気象観測
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meteorological observation
大気の状態を知るために,気圧,気温,湿度,降水量,風向,風速などを測定し,雲,霧,雨など大気中で発生,消滅する各種の現象を観測すること。
気象観測はその目的,対象,方法により種々に分類できる。対象による分類は,地上気象観測,高層気象観測,海上気象観測,レーダ気象観測,航空気象観測に大別できる。日本では 1875年東京気象台が創立され,近代的な観測業務を開始した。
今日では,気象庁を中心として 約 150ヵ所の気象台や測候所等で観測を行なっており,そのほとんどが自動化されている。このほか集中豪雨等の局地的な気象現象の把握を目的とする全国約 1300ヵ所の地域気象観測システム(アメダス),局地的な大気現象の監視と数値予報の精度向上に寄与しているウィンドプロファイラによる観測網(ウィンダス)等がある。(海洋気象学,航空気象,レーダ気象学)