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ジボダン(Givaudan)は、スイスのヴェルニエに本社を置く世界最大の香料メーカー。2007年の売上高は41億3200万CHF、USドル換算で36億4700万ドルになり、そのあとにフィルメニッヒ、IFF、シムライズ、高砂香料工業が続いている。[1]本社はヴェルニエにあるが、フレーバー部門はオハイオ州シンシナティに、フレグランス部門はパリに本部を構えている。
歴史
ジボダンは1895年にレオン・ジボダンとザビエル・ジボダンによってチューリッヒに香水メーカーとして設立された。1898年にはヴェルニエに工場を建設し、会社をジュネーヴに移転する。1960代からはフレーバーも手がけるようになった。
1963年、エフ・ホフマン・ラ・ロシュに買収され傘下に入る。翌年ロシュ社がルール社を買収し、ロシュ社のもとでジボダン・ルール社に合併した。パリに拠点を移し、調香師育成のための学校も開いた。
ジボダンは企業買収を繰り返しながら成長している。1997年にフレバー部門の拠点をシンシナティに置く。2000年にロシュ社から独立、社名をジボダンに戻し、スイス証券取引所に上場した。2002年にはネスレのフレーバー部門「FIS」を買収している。2006年11月22日、ICI傘下のクエスト・インターナショナルを買収することを発表、2007年3月2日には買収を完了した。
セベソ事故
1976年7月10日、北イタリアのセーヴェゾにある化学工場で爆発が起きた。この工場はジボダン社の子会社のものであったが、ジボダン社は事故を把握した後も行政や住民への報告をすぐには行わなかった。そのためダイオキシン類による健康被害が広がった。事件に伴い汚染土壌がフランスに持ち込まれたため、バーゼル条約が制定される遠因となった。
日本法人
日本法人は品川区に本社を置くジボダン ジャパン。横浜市に支社を持ち、袋井市に工場を構えている。
脚注
- ↑ “2003 - 2007 Flavor & Fragrance Industry Leaders”. Leffingwell & Associates (2008年5月20日). . 2008閲覧.