連勝記録 (大相撲)

提供: miniwiki
移動先:案内検索

連勝記録(れんしょうきろく)は、大相撲本場所の本割で幕内の取組で負けることなく白星を重ね続けた記録である。

本項では、引き分け・預かり・休場などを挟まない昭和以降の記録を掲載する。

連勝記録

歴代連勝記録

  • 2017年7月場所現在
順位 力士名 連勝 期間 止めた力士
1位 双葉山定次[1] 69 1936年(昭和11年)1月場所7日目~1939年(昭和14年)1月場所3日目 安藝ノ海
2位 白鵬翔[2] 63 2010年(平成22年)1月場所14日目~2010年(平成22年)11月場所初日 稀勢の里
3位 千代の富士貢 53 1988年(昭和63年)5月場所7日目~1988年(昭和63年)11月場所14日目 大乃国
4位 大鵬幸喜 45 1968年(昭和43年)9月場所2日目~1969年(昭和44年)3月場所初日 戸田
5位 白鵬翔 43 2013年(平成25年)3月場所初日~2013年(平成25年)7月場所13日目 稀勢の里
6位 双葉山定次 36 1942年(昭和17年)5月場所千秋楽~1944年(昭和19年)1月場所5日目 松ノ里
白鵬翔 2014年(平成26年)11月場所7日目~2015年(平成27年)3月場所12日目 照ノ富士
8位 朝青龍明徳 35 2004年(平成16年)1月場所初日~2004年(平成16年)5月場所5日目 北勝力
9位 大鵬幸喜 34 1963年(昭和38年)11月場所千秋楽~1964年(昭和39年)5月場所3日目 前田川
大鵬幸喜 1966年(昭和41年)11月場所初日~1967年(昭和42年)3月場所4日目 淺瀬川
11位 白鵬翔 33 2009年(平成21年)1月場所11日目~2009年(平成21年)5月場所13日目 琴欧洲
白鵬翔 2016年(平成28年)3月場所2日目~2016年(平成28年)7月場所4日目 宝富士
13位 羽黒山政司 32 1945年(昭和20年)6月場所6日目~1947年(昭和22年)6月場所7日目 前田山
北の湖敏満 1979年(昭和54年)1月場所8日目~1979年(昭和54年)5月場所9日目 三重ノ海
日馬富士公平[3] 2012年(平成24年)5月場所千秋楽~2012年(平成24年)11月場所初日 隠岐の海
16位 大鵬幸喜 30 1963年(昭和38年)3月場所5日目~1963年(昭和38年)7月場所4日目 青ノ里
貴乃花光司[4] 1994年(平成6年)9月場所初日~1994年(平成6年)11月場所千秋楽 武双山
白鵬翔 2009年(平成21年)9月場所7日目~2010年(平成22年)1月場所6日目 把瑠都
19位 双葉山定次 29 1939年(昭和14年)1月場所10日目~1940年(昭和15年)1月場所10日目 五ツ嶋
20位 玉錦三右衛門 27 1935年(昭和10年)5月場所4日目~1936年(昭和11年)5月場所8日目 双葉山
輪島大士 1973年(昭和48年)9場所初日~1973年(昭和48年)11月場所12日目 北の富士
朝青龍明徳 2005年(平成17年)1月場所初日~2005年(平成17年)3月場所12日目 栃東
23位 大鵬幸喜 26 1966年(昭和41年)5月場所2日目~1966年(昭和41年)7月場所12日目 豊山
若乃花幹士 (2代) 1978年(昭和53年)11月場所初日~1979年(昭和54年)1月場所11日目 旭國
25位 大鵬幸喜 25 1962年(昭和37年)7月場所3日目~1962年(昭和37年)9月場所12日目 北葉山
佐田の山晋松 1965年(昭和40年)5月場所2日目~1965年(昭和40年)7月場所11日目 豊山
大鵬幸喜 1967年(昭和42年)9月場所初日~1967年(昭和42年)11月場所10日目 海乃山
白鵬翔 2007年(平成19年)3月場所千秋楽~2007年(平成19年)7月場所9日目 琴光喜
白鵬翔 2017年(平成29年)5月場所初日~2017年(平成29年)7月場所10日目 御嶽海
30位 栃錦清隆 24 1959年(昭和34年)7月場所初日~1959年(昭和34年)9月場所9日目 安念山
若乃花幹士 (初代) 1960年(昭和35年)3月場所初日~1960年(昭和35年)5月場所9日目 北の洋
北の湖敏満 1978年(昭和53年)5月場所千秋楽~1978年(昭和53年)9月場所8日目 高見山
三重ノ海剛司 1979年(昭和54年)11月場所8日目~1980年(昭和55年)3月場所初日 千代の富士
北の湖敏満 1980年(昭和55年)5月場所10日目~1980年(昭和55年)9月場所3日目 千代の富士
千代の富士貢 1982年(昭和57年)11月場所2日目~1983年(昭和58年)1月場所10日目 朝潮
旭富士正也 1990年(平成2年)7月場所4日目~1990年(平成2年)9月場所12日目 霧島
朝青龍明徳 2005年(平成17年)3月場所14日目~2005年(平成17年)7月場所7日目 琴欧州
38位 白鵬翔 23 2010年(平成22年)11月場所3日目~2011年(平成23年)1月場所10日目 稀勢の里
39位 羽黒山政司 22 1951年(昭和26年)9月場所千秋楽~1952年(昭和27年)5月場所6日目 鳴門海(不戦敗)
北の湖敏満 1977年(昭和52年)3月場所初日~1977年(昭和52年)5月場所7日目 黒姫山
千代の富士貢 1984年(昭和59年)11月場所13日目~1985年(昭和60年)3月場所4日目 鳳凰
武蔵丸光洋 2001年(平成13年)5月場所4日目~2001年(平成13年)7月場所10日目 若の里
朝青龍明徳 2007年(平成19年)3月場所3日目~2007年(平成19年)5月場所9日目 安美錦
44位 双葉山定次 21 1942年(昭和17年)1月場所6日目~1942年(昭和17年)5月場所11日目 清美川
北の富士勝昭 1971年(昭和46年)9月場所初日~1971年(昭和46年)11月場所6日目 黒姫山
輪島大士 1973年(昭和48年)3月場所千秋楽~1973年(昭和48年)7月場所5日目 三重ノ海
北の湖敏満 1976年(昭和51年)11月場所6日目~1977年(昭和52年)1月場所11日目 若三杉
琴風豪規[5] 1983年(昭和58年)1月場所2日目~1983年(昭和58年)3月場所7日目 北天佑
隆の里俊英 1983年(昭和58年)7月場所13日目~1983年(昭和58年)11月場所3日目 大ノ国
千代の富士貢 1987年(昭和62年)11月場所初日~1988年(昭和63年)1月場所6日目 逆鉾
51位 安藝ノ海節男 20 1940年(昭和15年)5月場所7日目~1941年(昭和16年)1月場所11日目 照國
大鵬幸喜 1964年(昭和39年)9月場所5日目~1964年(昭和39年)11月場所9日目 明武谷
大鵬幸喜 1970年(昭和45年)11月場所6日目~1971年(昭和46年)1月場所10日目 琴櫻
輪島大士 1977年(昭和52年)7月場所初日~1977年(昭和52年)9月場所5日目 高見山
北の湖敏満 1981年(昭和56年)5月場所9日目~1981年(昭和56年)7月場所13日目 朝汐
千代の富士貢 1983年(昭和58年)11月場所2日目~1984年(昭和59年)1月場所6日目 朝潮
北の湖敏満 1984年(昭和59年)5月場所初日~1984年(昭和59年)7月場所5日目 旭富士
若嶋津六夫[6] 1984年(昭和59年)7月場所初日~1984年(昭和59年)9月場所5日目 大ノ国
千代の富士貢 1985年(昭和60年)11月場所5日目~1986年(昭和61年)1月場所9日目 旭富士
千代の富士貢 1989年(平成元年)9月場所初日~1989年(平成元年)11月場所5日目 両国
北勝海信芳 1990年(平成2年)9月場所2日目~1990年(平成2年)11月場所6日目 安芸ノ島
豪栄道豪太郎 2016年(平成28年)9月場所初日~2016年(平成28年)11月場所5日目 玉鷲
  • 太字の力士は、超五十連勝力士碑に刻まれている(ただし、白鵬については2017年7月現在現役力士のため、引退後に刻まれる予定である。)。
  • 最高位は、琴風、若嶋津、豪栄道を除いて、全員横綱である(琴風、若嶋津、豪栄道は大関)。

20連勝以上の回数

幕内の本割で20連勝以上を1回でも達成したことがある力士は、下記の25人のみである[7]

順位 力士名 回数
1位 白鵬翔 9回
大鵬幸喜
3位 北の湖敏満 7回
千代の富士貢
5位 双葉山定次 4回
朝青龍明徳
7位 輪島大士 3回
8位 羽黒山政司 2回
9位 玉錦三右衛門 1回
安芸ノ海節男
栃錦清隆
若乃花幹士(初代)
佐田の山晋松
北の富士勝昭
若乃花幹士(2代)
三重ノ海剛司
琴風豪規
隆の里俊英
若嶋津六夫
旭富士正也
北勝海信芳
貴乃花光司
武蔵丸光洋
日馬富士公平
豪栄道豪太郎

30連勝以上の回数

幕内の本割で30連勝以上を1回でも達成したことがある力士は、下記の9人のみである。

順位 力士名 回数
1位 白鵬翔 6回
2位 大鵬幸喜 4回
3位 双葉山定次 2回
4位 羽黒山政司 1回
北の湖敏満
千代の富士貢
貴乃花光司
朝青龍明徳
日馬富士公平

40連勝以上の回数

幕内の本割で40連勝以上を1回でも達成したことがある力士は、下記の4人のみである。 2回達成したのは、昭和以降白鵬のみである。

順位 力士名 回数
1位 白鵬翔 2回
2位 双葉山定次 1回
大鵬幸喜
千代の富士貢

幕下以下における連勝

  • 幕下以下1場所7番制が導入された1960年7月場所以降の記録。
  • 太字序ノ口に初めて在位した場所の1番相撲からの連勝記録。
  • 20連勝以上した記録に限定して列挙する。
  • 優勝決定戦の敗北は吟味しない。
  • 四股名は全て当時のもの。
順位 力士名 連勝 連勝開始 停止直前の白星 停止の理由
1位 土佐豊 30連勝 2007年5月場所8日目 2008年1月場所9日目 同場所11日目の阿覧戦で敗北
2位 佐久間山 27連勝 2011年7月場所2日目 2012年1月場所11日目 同場所13日目の千昇戦で敗北
3位 板井 26連勝 1978年11月場所初日 1979年5月場所9日目 同場所10日目の大錦戦で敗北
志賀 1995年1月場所8日目 1995年9月場所2日目 同場所3日目の出羽嵐戦で敗北
5位 古市 22連勝 1998年5月場所3日目 1998年11月場所4日目 同場所5日目の西野戦で敗北
時天空 2002年9月場所初日 2003年3月場所初日 同場所3日目の古市戦で敗北
竜電 2014年7月場所13日目 2015年1月場所13日目 翌場所2日目の天空海戦で敗北
飛翔富士 2015年3月場所初日 2015年9月場所2日目 同場所4日目の千代翔馬戦で敗北
9位 琴天太改め琴天山 21連勝 1986年1月場所初日 1986年5月場所13日目 廃業
朝青龍 1999年3月場所5日目 1999年9月場所3日目 同場所6日目の若風戦で敗北
白石 2004年7月場所初日 2004年11月場所13日目 翌場所初日の一の谷戦で敗北
北勝国 2010年11月場所2日目 2011年5月場所13日目 翌場所初日の北磻磨戦で敗北
木崎 2016年5月場所5日目 2016年11月場所4日目 同場所5日目の豪頂山戦で敗北
炎鵬 2017年5月場所2日目 2017年9月場所13日目 翌場所2日目の常幸龍戦で敗北
15位 深尾 20連勝 2008年3月場所2日目 2008年7月場所11日目 同場所13日目の駿河司戦で敗北
寺下 2009年9月場所13日目 2010年3月場所9日目 同場所11日目の大露羅戦で敗北
安彦 2014年3月場所初日 2014年7月場所11日目 同場所13日目の飛燕力戦で敗北

関連項目

脚注

  1. 平幕~横綱にかけて記録されたものである。平幕~大関時代に限れば40連勝となる。
  2. 横綱としての記録に限定すると、歴代1位の記録となる。
    戦後・年6場所15日制・平成・21世紀・昭和生まれで現在最多記録。
    現行の制度では最多記録。
  3. 大関~横綱時代に達成した記録である。
  4. 大関時代に達成した記録である。
  5. 最高位は大関である。最高位が大関以下では、最多である。
  6. 最高位は大関である。
  7. 綱獲り豪栄 史上25人目20連勝!スポニチ。

外部リンク