浅瀬

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浅瀬(あさせ、: ford)は、などといったのある地形のうち、水深が極めて浅い部分[1]のことである。日本で一般的に浅瀬と言うと、日本人の平均的な身長成人地面に付いた状態でも顔が水面より上にあるところを指す。またにとって浅瀬と言うと船の大きさにもよるが、船の下部が水底に接触するかしないかの運航が難しいエリアを言う。船が浅瀬に進入すると、身動きが取れなくなる。船が浅瀬や、暗礁に乗り上げることを「座礁する」という。クジライルカの流れで浅瀬に乗り上げる、または打ち上げられることがある。

近代以前には人馬で川や海を渡れる場所では陸上交通の一部としてよく利用されてきた。各地に海の浅瀬や砂州を道路として使っていたことを示す地名(海の中道天の橋立)、川の浅瀬を渡る場所を示す川越・渡・洗越などの地名が残る。海は潮汐、川は降水によって、水量が増すと渡れなくなるため、重要な街道の両岸では旅人が渡る時期を待つため、宿場町街などが形成されることが多い。

都市開発において浅瀬は都合が良く、水深が浅い分、埋立地を造成するために必要な土砂労力が比較的少なく済むため、費用も安上がりになる。また海の場合、浅瀬の沖合いが急に深くなっていると、高いが発生してサーファーたちには好都合になる。どんな場合でも入水すると水深が浅くとも溺れる可能性はある。

出典・脚注

  1. とは異なり、流れの速さに関係なく使われる。

関連項目


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