朝丘雪路
朝丘 雪路(あさおか ゆきじ、1935年7月23日[1] - 2018年4月27日[2])は、日本の女優、タレント、舞踊家、歌手。本名は加藤 雪会(かとう ゆきえ)、旧姓・勝田。
東京市京橋区(現・東京都中央区)築地生まれ。元宝塚歌劇団月組娘役。父は日本画家の伊東深水[3]。夫は津川雅彦、娘は真由子。義兄は長門裕之、義姉は南田洋子。日舞の深水流家元として、深水 美智雪の名を持つ。
Contents
来歴
料亭「勝田」女将の勝田麻起子の娘として生まれる。芸事を好んだ母の勧めで、3歳より日本舞踊を花柳三之輔に師事。妾腹(非嫡出子)ではあるが父の伊東深水に溺愛され育つ。泰明小学校へは養育係とともに人力車で通学しており、養育係は登校から下校までの間、彼女を車屋と学校で待っていた。深水の過保護ぶりは朝丘が思春期を迎えても続いていた。それを見聞きしていた友人、小林一三に「このような浮世離れした生活をさせていては、娘さんがだめになる」と意見されたこともあり、深水は渋々ながらも、朝丘がいずれは実家を出て生活することを了承したという。
山脇学園中学校卒業後、宝塚音楽学校に入学。1952年同校を卒業し、宝塚歌劇団に入団。宝塚入団時の成績は31人中8位[4]。同期の39期生には女優の真帆志ぶき(元雪組男役トップスター)、東千代之介夫人の千之赫子がいる。月組[4]に在籍し娘役として活動。 1955年8月31日[4]に宝塚歌劇団を退団。最終出演公演の演目は月組公演『黄色いマフラー[4]』。
その後も女優として活躍。1960年代には『11PM』のアシスタントを務めて人気を集めた。1967年青森県八戸市の内科医師と結婚、男児をもうける。1968年離婚(正式な離婚成立は1972年、子供は夫側が引き取る)。1973年津川雅彦と再婚。1974年真由子を出産。
お嬢様育ちのおっとりしたキャラクターと常識外れな発言で人気を集め、バラエティ番組に多数出演している[1]。後に深水流家元として、青二塾で日舞の講師を勤めた[5]。
1981年、文化庁芸術祭賞優秀賞受賞。2003年、芸術選奨文部科学大臣賞受賞。2011年、旭日小綬章受章。
2014年、4月9日から13日まで夫・津川雅彦と娘・真由子との家族共演で行われた舞台『花や…蝶や…』への出演を最後に休養。
2018年4月27日、死去。82歳没。死去について同年5月27日にメディアにより報道された[6][7][8][9]。
2014年4月11日フジテレビ放送の2時間ドラマ「銭女」がテレビドラマの遺作となった。遠藤一平監督映画作品『プラシーボ』(2016年)が映画の遺作となる。
なお、朝丘が亡くなった約3か月後の8月4日に夫の津川も死去している[10]。
人物
- 芸名の「朝丘雪路」は誰にも踏まれていないので真っ白、という意味が由来である。
- 仲の良い先輩、同年代のタレント、実の娘からも「ゆきえちゃん」と本名で呼ばれていた。若いころは「雪姐(ゆきねー)」という愛称でも呼ばれた。対して朝丘はテレビなどの公の場では、夫のことを「雅彦さん」「津川さん」と言っているが私生活では「まー」と呼んでいたらしい。
- 花柳章太郎や川口松太郎にも、目をかけられた。
- 娘・真由子が生後5ヶ月の時期に誘拐されるが、後に無事発見・保護され、誘拐犯は逮捕された(津川雅彦長女誘拐事件)。
- 娘の幼少時代に授業参観で大騒ぎしたエピソードがあり、娘も「親が関わる時は必ずパパ(津川雅彦)が来てくれなきゃ困る」と言っていたという。
お嬢様育ちな性格
子供時代
深水に常軌を逸した溺愛を一身に受けて成長。世間知らずのお嬢様育ちで、一般常識というものがよく分からずまさに浮世離れした人格である[1]。幼少期から自宅と学校の行き帰りは勿論、何処に出掛けるにも養育係と一緒であったため、金銭の使い方や道順を覚えるということを知らないまま成長した。膳に並んだシラスを見て「おとと(御魚)の目が怖い」と言えば爺やと婆やが魚の目をひとつひとつ取り除く。雨が降れば一般では傘を使用するが、深水は「(朝丘の)指を怪我したら大変だ」と傘の開閉も、持たせることもさせない。その結果、中学生時代に、ほんの気まぐれで、一人で通学を試みたが途中で迷子になってしまい大騒ぎになったことがある。生涯、一人では公共交通に乗って移動することも、切符の購入も出来なかった。しかし、物心つく前からそのような環境で育ったため朝丘にとっては普通の生活であり「父のすることは全て正しい」と信じ、疑問に感じたことはなかったという。
また朝丘は「(両親が)海は危険だと言っていた」といいつけを守っていた(ただし、芸能界に入ってから撮影で足を浸す程度に入ったことはある)。夏休みには親が用意したホテルのスイートに宿泊し、プールを貸切にして友人たちと過ごした。
宝塚時代
浮世離れで世間知らずな言動と、おっとりした性格が仇となったことがある。宝塚時代もその性格は変わらず、朝丘の至らぬところは周囲が補ってくれていた。しかし、それらも朝丘にとっては実家に居たときと同様、当たり前のことだと思っていたため特に気にも留めずにいた。やがて娘役に抜擢されて人気も出てくると、朝丘に対して反感を覚える者も出てきた。ある時は舞台で使用する化粧品が紛失、ある時は衣装に不備が生じる。靴の中に剣山や釘が仕込まれていたこともある。幕間の衣装替えの時、靴を履き替える際に気付かずに踏んでしまい激痛で失神したことがある。
結婚後
結婚するまで自分でお金を払って買い物をしたという経験が全くなく、結婚してから買い物はすべて1万円札で支払っていた。そのためお釣りの千円札や硬貨が溜まりに溜まり、ある日、薬を探していた津川が引き出しから小銭の山を発見し仰天する。朝丘はそれら硬貨がお金とは知らなかった。無論、金銭感覚も一般とずれていたため、言われるままに多く支払っていたため、常に一緒に行動する付き人が注意を払っていた。
また朝丘は家事の一切が苦手であった。料理は「火が怖い」、洗濯は「洗濯機が使えない」、掃除は身の回りの整理が辛うじて出来る程度で「掃除機の使用方法が分からない」ほどであった。娘が乳児だった頃もオムツ替えは家政婦に任せていたという。生涯、家事全般を事務所のスタッフと家政婦が代行していた。津川が思わず「我が家には主婦がいないんだねぇ」と呟いた。それを聞いた朝丘は「私も家事の出来る奥さんが欲しいわ」とあっさり言ってのけたという。
エピソード
テレビ番組
夜のヒットスタジオ
1974年春よりフジテレビ系の歌謡番組『夜のヒットスタジオ』の2代目司会者として、芳村真理、三波伸介と3人で司会を担当したが、舞台の長期公演が決まり3か月でレギュラーの出演を中断し、1975年3月までスケジュールが空いている場合などにゲスト司会者として断続的に出演した。その後はゲスト歌手の客演や対面ゲストとして出演した。フジテレビはレギュラー司会者ではなく「ゲスト」司会者としており、『夜ヒット』の「○周年記念」「○百回記念」など節目の回で歴代司会者が集うときも司会者の一人として登場せず、最終回や1000回記念も歴代司会者に記されなかった。1000回放送で降板した芳村真理の勇退記念本[11]で、前田武彦・井上順・古舘伊知郎と並んで歴代司会者の一人として番組の想い出や芳村へメッセージを語っている。
番組を3か月で降板したことで同年齢の芳村との確執も喧伝されたが、後年、明確に否定しており、1960年代半ばの頃から芳村が朝丘の歌謡ショーを司会するなど長年の親交がある。当時は毎回の放送前に互いの服装を相談し、雰囲気が重ならない衣装を選択していた。
笑っていいとも!
『笑っていいとも!』の「テレフォンショッキング」コーナーに何度かゲスト出演していたが、さまざまなハプニングを起こしている。1986年3月3日の出演時、「お友達紹介」の際に次回出演の宍戸錠の自宅の電話番号を声に出して言ってしまった。その直後から宍戸宅にいたずら電話が殺到、しばらく電話が繋がらない状態となった。宍戸はその後、自宅の電話番号を変更せざるを得なくなったという。
1988年12月16日にも出演予定だったが、滞在先の金沢市が大雪により、飛行機が大幅に遅れて離陸のため同番組に登場出来なかった(急遽本番当日は長門裕之が代理出演)。無線電話で司会のタモリと連絡が繋がったが、朝丘はこの時思わず「いま飛行機の上〜!」と叫んでしまう。タモリは「早く飛行機の中に入って下さい!『かんれーじぇんしぇん』が…」(正しくは「寒冷前線」。気象解説者・福井敏雄の独特な言葉で話題となった)とギャグを飛ばし、会場は大いに受けていた。
その他のテレビ番組
初めてテレビに出演した年齢は23歳。日本ではまだ試験放送だった時期にアメリカの番組(「ダイナ・ショア・ショウ」)に出演した[12]。
1967年『11PM』で大橋巨泉が胸の大きい朝丘を指して「ボイン」と呼び、流行語になった(巨乳タレントのはしりともいえる)[1]。
テレビ番組『ゲバゲバ90分』において、郵便小包の配達夫に「拇印お願いします」と言われ、「よいしょっと」と言いながら伝票にボイン(自分の乳房)を押し付けるコントを披露した。
ネタ見せ番組の『エンタの神様』では、芸人のはなわによりインタビューとして話を聞かれ、朝丘は普通に会話しただけだが、天然ボケの性格で自然と面白い内容になるため「朝丘雪路伝説」というネタとして披露されたことがある。
フジテレビの2006年5月25日放送の『クイズミリオネア』に真由子と親子で出演し、750万円の問題で「浦島太郎の竜宮城の場所」の解答を間違えてしまった。結果、賞金100万円を獲得。
その他
後年には女優や天然ボケのイメージがある朝丘だが、過去には歌手としてヒット曲もあり、NHK紅白歌合戦にもこれまでに10回出場している。代表曲として「道頓堀行進曲」(1961年 東芝音楽工業)、「ふり向いてもくれない」(1965年 クラウン)[13]、「スキャンドール」(1968年 クラウン)、「雨がやんだら」(1970年 CBS・ソニー)などがある。
朝の低血圧時にホテルの部屋のモーニングコールが鳴ると、驚いてそのまま気絶し、部屋で倒れているところを発見されて大騒ぎになることがたびたびあるなど、トーク番組で自身が披瀝する低血圧エピソードは多い。『11PM』でもキャッチフレーズとして自身が「朝弱い朝丘雪路」だと言っている。
友人であった鈴木その子の経営していた会社「トキノ(現SONOKO)」の広告に出演したことがある。また、2006年4月25日に放送された鈴木の半生を描いたドラマ『ダイエットの女王 鈴木その子』(NTV)[14]では、鈴木の実母・末野を演じている。
『11PM』で共演していた大橋と同様、神奈川県保険医協会を事務局とする「医療費の窓口負担『ゼロの会』」の賛同者であった[15]。
関西弁で流暢に話せた。『ホーホケキョ となりの山田くん』では、まつ子役を終始関西弁で演じた。
出演
テレビドラマ
NHK
- 花の生涯(1963年) - 唐人お吉
- 潮風の女(1970年) - 比留間アイ
- 繭子ひとり(1971年 - 1972年)
- 陽だまり横丁のラブソング(1984年)
- 道づれ(1988年)
- ええにょぼ(1993年) - 宇佐美千鶴代
- 青空にちんどん(1994年)
- 風のハルカ(2005 - 2006年) - 神崎ちい
日本テレビ系
- 道頓堀(1968年 - 1969年、読売テレビ)
- 姿三四郎(1970年) - 君香 役
- 焼きたてのホカホカ(1971年) - 立花咲子
- 母絶唱(1975年)
- 北都物語(1975年、読売テレビ) - 赤木郁乃
- 鞍馬天狗(1975年) - お芳
- 八丁目のダメ親父!カンナ・トンカチ・キリキリ舞い(1976年) - 森本澄子
- 新春大吉(1977年) - 安部雪江
- キッド(1983年) - 小笠原花江
- 気分は名探偵(1984 - 1985年) - 吉原聖子
- やったぜベイビー!(1986年) - 竹村和江
- 火曜サスペンス劇場
- 「女検事・霞夕子」(1993 - 2005年) - 霞瑞江
- DRAMA COMPLEX
- 「ダイエットの女王 鈴木その子」(2006年) - 山中末野
TBS系
- 金色夜叉(1962年) - お宮(鴫沢宮)
- 気になる関係(1973年、MBS) - 産代 役
- 必殺仕置人(1973年、ABC) - お波
- 真実一路(1979年、CBC)
- なぜか初恋・南風(1980年) - 英子 役
- ひまわりの歌(1981年)
- 愛の十字架(1982年、MBS)
- スチュワーデス物語(1983 - 1984年) - 木下富子
- 水曜ドラマスペシャル
- 「松本清張スペシャル・支払い過ぎた縁談」(1985年) - 桃川恒夫の母
- 時間ですよ(1989年)
- 千利休 〜春を待つ雪間草のごとく〜(1990年、MBS) - 高台院
- 水戸黄門
- 第31部 第12話「商売繁盛笹もってこい -兵庫-」(2003年) - おせい
- 第40部 第20話「見たか江戸っ子の心意気 -江戸-」(2009年) - お鹿
- 月曜ドラマスペシャル
- 「演歌・唱太郎の人情事件日誌」(1996 - 1997年) - 早乙女紫織
- 「弁護士芸者のお座敷事件簿」(1997 - 2000年) - 栗原みさえ
- 月曜ミステリー劇場
- 「棟居刑事シリーズ」(2004年) - 本宮敦子
- 「やとわれ女将 菊千代の事件簿3」(2006年) - 桂木道代
- 月曜ゴールデン
- 「占い師みすず 事件は運命の彼方に」(2006年 - 2008年) - 丸山千景
フジテレビ系
- マラソン人生(1962年) - 富士山さくら
- 日々の背信(1967年、東海テレビ) - 屋代幾子
- せっかちネエヤ(1968 ‐ 1969年) - おそめ
- 徳川おんな絵巻(1971年、関西テレビ) - お雪
- 座頭市物語(1974年) - おせい
- 新・座頭市(1978年) - お蝶太夫
- 裸の大将放浪記(1983年、関西テレビ) - 市川染千代
- 月曜ドラマランド
- 「ぐうたらママシリーズ」(1983年 - 1984年) - あざみ 役
- 「意地悪ばあさん2 意地悪ばあさんの逆襲」(1984年) - ミチ子 役
- 「いたずらスチュワーデス! お嬢さまお手やわらかに」(1985年)
- 愛と青春の宝塚(2002年) - 紫貴彩華
- 金曜エンタテイメント「おんせんデカ 修善寺温泉駐在日記」(1999年11月、フジテレビ) - 和泉清子 役
- ブスの瞳に恋してる(2006年、関西テレビ) - 山口恵美子
- 金曜プレステージ
- 「花瀬ちなつの殺人スクープ」(2000年) - 花瀬芳乃
- 「ひみつな奥さん」(2007年) - 藤乃秋子
- 「妻たちからの三行半〜夫たちの(秘)離婚回避マニュアル〜」(2008年) - 実原そよ子
- 「銭女」(2014年) - 女性オーナー※テレビドラマ遺作
テレビ朝日系
- 非情のライセンス(1975年) - 茜ひとみ
- 遠山の金さん(1976年)
- 吉宗評判記 暴れん坊将軍(1978年) - おゆき
- 遠山の金さん 第1シリーズ 第53話「流転の旅芸人・面影橋の女!」(1983年) ※高橋英樹版
- くどき屋ジョー(1989年)
- 無用ノ介(1990年) - お品
- 続続・三匹が斬る! 第6話「母しぐれ、金が仇の地獄旅」(1990年)
- また又・三匹が斬る! 第13話「鬼っ子が母と慕うはいかさま女」(1991年) - お島 役
- 新・三匹が斬る! 第12話 「非情剣!これが噂のオオカミ男」(1992年) - おりき
- 名奉行 遠山の金さん
- 第3シリーズ 第12話「説教強盗の女」(1990年) - おくま 役
- 第4シリーズ 第17話「大金を猫ばばした母と娘」(1992年) - お富 役
- 第6シリーズ 第16話「女金貸しの仇討ち」(1994年) - お滝 役
- 第7シリーズ 第5話「白い肌の誘惑 嫁姑の真剣勝負」(1995年) - お辰 役
- 京都迷宮案内(2003年) - 二宮美佐子
- 土曜ワイド劇場
- 「温泉 (秘) 大作戦」(2005年 - 2006年、ABC) - 進藤聖子
- 「火の粉」(2005年、ABC) - 梶間尋恵
- 古都(2005年)
- 7人の女弁護士(2008年) - 吉岡フミ
テレビ東京系
- 旅人異三郎(1973年) - お芳
- 死を呼ぶ人形(1989年1月30日) - 秋野夕雨子
- 四匹の用心棒 (4) かかし半兵衛ひとり旅(1992年、東映) - 河童のお仙 役
- 徳川剣豪伝 それからの武蔵(1996年)
- 赤穂浪士(1999年)
- 女と愛とミステリー
- 「脅迫者 平凡な下町主婦を襲う恐怖」(2001年) - 椿夫人
- 「伊豆・金沢犀賀焼殺人事件」(2003年) - 冬木鞠子
映画
- 千万長者の恋人より 踊る摩天楼(1956年) - 中田ルリ子 役
- 眼の壁(1958年) - 永井章子 役
- ある落日(1959年) - 額田まさみ 役
- 三百六十五夜(1962年) - 大江照子 役
- 嵐を呼ぶ男(1966年)
- 座頭市(1967年) - ともえ 役
- 炎の肖像(1974年)
- 男はつらいよ 花も嵐も寅次郎(1982年) - 桃枝 役
- ダイアモンドは傷つかない(1982年) - 三村真知子 役
- 胸さわぎの放課後(1982年) - 桑田里子 役
- 伊賀野カバ丸(1983年) - 大久保蘭 役
- 迷走地図(1983年) - 星さゆり 役
- プルメリアの伝説 天国のキッス(1983年) - 石井圭子 役
- 時代屋の女房(1983年) - 菊池松江 役
- 必殺!THE HISSATSU(1984年) - 柳橋のお甲 役
- テラ戦士ΨBOY(1985年) - MOMOKOの母 役
- ザ・サムライ(1986年) - 血祭静 役
- まんだら屋の良太(1986年) - 大山ヨネ 役
- 藏(1995年) - 谷村昌枝 役
- 極道の妻たち(2000年) - 西宮鴇子 役
- 次郎長三国志(2008年) - 和田島の女房 役
- プラシーボ(2016年)※映画遺作
オリジナルビデオ
劇場アニメ
- ホーホケキョ となりの山田くん(1999年) - 山田まつ子 役
- かぐや姫の物語(2013年) - 北の方 役 ※友情出演
バラエティ
- 11PM(1966年 - 1982年)アシスタント
- 夜のヒットスタジオ(1974年)2代目アシスタント
- クイズ!年の差なんて(不定期)
- 一枚の写真(1985年12月16日)
- 三枝の愛ラブ!爆笑クリニック(1986年4月 - 9月)5代目アシスタント
- お昼の独占!女の60分 月曜日、火曜日担当
- クイズ どんなMONだい?!(1992年 - 1994年)
- ジャングルTV 〜タモリの法則〜(1997年)
- 王様のブランチ(1996年4月 - 1997年9月)
- 快傑熟女!心配ご無用(不定期)(1997年 - 2000年)
- シルシルミシル
- 絶対に笑ってはいけない地球防衛軍24時 (2013年)
音楽
NHK紅白歌合戦出場歴
1957年・第8回に初出場。翌年は出場ならなかったものの、翌々年(1959年)・第10回で復帰し、そこから1966年・第17回まで8年連続で出場を果たす。その後しばらく出演は無かったものの、1971年になかにし礼作詞・筒美京平作曲の『雨がやんだら』が大ヒット。第22回で5年ぶり10回目のカムバック出場を果たしたが、この第22回出場が最後の紅白出場となった。
年度/放送回 | 回 | 曲目 | 出演順 | 対戦相手 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
1957年/第8回 | 初 | 星はながれる | 07/25 | 若原一郎 | 初出場 |
1959年/第10回 | 2 | シング・シング・シング | 04/25 | 武井義明 | 2年ぶりカムバック |
1960年/第11回 | 3 | ドンパン節 | 06/27 | 旗照夫 | |
1961年/第12回 | 4 | チャチャで飲みましょ | 01/25 | 神戸一郎 | |
1962年/第13回 | 5 | 島育ち | 13/25 | 三波春夫 | |
1963年/第14回 | 6 | 永良部百合の花 | 12/25 | 田端義夫 | |
1964年/第15回 | 7 | 夜の八丈島 | 01/25 | 北島三郎 | |
1965年/第16回 | 8 | ハロー・ドーリー | 10/25 | 立川澄人 | |
1966年/第17回 | 9 | ふり向いてもくれない | 21/25 | バーブ佐竹 | 8年連続で出場 |
1971年/第22回 | 10 | 雨がやんだら | 13/25 | フォーリーブス | 5年ぶりカムバック |
シングル
- テレビ塔音頭(山下敬二郎・朝丘雪路)(東芝音楽工業 JP-1003/NP-1004)
- 別れの一本杉/あの娘が泣いてる波止場(東芝音楽工業 JP-1004)
- 木の葉の子守唄/心と心のワルツ(東芝音楽工業 JP-1013/NP-1017)
- レモンティーをもう一杯(東芝音楽工業 JP-1043/NP-1060)
- 恋人はフルート吹き/あなたと私の青春(東芝音楽工業 JP-1087)
- こけし別れ唄/わたしや峠の(東芝音楽工業 JP-1110)
- ビーチ・ワルツ/愛の山小屋(東芝音楽工業 JP-1169)
- うき藻小唄(北満国境警備の唄)(東芝音楽工業 JP-1174)
- チャチャで飲みましょ/チャーミング・ブルース(東芝音楽工業 JP-1252)
- 道頓堀行進曲/祇園小唄(東芝音楽工業 JP-1260)
- 湖底の故郷/湖来夜船(東芝音楽工業 JP-1274)
- 蛇の目のかげで/築地明石町(東芝音楽工業 JP-1295)
- 海が泣いてる/私は泣かない(東芝音楽工業)
- 愛しているのに/新宿の恋人たち(東芝音楽工業 JP-1303)
- 豆の踊り子/明治一代女(東芝音楽工業 JP-1413)
- 島育ち/嘆きのピエロ(東芝音楽工業 JP-1508)
- チャンスは二度ある/倖せを二人に(東芝音楽工業 JP-1526)
- 永良部百合の花/西武門節(東芝音楽工業 JP-1597)
- 島かげ/農村小唄(東芝音楽工業 JP-1652)
- 死ぬほど愛して(Sinno' Me Moro)(イタリア映画「刑事」主題歌)(東芝音楽工業 JP-5040)
- 熱風(Pour L'amour D'aimer)/サレンダー(東芝音楽工業 JP-5064)
- さすらいのトランペット/愛の果てに(A Majority of One)(Quel Vagabond)(東芝音楽工業 JP-5158)
- 太陽はいらない(Blow Out The Sun)/言わなきゃダメよ(Tell Him)(東芝音楽工業 JP-5202)
- 想い出のサン・フランシスコ/知らなかったの(東芝音楽工業 JP-5742)
- ジングル・ベル/ホワイト・クリスマス(東芝音楽工業 JSP-7006)
- 並木の雨/雨に咲く花(東芝音楽工業 TP-1034)
- 夜の八丈島/愛して別れて(東芝音楽工業 TR-1034)
- 長崎エレジー/白樺旅情(東芝音楽工業 TR-1041)
- 梅川忠兵衛/お里沢市(東芝音楽工業 TR-1055)
- あの日は帰らない(Walking Alone)/苦しみよせめないで(Balada Triste)(東芝音楽工業 TR-1121)
- うい・う・のん(TVドラマ「可愛い悪女たち」主題歌)/くちづけを(東芝音楽工業 TR-1130)1964年9月
- 海が泣いている(東芝音楽工業 TP-1022)
- まつのき小唄/ピヨピヨ節(東芝音楽工業 TP-1054)
- 八丈恋唄/夜の八丈島(東芝音楽工業 TP-1093)
- アングスティア(Angustia)/白い砂(東芝音楽工業 TP-1114)
- あらゆり小唄/五っ木長し唄(東芝音楽工業 TP-1122)
- おもいでばかりの愛のうた/見つめないで(東芝音楽工業 TP-1147)
- お座敷ズンドコ/それが女と云うものさ(東芝音楽工業 TP-1171)
- ふり向いてもくれない/あなたとわたし (クラウン CW-414)1965年
- あなたいう人/今夜は貴方に(クラウン CW-420)
- とめどなく/影法師のブルース(クラウン CW-467)1966年5月
- 流れ星のブルース/流れのおんな (クラウン CW-491)1966年6月
- 涙のかけら/別れのボサノバ(クラウン CW-525)1966年8月
- 私はマッチ箱/黄色い熱風(クラウン CW-554)1966年10月1日
- 女の旅路/わたしの歌 (クラウン CW-571)
- そむかれて/つよがり(クラウン CW-617)1967年3月
- あたしを支えて/恋のドライブ(クラウン CW-659)1967年6月
- 残り火のブルース/好きになったんだもん(クラウン CW-723) 1967年
- うちのヨメはん/あなただから(クラウン)
- 母ふたリ(クラウン CW-751)1967年10月1日
- 雨のおもいで(クラウン CW-784)1968年
- 岐阜の夜/せめて今宵は(クラウン CW-801)1968年
- 今夜だけの恋/あなただけのバラ(クラウン CW-837)1968年
- スキャンドール/ためいきのスキャンドール(クラウン CW-895) 1968年12月1日
- たばこ/おまえ(クラウン CW-954)1969年7月
- 貴方がひっこして/やくそく(クラウン CW-991)
- 雨がやんだら/おとなの愛について(CBSソニー)1970年10月21日
- いつもなら/おとなの会話 (CBSソニー)1971年6月21日
- お別れしましょう/愛の裁き(CBSソニー)1972年3月21日
- 朝まで待って(CBSソニー)1972年8月21日
- 終わりなき冬の旅/私は生きる(CBSソニー)
- さよならの季節/生まれたままで(CBSソニー)1973年1月21日
- ごめんなさい/あなたを待つ家(CBSソニー)
- 別れのスナック(CBSソニー)1975年3月21日
- 日本橋から/気ままなくらし(CBSソニー)1975年
- 別れ模様/グッドバイ・マイ・ラブ(CBSソニー 06SH-22)1976年
- あのひとをよろしく(TBS系TVドラマ「女の十字路」主題歌)/グッドバイ・マイ・ラブ(CBSソニー 06SH-130)1977年
- ばかなわたし/はずみで別れて(CBSソニー)
- 銀座ルネッサンス/与謝野晶子(朝丘雪路&ザ・ランブラーズ)(CBSソニー 06SH 711)1979年
- 愛のブルース(TBS系TVドラマ「愛とおそれと」主題歌)/たった二年と二か月で(CBSソニー 07SH 969)1980年2月
- 夜のうつし絵/こころ唄(CBSソニー)
- 愛はさだめ川 (朝丘雪路・三原さと志) (TVドラマ「あの橋の畔で」主題歌)/女は生きるために泣く (CBSソニー 07SH-1416)1983年10月
- 棘/わたし(リバスター)1984年11月5日
- すてきなふたり(桂三枝・朝丘雪路)(コロンビア)1988年
- 島田のブンブン/三味でダンスを(キング)1992年12月24日
- めぐり逢い…東京/夜を踊ろう(朝丘雪路・山本譲二)(テイチク)2002年12月18日
アルバム
- 男と女(10インチ)(東京芝浦電気 JPO-1024)
- 素敵なあいつ(10インチ)(東京芝浦電気 JPO1053)1960年9月 CD化(2008年8月22日)
- あなたのために(10インチ)(東京芝浦電気 JPO1058)1960年11月 CD化(2008年8月22日)ジャズ・バラード集
- 女の歓び・女の悲しみ(10インチ)(東芝音楽工業 JPO1069)
- 雪絵の民謡(10インチ)(東芝音楽工業 JPO1077)
- 築地明石町(懐かしのメロディー集)(10インチ)(東芝音楽工業 JPO1116)1962年
- すみだ川 (懐かしのメロディー第2集)(10インチ)(東芝音楽工業)
- シングシングシング 雪路と共に(10インチ)(東芝音楽工業 JSP3021)1962年5月 CD化(2008年8月22日)
- 蛇の目のかげで(懐かしのメロディー第3集)(10インチ)(東芝音楽工業 JPO1106)
- 名月赤城山(懐かしのメロディー第4集)(10インチ)(東芝音楽工業 )
- CIAO ユキエとカンツォーネ(東芝音楽工業 TP-6007)
- 愛唱歌集(東芝音楽工業 JLP-5002)
- 愛唱歌第二集 まつのき小唄(東芝音楽工業 TR-6019)
- ふり向いてもくれない(クラウン)1966年
- 男・女・経験 ―雪路ビッグ・ヒットを歌う―(CBSソニー SOND66047)
- 雨がやんだら・ある愛の詩 ―雪路ビッグ・ヒットを歌う2―(CBSソニー SOND66057)
- お別れしましょう ~愛の遍歴シリーズ~ (CBSソニー)
- 終わりなき冬の旅(CBSソニー SOLJ-72)
- 別れのスナック(CBSソニー)1975年 CD化(1994年5月21日)
- 愛十色(CBSソニー 25AH560)1978年 監修:寺山修司
- We're in the mood for love(朝丘雪路・小柴大造)2007年10月24日
- GOLDEN☆BEST 朝丘雪路 筒美京平を歌う(ソニー) 2002年11月20日
- GOLDEN☆BEST 朝丘雪路 Vol.2(EMIミュージック・ジャパン)2004年4月14日
脚注
- ↑ 1.0 1.1 1.2 1.3 引用エラー: 無効な
<ref>
タグです。 「prf
」という名前の引用句に対するテキストが指定されていません - ↑ 朝丘雪路さん死去、82歳 アルツハイマー型認知症で先月27日 “おしどり夫婦”夫の津川雅彦残して - スポニチアネックス 2018年5月19日配信、2018年5月20日閲覧
- ↑ “朝丘雪路さんが死去、82歳 女優”. 日本経済新聞. (2018年5月20日) . 2018年5月22日閲覧.
- ↑ 4.0 4.1 4.2 4.3 監修:小林公一『宝塚歌劇100年史 虹の橋 渡り続けて(人物編)』阪急コミュニケーションズ、2014年4月1日、49頁。ISBN 9784484146010
- ↑ レッスン・講師 - 青二塾
- ↑ “朝丘雪路さん死去”. 西日本新聞. (2018年5月20日) . 2018閲覧.
- ↑ “朝丘雪路さん死去 俳優、歌手「雨がやんだら」”. 東京新聞. (2018年5月20日) . 2018閲覧.
- ↑ “朝丘雪路さん死去 俳優、歌手と多彩 「11PM」出演”. 朝日新聞デジタル. (2018年5月20日) . 2018閲覧.
- ↑ “朝丘雪路さん死去 82歳、映画・テレビで活躍 津川雅彦さんの妻”. 産経ニュース. (2018年5月20日) . 2018閲覧.
- ↑ 津川雅彦さん逝く 妻朝丘雪路さん死去から3カ月余、歯に衣着せぬ発言 実業家の顔も - スポーツニッポン 2018年8月8日
- ↑ 『芳村真理の夜のヒットスタジオDELUXE』(1988年6月発刊)
- ↑ 『笑っていいとも!』のお答え足し算 100超えたら負けよ!より
- ↑ 担当ディレクターが、酒場で会った青島幸男に「ふり向いてもくれない」の作詞を依頼した際、青島はカウンターのとまり木の上でササッと歌詞を書き上げてしまったという(2002年・ソニーより発売された『GOLDEN☆BEST 朝丘雪路 筒美京平を歌う』ブックレット掲載の、朝丘のコメントより)。
- ↑ “(輝く女のシリーズ(4)) ダイエットの女王 鈴木その子 母過食で死す!息子も拒食症で亡くした母の想い…美白の教祖ベストセラー「やせたい人は食べなさい」無名の主婦が億万長者になった”. テレビドラマデータベース. . 2014閲覧.
- ↑ 著名人賛同(順不同)医療費の窓口負担「ゼロの会」 公式サイト
関連項目
外部リンク
- 朝丘雪路の部屋(朝丘雪路事務所公認ブログ)
- 朝丘雪路 - テレビドラマデータベース