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[[File:Jacques-Louis David- Andromache Mourning Hector.JPG|thumb|220px|[[ジャック=ルイ・ダヴィッド|ダヴィッド]]の『ヘクトールの死を嘆くアンドロマケー』、1783年、[[ルーヴル美術館]]所蔵]]
 
'''アンドロマケー'''({{lang-grc-short|'''Ἀνδρομάχη''', ''Andromachē''}})は、[[ギリシア神話]]の女性である。[[長母音]]を省略して'''アンドロマケ'''ともいわれる。名前の意味は「男の戦い」で、{{lang|el|ανδρος}} が「男の」、{{lang|el|μαχη}} が「戦い」を表す[http://www.behindthename.com/nmc/gre-myth.php]。
 
  
[[エーエティオーン]]の娘で、父が支配していたキリキアのテーベで生まれ育った。夫は[[イリオス|トロイア]]王[[プリアモス]]の子[[ヘクトール]]で、子に[[アステュアナクス]]がいた。
+
'''アンドロマケー'''({{lang-grc-short|'''Ἀνδρομάχη''', ''Andromachē''}})
  
[[トロイア戦争]]で、夫のヘクトールは[[アキレウス]]に討たれ、幼い子供アステュアナクスはアキレウスの子[[ネオプトレモス]]に殺された。ネオプトレモスはアンドロマケーを妾、ヘクトールの兄弟[[ヘレノス]]を奴隷として連れ去った。
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[[長母音]]を省略して'''アンドロマケ'''ともいわれる。
  
ネオプトレモスとの間には[[モロッソス]]が生まれた。[[エウリーピデース]]の『アンドロマケー』では、彼女と子供は、ネオプトレモスの妻で[[ヘレネー]]の娘[[ヘルミオネー]]に暗殺されそうになっている。
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ギリシア神話の人物。プリアモス王の長子で,トロイ戦争におけるトロイ方の総大将であった[[ヘクトル]]の妻となり,[[アステュアナクス]]を生んだが,夫はアキレウスに打取られて戦死したうえに,トロイ落城後,アステュアナクスもギリシア軍に惨殺され,彼女は戦利品としてアキレウスの息子[[ネオプトレモス]]の手に落ち,その妻とならねばならなかった。この結婚で3人の息子を生んだあと,ネオプトレモスが死ぬと,彼女はヘクトルの弟[[ヘレノス]]と再婚し,ともにエピロスを支配した。彼の死後,息子のペルガモスとともに再び小アジアのミュシアに行き,そこにペルガモンの町を建設したという。
 
 
ネオプトレモスが死ぬと、アンドロマケーはヘレノスと結婚し、[[エーペイロス]]の女王となった。
 
 
 
==系図==
 
{{トロイアの系図}}
 
 
 
 
 
== 登場する作品 ==
 
* [[ホメーロス]]『[[イーリアス]]』
 
* [[アポロドーロス]]の『[[ビブリオテーケー]]』
 
* アポロドーロス『エピトメー』
 
* [[エウリーピデース]]『アンドロマケー』
 
* [[ウェルギリウス]]『[[アエネーイス]]』
 
* [[ジャン・ラシーヌ]]『[[アンドロマック]]』
 
* [[ウィリアム・シェイクスピア]]『トロイラスとクレシダ』
 
* [[ジャン・ジロドゥ]]『トロイ戦争は起こらない』
 
* [[ボードレール]]『[[悪の華]]』"Le Cygne"(白鳥)
 
 
 
== 彼女を題材にした舞台作品 ==
 
{{Commonscat|Andromache}}
 
*三つの悲劇・[[たとえば野に咲く花のように]] ~アンドロマケ~
 
  
 
{{イーリアスの登場人物}}
 
{{イーリアスの登場人物}}
{{Normdaten}}
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{{テンプレート:20180815sk}}  
 
{{DEFAULTSORT:あんとろまけ}}
 
{{DEFAULTSORT:あんとろまけ}}
 
[[Category:ギリシア神話の人物]]
 
[[Category:ギリシア神話の人物]]
 
[[Category:イーリアスの登場人物]]
 
[[Category:イーリアスの登場人物]]

2018/10/26/ (金) 11:38時点における最新版

アンドロマケー古希: Ἀνδρομάχη, Andromachē

長母音を省略してアンドロマケともいわれる。

ギリシア神話の人物。プリアモス王の長子で,トロイ戦争におけるトロイ方の総大将であったヘクトルの妻となり,アステュアナクスを生んだが,夫はアキレウスに打取られて戦死したうえに,トロイ落城後,アステュアナクスもギリシア軍に惨殺され,彼女は戦利品としてアキレウスの息子ネオプトレモスの手に落ち,その妻とならねばならなかった。この結婚で3人の息子を生んだあと,ネオプトレモスが死ぬと,彼女はヘクトルの弟ヘレノスと再婚し,ともにエピロスを支配した。彼の死後,息子のペルガモスとともに再び小アジアのミュシアに行き,そこにペルガモンの町を建設したという。




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