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メキシコ

正式名称−メキシコ合衆国Estados Unidos Mexicanos/United Mexican States。
面積 196万4375km2
人口 1億1871万6000(2013推計)。
首都 メキシコシティー

北アメリカ大陸最南部を占める連邦共和国。北はアメリカ合衆国,南東はグアテマラベリーズと国境を接し,東はメキシコ湾カリブ海,西と南は太平洋に面する。ユカタン半島とメキシコ湾岸低地を除くと,国土の大半は山地と高原からなり,東マドレ山脈西マドレ山脈に挟まれたメキシコ高原がその中核をなす。同高原の南縁には北緯 19°の線にほぼ沿って火山帯が連なり,ここにメキシコの最高峰シトラルテペトル火山(5700m)をはじめとする火山,高峰がそびえる。全体に標高が高いため,緯度のわりに熱帯気候に属する地域は少なく,ユカタン半島,海岸低地などにかぎられる。北東貿易風ハリケーンの影響下にあり,その風上にあたる東部から南部にかけての沿岸低地および海に面した山地斜面では雨が多く,一部に熱帯雨林が繁茂するが,国土の半分は年降水量 600mm以下の乾燥地で,メキシコ高原北部,バハカリフォルニア半島砂漠気候となっている。先住民ラテンアメリカインディアン(インディオ)と征服者スペイン人が民族的,文化的に融合して今日のメキシコを形成しており,住民のおよそ 3分の2が両者の混血メスティーソである。そのほかインディオが約 20%,白人が約 15%。公用語はスペイン語。住民の約 90%がキリスト教のカトリック。20世紀初頭のメキシコ革命後,新体制のもとにきわめて安定した政情が続き,農地改革が進展,豊かな資源と相まって経済が急速に発展した。第2次世界大戦後の人口の増加は著しく,1950~90年で 3倍以上となった。農業は第2次世界大戦後,国内総生産 GDPに占める割合が急速に減少したが,依然として基幹産業である。主要作物は国内消費用のトウモロコシ,コムギ,マメ類,イネ,輸出用のサトウキビ,コーヒー,綿花,果物,ヘネケン(繊維植物)など。牧畜も盛ん。鉱業は植民地時代以来の重要産業で,なかでも銀の生産量は世界最多。このほか蛍石,ビスマス,硫黄,石墨の世界有数の生産国であり,銅,鉛,亜鉛,金,水銀,鉄,マンガンなども産する。またラテンアメリカではベネズエラと並ぶ産油国で,石油も重要な輸出品。工業は近年著しく発展。主要工業は石油化学,食品加工,化学,自動車,電機,印刷,製紙,衣料,金属,鉄鋼など。工業発展に伴い消費財の輸入は減少したが,生産財の輸入と人口増加に伴う食糧の輸入が近年増加し,輸入超過が続いている。テオティワカン遺跡やアステカ帝国の遺跡,またカンクンアカプルコなど世界的に有名なリゾート地があるため,観光も重要な産業になっている。鉄道網,道路網ともよく発達。近年は乗客,貨物とも道路輸送が主力となってきている。山がちのため空運も盛ん。(メキシコ史