佐藤製薬
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佐藤製薬株式会社(さとうせいやく、英語:Sato Pharmaceutical Co., Ltd.)は、東京都港区に本社を置く日本の製薬会社である。サトウ製薬あるいはsatoとも表記される。
Contents
会社概要
子象のマスコットキャラクター「サトちゃん」や、栄養ドリンクのユンケル黄帝液(ユンケル)で知られる。傷薬のキップパイロールハイ(キップ薬品の製品)の製造をしているがキップ薬品が販売している。医療用医薬品は皮膚薬のパスタロンが有名である。
沿革
- 1915年 - 東京市本郷区千駄木町(現在の東京都文京区弥生町一丁目)で佐藤幸吉が佐藤製薬所を創業[1]。
- 1929年 - 本社を東京府荏原郡大井町(現在の東京都品川区の一部)に移転、佐藤製薬合名会社に改組。
- 1939年 - 法人組織を株式会社に改組、佐藤製薬株式会社設立。
- 1959年
- 1961年 - 八王子工場新設、稼動開始。
- 1967年10月 - 栄養ドリンク「ユンケル黄帝液」発売。
- 1978年 - 医薬品の歯磨剤「アセス」発売。
- 1981年 - アメリカ合衆国に現地法人設立。
- 1987年 - 中華民国(台湾)に現地法人設立。
- 1999年
- 2002年 - かずさ工場新設、稼動開始。
- 2003年
- 2004年
- 1月15日 - 医療用医薬品の抗生物質配合外用合成副腎皮質ホルモン剤「ベトノバールG(軟膏・クリーム)」の製造・販売権をグラクソ・スミスクラインから継承し発売。
- 3月 - 外用鎮痛消炎薬「サロメチール」40g・「サロメチール・ソフト」、鎮咳去痰薬「チミコデシロップN」、胃腸薬「ハイウルソ顆粒」・「ハイウルソエース内服液」の5製品を移管し、三菱ウェルファーマからの譲渡完了。
- 2006年
- 2007年
- 6月20日 - ドイツ生まれのマルチビタミン&ミネラル「BION 3(バイオンスリー)」の日本国内におけるライセンスを取得し、日本での発売開始。
- 7月20日 - 医療用医薬品の点鼻・点眼用局所血管収縮剤「ナシビン」の製造販売承認を中外製薬から継承し、同年8月1日より発売開始。
- 11月1日 - 医療用医薬品の広域駆虫剤「コンバントリン(錠・ドライシロップ)」の製造販売承認をテイカ製薬から継承し発売。
- 11月15日 - 痔疾用薬「ジーフォーL注入軟膏」発売。2008年2月20日には坐剤タイプの「ジーフォーL」、軟膏タイプの「ジーフォーL軟膏」を追加し、ラインナップを強化。なお「ジーフォーL」は元々、住友製薬ヘルスケア(現:ダンヘルスケア)が発売していた製品である。
- 2008年
- 3月6日 - 医療用医薬品の抗ヒスタミン剤「ベナ錠」の製造販売承認を田辺三菱製薬から継承し、同年7月1日より発売開始。
- 9月30日 - バイエル薬品が輸入販売している解熱鎮痛薬「バイエルアスピリン」の販売業務契約を締結。同年10月1日より明治製菓(現・Meiji Seika ファルマ)に代わって当社が販売元となる。
- 2009年11月16日 - ビダラビンを一般向けにスイッチOTC化した口唇ヘルペスの再発治療薬「アラセナS」を発売。
- 2010年
- 2011年
- 2013年2月1日 - セチリジン塩酸塩を一般向けにスイッチOTC化したアレルギー専用鼻炎薬「ストナリニZ」を発売。
- 2014年
- 2015年2月12日 - イブプロフェンを1日最大量600mgまで引き上げた解熱鎮痛薬「リングルアイビー錠α200」を発売。
事業所
- 本社
- 東京都港区元赤坂1-5-27 AHCビル
- AHC2ビルオフィス
- 東京都港区元赤坂1-5-10 AHC2ビル
- AHC3ビルオフィス
- 東京都港区元赤坂1-7-8 ヒルクレスト373ビル2F
- 帝国ホテルオフィス
- 東京都千代田区内幸町1-1-1 帝国ホテルタワー10F
- 品川研究開発センター(旧本社)
- 東京都品川区東大井6-8-5
- 八王子工場
- 東京都八王子市狭間町1468
- かずさ工場
- 千葉県君津市かずさ小糸5-1
- 営業所
- 札幌市、仙台市、静岡市、金沢市、名古屋市、大阪市、広島市、松山市、福岡市、浦添市
- 流通センター
- 八王子市、大阪市、浦添市
CMに起用された有名人
ユンケルの詳しいことに関してはユンケル黄帝液の欄を参照。
出演中
- 春風亭昇太 - アセス
- イチロー - ユンケル
- 浅田真央・浅田舞- ストナ、ストナリニS、ストナリニZ
- 堀田茜 - リングルアイビー
- 岩井七世 - エンペシドL
- 横峯さくら - サロメチール
- 横峯良郎 - サロメチール
- クリス・ペプラー - レバウルソ(長年『FROM SATO』→『SATO』のサウンドロゴも担当している)
- 豊島美雪 - 製品全般(MBSラジオ限定)
過去の出演者
- ユンケルシリーズ
- ストナシリーズ
- その他
- 三浦友和 - アセス
- 円広志 - アセス(声のみ、ワニのキャラクター)
- 柏原芳恵 - サトラックス
- オセロ - サトラックス
- スパイダーマン - サロメチール - 販売元が三菱ウェルファーマから譲渡されて間もない時期に放映されたCMのキャラクター。
- タケカワユキヒデ - イノセアプラス
- 吉田恵 - リングルアイビー
- 持田香織 - BION3(バイオンスリー、2008年10月から)
- タモリ - アセス
- 菊川怜 - リングルアイビー
- ラフルアー宮澤エマ - リングルアイビー
- 森泉 - アセスE
- 藤田寛之 - アセス
サトちゃん・サトコちゃん
マスコットのゾウ「サトちゃん」は1959年(昭和34年)4月10日に人形として誕生した。大型店舗ではなく古くからの比較的小さな薬局の店頭に現在でも置いてあることがある。1982年(昭和57年)にはサトちゃんの妹としてサトコちゃんが登場した。
グループ企業
脚注
- ↑ サトウの歩み、ヒストリカルハイライツ、佐藤製薬。
関連項目
- 笑点(日本テレビ系列のバラエティ番組・スポンサー、2018年4月1日から提供)
- NEWS23(TBS系列深夜のニュース番組・スポンサー、『筑紫哲也NEWS23』時代から提供していたが、2018年3月で降板。)
- Nスタ(TBS系列の夕方ニュース番組・スポンサー、前身の総力報道!THE NEWSから提供)
- 夜の十時劇場(1960年-1966年にフジテレビで放送。大半は一社提供だが、初期と末期は別社と共同提供)
- 勝ち抜きエレキ合戦(1965年-1966年にフジテレビで放送した、一社提供番組)
- 釣り・ロマンを求めて(テレビ東京系列、過去のスポンサー。)
- ゴールデン洋画劇場(フジテレビ系列、過去のスポンサー。)
- 笑っていいとも!(フジテレビ系列、過去のスポンサー。)
- 金曜エンタテイメント(フジテレビ系列、過去のスポンサー。)
- サンテレビボックス席(サンテレビ、過去のスポンサー。)
- セーフコ・フィールド(シアトル・マリナーズの本拠地。マリナーズ側のベンチにユンケルの広告が入っている)
- 谷口信輝 - 谷口の応援団に佐藤製薬繋がりの薬局関係者がいるため、個人スポンサーとして契約していた(2008年までSUPER GTでユンケルカラーのポルシェをドライブ)。