バイエル (企業)

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バイエル: Bayer AG)は、ドイツノルトライン=ヴェストファーレン州レバークーゼンに本部を置く化学工業及び製薬会社多国籍企業)である。アスピリンヘロインなどを送り出した世界的な医薬品メーカーとして知られる。

沿革

  • バイエルはフリードリヒ・バイエル及び共同経営者ヨハン・フリードリヒ・ヴェスコットが、1863年にドイツで創業する[1]
  • 最初の主要な製品はアスピリンAspirin)であった[2]。これは民間療法で解熱鎮痛薬として用いられていたヤナギ樹皮から抽出した有効成分サリチル酸を副作用の少ない形にしたものである。1899年に、バイエルの商標アスピリンはバイエルのブランドとして世界的に登録されたが、混合物のすべてのブランドを記述するために至る所で広く使われ、バイエルの商標保護が失敗して、「アスピリン」という言葉はアメリカ合衆国内の商標身分を失うこととなった。これは現在薬のすべてのブランドとして幅広く使用されている。しかしカナダなどいくつかの他の国では今までどおり商標として登録されている。
  • 1942年に、「Y」を両方で共有する言葉とし、横文字「BAYER」が縦文字「BAYER」と交差する言葉から成る、自社の会社ロゴをバイエル・クロス (Bayer cross) として導入する。
  • バイエルはBASFヘキストなどの化学企業と共に第一次世界大戦後、フランクフルト・アム・マインを本拠地として1925年に出現したドイツの化学産業の複合企業IG・ファルベンの一員となった。
  • 連合国第二次世界大戦後にナチス・ドイツによるいくつかの戦争犯罪に関係したIG・ファルベンを解体したが、バイエルは単体でビジネスを再開している。
  • ブンデスリーガバイエル・レバークーゼンは、元々バイエルの従業員が設立したチームであり、スポーツクラブを経て分離独立したチームになった現在でもメインスポンサーを務めている。
  • 2015年、高機能ポリマー材料を製造するマテリアルサイエンス部門を分離し、新社名を「コベストロ」とし独立させた[3]。COllaboration、inVEST、STROngの3語を合わせた新しいブランドを立ち上げた。
  • 2016年9月、遺伝子組み換え種子の世界最大手モンサントを買収する計画で、モンサント側の合意を得た[4][5]

日本における事業

  • バイエルが100%出資するバイエル ホールディング株式会社[6][7]及び日本メドラッド[8]が存在する。このうちバイエル ホールディング株式会社は、日本における以下のバイエルグループ各社の持株会社であり、東京・丸の内オアゾに本社が置かれている。
  • バイエル薬品株式会社
  • バイエル クロップサイエンス株式会社[9]

バイエル薬品

脚注