|-
 
!colspan="6"|平均視聴率 19.2%(視聴率は[[ビデオリサーチ]]調べ、[[関東地方|関東地区]]・世帯)
 
|}
 
 
=== 補足 ===
 
* 1990年のスペシャル8以来、5年ぶりの放送となったこのシリーズは、再び桜中学校が舞台となり、体操着と女性制服がモデルチェンジされた。
 
* 実際に第1シリーズが放映された年に生まれた子供は、第4シリーズ当時、16歳になっている。しかし、実際の時間経過とは誤差が出ることを承知の上で、宮沢には15歳という年齢設定が与えられた。また、幸作も本来ならば小6なのだが、1年ずれて小5の設定になっている。松浦悟の妹も15歳になるのだが未登場である。
 
* このシリーズよりステレオ放送になった。
 
 
==SP9==
 
* 4期生がメイン。
 
* 主題歌:「贈る言葉」
 
;出演者
 
:* 杉田(週刊ホープの副編集長) - [[北見敏之]]
 
:* タコヤキ屋 - '''[[出光元]]'''
 
:*親父狩りした者 - 池田武志、半海一晃、市丸俊、渡辺良
 
:{| class="wikitable" style="text-align:center"
 
|-
 
!放送日時!!サブタイトル!!脚本!!主要生徒!!視聴率
 
|-
 
|1998年4月2日21:00 - 22:54||'''道は遠くとも〜子供を救え!大人達よ立ち上がれ'''||小山内美江子||佐藤良美||17.5%
 
|}
 
 
== 第5シリーズ・SP10 ==
 
* [[1999年]][[10月14日]] - [[2000年]][[3月30日]]の木曜日21:00 - 21:54に放送。全23回。
 
* 主題歌:海援隊「新しい人へ」
 
*挿入歌:[[ソーラン節]]、[[LOVEマシーン]]、[[若い翼は]]
 
* キャッチコピー:「'''かけがえのない授業が、木曜の夜9時にはじまる。'''」
 
=== 概要 ===
 
: シリーズ20周年となった第5シリーズでは、学級崩壊や校内暴力を大きなテーマとして描く一方、優等生の仮面をかぶりつつも卑劣な行いを繰り返す生徒について激動的な物語が展開された。かつては“非行”と“校内暴力”が大きな問題だったが、時代とともに「不登校」や「いじめ」が学校を席巻し、その後「学級崩壊」と「突然キレる子ども」が新たな火種も生まれた。第5シリーズでは少子化の波を受け、桜中学校の校内に老人介護施設が併設され、“死”と向かい合って生きる高齢者と、時おり死に憧れる中学生が同じ屋根の下で毎日過ごすことになる。このシリーズから第7シリーズまで、[[文化祭]]等で[[ソーラン節]]を披露し、クラスの団結の和として描かれた。
 
=== テーマ ===
 
* [[学級崩壊]]、[[校内暴力]] 『3B学級崩壊寸前』
 
* 家庭不和、[[機能不全家族]]、[[不登校]]、[[嫌がらせ]]
 
* [[高齢化社会]](デイサービスセンター)
 
* [[発達障害]]、[[注意欠陥・多動性障害]](ADHD)
 
* [[少年犯罪]] 『ガラスの少年』、[[体罰]]、朝の10分間読書
 
* [[フリースクール]]、[[情報教育]]、[[環境教育]]、[[職場体験]]
 
* いのち 『生きる事・死ぬ事』、キレる少年、いい子を演じる生徒
 
=== 出演者 ===
 
* 菅PTA会長 - [[西田健]]
 
* 駒井町会長 - [[梅津栄]]
 
*米田硝子店 - 瀬戸将哉
 
* 杉本(兼末を聴取) - [[矢崎滋]]
 
* 田辺弁護士 - [[高林由紀子]]
 
*[[寿司屋]](18話) - [[高橋一生]]
 
* 室岡の隣人(SP10) - [[夏川加奈子]]
 
* 刑事(入船を追いかける・SP10) - [[大鷹明良]]、[[浜田学]]
 
 
=== 放送日程 ===
 
* 1・11・22話・SP10は21:00 - 22:54。
 
* 3話は22:00 - 22:54。
 
{| class="wikitable" style="text-align:center"
 
|-
 
!各回!!放送日!!サブタイトル!!脚本!!演出!!視聴率
 
|-
 
|第1回||style="text-align:right"|1999年<br/>10月14日||'''スタートスペシャル<br />3B学級崩壊寸前'''||rowspan="24"|小山内美江子||福澤克雄||18.7%
 
|-
 
|第2回||style="text-align:right"|10月21日||問題続出大混乱!!||山崎恆成||17.7%
 
|-
 
|第3回||style="text-align:right"|10月28日||不登校第一号!||鈴木早苗||15.5%
 
|-
 
|第4回||style="text-align:right"|11月4日||僕のエッチな過去||福澤克雄||15.3%
 
|-
 
|第5回||style="text-align:right"|11月11日||歌! 踊り! 大分裂||山崎恆成||14.6%
 
|-
 
|第6回||style="text-align:right"|11月18日||踊る! 大文化祭||鈴木早苗||15.7%
 
|-
 
|第7回||style="text-align:right"|11月25日||迷える子羊たち||福澤克雄||17.3%
 
|-
 
|第8回||style="text-align:right"|12月2日||アノ事件の主役…||柳井満||16.9%
 
|-
 
|第9回||style="text-align:right"|12月9日||ギャルの父は先生||森一弘||{{color|blue|12.7%}}
 
|-
 
|第10回||style="text-align:right"|12月16日||3B短歌発表会||鈴木早苗||15.1%
 
|-
 
|第11回||style="text-align:right"|2000年1月6日||'''正月スペシャル<br />金八涙の体罰…3B騒然辞表提出'''||rowspan="2"|福澤克雄||17.2%
 
|-
 
|第12回||style="text-align:right"|1月13日||辞表提出その後…||17.6%
 
|-
 
|第13回||style="text-align:right"|1月20日||私立推薦入試開始||鈴木早苗||17.2%
 
|-
 
|第14回||style="text-align:right"|1月27日||入試前は恋の季節||今井夏木||17.9%
 
|-
 
|第15回||style="text-align:right"|2月3日||金八も受験生の父||森一弘||20.4%
 
|-
 
|第16回||style="text-align:right"|2月10日||ガラスの少年1||rowspan="2"|福澤克雄||19.8%
 
|-
 
|第17回||style="text-align:right"|2月17日||ガラスの少年2||21.1%
 
|-
 
|第18回||style="text-align:right"|2月24日||自分を探す旅||今井夏木||18.7%
 
|-
 
|第19回||style="text-align:right"|3月2日||生きる事・死ぬ事||森一弘||20.9%
 
|-
 
|第20回||style="text-align:right"|3月9日||ガラスの少年3||rowspan="2"|福澤克雄||21.2%
 
|-
 
|第21回||style="text-align:right"|3月16日||ガラスの少年4||20.2%
 
|-
 
|第22回||style="text-align:right"|3月23日||卒業直前スペシャル<br/>特別授業は大混乱||鈴木早苗||22.2%
 
|-
 
|最終回||style="text-align:right"|3月30日<br/>21:00 - 23:09||卒業スペシャル<br/>さよなら金八先生||福澤克雄||{{color|red|23.6%}}
 
|-
 
|SP拾||2001年4月5日||友を信じる心〜お前死んだら<br/>オレ泣くぞ・3B一年ぶり大集合||福澤克雄||14.7%
 
|-
 
!colspan="6"|平均視聴率 18.6%(視聴率は[[ビデオリサーチ]]調べ、[[関東地方|関東地区]]・世帯)
 
|}
 
 
=== 補足 ===
 
* 当作からスタッフが世代交代し、第1、2シリーズの視聴者層がスタッフになった。また、同時期に放映された「[[ビューティフルライフ]]」のディレクター兼プロデューサーに就任した生野に代わり、福澤がチーフディレクターに就任。演出面で様々なてこ入れが行われたが、平均視聴率は第4シリーズに及ばなかった。
 
* 民放連続ドラマ初の[[ハイビジョン]][[テレビカメラ]]撮影という<!--[[ハイビジョン制作]]という 480Pか1060iか不明-->試みが行われた<ref group="注">ただし本放送時は[[NTSC|地上アナログ放送]]であった為、[[ワイドクリアビジョン]]の[[レターボックス (映像技術)|レターボックス]]で送出された([[地上波デジタル放送]]や[[BS-TBS]]、[[TBSチャンネル]]での再放送時は16:9で送出)。</ref>。
 
* 当作からTBSの公式サイトが立ち上がり、ドラマの舞台裏や出演者のオフショットなどが紹介されている。
 
 
==第6シリーズ==
 
* [[2001年]][[10月11日]] - [[2002年]][[3月28日]]の木曜日21:00 - 21:54
 
* 主題歌:海援隊「まっすぐの唄」
 
* キャッチコピー:「'''こんども、悪戦苦闘。'''」
 
=== 概要 ===
 
: [[21世紀]]に入った第6シリーズでは、[[性同一性障害]]や[[報道]]と[[人権]]などが扱われた作品である。このシリーズでは、[[性]]や[[命]]について、子どもの自分自身に対する葛藤を通じて、それまでのシリーズとは異なる視点で描かれた(金八も他のシリーズとは異なり、最初から正式な担任である。)。桜中学でも急死した教育長に代わり和田校長が後任の教育長となり、新校長には金八とは全く正反対の教育理念を持つ千田が赴任してくる。また、幸作の病気入院がテーマに入っており、それに伴い前作となる第5シリーズの卒業生達の出演が多いのも特徴である。
 
 
=== テーマ ===
 
* 千田と金八の対立
 
* [[性同一性障害]] 『鶴本直』
 
* [[性的指向]] 『[[同性愛]]と[[異性愛]]』
 
* [[権力]]([[報道]]と[[人権]]) 『直と政則』
 
* [[殺人]]事件 - [[犯罪者]]と残された[[家族]] 『ボクの心の闇は深い』
 
* [[いじめ|嫌がらせ]]、[[不登校]]、[[悪性リンパ腫]]、[[フリースクール]]、[[薬物依存症]]
 
* 事実無根による誹謗中傷、ケナフからの紙づくり、自宅出産、[[家庭内暴力]]
 
* [[携帯電話]]の[[社会問題]]([[出会い系サイト]])、[[幼児虐待]]
 
=== ゲスト ===
 
* 書店の店長 - [[世古陽丸]]
 
* シゲル - [[三浦涼介]]
 
* 受験生 - [[夏川加奈子]]
 
* 笹森町内会長 - [[不破万作 (俳優)|不破万作]]
 
* 木元 - [[渡辺哲]]
 
*[[利重剛]] - 性同一性障害の相談に乗る医師
 
 
=== 放送日程 ===
 
* 1・11・22回は21:00 - 22:54。
 
{| class="wikitable" style="text-align:center"
 
|-
 
!各回!!放送日!!サブタイトル!!脚本!!演出!!視聴率
 
|-
 
|第1回||style="text-align:right"|2001年10月11日||'''不気味な転校生が二人'''||rowspan="23"|小山内美江子||福澤克雄||19.5%
 
|-
 
|第2回||style="text-align:right"|10月18日||ボクの心の闇は深い||生野慈朗||17.4%
 
|-
 
|第3回||style="text-align:right"|10月25日||ガン告知の時…||福澤克雄||16.4%
 
|-
 
|第4回||style="text-align:right"|11月1日||ヨキ父とヨキ教師||三城真一||17.7%
 
|-
 
|第5回||style="text-align:right"|11月8日||踊れ!ソーラン節||加藤新||18.2%
 
|-
 
|第6回||style="text-align:right"|11月15日||父さんアンタが憎い||福澤克雄||18.5%
 
|-
 
|第7回||style="text-align:right"|11月22日||同性愛と異性愛||三城真一||16.5%
 
|-
 
|第8回||style="text-align:right"|11月29日||見捨てられた子供達||福澤克雄||16.4%
 
|-
 
|第9回||style="text-align:right"|12月6日||子に捨てられた親||加藤新||{{color|blue|13.6%}}
 
|-
 
|第10回||style="text-align:right"|12月13日||皆、悩んで生きている||rowspan="3"|福澤克雄||15.3%
 
|-
 
|第11回||style="text-align:right"|12月20日||年末スペシャル<br/>ワタシは男?それとも女?||18.4%
 
|-
 
|第12回||style="text-align:right"|2002年1月10日||友情の証し||18.9%
 
|-
 
|第13回||style="text-align:right"|1月17日||3年B組立志式||三城真一||17.5%
 
|-
 
|第14回||style="text-align:right"|1月24日||希望が萌える春||加藤新||17.1%
 
|-
 
|第15回||style="text-align:right"|1月31日||お腹の子供が動く||福澤克雄||15.3%
 
|-
 
|第16回||style="text-align:right"|2月7日||人生で一番輝く日||三城真一||16.5%
 
|-
 
|第17回||style="text-align:right"|2月14日||出会いサイトの罠||加藤新||15.9%
 
|-
 
|第18回||style="text-align:right"|2月21日||直と政則1||rowspan="2"|福澤克雄||16.6%
 
|-
 
|第19回||style="text-align:right"|2月28日||直と政則2||18.4%
 
|-
 
|第20回||style="text-align:right"|3月7日||直と政則3||加藤新||17.1%
 
|-
 
|第21回||style="text-align:right"|3月14日||鶴本直||福澤克雄||16.5%
 
|-
 
|第22回||style="text-align:right"|3月21日||卒業直前スペシャル<br/>アタシは直を許さない||三城真一||17.1%
 
|-
 
|最終回||style="text-align:right"|3月28日<br/>21:00 - 23:24||卒業スペシャル<br/>サヨナラ3Bサヨナラ桜中学||福澤克雄||{{color|red|20.1%}}
 
|-
 
!colspan="6"|平均視聴率 17.2%(視聴率は[[ビデオリサーチ]]調べ、[[関東地方|関東地区]]・世帯)
 
|}
 
 
=== 補足 ===
 
* このシリーズについて、小山内は、「性同一性障害」というテーマについてドラマで取り上げる題材としては非常に難しく、この障害に悩む「鶴本直」という役柄を演じられる資質を持った役者がいなければこのテーマを断念せざるを得ないと思っていた。しかし当事者である虎井まさ衛の協力が得られたことと、役を演じた上戸と出会えたことは大きかったと語っている<ref>小山内美江子著「25年目の卒業 さようなら私の金八先生」(講談社)より。</ref>。また、第11回『ワタシは男?それとも女?』で、直が女性の声が嫌で喉にフォークを刺すというシーン<!--には「やり過ぎだ」とのクレームがついた-->があるが、これは、虎井の友人がほぼ実際にやったことで、焼鳥用の金串で声帯を擦り、血を吐きながら声を潰して声を男のようにしたものだった<ref group="注">劇中では、鶴本はフォンデュフォークを用いたシーンとなっている。</ref><ref>虎井まさ衛「一当事者から見た暗い時代の話」『解説性同一性障害者性別取扱特例法』南野知惠子監修、日本加除出版、2004年(2004年9月16日初版発行)、174頁。 </ref>。
 
* この作品の撮影時、武田は上戸に[[ボーイズ・ドント・クライ]]を観るよう薦めた。鶴本の参考になり、かつ上戸にとって忘れられない映画となったというエピソードがある。
 
 
== 25周年記念同窓会スペシャル ==
 
2004年9月4日に[[目黒雅叙園]]で同窓会が行われた。9月19日にその模様を放送した2時間特番。
 
:列席者は[[3年B組金八先生の生徒一覧]]のうち119名・教師14名・関係者その他4名
 
:また、上記以外に3名がVTR出演している。
 
*第6シリーズまでをVTRをで振り返るとともに出演者へのインタビューを収録
 
*7期生のお披露目および制作発表も兼ねて行われた
 
*司会は[[斉藤哲也]]・[[久保田智子]]、ナレーションは遠藤達也
 
 
==第7シリーズ・SP拾壱==
 
* [[2004年]][[10月15日]] - [[2005年]][[3月25日]]の金曜22:00 - 22:54
 
* 主題歌:海援隊「初恋のいた場所」
 
* 挿入歌:[[熊木杏里]]私をたどる物語、[[Jupiter (平原綾香の曲)]]、[[マツケンサンバ]]2、[[君は薔薇より美しい]]、「心の雨」「Pure」「私をたどる物語」「桜中学校歌」
 
* キャッチコピー:「'''生徒に教える 生徒に学ぶ'''」
 
* 受賞歴:第46回毎日芸術賞・特別賞、平成17年日本民間放送連盟賞・テレビドラマ番組部門優秀賞(『しゅうに迫る悪魔の影』『しゅう最後の日、最後の授業』)
 
=== 概要 ===
 
: シリーズ25周年、第2シリーズから23年ぶりに金曜日の放送となった第7シリーズは、都内の麻薬蔓延を大きなテーマとして描かれた作品である。第6シリーズで教育理念をめぐり校長と対立した結果、異動を命じられて学校を去った金八が、2年の月日を経て桜中学校に帰ってくるところから始まる。犯罪の低年齢化が進むなど、中学生や地域社会を取り巻く環境が急速に変化していく現代。中学生のドラッグ使用という衝撃的な事件が起こる。このシリーズは物語が中学2年の3月からスタートしたため、第1回『史上最低の3B!!』において、[[入学式]]、[[学生服|夏服]]での登校や授業風景、体育での[[水泳]]<ref group="注">実際は生徒たちが水着で授業に向かうところのみの設定で、プールでの授業は映像化されていない。同様のシーンは第5シリーズ『僕のエッチな過去』の冒頭のシーンでも挿入されている。</ref>や夏休みなど、年度上半期のシーンが挿入されている。また、一般の視聴者を対象に、公式ホームページにおいて[[エキストラ]]募集を行った唯一のシリーズでもある<ref group="注">一般の視聴者から募集されたエキストラが出演している回は、第1回『史上最低の3B!!』の幸作の大学合格発表の場面、第5回『踊れ魂のソーラン』の文化祭でソーラン節を踊る3年B組生徒とともに観客が踊る場面、第8回『しゅうの愛する父』でスペシャルオリンピックス長野大会トーチランのシーン。エキストラ出演の舞台裏は公式ホームページで紹介されている。</ref>。なお、このシリーズから、金八の受け持つ生徒が平成生まれとなる。
 
=== テーマ ===
 
* [[薬物]]依存(地域の[[麻薬]]蔓延) 『悪魔のささやき』 『しゅうに迫る悪魔の影』
 
* [[発達障害]]、[[障害者]]との共生([[スペシャルオリンピックス]]長野大会トーチラン)
 
* [[児童虐待]]、千田と金八の対立、[[民間人校長]]、[[性教育]]のあり方 『からだという本』 『中3の父小6の母』
 
* [[学級崩壊|授業妨害]]、[[学校選択制]]、[[ゆとり教育]]の影響(学力低下)
 
* [[言葉]]の使い方([[敬語]]と[[タメ口]]) 『卒業スペシャル・25年目の贈る言葉〜さよなら桜中…涙のソーラン節!』
 
* ものの大切さ(ソーラン節の法被) 『金八遂に大激怒!』 『踊れ魂のソーラン』
 
* [[命]]の大切さ([[自殺]]) 『涙の授業』、地域力の低下 『裏切られても生徒を信じる』
 
*[[ユニークフェイス]]、[[チャイルドライン]]、マタニティブルー、[[いじめ]]、[[特別支援学校|養護学校]]
 
* [[依存症]] 『車掌がトラメガを捨てたワケ』
 
* [[学校給食]]問題(給食費未納) 『給食費未払い3年の両親』
 
===出演者===
 
* 毛利暴力団長 - [[清水宏 (俳優)|清水宏]]
 
* 刑事 - [[中根徹]]
 
* 警察署長 - [[野村信次]]
 
* 老婆 - [[五月晴子]]
 
* 土橋町内会長 - [[石田太郎]]
 
* 裁判長 - [[平田満]]
 
*青木圭吾-[[加藤隆之]]
 
: 生まれつき顔に大きな赤アザを持つ清浦養護学校教員。牧場主の息子。乙女と交際し、プロポーズするが3Bの問題で疲れ果てた金八を放っておけないと断られる。飯島の就職先を紹介した。
 
*宮島通泰-[[福田賢二]]
 
:清浦養護学校教員
 
*河合、下部 - [[甲本雅裕]]、[[畠中正文]]
 
: 丸山栄輔に[[覚醒剤]]を売りつけていた二人組のヤクザ。事務所から薬を持ち出した栄輔をしつこく追い回しており、彼の居場所を探るためにしゅうを執拗に追いかけて暴行を加えたり、3年B組の生徒にも丸山の情報を教えるように恫喝するなどしていた。11話で丸山家に押し入って寝たきりの栄輔に暴行を加えたが、稲葉と小塚の通報により警察に逮捕される。その後は河合のみ、しゅうの覚醒剤使用による幻覚や幻聴にて登場。SPでも幻覚ではあるが、ゲームセンターを徘徊していたしゅうを見つける描写がある。
 
; SP拾壱
 
* 上林 - [[石倉三郎]]
 
* 河合 - [[甲本雅裕]]
 
* 山倉達夫 - [[宮田大三]]
 
* 山倉加奈子 - [[森田彩華]]
 
* 内藤 - [[長谷川朝晴]]
 
 
=== 放送日時 ===
 
{| class="wikitable" style="text-align:center"
 
|-
 
!各回!!放送日!!サブタイトル!!脚本!!演出!!視聴率
 
|-
 
|第1回||2004年10月15日<br/>21:00 - 22:54||スタートスペシャル<br/>史上最低の3B!!||rowspan="10"|小山内美江子||福澤克雄||17.9%
 
|-
 
|第2回||10月22日<br/>23:10 - 翌0:04||3BVSヤヨの微笑||三城真一||13.3%
 
|-
 
|第3回||10月29日||悪魔のささやき||加藤新||14.1%
 
|-
 
|第4回||11月5日<br/>22:30 - 23:24||金八遂に大激怒!||rowspan="2"|福澤克雄||14.1%
 
|-
 
|第5回||11月12日||踊れ魂のソーラン||10.9%
 
|-
 
|第6回||11月19日||からだという本||三城真一||{{color|blue|10.3%}}
 
|-
 
|第7回||11月26日||友情が芽生える時||加藤新||12.0%
 
|-
 
|第8回||12月3日||しゅうの愛する父||福澤克雄||12.3%
 
|-
 
|第9回||12月10日||しゅうの母の秘密||三城真一||10.9%
 
|-
 
|第10回||12月17日||中3の父小6の母||加藤新||12.9%
 
|-
 
|第11回||2005年1月7日<br/>21:00 - 22:54||新年スペシャル<br />鶴本直・決断の旅立ち!||rowspan="13"|清水有生||福澤克雄||13.0%
 
|-
 
|第12回||1月14日||事件続発3B混乱||三城真一||14.5%
 
|-
 
|第13回||1月21日||命とは何だろう…? 金八先生、涙の授業||加藤新||14.6%
 
|-
 
|第14回||1月28日||車掌がトラメガを捨てたワケ||福澤克雄||13.0%
 
|-
 
|第15回||2月4日||給食費未払い3年の両親||三城真一||14.2%
 
|-
 
|第16回||2月11日||中3は巣立ちの時だぞ!!||加藤新||14.4%
 
|-
 
|第17回||2月18日||人命救助で入試に遅刻!||三城真一||13.5%
 
|-
 
|第18回||2月25日||しゅうに迫る悪魔の影||rowspan="2"|福澤克雄||14.0%
 
|-
 
|第19回||3月4日||しゅう最後の日、最後の授業||15.7%
 
|-
 
|第20回||3月11日||裏切られても生徒を信じる||三城真一||15.9%
 
|-
 
|第21回||3月18日||揺れる金八、大揺れの3B||加藤新||16.1%
 
|-
 
|最終回||3月25日<br/>20:00 - 22:48||卒業スペシャル・25年目の贈る言葉<br />〜さよなら桜中…涙のソーラン節!||福澤克雄||{{color|red|19.2%}}
 
|-
 
|拾壱||12月30日<br/>21:00 - 23:24||未来へつなげ 3B友情のタスキ〜<br/>たった一人の卒業式…3Bの絆は<br/>再び迫る薬物依存の魔の手から<br/>仲間を救い出せるのか?||三城真一||12.6%
 
|-
 
!colspan="6"|平均視聴率 14.5%(視聴率は[[ビデオリサーチ]]調べ、[[関東地方|関東地区]]・世帯)
 
|}
 
 
=== 補足 ===
 
* このシリーズの途中、[[2005年]][[1月]]に小山内が病気で降板し、代役を清水が務めた。このことについて、週刊誌では「スタッフとの確執」が伝えられるとともに、小山内自身も第7シリーズ後半部分での過剰演出について'''「これ以上過剰な脚本や演出をするのなら金八はもうやめたほうがいい」'''と週刊誌談で苦言を呈し、従来から小山内による綿密な情報収集でストーリーの輪郭を描いていた本作品が、制作するTBS側によって小山内の考えている作品とは違うものに仕上がっていることに不快感を示すなど、TBSと小山内との確執が表面化し、関係も次第に悪化した<ref group="注">「[[新すぃ日本語]]」に出演していた武田が金八先生のパロディー版に登場していたことも、小山内がTBSに対する不信感を募らせた一因でもあるとされる。</ref><ref name="bunshun">小山内美江子「原作者・脚本家が怒りの訣別宣言 「金八先生」をTBSが殺した!」『[[週刊文春]]』2416(2007年3月1日)号、[[文藝春秋]]、28 - 31頁</ref>。それに関連して、小山内は自身の『金八先生』への思いをつづった『さようなら私の金八先生 25年目の卒業』を出版している。武田自身も'''「僕も、やめてもいいと思います。マスコミ的には『第8シリーズも頑張ります』というような言葉が欲しいのでしょうが、そんな気分ではありません」'''という内容を週刊誌でコメントし、スタッフへの不快感を表した<ref>武田は「『週刊文春』の記事に書いてあることは、すべて真実です」として、TBSのスタッフと小山内との「行き違いはもう10年以上前、(1988年)88年の第3シリーズくらいから、ことあるごとにずーっと続いていました」「小山内のお気持ちもよーくわかります」と話している。『[[女性自身]]』2007年3月13日号</ref>。その結果、シリーズが窮地に立たされ、打ち切りの危機に陥った。
 
* このシリーズから、最終回恒例の「3年B組の歌(主題歌)」を謝恩会で歌わなくなった。
 
* [[2005年]][[1月7日]]に新年スペシャルとして放送された第11回『鶴本直・決断の旅立ち』は事実上、第6シリーズのスペシャルであった<ref group="注">丸山の両親が[[覚せい剤取締法]]違反の疑いで警察に連行されたり、小塚が自宅マンションから飛び降りるなど本作ストーリーの動きはあったが、物語の大まかな流れや出演者などから見ると、第6シリーズのスペシャル版となっている。</ref>。別シリーズの生徒が登場するというケースは過去にも見られたが<ref group="注">第2シリーズ第13回では第1シリーズ卒業生が、第6シリーズ第11回では第5シリーズ卒業生が全員出演したほか、ソーラン節の指導などで卒業生が出演しているケースが多い。</ref>、別シリーズの登場人物・エピソードを主体としたストーリーが放送されたケースはほかに例がない。
 
* 最終回は、番組初となる4時間で放送された。最初の1時間は第7シリーズの総集編と過去の出演者や金八先生ファンへのインタビューで構成され、その後3時間はドラマを放送した。これにより、第2シリーズ最終回以来24年ぶりに「金曜八時」にタイトルコールが流れた。
 
* [[金曜ドラマ (TBS)|金曜ドラマ]]枠に移行した第7シリーズは、[[報道ステーション]]など裏番組の影響もあり、11・12月放送分は視聴率10%前半と苦戦したが、2005年に入って若干回復した。4時間スペシャルで放送された最終回は、第7シリーズ内での最高視聴率19.2%を記録している。
 
* 覚醒剤中毒に陥った生徒と、彼を救おうとする金八と生徒たちの奮闘を描いたことで、ドラッグという難しい問題に正面から挑み、それを視聴者に馴染みのある舞台設定の中で物語として成立させた。
 
 
== 第8シリーズ==
 
* [[2007年]][[10月11日]] - [[2008年]][[3月20日]]の木曜日21:00 - 21:54に放送。全22回。
 
* 主題歌:海援隊「いつか見た青い空」
 
* 挿入歌:[[森山直太朗]]「生きとし生ける物へ」、[[チェリー (曲)|チェリー]]、[[天城越え]]、[[浪花節だよ人生は]]、[[夜桜お七]]
 
* キャッチコピー:「'''はじめまして、よろしく!'''」
 
 
=== 概要 ===
 
: レギュラー放送ではラストパートとなった第8シリーズは、「親」を大きなテーマとして描かれた作品である。このシリーズでは中学生が抱える問題と悩みを取り上げており、25人の生徒全員が主役となる。インターネットの普及から「学校裏サイト」という存在を知った金八は、生徒一人ひとりをクローズアップするため、第1回『ぎらりと光るダイヤのような日!』で金八が生徒一人ずつに渡した「私」というタイトルのノートを生徒たちに提出するよう求めるが、このノートが生徒たちの気持ちを引き出す重要なアイテムとなる。生徒と喜怒哀楽を共にし、親には堂々と説教をする金八が「学校とは何のためにあるのか」を問う。また、大学の教育学部に進学した幸作が、母校である桜中学で教育実習を行う姿が描かれるとともに、阿部(1期生)の息子が登場する<ref group="注">ただし、劇中において母親の存在は一切触れられておらず、最終回『サヨナラ金八先生』で金八が大西に贈る言葉を述べたシーンの台詞で触れたのみである。なお布川とつちやは実の親子関係であり、布川敏和も仙八に出演していた</ref>。
 
 
=== テーマ ===
 
* [[親]]
 
** [[保護者]]からの理不尽な[[苦情]]([[モンスターペアレント]]) 『ぎらりと光るダイヤのような日!』
 
** 家庭不和・家庭内暴力
 
** 子どもにとって悩みとなる困った親
 
* 現代の中学校の変化
 
** [[2学期制]]、[[学校選択制]]
 
** [[コミュニティ・スクール]](地域立の学校)
 
** [[少子化]]による生徒数の大幅減少、学校存続の危機
 
** [[受験]][[主義]]の学校体制
 
** 学校選択制導入により学校の評判や入学希望者数の増加だけを気にする校長派と金八先生派の対立
 
* 情報社会(インターネット、携帯の利用)
 
** [[学校裏サイト]]でクラスメイトを誹謗中傷する中学生
 
** [[ネットカフェ]]
 
** [[援助交際]] 『高利貸しの女の子』
 
* 学校の[[規則]]、ルールのあり方
 
** 私服登校 『赤い私服の転校生』 『広がる私服登校』
 
** 部活動と受験の両立(反発する教師、コーチ) 『広がる私服登校』 『親の希望子供の夢』 『横綱の品格』
 
* [[教育実習]]
 
* 個人ノート
 
* 生徒を通しての金八先生の授業(響く言葉)
 
* 周りに合わせる生徒
 
* 謝ることの大切さ 『父に謝れ!金八涙の叱責』 『謝る事・許す事のむずかしさ』
 
* 恋愛と性 『教室一杯の恋の歌』
 
* 自殺と命 『自己主張は金髪で』
 
* 人種と差別 『子守歌に託した夢』 『父親は大きくて暖かかった…』
 
* お金の使い方
 
* 生徒の居場所
 
 
=== ゲスト ===
 
* 「あけぼの商店」店主 - [[上村依子]]
 
* 紗理奈 - [[永岡真実]]
 
* 内山 - [[徳井優]]
 
*関口さだお - [[島崎俊郎]]
 
: 鹿島田が弱小サッカー部強化のために招いた元[[Jリーガー]]の楓小コーチ。傲慢かつ陰険な性格で実力主義者でもあり、桜中サッカー部を「小学生以下」と酷評し、練習試合で楓小相手に惨敗した部員たちに「ゴミ」、「試合には出さない」と宣言したため、激怒した大西に殴られてしまう。その後金八から「指導方法に問題がある」と言われ、生徒を傷つけた事に対して謝罪するように迫られる。
 
 
=== 放送日程 ===
 
{| class="wikitable" style="text-align:center"
 
|-
 
!各回!!放送日!!サブタイトル!!脚本!!演出!!視聴率
 
|-
 
|第1回||2007年10月11日<br/>21:00 - 22:54||スタートスペシャル<br/>ぎらりと光るダイヤのような日!||rowspan="22"|清水有生||今井夏木||{{color|red|13.9%}}
 
|-
 
|第2回||style="text-align:right"|10月18日||赤い私服の転校生||生野慈朗||12.5%
 
|-
 
|第3回||style="text-align:right"|10月25日||広がる私服登校||大岡進||11.6%
 
|-
 
|第4回||style="text-align:right"|11月1日||父親はウザイか?||加藤新||11.4%
 
|-
 
|第5回||style="text-align:right"|11月8日||親の希望子供の夢||今井夏木||9.3%
 
|-
 
|第6回||style="text-align:right"|11月15日||自己主張は金髪で||生野慈朗||8.2%
 
|-
 
|第7回||style="text-align:right"|11月22日||金八生徒女形競艷||大岡進||8.7%
 
|-
 
|第8回||style="text-align:right"|11月29日||子守歌に託した夢||加藤新||9.3%
 
|-
 
|第9回||style="text-align:right"|12月6日||父親は大きくて暖かかった…||今井夏木||7.9%
 
|-
 
|第10回||style="text-align:right"|12月13日||高利貸しの女の子||大岡進||8.3%
 
|-
 
|第11回||style="text-align:right"|12月20日||父に謝れ! 金八涙の叱責||加藤新||9.3%
 
|-
 
|第12回||2008年1月10日<br/>21:00 - 22:54||新春スペシャル<br/>恋と志望校・親の反対から家出したフタリ…<br/>家庭崩壊・同じ境遇から急接近するフタリ||生野慈朗||8.8%
 
|-
 
|第13回||style="text-align:right"|1月17日||年上の女性のワナ||今井夏木||7.8%
 
|-
 
|第14回||style="text-align:right"|1月24日||あの頃の父は大好きだった!||大岡進||8.9%
 
|-
 
|第15回||style="text-align:right"|1月31日||謝る事・許す事のむずかしさ||加藤新||7.7%
 
|-
 
|第16回||style="text-align:right"|2月7日||3B生徒に霊能力者がいた!!||生野慈朗||8.6%
 
|-
 
|第17回||style="text-align:right"|2月14日||横綱の品格||今井夏木||8.7%
 
|-
 
|第18回||style="text-align:right"|2月21日||教室一杯の恋の歌||加藤新||8.3%
 
|-
 
|第19回||style="text-align:right"|2月28日||やっと見つけた私の居場所||大岡進||{{color|blue|7.1%}}
 
|-
 
|第20回||style="text-align:right"|3月6日||裏サイトの暴力金八を窮地に||生野慈朗||{{color|blue|7.1%}}
 
|-
 
|第21回||style="text-align:right"|3月13日||卒業式前夜3B全員体育館に立てこもり||加藤新||7.5%
 
|-
 
|最終回||style="text-align:right"|3月20日||サヨナラ金八先生||今井夏木||11.1%
 
|-
 
!colspan="6"|平均視聴率 9.3%(視聴率は[[ビデオリサーチ]]調べ、[[関東地方|関東地区]]・世帯)
 
|}
 
 
=== 補足 ===
 
* 第7シリーズ終了後に過剰な脚本・演出の問題で確執説が一部報じられていたTBSと小山内だが、2006年秋からの交渉の結果、TBSと小山内の両者が新作を放送することを承諾・和解し、本シリーズが制作された<ref>小山内が新シリーズの企画書を読んだため。[http://www.zakzak.co.jp/gei/2007_08/g2007080314.html 金八先生」また復活…原作者、GOサインのワケ]</ref>。ただし、小山内は原作のみにとどまり、脚本は清水が続投することとなった<ref group="注">清水は「主役はあくまで金八先生と生徒一人ひとりである」として、ごく普通の中学生が抱える問題、悩みを金八が解決していく内容にすると記者会見や本人のブログなどで発言している。</ref>。
 
* 文化祭やデイサービスセンターは登場していない。また、シリーズ歴代卒業生の登場も数名しか出演していない。
 
* 5- 7シリーズと比べて奇抜な演出はほとんどなくなった反面、平均視聴率は10%を下回るシリーズ中最低の結果となった。
 
* 全国で[[地上デジタル放送]]([[ハイビジョン放送]])が受信できるようになってから放送された唯一のシリーズとなった。
 
 
==ファイナル==
 
* 主題歌:「贈る言葉」
 
* キャッチコピー:「'''日本中があなたの生徒でした'''」
 
; 出演者
 
:*安田光一(本人) - 加藤優のモデル、後姿の出演<ref>http://www.yasudagumi-niigata.com/index.html</ref>。加藤組も安田組から来ている他、取材協力でも参加。
 
:*[[小林麻子]]、[[氏家恵]]、串間保、小久保大二、[[野々村のん]]、[[松熊つる松]]、[[間宮祥太朗]]、たなかたく、[[石井テルユキ]]、角野哲郎、[[山口沙紀]]、福本史織
 
:*[[天野ひろゆき]]、[[松村邦洋]]、[[KEIKO]]、[[ビビる大木]]、[[岡村隆史]]、[[三又又三]]等、著名人の金八ファンが歴史や直前SPに出演
 
:{| class="wikitable" style="text-align:center"
 
|-
 
!放送日時!!サブタイトル!!脚本!!演出!!視聴率
 
|-
 
|2011年3月24日[[スパモク!!]]枠||colspan="4"|ファイナル直前同窓会スペシャル<br/>3・8期生以外の歴代生徒役出演者らがトーク
 
|-
 
|2011年3月27日19:00 - 23:09||最後の贈る言葉||清水有生||生野慈朗||19.7%<ref name="oricon86007">{{Cite web |url=http://www.oricon.co.jp/news/86007/full/ |title=“金八”最後の授業は視聴率19.7%で幕、瞬間最高は27.6% |publisher=[[ORICON STYLE]] |date=2011-03-28 |accessdate=2016-08-22}}</ref>
 
|}
 
*当初は3月20日に放送される予定だったが、27日が[[沖田浩之]]の13回忌に当たるため、供養を兼ねて急遽放送日を変更したことが明らかになっている。なお、放送2日前は[[古尾谷雅人]]、放送翌日は[[早崎文司]]の命日でもある
 
 
==爆報! THE フライデー==
 
2017年6月9日放送。金八あの出演者は今、大追跡SP
 
 
司会:[[田原俊彦]]、ナレーター:[[ホリ]]
 
 
追跡者:片桐貴代司(岩沼幸一郎・[[あきる野市]]でトラック運転手)・幸さえこ(樫木真穂・[[長崎市]]で[[和菓子]]屋の女将)・高橋幸喜(神田で[[芸能事務所]][[社長]])・茂木昌則(平山英吉・東神奈川で[[鍼灸師]])・森田順平夫妻・佐野康臣([[クリエイター]])・貴山ゆうみ(東條絹子)・赤木春恵(要介護4)親子
 
 
出演者:武田鉄矢
 
 
== スタッフ ==
 
* 原作 - [[小山内美江子]]
 
* 音楽 - [[瀬尾一三]](第1シリーズ - スペシャル6)、[[城之内ミサ]](第3シリーズ - ファイナル)
 
* プロデューサー - 柳井満<ref group="注">第2シリーズ、第4シリーズ、第5シリーズおよびスペシャル9の演出も担当。</ref>
 
* プロデュース補 - 森一弘<ref group="注">第5シリーズの演出も担当。</ref>、三城真一<ref group="注">第6シリーズ、第7シリーズおよびスペシャル11の演出も担当。</ref>、千野友嗣、小沢俊夫、松本喜隆
 
* 製作担当 - 加藤新<ref group="注">第6シリーズ―第8シリーズの演出も担当。</ref>、斉藤英一、露崎裕之、十二竜也
 
* 記録 - 大下内惠子、原田靖子、大蔵堯子
 
* 題字 - [[篠原榮太]]
 
* 技術 - 中村元、名佐原昭雄、永田俊昭、松本修昌、宮崎義毅、原田幸治、浅野太郎
 
* 撮影 - 小林純一、佐々木常夫、丹野至之、森哲郎
 
* 映像 - 浅利俊夫、荒木健一、井下雅美、竹若章、笹井唯史
 
* 照明 - 林明仁、大野治利、塚田剛太郎、野村修司
 
* 音声 - 八木沢正、白川善隆、吉田克弥、佐久間優、柳沢任広、米倉敦、坂井健志
 
* CG - 越智忍、田中浩征
 
* 選曲 - 辻田昇司、下城義行
 
* 音響効果 - 田久保貴昭、藍原貞幸、西村喜雄
 
* 編集 - [[松尾茂樹]]、佐藤敦成、山下雅史、佐藤淳一
 
* 美術 - 白井浩二、丸山俊史
 
* 美術デザイナー - 清水袈裟寿
 
* 装置 - 秋山雷太
 
* 制作協力 - ドリマックス
 
* 制作 - TBSエンタテインメント(第6シリーズ)→TBSテレビ(第7, 8シリーズ)
 
* 製作著作 - [[TBSテレビ|TBS]]
 
 
== 放送局 ==
 
* [[TBSテレビ]](新作)および(再放送)
 
* [[Japan News Network|TBS系列]] 各局(新作)および(再放送)
 
** 第1 - 第2シリーズについては、当時人気だった『[[太陽にほえろ!]]』の方を同時ネットした[[北陸放送]]、[[信越放送]]、[[長崎放送]]、[[熊本放送]]、[[宮崎放送]]、[[南日本放送]]、[[琉球放送]]などが多く、これらの地域では第1 - 第2シリーズをリアルタイムで放送していなかったが、時差放送されていた。第3シリーズからは同時ネットとなった。
 
** また、[[テレビ山口]]でも、第1シリーズについてはフジテレビの番組を同時ネットしていたためリアルタイムで放送していなかったが、後に時差放送され、第2シリーズからは同時ネットとなった。
 
** 第7シリーズについては、[[山陰放送]]及び[[宮崎放送]]ではリアルタイムで視聴できず、時差放送されていた。これらは当該時間帯に[[木曜ドラマ (テレビ朝日)|テレビ朝日の木曜21時枠ドラマ]](『[[黒革の手帖]]』及び『[[富豪刑事]]』)を遅れネットしていたためである。 
 
* CS[[TBSチャンネル]] (再放送<ref group="注">レギュラー放送は第7シリーズまで、スペシャルはファイナルまでの全作品で再放送済み。</ref>)
 
* TBS系列外
 
** [[秋田テレビ]] - 第8シリーズは未放送。
 
** [[福井放送]]〈第1 - 第2シリーズ〉、[[福井テレビジョン放送]]〈第3シリーズ以降〉。
 
** [[w:KIKU|KIKU-TV]]([[ハワイ州]])- "Kinpachi Sensei"のタイトルで、第4 - 第6シリーズ、および同期間に放送されたスペシャルなどが日本での放送からおよそ1年 - 1年半遅れ<ref group="注">[[TBS木曜9時枠の連続ドラマ|木曜21時枠ドラマ]]がおよそその程度遅れで定期放送されている関係。</ref>で、英語字幕付きで放送された。金曜ドラマ枠の第7シリーズは放送終了から2年以上たっても放送されなかったが、本放送から約3年遅れとなる[[2007年]][[10月15日]](現地時間)からようやく放送された。なお、第8シリーズについては約2年遅れで[[2009年]][[10月18日]]より毎週日曜21:00(現地時間)から放送された<ref>[http://kikutv.com/our-daily-schedule.asp KIKU Shows - Japanese] KIKUTV.com(英語)</ref>。
 
* [[福島テレビ]]-第2シリーズまではリアルタイムで放送できなかった。その後第1シリーズ・第2シリーズは[[うすい百貨店]]の一社提供でうすい土曜劇場枠(当時土曜21時 - )で1981年10月 - 1982年9月に放送。第3シリーズ以降は[[テレビユー福島]]にて同時ネットで放送。
 
下記3県ではいずれも、第4シリーズから系列局にて同時ネットで放送。
 
* [[山形放送]]- 第4シリーズからは、[[テレビユー山形]]で同時ネットで放送。
 
* [[北日本放送]]〈第1 - 第2シリーズ〉、[[富山テレビ放送]]〈第3シリーズ〉 - 第4シリーズからは、[[チューリップテレビ]]で同時ネットで放送。
 
* [[テレビ愛媛]] - 第3シリーズまで。SPも放送されていたかは不明。第4シリーズからは、[[あいテレビ]]に移行。
 
 
== 舞台版 ==
 
=== 『3年B組金八先生 -夏休みの宿題-』 ===
 
2003年と2005年の夏にそれぞれ上演。桜中学と金八・国井・乾先生、大森巡査の設定はテレビドラマ版と同様だが、その他の設定は全て舞台版オリジナルである。3幕構成で、第1・2幕(約180分)が舞台となり、第3幕(約60分)は「桜中学文化祭トーク&ライブ」と称して、[[海援隊 (フォークグループ)|海援隊]]のライブ等が行われた。いずれも原作は小山内、脚本は吉本哲雄・[[片山蒼]]、演出は金子良次。
 
; 2003年版
 
:* 8月4日-8月29日に[[明治座]]で公演。
 
:* 主な出演:[[海援隊 (フォークグループ)|海援隊]]、[[淡島千景]]、[[石倉三郎]]、[[細川ふみえ]]ほか
 
; 2005年版
 
:* 7月31日-8月25日に[[御園座]]で公演。
 
:* 主な出演:石倉三郎、細川ふみえ、[[小宮健吾]]、近衛れい子、中塚康介ほか
 
=== チャリティーイベント『舞台版 3年B組金八先生』 ===
 
小山内が主宰している「NPO法人 JHP・学校をつくる会<ref group="注">現在は「特定非営利活動法人 JHP・学校をつくる会」。</ref>」主催のチャリティーイベントで上演。舞台としては2回制作され、JHPの活動内容を生徒達に話して聞かせる形で紹介する作品(2001年11月15日上演)、第7シリーズ『からだという本』での教室シーンを再現する作品(2004年11月24日上演)があり、歴代の卒業生代表や放送中の現役生が「制服姿」で登場した。上演時間は30分程度であったが、ほぼ即興の舞台だったため、金八が出席簿に書かれた台本を読みながら物語を進行している。チャリティーイベントとしては、舞台のほかに出演者のチャリティーオークションや海援隊のライブも行われ、フィナーレでは卒業生有志30名による「[[南中ソーラン|金八ソーラン節]]」<ref group="注">TBSには金八先生の劇中で実際に使われるソーラン節の法被や衣装が30着しかないため、選抜メンバーで演じた。</ref>の披露と「桜中学校校歌」の斉唱があった<ref group="注">舞台を含めたチャリティーイベントの様子は第6・第7シリーズ公式ホームページ内で紹介されている。</ref>。なお、桜中学校3年B組同窓会らを絡めたチャリティーイベントは、2000年頃から毎年開催されたが、小山内のドラマ降板を折に2004年で終了した。
 
 
== ゲーム版 ==
 
; 『[[3年B組金八先生 伝説の教壇に立て!]]』
 
: [[チュンソフト]]が製作した、[[PlayStation 2]]向けのゲーム。プレーヤーは、入院した金八に代わって3年B組を1年間受け持つ。金八と大森もゲーム内に登場し、声も本人が担当している。森田順平も高峰(数学教師)役で声出演。
 
: ドラマでは実現が難しい教師側からの視点や内容が中心になっている。教師同士の複雑な人間関係やエゴ、教師と生徒の間での恋心、教師と民間業者との癒着、裏口入学など、教育現場でのタブーを扱った内容が多く盛り込まれる。その中でサスペンス的な内容も盛り込まれている。
 
: 主題歌は上戸彩が「贈る言葉」をカバーしており、作風や1話分のプレイ時間などドラマに近い形となっている。
 
: 後にシナリオを2本追加し、ゲームシステムにも追加要素を加えた『完全版』もリリースされた<ref group="注">『完全版』は追加したシナリオの内容から「15歳以上対象」とされている。</ref>。
 
 
==書籍==
 
作者名が無いのは[[小山内美江子]]
 
;[[高文研]]発行(角は[[角川文庫]]で改訂再版)
 
*『15歳の愛』第1集、1980年1月。ISBN 4-87498-021-X。角
 
*『いのちの春』第2集、1980年4月。ISBN 4-87498-022-8。角
 
*『飛べよ、鳩』第3集、1980年12月。ISBN 4-87498-023-6。角
 
*『風の吹く道』第4集、1981年2月。ISBN 4-87498-024-4。角
 
*『旅立ちの朝』第5集、1981年3月。ISBN 4-87498-025-2。角
 
*『青春の坂道』第6集、1982年9月。ISBN 4-87498-026-0。
 
*『水色の明日』第7集、1983年10月。ISBN 4-87498-027-9。
 
*『愛のポケット』第8集、1989年3月。ISBN 4-87498-099-6。
 
*『さびしい天使』第9集、1989年4月。ISBN 4-87498-100-3。
 
*『友よ、泣くな』第10集、1989年3月。ISBN 4-87498-102-X。
 
*『朝焼けの合唱』第11集、1995年12月。ISBN 4-87498-170-4。
 
*『僕は逃げない』第12集、1996年3月。ISBN 4-87498-173-9。
 
*『春を呼ぶ声』第13集、1996年3月。ISBN 4-87498-174-7。
 
*『道は遠くとも』第14集、1998年4月。ISBN 4-87498-204-2。
 
*『壊れた学級』第15集、1999年11月。ISBN 4-87498-228-X。
 
*『哀しみの仮面』第16集、2000年2月。ISBN 4-87498-230-1。
 
*『冬空に舞う鳥』第17集、2000年3月。ISBN 4-87498-235-2。
 
*『風光る朝に』第18集、2000年6月。ISBN 4-87498-238-7。
 
*『風にゆらぐ炎』第19集、2001年11月。ISBN 4-87498-269-7。
 
*『星の落ちた夜』第20集、2002年1月。ISBN 4-87498-273-5。
 
*『砕け散る秘密』第21集、2002年3月。ISBN 4-87498-275-1。
 
*『荒野に立つ虹』第22集、2002年5月。ISBN 4-87498-280-8。
 
*『光と影の祭り』第23集、2005年1月。ISBN 4-87498-336-7。
 
*『友達のきずな』第24集、2005年3月。ISBN 4-87498-337-5。
 
*[[清水有生]]『15歳の別れ道』第25集、2005年3月。ISBN 4-87498-340-5。
 
;関野ひかる画・構成、[[二見書房]]
 
*『3年B組金八先生』1、1980年4月。ASIN B000J89G0I。
 
*『3年B組金八先生』2、1980年5月。ASIN B000J883AW。
 
*『3年B組金八先生』3、1980年8月。ASIN B000J864GM。
 
*『3年B組金八先生』4、、1980年10月。ASIN B000J83CQ2。
 
*『3年B組金八先生part2 まんじゅうグラフィティ』1、1981年1月。ASIN B000J809Q8。
 
*『3年B組金八先生part2 はみだしブルース』2、1981年3月。ASIN B000J7YXAW。
 
;成瀬由宇画、[[ワニブックス]]
 
*『3年B組金八先生』3 上巻・下巻、1989年1月。ISBN 4-8470-1075-2。
 
 
== CD ==
 
* [[3年B組金八先生 オリジナル・サウンドトラック (1996年)|3年B組金八先生 オリジナル・サウンドトラック]]
 
*: 第4シリーズのサントラ
 
*: 第5シリーズのサントラ
 
* 3年B組金八先生 第6シリーズ オリジナル・サウンドトラック
 
* [[3年B組金八先生 第7シリーズ オリジナル・サウンドトラック]]
 
* 3年B組金八先生 第8シリーズ オリジナル・サウンドトラック
 
* [[桜中学音楽大全集]]<ref>{{Cite web |url=http://www.oricon.co.jp/news/38725/full/ |title=『3年B組金八先生』のコンプリートベストBOXが登場 |publisher=[[ORICON STYLE]] |date=2006-11-09 |accessdate=2016-08-22}}</ref>
 
*: 3年B組金八先生第1〜第7シリーズまでの主題歌・挿入歌をはじめ、[[桜中学シリーズ]]([[1年B組新八先生]]、[[2年B組仙八先生]]、[[3年B組貫八先生]])の主題歌を収録した3枚組のCD。このほかに、金八先生での主なロケ現場と一部のシーンを紹介した特典DVD『暮れなずむ街 ロケ地ウォーク』が同封されている。
 
* 3年B組金八先生主題歌集
 
*: 全シリーズの主題歌とそのカラオケを収録した、海援隊のベスト・アルバム。武田鉄矢のソロ曲である「声援」も収録されている。「いつか見た青い空」の[[プロモーションビデオ]]とそのメイキングを収録したDVD付き。
 
 
== VIDEO・DVD ==
 
製作された185話全てがDVD化されている。発売元はTBSビデオ、販売元はビクターエンタテインメント。
 
 
'''第1シリーズ'''
 
* 【3年B組金八先生 第1シリーズ昭和54年版VIDEO】(第1回〜第21回:1998年11月27日発売、第22回、最終回:1998年12月18日発売)
 
* 【3年B組金八先生 第1シリーズ昭和54年版DVD】(2002年4月26日発売)
 
* 【3年B組金八先生 第1シリーズ昭和54年版DVD-BOX】(2002年4月26日発売)
 
*: DVD-BOXでは、初回限定版のみの特典として、ブックレットが封入された。
 
'''第2シリーズ'''
 
* 【3年B組金八先生 第2シリーズ昭和55年版VIDEO】(1999年3月26日発売)
 
* 【3年B組金八先生 第2シリーズ昭和55年版DVD】(2003年3月28日発売)
 
* 【3年B組金八先生 第2シリーズ昭和55年版DVD-BOX】(2003年3月28日発売)
 
*: DVD-BOXでは、初回限定版のみの特典として、桜中学校特製レトロジャージ、ブックレット「B組学級日誌」、全巻収納BOXが封入された。
 
'''第3シリーズ'''
 
* 【3年B組金八先生 第3シリーズ昭和63年版DVD-BOX1】(第1回〜第7回:2007年10月26日発売)
 
* 【3年B組金八先生 第3シリーズ昭和63年版DVD-BOX2】(第8回〜最終回、スペシャル7:2007年11月23日発売)
 
'''第4シリーズ'''
 
* 【3年B組金八先生 第4シリーズ平成7年版VIDEO】(1996年4月26日発売)
 
*: 傑作選として編集されており、第2、8、12〜15、17、18、20、22回は未収録である。
 
* 【3年B組金八先生 第4シリーズ平成7年版DVD-BOX1】(第1回〜第11回:2008年2月8日発売)
 
* 【3年B組金八先生 第4シリーズ平成7年版DVD-BOX2】(第12回〜最終回:2008年3月7日発売)
 
'''第5シリーズ'''
 
* 【3年B組金八先生 第5シリーズVIDEO】(第1回〜第12回:2000年6月23日発売、第13回〜最終回:2000年8月16日発売)
 
* 【3年B組金八先生 第5シリーズDVD】(2001年12月21日発売)
 
* 【3年B組金八先生 第5シリーズDVD-BOX】(2011年3月25日発売)
 
*: DVD・DVD-BOXに、映像特典として、製作発表やリハーサル、撮影風景や出演者へのインタビューなどが収録されている。
 
'''第6シリーズ'''
 
* 【3年B組金八先生 第6シリーズVIDEO】(第1回〜第10回:2002年1月25日発売、第11回〜第18回:2002年3月22日発売、第19回〜最終回:2002年4月26日発売)
 
* 【3年B組金八先生 第6シリーズDVD】(2004年6月25日発売)
 
* 【3年B組金八先生 第6シリーズDVD-BOX】(2004年6月25日発売)
 
*: 映像特典として、スタッフへのインタビュー(「金八を支える人たち」)が収録されている。
 
'''第7シリーズ'''
 
* 【3年B組金八先生 第7シリーズDVD】(第1回〜第10回:2005年3月25日発売、第11回〜最終回:2005年5月27日発売)
 
* 【3年B組金八先生 第7シリーズDVD-BOX1】(第1回〜第10回:2005年3月25日発売)
 
* 【3年B組金八先生 第7シリーズDVD-BOX2】(第11回〜最終回:2005年5月27日発売)
 
*: DVD第1巻・DVD-BOX1に、映像特典として、リハーサルや生徒紹介、撮影風景や出演者へのインタビューなどが収録されている。
 
*: DVD-BOX2では、初回限定版のみの特典として、金八が登下校時に使用している「金八バッグ」が封入された。
 
'''第8シリーズ'''
 
* 【3年B組金八先生 第8シリーズDVD-BOX I】(第1回〜第11回:2008年3月28日発売)
 
* 【3年B組金八先生 第8シリーズDVD-BOX II】(第12回〜最終回:2008年6月27日発売)
 
*: 映像特典として、生徒紹介、撮影風景や出演者へのインタビュー、クランクアップの様子、NG映像などが収録されている。
 
'''スペシャル'''
 
* 【3年B組金八先生スペシャルPart1「贈る言葉」VIDEO】(1987年12月4日発売)
 
* 【3年B組金八先生スペシャルPart2「イレ墨をした教え子」VIDEO】(1987年12月11日発売)
 
* 【3年B組金八先生スペシャルPart3「小さな嘘」VIDEO】(1987年12月18日発売)
 
* 【3年B組金八先生スペシャルPart4「イジメられっ子金八先生」VIDEO】(1987年12月25日発売)
 
* 【3年B組金八先生スペシャルPart5「先生の暴力 生徒の暴力」VIDEO】(1988年1月1日発売)
 
* 【3年B組金八先生スペシャルPart6「新・十五歳の母」VIDEO】(1988年4月22日発売)
 
* 【3年B組金八先生スペシャルPart7「卒業スペシャル」VIDEO】(1989年8月16日発売)
 
*: 第3シリーズDVD-BOXに収録。
 
* 【3年B組金八先生スペシャルPart9「道は遠くても」VIDEO】(1998年7月24日発売)
 
* 【3年B組金八先生スペシャルPart10「友を信じる心」VIDEO】(2001年6月22日発売)
 
*: 第5シリーズDVD第9巻に収録。特典映像として「武田鉄矢インタビュー『金八シリーズを振り返って』」が収録されている。
 
* 【3年B組金八先生スペシャルPart11「未来へつなげ 3B友情のタスキ」DVD】(2006年3月24日発売)
 
*: 第7シリーズDVDの続編(第10巻)として発売。特典映像としてメイキングの様子とインタビューが収録されている。
 
'''コンプリートBOX'''
 
* 【3年B組金八先生 DVDコンプリートBOX】(2011年11月25日発売)
 
*: 過去に放送されたシリーズ173本、スペシャル12本を収録。このうちスペシャルI〜VI、VIII、IX、ファイナルは初のDVD化。DVD・VIDEOともに未収録であったスペシャルVIII、ファイナルがパッケージ化されたことにより、製作された全作品がDVD化された。ファイナル『最後の贈る言葉』は、放送でカットされたシーンも含めたディレクターズカット版。85枚組のセットとなっており、総収録時間は10,344分である。先行予約でしか手に入らない完全予約生産とされ、特典として登場人物の歩みやインタビューなどを収録したブックレットと特製の懐中時計が同梱されている。
 
 
== 関連項目 ==
 
* [[足立区]]・[[葛飾区]] - 主に足立区立第二中学校が区立桜中学校として使われるなど、[[荒川 (関東)|荒川]]周辺で[[撮影]]が行われている。
 
* [[堀切駅]] - 桜中学の最寄駅。
 
* [[北千住駅]] - 重層化前の大[[踏切]]も使用された他、漆田と茅ヶ崎がストリートライブしている
 
* 駅からハイキング- [[東日本旅客鉄道|JR東日本]]主催で北千住駅を起点として当番組のロケ地を巡るコースを設定している<ref>駅からハイキング「『宿場町』から『学園都市』まで下町情緒あふれる『千住』の魅力再発見」[https://www.jreast.co.jp/hiking/course/kitasenjyu121005/index.html]</ref>。過去には[[東武鉄道]]主催の東武健康ハイキングでも堀切駅起点のコースが存在した。
 
* [[ファンタ (飲料)]] - 当ドラマのパロディを行ったコマーシャル。
 
* [[うちの子にかぎって…]] - ストーリー内で当番組をネタにするシーンがある。
 
* [[新すぃ○○!]] - 武田が出演したバラエティ番組で「3年すぃ組金八ィ先生」というパロディを行った。
 
* [[ベムベムハンターこてんぐテン丸]] - 「赤いキツネと木七先生」というパロディが登場。テン丸の知人ヨーコが通う「もののけ小学校」の教師・武田木七が、赤いキツネの妖怪ドン助に襲われ、ドン助は木七先生に化けて教え子をキツネうどんで洗脳させるという話。「木七」という名は『こてんぐテン丸』の放送時刻が木曜夜7:00に由来し、「武田」の姓と「赤いキツネ」は、いずれも金八を演じた武田鉄矢に因む。また劇中では[[フジテレビジョン|フジテレビ]]番組にも関わらず、テン丸が「金八じゃなくて、木七か」という台詞もある。
 
* [[バトル・ロワイアル]] - [[高見広春]]原作の日本の小説。劇中に「坂本金八」のパロディとして「坂持金発」という人物が登場する。更に同書の冒頭には「生徒はミカンじゃないんです」という金八がドラマ内で発していた台詞も掲載されている。
 
* [[妖怪ウォッチ (アニメ)|妖怪ウォッチ]] - 「3年Y組ニャンパチ先生」というパロディが登場する。これに関しては武田が「金八先生は終わったけれど、猫に化けて生きている」と歓迎する発言をしていた<ref>{{Cite web |url=http://www.rbbtoday.com/article/2015/01/08/127165.html |title=武田鉄矢、「ジバニャンは他人とは思えない」 |publisher=RBB TODAY |date=2015-01-08 |accessdate=2016-08-22}}</ref>。その後[[妖怪ウォッチ (アニメ)#映画 妖怪ウォッチ エンマ大王と5つの物語だニャン!|映画第2弾]]に実際に武田がゲスト声優として出演することになり<ref>{{Cite web |url=http://mdpr.jp/cinema/detail/1537365 |title=長澤まさみ、映画「妖怪ウォッチ」の声優に抜擢 武田鉄矢ら豪華ゲスト陣発表 |publisher=[[モデルプレス]] |date=2015-10-27 |accessdate=2016-08-22}}</ref>、公開前日の2015年12月18日に放送された『妖怪ウォッチ』では武田とニャンパチ先生の共演が実現している。
 
* [[絶対に笑ってはいけない大脱獄24時]] - 「笑いのネタ」として、当番組のパロディを放送し、「金八役」で[[高見盛精彦]]が出演し、生徒が放送室に立てこもり、その後警察に連行されるシーンが放送された。高見盛が「人として」を歌ったが醜い歌唱力だった。かつて同番組でダウンタウンが千人バレーをした時、松本人志が惨敗し千人を引き連れて「千人金八」としてオープニングを再現した。
 
* [[勇者ヨシヒコと悪霊の鍵]] - 第5話「サクーラの村」でパロディされた。「こんぱち」は[[三又又三]]が演じた。
 
* [[中居正広の金曜日のスマイルたちへ]] - [[2016年]][[7月1日]]放送「金スマ波瀾万丈 3時間SP」(19:56 - 22:54)で、第1シリーズとほぼ同時刻だった19:56からの「第1部」で本作を特集。武田と名取がゲスト出演した。なおOPでは本作OPをスタジオで再現した。
 
* [[万年B組ヒムケン先生]] - [[日村勇紀]]のバラエティ番組。題は本作に由来する。
 
* [[東武バスセントラル]] - 受験時に使用。幸作の体験学習先でもある。
 
* [[東京パッセンジャー|内山観光バス]] - 撮影前のホームルーム合宿の送迎で使用。撮影開始前、3年B組生徒と一部の教師が集まり、名前を覚え、親睦を深めるために毎回開催。第7シリーズのホームページでは[[さがみ湖リゾート プレジャーフォレスト|相模湖ピクニックランド]]で行われた様子が紹介されている。
 
*[[GTO (漫画)]] - 名前だけだが、加藤優が出てくる。小田切のあだ名でもある。[[GTO (1998年のテレビドラマ)]]には沼田と田島が、映画には久我と田山が、[[GTO (2012年のテレビドラマ)]]にも田山が出演。
 
* [[ウッチャンナンチャンの誰かがやらねば!]]--内村光良が第2シリーズのオープニングを再現し、続けて「3年B組あばれ金八」という通りかかる人に暴力を振るったり女性に品がなくいやらしい行為をするというパロデイを流した。主題歌「人として」は内村が歌った。両方のテロップは「最終回さよなら金八先生」だった。
 
  
 
== 注釈 ==
 
== 注釈 ==
 
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== 出典 ==
 
== 出典 ==
 
{{Reflist|2}}
 
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== 参考文献 ==
 
* [[古沢保]] 『3年B組金八先生 卒業アルバム 桜中学20年の歩み』 [[同文書院]]、[[2000年]]。
 
* 古沢保&TV LIFE編集部 『3年B組金八先生 PERFECT BOOK [みんなで歩いたまっすぐな道]』 [[学研ホールディングス|学習研究社]]、[[2002年]]。
 
* 古沢保編著 『ザテレビジョン別冊 「3年B組金八先生」25周年記念メモリアル 〜すべての人に捧げる"贈る言葉"〜』 [[角川書店]]〈カドカワムック No.202〉、[[2004年]]
 
 
== 外部リンク ==
 
* {{Wayback |url=http://www.tbs.co.jp/kinpachi/ |title=第5シリーズ |date=20001109143700}}
 
* {{Wayback |url=http://www.tbs.co.jp/kinpachi/ |title=第6シリーズ |date=20020601184036}}
 
* {{Wayback |url=http://www.tbs.co.jp/kinpachi/ |title=第7シリーズ |date=20050331031228}}
 
* {{Wayback |url=http://www.tbs.co.jp/kinpachi/ |title=第8シリーズ |date=20080320063548}}
 
* [http://www.tbs.co.jp/kinpachi/ ファイナル「最後の贈る言葉」4時間SP]
 
* [http://www.tbs.co.jp/kinpachi/history/ 金八先生、教師生活32年間の歩み]
 
 
<div class="NavFrame" style="border:0;">
 
<div class="NavHead">[[TBSチャンネル]]</div>
 
<div class="NavContent" style="text-align: left;">
 
* [http://www.tbs.co.jp/tbs-ch/item/d0645/ 第1シリーズ]
 
* [http://www.tbs.co.jp/tbs-ch/item/d1020/ 第2シリーズ]
 
* [http://www.tbs.co.jp/tbs-ch/item/d1098/ スペシャル「贈る言葉」]
 
* [http://www.tbs.co.jp/tbs-ch/item/d1099/ スペシャルII「イレ墨をした教え子]
 
* [http://www.tbs.co.jp/tbs-ch/item/d1110/ スペシャルIII「小さな嘘」]
 
* [http://www.tbs.co.jp/tbs-ch/item/d1111/ スペシャルIV「イジメられっ子金八先生」]
 
* [http://www.tbs.co.jp/tbs-ch/item/d1115/ スペシャルV「先生の暴力・生徒の暴力」]
 
* [http://www.tbs.co.jp/tbs-ch/item/d1116/ スペシャルVI「新・十五歳の母」]
 
* [http://www.tbs.co.jp/tbs-ch/item/d1119/ 第3シリーズ]
 
* [http://www.tbs.co.jp/tbs-ch/item/d1154/ スペシャルVII「第3シリーズ卒業スペシャル」]
 
* [http://www.tbs.co.jp/tbs-ch/item/d1155/ スペシャルVIII「卒業アルバム」]
 
* [http://www.tbs.co.jp/tbs-ch/item/d1151/ 第4シリーズ]
 
* [http://www.tbs.co.jp/tbs-ch/item/d1205/ スペシャルIX「子供を救え!大人達よ立ち上がれ」]
 
* [http://www.tbs.co.jp/tbs-ch/item/d1283/ 第5シリーズ]
 
* [http://www.tbs.co.jp/tbs-ch/item/d1345/ スペシャルX]
 
* [http://www.tbs.co.jp/tbs-ch/item/d1346/ 第6シリーズ]
 
* [http://www.tbs.co.jp/tbs-ch/item/d1443/ 第7シリーズ]
 
* [http://www.tbs.co.jp/tbs-ch/item/d1558/ スペシャルXI]
 
* [http://www.tbs.co.jp/tbs-ch/item/d2014/ 第8シリーズ]
 
* [http://www.tbs.co.jp/tbs-ch/item/d1964/ ファイナル]
 
</div></div>
 
 
{{前後番組
 
|放送局=[[TBSテレビ|TBS]]系
 
|放送枠=[[TBS金曜8時枠の連続ドラマ|金曜20時枠連続ドラマ]]
 
|番組名=3年B組金八先生<br />第1シリーズ<br />(1979.10.26 - 1980.3.28)
 
|前番組=[[七人の刑事]]<br />(1978.4.14 - 1979.10.19)
 
|次番組=[[1年B組新八先生]]<br />(1980.4.4 - 1980.9.26)
 
|2番組名=3年B組金八先生<br />第2シリーズ<br />(1980.10.3 - 1981.3.27)
 
|2前番組=1年B組新八先生<br />(1980.4.4 - 1980.9.26)
 
|2次番組=[[2年B組仙八先生]]<br />(1981.4.17 - 1982.3.26)
 
|3放送局=TBS系
 
|3放送枠=[[TBS月曜9時枠の連続ドラマ|月曜21時枠連続ドラマ]]
 
|3番組名=3年B組金八先生<br />第3シリーズ<br />(1988.10.10 - 1988.12.26)
 
|3前番組=[[時間ですよ|時間ですよたびたび]]<br />(1988.7.11 - 1988.10.3)
 
|3次番組=代議士の妻たち2<br />(1989.1 - 1989.3)
 
|4放送局=TBS系
 
|4放送枠=[[TBS木曜9時枠の連続ドラマ|木曜21時枠連続ドラマ]]
 
|4番組名=3年B組金八先生<br />第4シリーズ<br />(1995.10.12 - 1996.3.28)
 
|4前番組=[[HOTEL]] 第4シリーズ<br />(1995.4.13 - 1995.9.28)
 
|4次番組=[[渡る世間は鬼ばかり]]<br />第3シリーズ<br />(1996.4.4 - 1997.3.27)
 
|5番組名=3年B組金八先生<br />第5シリーズ<br />(1999.10.14 - 2000.3.30)
 
|5前番組=渡る世間は鬼ばかり<br />第4シリーズ<br />(1998.10.1 - 1999.9.30)
 
|5次番組=[[君が教えてくれたこと]]<br />(2000.4.13 - 2000.6.29)
 
|6番組名=3年B組金八先生<br />第6シリーズ<br />(2001.10.11 - 2002.3.28)
 
|6前番組=渡る世間は鬼ばかり<br />第5シリーズ<br />(2000.10.5 - 2001.9.27)
 
|6次番組=渡る世間は鬼ばかり<br />第6シリーズ<br />(2002.4.4 - 2003.3.27)
 
|7放送局=TBS系
 
|7放送枠=[[金曜ドラマ (TBS)|金曜ドラマ]]
 
|7番組名=3年B組金八先生<br />第7シリーズ<br />(2004.10.15 - 2005.3.25)
 
|7前番組=[[世界の中心で、愛をさけぶ#金曜ドラマ『世界の中心で、愛をさけぶ』|世界の中心で、愛をさけぶ]]<br />(2004.7.2 - 2004.9.10)
 
|7次番組=[[タイガー&ドラゴン (テレビドラマ)|タイガー&amp;ドラゴン]]<br />(2005.4.15 - 2005.6.24)
 
|8放送局=TBS系
 
|8放送枠=木曜21時枠連続ドラマ
 
|8番組名=3年B組金八先生<br />第8シリーズ<br />(2007.10.11 - 2008.3.20)
 
|8前番組=[[地獄の沙汰もヨメ次第]]<br />(2007.7.5 - 2007.9.13)
 
|8次番組=渡る世間は鬼ばかり<br />第9シリーズ<br />(2008.4.3 - 2009.3.26)
 
}}
 
{{TBS金曜8時枠の連続ドラマ}}
 
{{TBS月曜9時枠の連続ドラマ}}
 
{{TBS木曜9時枠の連続ドラマ}}
 
{{TBS金曜ドラマ (1989年以降)}}
 
{{桜中学シリーズ}}
 
  
 
{{デフォルトソート:さんねんひいくみきんはちせんせい}}
 
{{デフォルトソート:さんねんひいくみきんはちせんせい}}

2018/8/7/ (火) 14:53時点における最新版


3年B組金八先生』(さんねんビーぐみ きんぱちせんせい)は、1979年昭和54年)から2011年平成23年)までの32年間[1][注 1]にわたって、TBS系で断続的に制作放送されたテレビドラマシリーズ。日本学園ドラマ金字塔と称される作品である。

概要

1979年からTBSで放送されていた学園ドラマ『桜中学シリーズ』のメインとなる作品。東京都の区立桜中学校[注 2](第3シリーズとスペシャル7・8のみ区立松ヶ崎中学校。いずれも架空)を舞台に、中学校教員である坂本金八が、学級担任をしている3年B組内に起こる様々な問題を体当たりで解決していく。そんな彼の姿に心を打たれた生徒たちが考えを改め、人間として成長していく様子を描く。

歴代の作品は中学3年時、特に本放送時と同じ時期である2学期中盤[注 3]から卒業時までを取り上げてきた。その中で高校受験、学習発表会での演劇文化祭での合唱コンクール、ソーラン節の他、中学校での学校行事も取り上げているが、修学旅行体育祭は作中において一度も取り上げられなかったものもあるが、撮影開始前に名前を覚え、交流を深めるためのホームルーム合宿は行われている。

『金八』の舞台が中学校になった理由について、1978年に他局で高校ドラマを色々とやっており、『熱中時代』は小学校を舞台にしていたため、結果消去法で中学校にした」と述べている[2]

当初は主人公岸田智史が演じる予定であったが、「きみの朝」のヒットによりコンサート活動などで多忙となったため、同じ芸能事務所所属の武田鉄矢が出演することが決定。武田が演じた役柄の中で1番のはまり役として有名となる。岸田は次番組『1年B組新八先生』の主人公・新田八郎太で出演することとなり、第1シリーズの最終回に新人教師の紹介として出演している。

主人公の坂本金八の名は、武田が尊敬しているという坂本龍馬と初期の放送枠であった「曜夜時」からきている。柳井によると、当時裏番組で『太陽にほえろ!』や『ワールドプロレスリング』が放送されており、この強力な裏番組のために放送された番組がことごとく低視聴率に終わったため、1979年初夏に編成部で「金八[注 4]をどうにかしろ」という合言葉が広がっていたことが発端である[3]。なお、番組上の設定では8人兄弟の8番目だからということになっている[4]

企画段階では苗字が「坂本」ではなく「阪本」で、さらに英語担当の教員という設定だった。英語の筆記体が書かれた黒板をバックに、右手でチョークを持ちながら人差し指を指す金八を写したスチル写真がTBSに残されている[5]。武田本人によれば「編成と制作の間で行き違いがあって編成は英語教師と思い込んでいた」という[6]。 生徒役は、第1・第2シリーズでは、制作側から指名した役者[注 5]のほか、芸能事務所や児童劇団からの推薦を受けた子役が出演していたが[注 6]、第3シリーズからプロダクションや劇団に所属する役者の中からオーディションで選抜された[注 7]。第4シリーズでは天野ひろゆき松村邦洋が生徒役オーディションを受けている。特に「金八」人気が再燃した第5シリーズ以降、生徒役を目指す役者が多く集まり、第6シリーズ以降でのオーディション倍率は40 - 43倍となった[注 8][注 9]。「金八先生」の生徒役を演じた役者が、この作品を出世作として、現在も著名人として活躍しているケースは多く、警察沙汰になって有名になった者もいる。

オープニングは毎回俯瞰のアングルで映っている坂本金八が「3年B組ー!」と叫んだ後、出演している生徒たちが「金八先生ー!」と叫びながら金八の周りに駆け寄り、全員で金八を胴上げするといった演出をとっている。また、タイトルバックもシリーズ毎に異なるが、幼稚園児、柔道部やボート部の生徒、ジョギングをしている外国人女性に金八が挨拶する場面は定番として登場した。第1シリーズから32年間、一切これらの演出は改変されなかったため、番組終了後の現在でもパロディにされることが多い。

桜中学校の撮影には、主に東京都足立区立第二中学校(東京未来大学)が使用されていた。しかし第1シリーズ中盤より、話題が妊娠など過激であったため第二中学校側が撮影に難色を示したことから[7]、続編となる第2シリーズでは葛飾区立葛飾小学校、第4シリーズでは足立区立江南中学校が使用された。第5シリーズからは再び第二中学校が使用されていたが、第二中学校は同区立第十六中学校とともに2005年3月31日をもって足立区立千寿桜堤中学校に統合され、廃校となった[注 10]。このため、第8シリーズでは足立区立鹿浜中学校が、ファイナル『最後の贈る言葉』は旧足立区立新田小学校[8]がロケ地になった。第3シリーズでは、東京都立葛飾野高等学校が松ヶ崎中学校として使用されていた。その他、神奈川県立田奈高等学校東京都立晴海総合高等学校の他、スーパーさくらは「田中屋スーパーZ-ONE東町店」(建替え前は「ニューマートごとう」)を使用。

製作本数はスペシャルを含め185本。金八が定年となるのを理由に[注 11]、2011年3月27日放送のファイナルをもって物語の幕を閉じた。番組終了後は、赤坂サカスの「夏サカス2011〜笑顔の扉〜」イベントで3年B組の教室が再現され『金八』の歴史が展示されたほか、2012年1月ユーキャンCMで金八が出演している。ただし、教壇の名簿の生徒名はごくせんの人物になっていた。断続的ではあったが、放送期間32年間という歴史が物語るように、『水戸黄門』や『渡る世間は鬼ばかり』とともに、TBSを代表するドラマ作品となった。

注釈

  1. 実際は32学年、放送されていない年を除くと19学年。
  2. 第7シリーズ生徒が高校入試へ向かう際の受験票を確認するシーンには、中学校名に「足立区立桜中学校」と記載されているが、校門の門標や屋上の看板には「東京都区立桜中学校」と表示されている。
  3. 1クールの放送となった第3シリーズは2学期中盤から2学期末まで。2学期制が導入された第8シリーズでは後期を取り上げた。
  4. 金曜の夜八時枠の略称。
  5. 杉田や鶴見など。
  6. 第1・第2シリーズ内のオープニングで、生徒役の役者が当時所属していた複数の芸能事務所や児童劇団が協力としてクレジットされている。
  7. プロダクションや劇団等に所属していない人はオーディションを受けることができなかったが、一般の視聴者から「自分も生徒役で出演したい」との要望も多く寄せられたという(第7シリーズ公式ホームページより)。
  8. 生徒役オーディションの倍率は男女合計のもので、男女比に差があるため一定していない。
  9. オーディションの様子は各シリーズの公式ホームページ内でも紹介されている。
  10. 閉校式を行った2005年3月25日は、第7シリーズの最終回が放送された日である。閉校に先駆け、3月22日には同校において「さよなら二中コンサート」が開かれ、海援隊や3Bの生徒達が駆けつけ、ロケ等でお世話になった学校への名残を惜しんだ。
  11. 金八は昭和25年(1950年)8月8日生まれの設定で、定年の年齢(満60歳)に達したため。

出典

  1. 金八先生が勤続32年目で“定年” 〜「お別れするときが来た」”. ORICON STYLE (2011年1月22日). . 2016閲覧.
  2. 『テレビがくれた夢柳井満編』
  3. 古沢(2000)、124頁。
  4. 古沢(2000)、294頁、劇中においては第1シリーズ「さよなら金八先生」、第2シリーズ「腐ったミカンの方程式・その2」で兄弟の様子に触れている。
  5. 第1シリーズのVHSソフトやDVDソフトのジャケットに使用されている(ただし、英語の筆記体が消されたものもある)ほか、以下のウェブサイトでも確認できる。
  6. 古沢(2000)、191頁。
  7. 古沢(2004)、166頁。
  8. 足立朝日No.290 2011年3月20日発行。