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衣浦港(きぬうらこう)は、愛知県三河湾西部・知多湾奥の境川河口部に位置し、碧南市・半田市・高浜市・武豊町にまたがる港湾。別名衣浦湾。
概要
港湾管理者は愛知県。港湾法上の重要港湾、港則法上の特定港に指定されている。湾が川のように細長く伸びているため、衣浦大橋と衣浦海底トンネルが両岸を結んでいる。
歴史
かつて衣ヶ浦(ころもがうら)と呼ばれ(豊田市の旧称「挙母」(ころも)も同源)、古くから栄えている。明治期には、名古屋港よりも武豊港の方が大型船舶の寄港に有利であったため、武豊線が東海道本線に先んじて建設されたが、現在では、西三河・知多地域の工業品は主に名古屋港や三河港(東三河地方)より輸送されており、衣浦港の比率は小さいものとなっている。
取扱貨物量
- 輸出 413,473トン (鉄鋼69%、金属くず27%、その他4%)
- 輸入 7,490,538トン (石炭52%、米・豆・雑穀19%、木材10%、石油製品9%、非金属3%、その他7%)
- 移出 8,094,518トン (輸送機械79%、米・豆・雑穀6%、鉄鋼3%、金属くず3%、その他8%)
- 移入 4,973,991トン (鉄鋼29%、石炭19%、輸送機械18%、重油12%、その他23%)
主要立地企業
- 浅井産業サービスセンター
- 旭硝子
- 伊藤忠衣浦埠頭
- JFEスチール(旧川崎製鉄)
- JAあいち経済連
- 昭和シェル石油
- 昭和土木
- 太平洋セメント
- ダウ・ケミカル日本
- 瀧上工業
- 中部電力 - 武豊火力発電所など
- 東海カーボン
- ジェイテクト
- トヨタ自動車
- 中日本グレーンセンター
- 中山製鋼所
- 日本化学工業
- 日新製鋼
- 日本ルーブリゾール
- マツダ物流
- ミツカン
関連項目
- 衣浦大橋
- 衣浦海底トンネル
- 衣浦臨海鉄道
- 愛知県道262号衣浦西港線
- 日本食品化工 - 現在の半田赤レンガ建物は、かつて同社の半田工場の一部であった。衣浦港から原料を輸送し、同工場でコーンスターチ等を製造していた。
外部リンク