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「ラムの大聖堂」(バカルディ社ビル)、プエルトリコ
ファイル:Bacardi.jpg
バカルディ・ラム
バカルディ(Bacardi、Bacardí)は1862年にスペインからキューバのサンティアーゴ・デ・クーバへ移住してきたワイン商、ドン・ファクンド・バカルディ・マッソによって設立された世界最大のラム酒のブランドである。
来歴
バカルディ社は、キューバ革命後の国有化政策による接収を恐れ、1960年10月にキューバから撤退後、本社をバミューダ諸島のハミルトンに移転。蒸留所をプエルトリコ、バハマ、メキシコ等に置き、品質管理を行っている。
世界で初めて、ラムとしてチャコールフィルタリング(木炭ろ過)を行い、そのスムーズなフレーバーによってカクテルのベースとして使用するスピリッツのパイオニアとなった。キューバ生まれの有名なカクテル、「バカルディ」「モヒート」「ダイキリ」「キューバ・リブレ」などの誕生に大きく影響を与えた。
現在では、ボンベイ・サファイア・ジン(Bombay Sapphire)、グレイグース・ウォッカ(Grey Goose)、デュワーズ・スコッチウィスキー(Dewar's)、エリストフ・ウォッカ(Eristoff)、マルティーニ・ベルモット(Martini)、カサドレス・テキーラ(Cazadores)、ノイリー・プラット(Noilly Prat)等のブランドを所有する。
日本での展開
日本では「バカルディ ジャパン」が傘下ブランド品の販売を展開している。
2011年、サッポロビールと業務提携し、同社の販路を活用した販売活動を開始。2012年には新商品の共同開発に合意している。
関連項目
- バカルディ・レガシー・カクテルコンペティション - 「次世代の定番カクテル」のためのバーテンダー、カクテルのコンペティション。2008年より主催している。