「下総皖一」の版間の差分
提供: miniwiki
ja>米田弘仁 (→中学校) |
細 (1版 をインポートしました) |
(相違点なし)
|
2018/8/26/ (日) 14:06時点における最新版
下總 皖一 | |
---|---|
生誕 | 1898年3月31日 |
出身地 | 日本埼玉県 |
死没 | 1962年7月8日(64歳没) |
学歴 | 東京音楽学校 |
ジャンル | クラシック音楽 |
職業 | 作曲家・音楽教育者 |
下總 皖一(しもふさ かんいち、本名:下總覺三、1898年3月31日 - 1962年7月8日)は作曲家・音楽教育者。埼玉県北埼玉郡原道村砂原(現・加須市)生まれ。
Contents
略歴
1920年東京音楽学校(現東京芸術大学)で作曲を信時潔に師事し首席で卒業。後ドイツのベルリン芸術大学でパウル・ヒンデミットにも師事して、後に芸大では癖のついた対位法で有名なブラームス=ヒンデミット系のドイツ音楽語法の先駆者となった。1934年同校助教授。1940年文部省教科書編集委員。1942年同校教授、1956年東京芸術大学音楽学部長。
門下に芸大で團伊玖磨、佐藤眞、芥川也寸志、松本民之助、山岸磨夫、プライベートで須田くにおらがいる。童謡・文部省唱歌を多く作曲した。また多くの小学校・中学校・高等学校の校歌の作曲も手がけており、総作曲数は1000曲以上に上る。
故郷の加須市には下総皖一に関するおおとね童謡のふる里室がある。
エピソード
- ベルリン留学時代のヒンデミットクラスにはハラルド・ゲンツマーがいた。
- 同時期には木下保や諸井三郎もベルリン留学していた。
- 2008年から毎年七夕の前後に故郷の加須市(旧大利根町)の「下総皖一を偲ぶ会」によるコンサートなどの顕彰活動が行われ、「たなばたさま」などの歌がコーラスグループにより歌われている。
- 戦時中に埼玉県加須市に疎開しており、そのときに出会った宮澤章二に作詞家としてデビューするきっかけを与えた。
作品
純音楽作品
- オーケストラのためのバリエーション
- 三味線協奏曲 (1938)
- 管弦楽のための行進曲「かちどき」
- 吹奏楽のための行進曲
- 箏独奏のためのソナタ (1941)
- 箏独奏のための数え歌変奏曲
- 二面の十七絃箏のための「たなばたさま」
- フリュート、箏、セロのための三重奏曲
- アコーディオンと箏のための組曲
- クラリネットと箏のための組曲
- クラリネットとピアノのための三つの小品
- クラリネット四重奏のための逝く春
- 二つのフルートのための小組曲
- フリュートとピアノのための小曲
- フリュート、クラリネット、ファゴットのための小舞曲
- ヴァイオリン、ビオラ、チェロのための主題と変奏
- ヴァッサカリアと舞曲 (1936)
- ピアノ小曲集第二番メルヘンに寄す
- 交声曲「聖徳太子奉讃歌」
童謡・文部省唱歌
- 「野菊」 作詞 石森延男
- 「花火」 作詞 井上赳
- 「スキー」 作詞者不詳 (作詞 時雨音羽/作曲 平井康三郎の「スキー」とは別曲)
- 「ほたる」 作詞 井上赳
- 「長い道」 作詞 林柳波
- 「母の歌」 作詞 野上弥生子
- 「かくれんぼ」 作詞 林柳波
- 「五十音の唄」 作詞 北原白秋
- 「たなばたさま」 作詞 権藤はなよ・林柳波
- 「国歌掲揚の歌」 作詞者不詳
- 「ゆうやけこやけ」 作詞 文部省唱歌
- 「もぐらのおじさん」 作詞 奥野庄太郎
- 「小雪ふる夜の子ギツネ」 作詞 奥野庄太郎
- 「電車ごっこ」 作詞 井上赳
校歌等
小学校
(抜粋)
- 北海道湧別町立上湧別小学校校歌
- 北海道帯広市立緑ヶ丘小学校校歌
- 北海道千歳市立末広小学校校歌
- 北海道余市町立大川小学校校歌
- 札幌市立手稲中央小学校校歌
- 福島県会津美里町立旭小学校校歌
- 福島県会津坂下町立坂下小学校校歌
- 埼玉県熊谷市立熊谷東小学校校歌
- 埼玉県川口市立鳩ヶ谷小学校校歌
- 埼玉県川島町立中山小学校校歌
- 埼玉県久喜市立栗橋南小学校校歌
- 埼玉県吉川市立三輪野江小学校校歌
- 埼玉県深谷市立藤沢小学校校歌
- 埼玉県上福岡市立第二小学校校歌
- 埼玉県越谷市立越ヶ谷小学校校歌
- 埼玉県秩父市立花の木小学校校歌
- 熊谷市立太田小学校校歌(作詞:下山つとむ)
- 栗橋町立栗橋東第一小学校校歌(作詞:下山懋)
- さいたま市立三橋小学校校歌(作詞:下山懋)
- さいたま市立植水小学校校歌(作詞:下山つとむ)
- さいたま市立大戸小学校校歌(作詞:下山つとむ)
- さいたま市立大宮東小学校校歌(作詞:下山懋)
- さいたま市立柏崎小学校校歌(作詞:下山懋)
- さいたま市立片柳小学校校歌(作詞:下山つとむ)
- さいたま市立上落合小学校校歌(作詞:下山つとむ)
- さいたま市立河合小学校校歌(作詞:下山懋)
- さいたま市立常盤小学校校歌(作詞:下山懋)
- さいたま市立仲本小学校校歌(作詞:下山懋)
- さいたま市立日進小学校校歌(作詞:下山つとむ)
- さいたま市立和土小学校校歌(作詞:下山つとむ)
- 秩父市立花の木小学校校歌(作詞:下山懋)
- 千葉県八千代市八千代台小学校校歌
- 東京都荒川区立第六瑞光小学校校歌
- 東京都江戸川区立西小岩小学校校歌(作詞:野村旻)
- 新潟県十日町市立貝野小学校歌
- 山梨大学教育人間科学部附属小学校校歌
- 長野県岡谷市小井川小学校校歌
- 長野県須坂市小山小学校
- 静岡県富士市立吉原小学校校歌
- 三重県松阪市立松江小学校校歌(作詞:荒木子風)[1]
- 岡山県高梁市立高梁小学校校歌(作詞:米川正夫)[2]
中学校
・北海道浦臼町立浦臼中学校校歌
- 北海道余市町立西中学校校歌
- 札幌市立啓明中学校校歌
- 福島県会津美里町立新鶴中学校校歌
- 福島県喜多方市立山都中学校校歌
- 栃木県佐野市立葛生中学校校歌
- 栃木県下都賀郡野木町立野木中学校校歌
- 栃木県宇都宮市立星が丘中学校校歌(作詞:勝承夫)
- 埼玉県さいたま市立岩槻中学校校歌(作詞:下山懋)
- 埼玉県さいたま市立与野東中学校校歌(作詞:下山つとむ)
- 埼玉県川越市立初雁中学校校歌
- 埼玉県久喜市立久喜中学校校歌
- 埼玉県越谷市立南中学校校歌
- 春日部市立春日部中学校校歌(作詞:下山懋)
- さいたま市立桜木中学校校歌(作詞:下山懋)
- さいたま市立白幡中学校校歌(作詞:下山懋)
- さいたま市立原山中学校校歌(作詞:下山懋)
- さいたま市立三橋中学校校歌(作詞:下山懋)
- 幸手市立幸手中学校校歌(作詞:下山懋)
- 杉戸町立杉戸中学校校歌(作詞:下山つとむ)
- 和光市立大和中学校校歌(作詞:下山懋)
- 蕨市立第一中学校校歌(作詞:下山つとむ)
- 嵐山町立七郷中学校校歌(作詞:安藤専一、監修:下山懋)
- 東京都葛飾区立綾瀬中学校校歌
- 東京都小平市立小平第一中学校校歌
- 川崎市立西中原中学校校歌
- 川崎市立中原中学校校歌
- 新潟県三条市立第二中学校校歌
- 新潟県佐渡市立小木中学校校歌
- 愛知県蒲郡市立蒲郡中学校校歌
- 三重県松阪市立殿町中学校校歌
- 山口市立湯田中学校校歌(作詞:藤 晃太郎)
- 佐賀大学文化教育学部附属中学校校歌
高等学校
(抜粋)
- 北海道興部高等学校校歌
- 北海道釧路商業高等学校校歌
- 北海道大樹高等学校校歌
- 北海道名寄高等学校校歌
- 岩手県立高田高等学校校歌
- 福島県立会津第二高等学校校歌
- 栃木県立日光高等学校校歌
- 栃木県立佐野高等学校校歌
- 埼玉県立浦和西高等学校校歌
- 埼玉県立蕨高等学校校歌
- 埼玉県立川口工業高等学校校歌
- 埼玉県立岩槻商業高等学校校歌(作詞:下山つとむ)
- 埼玉県大宮女子高等学校校歌(作詞:下山懋)
- 東京都立板橋高等学校校歌
- 東京都立北多摩高等学校校歌
- 東京都立志村高等学校校歌
- 横浜市立桜丘高等学校校歌 (高等女学校時代の旧校歌)
- 神奈川県立横浜緑ケ丘高等学校校歌
- 金沢大学附属高等学校校歌
- 石川県立金沢二水高等学校校歌
- 石川県立羽咋高等学校校歌
- 福井県立藤島高等学校校歌
- 長野県長野商業高等学校校歌
- 愛知県立成章高等学校校歌 (作詞:石森延男)
- 愛知県立横須賀高等学校校歌
- 愛知工業大学名電高等学校校歌
- 愛知県大同高等学校 (現・大同大学大同高等学校)校歌
- 愛知県名古屋市立菊里高等学校校歌
- 和歌山県立伊都高等学校校歌
- 大阪府立泉陽高等学校校歌
- 兵庫県立西宮高等学校校歌
- 兵庫県立北条高等学校校歌
- 広島県立賀茂高等学校校歌
- 鳥取県立境高等学校校歌
- 島根県立大社高等学校校歌
- 徳島県立板野高等学校校歌
- 高知県立城山高等学校校歌
- 長崎県立佐世保南高等学校校歌
- 大分県立大分舞鶴高等学校校歌
- 宮崎県立本庄高等学校校歌
- 鹿児島県立川内高等学校校歌
大学
(抜粋)
主要著書
教え子
脚注
- ↑ “学校案内 校歌”. 松阪市立松江小学. 2016年10月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。. 2016閲覧.
- ↑ “校歌(高梁市立高梁小学校)”. デジタル岡山大百科. . 2018閲覧.
関連項目
外部リンク
- 日本の近代音楽の基礎を築いた音楽家 下總 皖一<しもおさ かんいち> - 加須インターネット博物館
- 日本の近代音楽の基礎を作った/下總皖一の紹介 - 加須市
- 全国校歌マップ - 埼玉県加須市
- 下總皖一 - 埼玉ゆかりの偉人データベース、埼玉県
典拠レコード: