テーレパッサ

提供: miniwiki
2016/6/9/ (木) 02:19時点におけるja>月下薄氷による版 (言語ラベル追加ほか)
(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)
移動先:案内検索

テーレパッサ古希: Τηλέφασσα, Tēlephassa)は、ギリシア神話の女性である。長母音を省略してテレパッサとも表記される。フェニキアアゲーノールの妻で、カドモスキリクスポイニクスエウローペーの母。またポセイドーンとの間にタソスを生んだといわれる。娘のエウローペーがゼウスにさらわれたとき、アゲノールは息子たちにエウローペーの捜索を命じたが、テーレパッサもカドモスに同行してトラーキアに渡り[1]、その地で世を去った。カドモスはテーレパッサを葬ったのち、ギリシアに渡り[2]テーバイを創建した。

なお、一説にアゲーノールの妻はアルギオペーという[3][4][5]

脚注

  1. アポロドーロス、3巻1・1。
  2. アポロドーロス、3巻4・1。
  3. ヒュギーヌス、6話。
  4. ヒュギーヌス、178話。
  5. ヒュギーヌス、179話。

参考文献